JPH09273569A - 摩擦クラッチ - Google Patents

摩擦クラッチ

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JPH09273569A
JPH09273569A JP8108338A JP10833896A JPH09273569A JP H09273569 A JPH09273569 A JP H09273569A JP 8108338 A JP8108338 A JP 8108338A JP 10833896 A JP10833896 A JP 10833896A JP H09273569 A JPH09273569 A JP H09273569A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摩擦クラッチの磨耗を補正する際にレリーズ
荷重を一定に保持しつつ自動追従可能にする。 【解決手段】 クラッチカバー1から延出しかつフェー
シング4の磨耗に追従して変形可能な磨耗検出用弾性部
材9を設け、その延出端部をプレッシャープレート5に
連結する。磨耗検出用弾性部材の磨耗時の変位を検出す
るアジャストリング7と、ダイヤフラムばね6の傾動運
動の支点部に当接する支点用スライドリング8とを周方
向にスライドかつそのスライドに伴ってフェーシング側
に近づき得るように設け、レリーズ時のダイヤフラムば
ね6の傾動運動の支点を磨耗検出用弾性部材に一体的に
形成したレリーズ時用支持片部9bにより支持する。磨
耗に対応して補正を行ってもレリーズ荷重を常に一定に
することができると共に、磨耗を直接的に検知し得るこ
とから速やかな磨耗追従補正を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレッシャープレ
ートをフェーシングに摩擦係合させるダイヤフラムばね
を設けた摩擦クラッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車用の摩擦クラッチにあって
は、フェーシングに摩擦係合させるプレッシャープレー
トを弾発的に離反可能にクラッチカバーにより支持する
と共に、そのプレッシャープレートをクラッチ接状態で
フェーシングに押し付けるべく弾発付勢するダイヤフラ
ムばねを設けたものがある。そのような摩擦クラッチで
は、通常時はダイヤフラムばねの弾発付勢力によりプレ
ッシャープレートをフェーシングに押し付けてクラッチ
接の状態にしておき、ダイヤフラムばねをその弾発付勢
力を取り除く方向に変位させることによりプレッシャー
プレートをフェーシングから離反させて、クラッチ断の
状態にすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フェーシン
グが磨耗すると、プレッシャープレートの位置がフェー
シング側に変位するため、ダイヤフラムばねのプレッシ
ャープレートを押す作用点もフェーシング側に変位する
ことになる。すると、ダイヤフラムばねのたわみ量が初
期の組み付け状態に対して変化するため、その弾発付勢
力が変化して、プレッシャープレートの押圧力が初期状
態に対して変わってしまうという問題が生じる。上記プ
レッシャープレートの押圧力の変化を防止するためには
プレッシャープレートとダイヤフラムばねとの相対位置
関係が常に変わらないようにすれば良い。
【0004】磨耗に自動的に追従する機構には種々のも
のが提案されているが、クラッチの接・断時のダイヤフ
ラムばねの傾動運動に伴ってダイヤフラムばねの支点部
を移動させるものがある。しかしながら、レリーズ荷重
を一定に保持しつつ自動追従させることが困難であると
いう問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、レリーズ荷重を一定に保持しつつフェーシングの磨
耗に自動的に追従させることを実現するために、本発明
に於いては、クラッチカバーに連結されかつフェーシン
グから弾発的に離反するように支持されたプレッシャー
プレートをクラッチ接状態で当該フェーシングに摩擦係
合させるべく弾発付勢する環状皿ばね状のダイヤフラム
ばねと、前記ダイヤフラムばねの半径方向中間の支点部
に当接する当接部を有すると共に周方向のスライドに伴
って当該当接部を前記フェーシング側に近接させるよう
に前記クラッチカバーにより周方向にスライド可能にガ
イドされた支点用スライドリングと、前記クラッチカバ
ーから延出しかつ前記フェーシングの磨耗に追従して変
形可能に形成された延出端部を前記プレッシャープレー
トに連結された磨耗検出用弾性部材と、前記当接部を前
記フェーシングに近付けるように前記支点用スライドリ
ングを周方向に弾発付勢するべく前記クラッチカバーと
の間に設けられた第1の付勢ばねと、前記支点用スライ
ドリングと同心的に周方向にスライド可能にかつ当該周
方向のスライドに伴って前記磨耗検出用弾性部材に当接
するように前記クラッチカバーにガイドされた磨耗追従
スライドリングと、前記磨耗追従スライドリングが前記
磨耗検出用弾性部材に当接するまで前記磨耗追従スライ
ドリングを周方向に前記第1の付勢ばねよりも小さな初
期荷重をもって弾発付勢するべく前記支点用スライドリ
ングと前記磨耗追従スライドリングとの間に介装された
第2の付勢ばねとを設けると共に、レリーズ時の前記ダ
イヤフラムばねの傾動運動の支点を支持するべく前記支
点用スライドリングの前記当接部に対向しかつ前記ダイ
ヤフラムばねのレリーズ時の荷重に耐え得る剛性を有す
るレリーズ時用支持片を前記磨耗検出用弾性部材に一体
的に形成するものとした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0007】図1は、本発明が適用された摩擦クラッチ
のクラッチカバー1全体を概略示す正面図であり、図2
は図1のII−II線に沿って見た要部拡大側断面図であ
る。図に示されるように入力側のフライホイール2にク
ラッチカバー1が固着されており、両者間に形成された
空間には、クラッチディスク3と、そのクラッチディス
ク3に両面から挟むように取り付けられたフェーシング
4をフライホイール2に押し付けるための環状のプレッ
シャープレート5と、プレッシャープレート5を弾発的
に付勢するためのダイヤフラムばね6が配設されてい
る。
【0008】ダイヤフラムばね6は、環状の板ばね材を
内周縁から半径方向外向きに切り込んで周方向に等分割
した環状のくしの歯を放射状に配設した形状に形成され
ている。ダイヤフラムばね6のクラッチ接時の支点部と
なる半径方向中間部に対応する位置に、クラッチカバー
1により周方向にスライド可能にガイドされた支点用ス
ライドリング8が設けられている。その支点用スライド
リング8の内周側には、支点用スライドリング8と同心
的にかつ同様にスライド可能に磨耗追従スライドリング
としてのアジャストリング7が設けられている。
【0009】なお、ダイヤフラムばね6の内周縁部には
図示されないレリーズベアリングが係合するように設け
られ、プレッシャープレート5は組み付け状態でダイヤ
フラムばね6の外周縁部により弾発的に押圧されてお
り、この状態でクラッチ接の状態になる。
【0010】中心部を円形に開口した形状のクラッチカ
バー1の内周縁部に複数箇所に形成された各段差部1a
に、磨耗検出用弾性部材としての断面略L字状のサポー
トリング9の内周縁側の一端が係合している。サポート
リング9の外周縁側の他端部の一部を曲折して形成され
た係合片部9aが、プレッシャープレート5に形成され
た係合凹部5aに係合して、サポートリング9とプレッ
シャープレート5とが連結状態にされている。
【0011】クラッチ接の状態ではダイヤフラムばね6
によりプレッシャープレート5が押圧されており、その
状態でサポートリング9は、自身の弾性復元力にて、両
端をクラッチカバー1とプレッシャープレート5とに係
合している。すなわち、サポートリング9の弾性復元力
は、ダイヤフラムばね6のクラッチ接時の弾発力よりも
小さくされている。
【0012】支点用スライドリング8のダイヤフラムば
ね6に当接する各部分には環状の支点用芯材17が固着
されている。ダイヤフラムばね6は、その支点用芯材1
7が当接する部分を支点として傾動運動を行い得る。
【0013】サポートリング9の外周縁側の他端部に
は、前記アジャストリング7のフェーシング側端面に当
接し得るように係合片部9aとは別に曲折された当接片
部9bが形成されている。さらに、サポートリング9の
外周縁側の他端部には、ダイヤフラムばね6の上記支点
用芯材17が当接する側とは相反する面に当接し得るよ
うに係合片部9a及び当接片部9bとは別に曲折された
レリーズ時用支持片部9cが形成されている。
【0014】プレッシャープレート5は、図1に示され
るように周方向の3箇所に設けられた板ばねからなるク
ッションばね10(図3参照)により、フェーシング4
から弾発的に離反するようにクラッチカバー1に支持さ
れている。クラッチ操作によりレリーズベアリングが軸
線方向に動いて図2の想像線に示されるようにダイヤフ
ラムばね6が傾動すると、外周縁部による押圧力が解除
され、クラッチディスク3がフライホイール2に対して
解放されて、この状態でクラッチ断の状態になる。
【0015】クラッチカバー1の軸線に直交する端板部
分には、周方向に等ピッチ間隔でそれぞれ一部を切り起
こして形成された複数の傾斜ガイド部11が設けられて
いる。これら傾斜ガイド部11の傾斜面は、支点用スラ
イドリング8とアジャストリング7とを周方向のスライ
ドに伴ってフェーシング4側に近付けるように、代表し
て支点用スライドリング8の一部を拡大して示す図4に
示すように形成されている。
【0016】支点用スライドリング8の外周面には周方
向の3箇所にて半径方向外側に突設された各アーム部8
aがそれぞれ一体的に形成されている。また、クラッチ
カバー1には各アーム部8aを受容するように開口する
開口部12が対応する位置に設けられており、各開口部
12の周方向端縁と各アーム部8aとの間には、支点用
スライドリング8を周方向に回転させる向きに弾発付勢
する圧縮コイルばねからなる第1の付勢ばね13がそれ
ぞれ介装されている。なお、、外側付勢ばね13は、ク
ラッチカバー1の上記開口部12の周方向端縁から開口
部内にて周方向に円弧状延出するロッド14により同軸
的に巻回した状態で支持されている。
【0017】両リング7・8間すなわち支点用スライド
リング8の内周面とアジャストリング7の外周面との間
には、圧縮コイルばねからなる第2の付勢ばね15が周
方向に沿って設けられている。この第2の付勢ばね15
は、図5に良く示されているように、両リング7・8に
それぞれ凹設された各溝7a・8bに直径方向の両端部
の一部をそれぞれ受容されかつ初期荷重として所定量圧
縮された状態にて取り付けられている。
【0018】初期状態では、図5(b)に示されるよう
に、周方向に同一長の両溝7a・8b同士が周方向に所
定量ずれた状態でセットされており、そのずれにより第
2の付勢ばね15が圧縮されている。なお、その圧縮さ
れた第2の付勢ばね15の弾発力によるアジャストリン
グ7の周方向のスライドは、前記サポートリング9の当
接片部9bとの当接による摩擦抵抗力により止められて
いる。
【0019】なお、アジャストリング7の溝7aは、ア
ジャストリング7の外周面のプレッシャープレート5側
とは相反する側から中間部に至るまで凹設されており、
支点用スライドリング8の溝8aは、支点用スライドリ
ング8の内周面のプレッシャープレート5側から中間部
に至るまで凹設されている。従って、支点用スライドリ
ング8は、プレッシャープレート5側への突出をアジャ
ストリング7により規制されている。
【0020】また、前記したように初期状態で第2の付
勢ばね15を圧縮変形させて組み付けることから、組み
付け・搬送時に両リング7・8の相対位置関係を図5に
示す状態に保持するためのピン18を、クラッチカバー
1に設けた孔を介して両リング7・8間に形成した凹部
に挿入するようにしている。車両に組立後には駆動軸に
クラッチディスクがスプライン結合していることから、
ピン18を抜いても両リング7・8の相対位置関係が組
み付け状態で保持される。
【0021】なお、前記したように、2枚の板状部材に
よりクラッチディスク3を挟むようにしてフェーシング
4が構成されているが、それら両板状部材間には、半ク
ラッチ時の操作性を向上するための波ばね18が介装さ
れている。
【0022】このようにして構成された本摩擦クラッチ
の作動要領を図5乃至図10により以下に示す。図5
は、フェーシング4が磨耗する前の安定した状態であ
り、この状態では、支点用スライドリング8の支点用芯
材17にダイヤフラムばね6が当接している。
【0023】プレッシャープレート5は、ダイヤフラム
ばね6により常時弾発付勢されていることから、フェー
シング4が磨耗してくると、その磨耗代分だけフライホ
イール2側に変位する。それに伴って、係合片部9aで
係合しているサポートリング9がたわみ、そのたわみに
より当接片部9cとアジャストリング7との間に隙間S
1が生じる。
【0024】すると、上記摩擦抵抗力が解除されるた
め、第2の付勢ばね15の付勢力により回転するよう
に、図7(b)の矢印Aに示されるように周方向にアジ
ャストリング7がスライドする。このスライドにより、
前記したように傾斜ガイド部11にガイドされてアジャ
ストリング7がフェーシング4側に近づき、再び当接片
部9cにアジャストリング7が衝当して隙間S1を埋め
て図7の状態になる。なお、前記したように両溝7a・
8b同士が周方向に同一長であることから、両溝7a・
8b同士が整合するまでスライドし得る。
【0025】そして、クラッチを断状態にする操作によ
り、図8(a)の矢印Bに示されるようにダイヤフラム
ばね6が傾動する。このレリーズ動作時には、レリーズ
時用支持片部9bを支点としてダイヤフラムばね6が傾
動する。そのクラッチ断状態により、今度は支点用スラ
イドリング8の支点用芯材17とダイヤフラムばね6と
の間に図8(a)に示すように隙間S2が生じて、上記
と同様に支点用スライドリング8のダイヤフラムばね6
との間の摩擦抵抗力が解除される。
【0026】その摩擦抵抗力の解除により、支点用スラ
イドリング8が、第1の付勢ばね13により弾発付勢さ
れて、隙間S2を埋めるまで図9(b)の矢印Cに示さ
れるように周方向にスライドする。このとき、前記した
ように第1の付勢ばね13よりも第2の付勢ばね15の
ばね力の方が小さいことから、再び第2の付勢ばね15
が圧縮変形して、図9の状態になる。なお、当接片部9
cとレリーズ時用支持片部9bとの両者間の関係は一定
であり、アジャストリング7と支点用スライドリング8
との軸線方向突出量は初期状態と同様になり得る。
【0027】そして、クラッチを接状態に戻すことによ
り、図10(a)の矢印Dに示されるようにダイヤフラ
ムばね6がレリーズ時とは逆に傾動し、図5の状態と同
様になる。図10の状態では、上述した動作により、フ
ェーシング4の磨耗代に相当する量だけフェーシング4
側に両リング7・8が変位しており、プレッシャープレ
ート5と両リング7・8との相対位置関係が初期状態と
常に同じに保持され得る。
【0028】上記動作説明の各図では説明上、大きな磨
耗代にてその補正を行うようにしたが、実際には僅かな
磨耗が生じた時点で速やかに磨耗を補正することにな
る。僅かな磨耗に対してもアジャストリング7が追従し
得るため、即座に磨耗量に相当する補正を行い得る。
【0029】
【発明の効果】このように本発明によれば、クラッチカ
バーから延出しかつフェーシングの磨耗に追従して変形
可能に延出端部をフェーシングに連結された磨耗検出用
弾性部材と、その磨耗検出用弾性部材の磨耗時の変位を
検出するアジャストリングと、ダイヤフラムばねの支点
部に当接する支点用スライドリングとを周方向にスライ
ドかつそのスライドに伴ってフェーシング側に近づき得
るように設けると共に、レリーズ時のダイヤフラムばね
の傾動運動の支点を磨耗検出用弾性部材に一体的に形成
したレリーズ時用支持片部により支持するようにしたこ
とから、磨耗に対応して補正を行ってもレリーズ荷重を
常に一定にすることができると共に、磨耗を直接的に検
知し得ることから速やかな磨耗追従補正を行うことがで
きる。また、磨耗代もアップし得るなど、その効果は大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された摩擦クラッチのクラッチカ
バー全体を概略示す正面図。
【図2】図1の矢印II−II線に沿って見た要部拡大断面
図。
【図3】図1の矢印III線から見た要部拡大側面図。
【図4】図1の矢印IV−IV線に沿って見た要部拡大断面
図。
【図5】(a)は、本発明が適用された摩擦クラッチの
動作要領を示す図2と同様の要部断面図であり、(b)
は(a)の矢印Vb線から見た部分図。
【図6】(a)は、本発明が適用された摩擦クラッチの
動作要領を示す図5に対応する図であり、(b)は
(a)の矢印VIb線から見た部分図。
【図7】(a)は、本発明が適用された摩擦クラッチの
動作要領を示す図5に対応する図であり、(b)は
(a)の矢印VIIb線から見た部分図。
【図8】(a)は、本発明が適用された摩擦クラッチの
動作要領を示す図5に対応する図であり、(b)は
(a)の矢印VIIIb線から見た部分図。
【図9】(a)は、本発明が適用された摩擦クラッチの
動作要領を示す図5に対応する図であり、(b)は
(a)の矢印IXb線から見た部分図。
【図10】(a)は、本発明が適用された摩擦クラッチ
の動作要領を示す図5に対応する図であり、(b)は
(a)の矢印Xb線から見た部分図。
【符号の説明】
1 クラッチカバー 1a 段差部 2 フライホイール 3 クラッチディスク 4 フェーシング 5 プレッシャープレート 5a 係合凹部 6 ダイヤフラムばね 7 アジャストリング 7a 溝 8 支点用スライドリング 8a アーム部 8b 溝 9 サポートリング 9a 係合片部 9b 当接片部 9c レリーズ時用支持片部 10 クッションばね 11 傾斜ガイド部 12 開口部 13 第1の付勢ばね 14 ロッド 15 第2の付勢ばね 17 支点用芯材 18 波ばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチカバーに連結されかつフェーシ
    ングから弾発的に離反するように支持されたプレッシャ
    ープレートをクラッチ接状態で当該フェーシングに摩擦
    係合させるべく弾発付勢する環状皿ばね状のダイヤフラ
    ムばねと、前記ダイヤフラムばねの半径方向中間の支点
    部に当接する当接部を有すると共に周方向のスライドに
    伴って当該当接部を前記フェーシング側に近接させるよ
    うに前記クラッチカバーにより周方向にスライド可能に
    ガイドされた支点用スライドリングと、前記クラッチカ
    バーから延出しかつ前記フェーシングの磨耗に追従して
    変形可能に形成された延出端部を前記プレッシャープレ
    ートに連結された磨耗検出用弾性部材と、前記当接部を
    前記フェーシングに近付けるように前記支点用スライド
    リングを周方向に弾発付勢するべく前記クラッチカバー
    との間に設けられた第1の付勢ばねと、前記支点用スラ
    イドリングと同心的に周方向にスライド可能にかつ当該
    周方向のスライドに伴って前記磨耗検出用弾性部材に当
    接するように前記クラッチカバーにガイドされた磨耗追
    従スライドリングと、前記磨耗追従スライドリングが前
    記磨耗検出用弾性部材に当接するまで前記磨耗追従スラ
    イドリングを周方向に前記第1の付勢ばねよりも小さな
    初期荷重をもって弾発付勢するべく前記支点用スライド
    リングと前記磨耗追従スライドリングとの間に介装され
    た第2の付勢ばねとを設けると共に、 レリーズ時の前記ダイヤフラムばねの傾動運動の支点を
    支持するべく前記支点用スライドリングの前記当接部に
    対向しかつ前記ダイヤフラムばねのレリーズ時の荷重に
    耐え得る剛性を有するレリーズ時用支持片を前記磨耗検
    出用弾性部材に一体的に形成したこと特徴とする摩擦ク
    ラッチ。
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