JPH09273350A - 蝶番ユニットおよびこの蝶番ユニットを用いたドアシステム - Google Patents
蝶番ユニットおよびこの蝶番ユニットを用いたドアシステムInfo
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Abstract
れを殆ど完全に排除し、閉時の仕切性にも優れた蝶番ユ
ニットおよびこの蝶番ユニットを用いたドアシステムを
提供する。 【解決手段】2枚のパネル体10a,10bの互いに対
向する縦方向の側面に各別に取り付ける2本の支柱体2
0a,20bと、この2本の支柱体10a,10bの軸
方向の上端面および下端面のパネル体の厚さ方向の中心
軸上のそれぞれの位置に、互いに噛合可能に各別に取り
付けられた2つの平歯車22a,22bを対とする歯車
列と、2つの平歯車22a,22b同士を互いに回転可
能に連結する連結体23と、2つの平歯車22a,22
b間への物体の侵入を阻止するバリケード体24とを備
えた蝶番ユニットを形成する。
Description
体または開閉体同士間に介挿されてその開閉体の開閉動
作をスムーズに行なわせる蝶番ユニットおよびこの蝶番
ユニットを用いたドアシステムに関する。
うに開閉体を別の開閉体または固定体に開閉自在に取り
付けることができ、至る所で頻繁に使われている。
11に示す1点支点構造の蝶番100がある。この蝶番
100は1本の共通の軸100aを中心に2枚の取付板
100b,100cを互いに回動(回転)自在に組み合
せたもので、2枚の取付板100b,100cが、例え
ば折戸101を成す2枚のパネル体101a,101b
の対向する側面に取り付けられる。これにより、パネル
体101a,101bが固定軸102を中心に実線およ
び仮想線図示の如く蛇腹状に折れ曲がり、スライド軸1
03が図示しないレール体内を摺動して開閉自在になっ
ている。
す2点支点構造の蝶番110も知られている。この蝶番
110はパネル体111a,111bの側面の縦方向の
全体に亘って取り付けられる、いわゆる「全体蝶番」
(「通し蝶番」とも呼ばれる)になっている。この蝶番
110はパネル111a,111bの回動を個別に担う
2つの軸110a,110bと、この2つの軸110
a,110bを中心に回動する取付板110c,110
dと、2つの軸110a,110b間を繋ぐ連結部材1
10eとを有する。これにより折戸111を開けると、
実線図示から仮想線図示の状態にパネル体111a,1
11bが蛇腹状に折れながら回転する。
に示す。この蝶番120も全体蝶番の構造を有し、しか
も2点支点になっている。この蝶番120はパネル体1
21a,121bに取り付けられ、かつ一端が湾曲した
1対の取付板120a,120bと、この取付板120
a,120bを回動自在に連結する連結体120cとを
備える。各取付板120a,120bの湾曲部の内外に
ギヤが形成され、取付板120a,120b同士がその
外側ギヤで噛合している。連結体120cは横方向断面
が図示の如く凹状に形成され、この両突端内側に円筒部
が1201 ,1202 が一体に形成されている。各円筒
部1201 ,1202 の円周部にはギヤが形成され、こ
のギヤに前記取付板120a(120b)の湾曲部の内
側ギヤが噛合するようになっている。この結果、実線
(折戸の開状態)および仮想線(折戸の閉状態)で示す
ように、2つの円筒部1201 ,1202 を中心にパネ
ル体121a,121bを各々回動でき、折戸を開閉さ
せることができる。
た従来の蝶番には以下に示すような不都合があった。
な構造ではあるが、図示仮想線の如くドア開放時のパネ
ル体101a,101b間の隙間W1 、すなわちデッド
スペースが比較的多い。しかも、同図仮想線の状態から
実線状態に折戸を閉めるとき、パネル体101a,10
1b間の隙間Pに指を挟む心配があり、特に子供などに
おいて、そのことが懸念されていた。指を挟まないよう
にパネル体101a,101bの角部をテーパー状に成
形したり、カバーを付けたりすることもできるが、その
ようにすると製造コストや体裁上の問題を生じる。
は、特に、仮想線で示す如く、蝶番110の連結体11
0eの存在に因り、パネル体111a,111bを折り
畳んだ状態でのデットスペースW2 が非常に大きくなる
という問題がある。この問題は図13のものについても
同様である。
解決の課題としてドアの回動中心の問題がある。この問
題は特に折戸に適用した場合に顕著になる。図11〜図
13の場合の何れも、パネル体間の回動(回転)中心
は、パネルの板厚方向の中心を通る中心線L1 (〜L3
)よりも開閉方向の一方にずれて位置する。このた
め、一方のパネル体101a(111a,121a)を
開閉するとき、そのパネル体101a((111a,1
21a)の蝶番とは反対側の側端部は、図11で言えば
仮想線Mの如く、一度壁方向に拡がってから開くまたは
閉まる軌跡を描く。このため、壁(固定体)とパネル体
101a(111a,121a)との間にスペースWD
を予め大きくとっておかなければならない。この隙間W
D は通常使用の折戸で1cm程度は少なくとも必要で、ド
アの隙間としてはかなり大きい値となり、仕切性が悪く
なる。この仕切性の低下の問題は回動(回転)中心がド
アの中心線から外れている構造の蝶番に特有のものであ
る。この隙間WD を塞ぐために壁側にカバーを付けたり
する細工もできるが、体裁上の問題や製造コストの上昇
の問題が発生してしまう。
鑑みてなされたもので、簡単な構造でありながら、指な
どを巻き込む恐れを殆ど完全に排除し、閉時の仕切性に
も優れた蝶番ユニットおよびこの蝶番ユニットを用いた
ドアシステムを提供することを目的とする。
め、本発明の蝶番ユニットは、2枚のパネル体の互いに
対向する縦方向の側面に各別に取り付ける2本の支柱体
と、この2本の支柱体の軸方向の上端面および下端面の
少なくとも一方の前記パネル体の厚さ方向の中心軸上の
それぞれの位置に互いに噛合可能に各別に取り付けられ
た2つの歯車を対とする歯車列と、この歯車列を形成す
る前記2つの歯車同士を互いに回動可能に連結する連結
体と、前記歯車列を形成する前記2つの歯車間への物体
の侵入を阻止する阻止手段とを備えたことを特徴とす
る。例えば、前記歯車は平歯車であって、この平歯車の
歯の形成範囲は実質的にその円周の半分の範囲である。
これにより、ドアの開き方向(内開きか外開きか)に関
係なく平歯車を使うことができ、汎用性が高まる。
ネル体と、このパネル体同士を蛇腹状に開閉自在に連結
する蝶番ユニットとを備え、この蝶番ユニットは、前記
パネル体の各々の互いに対向する縦方向の側面に各別に
取り付けられる2本の支柱体と、この2本の支柱体の軸
方向の上端面および下端面の少なくとも一方の前記パネ
ル体の厚さの中心軸上のそれぞれの位置に互いに噛合可
能に各別に取り付けられた2つの歯車を対とする歯車列
と、この歯車列を形成する前記の2つの歯車同士を互い
に回動可能に連結する連結体と、前記歯車列を形成する
前記2つの歯車間への物体の侵入を阻止する阻止手段と
を備えたことを特徴とする。
では、例えば、パネル体をパネル体の長手方向に押す
(または引く)と、対向する別のパネル体との間で、歯
車同士が噛み合いながらそのパネル体が開閉される。ド
アシステムが折戸ならば、複数枚のパネル体が蛇腹状に
開閉される。このとき、蝶番ユニットでの仮想回動(回
転)中心は、パネル体の板厚方向の中心を通る中心線と
一致するので、パネル体の蝶番ユニットとは反対側の端
部が開閉時に外側へ膨んだ軌跡を描くことが無い。これ
により、壁などの固定体とパネル体(開閉体)との間の
隙間を無くすことができる。また、歯車の径を支柱体の
径と大略一致させることで、2本の支柱体間の隙間も殆
ど零に近い値(例えば1mm)にすることができ、従来の
ものに比べて、隙間カバーなどを用いなくとも極めて良
好な仕切性を確保できる。
下端面のみに設けられ、その歯車の厚さは例えば薄い平
歯車で形成されるとともに、2本の支柱間の隙間も上述
の如く殆ど零に設定されているので、ドア閉時に誤って
物を挟み込んでしまうことも非常に少ない。その上、阻
止手段が2つの歯車間の回転入口に物体が侵入するのを
阻止するので、指などを巻き込んでしまうことも殆ど完
全に防止される。
〜図7を参照して説明する。
手動式の折戸1の外観を示す。この折戸1は、2枚のパ
ネル体10a,10bと、このパネル体10a,10b
間に装備された蝶番ユニット11とを備える。パネル体
10a,10bの各々の主要部はここでは木製材料で成
り、所定厚さ,サイズに形成されている。
く、2本の支柱体20a,20bを備える。この支柱体
20a,20bは各々、ここではアルミ製の材料を断面
略半円状の棒状に形成したもので、その長さを前記パネ
ル体10a,10bの高さにほぼ合致させるとともに、
その最大径をパネル体10a,10bの厚さに合致させ
ている。
は、図4に示すように、固定軸21a,21bを介して
平歯車22a,22bが各々固着されている。この平歯
車22a,22bの各々は例えば樹脂製で、軸方向の厚
さが例えば1cm程度と薄いものが使われている。また、
この平歯車22a,22bの各々のその歯は図5に示す
如く、全周には設けられておらず、その半周(180
°)と若干の余裕分α°の「180°×α°」の範囲に
だけ設けられている。パネル体を互いに平行に折り畳む
形式の折戸の場合、この平歯車22a,22bの歯の範
囲は原理的にはその円周の90°分で間に合う。しか
し、本実施形態では、折戸の開閉方向を内開き、外開き
の何れに設定しても同一の平歯車22a,22bを使用
でき、その汎用性が得られるように「90°+90°」
の180°分の歯を形成している。また、余裕分のα°
の歯は例えば10°程度の最低限に抑えられ、後述する
ように、パネル体10a,10bの回転に伴う噛合状態
の確実性を保証している。
のまま、薄板状且つT字状の連結板23によってその上
端(または下端)側が互いに連結されている。この連結
板23の両端部は、平歯車22a,22bに対して回動
自在にボルト止めされている。このため、平歯車22
a,22b同士は噛合状態のまま連結され、かつ互いに
自由に回動(回転)できるようになっている。平歯車2
2a,22bが回動すると、これに固設している支柱体
20a,20bも一体に、その縦方向の中心軸の周りに
回動する。なお、平歯車22a,22b(すなわち支柱
体20a,20b)は、縦方向には互いにずれないよう
になっている。
く、その一方の側端中程からT字形状を形成する突片2
3aが一体に形成されている。連結板23はその突片2
3aが折戸の折畳み時の外側に向くように、折戸取付時
に位置決めされる。突片23aの下方(ユニット上端の
場合)または上方(ユニット下端の場合)には図4,5
に示すように、阻止手段としての円柱状のバリケード体
24が固着状態で垂下または垂設されている。
a,22bが噛合状態で形成する、横方向断が略三角形
状の空間をほぼ塞ぐために設けられている。このため、
バリケード体24のサイズ(縦長さ、径)はその空間に
合わせた値に設定されている。但し、このバリケード体
24は平歯車22a,22bとの距離に所定のマージン
を有して設けられ、平歯車22a,22bの動きには支
障の無いようになっている。
車22a,22bのギヤ高などを適宜に選択することに
よって、約1mm程度と極めて狭く設定されている。そし
て、その狭い隙間をさらに無くすために、両支柱体20
a,20b間には、折戸の閉状態で封止部材25が介挿
されるようになっている。この封止部材25は図4に示
す如く、支柱体20a,20bの対向する側面にその縦
方向に沿って設けられたモヘヤ、ゴム、ビート(合成ゴ
ム)などの弾力性を有する部材で成る。また、パネル体
10a(10b)の壁27a(27b)側にも前述と同
様の弾力性のある封止部材28a,28bを取り付けて
いる(図6参照)。
内、図1における右側のパネル体10bの上下端面に
は、回転軸32U,32Lが各々固設されている。この
回転軸32U,32Lは仮想的に縦方向の同一軸を形成
している。この内、上端部の回転軸32Uは回転軸アー
ム33に結合され、この回転軸アーム33が折戸1の上
部壁面内に設けられたスライドレール34内に固設され
ている。回転軸アーム33は、回転軸32U、すなわち
パネル体10bの縦方向位置を調整可能になっている。
また下端部の回転軸32Lは床の所定位置に形成された
受部で回動自在に支持されている。
の上端面には別の回転軸35が固着されている。この回
転軸35は、上記スライドレール34に収容され且つ摺
動自在な4輪スライドローラ36に回転自在に支持され
ている。なお、回転軸32U,35ならびに回転軸アー
ム33及び4輪スライドローラ36については、例えば
実公平7−24544号に記載のものを使用できる。
れ、機能する。このため、一方のパネル体10aの取手
37(図1参照)を同図の右側に引くことにより、パネ
ル体10a,10bは蝶番ユニット11を中心に蛇腹状
に折れ曲がりながら、4輪スライドローラ36が回転軸
32U側に移動し、図6中の仮想線で示すドア開状態と
なる。
の左側に引くと折戸1を閉めることができ、図示しない
ストッパにより図6の実線で示す閉状態となる。
軸方向中心位置がパネル体10a,10bの板厚方向の
中心位置を通る中心線Lo 上に在るため、この開閉動作
に伴う蝶番ユニット11の仮想的な折れ曲がり中心Co
の位置も、その中心線Lo上に在る。これにより開閉時
のパネル体10a,10bの端部の移動軌跡が従来とは
異なり、外側にはみ出すことはない。したがって、壁2
7a,27bとパネル体10a,10bとの間の隙間W
a,Wbを極めて小さく設定することができる。
くとも、仕切性を格段に向上させることができる。ま
た、ドア開状態における支柱体20a,20b間の隙間
Woはほぼ零となり、デッドスペースは殆ど無くなるか
ら、ドア開時により広い通路などを確保できる。
bとパネル体10a,10bとの間の隙間、およびパネ
ル体10a,10b間の隙間は元々極めて小さいが、さ
らに封止部材28a,28b,25によって殆ど完全に
封止される。これにより、従来に比べて格段に良好な仕
切性が達成される。
ずしも設けなくてもよい。というのは、これらの隙間は
従来のものと比べても上述したように元々小さいから、
封止部材が無くても仕切性は優れたものとなる。
う問題も殆ど完全に解消できる。ドア開時での支柱体2
0a,20bの隙間は殆ど零となり、その状態はドア閉
時となっても変わらない。従来のようにドア開時にパネ
ル体間に比較的広い隙間ができ、ドア閉時にその隙間が
挟まるから指などを挟む心配があった訳で、本実施形態
のように最初から隙間が殆ど無ければ、指や物を挟み込
むという心配も無い。さらに、平歯車は支柱上端部およ
び下端部の極めて限られた部位のみに設けているので、
この歯車が、係る挟み込みに関与することも殆ど想定さ
れない。これに加えて、本実施形態では、蝶番ユニット
11の上下端の平歯車22a,22bの折曲がり方向外
側には図7に示すように常にバリケード体24が位置し
ている。このため、指や物自体が平歯車の噛合入口に接
近するということ自体が排除され、従来指摘されていた
指詰めの問題も殆ど完全に解消される。特に、このバリ
ケード体24の効果は、床面上に位置する下端側の平歯
車に対して大きく寄与する。
ありながら、上下2ヶ所の局部的な平歯車の噛合によっ
てパネル体が開閉するので、スムーズで安定した開閉動
作が得られるとともに、ゴミ詰りなども簡単に除去で
き、保守も容易である。
用範囲は広く、その用途の一例を挙げると、店舗入口や
一般住宅入口の折戸,一般住宅の通路用,部屋用,トイ
レ用,格納戸用,風呂場用などの折戸,電動壁,電動車
庫用の折戸、さらには電話ボックス用の折戸など、多岐
に亘る。
手動式の折戸を例示したが、前記スライド軸を電動モー
タなどを有する駆動機構で駆動することで、容易に電動
式の折戸にも実施できる。
としての電動式折戸40の一例を示す。この電動式折戸
40は2つのパネル体10a,10bと、本発明を実施
した蝶番ユニット11とを備えており、これらは第1の
実施形態と同様に構成されている。
る右側のパネル体10bの壁面側下端角部には四角形状
に切除された切欠き部41が形成されている。この切欠
き部41の位置には交流タイプのトルクモータ42が縦
置き状態で固設されている。つまり、トルクモータ42
は図9に示すように、そのフレンジ42aがナット止め
により壁面27bに固設される。
その外周表面が断面半円状に形成され、縦置き状態では
折戸の外側および内側に同一径の丸み部が位置するよう
になっている。
しないモータ本体、減速機、リミットスイッチなどを有
しており、減速機からモータ出力軸42cが延設されて
いる(例えば実公平7−24544号公報参照)。この
出力軸42cは切欠き部41の上側のパネル体内部に設
けたピボットアーム43に結合している。このため、モ
ータ本体の回転がピボットアーム43を介してパネル体
10bに伝えられ、パネル体10bがモータ出力軸42
c及びパネル体上端面の回転軸32Uとを同一回転軸と
して、この回転軸周りに回転可能になっている。
開方向に相当する所定方向に回転すると、パネル体10
bがその方向に回転するので、これに付勢されて相手の
パネル体10aが蝶番ユニット11を介して引き寄せら
れながら回転し、折戸40が開となる(図6参照)、ト
ルクモータ42がそれとは反対方向に回転すると、パネ
ル体10bがそれまでとは反対方向に回転し、これに対
応して相手のパネル体10aが押されながら反対方向に
回転し、これにより折戸40は閉まる(図6参照)。
め、ドア入口の上部壁面や側面には、光センサ44や手
動押釦スイッチ45が設けられている。これらのセンサ
信号及び/又はスイッチ信号はコントローラ46に与え
られる。コントローラ46は例えばCPUシステムやシ
ーケンス回路により構成され、入力するセンサ信号やス
イッチ信号に応答してトルクモータ42を正転または逆
転させる回転駆動信号を与える。これにより、トルクモ
ータ42の回転方向が制御される。なお、この折戸40
を取り付ける場所に応じて開閉制御のセンサやスイッチ
の位置、数は任意に設定できる。
いた折戸40を自動又は/及び半自動でスムーズに開閉
でき、第1の実施形態で得られたのと同一の利点を享受
できる。
の外周面を折戸外側、内側の両サイドに丸みを付けた構
成としているため、適用する折戸の開き方向が左開き
か、右開きかを気にせず同一のトルクモータ42を使用
できる。この第2実施形態の場合、左開き(図9の矢印
A参照)であるが、このトルクモータ42を右開き(図
9の矢印B参照)の折戸にも同一に使え、非常に汎用性
が高くなる。
なるカバー形状のトルクモータを別々に在庫したり、製
造する必要がなくなり、したがってより安価な折戸シス
テムを提供できる。
戸システムに対して切欠き部41とトルクモータ42の
隙間Wcut (図9参照)を最小限に設定できるため、閉
時の仕切り性も高められる。
木製としたが、例えばアルミニウム製のドアにも適用で
きる。
ように支柱体の上下端に各別に設ける態様に限定される
ものではなく、例えばドアが軽い場合などは上下端の何
れか一方にのみ設けるようにしてもよい。
が3枚以上連続する折戸システムにおける、各々のパル
ル本体間に同時に適用することも勿論可能である。
ケード体24は、前述した各実施形態で示した円柱状の
ものに限定されない。例えば図10に示すように、2つ
の平歯車22a,22bの露出している歯列面全部を覆
う形状の肉厚の部材に形成してもよい。同図では平歯車
22a,22bの歯列面に沿って近接かつ湾曲させた形
状とし、歯列面に指や物が入り込む可能性を殆ど完全に
排除できる。また、単に薄い板体をバリケード体として
使用することもできる。
らず、例えば一方が固定された壁などの固定体とパネル
体との間のドアシステム、すなわち開き戸に本発明の蝶
番ユニットを応用することも可能である。
ットおよびこの蝶番ユニットを用いたドアシステムによ
れば、支柱体,歯車,および連結体を主要部とする簡単
な構造ながら、開状態から閉状態に移行するときの物の
挟み込みを殆ど完全に無くすることができ、汎用性が高
く、開状態におけるデッドスペースを減らし、さらには
閉状態での封止性能を上げて仕切性を向上させることが
できるという優れた効果を発揮できる。
よび手動折戸の一例を示す正面図。
電動折戸の一例を示す正面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 2枚のパネル体の互いに対向する縦方向
の側面に各別に取り付ける2本の支柱体と、この2本の
支柱体の軸方向の上端面および下端面の少なくとも一方
の前記パネル体の厚さ方向の中心軸上のそれぞれの位置
に互いに噛合可能に各別に取り付けられた2つの歯車を
対とする歯車列と、この歯車列を形成する前記2つの歯
車同士を互いに回動可能に連結する連結体と、前記歯車
列を形成する前記2つの歯車間への物体の侵入を阻止す
る阻止手段とを備えたことを特徴とする蝶番ユニット。 - 【請求項2】 前記歯車は平歯車であって、この平歯車
の歯の形成範囲は実質的にその円周の半分の範囲である
請求項1記載の蝶番ユニット。 - 【請求項3】 複数枚のパネル体と、このパネル体同士
を蛇腹状に開閉自在に連結する蝶番ユニットとを備え、 この蝶番ユニットは、前記パネル体の各々の互いに対向
する縦方向の側面に各別に取り付けられる2本の支柱体
と、この2本の支柱体の軸方向の上端面および下端面の
少なくとも一方の前記パネル体の厚さの中心軸上のそれ
ぞれの位置に互いに噛合可能に各別に取り付けられた2
つの歯車を対とする歯車列と、この歯車列を形成する前
記の2つの歯車同士を互いに回動可能に連結する連結体
と、前記歯車列を形成する前記2つの歯車間への物体の
侵入を阻止する阻止手段とを備えたことを特徴とするド
アシステム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP08514596A JP3737188B2 (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | ドアシステム |
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JP08514596A JP3737188B2 (ja) | 1996-04-08 | 1996-04-08 | ドアシステム |
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JPH09273350A true JPH09273350A (ja) | 1997-10-21 |
JP3737188B2 JP3737188B2 (ja) | 2006-01-18 |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3737188B2 (ja) |
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