JPH0927281A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JPH0927281A
JPH0927281A JP17462895A JP17462895A JPH0927281A JP H0927281 A JPH0927281 A JP H0927281A JP 17462895 A JP17462895 A JP 17462895A JP 17462895 A JP17462895 A JP 17462895A JP H0927281 A JPH0927281 A JP H0927281A
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JP
Japan
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side wall
inner shield
tube
corner
diameter opening
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JP17462895A
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English (en)
Inventor
Juichi Okamoto
寿一 岡本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビームに対する管軸方向外部磁界の鎖交
による色純度の劣化を低減することにある。 【解決手段】 インナーシールド23がシャドウマスク4
側を大径開口部、ファンネル2 のネック5 側を小径開口
部とし、管軸直交断面が実質的に矩形状をなす中空台形
状に形成され、その小径開口部側にコーナー稜線24上か
ら長側壁25a および短側壁25b に所定角度、深さの切欠
部26a,26b が形成されているカラー受像管において、そ
のインナーシールドの大径開口部側のコーナー部の長側
壁に、このコーナー部近傍の長側壁の管軸方向磁気抵抗
を短側壁の管軸方向磁気抵抗よりも大きくする開孔27を
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー受像管に係
り、特にインナーシールドの磁気遮蔽特性を改善して色
純度を良好にするカラー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、カラー受像管は、同一水平面上を
通る一列配置の3電子ビームを放出するインライン型カ
ラー受像管が主流となっている。このインライン型カラ
ー受像管は、図5に示すように、実質的に矩形状のパネ
ル1と漏斗状のファンネル2とからなる外囲器を有し、
そのパネル1の内面に、青、緑、赤に発光するドット状
の3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン3が形成さ
れ、この蛍光体スクリーン3に対向して、その内側にシ
ャドウマスク4が配置されている。一方、ファンネル2
のネック5内に、同一水平面上を通る一列配置の3電子
ビーム6B ,6G ,6R を放出する電子銃7が配設され
ている。また上記電子ビーム6B ,6G ,6R に鎖交し
てその軌道を変化させる電磁力を及ぼす地磁気などの外
部磁界を遮蔽するインナーシールド8が、シャドウマス
ク4に取付けられて、ファンネル2の径大部9の内側に
位置する。なお、10は、ファンネル2の外側に装着さ
れた偏向装置である。
【0003】上記インナーシールド8の基本的構造は、
図5に示したように、シャドウマスク4側を大径開口
部、ファンネル2のネック5側を小径開口部とし、管軸
Zと直交する断面が実質的の矩形状をなす中空台形状
(矩形中空台形状)であるが、磁気遮蔽特性を良好にす
るため、図6に示すように、上記中空台形状のインナー
シールドの小径開口部側に、コーナー稜線11上から長
側壁12a および短側壁12b に所定角度θ1 ,θ2 で
所定深さdの切欠部13a ,13b が形成されたインナ
ーシールド8がある(特開平5−159713号公報参
照)。
【0004】一般に電子ビームに対するインナーシール
ドの磁気遮蔽効果を良好にするためには、 (イ) 電子ビームに鎖交する外部磁界そのものを少な
くすること (ロ) 電子ビームに平行になるように外部磁界を誘導
して、電子ビームとの鎖交角度を小さくすること が必要である。
【0005】図6に示したようにインナーシールド8を
形成すると、たとえば管軸に沿って電子銃側から進入す
る外部磁界(管軸方向外部磁界)に対して、図7に示す
ように、インナーシールド8の側壁から十分に離れたイ
ンナーシールド8の中央部を通る磁束14o は、水平、
垂直方向成分(X,Y方向成分)をもたず、管軸Zに沿
って進む。これに対し、インナーシールド8の長側壁1
2a に近い位置を通る磁束14y は、インナーシールド
8に近づくにしたがって長側壁12a 方向に誘導され、
Y方向成分が発生する。そして小径開口部側から長側壁
12a を通って大径開口部から発散する。またインナー
シールド8の短側壁12b に近い位置を通る磁束14x
は、短側壁12b に誘導され、X方向成分が発生する。
そして小径開口部側から短側壁12b を通って大径開口
部から発散する。特にインナーシールド8のコーナー部
に近い位置を通る磁束14c は、コーナー部への誘導が
高められ、コーナー部近傍の長側壁12a および短側壁
12b を通って大径開口部から発散する。したがって上
記のようにインナーシールド8を構成することにより、
インナーシールド8内に入り込む管軸方向外部磁界を制
御し、かつインナーシールド8内を通過する管軸方向外
部磁界を電子ビームにほぼ平行にし、電子ビームの軌道
を変化させる管軸方向外部磁界を有効に遮蔽することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、電子ビ
ームに対する磁気遮蔽特性を良好にするため、矩形中空
台形状のインナーシールドの小径開口部側に、コーナー
稜線上から長側壁および短側壁に所定角度θ1 ,θ2 で
所定深さdの切欠部が形成されたインナーシールドがあ
る。このようにインナーシールドを構成することによ
り、その内側に入り込む外部磁界を制御し、かつインナ
ーシールド内を通過する管軸方向外部磁界を電子ビーム
に平行にし、電子ビームの軌道を変化させる管軸方向外
部磁界を有効に遮蔽することができる。
【0007】その結果、通常のテレビ受像用のインライ
ン型カラー受像管については、管軸方向外部磁界の鎖交
による電子ビームの軌道の変化を抑制し、3色蛍光体層
に対して3電子ビームのランディングがずれるために生
ずる色純度の劣化を十分に防止できる。しかし上記イン
ナーシールドを用いても、パソコンなどのOA機器のオ
ペレーションにおけるウインドウ表示の普及や市場要求
の変化により色純度への要求が厳しくなり、上記OA機
器に組込まれる3色蛍光体層がドット状のインライン型
カラー受像管については、管軸方向外部磁界に対する遮
蔽効果が十分ではなくなってきている。
【0008】上記インナーシールドの場合、外部磁界に
対する遮蔽効果は、大径、小径開口部間の側壁高さH、
小径開口部の長短両側壁への切欠部の深さd、コーナー
稜線上から長短両側壁への切欠き角度θ1 ,θ2 により
決まり、水平軸(X軸)および垂直軸(Y軸)上の特性
は、主として短側壁および長側壁の高さH、コーナー部
の特性は、側壁高さHとコーナーの高さとの差すなわち
切欠部の深さdと、コーナー稜線上から長短両側壁への
切欠き角度θ1 ,θ2 とにより決まる(図6参照)。そ
のため、このような3つの要素(H,θ1 ,θ2 )が相
互に関係するインナーシールドでは、それらを変更して
も、画面の水平軸、垂直軸、コーナー部での外部磁界に
よるランディング変化の総和は一定となり、その一定値
以上に低減させることができない。
【0009】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、矩形中空台形状をなし、その小径
開口部側のコーナー稜線上から長側壁および短側壁に所
定角度で所定深さの切欠部が形成されたインナーシール
ドについて、そのコーナー部近傍を通る管軸方向外部磁
界を、より電子ビームの軌道に近づけて、管軸方向外部
磁界の鎖交による電子ビームに及ぼす電磁力を減少させ
ることにより、色純度の劣化を低減することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】パネルおよびファンネル
からなる外囲器のパネルの内面に蛍光体スクリーンが形
成され、この蛍光体スクリーンと対向するシャドウマス
クにファンネルの内側に位置するインナーシールドが取
付けられ、このインナーシールドがシャドウマスク側を
大径開口部、電子銃側を小径開口部とし、管軸に直交す
る断面が実質的の矩形状をなす中空台形状に形成され、
かつその小径開口部側にコーナー稜線上から長側壁およ
び短側壁に所定角度で所定深さの切欠部が形成されてい
るカラー受像管において、そのインナーシールドの大径
開口部側のコーナー部の長側壁に、このコーナー部近傍
の長側壁の管軸方向磁気抵抗をコーナー部近傍の短側壁
の管軸方向磁気抵抗よりも大きくする開孔を形成した。
【0011】また、そのインナーシールドのコーナー部
の長側壁の開孔を三角形状に形成した。
【0012】
【作用】一般にカラー受像管の管軸に直交する断面が実
質的の矩形状をなす中空台形状のインナーシールドのコ
ーナー部近傍を通過する管軸方向外部磁界は、小径開口
部から中間部にかけては、概ね電子ビームの軌道に沿っ
て通過する。しかし大径開口部側では、管軸方向の透磁
率が高い長側壁により多く誘導される。そのため、管軸
方向外部磁界を電子ビームの軌道に近づけるために必要
な水平、垂直、管軸方向の磁束密度Bx ,By ,Bz の
バランスに対して、垂直方向の磁束密度By が大きく、
水平方向の磁束密度Bx が小さくなる。
【0013】これに対し、上記のように、インナーシー
ルドの大径開口部のコーナー部の長側壁に開孔を形成し
て、コーナー部近傍の長側壁の管軸方向磁気抵抗を短側
壁の管軸方向磁気抵抗よりも大きくすると、インナーシ
ールドのコーナー部近傍を通る管軸方向外部磁界を、相
対的に長側壁よりも短側壁に多く誘導して、水平方向の
磁束密度Bx を増加させ、管軸方向外部磁界を電子ビー
ムの軌道に近づけることができる。それにより、外部磁
界の鎖交により電子ビームに作用する電磁力を減少させ
て、色純度の劣化を防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
【0015】図1にその一実施例であるインライン型カ
ラー受像管を示す。このカラー受像管は、実質的に矩形
状のパネル1と漏斗状のファンネル2とからなる外囲器
を有し、そのパネル1の内面に、青、緑、赤に発光する
ドット状の3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン3が
形成され、この蛍光体スクリーン3に対向して、その内
側にシャドウマスク4が配置されている。このシャドウ
マスク4は、蛍光体スクリーン3との対向面に多数の電
子ビーム通過孔が形成されているマスク本体20とこの
マスク本体20の周辺部に取付けられたマスクフレーム
21とからなる。一方、ファンネル2のネック5内に、
同一水平面上を通る一列配置の3電子ビーム6B ,6G
,6R を放出する電子銃7が配設されている。また上
記電子ビーム6B ,6G ,6R に鎖交してその軌道を変
化させる電磁力を及ぼす地磁気などの外部磁界を遮蔽す
る下記インナーシールド23が、上記シャドウマスク4
のマスクフレーム21に取付けられて、ファンネル2の
径大部9内側に位置する。なお、10は、ファンネル2
の外側に装着された偏向装置である。
【0016】上記インナーシールド23は、珪素鋼板な
どの強磁性材料から形成され、シャドウマスク4側を大
径開口部、ファンネル2のネック5側を小径開口部と
し、管軸Zと直交する断面が実質的の矩形状をなす中空
台形状(矩形中空台形状)をなし、その小径開口部側
に、図1(b)および図2に示すように、コーナー稜線
24上から長側壁25a および短側壁25b に所定角度
θ1 ,θ2 で所定深さdの切欠部26a ,26b が形成
され、小径開口部側の各コーナー部がその稜線24に沿
って長側壁25a および短側壁25b の小径開口部側端
縁よりも、ネック側に突出している。さらにこのインナ
ーシールド23では、大径開口部側の各コーナー部の長
側壁25a に三角形状の開孔27が形成されている。特
に図面に示した開孔27は、三角形の2辺がコーナー稜
線24と大径開口部端縁にほぼ平行な開孔26となって
いる。この開孔26の大きさは、たとえばコーナー部で
のインナーシールド23の高さHに対してH/9の高さ
に、大径開口部端縁での長側壁25a の幅Wに対して、
大径開口部端縁に平行な辺の長さがW/6に形成されて
いる。
【0017】このようにインナーシールド23を形成す
ると、外部磁界の鎖交により電子ビーム6B ,6G ,6
R に作用する電磁力のために生ずる色純度の劣化を防止
することができる。
【0018】一般に管軸に直交する断面が実質的の矩形
状をなす中空台形状のインナーシールドのコーナー部近
傍を通過する管軸方向外部磁界は、前述したように小径
開口部から中間部にかけては、概ね電子ビームの軌道に
沿って通過するが、大径開口部側では、管軸方向の透磁
率が高い長側壁に誘導される。
【0019】そのため、従来の図6に示したインナーシ
ールド8では、図3(a)に示すように、大径開口部側
で、管軸方向外部磁界を電子ビームの軌道に近づけるた
めに必要な水平、垂直、管軸方向の磁束密度Bx ,By
,Bz のバランスに対して、垂直方向の磁束密度By
が大きく、水平方向の磁束密度Bx が小さくなる。これ
に対し、この例のインナーシールド23のように、大径
開口部のコーナー部の長側壁25a に開孔27を形成し
て、コーナー部近傍の長側壁25a の管軸方向磁気抵抗
を短側壁25b の管軸方向磁気抵抗よりも大きくする
と、同(b)に示すように、インナーシールド23のコ
ーナー部近傍を通る管軸方向外部磁界を、相対的に長側
壁25a よりも短側壁25b に多く誘導して、水平方向
の磁束密度Bx を増加させることができる。それによ
り、コーナー部における管軸方向外部磁界を電子ビーム
の軌道に近づけることができ、外部磁界の鎖交により電
子ビームに作用する電磁力のために生ずる色純度の劣化
を防止することができる。
【0020】すなわち、一般に外部磁界の鎖交により電
子ビームに作用する電磁力により電子ビームの軌道が変
化するために生ずる3色蛍光体層に対するビームランデ
ングの変化は、電子ビームに鎖交する外部磁界の直角成
分の強さにより決まる。図4に、管軸に直交する断面が
実質的に矩形状をなす中空台形状のインナーシールドに
ついて、そのコーナー近傍を通る管軸方向外部磁界の電
子ビームに対する直角成分の強さを計算により求めた結
果を示す。破線29は、前述した大径開口部のコーナー
部の長側壁にインナーシールドの高さHに対して高さが
H/9、大径開口部端縁での長側壁の幅Wに対して長さ
がW/6の三角形状の開孔が形成されたこの例のインナ
ーシールド23(図2参照)、実線30は、側壁に開孔
を形成しない従来のインナーシールド(図6参照)の比
較例である。なお、図4において、管軸方向距離が0の
位置は、インナーシールドの大径開口部端縁の位置であ
り、+はその大径開口部から電子銃側への距離、−は蛍
光体スクリーン側への距離を表している。この図4に示
されているように、従来のインナーシールドでは、大径
開口部の近くで電子ビームに鎖交する外部磁界の直角成
分が急激に増大しているが、この例のインナーシールド
では、その大径開口部の近くでの直角成分の増大を大幅
に低減することができる。
【0021】つまり、管軸Zと直交する断面が実質的の
矩形状をなす中空台形状のインナーシールドの小径開口
部側に、コーナー稜線24上から長側壁25a および短
側壁25b に所定角度θ1 ,θ2 で所定深さdの切欠部
26a ,26b を形成することにより、インナーシール
ドの内側に入り込む管軸方向外部磁界を適正に制御し、
かつ電子ビーム6B ,6G ,6R に鎖交してその軌道を
変化させる管軸方向外部磁界を有効に遮蔽することがで
きる。さらにそのインナーシールドの大径開口部側の各
コーナー部の長側壁25a に開孔27を形成すると、特
にインナーシールド23のコーナー部近傍を通る管軸方
向外部磁界を電子ビームの軌道に近づけて、外部磁界の
鎖交により電子ビームに作用する電磁力のために生ずる
色純度の劣化を防止することができる。
【0022】具体例として、この例のインナーシールド
を配置した15インチ90度偏向インライン型カラー受
像管について、陽極電圧を25 kVに設定し、このカラ
ー受像管に電子ビームに鎖交する斉一な管軸方向外部磁
界を加え、その外部磁界の強度を0.6ガウス変化させ
た場合の3色蛍光体層に対するビームランディングの変
化量を、従来のインナーシールドを配置した場合と比較
して、表1に示す。
【0023】
【表1】 この表1からわかるように、この例のインナーシールド
を配置したカラー受像管は、画面水平軸(X軸)上およ
び垂直軸(Y軸)上のビームランディングの変化は、従
来のインナーシールドを配置したカラー受像管と変わら
ないが、画面コーナー部でのビームランディングについ
ては、従来のインナーシールドを配置したカラー受像管
の10μm に対して7μm と、約30%改良でき、その
画面水平、垂直軸およびコーナー部でのビームランディ
ングの変化量の総和でも、従来のインナーシールドを配
置したカラー受像管にくらべて改良することができた。
【0024】
【発明の効果】シャドウマスクに取付けられてファンネ
ルの径大部の内側に位置するインナーシールドを、シャ
ドウマスク側を大径開口部、電子銃側を小径開口部と
し、管軸に直交する断面が実質的の矩形状をなす中空台
形状とし、その小径開口部側にコーナー稜線上から長側
壁および短側壁に所定の角度で所定深さの切欠部を形成
し、かつこのインナーシールドの大径開口部側のコーナ
ー部の長側壁に、このコーナー部近傍の長側壁の管軸方
向磁気抵抗をコーナー部近傍の短側壁の管軸方向磁気抵
抗よりも大きくする開孔を形成すると、そのコーナー部
近傍を通る管軸方向外部磁界を、相対的に長側壁よりも
短側壁に多く誘導して、管軸方向外部磁界を電子ビーム
の軌道に近づけることができ、外部磁界の鎖交により電
子ビームに作用する電磁力を減少させて、色純度の劣化
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の一実施例であるインラ
イン型カラー受像管の構成を示す断面図、図1(b)は
そのインナーシールドの構成を示す斜視図である。
【図2】図2(a)は上記インナーシールドを長側壁側
から見た図、図2(b)は短側壁側から見た図である。
【図3】図3(a)は図1(b)に示したインナーシー
ルドの作用と比較するために示した従来のインナーシー
ルドの作用を説明するための図、図3(b)は図1
(b)に示したインナーシールドの作用を説明するため
の図である。
【図4】図1(b)に示したインナーシールドが配置さ
れたインライン型カラー受像管の管軸方向距離と磁界強
度との関係を従来のインナーシールドが配置されたイン
ライン型カラー受像管のそれと比較して示す図である。
【図5】従来のインライン型カラー受像管の構成を示す
図である。
【図6】上記従来のインライン型カラー受像管のインナ
ーシールドを示す図である。
【図7】上記従来のインライン型カラー受像管のインナ
ーシールドの管軸方向磁界に対する作用を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1…パネル 2…ファンネル 3…蛍光体スクリーン 4…シャドウマスク 6B ,6G ,6R …3電子ビーム 7…電子銃 21…マスクフレーム 23…インナーシールド 24…コーナー稜線 25a …長側壁 25b …短側壁 26a ,26b …切欠部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルおよびファンネルからなる外囲器
    のパネルの内面に蛍光体スクリーンが形成され、この蛍
    光体スクリーンと対向するシャドウマスクに上記ファン
    ネルの内側に位置するインナーシールドが取付けられ、
    このインナーシールドが上記シャドウマスク側を大径開
    口部、上記ファンネルのネック側を小径開口部とし、管
    軸に直交する断面が実質的の矩形状をなす中空台形状に
    形成され、かつ上記小径開口部側にコーナー稜線上から
    長側壁および短側壁に所定角度で所定深さの切欠部が形
    成されているカラー受像管において、 上記インナーシールドは上記大径開口部側のコーナー部
    の長側壁にこのコーナー部近傍の長側壁の管軸方向磁気
    抵抗を上記コーナー部近傍の短側壁の管軸方向磁気抵抗
    よりも大きくする開孔が形成されていることを特徴とす
    るカラー受像管。
  2. 【請求項2】 インナーシールドのコーナー部の長側壁
    の開孔が三角形状に形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のカラー受像管。
JP17462895A 1995-07-11 1995-07-11 カラー受像管 Pending JPH0927281A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1308994C (zh) * 2002-08-12 2007-04-04 三星Sdi株式会社 内部屏蔽及包括它的阴极射线管

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