JPH0359539B2 - - Google Patents
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- JPH0359539B2 JPH0359539B2 JP6172082A JP6172082A JPH0359539B2 JP H0359539 B2 JPH0359539 B2 JP H0359539B2 JP 6172082 A JP6172082 A JP 6172082A JP 6172082 A JP6172082 A JP 6172082A JP H0359539 B2 JPH0359539 B2 JP H0359539B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/06—Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の技術分野
本発明はカラー受像管に関するものである。
発明の技術的背景と問題点
一般にカラー受像管は、第1図に示す様に、硝
子製フエース部1、フアネンル部2及びネツク部
よりなる外囲器と、フエース部1内面に形成され
た赤、緑、青3色のストライプ状螢光体スクリー
ン3及び螢光体スクリーン3に近接対向して配設
した多数の電子ビーム通過孔を有する色選別電極
4、前記ネツク部内に配設され複数の電子ビーム
を射出・集束する電子銃5よりなる。色選別電極
4の多数の電子ビーム通過孔を通過した電子ビー
ムが正確に対応する螢光体ストライプ上にランデ
イングするように、螢光体スクリーン3と色選別
電極4は相互に近接対向配置されている。しかし
ながら、ビームランデイングは地磁気等の外部磁
気により影響を受け再生画像の色純度が劣化す
る。このため従来より、色選別電極4に直接又は
間接的に一端が係止され他端がフアネンル2方向
に延在する強磁性体金属よりなる磁気遮蔽体6が
使用されている。
子製フエース部1、フアネンル部2及びネツク部
よりなる外囲器と、フエース部1内面に形成され
た赤、緑、青3色のストライプ状螢光体スクリー
ン3及び螢光体スクリーン3に近接対向して配設
した多数の電子ビーム通過孔を有する色選別電極
4、前記ネツク部内に配設され複数の電子ビーム
を射出・集束する電子銃5よりなる。色選別電極
4の多数の電子ビーム通過孔を通過した電子ビー
ムが正確に対応する螢光体ストライプ上にランデ
イングするように、螢光体スクリーン3と色選別
電極4は相互に近接対向配置されている。しかし
ながら、ビームランデイングは地磁気等の外部磁
気により影響を受け再生画像の色純度が劣化す
る。このため従来より、色選別電極4に直接又は
間接的に一端が係止され他端がフアネンル2方向
に延在する強磁性体金属よりなる磁気遮蔽体6が
使用されている。
第2図から第5図に従来の電気遮蔽体7,8,
10,12を示す。
10,12を示す。
第2図は一体成形された四角錘台状のろう斗状
磁気遮蔽体7であり、電子ビーム通過領域の磁気
遮蔽体の基本形状であつて一般に良く知られてい
る。しかしながら、通常厚みが0.1〜0.3mmの鉄を
主成分とする強磁性金属板を使用する場合には遮
蔽効果に限界があり、充分に良好なビームランデ
イングを得るためにはいまだ不充分である。従つ
て、磁力線の方向を出来る限り電子ビーム軌道に
一致させるか、又はビームランデイングに影響を
与えない方向の磁界成分に変換させることが必要
となる。
磁気遮蔽体7であり、電子ビーム通過領域の磁気
遮蔽体の基本形状であつて一般に良く知られてい
る。しかしながら、通常厚みが0.1〜0.3mmの鉄を
主成分とする強磁性金属板を使用する場合には遮
蔽効果に限界があり、充分に良好なビームランデ
イングを得るためにはいまだ不充分である。従つ
て、磁力線の方向を出来る限り電子ビーム軌道に
一致させるか、又はビームランデイングに影響を
与えない方向の磁界成分に変換させることが必要
となる。
磁気遮蔽体の磁気遮蔽効果を説明するために、
まず、ビームランデイングに影響する磁界の成分
につき考える。最も一般的に実施されているカラ
ー受像管は、画面垂直軸線方向に連続したストラ
イプ状螢光体スクリーンを用いているから、垂直
方向にビームずれが発生しても原理的に色純度の
劣化は生じない。画面水平軸線をx、垂直軸線を
y、管軸をzとすれば、ビームランデイングに影
響する磁界成分はBy,Bzである。一般に、荷電
粒子の受ける力はローレンツ力と言われ、 F=qv×B で表わされる。ここでqは電荷、vは速度、Bは
磁束密度である。カラー受像管のように電子を用
いる場合、ローレンツ力は、 F=−ev×B で表わされる。ここでeは電子の電荷である。上
述したようにx方向ずれがビームランデイングに
影響を与えるから、x方向の力成分、 Fx=−e(vyBz−vzBy) が影響する。即ち、By,Bzはそれぞれvz,vyと
作用してビームランデイングのずれを生じせしめ
る。
まず、ビームランデイングに影響する磁界の成分
につき考える。最も一般的に実施されているカラ
ー受像管は、画面垂直軸線方向に連続したストラ
イプ状螢光体スクリーンを用いているから、垂直
方向にビームずれが発生しても原理的に色純度の
劣化は生じない。画面水平軸線をx、垂直軸線を
y、管軸をzとすれば、ビームランデイングに影
響する磁界成分はBy,Bzである。一般に、荷電
粒子の受ける力はローレンツ力と言われ、 F=qv×B で表わされる。ここでqは電荷、vは速度、Bは
磁束密度である。カラー受像管のように電子を用
いる場合、ローレンツ力は、 F=−ev×B で表わされる。ここでeは電子の電荷である。上
述したようにx方向ずれがビームランデイングに
影響を与えるから、x方向の力成分、 Fx=−e(vyBz−vzBy) が影響する。即ち、By,Bzはそれぞれvz,vyと
作用してビームランデイングのずれを生じせしめ
る。
第6図aはBzによるビームずれを示す。実際
的には、カラー受像管を北向きに配置した場合
の、地磁気水平成分Bzと垂直偏向に伴う電子ビ
ームの垂直y方向速度成分vyによるビームずれで
ある。第6図bは、Byによるビームずれを示す。
これは北半球に於ける垂直磁界成分Byと電子ビ
ームの電子銃からスクリーンに向う速度成分vzに
よるビームずれである。
的には、カラー受像管を北向きに配置した場合
の、地磁気水平成分Bzと垂直偏向に伴う電子ビ
ームの垂直y方向速度成分vyによるビームずれで
ある。第6図bは、Byによるビームずれを示す。
これは北半球に於ける垂直磁界成分Byと電子ビ
ームの電子銃からスクリーンに向う速度成分vzに
よるビームずれである。
以上の原則に基づき従来例につき説明する。
第3図は、特開昭53−15061号公報に記載され
た例である。この磁気遮蔽体8は、短辺にV字状
切込み部9を有している。さらに実公昭55−
36928号公報に於ては、カラー受像管画面上下端
部側に偏在して磁気遮蔽体を設ける例が提案され
ている。
た例である。この磁気遮蔽体8は、短辺にV字状
切込み部9を有している。さらに実公昭55−
36928号公報に於ては、カラー受像管画面上下端
部側に偏在して磁気遮蔽体を設ける例が提案され
ている。
これらの磁気遮蔽体では、従来短辺側壁に吸収
されていたz方向の磁力線が長辺方向yに強制さ
れるのに伴い、従来以上にBy成分が増加する。
即ち画面上方y+方向では+By、画面下方y−
方向では−Byが増加する。
されていたz方向の磁力線が長辺方向yに強制さ
れるのに伴い、従来以上にBy成分が増加する。
即ち画面上方y+方向では+By、画面下方y−
方向では−Byが増加する。
この結果、第6図bから明らかな様に、ビーム
は画面上方では右方向に、画面下方では左方向に
ずれを生じ右回転効果を受ける。これは第6図a
に示す基本的に左回転方向のビームずれを軽減さ
せ、画面を北又は南向きに設定した場合の色純度
を大幅に向上させる。
は画面上方では右方向に、画面下方では左方向に
ずれを生じ右回転効果を受ける。これは第6図a
に示す基本的に左回転方向のビームずれを軽減さ
せ、画面を北又は南向きに設定した場合の色純度
を大幅に向上させる。
一方、東又は西向きにカラー受像管を設置した
場合における地磁気水平成分Bxは、上記磁気遮
蔽体8内部の電子ビーム通過領域を通過し易くな
る。この結果、磁気遮蔽体8内部の電子ビーム通
過領域の磁束密度は増加し、かつ磁界形状はより
樽形に整形されるため、第7図に示す如く画面コ
ーナに近い程By成分が増加し台形状のビームラ
ンデイングずれを生ずる。
場合における地磁気水平成分Bxは、上記磁気遮
蔽体8内部の電子ビーム通過領域を通過し易くな
る。この結果、磁気遮蔽体8内部の電子ビーム通
過領域の磁束密度は増加し、かつ磁界形状はより
樽形に整形されるため、第7図に示す如く画面コ
ーナに近い程By成分が増加し台形状のビームラ
ンデイングずれを生ずる。
第4図に示す磁気遮蔽体は、特開昭54−13253
号公報で提案されたものである。この磁気遮蔽体
10は、垂直軸即ちy軸上に高磁気抵抗部11を
設けたものであり、その具体例として、第4図に
示すようにy軸上に切り込み部を設けている。
号公報で提案されたものである。この磁気遮蔽体
10は、垂直軸即ちy軸上に高磁気抵抗部11を
設けたものであり、その具体例として、第4図に
示すようにy軸上に切り込み部を設けている。
かかる磁気遮蔽体10では、高磁気抵抗部11
の効果によりx軸方向磁界Bxが長辺に集中しに
くくなり、全体的に台形錘形状の側壁に沿つた樽
形形状磁界に整形されにくくなる。しかし、この
ような磁気遮蔽体10では、第8図に示す如く高
磁気抵抗部11垂直軸近傍に存在するから、x方
向磁界Bxの整形が局部的となり、図示の如く電
子ビーム通過領域に於ても磁界分布は高調波成分
を有することとなる。このことはカラー受像管の
ビームランデイングずれにも下記の影響を与え
る。
の効果によりx軸方向磁界Bxが長辺に集中しに
くくなり、全体的に台形錘形状の側壁に沿つた樽
形形状磁界に整形されにくくなる。しかし、この
ような磁気遮蔽体10では、第8図に示す如く高
磁気抵抗部11垂直軸近傍に存在するから、x方
向磁界Bxの整形が局部的となり、図示の如く電
子ビーム通過領域に於ても磁界分布は高調波成分
を有することとなる。このことはカラー受像管の
ビームランデイングずれにも下記の影響を与え
る。
即ち、画面コーナ付近のビームに対しては、上
記高磁気抵抗部11の効果が少なく第7図と同様
のビームランデイングずれが生ずるが、一方、y
軸近傍即ち高磁気抵抗部11により近い部分で
は、第7図に示した向きとは逆方向のビームラン
デイングずれを生ずる。この様に、カラー受像管
のランデイングずれも局部的となり、その他の原
因によるある程度のランデイングばらつきも含め
て、偏向ヨークにてランデイング調整を行ううえ
で、その作業性が劣化する原因となる。
記高磁気抵抗部11の効果が少なく第7図と同様
のビームランデイングずれが生ずるが、一方、y
軸近傍即ち高磁気抵抗部11により近い部分で
は、第7図に示した向きとは逆方向のビームラン
デイングずれを生ずる。この様に、カラー受像管
のランデイングずれも局部的となり、その他の原
因によるある程度のランデイングばらつきも含め
て、偏向ヨークにてランデイング調整を行ううえ
で、その作業性が劣化する原因となる。
また、上述の高磁気抵抗部11の効果は、画面
有効領域内に到達するビームに影響を与えるに充
分な幅又は間〓を要することから他の欠点を有す
る。
有効領域内に到達するビームに影響を与えるに充
分な幅又は間〓を要することから他の欠点を有す
る。
即ち、画面を北又は南に向けた場合のz軸方向
磁界Bzを整形しBy成分へ変換させる効果が、こ
の高磁気抵抗部11近くで局部的に弱くなり、こ
の結果、北又は南向きでのy軸上ビームずれが大
きくなる欠点となる。ここでもビームランデイン
グずれは局部的である。
磁界Bzを整形しBy成分へ変換させる効果が、こ
の高磁気抵抗部11近くで局部的に弱くなり、こ
の結果、北又は南向きでのy軸上ビームずれが大
きくなる欠点となる。ここでもビームランデイン
グずれは局部的である。
第5図に示す磁気遮蔽体12は、実公昭55−
27957号公報で提案されたものであるが、構成要
件は、主として磁気遮蔽体12表面積40〜50%の
開口13を有し、消磁コイル磁界の通過経路を制
御するために磁気抵抗に異方性をもたせるもので
ある。その効果は、消磁電力の低減、シヤドウマ
スクの熱発散効果の助長であつて、ビームランデ
イングずれ防止の目的とはその趣旨が異なるもの
である。
27957号公報で提案されたものであるが、構成要
件は、主として磁気遮蔽体12表面積40〜50%の
開口13を有し、消磁コイル磁界の通過経路を制
御するために磁気抵抗に異方性をもたせるもので
ある。その効果は、消磁電力の低減、シヤドウマ
スクの熱発散効果の助長であつて、ビームランデ
イングずれ防止の目的とはその趣旨が異なるもの
である。
以上の説明の様に、従来の磁気遮蔽体に於ては
地磁気に対するビームランデイングずれを画面全
体で充分に小さくすることが出来ない。
地磁気に対するビームランデイングずれを画面全
体で充分に小さくすることが出来ない。
発明の目的
本発明は以上の欠点に鑑みなされたものであ
り、画面全体にわたりビームランデイングずれを
充分に小さくし画像の色ずれ、色むらを良好なら
しめるものである。
り、画面全体にわたりビームランデイングずれを
充分に小さくし画像の色ずれ、色むらを良好なら
しめるものである。
発明の概要
本発明は、大旨四角錘台のろう斗形状を有する
強磁性金属板からなる磁気遮蔽体の長辺側壁上
に、ビーム進行方向に対応する方向に長径を有す
る少くとも2つ以上の開孔を所定の関係でx,y
軸に対称に分布させx,y軸で決まる各象限ごと
に開孔の中心が長辺側壁中心に等しいかまたは上
記y軸方向に偏位し、且つ各長辺側壁に少くとも
1つの開孔の電子銃側及び螢光体スクリーン側が
それぞれ分割されて分割構造となつていることを
特徴とするものであり、カラー受像管を東又は西
向きに配置したときの磁界を少くともビーム通過
領域内で非常に均一にすることにより、ビームラ
ンデイングずれを充分に小さくし、ひいては任意
の向きの画像の色ずれ、色むらが良好なるカラー
受像管を提供するものであつて、さらに地磁気の
異なる地域でのカラー受像管の共用性を一層向上
させるものである。
強磁性金属板からなる磁気遮蔽体の長辺側壁上
に、ビーム進行方向に対応する方向に長径を有す
る少くとも2つ以上の開孔を所定の関係でx,y
軸に対称に分布させx,y軸で決まる各象限ごと
に開孔の中心が長辺側壁中心に等しいかまたは上
記y軸方向に偏位し、且つ各長辺側壁に少くとも
1つの開孔の電子銃側及び螢光体スクリーン側が
それぞれ分割されて分割構造となつていることを
特徴とするものであり、カラー受像管を東又は西
向きに配置したときの磁界を少くともビーム通過
領域内で非常に均一にすることにより、ビームラ
ンデイングずれを充分に小さくし、ひいては任意
の向きの画像の色ずれ、色むらが良好なるカラー
受像管を提供するものであつて、さらに地磁気の
異なる地域でのカラー受像管の共用性を一層向上
させるものである。
発明の実施例
本発明を実施例に基づき詳細に説明する。尚、
本発明のカラー受像管は磁気遮蔽体以外の構成は
第1図に示すものと同様であるので、ここでは詳
細な説明は省略する。
本発明のカラー受像管は磁気遮蔽体以外の構成は
第1図に示すものと同様であるので、ここでは詳
細な説明は省略する。
第9図a,b及びcは、それぞれ本発明に係る
磁気遮蔽体の一実施例の斜視図、正面図及び長辺
側壁を示す側面図である。
磁気遮蔽体の一実施例の斜視図、正面図及び長辺
側壁を示す側面図である。
磁気遮蔽体14は、カラー受像管ネツク側に開
いた電子ビーム通過用開口15を有し、この電子
ビーム通過用開口15は短辺側壁に設けた大旨三
角形状の切込み部16と長辺により形成されてお
り、さらに長辺側壁にはz軸方向に長径を有する
開孔17及び18がy軸及びx軸にそれぞれ対称
に設けられている。
いた電子ビーム通過用開口15を有し、この電子
ビーム通過用開口15は短辺側壁に設けた大旨三
角形状の切込み部16と長辺により形成されてお
り、さらに長辺側壁にはz軸方向に長径を有する
開孔17及び18がy軸及びx軸にそれぞれ対称
に設けられている。
この開孔17は、スクリーン側に底辺を有する
大旨三角形状である。よつて、開孔17の管軸と
直角方向の幅は電子銃側に向かつて小さくなつて
いる。一方開孔18は、大旨均一幅のフアネンル
部方向に長径を有するスリツト状であり、大旨偏
向された電子ビームの進行方向に対応して傾斜し
て配置されている。開孔17の管軸と直角方向の
幅は、開孔18の管軸と直角方向の幅に比し平均
的には約5〜6倍の大きさをもつ。平均的と述べ
たのは、本実施例では開孔17が第9図に示す如
大旨三角形状であるためスクリーン側から電子銃
側に向かつて管軸と直角方向の幅が小さくなつて
おり、一方、開孔18の管軸と直角方向の幅は大
旨均一であるからである。開孔17は、管軸と直
角方向の幅に比し電子ビームの進行方向の長さが
約3倍であり、開孔18は、その管軸と直角方向
の幅に対し電子ビームの進行方向に対応した長径
方向の長さが約15〜20倍である。従つて、開孔1
8は、当然、その管軸と直角方向の幅に対し電子
ビームの進行方向の長さが3倍以上になている。
大旨三角形状である。よつて、開孔17の管軸と
直角方向の幅は電子銃側に向かつて小さくなつて
いる。一方開孔18は、大旨均一幅のフアネンル
部方向に長径を有するスリツト状であり、大旨偏
向された電子ビームの進行方向に対応して傾斜し
て配置されている。開孔17の管軸と直角方向の
幅は、開孔18の管軸と直角方向の幅に比し平均
的には約5〜6倍の大きさをもつ。平均的と述べ
たのは、本実施例では開孔17が第9図に示す如
大旨三角形状であるためスクリーン側から電子銃
側に向かつて管軸と直角方向の幅が小さくなつて
おり、一方、開孔18の管軸と直角方向の幅は大
旨均一であるからである。開孔17は、管軸と直
角方向の幅に比し電子ビームの進行方向の長さが
約3倍であり、開孔18は、その管軸と直角方向
の幅に対し電子ビームの進行方向に対応した長径
方向の長さが約15〜20倍である。従つて、開孔1
8は、当然、その管軸と直角方向の幅に対し電子
ビームの進行方向の長さが3倍以上になている。
また磁気遮蔽体14の長辺側壁の管軸と直角な
方向の幅の電子銃側と螢光体スクリーン側とでの
平均幅を2Wとすれば、開孔17,18の電子ビ
ーム進行方向の長さがほぼ半分となるところでの
管軸と直角な方向の幅の中心は、大旨y軸からそ
れぞれW/3,2W/3のところに位置している。
方向の幅の電子銃側と螢光体スクリーン側とでの
平均幅を2Wとすれば、開孔17,18の電子ビ
ーム進行方向の長さがほぼ半分となるところでの
管軸と直角な方向の幅の中心は、大旨y軸からそ
れぞれW/3,2W/3のところに位置している。
このような磁気遮蔽体全体は第9図の実施例で
は2分割されている。即ち、長辺側壁に設けられ
た開孔17の電子銃側及び螢光体スクリーン側を
夫々分割して開孔17を介する分割部23とし、
さらに分割部23の電子銃側にはギヤツプを有
し、螢光体スクリーン側では重畳されており、全
体としてx軸又はy軸を中心として回転対称形に
分割され組み立てられる分割構造となつている。
同様にして、1つの長辺側壁の2つの開孔18を
介して夫々分割部を設け(図示せず)、全体とし
て4分割構造として組み立てても良い。
は2分割されている。即ち、長辺側壁に設けられ
た開孔17の電子銃側及び螢光体スクリーン側を
夫々分割して開孔17を介する分割部23とし、
さらに分割部23の電子銃側にはギヤツプを有
し、螢光体スクリーン側では重畳されており、全
体としてx軸又はy軸を中心として回転対称形に
分割され組み立てられる分割構造となつている。
同様にして、1つの長辺側壁の2つの開孔18を
介して夫々分割部を設け(図示せず)、全体とし
て4分割構造として組み立てても良い。
このように磁気遮蔽体を分解構造とすることに
よつて、磁気遮蔽体は深しぼり等による一体成形
の必要がなく、極めて成形性が良好で材料損失も
少くすることができる。
よつて、磁気遮蔽体は深しぼり等による一体成形
の必要がなく、極めて成形性が良好で材料損失も
少くすることができる。
また、この分割部23の電子銃側でのギヤツプ
の幅があまり大きいと磁気遮蔽体内部に残る残留
磁界が非対称となり、ビームランデイング特性に
悪影響を及ぼす恐れがある。従つて、例えば20吋
管に適用する場合、このギヤツプ幅は5mm以内と
することが必要である。
の幅があまり大きいと磁気遮蔽体内部に残る残留
磁界が非対称となり、ビームランデイング特性に
悪影響を及ぼす恐れがある。従つて、例えば20吋
管に適用する場合、このギヤツプ幅は5mm以内と
することが必要である。
しかし乍ら、適用するカラー受像管の管径が小
さくなるに従つてギヤツプの幅も小さくする必要
がある。このような場合には第10図aに示すよ
うに、ギヤツプに対向する何れかの側の磁気遮蔽
体に舌片24を設けてこの舌片24部で溶接固定
しギヤツプを磁気的に接続して良い。また第10
図bに示すように、ギヤツプに対向する何れかの
側の磁気遮蔽体に電子銃側の外方に突出する舌片
25を設けておき、こと舌片25を内側に折り曲
げてかしめ又は溶接等によつて組み立て固定して
もよい。
さくなるに従つてギヤツプの幅も小さくする必要
がある。このような場合には第10図aに示すよ
うに、ギヤツプに対向する何れかの側の磁気遮蔽
体に舌片24を設けてこの舌片24部で溶接固定
しギヤツプを磁気的に接続して良い。また第10
図bに示すように、ギヤツプに対向する何れかの
側の磁気遮蔽体に電子銃側の外方に突出する舌片
25を設けておき、こと舌片25を内側に折り曲
げてかしめ又は溶接等によつて組み立て固定して
もよい。
第10図a及びbのようにした場合は、カラー
受像管ネツク側に開いた電子ビーム通過用開口の
機械的強度を確保することができると共に電子ビ
ーム通過用開口の大きさを調整できる利点をも有
する。
受像管ネツク側に開いた電子ビーム通過用開口の
機械的強度を確保することができると共に電子ビ
ーム通過用開口の大きさを調整できる利点をも有
する。
次に本実施例の磁気遮蔽体の効果につき説明す
る。
る。
短辺側壁の三角形状の切込み部16による効果
は、前述した如く、従来短辺側壁方向に整形され
ていたz方向磁界Bzの一部を長辺側壁方向に強
制しBy成分を増加せしめ、カラー受像管を北又
は南向きに設置した場合のビームランデイングず
れを最小におさえることが出来る。
は、前述した如く、従来短辺側壁方向に整形され
ていたz方向磁界Bzの一部を長辺側壁方向に強
制しBy成分を増加せしめ、カラー受像管を北又
は南向きに設置した場合のビームランデイングず
れを最小におさえることが出来る。
次に、磁気遮蔽体14の長辺側壁上の開孔1
7,18の効果について以下詳細に説明する。
7,18の効果について以下詳細に説明する。
第11図は、本発明に係る磁気遮蔽体14の効
果を示す模式的断面図である。カラー受像管を東
向きに設置すると、地磁気水平成分はx方向を向
く。即ち、Bxが磁気遮蔽体14にかかる。従来
の一体型磁気遮蔽体ではビーム通過領域の磁界分
布が第11図の破線19に示す様に樽形に整形さ
れる結果、第7図に示す台形状ビームランデイン
グずれを生じる。
果を示す模式的断面図である。カラー受像管を東
向きに設置すると、地磁気水平成分はx方向を向
く。即ち、Bxが磁気遮蔽体14にかかる。従来
の一体型磁気遮蔽体ではビーム通過領域の磁界分
布が第11図の破線19に示す様に樽形に整形さ
れる結果、第7図に示す台形状ビームランデイン
グずれを生じる。
一方、本発明に係る開孔17,18を長辺側壁
上に設けると、当然のことながら開孔17,18
の近傍に於てろうえい磁界20,21を発生す
る。ろうえい磁界20,21は開孔17,18が
大きいほど強くかつ広範囲になることは明らかで
ある。本発明はかかる作用を利用してビーム通過
領域の磁界を極力均一化するものである。
上に設けると、当然のことながら開孔17,18
の近傍に於てろうえい磁界20,21を発生す
る。ろうえい磁界20,21は開孔17,18が
大きいほど強くかつ広範囲になることは明らかで
ある。本発明はかかる作用を利用してビーム通過
領域の磁界を極力均一化するものである。
開孔17の管軸と直角方向の幅は、前述のよう
に、開孔18の幅に比し平均的には約5〜6倍の
大きさをもつ。従つて、開孔17は強くかつ広範
囲のいろうえい磁界20を発生し、開孔18は比
較的弱くせまい範囲にろうえい磁界21を発生す
る。これらのろうえい磁界20,21は、当然の
ことながら、画面有効領域に到達する電子ビーム
に直接的には作用させないことが必要あである
が、以下の理由によつて間接的作用を及ぼす。即
ち、上述のろうえい磁界20,21は、開口1
7,18がない場合の樽形磁界19をよりx軸に
近づく方向におしもどそうとする作用がある。こ
のため、従来大きく腕曲していた樽形磁界19は
より直線的な磁界形状となる。
に、開孔18の幅に比し平均的には約5〜6倍の
大きさをもつ。従つて、開孔17は強くかつ広範
囲のいろうえい磁界20を発生し、開孔18は比
較的弱くせまい範囲にろうえい磁界21を発生す
る。これらのろうえい磁界20,21は、当然の
ことながら、画面有効領域に到達する電子ビーム
に直接的には作用させないことが必要あである
が、以下の理由によつて間接的作用を及ぼす。即
ち、上述のろうえい磁界20,21は、開口1
7,18がない場合の樽形磁界19をよりx軸に
近づく方向におしもどそうとする作用がある。こ
のため、従来大きく腕曲していた樽形磁界19は
より直線的な磁界形状となる。
但しこの場合、第8図に示す如く垂直軸上にの
み開孔11が存在する場合に生ずる高調波磁界成
分の発生に充分留意することが必要である。即
ち、前述の通り、強磁性体金属板よりなる磁気遮
蔽体に開孔を設けた場合には、開孔の近傍に於て
は必然的に局部磁界が発生し高周波成分の発生は
避け難い。
み開孔11が存在する場合に生ずる高調波磁界成
分の発生に充分留意することが必要である。即
ち、前述の通り、強磁性体金属板よりなる磁気遮
蔽体に開孔を設けた場合には、開孔の近傍に於て
は必然的に局部磁界が発生し高周波成分の発生は
避け難い。
従つて、磁界を均一化する場合に於ても、その
均一化という意味は、あくまでカラー受像管の画
面に到達する電子ビーム通過領域内で均一化する
ことであつて、決して磁界全体についてではな
い。また、このことは実質的にカラー受像管のビ
ームランデイングに影響を与える領域を考えるこ
とであるからこれで充分である。
均一化という意味は、あくまでカラー受像管の画
面に到達する電子ビーム通過領域内で均一化する
ことであつて、決して磁界全体についてではな
い。また、このことは実質的にカラー受像管のビ
ームランデイングに影響を与える領域を考えるこ
とであるからこれで充分である。
以上の考えに基づき、開孔17,18の相互の
位置及び軸管と直角方向の幅が決定される。
位置及び軸管と直角方向の幅が決定される。
まず、主要な影響を及ぼす開孔17を垂直軸上
から対角部に向つて位置を移してビームランデイ
ングずれ量を測定すると、第12図に示す様なビ
ームランデイングずれ特性を示す。ここでB,C
は第13図aに示す画面上の位置を示し、Cは画
面コーナー、Bは画面コーナーとy軸の中間位置
である。第12図より明らかな様に、点C即ち画
面コーナーでは開孔17がy軸から離れるに従つ
てビームランデイング移動量が減少する。一方、
中間点Bでは最初はコーナーの移動方向とは逆方
向に移動する(特性図下側)が、急激に移動量が
増加し、コーナーと同じ方向に移動方向となる。
この特性から明らかなように、開孔17の最適な
位置はy軸から大旨W/3程度離れたところであ
ることがわかる。
から対角部に向つて位置を移してビームランデイ
ングずれ量を測定すると、第12図に示す様なビ
ームランデイングずれ特性を示す。ここでB,C
は第13図aに示す画面上の位置を示し、Cは画
面コーナー、Bは画面コーナーとy軸の中間位置
である。第12図より明らかな様に、点C即ち画
面コーナーでは開孔17がy軸から離れるに従つ
てビームランデイング移動量が減少する。一方、
中間点Bでは最初はコーナーの移動方向とは逆方
向に移動する(特性図下側)が、急激に移動量が
増加し、コーナーと同じ方向に移動方向となる。
この特性から明らかなように、開孔17の最適な
位置はy軸から大旨W/3程度離れたところであ
ることがわかる。
さらに、開孔18は一層磁界の均一性を良好な
らしめるものであつて、ビームランデイングずれ
特性的にはコーナー部のランデイングずれ量を一
層減少させるものであるが、開孔18の効果が大
きすぎる場合には磁界分布全体が変化してしまい
好ましくない。よつて開孔18は開孔17よりも
少ない効果を与えるよう配慮が必要である。
らしめるものであつて、ビームランデイングずれ
特性的にはコーナー部のランデイングずれ量を一
層減少させるものであるが、開孔18の効果が大
きすぎる場合には磁界分布全体が変化してしまい
好ましくない。よつて開孔18は開孔17よりも
少ない効果を与えるよう配慮が必要である。
以上実施例を用いて説明した後に、本発明は長
辺側壁に所定の関係で開孔を分布させることによ
り、高調波の発生を極力おさえつつカラー受像管
のビームランデイングずれを引き起す樽形磁界を
均一化するものであつて、ビームランデイングず
れを大幅に軽減させ、カラー管の色ずれ、色むら
を向上させるものである。
辺側壁に所定の関係で開孔を分布させることによ
り、高調波の発生を極力おさえつつカラー受像管
のビームランデイングずれを引き起す樽形磁界を
均一化するものであつて、ビームランデイングず
れを大幅に軽減させ、カラー管の色ずれ、色むら
を向上させるものである。
本発明に於ける効果のもう一つの重要な点は、
上述の如き実施例に於ては開孔を設けることによ
つて画面を北又は南向きに配置した時のビームラ
ンデイングずれにほとんど影響を与えない点であ
る。この理由は、上記実施例で説明したように、
ビーム進行方向に長径を有する開口を用いている
ためと考えられる。従来例に於ては、東西向きビ
ームランデイングずれ特性と南北向きビームラン
デイングずれ特性は互いに相反する傾向を示して
おり、本発明はこの困難をのり越えたものであつ
て、ビームランデイングずれを非常に小さく出
来、カラー受像管の色ずれ、色むらを任意の向き
で大幅に向上出来た。
上述の如き実施例に於ては開孔を設けることによ
つて画面を北又は南向きに配置した時のビームラ
ンデイングずれにほとんど影響を与えない点であ
る。この理由は、上記実施例で説明したように、
ビーム進行方向に長径を有する開口を用いている
ためと考えられる。従来例に於ては、東西向きビ
ームランデイングずれ特性と南北向きビームラン
デイングずれ特性は互いに相反する傾向を示して
おり、本発明はこの困難をのり越えたものであつ
て、ビームランデイングずれを非常に小さく出
来、カラー受像管の色ずれ、色むらを任意の向き
で大幅に向上出来た。
第13図b,cは、それぞれ東西、南北向きの
ビームランデイングずれ量を従来例と比較したも
のであり、移動量の絶対値及び均一性が大幅に向
上している。ここでA,B,Cは、第13図aに
示す画面位置を示し、グラフ中イは本発明に係る
上述の実施例、ロは第3図に示す従来例、ハは第
4図に示す従来例による磁気遮蔽体によることを
示す。
ビームランデイングずれ量を従来例と比較したも
のであり、移動量の絶対値及び均一性が大幅に向
上している。ここでA,B,Cは、第13図aに
示す画面位置を示し、グラフ中イは本発明に係る
上述の実施例、ロは第3図に示す従来例、ハは第
4図に示す従来例による磁気遮蔽体によることを
示す。
第14図a,bに本発明に係る他の実施例を示
す。第14図aは、ビーム進行方向に対応して長
径を有するスリツト状開孔が長辺の対称中心軸付
近では密に分布し、コーナーに近いほど粗に分布
しているものである。第14図bは大旨三角形状
の開孔が長辺側壁上に2つのみ配置されたもので
あつて、小型のカラー受像管についてはこのよう
な構成であつても本発明を充分に実施しうる。
す。第14図aは、ビーム進行方向に対応して長
径を有するスリツト状開孔が長辺の対称中心軸付
近では密に分布し、コーナーに近いほど粗に分布
しているものである。第14図bは大旨三角形状
の開孔が長辺側壁上に2つのみ配置されたもので
あつて、小型のカラー受像管についてはこのよう
な構成であつても本発明を充分に実施しうる。
また、以上の説明では三角形状の開孔について
詳細な説明を詳細したが、これは磁気遮蔽体自身
が台形錘状をしているためにビーム軌道を配慮し
て実施したものであつて、コーナーに近い開孔ほ
ど傾角をもたせるのも同様の理由によるものであ
る。
詳細な説明を詳細したが、これは磁気遮蔽体自身
が台形錘状をしているためにビーム軌道を配慮し
て実施したものであつて、コーナーに近い開孔ほ
ど傾角をもたせるのも同様の理由によるものであ
る。
発明の効果
以上の詳細な説明から明らかな様に、本発明に
よれば高品質が要求されるカラー受像管の色ず
れ、色むらを大きく改善出来るばかりでなく、地
磁気が異なる地域への共用性が一層向上する効果
があり工業的価値は非常に大きい。
よれば高品質が要求されるカラー受像管の色ず
れ、色むらを大きく改善出来るばかりでなく、地
磁気が異なる地域への共用性が一層向上する効果
があり工業的価値は非常に大きい。
第1図はカラー受像管の構成を示す概略図、第
2図乃至第5図は従来の磁気遮蔽体の概略を示す
もので、第2図及び第3図は斜視図、第4図は正
面図、第5図は側面図、第6図a及びbは地磁気
によるビームランデイングずれを説明するための
模式図、第7図及び第8図は磁界分布を説明する
ための模式図、第9図a,b及びcは本発明の実
施例を示す概略斜視図、正面図及び側面図、第1
0図a及びbは第9図の磁気遮蔽体の一部を拡大
して示す概略側面図、第11図は第9図の磁気遮
蔽体による磁界分布を説明するための模式図、第
12図はビームランデイングずれ量を示す特性
図、第13図a,b及びcは夫々東西及び南北向
きのビームランデイングずれ量を比較して示す模
式図及び特性図、第14図a及びbは本発明の他
の実施例を示す概略側面図である。 1……フエース部、2……フアネンル部、3…
…螢光体スクリーン、4……色選別電極、5……
電子銃、14……磁気遮蔽体、17,18……開
孔、23……分割部、24,25……舌片。
2図乃至第5図は従来の磁気遮蔽体の概略を示す
もので、第2図及び第3図は斜視図、第4図は正
面図、第5図は側面図、第6図a及びbは地磁気
によるビームランデイングずれを説明するための
模式図、第7図及び第8図は磁界分布を説明する
ための模式図、第9図a,b及びcは本発明の実
施例を示す概略斜視図、正面図及び側面図、第1
0図a及びbは第9図の磁気遮蔽体の一部を拡大
して示す概略側面図、第11図は第9図の磁気遮
蔽体による磁界分布を説明するための模式図、第
12図はビームランデイングずれ量を示す特性
図、第13図a,b及びcは夫々東西及び南北向
きのビームランデイングずれ量を比較して示す模
式図及び特性図、第14図a及びbは本発明の他
の実施例を示す概略側面図である。 1……フエース部、2……フアネンル部、3…
…螢光体スクリーン、4……色選別電極、5……
電子銃、14……磁気遮蔽体、17,18……開
孔、23……分割部、24,25……舌片。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 フエース部とフアンネル部とネツク部とから
なる外囲器の前記フエース部内面に形成される螢
光体スクリーンと、前記ネツク内部に配設され前
記螢光体スクリーンを励起発光せしめる複雑の電
子ビームを射出する電子銃と、前記螢光体スクリ
ーンの前記電子銃側に近接対向して配設され多数
の電子ビーム通過孔を有する実質的に矩形状の色
選別電極と、この色選別電極に直接又は間接的に
係止され前記フアネンル部内面に沿つて前記電子
銃側に延在する磁気遮蔽体とを有するカラー受像
管において、 前記磁気遮蔽体は、前記螢光体スクリーン側の
端部が管軸を含む水平軸線及び垂直軸線に沿つて
対称な実質的に矩形状の強磁性金属板からなり、 前記水平軸線の上下に対応する長辺側壁の夫々
には、電子ビームの進行方向に長径を有する開孔
であつて前記電子ビームの進行方向の長さが管軸
と直角な方向の幅に比し3倍以上である開孔が少
くとも2以上設けられ、前記開孔は前記水平軸線
及び垂直軸線によつて分けられる4つの象限内で
対称であり、前記長辺側壁の管軸と直角な方向の
幅の前記電子銃側と前記螢光体スクリーン側とで
の平均幅を2Wとするとき、前記象限内での少く
とも1つの開孔は垂直軸からW/3近傍に電子ビ
ーム進行方向の長さがほぼ半分となるところでの
管軸と直角な方向の幅の中心が位置し、 且つ、前記各長辺側壁の少くとも1つの開孔の
電子銃側及び螢光体スクリーン側が夫々分割され
分割部となつていることを特徴とするカラー受像
管。 2 前記磁気遮蔽体は、前記分割部の前記電子銃
側にギヤツプを有することを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載のカラー受像管。 3 前記磁気遮蔽体は、前記分割部の前記螢光体
スクリーン側で重畳することを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載のカラー受像管。 4 前記磁気遮蔽体は、前記分割部の前記電子銃
側で磁気的に接続されていることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のカラー受像管。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6172082A JPS58178945A (ja) | 1982-04-15 | 1982-04-15 | カラ−受像管 |
US06/469,449 US4580076A (en) | 1982-03-31 | 1983-02-24 | Color cathode ray tube |
EP83301761A EP0090643B1 (en) | 1982-03-31 | 1983-03-29 | Colour cathode ray tube |
DE8383301761T DE3369231D1 (en) | 1982-03-31 | 1983-03-29 | Colour cathode ray tube |
KR1019830001325A KR870000149B1 (ko) | 1982-03-31 | 1983-03-31 | 컬러 음극 선관 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6172082A JPS58178945A (ja) | 1982-04-15 | 1982-04-15 | カラ−受像管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58178945A JPS58178945A (ja) | 1983-10-20 |
JPH0359539B2 true JPH0359539B2 (ja) | 1991-09-10 |
Family
ID=13179334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6172082A Granted JPS58178945A (ja) | 1982-03-31 | 1982-04-15 | カラ−受像管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58178945A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3677310D1 (de) * | 1985-10-03 | 1991-03-07 | Philips Corp | Farbbildroehre mit innerer magnetischer abschirmung. |
WO2005006382A1 (ja) * | 2003-07-10 | 2005-01-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 陰極線管 |
-
1982
- 1982-04-15 JP JP6172082A patent/JPS58178945A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58178945A (ja) | 1983-10-20 |
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