JP3463962B2 - カラー受像管 - Google Patents
カラー受像管Info
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- JP3463962B2 JP3463962B2 JP08405995A JP8405995A JP3463962B2 JP 3463962 B2 JP3463962 B2 JP 3463962B2 JP 08405995 A JP08405995 A JP 08405995A JP 8405995 A JP8405995 A JP 8405995A JP 3463962 B2 JP3463962 B2 JP 3463962B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラー受像管に係り、特
に外部磁界の影響を軽減して良好なランディング特性が
得られるカラー受像管に関する。
に外部磁界の影響を軽減して良好なランディング特性が
得られるカラー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー受像管においては、三電子ビーム
の通過領域に地磁気や外部回路などから発生する不所望
な磁界が入り込むと、三電子ビームはその不所望な磁界
の影響を受けて本来の軌道から外れ、いわゆるミスラン
ディングを起こし、色純度の劣化を招く。そのため、上
記カラー受像管においては、通常、三電子ビームが最も
磁界の影響を受け易いファンネルの内部に磁気遮蔽体が
配置されている。
の通過領域に地磁気や外部回路などから発生する不所望
な磁界が入り込むと、三電子ビームはその不所望な磁界
の影響を受けて本来の軌道から外れ、いわゆるミスラン
ディングを起こし、色純度の劣化を招く。そのため、上
記カラー受像管においては、通常、三電子ビームが最も
磁界の影響を受け易いファンネルの内部に磁気遮蔽体が
配置されている。
【0003】この磁気遮蔽体は矩形断面の中空台形状を
基本構造としているが、この基本構造では外部磁界の遮
蔽が十分でないため、外部磁界をより適切に遮蔽する各
種形状、構造の磁気遮蔽体が開発されている。例えば、
特開平5−159713号公報には、図7に示すよう
に、小開口部82の長辺部84と短辺部86に同じ深さ
の切欠部88を設けた磁気遮蔽体80が掲載されてい
る。
基本構造としているが、この基本構造では外部磁界の遮
蔽が十分でないため、外部磁界をより適切に遮蔽する各
種形状、構造の磁気遮蔽体が開発されている。例えば、
特開平5−159713号公報には、図7に示すよう
に、小開口部82の長辺部84と短辺部86に同じ深さ
の切欠部88を設けた磁気遮蔽体80が掲載されてい
る。
【0004】しかし、従来の磁気遮蔽体はいずれも不所
望な磁界を十分に誘導せず、特に管軸方向に入射する地
磁気が電子ビームの軌道を大きく反らすために色純度が
劣化し、良好な画像が得られないという問題がある。
望な磁界を十分に誘導せず、特に管軸方向に入射する地
磁気が電子ビームの軌道を大きく反らすために色純度が
劣化し、良好な画像が得られないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の磁気遮蔽体の構成では不所望な磁界を十分に誘導せ
ず、特に管軸方向に入射する地磁気が電子ビームの軌道
を大きく反らすために色純度が劣化し、良好な画像が得
られないという問題があった。
の磁気遮蔽体の構成では不所望な磁界を十分に誘導せ
ず、特に管軸方向に入射する地磁気が電子ビームの軌道
を大きく反らすために色純度が劣化し、良好な画像が得
られないという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、磁気遮蔽体を地磁気などの外部磁界を良好に誘
導する構造にして、良好な画像を表示するカラー受像管
とすることを目的とする。
であり、磁気遮蔽体を地磁気などの外部磁界を良好に誘
導する構造にして、良好な画像を表示するカラー受像管
とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気遮蔽体の
小開口部側の対角端部から長辺部及び短辺部にそれぞれ
所定の切り込み角度で所定の切り込み深さの切欠部を設
け、前記切欠部の底部の少なくとも一部には直線部を有
し、且つ、長辺部の切欠部の深さを短辺部の切欠部の深
さより深くした磁気遮蔽体を備えたことを特徴とするカ
ラー受像管である。
小開口部側の対角端部から長辺部及び短辺部にそれぞれ
所定の切り込み角度で所定の切り込み深さの切欠部を設
け、前記切欠部の底部の少なくとも一部には直線部を有
し、且つ、長辺部の切欠部の深さを短辺部の切欠部の深
さより深くした磁気遮蔽体を備えたことを特徴とするカ
ラー受像管である。
【0008】また、長辺部の切欠部のほぼ中心軸上、ま
たは長辺部及び短辺部の切欠部のそれぞれほぼ中心軸上
に凸部を有する磁気遮蔽体を備えたことを特徴とするカ
ラー受像管である。
たは長辺部及び短辺部の切欠部のそれぞれほぼ中心軸上
に凸部を有する磁気遮蔽体を備えたことを特徴とするカ
ラー受像管である。
【0009】また、本発明は、長辺部の切欠部の深さを
短辺部の切欠部の深さより深くし、且つ長辺部の切欠部
のほぼ中心軸上、または長辺部及び短辺部の切欠部のそ
れぞれほぼ中心軸上に凸部を有する磁気遮蔽体を備えた
ことを特徴とするカラー受像管である。
短辺部の切欠部の深さより深くし、且つ長辺部の切欠部
のほぼ中心軸上、または長辺部及び短辺部の切欠部のそ
れぞれほぼ中心軸上に凸部を有する磁気遮蔽体を備えた
ことを特徴とするカラー受像管である。
【0010】また本発明は、上記長辺部と短辺部の関係
は、管軸方向と成す角の小さい第一の辺部と管軸方向と
成す角の大きい第二の辺部との関係に置き換えたもので
もある。
は、管軸方向と成す角の小さい第一の辺部と管軸方向と
成す角の大きい第二の辺部との関係に置き換えたもので
もある。
【0011】
【作用】カラー受像管の管軸が外部磁界の方向と平行な
状態を考えると、磁気遮蔽体の小開口部の対角端部付近
から入ってくる外部磁界は、切り込みの結果対角端部に
形成される突起に誘導される。このとき、切欠部の深さ
が同じであれば、小開口部の対角端部付近から入ってく
る外部磁界は、短辺部よりも長辺部の方へより強く誘導
され、対角端部付近の電子ビームに対し平行にすること
ができない。これは通常のカラー受像管に用いられる磁
気遮蔽体が、パネルの縦横比に対応した矩形断面を有す
る中空台形状となっているため、長辺部と管軸が成す角
度が、短辺部と管軸が成す角度より小さく、磁束の誘導
力に差が生じるためと思われる。
状態を考えると、磁気遮蔽体の小開口部の対角端部付近
から入ってくる外部磁界は、切り込みの結果対角端部に
形成される突起に誘導される。このとき、切欠部の深さ
が同じであれば、小開口部の対角端部付近から入ってく
る外部磁界は、短辺部よりも長辺部の方へより強く誘導
され、対角端部付近の電子ビームに対し平行にすること
ができない。これは通常のカラー受像管に用いられる磁
気遮蔽体が、パネルの縦横比に対応した矩形断面を有す
る中空台形状となっているため、長辺部と管軸が成す角
度が、短辺部と管軸が成す角度より小さく、磁束の誘導
力に差が生じるためと思われる。
【0012】磁気遮蔽体の長辺部の切欠部の深さを短辺
部の切欠部の深さより深くすることにより、小開口部の
対角端部付近から入ってくる外部磁界が長辺部に誘導さ
れ過ぎることが防げ、短辺部と長辺部に誘導される強さ
を最適なバランスにすることができる。この結果、対角
端部付近から入ってくる外部磁界は稜線に沿う方向に誘
導され、外部磁界を対角端部付近の電子ビームに対し平
行に近づけ、外部磁界の影響を軽減することができる。
部の切欠部の深さより深くすることにより、小開口部の
対角端部付近から入ってくる外部磁界が長辺部に誘導さ
れ過ぎることが防げ、短辺部と長辺部に誘導される強さ
を最適なバランスにすることができる。この結果、対角
端部付近から入ってくる外部磁界は稜線に沿う方向に誘
導され、外部磁界を対角端部付近の電子ビームに対し平
行に近づけ、外部磁界の影響を軽減することができる。
【0013】また、磁気遮蔽体の長辺部の切欠部のほぼ
中心軸上、または長辺部及び短辺部の切欠部のそれぞれ
ほぼ中心軸上に凸部を設けることにより、対角端部付近
の外部磁界の誘導効果を損なうことなく、切り込んだ長
短辺部の中心軸付近から入ってくる外部磁界を凸部に誘
導して、外部磁界が電子ビームに及ぼす影響を軽減する
ことができる。
中心軸上、または長辺部及び短辺部の切欠部のそれぞれ
ほぼ中心軸上に凸部を設けることにより、対角端部付近
の外部磁界の誘導効果を損なうことなく、切り込んだ長
短辺部の中心軸付近から入ってくる外部磁界を凸部に誘
導して、外部磁界が電子ビームに及ぼす影響を軽減する
ことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明によるカラー受像管について実
施例に基づき、図面を参照して詳細に説明する。 (実施例1)一実施例である15インチ型カラー受像管
を図1に示す。この受像管のパネルの縦横比は3:4、
偏向角は90゜であり、ほぼ矩形状のガラスパネル1
と、このパネル1に一体に接合された漏斗状のガラス製
のファンネル2からなる外囲器を有し、そのパネル1の
内面に、赤、緑、青に発光する三色蛍光体層からなる蛍
光体スクリーン3が形成され、この蛍光体スクリーン3
に対向して、その内側にほぼ矩形状のシャドウマスク4
が配置されている。このシャドウマスク4は、多数の電
子ビーム通過孔の形成されたほぼ矩形状のマスク本体5
と、このマスク本体5の周辺部に取り付けられた断面L
字形のほぼ矩形状のマスクフレーム6とからなる。一
方、ファンネル2のネック7内に三電子ビーム8R、8
G、8Bを放出する電子銃9が配置されている。さらに
ファンネル2の内側に、上記電子銃9から放出される三
電子ビーム8R、8G、8Bを地磁気などの外部磁界か
ら遮蔽するための磁気遮蔽体20が配置されている。
施例に基づき、図面を参照して詳細に説明する。 (実施例1)一実施例である15インチ型カラー受像管
を図1に示す。この受像管のパネルの縦横比は3:4、
偏向角は90゜であり、ほぼ矩形状のガラスパネル1
と、このパネル1に一体に接合された漏斗状のガラス製
のファンネル2からなる外囲器を有し、そのパネル1の
内面に、赤、緑、青に発光する三色蛍光体層からなる蛍
光体スクリーン3が形成され、この蛍光体スクリーン3
に対向して、その内側にほぼ矩形状のシャドウマスク4
が配置されている。このシャドウマスク4は、多数の電
子ビーム通過孔の形成されたほぼ矩形状のマスク本体5
と、このマスク本体5の周辺部に取り付けられた断面L
字形のほぼ矩形状のマスクフレーム6とからなる。一
方、ファンネル2のネック7内に三電子ビーム8R、8
G、8Bを放出する電子銃9が配置されている。さらに
ファンネル2の内側に、上記電子銃9から放出される三
電子ビーム8R、8G、8Bを地磁気などの外部磁界か
ら遮蔽するための磁気遮蔽体20が配置されている。
【0015】第一の実施例において、上記磁気遮蔽体2
0は、板厚が0.1〜0.3mm程度の金属磁性体板を成
形することにより形成され、図1に示すように、パネル
1側を大開口部21、電子銃9側を小開口部22とする
矩形断面の中空台形状に形成されている。
0は、板厚が0.1〜0.3mm程度の金属磁性体板を成
形することにより形成され、図1に示すように、パネル
1側を大開口部21、電子銃9側を小開口部22とする
矩形断面の中空台形状に形成されている。
【0016】そして、図2に示すように、第一の辺部と
しての長辺部24、及び第二の辺部としての短辺部26
にそれぞれ小開口部22側を底辺側とする台形状の切欠
部28a、28bを有し、前記切欠部28a、28bの
底辺部には直線部を有し、切欠部28aは長辺部24の
中心軸25に対して角度α、切欠部28bは短辺部26
の中心軸27に対して角度βを成して切り込まれてい
る。
しての長辺部24、及び第二の辺部としての短辺部26
にそれぞれ小開口部22側を底辺側とする台形状の切欠
部28a、28bを有し、前記切欠部28a、28bの
底辺部には直線部を有し、切欠部28aは長辺部24の
中心軸25に対して角度α、切欠部28bは短辺部26
の中心軸27に対して角度βを成して切り込まれてい
る。
【0017】ここで、大開口部21から小開口部22の
対角端部23での管軸Zに沿った高さhは、約105mm
であり、αは約17°、βは約30°となっている。そ
して、対角端部23から切り込まれた長辺部24の切欠
部28aの深さd1は約40mm、短辺部26の切欠部2
8bの深さd2は約10mmとする。
対角端部23での管軸Zに沿った高さhは、約105mm
であり、αは約17°、βは約30°となっている。そ
して、対角端部23から切り込まれた長辺部24の切欠
部28aの深さd1は約40mm、短辺部26の切欠部2
8bの深さd2は約10mmとする。
【0018】ここで長辺部24と管軸Zは角度γを成し
ており、短辺部26と管軸Zは角度δを成しており、通
常、角度γは角度δよりも小さくなっている。なお、同
図(b)、(c)は長辺部24、及び短辺部26が管軸
Zに対して同図(a)のように傾斜している状態を管軸
Zに平行な面に投影した図であるので、長辺部24、及
び短辺部26自体の寸法とは異なる。
ており、短辺部26と管軸Zは角度δを成しており、通
常、角度γは角度δよりも小さくなっている。なお、同
図(b)、(c)は長辺部24、及び短辺部26が管軸
Zに対して同図(a)のように傾斜している状態を管軸
Zに平行な面に投影した図であるので、長辺部24、及
び短辺部26自体の寸法とは異なる。
【0019】そして、この磁気遮蔽体20は、大開口部
21がクリップや溶接などの固定手段によりフレーム6
に取り付けられることでファンネル2の内側に配置され
ている。
21がクリップや溶接などの固定手段によりフレーム6
に取り付けられることでファンネル2の内側に配置され
ている。
【0020】ところで一般に、電子ビームに及ぼす地磁
気の影響を少なくするためには、電子ビームが地磁気か
ら受ける電磁力を小さくすれば良い。図3に示すよう
に、電子ビームIに対して地磁気Bが角度ψで鎖交する
とすると、この地磁気Bのうち電子ビームIに電磁力を
及ぼす成分は電子ビームIに直交する成分B1である。
そこで、電子ビームIが地磁気Bから受ける電磁力を小
さくするためには、電子ビームに直交する成分B1を小
さくすることが必要である。そのためには、地磁気Bを
電子ビームIに平行になるように誘導して電子ビームI
と鎖交する角度ψを小さくすれば良いことになる。
気の影響を少なくするためには、電子ビームが地磁気か
ら受ける電磁力を小さくすれば良い。図3に示すよう
に、電子ビームIに対して地磁気Bが角度ψで鎖交する
とすると、この地磁気Bのうち電子ビームIに電磁力を
及ぼす成分は電子ビームIに直交する成分B1である。
そこで、電子ビームIが地磁気Bから受ける電磁力を小
さくするためには、電子ビームに直交する成分B1を小
さくすることが必要である。そのためには、地磁気Bを
電子ビームIに平行になるように誘導して電子ビームI
と鎖交する角度ψを小さくすれば良いことになる。
【0021】それには、磁気遮蔽体20の電子銃側とな
る小開口部22の四つの対角端部23からの長辺部2
4、及び短辺部26の切欠部28a、28bの切り込み
角度、及び切り込み深さを最適に設定して、地磁気を電
子ビームに平行になるように小開口部22の各対角端部
23に誘導することにより、電子ビームに対する地磁気
の影響を軽減することができる。
る小開口部22の四つの対角端部23からの長辺部2
4、及び短辺部26の切欠部28a、28bの切り込み
角度、及び切り込み深さを最適に設定して、地磁気を電
子ビームに平行になるように小開口部22の各対角端部
23に誘導することにより、電子ビームに対する地磁気
の影響を軽減することができる。
【0022】なお、磁気遮蔽体20の内部では、管軸Z
方向の地磁気(以下N/S地磁気とする)による影響が
非常に大きく、管軸Z方向に直角で水平方向の地磁気
(以下E/W地磁気とする)はランディング移動量に顕
著な作用を及ぼさないため、N/S地磁気の影響による
ランディング移動量を減少させることが必要である。そ
こで、N/S地磁気の影響によるランディング移動量と
切欠部の深さの関係について説明する。
方向の地磁気(以下N/S地磁気とする)による影響が
非常に大きく、管軸Z方向に直角で水平方向の地磁気
(以下E/W地磁気とする)はランディング移動量に顕
著な作用を及ぼさないため、N/S地磁気の影響による
ランディング移動量を減少させることが必要である。そ
こで、N/S地磁気の影響によるランディング移動量と
切欠部の深さの関係について説明する。
【0023】図4(a)、(b)、(c)は、磁気遮蔽
体20の長辺部24に形成される切欠部28a、及び短
辺部26に形成される切欠部28bの深さと、同図
(d)に示す画面水平軸(以下X軸とする)端部30、
画面垂直軸(以下Y軸とする)端部31、画面対角軸
(以下D軸とする)端部32における電子ビームのラン
ディング移動量との関係を示したグラフである。すなわ
ち、同図(a)は短辺部26を切り込まず、長辺部24
の切欠部28aの深さを変化させたものであり、同図
(b)は短辺部26を10mm切り込んだ状態で、長辺部
24の切欠部28aの深さを変化させたものであり、同
図(c)は短辺部26を20mm切り込んだ状態で、長辺
部24の切欠部28aの深さを変化させたものである。
体20の長辺部24に形成される切欠部28a、及び短
辺部26に形成される切欠部28bの深さと、同図
(d)に示す画面水平軸(以下X軸とする)端部30、
画面垂直軸(以下Y軸とする)端部31、画面対角軸
(以下D軸とする)端部32における電子ビームのラン
ディング移動量との関係を示したグラフである。すなわ
ち、同図(a)は短辺部26を切り込まず、長辺部24
の切欠部28aの深さを変化させたものであり、同図
(b)は短辺部26を10mm切り込んだ状態で、長辺部
24の切欠部28aの深さを変化させたものであり、同
図(c)は短辺部26を20mm切り込んだ状態で、長辺
部24の切欠部28aの深さを変化させたものである。
【0024】同図より、短辺部26の切欠部28bの深
さより長辺部24の切欠部28aの深さを深くすること
により、D軸端部32におけるランディング移動量、及
びX軸端部30におけるランディング移動量が減少して
いることが分かる。
さより長辺部24の切欠部28aの深さを深くすること
により、D軸端部32におけるランディング移動量、及
びX軸端部30におけるランディング移動量が減少して
いることが分かる。
【0025】ここで、ランディング移動量の総和を減ら
すことはもちろんのこと、それに加えて、各軸端部3
0、31、32で部分的に突出して大きなランディング
移動量を示すことのないように気をつける必要がある。
例えば、同図(b)において、短辺部26の切欠部28
bの深さが10mmで長辺部24の切欠部28bの深さが
10mmのとき、Y軸端部のランディング移動量は約8μ
mと良好な値であるが、X軸端部30、及びD軸端部3
2はそれぞれ約20μm、約18μmとY軸端部31と
比べて極端に悪い数値を示している。この点に関して
は、ランディング移動量の最も大きい軸端部と最も小さ
い軸端部との差が約10μm以上だと好ましくない。ま
た、D軸端部32は、偏向角が最も大きく、ビームの到
達距離も長いことから、他の軸端部よりは重要視する必
要がある。これらを加味した上で各軸端部30、31、
32のランディング移動量がそれぞれ約15μm以内に
抑えられれば好ましい。
すことはもちろんのこと、それに加えて、各軸端部3
0、31、32で部分的に突出して大きなランディング
移動量を示すことのないように気をつける必要がある。
例えば、同図(b)において、短辺部26の切欠部28
bの深さが10mmで長辺部24の切欠部28bの深さが
10mmのとき、Y軸端部のランディング移動量は約8μ
mと良好な値であるが、X軸端部30、及びD軸端部3
2はそれぞれ約20μm、約18μmとY軸端部31と
比べて極端に悪い数値を示している。この点に関して
は、ランディング移動量の最も大きい軸端部と最も小さ
い軸端部との差が約10μm以上だと好ましくない。ま
た、D軸端部32は、偏向角が最も大きく、ビームの到
達距離も長いことから、他の軸端部よりは重要視する必
要がある。これらを加味した上で各軸端部30、31、
32のランディング移動量がそれぞれ約15μm以内に
抑えられれば好ましい。
【0026】これらを考え合わせると、長辺部24を約
40mm、短辺部26を約10mmの深さに切り込んだとき
に各軸端部30、31、32において比較的良好なラン
ディング特性が得られることがわかる。
40mm、短辺部26を約10mmの深さに切り込んだとき
に各軸端部30、31、32において比較的良好なラン
ディング特性が得られることがわかる。
【0027】このように、長辺部24と短辺部26とを
本実施例のような形状にすることにより、特にD軸端部
32、及びX軸端部30におけるランディング移動量を
減らすことができる。
本実施例のような形状にすることにより、特にD軸端部
32、及びX軸端部30におけるランディング移動量を
減らすことができる。
【0028】(実施例2)次に、第二の実施例について
説明する。図5に示すように、第二の実施例の磁気遮蔽
体40は、長辺部44の切欠部49aの中心軸45上に
半円上の凸部48が設けられている。対角端部43から
半円状の凸部48の頂点までの深さd3は約20mmとす
る以外、他の構成、寸法等は上記第一の実施例と同様で
ある。
説明する。図5に示すように、第二の実施例の磁気遮蔽
体40は、長辺部44の切欠部49aの中心軸45上に
半円上の凸部48が設けられている。対角端部43から
半円状の凸部48の頂点までの深さd3は約20mmとす
る以外、他の構成、寸法等は上記第一の実施例と同様で
ある。
【0029】ここで、同図(b)、(c)は図2と同様
に、長辺部44、及び短辺部46が管軸Zに対して角度
γ、δで傾斜している状態を投影した図であるので、長
辺部44、及び短辺部46自体の寸法とは異なる。
に、長辺部44、及び短辺部46が管軸Zに対して角度
γ、δで傾斜している状態を投影した図であるので、長
辺部44、及び短辺部46自体の寸法とは異なる。
【0030】上記の図4に示すように、長辺部44の切
欠部49aの深さd1を深くしていくとY軸端部31の
ランディング移動量が増加し、短辺部46の切欠部49
bの深さd2を深くしていくとX軸端部30のランディ
ング移動量が増加していることが分かる。
欠部49aの深さd1を深くしていくとY軸端部31の
ランディング移動量が増加し、短辺部46の切欠部49
bの深さd2を深くしていくとX軸端部30のランディ
ング移動量が増加していることが分かる。
【0031】そこで、上記の切欠部49a、49bを持
つ磁気遮蔽体40の長辺部44の中心軸45上に頂点ま
での深さd3が約20mmである凸部48を設けることに
より、長辺部44を切り込んだ為に増加したY軸端部3
1のランディング移動量を補償することができる。この
凸部48を設けたことにより小開口部の長辺部44の中
心軸45付近から入ってくる外部磁界をより電子銃側の
位置で効果的に誘導して、電子ビームの軌道に近づけ、
D軸端部32でのランディング特性を損なうことなくY
軸端部31でのランディング移動量を減少することがで
きる。このとき対角端部48の外部磁界誘導特性に影響
を与えないように凸部48を大きくし過ぎないようにす
ることが望ましい。
つ磁気遮蔽体40の長辺部44の中心軸45上に頂点ま
での深さd3が約20mmである凸部48を設けることに
より、長辺部44を切り込んだ為に増加したY軸端部3
1のランディング移動量を補償することができる。この
凸部48を設けたことにより小開口部の長辺部44の中
心軸45付近から入ってくる外部磁界をより電子銃側の
位置で効果的に誘導して、電子ビームの軌道に近づけ、
D軸端部32でのランディング特性を損なうことなくY
軸端部31でのランディング移動量を減少することがで
きる。このとき対角端部48の外部磁界誘導特性に影響
を与えないように凸部48を大きくし過ぎないようにす
ることが望ましい。
【0032】(実施例3)さらに第三の実施例として、
図6に示すように、長辺部64の切欠部69aの中心軸
65上に凸部68を設け、さらに、短辺部66の切欠部
69bの中心軸67上にも凸部70を設けた構造とする
こともできる。
図6に示すように、長辺部64の切欠部69aの中心軸
65上に凸部68を設け、さらに、短辺部66の切欠部
69bの中心軸67上にも凸部70を設けた構造とする
こともできる。
【0033】本実施例の構成では、第二の実施例の効果
に加えて、X軸端部30でのランディング特性を良好に
することができる。ただし、短辺部66の切欠部69b
は長辺部64の切欠部69aよりも短く、凸部70によ
り対角端部63での外部磁界誘導効果を損なうことがあ
るので、凸部70の大きさ及び高さ等に配慮する必要が
ある。本実施例では凸部70の頂点の高さは対角端部6
3とほぼ同じにした。
に加えて、X軸端部30でのランディング特性を良好に
することができる。ただし、短辺部66の切欠部69b
は長辺部64の切欠部69aよりも短く、凸部70によ
り対角端部63での外部磁界誘導効果を損なうことがあ
るので、凸部70の大きさ及び高さ等に配慮する必要が
ある。本実施例では凸部70の頂点の高さは対角端部6
3とほぼ同じにした。
【0034】なお、本発明は、縦横比3:4のカラー受
像管に限らず、例えば9:16のカラー受像管でも良
く、偏向角も90゜のみに限定されるものではない。さ
らに、シャドウマスク4はアパーチャグリルのようなも
のでもかまわない。また、切欠部の形状は緩やかな曲線
状であってもかまわない。このように、本発明の範囲で
実施例に多くの修正及び変更を加えられるのは勿論であ
る。
像管に限らず、例えば9:16のカラー受像管でも良
く、偏向角も90゜のみに限定されるものではない。さ
らに、シャドウマスク4はアパーチャグリルのようなも
のでもかまわない。また、切欠部の形状は緩やかな曲線
状であってもかまわない。このように、本発明の範囲で
実施例に多くの修正及び変更を加えられるのは勿論であ
る。
【0035】
【発明の効果】上記説明したように、本発明によれば、
地磁気等の外部磁界、特に管軸方向の外部磁界を有効に
誘導して、電子ビームの軌道の乱れをなくし、ランディ
ング移動量の少ないカラー受像管とすることができる。
地磁気等の外部磁界、特に管軸方向の外部磁界を有効に
誘導して、電子ビームの軌道の乱れをなくし、ランディ
ング移動量の少ないカラー受像管とすることができる。
【図1】本発明の実施例におけるカラー受像管の構図を
示す図である。
示す図である。
【図2】本発明の第一の実施例における磁気遮蔽体の形
状を示す図であり、(a)は全体の斜視図、(b)は長
辺部を管軸に平行な面に投影した投影図、(c)は短辺
部を管軸に平行な面に投影した投影図である。
状を示す図であり、(a)は全体の斜視図、(b)は長
辺部を管軸に平行な面に投影した投影図、(c)は短辺
部を管軸に平行な面に投影した投影図である。
【図3】磁界と電子ビームのなす角についての説明図で
ある。
ある。
【図4】(a)、(b)、(c)は長辺部及び短辺部の
切欠部の深さと画面の各軸端部におけるランディング移
動量の関係を示すグラフであり、(d)は画面の各軸端
部を示す模式図である。
切欠部の深さと画面の各軸端部におけるランディング移
動量の関係を示すグラフであり、(d)は画面の各軸端
部を示す模式図である。
【図5】本発明の第二の実施例における磁気遮蔽体の形
状を示す図であり、(a)は全体の斜視図、(b)は長
辺部を管軸に平行な面に投影した投影図、(c)は短辺
部を管軸に平行な面に投影した投影図である。
状を示す図であり、(a)は全体の斜視図、(b)は長
辺部を管軸に平行な面に投影した投影図、(c)は短辺
部を管軸に平行な面に投影した投影図である。
【図6】本発明の第三の実施例における磁気遮蔽体の形
状を示す図であり、(a)は全体の斜視図、(b)は長
辺部を管軸に平行な面に投影した投影図、(c)は短辺
部を管軸に平行な面に投影した投影図である。
状を示す図であり、(a)は全体の斜視図、(b)は長
辺部を管軸に平行な面に投影した投影図、(c)は短辺
部を管軸に平行な面に投影した投影図である。
【図7】従来の磁気遮蔽体の形状を示す図であり、
(a)は全体の斜視図、(b)は長辺部を管軸に平行な
面に投影した投影図、(c)は短辺部を管軸に平行な面
に投影した投影図である。
(a)は全体の斜視図、(b)は長辺部を管軸に平行な
面に投影した投影図、(c)は短辺部を管軸に平行な面
に投影した投影図である。
1…パネル
2…ファンネル
3…蛍光体スクリーン
4…シャドウマスク
7…ネック
8R、8G、8B…電子ビーム
9…電子銃
20、40、60…磁気遮蔽体
22…小開口部
23、43、63…対角端部
24、44、64…長辺部
25、45、65…長辺部の中心軸
26、46、66…短辺部
27、47、67…短辺部の中心軸
28a、49a、69a…長辺部の切欠部
28b、49b、69b…短辺部の切欠部
48、68、70…凸部
Z…管軸
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01J 29/02
Claims (10)
- 【請求項1】 内面に蛍光体スクリーンが形成された矩
形状のパネルと、 前記パネルに接合された漏斗状のファンネルと、 前記ファンネルのネック部に配置され、電子ビームを放
出する電子銃と、 前記蛍光体スクリーンに対向してパネルの内側に配置さ
れ、複数の電子ビーム通過孔が形成されたシャドウマス
クと、 前記ファンネルの内部に配置され、相対向する2つの長
辺部と相対向する2つの短辺部とを有し管軸方向の前記
電子銃側を小開口部とする中空台形状の磁気遮蔽体であ
って、前記小開口部の対角端部から前記長辺部及び短辺
部にそれぞれ所定の切り込み角度で所定の切り込み深さ
の切欠部が設けられ、前記切欠部の底部の少なくとも一
部には直線部を有し、且つ前記長辺部の切欠部の深さは
前記短辺部の切欠部の深さより深い磁気遮蔽体と、を備
えたことを特徴とするカラー受像管。 - 【請求項2】 内面に蛍光体スクリーンが形成された矩
形状のパネルと、 前記パネルに接合された漏斗状のファンネルと、 前記ファンネルのネック部に配置され、電子ビームを放
出する電子銃と、 前記蛍光体スクリーンに対向してパネルの内側に配置さ
れ、複数の電子ビーム通過孔が形成されたシャドウマス
クと、 前記ファンネルの内部に配置され、相対向する2つの長
辺部と相対向する2つの短辺部とを有し管軸方向の前記
電子銃側を小開口部とする中空台形状の磁気遮蔽体であ
って、前記小開口部の対角端部から前記長辺部及び短辺
部にそれぞれ所定の切り込み角度で所定の切り込み深さ
の切欠部が設けられ、且つ少なくとも前記長辺部の切欠
部の中心軸上に凸部を有する磁気遮蔽体と、を備えたこ
とを特徴とするカラー受像管。 - 【請求項3】 請求項2記載のカラー受像管において、 前記長辺部と前記短辺部の切欠部のそれぞれ中心軸上に
凸部を有する磁気遮蔽体を備えたことを特徴とするカラ
ー受像管。 - 【請求項4】 請求項1記載のカラー受像管において、 少なくとも前記長辺部の切欠部の中心軸上に凸部を有す
る磁気遮蔽体を備えたことを特徴とするカラー受像管。 - 【請求項5】 請求項1記載のカラー受像管において、 前記長辺部と前記短辺部の切欠部のそれぞれ中心軸上に
凸部を有する磁気遮蔽体を備えたことを特徴とするカラ
ー受像管。 - 【請求項6】 内面に蛍光体スクリーンが形成された矩
形状のパネルと、 前記パネルに接合された漏斗状のファンネルと、 前記ファンネルのネック部に配置され、電子ビームを放
出する電子銃と、 前記蛍光体スクリーンに対向してパネルの内側に配置さ
れ、複数の電子ビーム通過孔が形成されたシャドウマス
クと、 前記ファンネルの内部に配置され、相対向する2つの第
一の辺部と相対向する2つの第二の辺部とを有し管軸方
向の前記電子銃側を小開口部とする中空台形状で、前記
第一の辺部と管軸のなす角度は前記第二の辺部と管軸の
なす角度に比べて小さい磁気遮蔽体であって、前記小開
口部の対角端部から前記第一の辺部及び第二の辺部にそ
れぞれ所定の切り込み角度で所定の切り込み深さの切欠
部が設けられ、前記切欠部の底部の少なくとも一部には
直線部を有し、且つ前記第一の辺部の切欠部の深さは前
記第二の辺部の切欠部の深さより深い磁気遮蔽体と、を
備えたことを特徴とするカラー受像管。 - 【請求項7】 内面に蛍光体スクリーンが形成された矩
形状のパネルと、 前記パネルに接合された漏斗状のファンネルと、 前記ファンネルのネック部に配置され、電子ビームを放
出する電子銃と、 前記蛍光体スクリーンに対向してパネルの内側に配置さ
れ、複数の電子ビーム通過孔が形成されたシャドウマス
クと、 前記ファンネルの内部に配置され、相対向する2つの第
一の辺部と相対向する2つの第二の辺部とを有し管軸方
向の前記電子銃側を小開口部とする中空台形状で、前記
第一の辺部と管軸のなす角度は前記第二の辺部と管軸の
なす角度に比べて小さい磁気遮蔽体であって、前記小開
口部の対角端部から前記第一の辺部及び第二の辺部にそ
れぞれ所定の切り込み角度で所定の切り込み深さの切欠
部が設けられ、且つ少なくとも前記第一の辺部の切欠部
の中心軸上に凸部を有する磁気遮蔽体と、を備えたこと
を特徴とするカラー受像管。 - 【請求項8】 請求項7記載のカラー受像管において、 前記第一の辺部と前記第二の辺部の切欠部のそれぞれ中
心軸上に凸部を有する磁気遮蔽体を備えたことを特徴と
するカラー受像管。 - 【請求項9】 請求項6記載のカラー受像管において、 少なくとも前記第一の辺部の切欠部の中心軸上に凸部を
有する磁気遮蔽体を備えたことを特徴とするカラー受像
管。 - 【請求項10】 請求項6記載のカラー受像管におい
て、 前記第一の辺部と前記第二の辺部の切欠部のそれぞれ中
心軸上に凸部を有する磁気遮蔽体を備えたことを特徴と
するカラー受像管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08405995A JP3463962B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | カラー受像管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08405995A JP3463962B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | カラー受像管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08287839A JPH08287839A (ja) | 1996-11-01 |
JP3463962B2 true JP3463962B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=13819932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08405995A Expired - Fee Related JP3463962B2 (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | カラー受像管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3463962B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW402731B (en) | 1997-09-12 | 2000-08-21 | Hitachi Ltd | Color cathode ray tube having an improved internal magnetic shield |
JP2001236898A (ja) * | 1999-12-13 | 2001-08-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 内部磁気シールド及び陰極線管 |
KR100350621B1 (ko) * | 2000-12-15 | 2002-08-30 | 엘지전자주식회사 | 개선된 인너쉴드를 갖는 칼라 음극선관 |
KR100852688B1 (ko) * | 2002-01-29 | 2008-08-19 | 삼성에스디아이 주식회사 | 자기 차폐 기구 및 이를 구비한 음극선관 |
KR100414495B1 (ko) * | 2002-02-07 | 2004-01-07 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 상하주사형 음극선관 |
KR100430242B1 (ko) * | 2002-05-22 | 2004-05-03 | 엘지.필립스디스플레이(주) | 음극선관용 이너쉴드 구조 |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP08405995A patent/JP3463962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08287839A (ja) | 1996-11-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |