JP2588513B2 - カラ−陰極線管 - Google Patents

カラ−陰極線管

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JP2588513B2
JP2588513B2 JP61233391A JP23339186A JP2588513B2 JP 2588513 B2 JP2588513 B2 JP 2588513B2 JP 61233391 A JP61233391 A JP 61233391A JP 23339186 A JP23339186 A JP 23339186A JP 2588513 B2 JP2588513 B2 JP 2588513B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream

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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアパーチャマスクを有するカラー陰極線管及
び特に斯る陰極線管用の内部磁気遮へい体の改良に関す
るものである。
アパーチャマスクを用いるカラーテレビジョン用カラ
ー陰極線管(カラー受像管)は外部磁界、特に地磁界の
影響を受けて電子ビームの軌道が不所望にシフトし、ラ
スタ歪みや色純度及びコンバーゼンスの劣化を生じ易
い。例えば、ビーム軌道の右方向又は左方向のシフトに
より垂直方向のけい光ストライプを有する受像管におい
てランディングエラーが生ずる。即ち、ビームが予定の
ストライプ上のランディング点の右側または左側にラン
ディングしてしまう。
これがため、許容し得る性能を得るは斯るカラー受像
管を外部磁界から有効に遮へいする必要があり、この目
的のためにカラー受像管内に内部磁気遮へい体を組込む
ことが一般に行われている。
地磁界の影響は管の設置場所及び向きに依存するた
め、最適な磁気遮へいのためには管を移動した後に磁気
遮へい体を再磁化して磁区を再整列し得るようにする必
要がある。従って、磁気遮へい体はテレビジョン装置を
ターンオンする度に容易に再磁化し得る低炭素鋼のよう
な軟磁性材料で製造するのが一般的である。
磁気遮へい体の形状は一般に管の動作を妨害すること
なくできるだけ大きな管容積を遮へいするという要件に
より決定される。例えば、遮へい体をファンネル内に遠
くまで延在させすぎると電子ビームの偏向磁界を妨害す
る惧れが生ずると共に偏向されたビームのインターセプ
タ又は“クリッピング”を生じる惧れがある。更に、コ
スト上の理由からできるだけ簡単な形状に決められる。
米国特許第3867668号明細書においては磁気遮へい体
を磁性材料の2個の湾曲シートで構成し、製造、貯蔵、
輸送及び組立が便利且つ容易になるようにしている。更
に、外部遮へい体を用いて2個の湾曲シート間の開口に
より形成される隙間をカバーして“完全な遮へい”を達
成している。
ビームランディングに及ぼす地磁界の影響は2つの成
分、即ち横方向水平磁界により決まる東−西(左−右)
影響及び軸方向水平磁界により決まる南−北(上−下)
影響で記述するのが一般的である。これら影響の大きさ
は受像管が東及び西向きのときのビームランディングエ
ラーと北及び南向きのときのビームランディングエラー
との差である。また、管の各面はアナログ時計の文字盤
に基づいて記述するのが一般的である。即ち、上辺が12
時、底辺が6時、右辺(観察者から見て)が3時、左辺
が9時である。
本発明の目的は、改善された遮へい作用を有すると共
に現在の製造技術で容易に製造し得るカラー受像管用の
内部磁気遮へい体を提供することにある。
本発明は、カラー受像管において内部磁気遮へい体
を、6時側壁と12時側壁の各々に管の回転軸又はZ軸の
方向に延在する少なくとも1個のスロット状の孔を有す
ると共にZ軸を取り囲んで電子ビームを通す約1.7〜2.1
の長さ対幅比を有する長方形の後部開口を有するほぼフ
ァンネル輪郭形状の構体で構成したことを特徴とする。
本発明の好適例においては、遮へい体の6時側壁と12
時側壁に、Z軸の上方及び下方において互いに対向して
中心に位置する1対のスロット孔を設ける。
本発明においては斯る遮へい体を、最初に低炭素鋼の
ような軟磁性材料の薄いシートにスロット孔をカット
し、次いでこのシートをほぼファンネル輪郭形状の型の
上に押しつけてこのシートを湾曲させると共にクリンプ
(ひだづけ)してほぼファンネル輪郭形状の構体に成形
して製造する。次に、このシートをカットして後部開口
を形成する。
図面につき本発明を説明する。
第1図はフェースパネル部15とファンネル部17とネッ
ク部19を一体化した管器13を有するカラーテレビジョン
用カラー陰極線管(カラー受像管)を示す。フェースパ
ネル15の内部表面上には個別のけい光素子のアレーから
成る陰極ルミネッセンススクリーン21が設けられてい
る。ネック部19内には3本の電子ビームをスクリーン21
に向け発生する電子銃を含むマウント22が配置される。
スクリーン21に近接して、電子ビームをスクリーン上の
所望のけい光素子に到達させるアパーチャマスク25が配
置される。アパーチャマスク25はフレーム部材29で支持
し、このフレーム部材をパネル15の側壁に埋設されたス
タッド27により支持する。このマスクフレーム29に内部
磁気遮へい体31を取付ける。この磁気遮へい体はその上
壁および低壁の中心にあって管の中心軸またはZ軸と整
列すると共に上下に整列するスロット41を有すると共に
Z軸を取囲む後部開口47を有するほぼファンネル輪郭形
状の構体39から成る。
第1図から明らかなように、遮へい体31のほぼファン
ネル輪郭形状の構体39はマスク25の周縁部からマウント
22の方向にファンネル17に沿って、略々ファンネル壁の
輪郭に従って延在し、マスクとマウントとの間の中間で
終端して後部開口47を画成する。遮へい体を更に延張さ
せると遮へい作用が向上するが、ファンネル部とネック
部との遷移部に位置する外部偏向装置(図示せず)によ
り発生されるビーム偏向磁界を妨害する惧れが生ずると
共に電子ビームをインターセプタ(クリッピング)する
惧れが生ずる。
第2図は遮へい体31を管の後部からZ軸の方向に見た
平面図を示す。スクリーンパネルをアナログ時計の文字
盤とみなして管の種々の区域を表す慣例の表記法に従っ
て、遮へい体の上側面、左側面、下側面及び右側面をそ
れぞれ12時側面、3時側面、6時側面及び9時側面とし
て表記する。第2図から明らかなようにスロット41a及
び41bは6時側面と12時側面の中心に位置する。
これらスロットは6時側面と12時側面上の、後部開口
47の長さLaの40%以内の中心区域内において中心からず
れた位置に位置させることもできる。スロットは1つの
側壁に2個以上設けることもできるが、各側壁のスロッ
トの数は同数にするのが好ましい。更に、これらスロッ
トは図に示すよに上下に整列させる必要はなく、前記中
心区域内において互にずさせることもできる。
これらスロットはリム48から後部開口47の直線端縁49
までの遮へい体の高さHsの約50〜95%の高さhを有する
と共に、遮へい体のリム48における長さLrの約1〜10%
の幅wを有する。
後部開口47は約1.7〜2.1の長さ対幅比を有する長方形
状とし、直線端縁49で画成される中心部と湾曲した端縁
50で画成される2個の端部を有するものとする。第1図
及び第3図に詳細に示されているように、この開口の中
心部はZ軸に垂直な平面内に位置すると共に、両端部は
上向きに湾曲した面内に位置し、第3図に示すような湾
曲した側面形状を呈する。
後部開口47はリム48における遮へい体の幅Wrの約49〜
51%の幅Waを有すると共に長さLrの約65〜69%の長さLa
を有する。更に、遮へい体側壁と長方形開口との交差に
より生ずる後部開口の端部の上向き湾曲の程度はリム48
から湾曲端縁50の外点52までの遮へい体の高さHcで表さ
れ、この高さHcは高さHsの約85〜90%の範囲内にするこ
とができる。
上述の寸法範囲内では、後部開口47は所定の従来の設
計の遮へい体の後部開口の長さ対幅比(約2:1.3)より
大きな長さ対幅比を有する。この開口寸法の変化は北−
南遮へい作用を向上するが東−西遮へい作用を僅かに減
少する。しかし、東−西遮へい作用は6時及び12時側壁
にスロットを導入することにより少なくとも部分的に回
復される。
一例として、本発明の遮へい体と従来の遮へい体を有
する19Vミニネックカラー表示管を製造し、レジストレ
ーションの差について比較してみた。本発明の遮へい体
は図に示すように6時及び12時側面にスロットを有する
と共に上向きに湾曲した端縁部を有する長方形の後部開
口を有し、各部の寸法(インチ単位)はHs=4.0,Lr=1
5.0,Wr=10.9,Hc=3.75,Wa=5.37,La=10.75,w=0.3及
びh=3.9にした。従来の遮へい体はスロットが無く、
且つその後部開口は全体がZ軸に垂直な平面内に位置
し、各部の寸法はHs=3.0,Lr=15.0,Wr=10.9,Wa=7.4
及びLa=9.6にした。レジストレーション(ストライプ
位置と実際のビームのランディング位置との差で、ビー
ムランディングエラーとしても知られている)を各タイ
プの遮へい体の数個のサンプル受像管について測定して
平均値を求めた。測定は各サンプル受像管を順次、南、
東、北及び西に向けてそのスクリーンの4隅について行
った。北向きと南向きとの間のレジストレーションの差
は従来の遮へい体では平均約1.2ミルであったが、本発
明の遮へい体では約0.6ミル以下であった。東向きと西
向きとの間のレジストレーションの差は従来の遮へい体
では平均約0.5ミルであったが、本発明の遮へい体では
約0.6ミルであった。東−西遮へい作用を僅かに犠牲に
するこの北−南遮へい作用の大きな改善は外部磁界の影
響の有益な遮へいを生じ、その結果全体として管の性能
の改善が得られる。
本発明の他の特徴としては、この遮へい体を低炭素鋼
のような軟磁性材料の薄いシートから製造する。このシ
ートは、これを型の上に押しつけ、湾曲させると共に、
クリンプ(ひだづけ)して所望の形状に形成する。クリ
ンプ(ひだ)は図に不規則に分布する波形の線で表して
ある。
スロットは成形前に例えばカッティング又はパンチン
グにより形成するのが好適である。これは、成形後では
スロットは湾曲した表面に形成する必要が生じ、平坦表
面に形成する場合より一層難しくなるためである。スロ
ットは成形中著しく湾曲されるシート部分に位置するた
め、成形中にシートの引裂きやスロットの変形が生じな
いようにしてこれらスロットの上述した寸法やその他の
制限を忠実に守ることが重要である。同じ理由から、後
部開口は成形後に形成するのが有利である。
以上本発明の好適実施例について説明したが、本発明
はこれに限定されず、種々の変形が変更が可能であるこ
と勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の内部磁気遮へい体を組込んだカラー表
示管の断面図、 第2図は第1図の遮へい体のスロットと開口を示す後か
ら見た平面図、 第3図は第1図の遮へい体の開口の一方の端縁の輪郭を
示す側面図である。 11……カラー陰極線管、13……管器 15……フェースパネル部、17……ファンネル部 19……ネック部 21……陰極ルミネッセンススクリーン 22……電子銃用マウント、25……アパーチャマスク 27……スタッド、29……フレーム部材 31……内部磁気遮へい体、39……ほぼファンネル輪郭形
状の構体 41a,41b……スロット、47……後部開口 48……リム、49……直線端縁 50……湾曲端縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−178945(JP,A) 特開 昭54−25157(JP,A) 特開 昭54−13253(JP,A) 特開 昭58−46547(JP,A) 実開 昭59−90161(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェースプレート部とファンネル部とネッ
    ク部を一体化したガラス管器と;フェースプレートの内
    部表面上に被着された個別のけい光素子のアレーから成
    るけい光スクリーンと;ネック部内に配置され、電子ビ
    ームをスクリーンに向け発生する少なくとも1個の電子
    銃と;スクリーンに隣接して配置され、電子ビームをス
    クリーン上の所望のけい光素子に到達させるアパーチャ
    マスクと;マスクと電子銃との間に配置され、マスクの
    周縁を取囲んで延在するリムと、このリムからファンネ
    ルの内部表面に沿ってネック部の方向に延在する側壁と
    を有する共にネック部の前方で終端して電子ビームをマ
    スク及びスクリーンに通す後部開口を画成するボウル形
    の構体で構成された内部磁気遮へい体とを具えるカラー
    陰極線管であって、Z軸と称される回転軸と、視聴者か
    ら見てそれぞれ12時側面、3時側面、6時側面及び9時
    側面と称されるZ軸を取囲む上側面、右側面、下側面及
    び左側面を有するカラー陰極線管において、前記遮へい
    体の後部開口が約1.7〜2.1の長さ(La)対幅(Wa)の比
    を有する長方形であり、且つ前記遮へい体が1対のスロ
    ット孔を有し、第1のスロット孔がZ軸の上方の12時側
    面の中心部に位置させてあると共に第2のスロット孔が
    Z軸の下方の6時側面の中心部に、第1のスロット孔と
    対向して位置させてあることを特徴とするカラー陰極線
    管。
  2. 【請求項2】前記遮へい体は6時側面及び12時側面が3
    時側面及び9時側面よりもネック部の方へ大きく延在さ
    せてあることを特徴とする特許請求の範囲1記載のカラ
    ー陰極線管。
  3. 【請求項3】前記後部開口が6時及び12時側面の直線端
    縁と、3時及び9時側面の外向きに湾曲すると共に上向
    きに湾曲した端縁とで画成され、Z軸に垂直な平面内に
    位置する中心部とこの垂直平面から上向きに湾曲した面
    内に位置する2個の端部とを有する長方形の開口に形成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲2記載のカ
    ラー陰極線管。
  4. 【請求項4】前記遮へい体はリムにおいて幅Wrを有し、
    前記後部開口はこの遮へい体の幅Wrの約49〜51%の幅Wa
    と、遮へい体の長さLrの約65〜69%の長さLaを有してい
    ることを特徴とする特許請求の範囲3記載のカラー陰極
    線管。
  5. 【請求項5】前記遮へい体はリムから前記後部開口の湾
    曲端縁まで、前記遮へい体の高さHsの約85〜90%の高さ
    Hcを有していることを特徴とする特許請求の範囲4記載
    のカラー陰極線管。
  6. 【請求項6】前記遮へい体は軟磁性材料のクリンプ加工
    したシートから成ることを特徴とする特許請求の範囲5
    記載のカラー陰極線管。
  7. 【請求項7】カラー陰極線管用の開口を具えたボウル形
    の内部磁気遮蔽体を製造する方法において、前記内部磁
    気遮蔽体はそのリムから前記開口の直線縁までの遮蔽体
    高さの50〜90パーセントの高さ及びそのリムにおける遮
    蔽体長さの1〜10パーセントの幅を有する少なくとも1
    対のスロットを具えており、その製造に当たり、最初
    に、軟磁性材料の薄いシートに前記の少なくとも1対の
    スロットを形成し、次にこのシートをボウル形の型に押
    しつけてこのシートをボウル形構体に湾曲成形し、次に
    この構体にそのz軸に直角の平面内に存在しない開口を
    形成することを特徴とするカラー陰極線管用の内部磁気
    遮蔽体の製造方法。
JP61233391A 1985-10-03 1986-10-02 カラ−陰極線管 Expired - Lifetime JP2588513B2 (ja)

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US78388585A 1985-10-03 1985-10-03
US783885 1985-10-03

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JPS6288245A JPS6288245A (ja) 1987-04-22
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