JPH0515713Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0515713Y2
JPH0515713Y2 JP1986084140U JP8414086U JPH0515713Y2 JP H0515713 Y2 JPH0515713 Y2 JP H0515713Y2 JP 1986084140 U JP1986084140 U JP 1986084140U JP 8414086 U JP8414086 U JP 8414086U JP H0515713 Y2 JPH0515713 Y2 JP H0515713Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
correction
magnetic shield
picture tube
color picture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986084140U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62197247U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986084140U priority Critical patent/JPH0515713Y2/ja
Publication of JPS62197247U publication Critical patent/JPS62197247U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0515713Y2 publication Critical patent/JPH0515713Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はカラー受像管に関する。
(従来の技術) 一般にカラー受像管は第3図に示す様にガラス
で形成された実質的に矩形状のパネル11と漏斗
状のフアンネル12とネツク21から構成されて
いる。そしてパネル11の内面には赤、緑及び青
に夫々発光するドツト状蛍光体スクリーン13が
形成され、スクリーン13に近接対向し多数の透
孔を有する色選択電極であるシヤドウマスク22
が配置されている。一方ネツク21には3本の電
子ビームを射出する3個の電子銃15が配設され
ている。また、シヤドウマスク22の多数の透孔
を通過した電子ビームは対応する蛍光体ドツト上
にランデイングするように蛍光体スクリー13と
シヤドウマスク22は相互に対向配置されてる。
しかしながらビームランデイングは、地磁気等の
外部磁界により影響を受け再生画像の色純度が劣
化する。この為従来よりフアンネル12内部に磁
気遮蔽体17が使用されている。第4図において
従来の磁気遮蔽体を説明する。
第4図はドツト方式カラー受像管に用いられる
一体型の四角錐台状の磁気遮蔽体であり、電子ビ
ーム通過領域の磁気遮蔽体の基本形状であつて一
般的によく知られている。しかしながら高解像度
カラーデイスプレイ管等においては、設計的なビ
ームランデイングの余裕が少なく地磁気以外のカ
ラー受像管組立上のばらつきによるビームランデ
イングのずれにより色純度が劣化する場合があ
る。
このビームランデイングのずれに対しては第3
図に示すように直径約15mm程の円形のマグネツト
19をフアンネル12の外壁に貼付し電子ビーム
16に局部的な磁界18を与え矢印20のごとき
方向に電子ビームの軌跡を変え補正を行つてい
る。
前記の様にカラー受像管組立上のばらつきから
生じるビームランデイングのずれによる画面色純
度の劣化に対しては補正マグネツト19をフアン
ネルの外壁に貼付する事により対処している。
しかしながらフアンネル12と電子ビーム16
の間に磁気遮蔽体17が存在する為に外部地磁気
のみならず補正マグネツトの磁界までも磁気遮蔽
体に吸収されビームランデイングの補正効果が弱
められてしまう。
その為補正量は例えば14インチ型90°偏向カラ
ー受像管においては数μmにとどまり効率的に補
正する事ができない。当然ながら補正マグネツト
の補正効率を上げる為には磁気遮蔽体の対角部に
開口を設ければ良い事は明らかである。例えば実
公昭55−36928号公報に示されるように磁気遮蔽
体の対角部に口開を設け補正マグネツトによる感
度を向上させている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし前述の技術では大きな開口ならば画面上
下方向にミスランデイングしない構造のストライ
プ状スクリーンの場合はさほど問題にならない
が、ドツト状スクリーンでは、地磁気移動量が大
幅に劣化してしまうという問題がある。あるいは
逆に地磁気移動量を劣化させない程度に開口を小
さくすると補正マグネツトの感度を向上させるこ
とはできない。
本考案は以上の点に鑑み磁気遮蔽体の本来の地
磁気シールド効果を損なうことなく、補正マグネ
ツトの補正効率を上げることを目的としている。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 規則的に配列されたドツト状蛍光膜を有するパ
ネル、フアンネルおよびネツクよりなる外囲器と
パネルに近接配置されるシヤドウマスクとフアン
ネル部内面に沿つて配置される一体形四角錐台状
磁気遮蔽体とネツク部に配置される電子銃とを少
なくとも具備するカラー受像管において、前記磁
気遮蔽体の対角部稜線の両側近傍にこの稜線にほ
ぼ平行な幅2mm乃至10mmのスリツト状開口を設け
ることにより地磁気遮蔽効果を損なうことなく補
正マグネツトの補正効率を大幅に向上させること
ができる。
(作用) 磁気遮蔽体の対角部近傍両側にこの稜線にほぼ
平行なスリツト状開口が設けられ、一方のスリツ
ト状開口から補正マグネツトの磁界が磁気遮蔽体
の内部に入り電子ビームのランデイングを補正す
る。この磁界は他方のスリツト状開口から磁気遮
蔽体の外部に出て磁力線を形成し、安定した電子
ビームのランデイング補正を効率的に行なうこと
ができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を用いて説明す
る。第1図は本考案の一実施例を示すカラー受像
管の概略断面図、第2図は本考案のカラー受像管
に使用される磁気遮蔽体を示す模式図である。
第1図において本考案のカラー受像管について
説明する。1は蛍光体スクリーンを形成したパネ
ルであり、パネル1に連接したフアンネル2とネ
ツク3に内設された電子銃5から発射された電子
ビーム6は偏向ヨーク4によつて偏向されパネル
の蛍光体スクリーンに達する。補正マグネツト9
の磁界8により電子ビームを局部的に偏向し電子
ビームの軌跡を局部的に矢印10の方向に変える
事により電子ビームのミスランデイングを補正す
る。本考案のカラー受像管の磁気遮蔽体7は対角
部にスリツト状開口部26を有する。そのため従
来型に比し補正マグネツトの磁界を吸収しにくく
補正効果が大きい。
本実施例の磁気遮蔽体は第2図のごとくスリツ
ト幅は5mmスリツトの長さは磁気遮蔽体スクリー
ン側開口部28より10mmの位置からネツク側開口
部27より20mmの位置まで、更にスリツトは対角
部稜線から8mm離れておりこのスリツト状開口部
を1コーナー当り2ケ所、計8ケ所有する。
この磁気遮蔽体を備えるカラー受像管におい
て、フアンネル定位置に補正マグネツトを貼付
し、ビームランデイング補正量を測定した結果、
移動量は14インチ型90°偏向、シヤドウマスクピ
ツチ0.31ピツチカラー受像管において12μmであ
り、従来型の4μmに対し3倍の補正量を持つ。
上記のようにスリツト状開口部の配置は地磁気
移動量をほとんど増加させない。すなわち一般的
にドツトタイプカラー受像管の地磁気移動量はた
とえば14インチ型90°偏向、シヤドウマスクピツ
チ、0.31ピツチ管の場合は東西磁界に対し約5μm
(0.3ガウス)、南北磁界に対し約30μm(0.3ガウス)
である。第5図に示すごとく南北磁界は矢印24
の方向(又は逆方向)のように作用する。
この時、第5図のスリツト状開口部の配置の場
合は、開口部の幅が狭く、かつ開口部の長辺方向
と磁界の方向が略平行であるがために、この磁界
に対しほとんど影響を与えない事は明らかであ
る。ただし東西磁界の地磁気移動量はやや増える
傾向にあるがもともとの移動量が少なく問題にな
らない。本磁気遮蔽体の地磁気移動量は14インチ
型90°偏向、シヤドウマスクピツチ0.31ピツチ管
の場合南北磁界に対し、32μm、東西磁界に対し
10μmであり従来とほとんど変化はない。
なお、前記スリツトの幅は2mm〜10mmで、かつ
対角部稜線の両側近傍から20mmより内側で稜線に
ほぼ平行にある事が好ましい。すなわち、スリツ
ト状開口は地磁気移動量を最小にし、かつマグネ
ツトの感度を必要十分に得る為稜線にほぼ平行な
2〜10mmのスリツトである事が必要であり、これ
は実験的に確かめられた。
第2図に示すごとく対角部稜線からスリツトま
での距離をxとする。
第7図は5mmのスリツト幅を持つ本考案の磁気
遮蔽体のマグネツトによるランデイング補正量対
スリツトの対角部稜線からの距離xの特性を縦軸
に補正マグネツトによるランデイング補正量を横
軸にスリツトの対角部稜線からの距離xをとり表
わしたものである。このグラフから分る様に補正
マグネツトのランデイング補正量として最低必要
とする約10μm以上を得る為にはスリツトの対角
部稜線からの距離xは20mm以下にしなければなら
ず、それ以上では補正マグネツトのランデイング
補正量は急激に減少し不十分である。尚、従来の
磁気遮蔽体を用いて補正マグネツト自身の強度
(着磁量)を増加させる事も考えられるが、この
場合には大幅に着磁量を上げなければならず実用
的でない。
第8図は対角部稜線からスリツトまでの距離が
5mmの場合の電子ビームの地磁気移動量NS対ス
リツト幅の特性を縦軸に電子ビームの地磁気動量
NSを横軸にスリツト幅をとつて表わしたグラフ
である。このグラフから、地磁気による電子ビー
ム移動量NSをスリツト無しの磁気遮蔽体と同等
の30μm程度にする為には、スリツトの幅を10mm
以下にしなければならず、それ以上では地磁気に
よる電子ビーム移動量NSを保証できない事が分
る。又は、EWの電子ビームの地磁気移動量は値
が小さく問題にならない。ここでNS及びEWは
南北及び東西の方向を示すものである。
さらに第6図に示す通り、補正マグネツト29
の磁界31が磁気遮蔽体の内部に入り、更にマグ
ネツトにもどる為にはスリツト30は稜線の両側
に各1ケ所ずつ必要である事も実験から確かめら
れた。
〔考案の効果〕
本考案によれば、地磁気遮蔽効果を損なう事な
く、補正マグネツトの補正効率を大幅に向上させ
る事ができ、画面の色純度の劣化を防止する事が
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すカラー受像管
の概略断面図、第2図は本考案のカラー受像管に
使用する磁気遮蔽体の模式図、第3図は従来のカ
ラー受像管の概略断面図、第4図は従来の磁気遮
蔽体の模式図、第5図は本考案の磁気遮蔽体と南
北地磁気の関係を示す図、第6図は補正マグネツ
トの磁界を示す図、第7図はマグネツトの補正量
とスリツトの対角部からの距離との関係を示す
図、第8図は地磁気によるビーム移動量とスリツ
ト幅の関係を示す図である。 7……本考案の磁気遮蔽体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 規則的に配列されたドツト状蛍光面を有するパ
    ネル、フアンネルおよびネツクよりなる外囲器
    と、パネルに近接配置されるシヤドウマスクと、
    フアンネル部内面に沿つて配置される電子銃とを
    少なくとも具備するカラー受像管において、前記
    磁気遮蔽体の対角部稜線の両側近傍には、それぞ
    れこの稜線にほぼ平行な幅2mm乃至10mmのスリツ
    ト状開口を有し、前記スリツト状開口は稜線から
    20mm以内にあることを特徴とするカラー受像管。
JP1986084140U 1986-06-04 1986-06-04 Expired - Lifetime JPH0515713Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986084140U JPH0515713Y2 (ja) 1986-06-04 1986-06-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986084140U JPH0515713Y2 (ja) 1986-06-04 1986-06-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62197247U JPS62197247U (ja) 1987-12-15
JPH0515713Y2 true JPH0515713Y2 (ja) 1993-04-26

Family

ID=30938370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986084140U Expired - Lifetime JPH0515713Y2 (ja) 1986-06-04 1986-06-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0515713Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425157A (en) * 1977-07-27 1979-02-24 Matsushita Electronics Corp Color picture tube

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527957Y2 (ja) * 1974-05-20 1980-07-04

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425157A (en) * 1977-07-27 1979-02-24 Matsushita Electronics Corp Color picture tube

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62197247U (ja) 1987-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2892046B2 (ja) カラー受像管
KR100203213B1 (ko) 내부 자기 시일드를 가진 칼라 수상관
KR100253060B1 (ko) 내부자기시일드를 가지는 컬러음극선관
JP3153597B2 (ja) カラー受像管
JPH0515713Y2 (ja)
JP3463962B2 (ja) カラー受像管
KR930007364B1 (ko) 컬러음극선관
KR19990029672A (ko) 개선된 내부자기시일드를 가지는 컬러음극선관
JP2746962B2 (ja) カラー受像管
JPH0416347Y2 (ja)
JP2582158Y2 (ja) カラー陰極線管
JPH0636700A (ja) カラー陰極線管
JPS6320044Y2 (ja)
JP2743829B2 (ja) カラー陰極線管
JPH0326616Y2 (ja)
JPH0737228Y2 (ja) カラー陰極線管
JPH02139829A (ja) カラー受像管
US20020070658A1 (en) Shrinkage band and cathode ray tube comprising the same
JPH07115656A (ja) 陰極線管
JPH03187131A (ja) カラー受像管
JPH07141996A (ja) カラー受像管
JPH0327327Y2 (ja)
KR0137648Y1 (ko) 칼라 음극선관의 지지프레임 장착장치
JPH0748357B2 (ja) カラ−陰極線管用電子銃構体
JPH05283016A (ja) カラー陰極線管