JPH05283016A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
- Publication number
- JPH05283016A JPH05283016A JP7371892A JP7371892A JPH05283016A JP H05283016 A JPH05283016 A JP H05283016A JP 7371892 A JP7371892 A JP 7371892A JP 7371892 A JP7371892 A JP 7371892A JP H05283016 A JPH05283016 A JP H05283016A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shadow mask
- color
- diagonal axis
- ray tube
- cathode ray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 色ズレを防止して色純度特性の良いカラー陰
極線管を得る。 【構成】 シャドウマスク6の少なくとも4隅における
丸小孔6aの形状を、対角軸直角方向狭小に形成する。
極線管を得る。 【構成】 シャドウマスク6の少なくとも4隅における
丸小孔6aの形状を、対角軸直角方向狭小に形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、丸小孔を有するシャ
ドウマスクを備えた高解像度用カラー陰極線管に関する
ものである。
ドウマスクを備えた高解像度用カラー陰極線管に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のカラー陰極線管の概略構成
を示す図、図5は図4におけるカラー陰極線管に適用さ
れるシャドウマスクを示す図、図6は図5におけるシャ
ドウマスクを通して電子ビームが照射される蛍光面の隅
部を示す図、図7は図6における蛍光面の隅部の詳細を
示す図である。図に示すように、シャドウマスク式カラ
ー陰極線管は、3本の電子ビームを放出する電子銃1
と、色選択電極としてのシャドウマスク2およびこのシ
ャドウマスク2に設けられた丸小孔2aに対応して配設
される3色の蛍光体ドット3の群で形成される蛍光面4
が配設されている。5は蛍光体ドット3上に照射される
電子ビームである。
を示す図、図5は図4におけるカラー陰極線管に適用さ
れるシャドウマスクを示す図、図6は図5におけるシャ
ドウマスクを通して電子ビームが照射される蛍光面の隅
部を示す図、図7は図6における蛍光面の隅部の詳細を
示す図である。図に示すように、シャドウマスク式カラ
ー陰極線管は、3本の電子ビームを放出する電子銃1
と、色選択電極としてのシャドウマスク2およびこのシ
ャドウマスク2に設けられた丸小孔2aに対応して配設
される3色の蛍光体ドット3の群で形成される蛍光面4
が配設されている。5は蛍光体ドット3上に照射される
電子ビームである。
【0003】上記のように構成される従来のシャドウマ
スク式カラー陰極線管においては、電子銃1から放出さ
れた電子ビーム5は偏光系でその軌道を修正され、シャ
ドウマスク2の丸小孔2aを通って蛍光面4上の各蛍光
体ドット3に照射される。このようにして蛍光体ドット
3上に照射される電子ビーム5の形状は、シャドウマス
ク2の丸小孔2aの形状と同様に円形になっている。
今、シャドウマスク2の丸小孔2aの直径を100μ
m、蛍光体ドット4の直径を100μm、蛍光体ドット
4上に照射される電子ビーム5の直径が140μmであ
る場合、対角軸直角方向の他色裕度距離(蛍光面4に到
達した電子ビーム5の外周縁と、隣接する蛍光体ドット
4外周との距離)Tvは約25μm、対角方向の他色裕
度距離Trは約25μm、水平方向の他色裕度距離Th
は約25μmとなりそれぞれ等しい。
スク式カラー陰極線管においては、電子銃1から放出さ
れた電子ビーム5は偏光系でその軌道を修正され、シャ
ドウマスク2の丸小孔2aを通って蛍光面4上の各蛍光
体ドット3に照射される。このようにして蛍光体ドット
3上に照射される電子ビーム5の形状は、シャドウマス
ク2の丸小孔2aの形状と同様に円形になっている。
今、シャドウマスク2の丸小孔2aの直径を100μ
m、蛍光体ドット4の直径を100μm、蛍光体ドット
4上に照射される電子ビーム5の直径が140μmであ
る場合、対角軸直角方向の他色裕度距離(蛍光面4に到
達した電子ビーム5の外周縁と、隣接する蛍光体ドット
4外周との距離)Tvは約25μm、対角方向の他色裕
度距離Trは約25μm、水平方向の他色裕度距離Th
は約25μmとなりそれぞれ等しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のカラー陰極線管
は以上のように構成されており、シャドウマスク2の丸
小孔2aが円形であるため、この丸小孔2aを通過して
蛍光面4上に到達する電子ビーム5も円形に照射される
ので、上記したように各他色裕度距離Tv、Tr、Th
は等しい値となっている。一方、陰極線管に外部磁界
(一般には自然磁界)が加わると、シャドウマスク2の
丸小孔2aを通過した電子ビーム5の軌道が曲げられて
蛍光面4上を移動するが、蛍光面4の隅部では外部磁界
の影響により電子ビーム5が対角軸直角方向に大きく移
動して色ズレを起こすという問題点があった。
は以上のように構成されており、シャドウマスク2の丸
小孔2aが円形であるため、この丸小孔2aを通過して
蛍光面4上に到達する電子ビーム5も円形に照射される
ので、上記したように各他色裕度距離Tv、Tr、Th
は等しい値となっている。一方、陰極線管に外部磁界
(一般には自然磁界)が加わると、シャドウマスク2の
丸小孔2aを通過した電子ビーム5の軌道が曲げられて
蛍光面4上を移動するが、蛍光面4の隅部では外部磁界
の影響により電子ビーム5が対角軸直角方向に大きく移
動して色ズレを起こすという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、対角軸直角方向の他色裕度距離
を大きくすることにより、色ズレを防止して色純度特性
の良いカラー陰極線管を提供することを目的とするもの
である。
ためになされたもので、対角軸直角方向の他色裕度距離
を大きくすることにより、色ズレを防止して色純度特性
の良いカラー陰極線管を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るカラー陰
極線管は、シャドウマスクの少なくとも4隅における丸
小孔の形状を、対角軸直角方向狭小に形成したものであ
る。
極線管は、シャドウマスクの少なくとも4隅における丸
小孔の形状を、対角軸直角方向狭小に形成したものであ
る。
【0007】
【作用】この発明におけるカラー陰極線管のシャドウマ
スクの丸小孔は、通過して蛍光面上に照射される電子ビ
ームの形状を、対角軸直角方向狭小に形成する。
スクの丸小孔は、通過して蛍光面上に照射される電子ビ
ームの形状を、対角軸直角方向狭小に形成する。
【0008】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1におけるカラー陰極線管
に適用されるシャドウマスクを示す図、図2は図1にお
けるシャドウマスクを通して電子ビームが照射される蛍
光面の隅部を示す図。図3は図2における蛍光面の隅部
の詳細を示す図である。図において、6は対角軸直角方
向狭小の丸小孔6aが4隅に形成されたシャドウマスク
で、丸小孔6aを通過して蛍光面4に照射される電子ビ
ーム7も、丸小孔6aと同様に対角軸直角方向狭小の楕
円となっている。今、図3に蛍光面ピッチ0.31mm
で、蛍光体ドット3の直径が100μm、蛍光体ドット
3上に照射される電子ビームは長径が160μm、短径
が115μmの場合の詳細を示すが、この場合における
対角軸直角方向の他色裕度距離Tvは約42μm、対角
軸方向の他色裕度距離Trは約23μm、水平方向の他
色裕度距離Thは27μmとなり、色ズレを起こしやす
い対角軸直角方向の他色裕度距離Tvは、従来の場合と
比較して17μmも延びており、色ズレは起こり難くな
っている。なお、この場合のシャドウマスク6の丸小孔
6aは直径が115μm、短径が80μmである。
る。図1はこの発明の実施例1におけるカラー陰極線管
に適用されるシャドウマスクを示す図、図2は図1にお
けるシャドウマスクを通して電子ビームが照射される蛍
光面の隅部を示す図。図3は図2における蛍光面の隅部
の詳細を示す図である。図において、6は対角軸直角方
向狭小の丸小孔6aが4隅に形成されたシャドウマスク
で、丸小孔6aを通過して蛍光面4に照射される電子ビ
ーム7も、丸小孔6aと同様に対角軸直角方向狭小の楕
円となっている。今、図3に蛍光面ピッチ0.31mm
で、蛍光体ドット3の直径が100μm、蛍光体ドット
3上に照射される電子ビームは長径が160μm、短径
が115μmの場合の詳細を示すが、この場合における
対角軸直角方向の他色裕度距離Tvは約42μm、対角
軸方向の他色裕度距離Trは約23μm、水平方向の他
色裕度距離Thは27μmとなり、色ズレを起こしやす
い対角軸直角方向の他色裕度距離Tvは、従来の場合と
比較して17μmも延びており、色ズレは起こり難くな
っている。なお、この場合のシャドウマスク6の丸小孔
6aは直径が115μm、短径が80μmである。
【0009】実施例2.尚、上記実施例1では蛍光体ド
ット3が円形の場合について説明したが、図示はしない
けれども蛍光体ドットを対角軸直角方向に短軸を持つ楕
円形にしても、対角軸直角方向の他色裕度距離を延ばす
ことができ、色ズレを起こり難くする効果を発揮でき
る。
ット3が円形の場合について説明したが、図示はしない
けれども蛍光体ドットを対角軸直角方向に短軸を持つ楕
円形にしても、対角軸直角方向の他色裕度距離を延ばす
ことができ、色ズレを起こり難くする効果を発揮でき
る。
【0010】実施例3.又、上記各実施例はシャドウマ
スク6の丸小孔6aが楕円形の場合について説明した
が、例えばレーストラック状に形成して、直線部間の幅
寸法、すなわち対角軸直角方向の長さを狭小にしても同
様の効果を奏することは言うまでもない。
スク6の丸小孔6aが楕円形の場合について説明した
が、例えばレーストラック状に形成して、直線部間の幅
寸法、すなわち対角軸直角方向の長さを狭小にしても同
様の効果を奏することは言うまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によればシャド
ウマスクの少なくとも4隅における丸小孔の形状を、対
角軸直角方向狭小に形成することにより、色ズレを防止
して色純度特性の良いカラー陰極線管を提供することが
可能になる。
ウマスクの少なくとも4隅における丸小孔の形状を、対
角軸直角方向狭小に形成することにより、色ズレを防止
して色純度特性の良いカラー陰極線管を提供することが
可能になる。
【図1】この発明の実施例1におけるカラー陰極線管に
適用されるシャドウマスクを示す図である。
適用されるシャドウマスクを示す図である。
【図2】図1におけるシャドウマスクを通して電子ビー
ムが照射される蛍光面の隅部を示す図である。
ムが照射される蛍光面の隅部を示す図である。
【図3】図2における蛍光面の隅部の詳細を示す図であ
る。
る。
【図4】従来のカラー陰極線管の概略構成を示す図であ
る。
る。
【図5】図4におけるカラー陰極線管に適用されるシャ
ドウマスクを示す図である。
ドウマスクを示す図である。
【図6】図5におけるシャドウマスクを通して電子ビー
ムが照射される蛍光面の隅部を示す図である。
ムが照射される蛍光面の隅部を示す図である。
【図7】図6における蛍光面の隅部の詳細を示す図であ
る。
る。
1 電子銃 2,6 シャドウマスク 2a,6a 丸小孔 3 蛍光体ドット 4 蛍光面 5 電子ビーム
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の丸小孔を有するシャドウマスクを
備えたカラー陰極線管において、上記シャドウマスクの
少なくとも4隅における上記丸小孔の形状を対角軸直角
方向狭小に形成したことを特徴とするカラー陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7371892A JPH05283016A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | カラー陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7371892A JPH05283016A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | カラー陰極線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05283016A true JPH05283016A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13526287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7371892A Pending JPH05283016A (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | カラー陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05283016A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020014724A (ko) * | 2000-08-16 | 2002-02-25 | 기타지마 요시토시 | 새도우 마스크 |
US6836061B2 (en) | 2002-05-31 | 2004-12-28 | Lg. Philips Displays Korea Co., Ltd. | Shadow mask for color cathode ray tube having a specific hole structure |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830043A (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-22 | Toshiba Corp | カラ−受像管 |
-
1992
- 1992-03-30 JP JP7371892A patent/JPH05283016A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830043A (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-22 | Toshiba Corp | カラ−受像管 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020014724A (ko) * | 2000-08-16 | 2002-02-25 | 기타지마 요시토시 | 새도우 마스크 |
US6836061B2 (en) | 2002-05-31 | 2004-12-28 | Lg. Philips Displays Korea Co., Ltd. | Shadow mask for color cathode ray tube having a specific hole structure |
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