JPH09272068A - リング組付方法及び装置 - Google Patents

リング組付方法及び装置

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JPH09272068A
JPH09272068A JP11032196A JP11032196A JPH09272068A JP H09272068 A JPH09272068 A JP H09272068A JP 11032196 A JP11032196 A JP 11032196A JP 11032196 A JP11032196 A JP 11032196A JP H09272068 A JPH09272068 A JP H09272068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性体からなるリングをワークに正しく組み
付け、シール能力の安定とリングの耐久性の向上を図
る。 【解決手段】 Xリング10を所望の拡径状態に支持する
リング拡径部9と、リング拡径部9からXリング10をワ
ーク1の溝1aへ移動させる底板7とを有する。また、
ワーク1を支持するチャック爪12は回転可能となってい
る。リング拡径部9には、Xリング10の全周に亙る溝1
aへの係合を、一時的に規制する突出部9aを設けてい
る。底板7を上昇させて、Xリング10をワーク1の溝1
aに嵌め込む。このとき、Xリング10の一部分を突出部
9aにより溝1aに係合させない未係合部とする。この
状態で、ワーク1を回転させる。するとXリング10も共
に連れ回りし、突出部9aをXリング10の全周が通過す
る。この動作によりXリング10自体の弾性復帰力を促
し、捩れを解消して溝1aに正しく組み付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールリングを正
しくワークに組み付けるための組付方法および装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性体からなるリング(シールリング
等)を、ワークに形成した溝等の所定位置に嵌め込む際
には、以下のような方法が一般的に用いられている。ま
ず最初に、ワークの端部から溝までの部分にシールリン
グを通過させるべく、シールリングをワークと同一径か
それ以上に拡径させる。そして、シールリングをワーク
表面で滑らせて前記溝の位置まで移動させ、溝と一致し
たときに、シールリング自体の弾性復帰力によって拡径
状態から再び縮径せしめ、溝内部に嵌め込む。この方法
を用いた組付装置を、図6に示して説明する。
【0003】組付装置は、ワーク1と略同一径をなすリ
ング支持筒2を有し、両者の先端部は、互いに同軸状に
連結可能な形状に形成されている。また、リング支持筒
2の外周面を軸線方向に摺動可能に、プッシャ3を設け
ている。シールリング4は、ワーク1をリング支持筒2
に連結する以前にリング支持筒2に嵌め込み、ワーク1
と略同一径に拡径させる。そして、図示のごとくワーク
1をリング支持筒2に連結した後に、プッシャ3を図示
しないアクチュエータ等で、ワーク1との連結部に向け
て摺動させ、シールリング4をワーク1に押し出す。こ
のとき、シールリング4は、リング支持筒2およびワー
ク1の表面を滑るか、若しくは回転しながら移動する。
【0004】さらに、シールリング4をワーク1の溝1
aまで押し出し、溝1aに一致すると、シールリング4
は自らの弾性復帰力により、溝1a内に嵌り込む。上記
手法を用いた従来例としては、実開平2-107436号公報、
実開昭64-20269号公報等にその詳細が開示されている。
また、ワークの所定位置にシールリングの一部を密着さ
せ、その後に該シールリングの全周に亙って前記所定位
置に押し込む手法が、特開平6-63871 号公報に開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
には以下に述べるような問題点があった。それは、リン
グ支持筒2およびワーク1の表面をシールリング4が通
過する際に、シールリング4に対して、リング支持筒2
およびワーク1からの摩擦力が均等に加わらないことに
より、全周に亙って均等に摺動若しくは回転が起こら
ず、部分的な捩れが生じてしまう場合がある。シールリ
ング4がこの捩れを有した状態でワーク1の溝1aに嵌
り込むと、シールが確実にされなくなるおそれがあっ
た。また、捻れによりシールリング4に無理な力が加わ
るので、シールリング4の耐久性の低下につながること
となった。特に、図7に示すようにシールリング4の断
面がX字状をなすいわゆるXリングの場合には、図7
(a)に示すように、張り出した先端部4aによって、
摺動時の捩れは防止することができても、溝1aに嵌り
込む際に、図7(b)に示すように、張り出した先端部
4aの間のくぼみ4bが、ワーク1の表面と溝1aとの
段差を通過する際に、捩れが生じてしまう。このよう
に、単に拡径したシールリングを摺動させて溝に嵌め込
む従来の手法では、捩れの発生を防止することは困難と
なっていた。
【0006】ところで、外周部にV字状の溝を有するシ
ールリングについては、捩れを生ずることなくワークの
所定位置に嵌め込むことを目的とする手法が、特開平6-
71524 号公報に開示されているが、この例ではその他の
断面形状を有するシールリングに適応することは不可能
であり、市場の要望に十分応えることができるものでは
なかった。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、さまざまな断面形状を
有するシールリングについて、ワークへの組み付け時に
おける捩れの発生を防止し、リングのシール能力を安定
させ、かつシールリングの耐久性の低下を防ぐことにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
の本発明に係る手段は、ワークの所定位置に弾性体から
なるリングを嵌め込む方法であって、前記リングをワー
クと同一径かそれ以上に拡径し、該拡径状態のリングと
前記ワークの所定位置との位置合わせを行い乍ら、一部
を除き拡径状態を解除して前記ワークの所定位置に係合
させ、このとき生ずるリングの未係合部を既係合部分に
順次移動させた後に、該未係合部を前記ワークの所定位
置に係合させることを特徴とする。
【0009】リングをワークと同一径かそれ以上に拡径
して、該リングを組み付けるべきワークの所定位置への
位置合わせを容易にする。また、位置合わせを行い乍
ら、リングの全周のうち一部分を残して、その他の部分
を前記ワークの所定位置に係合させる。そして、このと
き生ずるリングの未係合部を既係合部分に順次移動させ
ることにより、既係合部分に生じている捩れ方向の動き
の規制を解除し、リング自体の弾性復帰力を利用して、
リングに生じた捩れを解消する。最後に、リングの未係
合部分を前記ワークの所定位置に係合させることによ
り、リングの組付を完了する。
【0010】また、上記問題を解決するための本発明に
係る手段は、ワークの所定位置に弾性体からなるリング
を嵌め込む装置であって、前記リングを所望の拡径状態
に支持する支持手段と、該支持手段からリングを前記ワ
ークの所定位置へ移動させる移動機構と、前記支持手段
及び前記ワークを相対回転させる駆動手段とを有し、前
記支持手段には、前記リングの全周に亙る係合を一時的
に規制する規制手段を設けたことを特徴とする。
【0011】前記支持手段によりリングを所望の拡径状
態に支持し、ワークへの挿通を可能とする。そして、前
記移動機構により前記拡径状態のリングを前記支持手段
からワークの所定位置へ移動させ、該所定位置に係合さ
せる。このとき、前記支持手段に設けた規制手段によ
り、前記リングを一部分拡径状態に維持し、未係合部を
形成する。この状態で、前記駆動手段により、前記支持
手段とワークとを相対回転させる。このとき、リングを
ワークと共に連れ回りさせて、前記規制手段にリングの
全周を通過させる。そして、リングの未係合部を既係合
部分に順次移動させることにより、既摩擦力に生じてい
る捩れ方向の動きの規制を解除し、リング自体の弾性復
帰力を利用して、リングに生じた捩れを解消する。そし
て、未係合部分をワークの所定位置と係合させ、前記リ
ングをワークに正しく組み付ける。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。従来例と同一部分または相当
する部分については同一符号で示し、詳しい説明は省略
する。以下の説明においては、Xリングを組み付ける場
合を例に上げて説明する。また各図の上下方向が説明中
の上下方向と一致するものとする。
【0013】さて、図1には、本発明の実施の形態に係
るリング組付装置が示されている。このリング組付装置
は、基台5上に設けられた底板昇降用シリンダ6を介し
て、底板7を昇降自在に支持している。底板7の略中央
部には開口7aが形成されており、リング支持部8に形
成されたリング支持手段であるリング支持筒9を、挿通
可能としている。リング支持部8は、基台5上に設けら
れたリング支持部用シリンダ11に支持されており、底板
7の上面に対するリング支持筒9の突出量を変更するこ
とも可能である。また、リング支持部8およびリング支
持筒9は、図示の左右の部材に分割されており、リング
支持部用シリンダ11により、左右の部材間の距離を変更
することができる。そして、リング支持筒9の左右の部
材間の距離を最大にしたとき、リング支持筒9の外壁
は、ワーク1に比して若干大径に拡径した状態となる。
底板7の開口7aの径は、リング支持筒9の左右の部材
間距離が最大の状態で、リング支持筒9の外壁が接触せ
ず、かつ、開口7aとリング支持筒9との間の隙間に、
弾性体からなるXリング10が嵌り込む事がないものとす
る。これら昇降可能な底板7およびリング支持部8が、
後述するように、Xリング10をワークの溝1aに移動さ
せるための昇降機構となっている。
【0014】図2には、リング支持筒9を拡大して示し
ている。リング支持筒9は、ワーク1の、端部から溝1
aまでの部分より若干大径に形成され、ワーク1の端部
と連結可能となっている。また、ワーク1との連結時に
は、ワーク1の端部から溝1aまでの部分は、リング支
持筒9の先端9a内に没入し、溝1aが直接的にリング
支持筒9の先端9aに面する。さらに、先端9aの一部
分には突出部9bを形成し、突出部9bによって溝1a
の一部を覆い隠すようにしている。この突出部9bは、
後述するように溝1aに対するXリング10の未係合部を
形成する規制手段となる。
【0015】図示のワーク1は、内筒部1bを有し、こ
の内筒部1bを内側からロボットハンドのチャック爪12
で保持している。チャック爪12は、図1に示すようにチ
ャック用シリンダ13に支持されており、ワーク1をリン
グ支持筒9に対して離間接近させることが可能である。
さらに図示しない開閉機構によって、チャック爪12を開
閉し、ワーク1の固定および解放を行うことができる。
さらに、チャック爪12は図示しない駆動手段によって、
鉛直方向の軸中心に回転させることができる。
【0016】本発明の実施の形態に係るリング組付装置
は、以上のような構成をなしている。このリング組付装
置を用いて、Xリング10をワーク1の溝1aに組みつけ
る手順を、図2ないし図5を用いて以下に説明する。
【0017】まず、ワーク1を拡径部9と連結させる以
前に、図2に示すようにリング支持筒9にXリング10を
嵌め込む。このとき、リング支持部用シリンダ11(図
1)を作動させて、リング支持筒9の左右の部材間の距
離を縮め、リング支持筒9の外壁をXリング10の径より
小径にする。そして、Xリング10の嵌め込みを容易とす
る。Xリング10がリング支持筒9に嵌りかつ底板7の上
面に載置された状態で、リング支持部用シリンダ11(図
1)を作動させ、リング支持筒9の左右の部材間の距離
を最大に広げる。Xリング10はリング支持筒9により、
ワーク1より若干大径に拡径した状態で支持される。こ
の、リング支持筒9によりXリング10を支持する作業の
際に、Xリング10に捩れが生じないように注意すること
が望ましい。その後に、図示のごとくワーク1をリング
支持筒9の先端9aに連結する。
【0018】次に、図3に示すように、底板7を上昇さ
せることにより、Xリングをリング支持筒9の側面に沿
って摺動させる。すると、Xリング10はワーク1の溝1
aと一致し、突出部9bに掛る部分を除いて、先端9a
から押し出される。そして、Xリング10の弾性復帰力に
よって拡径状態から再び縮径し、突出部9bに掛る部分
を除いて、溝1aに係合する。このとき、リング支持筒
9の先端9aと溝1aとの段差により、図7で説明した
ように、Xリング10の既係合部分10aには捩れが生ず
る。図3に示されたXリング10の既係合部分10aは、捩
れた状態を示している。また、10bで示された部分は、
溝1aとの係合が規制された未係合部10bである。
【0019】ここで、底板7を再び初期位置に下降させ
ると共に、チャック爪12を回転駆動してワーク1を回転
させる。すると、Xリング10は、溝1aとの係合によっ
て生ずる摩擦力により、ワーク1と共に連れ回りするの
で、Xリング10は全周に亙り突出部9bを通過すること
になる。ところで、突出部9bに掛る未係合部10bで
は、Xリング10は溝1aとの係合が解かれるので、溝1
aとの摩擦力による捩れ方向の動きの規制を受けること
が無くなり、自らの弾性復帰力を促して捩れを解消する
ことができる。よって、Xリング10の全周に亙り突出部
9bを通過させることによって、図4に示すように、X
リング10の捩れを全て解消することができる。
【0020】Xリング10の捩れが解消した後に、図5に
示すようにワーク1を上昇させることにより、リング支
持筒9の突出部9bはXリング10から離間し、Xリング
10の未係合部10bもワーク1の溝1aに嵌り込む。よっ
て、捩れを生ずることなく、正しくXリング10の組付を
完了することができる。
【0021】ところで、上記リング組付装置の動作にお
いて、図3に示すXリング10をワーク1の溝1aに位置
合わせする工程において、底板7を上昇させる代わり
に、リング支持筒9およびワーク1を底板7に対して下
降させることも可能である。また、Xリング10の未係合
部10bを、既係合部分に順次移動させる工程において、
ワーク1を回転させる代わりに、リング支持筒9を、す
なわち突出部9bを回転させることも可能である。さら
に、図5に示すワーク1の上昇によってXリング10の組
付を完了する工程では、底板7およびリング支持筒9を
下降させることによっても、同様の結果を得ることがで
きる。
【0022】また、Xリング10を例に上げて説明をした
が、上記本発明の実施の形態を用いることにより、その
他のいかなる断面形状を有するシールリングについて
も、組み付け工程の途中で生じた捩れを解消し、正しく
組み付けを完了することができる。
【0023】上記構成をなす本発明の実施の形態から得
られる作用効果は、以下の通りである。ワーク1より若
干大径をなすリング支持筒9に、Xリング10を嵌め込ん
で、Xリング10を拡径し、底板7を上昇させることによ
って、拡径状態を維持したまま、Xリング10とワーク1
の溝1aとの位置合わせを行う。そして、リング支持筒
9に形成された突出部9bによって、未係合部10bを残
しながらXリング10を溝1aに嵌め込む。この時点でX
リングには捩れが発生する。ここで、ワーク1と共にX
リング10を回転させることによって、未係合部10bを既
係合部分に順次移動させ、既係合部分に生ずる溝1aと
の摩擦力による捩れ方向の動きの規制を解除し、Xリン
グ10自体の弾性復帰力により捩れを解消する。その後
に、未係合部10bについても溝1aに嵌め込んで、Xリ
ング10の組付を完了する。すなわち、組付工程の途中で
Xリングに捩れが生じても、これを解消した後に組付作
業を完了するので、Xリング10は必ず正しい状態で組付
がなされることとなる。
【0024】本発明の実施の形態に係るリング組付装置
は、Xリング10を拡径状態に支持する支持手段としてリ
ング支持筒9を有し、拡径状態のXリング10をワーク1
の溝1aに位置合わせする移動機構として昇降自在な底
板7を有し、底板7の上昇によってXリング10を溝1a
に嵌め込む。このとき、リングの全周に亙る係合を規制
する規制手段として、リング支持筒9の突出部9bを有
しており、さらに、リング支持筒9とワーク1とを相対
回転させる駆動手段として、ワーク1を保持するチャッ
ク爪12が回転可能となっている。そして、ワーク1を回
転させることにより、前記相対回転を生じせしめ、Xリ
ング10の連れ回りによって、Xリング10の未係合部10b
を既係合部分に順次移動させる。これにより、Xリング
10の捩れを解消し、正しい組付を可能とする。
【0025】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。弾性体からなるリングをワーク
と同一径かそれ以上に拡径して、ワークの所定位置へ組
みつける工程の途中でリングに捩れが生じた場合でも、
この捩れを解消した後に組付を完了するので、リングは
正しい状態で組みつけられる。よって、リングのシール
能力が損なわれることがなく、設定されたシール能力を
確実に発揮することができる。また、リングに捩れが生
じたまま組み付けられることが無いので、リングに無理
な力が加わることを防ぎ、リングの耐久性の低下を防止
することができる。
【0026】本発明に係るリング組付装置は、支持手段
によりリングを所望の拡径状態に支持し、移動機構によ
って拡径状態のリングをワークの所定位置へ移動させ、
さらに、前記支持手段に設けた規制手段により、前記リ
ングの一部分を残してワークの所定位置に係合させる。
この状態で、駆動手段により前記支持手段とワークとを
相対回転させることにより、リングをワークと共に連れ
回りさせて、前記リングの未係合部を既係合部分に順次
移動させる。このとき、既係合部分に生ずる捩れ方向の
動きの規制を解除し、リング自体の弾性復帰力を促し
て、リングに生じた捩れを解消することができる。よっ
て、捩れの無い正しい状態でリングを組み付けることが
できるので、リング本来の能力を安定して発揮させるこ
とが可能となる。また、本装置により組み付けられたリ
ングには捩れによる無理な力が加わらないので、リング
の耐久性の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るリング組付装置を示
す部分断面図である。
【図2】図1に示すリング組付装置の要部拡大図であ
り、本発明の実施の形態に係るリング組付方法における
第1工程を示す摸式図である。
【図3】図2に続くリング組み付け方法の第2工程を示
す摸式図である。
【図4】図3に続くリング組み付け方法の第3工程を示
す摸式図である。
【図5】図4に続くリング組み付け方法の第4工程を示
す摸式図である。
【図6】リング組付装置の従来例を示す摸式図である。
【図7】図6に示すリング組付装置により、Xリングを
組み付ける際に生じる捩れの様子を示す部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ワーク 1a 溝 6 底板昇降用シリンダ 7 底板 9 リング支持筒 9a 突出部 10 Xリング 10a 既係合部分 10b 未係合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの所定位置に弾性体からなるリン
    グを嵌め込む方法であって、前記リングをワークと同一
    径かそれ以上に拡径し、該拡径状態のリングと前記ワー
    クの所定位置との位置合わせを行い乍ら、一部を除き拡
    径状態を解除して前記ワークの所定位置に係合させ、こ
    のとき生ずるリングの未係合部を既係合部分に順次移動
    させた後に、該未係合部を前記ワークの所定位置に係合
    させることを特徴とするリング組付方法。
  2. 【請求項2】 ワークの所定位置に弾性体からなるリン
    グを嵌め込む装置であって、前記リングを所望の拡径状
    態に支持する支持手段と、該支持手段からリングを前記
    ワークの所定位置へ移動させる移動機構と、前記支持手
    段及び前記ワークを相対回転させる駆動手段とを有し、
    前記支持手段には、前記リングの全周に亙る係合を一時
    的に規制する規制手段を設けたことを特徴とするリング
    組付装置。
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