JPH10109230A - リング組付方法及び装置 - Google Patents

リング組付方法及び装置

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Publication number
JPH10109230A
JPH10109230A JP26417496A JP26417496A JPH10109230A JP H10109230 A JPH10109230 A JP H10109230A JP 26417496 A JP26417496 A JP 26417496A JP 26417496 A JP26417496 A JP 26417496A JP H10109230 A JPH10109230 A JP H10109230A
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JP
Japan
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ring
elastic ring
work
elastic
groove
Prior art date
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Pending
Application number
JP26417496A
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English (en)
Inventor
Hirotomo Tanaka
寛倫 田中
Noriyuki Kusuma
則之 楠間
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾性リングをワークに正しく組み付け、シー
ル能力の安定とリングの耐久性の向上を図る。 【解決手段】 Xリング10を所望の拡径状態に支持する
支持手段9と、X弾性リング10を支持手段9からワーク
1の溝1aへと移動させる底板7とを有する。また、X
リング10の凹凸断面に対応する形状をなすローラ16を、
Xリング10に対し、近接遠退可能かつ相対移動可能に設
ける。そして、ローラ16をXリング10に押圧し、支持手
段9との間でXリング10を挟持しながら底板7を上昇さ
せ、溝1aにXリング10を係合させる。この状態でワー
ク1を回転させることにより、Xリング10をワーク1と
共に連れ回りさせ、ローラ16と支持手段9との間にその
全周部分を通過させる。Xリングは、ローラ16の形状に
沿って捩れを矯正する方向に誘導され、弾性リングの捩
れを全周に亙って解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールリングを正
しくワークに組み付けるための組付方法および装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】弾性体からなるリング(シールリング
等)を、ワークに形成した溝等の所定位置に嵌め込む際
には、以下のような方法が一般的に用いられている。ま
ず最初に、ワークの端部から溝までの部分にシールリン
グを通過させるべく、シールリングをワークと同一径か
それ以上に拡径させる。そして、シールリングをワーク
表面で滑らせて前記溝の位置まで移動させ、溝と一致し
たときに、シールリング自体の弾性復帰力によって拡径
状態から再び縮径せしめ、溝内部に嵌め込む。この方法
を用いた組付装置を、図16に示して説明する。
【0003】組付装置は、ワーク1と略同一径をなすリ
ング支持筒2を有し、両者の先端部は、互いに同軸状に
連結可能な形状に形成されている。また、リング支持筒
2の外周面を軸線方向に摺動可能に、プッシャ3を設け
ている。シールリング4は、ワーク1をリング支持筒2
に連結する以前にリング支持筒2に嵌め込み、ワーク1
と略同一径に拡径させる。そして、図示のごとくワーク
1をリング支持筒2に連結した後に、プッシャ3を図示
しないアクチュエータ等で、ワーク1との連結部に向け
て摺動させ、シールリング4をワーク1に押し出す。こ
のとき、シールリング4は、リング支持筒2およびワー
ク1の表面を滑るか、若しくは回転しながら移動する。
【0004】さらに、シールリング4をワーク1の溝1
aまで押し出し、溝1aに一致すると、シールリング4
は自らの弾性復帰力により、溝1a内に嵌り込む。上記
手法を用いた従来例としては、実開平2-107436号公報、
実開昭64-20269号公報等にその詳細が開示されている。
また、ワークの所定位置にシールリングの一部を密着さ
せ、その後に該シールリングの全周に亙って前記所定位
置に押し込む手法が、特開平6-63871 号公報に開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
には以下に述べるような問題点があった。それは、リン
グ支持筒2およびワーク1の表面をシールリング4が通
過する際に、シールリング4に対して、リング支持筒2
およびワーク1からの摩擦力が均等に加わらないことに
より、全周に亙って均等に摺動若しくは回転が起こら
ず、部分的な捩れが生じてしまう場合がある。シールリ
ング4がこの捩れを有した状態でワーク1の溝1aに嵌
り込むと、シールが確実にされなくなるおそれがあっ
た。また、捻れによりシールリング4に無理な力が加わ
るので、シールリング4の耐久性の低下につながること
となった。特に、図17に示すようにシールリング4の断
面がX字状をなすいわゆるXリングの場合には、図17
(a)に示すように、張り出した先端部4aによって、
摺動時の捩れは防止することができても、溝1aに嵌り
込む際に、図17(b)に示すように、張り出した先端部
4aの間のくぼみ4bが、ワーク1の表面と溝1aとの
段差を通過する際に、捩れが生じてしまう。このよう
に、単に拡径したシールリングを摺動させて溝に嵌め込
む従来の手法では、捩れの発生を防止することは困難と
なっていた。
【0006】ところで、外周部にV字状の溝を有するシ
ールリングについては、捩れを生ずることなくワークの
所定位置に嵌め込むことを目的とする手法が、特開平6-
71524 号公報に開示されているが、この例では、外周部
にV字状の溝を有する形状以外の形状のシールリングに
適応することは不可能であり、市場の要望に十分応える
ことができるものではなかった。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、さまざまな断面形状を
有するシールリングについて、ワークへの組み付け時に
おける捩れの発生を防止し、リングのシール能力を安定
させ、かつシールリングの耐久性の低下を防ぐことにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為の
本発明に係る手段は、ワークの所定位置に対し、凹凸断
面を有する弾性リングを嵌め込む方法であって、前記弾
性リングをワークと同一径かそれ以上に拡径して前記所
定位置まで移動させ、該弾性リングの少なくとも一部分
を前記所定位置と係合させた状態で、該弾性リングの凹
凸断面に対応する形状をなす矯正部材を、リングに対し
押圧し乍ら弾性リングと矯正部材とを相対移動させるこ
とを特徴とする。
【0009】弾性リングをワークと同一径かそれ以上に
拡径することにより、該弾性リングを組み付けるべきワ
ークの所定位置への位置合わせを容易とする。そして、
該弾性リングを前記所定位置まで移動させ、該弾性リン
グの少なくとも一部分を前記所定位置と係合させた状態
で、該弾性リングの凹凸断面形状に対応する矯正部材
を、弾性リングに対し押圧する。そして、弾性リングと
矯正部材とを相対移動させることにより、弾性リングを
矯正部材の形状に沿って誘導し、捩れを全周に亙って矯
正する。
【0010】また、上記課題を解決する為の本発明に係
る手段は、ワークの所定位置に対し、凹凸断面を有する
弾性リングを嵌め込む方法であって、前記弾性リングを
ワークと同一径かそれ以上に拡径して前記所定位置まで
移動させ、該弾性リングの少なくとも一部分を前記所定
位置と係合させた状態で、該弾性リングの凹凸断面に対
応する形状をなし、弾性リングに対して回転自在な矯正
部材を、リングに対し押圧し乍ら弾性リングと矯正部材
とを相対移動させることを特徴とする。
【0011】弾性リングをワークと同一径かそれ以上に
拡径することにより、該弾性リングを組み付けるべきワ
ークの所定位置への位置合わせを容易とする。そして、
該弾性リングを前記所定位置まで移動させ、該弾性リン
グの少なくとも一部分を前記所定位置と係合させた状態
で、該弾性リングの凹凸断面形状に対応し、弾性リング
に対して回転自在な矯正部材を、弾性リングに対し押圧
する。そして、弾性リングと矯正部材とを相対移動させ
ることにより、弾性リングを矯正部材の形状に沿って誘
導し、捩れを全周に亙って矯正する。ところで、矯正部
材が弾性リングに対して回転自在であることから、弾性
リングと矯正部材との相対移動をより円滑に行い、弾性
リングの捩れの矯正を促進させる。
【0012】さらに、上記問題を解決する為の本発明に
係る手段は、ワークの所定位置に対し、凹凸断面を有す
る弾性リングを嵌め込む装置であって、前記弾性リング
を所望の拡径状態に支持する支持手段と、前記弾性リン
グを該支持手段からワークの所定位置へと移動させる移
動機構と、弾性リングの凹凸断面に対応する形状をな
し、前記弾性リングに対し、近接遠退可能かつ相対移動
可能な矯正部材とを有することを特徴とする。
【0013】本発明によると、前記支持手段で弾性リン
グを所望の拡径状態に支持し、ワークへの挿通を可能と
する。そして、前記移動機構により前記拡径状態のリン
グを前記支持手段からワークの所定位置まで移動させ
る。また、弾性リングの凹凸断面に対応する形状をなす
前記矯正部材を、弾性リングに対して押圧し、該矯正部
材と弾性リングとを相対移動させることにより、弾性リ
ングを矯正部材の形状に沿って誘導し、弾性リングの捩
れを全周に亙って矯正する。
【0014】また、上記問題を解決する為の本発明に係
る手段として、ワークの所定位置に対し、凹凸断面を有
する弾性リングを嵌め込む装置であって、前記弾性リン
グを所望の拡径状態に支持する支持手段と、前記弾性リ
ングを該支持手段からワークの所定位置へと移動させる
移動機構と、弾性リングの凹凸断面に対応する形状をな
し、前記弾性リングに対し、近接遠退可能、相対移動可
能かつ回転可能な矯正部材とを有することを特徴とす
る。
【0015】本発明によると、前記支持手段で弾性リン
グを所望の拡径状態に支持し、ワークへの挿通を可能と
する。そして、前記移動機構により前記拡径状態のリン
グを前記支持手段からワークの所定位置まで移動させ
る。また、弾性リングの凹凸断面に対応する形状をなす
前記矯正部材を、弾性リングに対して押圧し、弾性リン
グの捩れを防止する。また、弾性リングの一部に捩れが
生じている場合でも、該矯正部材と弾性リングとを相対
移動させることにより、該矯正部材と弾性リングとを相
対移動させることにより、弾性リングを矯正部材の形状
に沿って誘導し、弾性リングの捩れを全周に亙って矯正
する。また、該矯正部材は弾性リングに対して回転可能
なので、前記相対移動をより円滑に行い、弾性リングの
捩れの矯正を促進させる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。従来例と同一部分または相当
する部分については同一符号で示し、詳しい説明は省略
する。以下の説明においては、Xリングを組み付ける場
合を例に挙げて説明する。また、各図の上下方向は説明
中の上下方向と一致するものとする。
【0017】まず、図1ないし図6に基づいて、本発明
の第1の実施の形態に係るリング組付方法及び装置の説
明を行う。図1には、本発明の実施の形態に係るリング
組付装置が示されている。このリング組付装置は、基台
5上に設けられた底板昇降用シリンダ6を介して、底板
7を昇降自在に支持している。底板7の略中央部には開
口7aが形成されており、リング支持部8に形成された
リング支持手段であるリング支持筒9を、挿通可能とし
ている。リング支持部8は、基台5上に設けられたリン
グ支持部用シリンダ11に支持されており、底板7の上面
に対するリング支持筒9の突出量を変更することも可能
である。
【0018】また、リング支持部8およびリング支持筒
9は、図示の左右の部材に分割されており、リング支持
部用シリンダ11により、左右の部材間の距離を変更する
ことができる。そして、リング支持筒9の左右の部材間
の距離を最大にしたとき、リング支持筒9の外壁は、ワ
ーク1に比して若干大径に拡径した状態となる。底板7
の開口7aの径は、リング支持筒9の左右の部材間距離
が最大の状態で、リング支持筒9の外壁が接触せず、か
つ、開口7aとリング支持筒9との間の隙間に、弾性体
からなるXリング10が嵌り込む事がないものとする。こ
れら昇降可能な底板7およびリング支持部8が、後述す
るように、Xリング10をワークの溝1aに移動させるた
めの移動機構となっている。
【0019】図2に示すように、ワーク1は内筒部1b
を有し、内筒部1bの内側からロボットハンドのチャッ
ク爪12を押し広げることによって保持されている。チャ
ック爪12は、図1に示すようにチャック用シリンダ13に
支持されており、ワーク1をリング支持筒9に対して離
間接近させることが可能である。さらに図示しない開閉
機構によって、チャック爪12を開閉し、ワーク1の固定
および解放を行うことができる。また、チャック爪12は
図示しない駆動手段によって、鉛直方向の軸中心に回転
させることができる。
【0020】ところで、底板7上にはXリングの捩れの
発生を防止する為の手段として、矯正部材14が設けられ
ている。矯正部材14は、Xリング10の凹凸断面(図17の
先端部4aおよびくぼみ4bを有するシールリング4と
同様である)に対応する形状のローラを有するものであ
る。また、矯正部材14は、移動シリンダ15により、Xリ
ング10に対して近接遠退自在となっている。
【0021】図2は、図1に示す状態における底板7上
面の様子を示す拡大図である。矯正部材14のローラ16
は、鉛直軸に軸支されて水平面上で回転自在となってい
る。ローラ16の周端面形状は(図6参照)、Xリング10
の溝10cに対応するものである。そして、該周端面がリ
ング支持筒9にセットされたXリング10の溝10cと係合
するように、その高さが調節されている。
【0022】また、リング支持筒9はワーク1の端部か
ら溝1aまでの部分より若干大径に形成され、ワーク1
の端部と連結可能となっている。また、ワーク1との連
結時には、ワーク1の端部から溝1aまでの部分は、リ
ング支持筒9の先端9a内に没入し、溝1aが直接、リ
ング支持筒9の先端9aに面する。さらに、先端9aの
一部分には突出部9bを形成し、突出部9bによって溝
1aの一部を覆い隠すようにしている。この突出部9b
は、後述するように溝1aに対するXリング10の未係合
部を形成する規制手段となる。
【0023】本発明の第1の実施の形態に係るリング組
付装置は、以上のような構成をなしている。このリング
組付装置を用いて、Xリング10をワーク1の溝1aに組
みつける手順を、図2ないし図6に基づいて以下に説明
する。
【0024】まず、ワーク1をリング支持筒9と連結さ
せる以前に、図2に示すようにリング支持筒9にXリン
グ10をセットする。このとき、リング支持部用シリンダ
11(図1)を作動させて、リング支持筒9の左右の部材
間の距離を縮め、リング支持筒9の外壁をXリング10の
径より小径にする。そして、Xリング10の嵌め込みを容
易とする。Xリング10がリング支持筒9に嵌りかつ底板
7の上面に載置された状態で、リング支持部用シリンダ
11(図1)を作動させ、リング支持筒9の左右の部材間
の距離を最大に広げる。Xリング10はリング支持筒9に
より、ワーク1より若干大径に拡径した状態で支持され
る。この、リング支持筒9によりXリング10を支持する
作業の際に、Xリング10に捩れが生じないように注意す
ることが望ましい。その後に、図示のごとくワーク1を
リング支持筒9の先端9aに連結する。なお、この状態
では、矯正部材14のローラ16は、Xリング10に対して所
定の間隔を開けて待機している。
【0025】次に、図1に示す移動シリンダ15を作動さ
せ、図3に示すようにローラ16をXリング10に押圧す
る。ローラ16の周端面は、Xリング10の溝10cに対応す
るように形成されているので、ローラ16はXリング10に
密着する(図6参照)。そして後述するXリング10の移
動工程において、リング支持筒9、ローラ16および底板
7によって、Xリング10の捩れが生ずることのないよう
に、Xリング10を保持する。
【0026】この状態で、図4に示すように底板7をリ
ング支持筒9に対して上昇させる。すると、Xリング10
は底板7により押し上げられ、リング支持筒9の側面に
沿って摺動する。この際、底板7上に設けられた矯正部
材14も同様に上昇し、Xリング10とリング支持筒9との
間に生ずる摩擦力でリング10に捩れが発生してしまうこ
とを防止する。そして、Xリング10をワーク1の溝1a
と一致させ、突出部9bとローラ16とで挟持される部分
を除いて、先端9aから押し出す。Xリング10は自らの
弾性復帰力によって拡径状態から再び縮径し、突出部9
bに掛る部分を除いて、溝1aに係合する。このとき、
リング支持筒9の先端9aと溝1aとの段差により、図
17で説明したように、Xリング10の既係合部分10aには
捩れが生ずる。図4に示されたXリング10の既係合部分
10aは、捩れた状態を示している。また、10bで示され
た部分は、溝1aとの係合が規制された未係合部であ
る。
【0027】ここで、チャック爪12を回転駆動してワー
ク1を回転させる。すると、Xリング10は、溝1aとの
係合によって生ずる摩擦力により、ワーク1と共に連れ
回りする。よって、Xリング10はその全周に亙り、突出
部9b、ローラ16および底板7で囲まれる部分を通過す
ることになる。ところで、Xリング10の未係合部10bは
溝1aとの係合が解かれるので、溝1aとの摩擦力によ
る捩れ方向の動きの規制を受けることが無くなり、か
つ、ローラ16の形状に沿ってXリング10を誘導すること
により、弾性復帰力を促して捩れを解消することができ
る。よって、Xリング10の捩れを全て解消することがで
きる。
【0028】Xリング10の捩れが解消した後に、図5に
示すようにローラ16をXリング10から離間させ、かつ、
ワーク1を上昇させることにより、リング支持筒9の突
出部9bはXリング10から離間し、Xリング10の未係合
部10bもワーク1の溝1aに嵌り込む。よって、捩れが
生じた場合でもこれを矯正し、正しくXリング10の組付
を完了することができる。
【0029】ところで、図3に示すXリング10をワーク
1の溝1aに位置合わせする工程において、底板7を上
昇させる代わりに、リング支持筒9およびワーク1を底
板7に対して下降させることも可能である。また、図5
に示すワーク1の上昇によってXリング10の組付を完了
する工程では、底板7およびリング支持筒9を下降させ
ることによっても、同様の結果を得ることができる。
【0030】上記第1の実施の形態に係るリング組付装
置の構成をまとめると以下のようになる。ワーク1の所
定位置(溝1a)に弾性リングを嵌め込む本装置は、弾
性リング(Xリング10)を所望の拡径状態に支持する支
持手段(リング支持筒9)と、該支持手段からリングを
ワークの所定位置(溝1a)へ移動させる移動機構(底
板昇降用シリンダ6、底板7、リング支持部8)と、前
記支持手段及び前記ワークを相対回転させる駆動手段
(鉛直方向の軸中心に回転させることができるチャック
爪12)とを有し、前記支持手段には、前記リングの全周
に亙る係合を一時的に規制する規制手段(突出部9b)
を設け、さらにリングの移動機構と共に移動し、該リン
グの移動の際の捩れを防止する手段(矯正部材14、ロー
ラ16)を有することを特徴とする。
【0031】上記構成をなす本発明の第1の実施の形態
から得られる作用効果は、以下の通りである。まず、X
リング10をリング支持筒9に嵌め込むことによりその径
を拡径し、リング支持筒9に連結するワーク1に向けて
底板7を上昇させることにより、拡径状態を維持したま
ま、Xリング10とワーク1の溝1aとの位置合わせを行
う。この際に、底板7上に設けられた矯正部材14のロー
ラ16をXリング10に押圧し、Xリング10とローラ16とを
一致させることにより、Xリング10とリング支持筒9と
の間に生ずる摩擦力Xでリング10に捩れが生ずることを
防止する。
【0032】そして、リング支持筒9に形成された突出
部9bによって、未係合部10bを残しながらXリング10
を溝1aに嵌め込む。この時点で、Xリングには、突出
部9bとローラ16とで挟持される部分を除いて捩れが発
生する。ここで、ワーク1と共にXリング10を回転させ
ることによって、未係合部10bを既係合部分に順次移動
させ、既係合部分に生ずる溝1aとの摩擦力による捩れ
方向の動きの規制を解除する。そして、Xリング10をロ
ーラ16の形状に沿って誘導することにより、Xリング10
自体の弾性復帰力も手伝って、その捩れを全周に亙って
矯正する。その後に、未係合部10bについても溝1aに
嵌め込んで、Xリング10の組付を完了する。このとき、
ローラ16がXリング10に対して回転自在であることか
ら、Xリング10とローラ16との相対移動をより円滑に行
い、Xリング10の捩れの矯正を促進させる。
【0033】以上のごとく、拡径状態のXリング10をワ
ーク1の溝1aへ移動させる際に、ローラ16でXリング
10を抑えることにより捩れの発生を防止し、かつ、Xリ
ング10を溝1aに係合させる際にXリング10に捩れが生
じても、これを解消した後に組付作業を完了するので、
Xリング10は必ず正しい状態で組付がなされることとな
る。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態を図7な
いし図14に示して説明する。第1の実施の形態と同一部
分または相当する部分については、同一符号で示しここ
での説明を省略する。
【0035】第2の実施の形態では、Xリング10を略環
状に並ぶ複数のアームで支持し、かつ、ワーク1に対し
て各アームの位置を移動させることにより、Xリング10
の拡径、移動および溝1aへの係合、捩れの矯正という
一連の作業を行うものである。尚、図7ないし図14は、
第2の実施の形態に係るリング組付装置によるXリング
の組付工程を示すものであり、各図において(a)はリ
ング組付装置およびワークの平面図を、(b)はその側
面図を示すものである。さらに、(b)においては、説
明の便宜上、Xリング10はその断面のみを示している。
【0036】まず、リング組付装置の構造を図7に基づ
いて説明する。リング組付装置は、ワーク1を昇降可能
に支持する支持手段(図示省略)を有する。この支持手
段は、第1の実施の形態におけるチャック爪12と同様の
もので良い。そして、所定位置に支持されたワーク1を
取り囲むように、環状に配置された複数のアームを有す
る。ここで、各アームに17ないし22の符号を付与して以
下の説明を行う。アーム17、18、19は、ワーク1の側面
の略半周を取り囲むように、略90°のピッチで配置され
ている。また、ワーク1を挟んでアーム18と対向する位
置にはアーム22が設けられている。アーム22は、水平方
向に回動自在な2つのローラ23、24を有している。さら
に、ローラ23とアーム17、19との間に、アーム20、21が
設けられている。
【0037】アーム17、18、19は、図7(a)に示すよ
うに断面が半円状の柱体である。そして上端部が尖端状
に形成されている。さらに、上端部から所定距離をおい
て、フランジ17a、18a、19aが形成されている。アー
ム19、20は、上端部が尖端状をなす円柱である。ローラ
23、24は、第1の実施の形態におけるローラ16と同様
に、その周端面形状が、Xリング10の溝10cに対応する
ように形成されている。また、ローラ23、24は、互いに
離間接近可能となるようにアーム22に支持されている。
ところで、アーム17ないし22は、図示しない駆動手段に
より、夫々独立してまたは同時にワークに対して近接遠
退、上下動可能となっている。
【0038】第2の実施の形態に係るリング組付装置は
以上のような構成を有している。このリング組付装置を
用いて、Xリング10をワーク1の溝1aに組みつける手
順を、図7ないし図14に基づいて以下に説明する。
【0039】まず、ワーク1をアーム17ないし22の上方
で待機させ、アーム17ないし22を夫々近接させた状態
で、各アームにXリング10を掛け回す。そして、図7
(a)に示すように、各アームの間隔を広げ、Xリング
10を拡径する。次に、図7(b)に示すように、各アー
ムに囲まれる位置までワーク1を下降させる。このと
き、Xリング10は、アーム17、18、19のフランジ17a、
18a、19aと、ローラ23とによって水平に保たれてい
る。そして、図8(a)に示すように各アームの位置関
係を保ったまま、全アームをワーク1に対して上昇さ
せ、図8(b)に示すようにXリング10とワーク1の溝
1aとの高さ合わせをする。
【0040】次に、図9に示すように、アーム17、18、
19をワーク1に密着させると共に、ローラ23、24の間隔
を狭めて、ローラ23、24でXリング10を挟持する。そし
て図10(b)に示すように、アーム17、18(および19)
をワーク1に対して下方に移動させ、溝1aにXリング
10を係合させる。このとき、アーム18を最初に下降さ
せ、Xリング10のアーム18に支持される部分を最初に溝
1aに落とし込み、次にアーム17、19を下降させ、これ
らに支持される部分を溝1aに落とし込む。この順序で
アームを動かすと、Xリング10がアーム17、18、19との
間の摩擦力によりこれらアームと共に下降してしまう恐
れをなくし、溝1aとの係合を確実に行うことができ
る。
【0041】このとき、アーム17、18、19と溝1aとの
段差により、図17で説明したように、Xリング10の既係
合部分10aには捩れが生ずる。そこで、図10(a)に矢
印Aで示すように、ワーク1を回転させる。すると、X
リング10は溝1aとの係合によって生ずる摩擦力によ
り、ワーク1と共に連れ回りする。このとき、ローラ2
3、24も矢印B、Cで示すようにXリング10と連れ回り
する。そして、Xリング10はその全周に亙り、ローラ2
3、24で挟持される部分を通過することになる。この際
にXリング10の捩れを直し、Xリング10の捩れをその全
周に亙って矯正する。
【0042】次に、図11に示すように、ローラ23、24に
よるXリング10の挟持を解き、アーム22を矢印Dで示す
ようにワーク1に接近させる。すると、ローラ23がアー
ム20、21を結ぶ線を越え、Xリング10の溝1aとの未係
合部分は、アーム20、21のみに支えられるようになる。
そして図12に示すように、アーム22をXリング10に対し
て上昇させる。さらに、図13に示すように、アーム20、
21を矢印E、Fで示す方向に移動させ、互いの間隔を広
げながらワーク1に密着させる。そして、Xリング10の
未係合部のうち、アーム20、21間に掛け回されている部
分を溝1aに係合させる。最後に、図14(b)に示すよ
うにアーム20、21をワーク1に対して下方に移動させ、
Xリング10の全周を溝1aに係合させる。
【0043】上記第2の実施の形態に係るリング組付装
置の構成をまとめると以下のようになる。ワーク1の所
定位置(溝1a)に弾性リングを嵌め込む本装置は、弾
性リング(Xリング10)を所望の拡径状態に支持する支
持手段(アーム17〜22)と、該支持手段からリングをワ
ークの所定位置(溝1a)へ移動させる移動機構(アー
ム17〜22)と、前記支持手段及び前記ワークを相対回転
させる駆動手段(鉛直方向の軸中心に回転させることが
できるチャック爪12)とを有し、前記支持手段には、前
記リングの全周に亙る係合を一時的に規制する規制手段
(アーム20、21、ローラ23、24)を設け、さらにリング
の移動機構は、該リングの移動の際の捩れを防止する手
段(アーム17〜22、ローラ23、24)を兼ねることを特徴
とする。
【0044】上記構成をなす本発明の第2の実施の形態
から得られる作用効果は、以下の通りである。アーム17
ないし22にXリング10を掛け回した後に、これらアーム
17の間隔を広げることによりXリングをワーク1より大
径に拡径し、さらにアーム17ないし22で囲まれる部分に
ワーク1を配置する。そして、Xリング10と溝1aとの
位置合わせを行い、各アームを順にワークに密着させて
下方に移動することにより、Xリングの一部分を溝1a
に落とし込む。また、Xリング10の一部未係合部をアー
ム22のローラ23、24で挟持し、ワーク1と共にXリング
10を回転させることによって、未係合部を既係合部分に
順次移動させる。そして、溝1aとの既係合部分に生ず
る摩擦力による捩れ方向の動きの規制を解除しつつ、X
リング10をローラ23、24の形状に沿って誘導することに
より、Xリング10自体の弾性復帰力も手伝って、その捩
れを全周に亙って矯正することができる。
【0045】ところでXリング10は、アーム17ないし22
によってワーク1より大径に拡径されるので、Xリング
10と溝1aとの位置合わせを行う際に、Xリング10がワ
ークに接触することがない。よって、この間にXリング
10に捩れが生ずることはない。また、溝1aにXリング
を落とし込む際には捩れが生じても、未係合部はローラ
23、24で挟持されている為に、捩れのない状態を維持し
ており、かつ、ローラ23、24間をXリング10が通過する
ことにより、捩れを全周に亙って矯正するので、Xリン
グ10は必ず正しい状態で組付がなされることとなる。
【0046】次に、本発明の本発明の第3の実施の形態
を図15に示して説明する。第3の実施の形態において、
第1の実施の形態と同一部分または相当する部分につい
ては、同一符号で示しここでの説明を省略する。
【0047】第3の実施の形態にかかるリング組付装置
は、第1、第2の実施の形態のように、Xリング10の全
周に亙る係合を一時的に規制する規制手段や、Xリング
10の移動の際の捩れを防止する手段を持たず、従来技術
(図16)で説明した装置と同様の構成をなす。よって、
Xリングが溝1aに係合する際に捩れが生ずる恐れがあ
る。そこで、本実施の形態では、図15に示すような矯正
手段25を設け、矯正手段を溝1aと係合したXリング10
に押圧し、さらに矯正手段25とXリング10とを相対移動
させることにより、溝1aの内部でXリング10の捩れの
矯正を行う。矯正手段25は、その先端部25aが図6に示
すローラ15と同様にXリング10の溝10cに対応する形状
をなしている。したがって、Xリング10に矯正手段25を
押圧し、Xリング10と矯正手段25部材とを相対移動させ
ることにより、Xリング10の捩れは矯正手段25の形状に
沿って強制的に誘導され、捩れを全周に亙って矯正する
ことができる。尚、矯正手段25として第1、第2の実施
の形態と同様にローラ等を用いることも可能である。ロ
ーラを用いる場合は、Xリング10と矯正手段25との相対
移動をより円滑に行い、Xリング10の捩れの矯正を促進
させることができる。
【0048】以上のごとく本発明の実施の形態において
は、弾性リングとしてXリング10を例に上げて説明をし
たが、その他のいかなる断面形状を有するシールリング
についても、ローラ15、23、24、矯正手段25等、捩れの
防止および矯正に用いられる部材の形状を弾性リングの
凹凸断面と一致させることにより、組み付け工程の途中
で生じた捩れを解消し、正しく組み付けを完了すること
が可能となる。
【0049】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。まず、請求項1に係るリング組
付方法は、弾性リングを拡径してワークの所定位置への
位置合わせを容易に行い、さらに該弾性リングの少なく
とも一部を前記所定位置と係合させた状態で、該弾性リ
ングの凹凸断面形状に対応する矯正部材を、弾性リング
に対し押圧する。そして、弾性リングと矯正部材とを相
対移動させることにより、弾性リングを矯正部材の形状
に沿って誘導し、捩れを全周に亙って矯正する。したが
って、組付工程の途中で弾性リングに捩れが生じた場合
でも、この捩れを解消した後に組付を完了することがで
き、弾性リングのシール能力が損なわれることがなく、
設定されたシール能力を確実に発揮することができる。
また、弾性リングに捩れが生じたまま組み付けられるこ
とが無いので、弾性リングに無理な力が加わることを防
ぎ、弾性リングの耐久性の低下を防止することができ
る。
【0050】また、請求項2に係るリング組付方法によ
ると、請求項1に係る効果に加え、矯正部材が弾性リン
グに対して回転自在であることから、弾性リングと矯正
部材との相対移動をより円滑に行い、弾性リングの捩れ
の矯正を促進させることができる。したがって、捩れの
矯正時間の短縮を図り、前記相対移動の際に摩擦力等弾
性リングに無理な力を加えることを防ぎ、弾性リングの
破損を防止することができる。
【0051】さらに、請求項3に係るリング組付装置
は、前記支持手段により拡径状態に支持した弾性リング
を、移動機構によってワークの所定位置まで移動させ、
さらに、弾性リングの凹凸断面に対応する形状をなす前
記矯正部材を、弾性リングに対して押圧し、該矯正部材
と弾性リングとを相対移動させることにより、弾性リン
グを矯正部材の形状に沿って誘導し、弾性リングの捩れ
を全周に亙って矯正することができる。よって、捩れの
無い正しい状態でリングを組み付けることができるの
で、リング本来の能力を安定して発揮させることが可能
となる。また、本装置により組み付けられたリングには
捩れによる無理な力が加わらないので、リングの耐久性
の低下を防止することができる。
【0052】また、請求項4に係るリング組付装置によ
ると、請求項3に係る効果に加え、該矯正部材は弾性リ
ングに対して回転可能であることから、前記相対移動を
より円滑に行い、弾性リングの捩れの矯正を促進させる
ことができる。したがって、捩れの矯正時間の短縮を図
り、前記相対移動の際に摩擦力等弾性リングに無理な力
を加えることを防ぎ、弾性リングの破損を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るリング組付装
置を示す部分断面図である。
【図2】図1に示すリング組付装置の要部拡大図であ
り、本発明の第1実施の形態に係るリング組付方法にお
ける第1工程を示す摸式図である。
【図3】図2に続くリング組付方法の第2工程を示す摸
式図である。
【図4】図3に続くリング組付方法の第3工程を示す摸
式図である。
【図5】図4に続くリング組付方法の第4工程を示す摸
式図である。
【図6】図3におけるXリングとローラとの係合状態を
示す拡大断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るリング組付装
置を示し、本発明の第1実施の形態に係るリング組付方
法における第1工程を示す摸式図である。
【図8】図7に続くリング組付方法の第2工程を示す摸
式図である。
【図9】図8に続くリング組付方法の第3工程を示す摸
式図である。
【図10】図9に続くリング組付方法の第4工程を示す
摸式図である。
【図11】図10に続くリング組付方法の第5工程を示
す摸式図である。
【図12】図11に続くリング組付方法の第6工程を示
す摸式図である。
【図13】図12に続くリング組付方法の第7工程を示
す摸式図である。
【図14】図13に続くリング組付方法の第8工程を示
す摸式図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係るリング組付
装置の要部断面図である。
【図16】リング組付装置の従来例を示す摸式図であ
る。
【図17】図16に示すリング組付装置により、Xリン
グを組みつける際に生ずる捩れの様子を示す部分断面図
である。
【符号の説明】
1 ワーク 1a 溝 6 底板昇降用シリンダ 7 底板 9 リング支持筒 10 Xリング 14 矯正部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの所定位置に対し、凹凸断面を有
    する弾性リングを嵌め込む方法であって、前記弾性リン
    グをワークと同一径かそれ以上に拡径して前記所定位置
    まで移動させ、該弾性リングの少なくとも一部分を前記
    所定位置と係合させた状態で、該弾性リングの凹凸断面
    に対応する形状をなす矯正部材を、リングに対し押圧し
    乍ら弾性リングと矯正部材とを相対移動させることを特
    徴とするリング組付方法。
  2. 【請求項2】 ワークの所定位置に対し、凹凸断面を有
    する弾性リングを嵌め込む方法であって、前記弾性リン
    グをワークと同一径かそれ以上に拡径して前記所定位置
    まで移動させ、該弾性リングの少なくとも一部分を前記
    所定位置と係合させた状態で、該弾性リングの凹凸断面
    に対応する形状をなし、弾性リングに対して回転自在な
    矯正部材を、リングに対し押圧し乍ら弾性リングと矯正
    部材とを相対移動させることを特徴とするリング組付方
    法。
  3. 【請求項3】 ワークの所定位置に対し、凹凸断面を有
    する弾性リングを嵌め込む装置であって、前記弾性リン
    グを所望の拡径状態に支持する支持手段と、前記弾性リ
    ングを該支持手段からワークの所定位置へと移動させる
    移動機構と、弾性リングの凹凸断面に対応する形状をな
    し、前記弾性リングに対し、近接遠退可能かつ相対移動
    可能な矯正部材とを有することを特徴とするリング組付
    装置。
  4. 【請求項4】 ワークの所定位置に対し、凹凸断面を有
    する弾性リングを嵌め込む装置であって、前記弾性リン
    グを所望の拡径状態に支持する支持手段と、前記弾性リ
    ングを該支持手段からワークの所定位置へと移動させる
    移動機構と、弾性リングの凹凸断面に対応する形状をな
    し、前記弾性リングに対し、近接遠退可能、相対移動可
    能かつ回転可能な矯正部材とを有することを特徴とする
    リング組付装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025188A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Nok Corp シールリング矯正治具
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CN110355556A (zh) * 2019-06-26 2019-10-22 格力电器(合肥)有限公司 在管体上套装套环的设备
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