JP4171915B2 - リングの組付け方法およびリング組付け装置 - Google Patents

リングの組付け方法およびリング組付け装置 Download PDF

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本発明は、リングの組付け方法およびリング組付け装置に関し、さらに詳しくは、合口部に結合部を有するリングを組付け対象の環状溝部に組付ける方法および組付け装置に関するものである。
リングの組付け方法およびリング組付け装置に関する従来の技術としては、特許文献1が知られている。特許文献1には、ワークの所定位置に弾性体からなるリングを嵌め込む方法であって、前記リングをワークと同一径かそれ以上に拡径し、該拡径状態のリングと前記ワークの所定位置との位置合わせを行い乍ら、一部を除き拡径状態を解除して前記ワークの所定位置に係合させ、このとき生ずるリングの未係合部を既係合部分に順次移動させた後に、該未係合部を前記ワークの所定位置に係合させることを特徴とするリング組付方法、および、ワークの所定位置に弾性体からなるリングを嵌め込む装置であって、前記リングを所望の拡径状態に支持する支持手段と、該支持手段からリングを前記ワークの所定位置へ移動させる移動機構と、前記支持手段及び前記ワークを相対回転させる駆動手段とを有し、前記支持手段には、前記リングの全周に亙る係合を一時的に規制する規制手段を設けたことを特徴とするリング組付装置が開示されている。
そして、特許文献1においては、断面がX字状をなすいわゆるXリングをワークの溝に組み付るものであり、ワークの溝に組み付ける際にリングが捩れないようにすることなどを目的としている。
一方、例えば、油圧機器に使用されるシールリングなど、略環状で一部が分断されて合口部が形成されたリングにおいては、図16および図17に示すように、その両合口部r1、r2に互いに対応する形状に成形されたカギ状の結合部q1、q2をそれぞれ有するものがある。このようなカギ状の結合部を有するリングRは、組付け対象である油圧機器の回転または往復動部材などの周囲に形成された環状のリング溝mに嵌合されて互いのカギ状の結合部q1、q2が結合される。
特開平9−272068号公報
上記カギ状などの結合部を有するリングRを組付け対象Wの環状溝部mに組付ける際には、リングRを拡径した状態として組付け対象Wに対してその環状溝部mと対応する位置まで挿入し、リングRを拡径状態から解放して環状溝部m内に配置し、互いの結合部q1、q2を結合する。このとき、環状溝部m内に配置されたリングRは、図17に示したように、合口部r1、r2を互いにその軸方向(図17においては上下方向)に押圧するなど移動させることができない。そのため、互いの合口部r1、r2の位置を径方向に異ならせた状態から互いの結合部q1、q2を結合させるように合口部r1、r2を互いに合せて組付ける。このような組付け作業は、複雑であるため、従来では手作業に頼るしかなく、組付け効率を向上させることができず、コストを低減させることができないなどの問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、合口部に結合部を有するリングを組付け対象の環状溝部に効率よく確実に組付けることができる方法および装置を提供することを目的とする。
請求項1のリングの組付け方法に係る発明は、上記目的を達成するため、合口部に結合部を有するリングを組付け対象の環状溝部に組付ける方法であって、リングを環状溝部内に嵌合配置し、少なくとも一方の合口部近傍位置を径方向内向きに縮径させ、さらに、他方の合口部近傍を除く位置を径方向内向きに縮径させ、次いで、前記一方の合口部近傍の径方向内向きへの縮径を解放して弾性復帰させることにより、該一方の合口部を前記他方の合口部に近づけて両結合部を互いに結合させることを特徴とするものである。
また、請求項2のリングの組付け装置に係る発明は、上記目的を達成するため、合口部に結合部を有するリングを組付け対象の環状溝部に組付ける装置であって、リングを環状溝部内に嵌合配置するリング嵌合手段と、環状溝部内に嵌合配置されたリングの少なくとも一方の合口部近傍位置と他方の合口部近傍を除く複数の位置とを径方向内側に向かって縮径させ、次いで、前記一方の合口部近傍位置の縮径を解放して弾性復帰させることにより、該一方の合口部を前記他方の合口部に近づけて両結合部を互いに結合させる縮径手段と、を備えたことを特徴とするものである。
請求項1の発明では、リングを組付け対象に挿入して、その環状溝部内に嵌合配置し、少なくとも一方の合口部近傍位置を径方向内向きに縮径させ、さらに、他方の合口部近傍を除く位置を径方向内向きに縮径させ、次いで、前記一方の合口部近傍位置の径方向内向きへの縮径を解放すると、リングは、その一方の合口部が弾性復帰して前記他方の合口部に近づき、両結合部が互いに結合されて、リングが組付け対象の環状溝部に組付けられる。なお、環状溝部内に配置されたリングの縮径は、最初に、一方の合口部近傍とこれに対向する位置を互いに径方向内向きに縮径させ、さらに、他方の合口部近傍を除いた位置の互いに対向する位置を径方向内向きに縮径させ、次いで、一方の合口部近傍とこれに対向する位置の径方向内向きの縮径を解放させてもよく、また、最初に、一方の合口部近傍位置を径方向内向きに縮径させ、さらに、他方の合口部近傍位置を除く位置をこの他方の合口部に向かって周方向に順次縮径させ、次いで、一方の合口部近傍位置の縮径を解放させてもよい。
請求項2の発明では、リング嵌合手段によりリングを環状溝部内に嵌合配置し、縮径手段により環状溝部内に嵌合配置されたリングの少なくとも一方の合口部近傍位置を縮径させ、さらに、他方の合口部近傍を除く位置を径方向内向きに縮径させ、次いで、前記一方の合口部近傍位置の径方向内向きへの縮径を解放することにより、リングの一方の合口部を弾性復帰させて前記他方の合口部に近づけて両結合部を互いに結合させ、リングを組付け対象の環状溝部に組付ける。なお、縮径手段は、複数組の押圧機構によって構成し、一組の押圧機構を環状溝部内のリングの一方の合口部近傍位置とこれに対向する位置を径方向内向きに押圧するよう配置し、他の組の押圧機構を前記両位置の間の互いに対向する位置を径方向内側に押圧するよう配置することもできる。かかる場合には、一組の押圧機構によって環状溝部内のリングの一方の合口部近傍位置とこれに対向する位置を径方向内向きに押圧して縮径させ、さらに、他の組の押圧機構によって前記両位置の間の位置を互いに径方向内側に押圧して縮径させ、次いで、前記一組の押圧機構を前記両位置における互いの径方向内向きの押圧を解放させるように制御することにより、両合口部のカギ状結合部が互いに結合されるよう制御される。また、縮径手段は、環状溝部内に嵌合配置されたリングの周囲にそれぞれ独立して押圧できるよう複数配置された押圧機構によって構成し、前記の場合と同様に制御するか、あるいは、最初に、一方の合口部近傍位置を押圧し、さらに、他方の合口部近傍を除く位置をこの他方の合口部に向かって周方向に順次押圧し、次いで、一方の合口部近傍の押圧を解放するよう制御することもできる。
請求項1の発明によれば、リングを環状溝部内に嵌合配置し、少なくとも一方の合口部近傍位置を径方向内向きに縮径させ、さらに、他方の合口部近傍を除く位置を径方向内向きに縮径させ、次いで、前記一方の合口部近傍位置の径方向内向きへの縮径を解放して弾性復帰させることにより、該一方の合口部を前記他方の合口部に近づけるという簡単な構成で、両合口部の互いの結合部を確実に効率よく確実に結合させて組み付けることができる方法を提供することができる。
請求項2の発明によれば、リングを環状溝部内に嵌合配置するリング嵌合手段と、環状溝部内に嵌合配置されたリングの少なくとも一方の合口部近傍位置と他方の合口部近傍を除く複数の位置とを径方向内側に向かって縮径させ、次いで、前記一方の合口部近傍位置の縮径を解放して弾性復帰させることにより、該一方の合口部を前記他方の合口部に近づけて両結合部を互いに結合させる縮径手段と、を備えたという簡単な構成で、合口部に結合部を有するリングを組付け対象の環状溝部に効率よく確実に組付けることができる装置を提供することができる。
最初に、本発明のリング組付け装置の実施の一形態を図1〜図7に基づいて詳細に説明する。なお、図において、同一符号は同様の部分または相当する部分に付すものとする。
図1および図2に示すように、本実施の形態におけるリング組付け装置は、概略、合口部r1、r2にカギ状の結合部q1、q2を有するリングRを、対象Wの環状溝部mに組付けるためのもので、リングRを拡径させた状態で組付け対象Wの環状溝部mと対応する位置まで挿入してから拡径状態を解放して環状溝部m内にリングRを嵌合配置するリング嵌合手段1と、環状溝部m内に嵌合配置されたリングRの少なくとも一方の合口部r1近傍位置と他方の合口部r2近傍を除く複数の位置とを径方向内側に向かって縮径させ、次いで、一方の合口部r1近傍位置の縮径を解放して弾性復帰させることにより、この一方の合口部r1を他方の合口部r2に近づけて両結合部q1、q2を互いに結合させる縮径手段2と、を備えている。そして、この実施の形態においてはさらに、組付け対象Wが複数の環状溝部m1、m2を有しており、各環状溝部m1、m2にリングRをそれぞれ組付けることができるように、リング嵌合手段1と縮径手段2とを各環状溝部m1、m2と対応する位置へ移動させるための段替え手段3を備えている。また、リング嵌合手段1は、組付け対象WにリングRを挿入可能に拡径するガイド手段5と、このガイド手段5によって拡径された状態のリングRをガイド手段5から組付け対象Wの環状溝部mと対応する位置まで挿入してリングRを環状溝部m内に嵌合配置させるリング移動手段6と、を備えている。なお、以下の説明においては、リングRを環状溝部m1とm2のいずれか一方に組付けることについて説明が必要な場合には、環状溝部に符号m1またはm2を区別して付するものとし、リングRを組付ける環状溝部がm1とm2のいずれでもよい場合には符号mを付することとする。
この実施の形態におけるリングRは、図16および図17に示したように、本体が略円環状に形成され、一部が分断されて、その両端には結合部q1、q2を有する合口部r1、r2がそれぞれ形成されている。一方の合口部r1の結合部q1は、上面が周方向に突出しており、その先端に厚さ方向または軸方向(図17では下方向)に突出するよう形成された凸部q11と、リング本体と凸部q11との間に上方に解放するよう形成された凹部q12と、を有するカギ状に成形されている。また、他方の合口部r2の結合部q2は、底面が周方向に突出しており、その先端に厚さ方向または軸方向であって一方の凸部q11と対応するように反対方向(図17では上方向)に突出するよう形成された凸部q21と、リング本体と凸部q21との間に下方に解放するよう形成された凹部q22と、を有するカギ状に成形されている。リングRの内径は、拡径および縮径を一切しない通常の状態で、組付け対象Wの挿入部分の径よりも小さく、且つ、環状溝部mの径よりも大きくなるように設定されている。
また、この実施の形態における組付け対象Wは、図1や図2などに示したように、断面が略円形形状に形成された円筒状のもので、その外周面にはリングRがそれぞれ嵌合される複数の環状溝部m1、m2が全周にわたって所定の深さで形成されている。環状溝部m1、m2は、組付け対象Wの軸方向所定の位置(所定の高さ)に形成される。
リングR、Rは、弾性限度内で拡径されて組付け対象Wに対して環状溝部m1、m2と対応する位置まで挿入され、拡径状態から解放されて環状溝部m1、m2に嵌合され、互いの合口部r1、r2の結合部q1、q2が結合される。合口部r1、r2を互いに結合するに際しては、リングR,Rは、それぞれ環状溝部m1、m2に嵌合されて軸方向(図17においては上下方向)への移動が規制されているために、互いの合口部r1、r2の位置を軸方向に異ならせるようにして係合させることはできない。そのため、合口部r1、r2の結合部q1、q2を互いに結合するためには、結合部q1とq2の径方向位置を異ならせた状態から、一方の凸部q12と他方の凹部q22、および、他方の凸部q21と一方の凹部q12とをそれぞれ係合する。
基準プレート10の下面には、支柱11が設けられており、支柱11の下端部には、組付け対象Wの中心穴Waに嵌合されるセンタ部材12が設けられている。基準プレート10は、組付け対象Wに対して相対的に近接・離間することができるように昇降可能に支持されている。センタ部材12が組付け対象Wの中心穴Waに嵌合されることにより、基準プレート10の組付け対象Wに対する径方向および軸方向の位置が位置決めされる。
支柱11の中間部には、スリーブ13が摺動可能に外嵌されており、このスリーブ13にはガイド保持プレート14が取付けられている。段替え手段3は、基準プレート10に設けられたエアシリンダなどのアクチュエータにより構成されている。段替え手段3の作動ロッド3aの先端は、ガイド保持プレート14に接続されており、伸長駆動することによりガイド保持プレート14を基準プレート10から離間させるように下降移動させ、退縮駆動することにより基準プレート10に近づくように上昇移動させる。
リング嵌合手段1のガイド手段5は、この実施の形態の場合、組付け対象Wに外嵌可能な円筒形状に成形されている。リングRは、ガイド手段5に外嵌されることにより、その弾性限度内で拡径されて、組付け対象Wの外周面に対して摺動することなく、環状溝m1またはm2と対応する位置まで移動することが可能となっている。なお、リングRを組付け対象Wの外周面に摺動させてもよい場合には、組付け対象Wに外嵌可能な円筒形状に成形することなく、組付け対象Wの径と同じか僅かに大きい径に成形して、組付け対象Wの端面に当接するように構成することもできる。
リング嵌合手段1のリング移動手段6は、ガイド手段5に外嵌された押出し部材15と、押出し部材15をガイド手段5に対して相対的に軸方向移動させるエアシリンダなどのアクチュエータ16と、を備えている。押出し部材15は、押出しプレート17に設けられ、アクチュエータ16は、その基端部が支持プレート19に取付けられると共に、その作動ロッドの先端がガイド保持プレート14に連結されており、押出しプレート17と支持プレート19は、連結部材18によって一定の間隔で連結されている(図4および図7を参照)。アクチュエータ16を伸長駆動すると、支持プレート19の上昇に伴って、連結部材18によって連結された押し出しプレート17も上昇し、押出し部材15がガイド手段5に対して相対的に上昇する。また、アクチュエータ16を退縮駆動すると、支持プレート19の下降に伴って、連結部材18によって連結された押し出しプレート17も下降し、押出し部材15がガイド手段5の先端に向かって移動するよう相対的に下降する。押出しプレート16には、図8〜図10に参照されるように、ガイド手段5に外嵌されたリングRの一方の合口部r1が当接されてその周方向の位相を位置決めする位置決め部材20が設けられている。なお、位置決め部材20は押出しプレート17に設けることなく、押出し部材15またはガイド手段5に設けるなどしてもよい
縮径手段2は、リングRの周方向所定の位置に当接可能に配置された押圧部材21、22、23、24と、各押圧部材21、22、23、24をリングRの所定位置に対して押圧させると共にリングRから遠退するように駆動するアクチュエータ25、26とを備えている。そして、この実施の形態における縮径手段2は、図11〜図15に参照されるように、押圧部材21が位置決め部材20によって周方向の位相を位置決めされて環状溝部m内に配置されたリングRの一方の合口部r1近傍位置に当接可能に配置され、押圧部材22が押圧部材21位置と対向する位置(周方向に180度の位相位置)に当接可能に配置されて押圧部材21と対をなしており、押圧部材23、24が押圧部材21と22の位置と周方向に90度の位相位置(すなわち、他方の合口部r2近傍位置を除く位置)に当接可能に配置されて、対をなしている。
図1に示すように、各押圧部材21、22、23、24は、スリーブ13に設けられたブラケットのピン29によって中間部が揺動可能に支持されたアーム27、28の一方端に取付けられており、対をなす押圧部材21と22、23と24を支持する両アーム27と27、および28と28の他端の間にはアクチュエータ25、26の基端部と作動ロッドとがそれぞれ接続されている。したがって、対をなす押圧部材21と22、23と24は、それぞれアクチュエータ25、26が伸長駆動されることによって環状溝部m内に配置されたリングRの所定の対向する位置を同期して押圧し、アクチュエータ25、26が退縮駆動されることによって対向する位置において同期してリングRから離間して押圧を解放し退避する。
なお、本発明は、この実施の形態に限定されることなく、例えば、リングRの6箇所や8箇所を押圧することができるように、本実施の形態の押圧部材21、22、23、24と異なる数を配置してもよく、また、本実施の形態におけるアクチュエータ25、26のように互いに対向する位相に配置された対をなす押圧部材21と22、23と24をそれぞれ同期して駆動するように設けることなく、各押圧部材21、22、23、24にそれぞれアクチュエータを個別に設けることもできる。
さらに、この実施の形態においては、段替え手段3の駆動による組付け対象Wの環状溝m1、m2に対するガイド手段5の先端の位置と、アクチュエータ16の駆動によるガイド手段5の先端に対する押出し部材15の先端の位置と、を正確に位置決めするためのストッパ機構を備えている。ストッパ機構は、図4および図7に示すように、基準プレート10とガイド保持プレート14との近接を調整可能に規制するストッパ部材31と、基準プレート10とガイド保持プレート14と支持プレート19および押出しプレート17との近接を調整可能に規制するストッパ部材32と備えている。
ストッパ部材31は、基準プレート10の下面から突出するようにナットによって締め付けられたボルトにより構成されている。ストッパ部材31は、図7に示すように、ガイド保持プレート14に当接されることによって、段替え手段3により上昇移動されるガイド保持プレート14の基準プレート10に対する位置を規制して、組付け対象Wの環状溝部m1とm2に対するガイド手段5の先端位置を位置決めする。したがって、段替え手段3が伸長駆動された状態におけるストッパ部材31の先端とガイド保持プレート14との間の間隔は、組付け対象Wの環状溝部m1とm2の間隔に設定される。
ストッパ部材32は、その下方の小径部と上方の大径部の境界に段部32aが形成されたもので、小径部が基準プレート10に挿通されている。ストッパ部材32は、図4の(a)および(b)に示すように、段替え手段3が伸長駆動されてその段部32aが基準プレート10に衝合した状態(すなわち、下方の環状溝部m1にガイド手段5の先端が臨んだ状態)で、支持プレート19に当接されることによって、アクチュエータ16の退縮駆動による支持プレート19および押出しプレート17の基準プレート10に対する下降を規制して、ガイド手段5に対する押出し部材15の下降移動位置を位置決めし、押出し部材15によるリングRのガイド手段5から環状溝部m1への押出しを制御する。したがって、段替え手段3が伸長駆動された状態におけるストッパ部材32の上端と支持プレート19との間の間隔は、アクチュエータ16の退縮駆動によって押出し部材15を突出させたときに、ガイド手段5の先端から押し出し部材15の先端がリングRの軸方向厚さ1つ分だけ上方に位置するように、すなわち1つ目のリングRが2つ目のリングRを介して押出し部材15によってガイド手段5の先端から押出すのに必要なストロークに設定される。また、ストッパ部材32は、その段部32aが基準プレート10に当接した状態で、その下端とガイド保持プレート14との間隔が1つのリングRの軸方向厚さと同じとなるよう設定されている。
また、ストッパ部材32は、図7の(c)および(d)に示すように、段替え手段3が退縮駆動されてストッパ部材32が当接されたガイド保持プレート14に押し上げられた状態(すなわち、上方の環状溝部m2にガイド手段5の先端が臨んだ状態)で、支持プレート19に当接されることによって、アクチュエータ16の退縮駆動による支持プレート19および押出しプレート17の基準プレート10に対する下降を規制して、ガイド手段5に対する押出し部材15の下降移動位置を位置決めし、押出し部材15によるリングRのガイド手段5から環状溝部m2への押出しを制御する。
次に、上述したように構成された本発明のリング組付け装置の作動を説明する。なお、この説明では、組付け対象Wの環状溝部m1、m2に対してそれぞれリングRを嵌合させるための作動を中心に説明することとし、各押圧部材21、22、23、24によってリングRの所定の位置を押圧して、リングRの両合口部r1、r2を結合することについては後述することとする。
組付け対象Wの環状溝部m1、m2にそれぞれリングRを組付けるに際しては、最初に、ガイド手段5に必要な数(この実施の形態では2つ)のリングRを手作業または自動的に外嵌して一方の合口部r1を位置決め部材20に当接する。リングRは、ガイド手段5に外嵌されることによって拡径され、位置決め部材20によって周方向の位相が位置決めされた状態となっている。
その後、センタ部材12と組付け対象Wの中心穴Waとが同軸上に位置するように配置し、図1および図2に示すように、相対的に近接移動させてセンタ部材12を組付け対象Wの中心穴Waに挿入し、センタ部材12の段部12aを組付け対象Wの端面に衝合させる。これにより、センタ部材12が取付けられた基準プレート10は、組付け対象Wの端面から所定の高さに位置決め保持される。このとき、段替え手段3が伸長駆動されてガイド保持プレート14に取付けられたガイド手段5の先端は、下方の環状溝部m1の上縁に一致している。また、アクチュエータ16は伸長駆動されており、支持プレート19および押出しプレート17を介して押出し部材15がガイド手段5に対して相対的に上昇した状態となっている。そして、この状態でのストッパ機構は、図4の(a)に示すように、ストッパ部材32の段部32aが基準プレート10に衝合した状態となっており、ストッパ部材32の上端が支持プレート19に、その下端およびストッパ部材31がガイド保持プレート14に、当接していない状態となっている。
次いで、図3に示すように、アクチュエータ16を退縮駆動して、支持プレート19および押出しプレート17を下降させて、押出し部材15をガイド手段5と相対的に下降させることにより、2つ目のリングR(上方の環状溝部m2に組付ける)を介して、1つ目のリングR(下方の環状溝部m1に組付ける)をガイド手段5から押出して下方の環状溝m1に嵌合させる。このとき、ストッパ機構は、図4の(b)に示すように、ストッパ部材32の上端に支持プレート19が当接して押出し部材15のガイド手段5に対する下降を規制されるため、ガイド手段5に外嵌された2つのうちで一方のリングRだけが確実にガイド手段5から押出されて下方の環状溝m1に嵌合される。
続いて、各押圧部材21、22、23、24によってリングRの周方向所定の位置を押圧して、リングRの両合口部r1、r2の結合部q1、q2を結合する。この連結については後述することとする。
組付け対象Wの下方の環状溝部m1に対するリングRの組付けが完了すると、図5に示すように、段替え手段3を退縮駆動して、基準プレート10に対してガイド保持プレート14を近接させるよう上昇させる。このとき、ストッパ機構は、図7の(c)に示すように、ストッパ部材31にガイド保持プレート14が当接することにより、ガイド手段5の先端が組付け対象Wの上方の環状溝m2の上縁と正確に一致することとなる。なお、図7の(c)に示した状態では、ガイド保持プレート14が上昇することにより、ストッパ部材32が押し上げられて、その上端と支持プレート19との間隔が図4の(a)に示した間隔よりもリングRの1つ分の軸方向厚さだけ拡大する。
次いで、図6に示すように、アクチュエータ16を退縮駆動して、支持プレート19および押出しプレート17を下降させて、押出し部材15をガイド手段5と相対的に下降させることにより、2つ目のリングRをガイド手段5から押出して上方の環状溝m2に嵌合させる。このとき、ストッパ機構は、図7の(d)に示すように、ストッパ部材32の上端に支持プレート19が当接して押出し部材15のガイド手段5に対する下降を規制されるため、ガイド手段5の先端と押出し部材15の先端とが一致し、残されたリングRがガイド手段5から確実に押出されて上方の環状溝m2に嵌合される。
次に、本発明のリングの組付け方法を、上述した装置を用いる場合によって、その作動と共に、主に図8〜図15に基づいて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態では上方と下方に環状溝部m1、m2にリングRをそれぞれ組付ける場合を示したが、この実施の形態では環状溝mにリングRを組付ける場合により説明する。
本実施の形態におけるリングの組付け方法は、概略、合口部r1、r2にカギ状の結合部q1、q2を有するリングRを組付け対象Wの環状溝部mに組付ける方法であって、リングRを拡径させた状態で組付け対象Wの環状溝部mと対応する位置まで挿入してから拡径状態を解放して環状溝部m内にリングRを嵌合配置し、環状溝部m内に嵌合配置されたリングRの少なくとも一方の合口部r1近傍位置を径方向内向きに押圧して縮径させ、さらに、他方の合口部r2近傍を除いた他の位置を径方向内向きに押圧して縮径させ、次いで、一方の合口部r1近傍位置の縮径を解放して弾性復帰させることにより、この一方の合口部r1を他方の合口部r2に近づけて両結合部q1、q2を互いに結合させる。
組付け対象Wの環状溝部mにリングRを組付けるに際しては、最初に、図8に示すように、ガイド手段5にリングRを手作業または自動的に外嵌して一方の合口部r1を位置決め部材20に当接する。また、ガイド手段5と組付け対象Wの中心とを同軸上に位置するように配置する。リングRは、ガイド手段5に外嵌されることによって拡径された状態となっている。そして、リングRが位置決め部材20によってその周方向の位相が位置決めされることから、後にリングRを環状溝部m内に嵌合配置したときに(図11を参照)、その一方の合口部r1近傍位置は、押圧部材21によって押圧されることが可能な位置にあり、また、他方の合口部r2の近傍位置は、他の押圧部材22、23、24のいずれにも押圧されることがない位置にあることとなる。このとき、押出し部材15は、ガイド手段5に外嵌されたリングRを押し出すことがないように、ガイド手段5に対して相対的に上昇(後退)されている。
その後、図9に示すように、組付け対象Wとガイド手段5を相対的に近接させて、ガイド手段5の先端を環状溝部mの上縁と一致させる。
次いで、図10に示すように、押出し部材15をガイド手段5に対して相対的に下降(前進)させて、押出し部材15とガイド手段5の先端を一致させる。リングRは、ガイド手段5から押出されて、環状溝部mと対応する位置に移動し、拡径された状態が解除されて弾性復帰することにより、図11に示すように、環状溝部m内に嵌合配置される。
続いて、この実施の形態では、アクチュエータ26の伸長駆動によって、図12に示すように、押圧部材21と22を同期させて径方向内向きに押圧させて、一方の合口部r1近傍位置とこれに対向する位置(周方向の位相が180度の位置)を縮径させ、さらに、アクチュエータ25の伸長駆動によって、図13に示すように、押圧部材23と24を同期させて径方向内向きに押圧させて、一方の合口部r1近傍位置とこれに対向する位置の両位置の間の位置(すなわち、周方向の位相が90度の位置)を縮径させる。このとき、一方の合口部r1と他方の合口部r2とは、径方向の位置が異なるものの、周方向に略一致して結合可能な位置関係にあることとなる。
次いで、図14に示すように、押圧部材23と24による押圧を維持したまま、押圧部材21と22を退避させて、一方の合口部r1近傍位置とこれに対向する位置の縮径を解除する。これにより、リングRの一方の合口部r1が弾性復帰して径方向外側に移動し、他方の合口部r2に近付いて両結合部q1、q2が結合されることとなる。その後、図15に示すように、押圧部材23と24を退避させると、組付け対象Wの環状溝部mに対するリングRの組付けが完了することとなる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されることはなく、上述したように各押圧部材21、22、23、24をそれぞれアクチュエータによって個々に独立して制御可能に駆動するよう構成した場合には、最初に、押圧部材21によって一方の合口部r1近傍位置を押圧して縮径させ、さらに、他方の合口部r2に向かって押圧部材23、22、24によって順次押圧して縮径させ、次いで、押圧部材21のみを退避させて一方の合口部r1近傍位置を弾性復帰させて他方の合口部r2に近付けて結合させることもできる。
本発明によれば、従来のように手作業に頼ることなく、合口部に結合部を有するリングを組付け対象の環状溝部に自動で確実に組付けることができるため、その組付け効率が向上する。
本発明のリング組付け装置の実施の一形態を示す縦断正面図である。 図1の縦断側面図である。 下方の環状溝部にリングを嵌合配置した状態を示す説明図である。 下方の環状溝部にリングを嵌合配置するときのストッパ機構の状態を示す説明図である。 上方の環状溝部にリングを嵌合配置する前の状態を示す説明図である。 上方の環状溝部にリングを嵌合配置した状態を示す説明図である。 上方の環状溝部にリングを嵌合配置するときのストッパ機構の状態を示す説明図である。 ガイド手段にリングを外嵌した状態を説明するための正面図である。 図8の状態からガイド手段を環状溝部に対応するよう配置した状態を説明するための正面図である。 押出し部材によってガイド手段からリングを押出して環状溝部に嵌合配置した状態を説明するための正面図である。 環状溝部に嵌合配置されたリングの周方向の位相と押圧部材の配置を説明するために示した平面図である。 図11の状態から、一対の押圧部材によって一方の合口部近傍位置とこれに対向する位置を押圧して縮径させた状態を説明するために示した平面図である。 図12の状態から、さらに一対の押圧部材によって前記両位置の間の位置を押圧して縮径させた状態を説明するために示した平面図である。 図13の状態から、一方の合口部近傍位置とこれに対向する位置の縮径を解除することにより、一方の合口部が他方の合口部に近付いて結合された状態を説明するために示した平面図である。 図14の状態から、全ての押圧部材を退避させて、組付け対象の環状溝に対するリングの組付けを完了した状態を説明するために示した平面図である。 本発明が適用されるリングの一例を示す斜視図である。 図16に示したリングの両合口部に形成された結合部の一例を示す正面図である。
符号の説明
W:組付け対象、 m:環状溝部、 R:リング、 r1:一方の合口部、 r2:他方の合口部、q1およびq2:結合部、 1:リング嵌合手段、 2:縮径手段、 3:段替え手段、 5:ガイド手段、 6:リング移動手段、 15:押出し部材、 21〜24:押圧部材

Claims (2)

  1. 合口部に結合部を有するリングを組付け対象の環状溝部に組付ける方法であって、
    リングを環状溝部内に嵌合配置し、
    少なくとも一方の合口部近傍位置を径方向内向きに縮径させ、
    さらに、他方の合口部近傍を除く位置を径方向内向きに縮径させ、
    次いで、前記一方の合口部近傍位置の縮径を解放して弾性復帰させることにより、該一方の合口部を前記他方の合口部に近づけて両結合部を互いに結合させることを特徴とするリングの組付け方法。
  2. 合口部に結合部を有するリングを組付け対象の環状溝部に組付ける装置であって、
    リングを環状溝部内に嵌合配置するリング嵌合手段と、
    環状溝部内に嵌合配置されたリングの少なくとも一方の合口部近傍位置と他方の合口部近傍を除く複数の位置とを径方向内側に向かって縮径させ、次いで、前記一方の合口部近傍位置の縮径を解放して弾性復帰させることにより、該一方の合口部を前記他方の合口部に近づけて両結合部を互いに結合させる縮径手段と、
    を備えたことを特徴とするリング組付け装置。
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