JPH09271872A - コルゲートフィンの成形装置および成形方法 - Google Patents

コルゲートフィンの成形装置および成形方法

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JPH09271872A
JPH09271872A JP8079132A JP7913296A JPH09271872A JP H09271872 A JPH09271872 A JP H09271872A JP 8079132 A JP8079132 A JP 8079132A JP 7913296 A JP7913296 A JP 7913296A JP H09271872 A JPH09271872 A JP H09271872A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルゲートフィンの成形において、折曲部1
bの凹凸不良を矯正しつつ、平面部1cの傾き不良の低
減を図る。 【解決手段】 隣り合う折曲部1bが互いに接するよう
にフィン材料1aを縮めるブレーキ装置7を、矯正装置
6よりフィン材料1aの進行方向側に配置する。これに
より、フィン材料1aが縮められて変形し難い安定状態
となる。したがって、矯正装置6よりコルゲートフィン
の平面部1cが傾くようなモーメントが作用しても平面
部1cの傾きが抑制され、かつ、折曲部1bの凹凸不良
を矯正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱交換器のコルゲー
ト(波形状)フィンの成形装置に関するもので、熱交換
を促進するルーバ付きのコルゲートフィンの成形に適用
して有効である。
【0002】
【従来の技術】コルゲートフィンの成形装置は、概ね以
下のようなものである。すなわち、薄板状のフィン材料
が巻かれた材料ロールから、一対の歯車状の成形ローラ
間にフィン材料を送り込むことにより、多数個の折曲部
を形成して波形状にするとともに、図6に示すように、
折曲部1bに連なる平面部1cにルーバ1dを形成す
る。そして、所定のフィンピッチとなるように、前記成
形ローラ通過後のフィン材料を縮め、その後、所定長さ
に切断するものである。
【0003】ところで、ルーバ1dは、周知のように、
平面部1cにコルゲートフィンの高さh方向に線状切欠
部を設け、この線状切欠部をコルゲートフィンの長手方
向に向けて曲げ起こすものである。このため、ルーバ1
dを設けると、線状切欠部の端部(ルーバの長手方向端
部)1d’が大きく変形して、図7に示すように、折曲
部1bの尾根がコルゲートフィンの高さ方向に凹または
凸となるという不具合が発生する。
【0004】この不具合に対して、実開昭63−174
920号公報では、成形ローラ通過後のフィン材料を縮
めた後、フィン材料の進行とともに回転する矯正ローラ
によって、折曲部の尾根方向に対して略直角方向から折
曲部を押圧することにより折曲部1bの凹凸を矯正する
という手段が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】とこで、発明者等は、
上記公報に記載のコルゲートフィン成形装置を試作した
ところ、図8の(B)に示すように、平面部1cが、コ
ルゲートフィンの長手方向に対して傾くという傾き不良
が発生した。そこで、発明者等は、上記傾き不良を解決
すべく、傾き不良の原因を調査したところ、以下に述べ
る原因によって傾き不良が発生することが明らかになっ
た。
【0006】すなわち、上記公報に記載のコルゲートフ
ィン成形装置では、矯正ローラ通過後は、フィン材料の
変形を規制するガイド等のガイド手段が設けられていな
いため、矯正ローラ通過後のフィン材料1aは変形し易
い不安定な状態となっている。しかも、図8の(A)に
示すように、フィン材料1aが波形状に形成されている
ため、紙面上方側の矯正ローラ6aが折曲部1bに接す
る接触箇所61と、紙面下方側の矯正ローラ6bが折曲
部1bに接する接触箇所62との両接触箇所が、互いに
フィン材料1aの進行方向にズレてしまう。
【0007】このため、フィン材料1aには、コルゲー
トフィンの平面部1cが傾くようなモーメントが作用す
るので、上述の矯正ローラ通過後にガイド手段等が設け
られていない事と相まって、矯正ローラ通過後に傾き不
良が発生してしまう。本発明は、上記点に鑑み、コルゲ
ートフィンの成形において、傾き不良の低減を図ること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1、
2に記載の発明では、多数個の折曲部(1b)のうち隣
り合う折曲部(1b)が互いに接するようにフィン材料
(1a)を縮めるブレーキ装置(7)が、矯正装置
(6)よりフィン材料(1a)の進行方向側に配置され
ていることを特徴とする。
【0009】つまり、ブレーキ装置(7)によって、フ
ィン材料(1a)は隣り合う折曲部(1b)が互いに接
するように縮められるので、フィン材料(1a)は変形
し難い安定状態となっている。したがって、前述のよう
に、矯正装置(6)より平面部(1c)が傾くようなモ
ーメントがフィン材料(1a)に対して作用しても平面
部1cの傾きが抑制されるので、コルゲートフィンの傾
き不良が抑制される。延いては、コルゲートフィンの歩
留りが向上するので、コルゲートフィンの製造原価低減
を図ることができる。
【0010】請求項2に記載の発明では、矯正ローラ
(6a)の外径寸法は、フィン材料(1a)がブレーキ
装置(7)にて縮められた状態において、隣り合う折曲
部(1b)間距離(L)の15〜35倍であることを特
徴とする。これにより、後述するように、矯正ローラ
(6a、6b)がフィン材料1aに接触する接触箇所が
3か所となる時間が矯正ローラ(6a、6b)がフィン
材料(1a)に接触している時間全体の70%程度とな
るので、フィン材料(1a)に作用するモーメントを抑
制することができ、傾き不良の低減を図ることができ
る。
【0011】請求項3に記載の発明では、折曲部(1
b)を所定形状に矯正する矯正工程により矯正された
後、折曲部(1b)が互いに接するようにフィン材料
(1a)を縮める縮め工程を備えることを特徴とする。
これにより、請求項1と同様に矯正装置工程で平面部
(1c)が傾くようなモーメントがフィン材料(1a)
に対して作用しても、平面部1cの傾きが抑制されるの
で、コルゲートフィンの傾き不良が抑制される。
【0012】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施の形
態について説明する。 (第1実施形態)図1は、本実施形態に係るコルゲート
フィン成形装置の模式図であり、1は薄板状のフィン材
料1aが巻かれた材料ロール(アンコイラ)であり、こ
の材料ロールから取り出されたフィン材料は、フィン材
料1aに所定の張力を与えるテンション装置2により張
力が与えられる。このテンション装置2は、重力によっ
て一定の張力をフィン材料1aに与えるウエイトテンシ
ョン部2aと、フィン材料1aの進行とともに回転する
ロール2b及びこのロール2bを介してフィン材料1a
に所定の張力を与えるバネ手段2cからなるロールテン
ション部2dとから構成されている。
【0014】なお、テンション装置2によってフィン材
料1aに所定の張力を与えるのは、後述するフィン成形
装置3によって折り曲げ成形されたコルゲートフィンの
フィン高さh(図6参照)を一定に保持するためであ
る。3は、テンション装置2によって所定の張力が与え
られたフィン材料1aに、多数個の矩形状の折曲部1b
を形成して矩形波状にするとともに、折曲部1bに連な
る平面部1cに熱交換を促進するルーバ1d(図6参
照)を形成するフィン成形装置である。このフィン成形
装置は、一対の歯車状の成形ロール3aと、成形ロール
3aの歯面に設けられたルーバ1dを形成する図示され
ていないカッタとから構成されており、フィン材料1a
が成形ロール3a間を通過する際に成形ロール3aの歯
部3bに沿うように折り曲げられて折曲部1bが形成さ
れるとともにルーバ1cが形成される。
【0015】4は、折曲部1bおよびルーバ1dが形成
されたフィン材料1aを切断する切断装置であり、この
切断装置4は、1つのコルゲートフィンに折曲部1bが
所定の数だけ有するようにフィン材料1aを所定長さに
切断する。そして、所定長さに切断されたフィン材料1
aは、送り装置5によって後述する矯正装置6に向けて
送られる。なお、この送り装置は、フィン成形装置3に
形成された折曲部1b間距離と略等しい基準ピッチを有
する一対の歯車状の送りローラ5aから構成されてい
る。
【0016】因みに、コルゲートフィンの仕上がり状態
におけるフィンピッチ(隣合う折曲部1b間距離)を小
さくする場合、成形ロール3aの圧力角を大きし、フィ
ンピッチを大きくする場合は、圧力角を小さくする。な
お、このとき、成形ロール3aと送りローラ5aとのモ
ジュールの相違が、10%以内であれば、送りローラ5
aを変更することなくコルゲートフィンの成形をするこ
とができる。
【0017】6は、折曲部1bの尾根方向に対して略直
角方向から折曲部1bを押圧して折曲部1bの凹凸を矯
正する矯正装置であり、この矯正装置6は、フィン材料
1aを挟んでフィン材料1aの進行とともに従動的に回
転する一対の矯正ローラ6a、6bから形成されてい
る。なお、矯正ローラ6a、6bは、矯正ローラ6a、
6bの回転中心を結ぶ線が、フィン材料1aの進行方向
に対して直角となるように配置されている。
【0018】7は、複数個の折曲部1bに接してフィン
材料1aの進行方向反対側に向けて摩擦力を発生するブ
レーキ面7a、7bを有するブレーキ装置であり、この
ブレーキ装置7は、矯正装置6よりフィン材料1aの進
行方向側に配置されて、送り装置5が発生する送り力
と、ブレーキ面7a、7bで発生する摩擦力とによっ
て、フィン材料1aの折曲部1bが互いに接するように
フィン材料1aを押し縮めるものである。
【0019】また、ブレーキ面7aが形成されたブレー
キシュー7cは、一端側は回転可能に支持されており、
他端側には摩擦力調節機構をなすバネ部材7dが配置さ
れている。そして、ブレーキ面7a、7bで発生する摩
擦力は、このバネ部材7dの撓み量を調節することによ
り調整される。なお、ブレーキシュー7cおよびブレー
キ面7bを形成するプレート部7eは、耐磨耗性に優れ
た材料にて構成されており、因みに本実施形態ではダイ
ス鋼である。
【0020】次に、本実施形態に係るコルゲートフィン
成形装置の作動をコルゲートフィン成形装置内で行われ
る工程順に述べる。材料ロール1からフィン材料1aを
引き出し(引出工程)、引き出したフィン材料1aに対
して、フィン材料1aの進行方向に所定張力を与える
(テンション発生工程)。そして、フィン成形装置3に
てフィン材料1aに折曲部1bおよびルーバ1dを成形
し(フィン成形工程)、切断装置4にて所定長さに切断
する(切断工程)。
【0021】次に、送り装置5にて所定長さに切断され
たフィン材料1aを矯正装置6に向けて送り出し(送り
工程)、矯正装置6にて折曲部1bを押圧して凹凸を矯
正する(矯正工程)とともに、ブレーキ装置7にて隣り
合う折曲部1bが互いに接するようにフィン材料1aを
縮める(縮め工程)。そして、縮め工程を終えたフィン
材料1aは、自身の弾性力により伸びて所定のフィンピ
ッチとなり、寸法検査等の検査工程を経てコルゲートフ
ィンの成形が終了する。
【0022】次に本実施形態の特徴を述べる。矯正装置
6よりフィン材料1aの進行方向側に配置されたブレー
キ装置7によって、フィン材料1aは隣り合う折曲部1
bが互いに接するように押し縮められるので、フィン材
料1aは変形し難い安定状態となっている。したがっ
て、「発明が解決しようとする課題」の欄で述べたよう
に、平面部1cが傾くようなモーメントが作用フィン材
料1aに対して作用しても平面部1cが傾かないので、
折曲部1bの凹凸不良を矯正しつつ、傾き不良を防止す
ることができる。
【0023】また、摩擦力調節機構をなすバネ部材7d
が配置されているので、バネ部材7dの撓み量を調節す
ることにより容易にブレーキ面7a、7bで発生する摩
擦力を調節することができる。したがって、フィン材料
1aに過度の摩擦力が作用することにより、折曲部1b
が過度の折れ曲がってしまいフィン材料1aが潰れてし
まう等の弊害を防止することができるので、コルゲート
フィンの製造歩留りの低下を抑制することができる。延
いては、コルゲートフィンの製造の製造原価低減を図る
ことができるとともに、このコルゲートフィンを用いた
熱交換器の製造原価低減をも図ることができる。
【0024】(第2実施形態)本実施形態は、平面部1
cの傾き不良をより低減するために、矯正ローラ6a、
6bにて発生するモーメントの低減を図ったものであ
る。具体的には、矯正ローラ6a、6bの外径寸法を、
隣り合う折曲部1bが互いに接するようにフィン材料1
aが縮んだ状態(縮め工程)において、隣り合う折曲部
1b間距離Lの15〜35倍となるように構成したもの
である(図2参照)。
【0025】以下に、上記構成により傾き不良が低減さ
れる理由を図2を用いて述べる。図2は矯正ローラ6
a、6bと折曲部1bとが接する接触箇所の拡大図であ
り、図2からも明らかなように、フィン材料1aが紙面
左から右へと進行して行くに連れて接触箇所も変化す
る。ここで、以下の考察を容易にするために、フィン材
料1aのある特定部分のみ着目し、この着目した部分の
接触箇所について詳細に考察する。
【0026】すなわち、両矯正ローラ6a、6bの外径
寸法が、図2の一点鎖線で示すように小さいと、フィン
材料1aと両矯正ローラ6a、6bとの接触箇所は、図
中の△で示すように2か所となる。このように、接触箇
所が2か所であると、「発明が解決しようとする課題」
の欄で述べたように、平面部1cに対してモーメントが
作用するので、傾き不良の原因となる。
【0027】また、両矯正ローラ6a、6bの外径寸法
が、図2の二点鎖線で示すように大きいと、フィン材料
1aと両矯正ローラ6a、6bとの接触箇所は、図中の
□で示すように4か所となる。このように、接触箇所が
4か所であると、傾き不良を誘発するモーメントの発生
を抑制することができるが、接触箇所が多くなるため、
フィン材料1aの矯正に必要な矯正力が大きくなり、こ
れに伴って矯正ローラ6a、6bの回転抵抗が大きくな
る。そして、矯正ローラ6a、6bの回転抵抗が大きく
なりすぎると、折曲部1bが過度に折れ曲がってしまい
フィン材料1aが潰れてしまう等の弊害が発生し易い。
【0028】そこで、発明者等は、以上に述べたことを
踏まえて総合的に検討したところ、フィン材料1aと両
矯正ローラ6a、6bとの接触箇所は、3か所が妥当で
あるとの結論を得た。しかし、実際には、両矯正ローラ
6a、6bは、フィン材料1aの進行とともに回転する
ので、接触箇所の数は一定ではなく、2→3→4と連続
的に変化する。したがって、上記結論を現実的に再現す
るには、両矯正ローラ6a、6bがフィン材料1aに接
触している時間のうち、接触箇所が3か所となる時間を
多くすることが望ましく、発明者等の種々の検討によれ
ば、接触箇所が3か所となる時間が両矯正ローラ6a、
6bがフィン材料1aに接触している時間全体の70%
程度が妥当であるとの結論を得た。
【0029】そして、この結論から両矯正ローラ6a、
6bの外径寸法を具体的に算出したところ、隣り合う折
曲部1b間距離Lの15〜35倍となった。したがっ
て、隣り合う折曲部1b間距離Lの15〜35倍とする
ことにより、ブレーキ装置7を設けた効果と相まってよ
り一層傾き不良を防止することができる。
【0030】なお、接触箇所が2か所の時に発生するモ
ーメントを抑制する手段として、両接触箇所のズレ量を
考慮して、両矯正ローラ6a、6bの回転中心をずらす
手段が考えられるが、調整が困難であるので現実的では
ない。ところで、上述の実施形態では矯正ローラを2つ
設けていたが、図3に示すように、矯正ローラ6aを1
つとし、この矯正ローラ6aに対向する側をプレート6
cとしてもよい。
【0031】また、上述の実施形態ではブレーキ装置7
として、ブレーキシュー7cとプレート部7eとによっ
て構成されていたが、図4に示すように、プレート部7
eを廃して、一対のブレーキシュー7cによって構成し
てもよい。また、上述の実施形態では、矩形波状のコル
ゲートフィンの成形を例に説明したが、本発明は矩形波
状のコルゲートフィンの成形に限られるものではなく、
正弦波状のコルゲートフィン(折曲部が滑らかなRを描
いて折り曲げられているもの)にも適用できる。この場
合、ブレーキシュー7cに代えて図5に示すように、星
型のブレーキローラ6d、6eを用い、このブレーキロ
ーラ6d、6eの回転に対して制動力を与えればよい。
【0032】さらに、上述の実施形態では、矯正ローラ
6a、6bは、フィン材料1aの進行とともに従動的に
回転するものであったが、矯正ローラ6a、6bの回転
をモータ等を用いて能動的に制御してもよい。これによ
り、接触箇所が4か所となる状態の占める割合が多くな
っても、矯正ローラ6a、6bの回転抵抗の増大による
フィン材料1aの潰れ等の弊害を防止できるとともに、
接触箇所が4か所となる状態の占める割合が多くなるの
で、より一層傾き不良を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るコルゲートフィン成形装置
を示す模式図である。
【図2】矯正ローラとフィン材料との接触箇所の拡大図
である。
【図3】矯正装置の変形例を示す模式図である。
【図4】ブレーキ装置の変形例を示す模式図である。
【図5】正弦波状のコルゲートフィンの成形する際のブ
レーキ装置を示す模式図である。
【図6】コルゲートフィンの斜視図である。
【図7】コルゲートフィンの折曲部に発生する凹凸不良
を示す説明図である。
【図8】コルゲートフィンの傾き不良を説明する説明図
である。
【符号の説明】
1…材料ロール、2…テンション装置、3…フィン成形
装置、4…切断装置、5…送り装置、6…矯正装置、7
…ブレーキ装置。
フロントページの続き (72)発明者 杁山 庄二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形状のコルゲートフィンの折曲部(1
    b)に連なる平面部(1c)に熱交換を促進するルーバ
    (1d)を有するコルゲートフィンを成形するコルゲー
    トフィン成形装置であって、 薄板状のフィン材料(1a)に多数個の前記折曲部(1
    b)を形成して波形状にするとともに、前記ルーバ(1
    d)を形成するフィン成形装置(3)と、 前記折曲部(1b)の尾根方向に対して略直角方向から
    前記折曲部(1b)を押圧して前記折曲部(1b)を所
    定形状に矯正する矯正装置(6)と、 前記矯正装置(6)より前記フィン材料(1a)の進行
    方向側に配置され、前記多数個の折曲部(1b)のうち
    隣り合う前記折曲部(1b)が互いに接するように前記
    フィン材料(1a)を縮めるブレーキ装置(7)とを備
    えることを特徴とするコルゲートフィン成形装置。
  2. 【請求項2】 前記矯正装置(6)には、前記フィン材
    料(1a)の進行とともに回転する矯正ローラが、前記
    フィン材料(1a)を挟んで2つ設けられており、 前記矯正ローラ(6a、6b)の外径寸法は、前記フィ
    ン材料(1a)が前記ブレーキ装置(7)にて縮められ
    た状態において、隣り合う前記折曲部(1b)間距離
    (L)の15〜35倍であることを特徴とする請求項1
    に記載のコルゲートフィン成形装置。
  3. 【請求項3】 波形状のコルゲートフィンの折曲部(1
    b)に連なる平面部(1c)に熱交換を促進するルーバ
    (1d)を有するコルゲートフィンの成形方法であっ
    て、 薄板状のフィン材料(1a)を波形状に成形するフィン
    成形工程と、 前記フィン材料(1a)の前記折曲部(1b)を押圧し
    て前記折曲部(1b)を所定形状に矯正する矯正工程
    と、 前記矯正工程により矯正された後、前記折曲部(1b)
    が互いに接するように前記フィン材料(1a)を縮める
    縮め工程とを備えることを特徴とするコルゲートフィン
    成形方法。
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Cited By (5)

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