JPH09239474A - 帯状板材のフィン成形方法およびその装置 - Google Patents

帯状板材のフィン成形方法およびその装置

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JPH09239474A
JPH09239474A JP5458996A JP5458996A JPH09239474A JP H09239474 A JPH09239474 A JP H09239474A JP 5458996 A JP5458996 A JP 5458996A JP 5458996 A JP5458996 A JP 5458996A JP H09239474 A JPH09239474 A JP H09239474A
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JP
Japan
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fin
forming
shaped plate
plate material
strip
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JP5458996A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Murakami
和宏 村上
Tetsuya Tsumura
哲也 津村
Yoshinobu Kano
芳伸 加納
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換器等に使用されるフィンにおいて、フ
ィンの電極板およびスペーサなどの板材との接合工程で
のフィン曲げ加工曲面部分の形状不良による接合不良を
低減する帯状板材のフィン成形方法およびその装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 対の成形ホイール2,3のかみ合いクリ
アランスを帯状板材12の厚みと近い値にし、成形ホイ
ール2,3の歯先によるしごき加工領域を成形ホイール
2,3の歯面の歯元に肉盛りを設けることにより成形ホ
イール2,3の回転によるフィン成形加工を圧延修正し
て、接合性を向上させるフィン曲げ加工曲面形状のフィ
ンが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱交換器などの放熱
用フィンに用いられる帯状板材のフィン成形方法および
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の例えば図4に示すような、熱交換
器などに使用されるフィン14の製造方法は特開平4−
344835号公報に記載されたものが知られている
が、以下図面を用いて説明する。図3は従来の帯状板材
のフィン成形装置の模式図である。
【0003】図3において、巻回供給リール1から熱伝
導性の銅、黄銅あるいはアルミ材などでなる帯状板材1
2がガイドローラ23を経由して引き出され、帯状板材
12は矢印Aの方向へ規定の速度と間隔で送出される。
【0004】次に、各々矢印の方向に回転する(回転駆
動機構は図示せず)歯車状外円周部がかみ合う鉄材など
でなる対の成形ホイール2,3の間に帯状板材12を通
過させることにより規定の波形に成形加工する。波形に
成形加工されたフィンの形状例の正面図を図6に示す。
【0005】図6に示す波形に成形加工された成形フィ
ン15は、ハネ出し板4,5によって上下に規制かつ拘
束され、成形ホイール2,3の回転によって折りたたま
れることになる。折りたたまれたフィンは、成形ホイー
ル2,3と各々矢印の方向に回転する(回転駆動機構は
図示せず)ピッチローラ6,7の間で所定のピッチに圧
縮形成される。所定のピッチに圧縮形成されたフィン形
状の正面図を図7に示す。
【0006】その後、図7に示す圧縮形成された圧縮フ
ィン13は、ピッチローラ6,7を通過すると帯状板材
12自身の弾性により所定のフィンピッチとなり、最後
に、所定のピッチとなったフィンをカッター9とカッタ
ー8を矢印方向に駆動して所定の長さに切断する。図8
に所定のピッチとなった完成フィン14の形状を正面図
で示す。
【0007】なお、24はスタンドであり巻回供給リー
ル1を回転自在に保持しており、22はプレートであり
成形ホイール2,3とピッチローラ6,7を回転自在に
またハネ出し板4,5とカッター9を取付けている。2
1は本体でありスタンド24とプレート22を搭載して
いる。
【0008】前記の装置および方法により得られた完成
フィン14は、図5に示すような放熱用フィンユニット
として、完成フィン14を電極板16およびスペーサ1
7とブレージング(ろう付)法などによって接合し完成
して使用される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記の帯状板材のフィ
ン成形方法では、完成フィン14と電極板16およびス
ペーサ17のブレージング法による接合工程はバッチ処
理となり完成フィン14、電極板16およびスペーサ1
7を仕掛り在庫品とする必要があり、リードタイムが長
くなる。この背景から接合工法をブレージングから超音
波溶着による自動化へ変更するときには、図9の超音波
溶着の要部部分断面図に示すように、前記により成形加
工された完成フィン14の曲げ加工部の隙間にバックア
ップ10を挿入し、完成フィン14の曲げ加工部の上面
に電極板16あるいはスペーサ17を配設し、電極板1
6あるいはスペーサ17の上面から溶着ヘッド11とバ
ックアップ10により完成フィン14の曲げ加工面と電
極板16あるいはスペーサ17を挟持して加圧振動させ
て接合する。
【0010】この接合工法において、完成フィン14の
曲げ曲面部分が均等でないために完成フィン14と電極
板16あるいはスペーサ17の接点がバックアップ10
の先端と溶着ヘッド11による加工点とが一致せず、溶
着強度不足や溶着後のフィン形状の変形の不具合が発生
するなどの課題を有していた。
【0011】本発明はこのような課題を解決しようとす
るもので、接合が容易で確実なフィン接合工法とするた
めに、フィンの曲げ加工面の曲面形状が均等なフィンを
成形加工する帯状板材のフィン成形方法およびその装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による帯状板材のフィン成形方法は、対の平歯
車で成る成形ホイールのかみ合いのクリアランスを成形
する帯状板材の厚み寸法とほぼ同じ値に設定して、成形
ホイールによってフィンの曲げ加工曲面部分のくせを修
正する方法としたものである。
【0013】この本発明により、帯状板材のフィン曲げ
加工曲面部分が均等なフィンが得られ、他部材との接合
が容易でかつ優れた品質の接合が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、対の平歯車で成る成形ホイールのかみ合いのクリア
ランスを成形する帯状板材の厚み寸法とほぼ同じ値に設
定し、回転中の対の成形ホイール間に帯状板材を挿入通
過させて規定のフィン成形をする際、対の成形ホイール
の歯車歯先により帯状板材をしごき、フィン成形の曲げ
曲面部分のくせを修正して均等な曲面形状とする帯状板
材のフィン成形方法としたものであり、接合工程の溶着
性を向上させる作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、対の平歯車で成
る成形ホイールの歯面形状をインボリュート曲線とし、
かつ対の成形ホイールの回転方向と反対の歯車歯面の歯
元に肉盛りを設けた歯形で成形する請求項1記載の帯状
板材のフィン成形方法としたものであり、成形加工曲面
部分を圧延修正するという作用を有する。
【0016】請求項3に記載の発明は、かみ合いのクリ
アランスを成形する帯状板材の厚み寸法とほぼ同じ値に
設定し帯状板材を挿入通過させて規定のフィン成形を行
う対の平歯車でなる成形ホイールと、このフィン成形時
に帯状板材をしごきフィン成形の曲げ曲面部分のくせを
修正して均等な曲面形状とする肉盛りを成形ホイールの
歯車に設けた構成であり、接合工程での溶着性に優れた
フィンを成形できるという作用を有する。
【0017】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態による
帯状板材のフィン成形装置の模式図であり、図2は同回
転する成形ホイールの相対的軌跡とフィン曲げ加工動作
の説明図である。なお図1に示す帯状板材のフィン成形
装置は、基本的には前記に説明した図3に示した従来の
帯状板材のフィン成形装置と同じ構成であるので、同一
構成部分には同一番号を付与して詳細な説明を省略す
る。
【0018】図2は回転する外円周部が平歯車形状の成
形ホイール2,3の相対的軌跡とそのときに帯状板材1
2のフィンの曲げ曲面加工動作を示しており、実際には
成形ホイール2,3は平歯車部がかみ合って回転する
が、停止した成形ホイール3に対する成形ホイール2が
回転移動した平歯車部のシミュレーションである。12
は帯状板材であり、18は帯状板材12の成形ホイール
2による力点(加工点)を示しており、19は成形ホイ
ール2が帯状板材12に到達したときの接触点(初期加
工点)を示している。成形ホイール3に対して成形ホイ
ール2が相対的に移動することによって、加工点18は
矢印Fの軌跡方向へ移動し、初期加工点19は矢印Gの
軌跡方向へ移動する。
【0019】これは図1に示す帯状板材12が成形ホイ
ール2,3の各々の回転方向により引き込まれており、
引き込まれる帯状板材12と波形に成形加工されたフィ
ンの移動量の差によるものである。この加工点18と初
期加工点19のずれによって、帯状板材12のフィン曲
げ加工曲面部分がしごき加工となっている。また、加工
点18から初期加工点19の間はしごき加工領域を示
し、成形ホイール2,3のクリアランスを帯状板材12
の板厚に近い値にて設定した加工点18aから初期加工
点19aの間にてしごき加工の領域が最大となり帯状板
材12のフィン曲げ加工曲面部分の加工が変形して完了
する。
【0020】そこで、成形ホイール3の平歯車形状の歯
面の歯元に帯状板材12の板厚の0.05〜0.15に
相当する肉盛り20を設けることによって、しごき加工
領域18a〜19aの成形ホイール2,3のクリアラン
スを帯状板材12の板厚以下となるようにし、しごき加
工領域18a〜19aのみを肉盛り20により圧延させ
て変形を修正することにより帯状板材12の曲げ加工曲
面形状を均等にすることができる。そして成形ホイール
2,3を連続回転することにより帯状板材12のフィン
曲げ加工曲面形状を連続修正して均等にすることが可能
となる。
【0021】なお、以上の説明では、成形ホイール3の
平歯車形状の歯面の歯元に肉盛り20を設けた場合を説
明したが、帯状板材12の弾性が小さいときには歯元に
ウレタンゴム材などを圧入して肉盛り20を設けてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明による帯状板材のフ
ィン成形方法およびその装置によれば、帯状板材のフィ
ン曲げ加工曲面部分が均等な形状に成形加工することが
可能となり、成形加工フィンと電極板、スペーサなどの
板材との接合工程において接合性を向上させると共に、
不良発生率を低減し優れた品質の接合が得られるという
有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における帯状板材のフィ
ン成形装置の模式図
【図2】同回転する成形ホイールの相対的軌跡とフィン
曲げ加工動作の説明図
【図3】従来の帯状板材のフィン成形装置の模式図
【図4】熱交換器などに使用されるフィンの斜視図
【図5】同放熱フィンユニットの斜視図
【図6】成形ホイールにより波形成形加工されたフィン
の正面図
【図7】同成形ホイールとピッチローラの間で所定ピッ
チに圧縮されたフィンの加工形状を示す正面図
【図8】同ピッチローラ通過後のフィンの加工形状状態
の正面図
【図9】超音波溶着工程における要部部分断面図
【符号の説明】 1 巻回供給リール 2,3 成形ホイール 4,5 ハネ出し板 6,7 ピッチローラ 8,9 カッター 10 バックアップ 11 溶着ヘッド 12 帯状板材 13 圧縮フィン 14 完成フィン 15 成形フィン 16 電極板 17 スペーサ 18 加工点 19 接触点(初期加工点) 20 肉盛り 21 本体 22 プレート 23 ガイドローラ 24 スタンド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対の平歯車で成る成形ホイールのかみ合
    いのクリアランスを成形する帯状板材の厚み寸法とほぼ
    同じ値に設定し、回転中の対の成形ホイール間に帯状板
    材を挿入通過させて規定のフィン成形をする際、対の成
    形ホイールの歯車歯先により帯状板材をしごき、フィン
    成形の曲げ曲面部分のくせを修正して均等な曲面形状と
    する帯状板材のフィン成形方法。
  2. 【請求項2】 対の平歯車で成る成形ホイールの歯面形
    状をインボリュート曲線とし、かつ対の成形ホイールの
    回転方向と反対の歯車歯面の歯元に肉盛りを設けた歯形
    で成形する請求項1記載の帯状板材のフィン成形方法。
  3. 【請求項3】 かみ合いのクリアランスを成形する帯状
    板材の厚み寸法とほぼ同じ値に設定し帯状板材を挿入通
    過させて規定のフィン成形を行う対の平歯車でなる成形
    ホイールと、このフィン成形時に帯状板材をしごきフィ
    ン成形の曲げ曲面部分のくせを修正して均等な曲面形状
    とする肉盛りを成形ホイールの歯車に設けた帯状板材の
    フィン成形装置。
JP5458996A 1996-03-12 1996-03-12 帯状板材のフィン成形方法およびその装置 Pending JPH09239474A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152921A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Masaru Seisakusho:Kk 蛇腹状金属板の製造方法
CN103272920A (zh) * 2013-06-06 2013-09-04 昆明理工大学 一种铝蜂窝芯辊压成型机
CN103753162A (zh) * 2014-01-17 2014-04-30 上海交通大学 十孔微通道扁管的辊弯成形装置及成形方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005152921A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 Masaru Seisakusho:Kk 蛇腹状金属板の製造方法
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CN103753162B (zh) * 2014-01-17 2016-05-04 上海交通大学 十孔微通道扁管的辊弯成形装置及成形方法

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