JP4322067B2 - 異形断面条材の製造装置および製造方法 - Google Patents

異形断面条材の製造装置および製造方法 Download PDF

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本発明は、圧延ロールとダイスとにより板条材を圧延し、幅方向の断面において厚さの異なる部分を有する異形断面条材を圧延成形するための異形断面条材の製造装置および製造方法に関する。
異形断面条材の一例としてリードフレーム材が挙げられる。リードフレーム材は通常、断面が「凸」字状をなすように形成された長尺薄板状の条材である。この種の異形断面条材の製造装置の例が以下の文献に記載されている。
特開平9−314269号公報 特開平10−15603号公報
上記公報記載の異形断面条材の製造装置では、板条材の送り方向と圧延ロールの転動方向を一致させていた。この方向を一致させないと、板条材のダイスへの食い込みが不足し、成形不良が生じると考えられていたからである。
ところが、本出願人の実験によると、圧延ロールの転動方向を逆にして圧延を行うと、予想されていた成形不良の問題は生じず、かえって装置のサイクル速度を上げた場合に成形精度が従来よりも高められるという当業者の常識に反する事実を見いだした。
本発明は、異形断面条材の成形精度を高めることができる製造装置および製造方法を提供する。
本発明の異形断面条材の製造装置は、周回軌道を回る複数の圧延ロールと、これら圧延ロールとの間に板条材を挟んで圧延し異形断面条材にするためのダイスと、板条材を第1方向へ送るための板条材送り機構と、前記ダイスと対向する位置にある前記圧延ロールを前記第1方向とは逆の第2方向へ走行させるためのロール走行機構とを具備し、前記板条材送り機構は、一つの圧延ロールが前記ダイスと対向する位置を離れて次の圧延ロールが前記ダイスと対向する位置に進入する前に前記板条材を前記第1方向へ間欠送りするとともに、その送りピッチは、前回の被圧延領域と今回の被圧延領域とが一部重複する送りピッチとされていることを特徴とする
前記圧延ロールは、軸周りに回転可能なターンテーブル上で略放射状に並べて取り付けられ、前記ロール走行機構は前記ターンテーブルを軸周りに回転させてもよい。前記圧延ロールは、互いに軸線を平行にして配置され、これら圧延ロールを周回軌道に沿って周回可能にするガイド機構が設けられていてもよい。前記板条材送り機構は、前記異形断面条材を前記第1方向へ牽引する牽引機構を有していてもよい。前記ダイスには、前記第1方向に延びる凸部または凹部の少なくとも一方が形成されていてもよい。
本発明の異形断面条材の製造方法は、第1方向へ送られる板条材の一部をダイスと対向させ周回軌道に沿って周回する複数の圧延ロールのうちの一つの圧延ロールと前記ダイスの間に板条材を挟んだ状態で該圧延ロールを前記第1方向とは逆の第2方向へ走行させることにより前記板条材の一部を圧延する工程と、前記一つの圧延ロールが前記ダイスと対向する位置を離れて次の圧延ロールが前記ダイスと対向する位置に進入する前に、前回の被圧延領域と今回の被圧延領域とが一部重複する送りピッチだけ前記板条材を前記第1方向へ間欠送りする工程とを繰り返すことにより前記板条材を異形断面条材にすることを特徴とする
本発明の異形断面条材の製造装置および製造方法によれば、各圧延サイクルにおいて、異形断面条材の凸部又は凹部とダイスが係合している側から圧延加工が進行するため、これらの係合による位置合わせ効果(セルフアライメント効果)が得られ、板条材とダイスとの位置ずれが生じにくい。よって、各圧延サイクルを短縮した場合にも、圧延サイクル毎の圧延位置ずれが生じにくく、高い形状精度で異形断面条材を形成することが可能である。
図1〜図3は、本発明に係る異形断面条材の製造装置の一実施形態を示している。図1に示すように、この実施形態の装置は、リコイラ3とアンコイラ5を有し、リコイラ3を一定速度で回転させることにより、アンコイラ5に予め巻かれている金属製の板条材T1を送り方向Y1へ送り、リコイラ3で巻き取る。板条材T1は、厚さおよび幅が一定の帯状をなしている。この装置は、板条材T1を圧延し、図12に示すように、幅方向中央部に一定幅を有する厚肉部Pを有し、その両側に一定幅の薄肉部Qを有する異形断面の板条材T2を製造する。しかし、本発明で形成できる異形断面条材はこの断面形状に限定されず、いかなる断面形状を有していてもよい。
リコイラ3とアンコイラ5の間には、円形のターンテーブル1が板条材T1の下に水平に配置されている。ターンテーブル1の上方には、板条材T1を挟んで、矩形状をなすダイス6が配置されている。ターンテーブル1は、図2および図3に示すように、駆動モータ8によりテーブル軸O周りに一定速度で連続回転される。駆動モータ8は図示しないコントローラにより、回転速度および回転位相が制御される。
ターンテーブル1と、ダイス6は、板条材T1を間欠的に送りながら板条材T1を圧延加工する。そこで、図1に示すように、ターンテーブル1とリコイラ3との間には、緩衝装置11が設けられている。緩衝装置11は、一対の固定ロール7と、これら固定ロールの間に配置された昇降ロール9とを具備し、これらロール7,9間で圧延が完了した異形断面条材T2を蛇行させる。板条材T1の走行が停止している間は、昇降ロール9を上昇させて異形断面条材T2の蛇行距離を減少させ、板条材T1が走行するときには、昇降ロール9を下降させて異形断面条材T2の蛇行距離を増加させる。このように、板条材T1の間欠的な移動に合わせて、昇降ロール9を一定周期で上下させることにより、リコイラ3で異形断面条材T2を一定速度で巻き取ることが可能となる。昇降ロール9は異形断面条材T2にかかる張力に応じて受動的に上下しても良いし、板条材T1の間欠移動と同期させて能動的に上下動させても良い。
ターンテーブル1上には、周方向に等間隔をあけ、複数の圧延ロール2が図示しないロール支持機構を介して取り付けられている。圧延ロール2はそれぞれ円柱状をなし、ターンテーブル1の半径方向にロール軸線を沿わせて取り付けられ、ロール軸線回りに回転自在にされている。ロール軸線を、ターンテーブル1の半径方向に対して若干傾斜させてもよい。圧延ロール2の少なくとも外周面は、超硬合金等の硬質材料で形成されていることが好ましいが、それに限定はされない。この実施形態では圧延ロール2がロール軸線回りに従動回転するだけであるが、必要に応じては、ターンテーブル1上に、各圧延ロール2を強制的に軸線回りに回転させる機構を設けてよい。
ダイス6は、図12のような左右対称な製品を得るためには圧延ロール2の周回軌道の一部に対向して配置され、超硬合金等の硬質材料からなり、その下面には、図7に示すように、薄肉部Qを形成するための一対の凸部6Aが中心線に対してほぼ対称に形成されている。各凸部6Aは、ダイス6の長辺と平行に延びる端面6Cと、端面6Cの先端と鋭角をなして交わる斜面6Bとを有している。ダイス6は端面6C間の中心線が板条材T1の中心線と一致するように配置されている。
凸部6Aの先端の角度αは限定されないが、3〜30゜であることが好ましく、より好ましくは5〜20゜である。この範囲であると間欠的に行われる圧延のつなぎ目が滑らかになり、平滑な薄肉部Qを形成しやすい。水平面に対する斜面6Bの傾斜角度は、5〜30゜であることが好ましく、より好ましくは10〜20゜である。この範囲であると、間欠的に行われる圧延のつなぎ目が滑らかになり、平滑な薄肉部Qを形成しやすい。一方、水平面に対する端面6Cの傾斜角度は、10〜90゜であることが好ましく、より好ましくは20〜90゜である。この範囲であると、後述するセルフアライメント効果が良好である。凸部6Aの突出量は、異形断面条材T2の厚肉部Pと薄肉部Qの厚さの差に等しくされている。
板条材T1は、圧延ロール2の幅方向中心の回転軌跡(図2中1点鎖線)に対して接線方向に向けられ、板条材T1の幅方向は水平に保たれている。異形断面条材T2の走行経路に沿う位置には、ダイス6により形成された異形断面条材T2を板条材T1の送り速度に合わせて引っ張るための牽引機構4が設けられている。本発明では、圧延ロール2が板条材T1の送り方向Y1とは逆方向に動くため、送り力に対する抵抗を生じる。牽引機構4は必須ではないが、これを設けることにより、圧延ロール2が生じる抵抗を相殺し、板条材T1を円滑に送ることが可能となる。牽引機構4は例えば一対以上のロールを有し、これらロールで異形断面条材T2を挟んで駆動するものであってもよい。
図4〜図6は、この装置による圧延方法を示している。図4および図5において、ダイス6は説明のために一点鎖線で示して透視可能としている。
この方法ではまず、ターンテーブル1を一定速度で連続回転させる。このとき、ダイス6と対向する位置での圧延ロール2の走行方向Y2を、板条材T1の送り方向Y1とは逆にしておく。この状態で、一つの圧延ロール2がダイス6と対向する位置を離れて、次の圧延ロール2がダイス6と対向する位置に進入する前に、板条材T1を、送り機構により送りピッチLだけダイス6へ進入させる。
板条材Y1の送りピッチLは、端面6Bの送り方向Y1における幅L1よりも小さい値とされている。これにより、前回の被圧延領域QAと、今回の被圧延領域QAが一部重複する。板条材Y1の送りピッチLは、好ましくはL1の10〜80%とされ、さらに好ましくは20〜60%とされる。この範囲であると被圧延領域QAのつなぎ目が滑らかになる。
板条材T1を送りピッチLだけ移動することにより、図6に示すように、板条材T1の未圧延領域がダイス6の凸部6Aの尖端側に乗り上げる。しかし、凸部6Aは厚肉部Pから完全に離れてしまうことはない。凸部6Aの端面6Cの一部は、直前の圧延サイクルで形成された厚肉部Pの両側エッジに係合した状態に保たれる。この係合により、厚肉部Pとダイス6との中心線合わせの効果が得られる。
板条材T1の送りが完了したタイミングで、図6に示すように、連続回転するターンテーブル1により、次の圧延ロール2を、ダイス6と対向する位置に進入させる。図5は、圧延ロール2の当接領域2Aの移動を示している。図5に示すように、圧延ロール2は、板条材T1の被圧延領域QAを、圧延ロールの走行方向Y2に向けて圧延していく。このとき、ダイス6の端面6Cが厚肉部Pと係合している側から圧延加工が進行するため、これらの係合による位置合わせ効果(セルフアライメント効果)が得られ、凸部6Aの尖端側においても、板条材T1とダイス6との位置ずれが生じにくい。よって、各圧延サイクル毎の圧延位置ずれが生じにくく、高い形状精度で薄肉部Qを形成することが可能である。
この実施形態では、厚肉部Pと凸部6Aとのセルフアライメント効果が得られるため、圧延ロール2によって板条材T1に幅方向へ向かう力、すなわち板条材ずれを生じるおそれがある力がかかったとしても、板条材T1にはずれが生じにくい。したがって、例えばターンテーブル1の外径を小さくして、ダイス6に対する圧延ロール2の進入角が90゜からずれても、ダイス6に対する板条材T1のずれが生じにくく、薄肉部Qの形状精度が落ちることが少ない。よって、ターンテーブル1を従来よりも小径化して、装置のコンパクト化が図れる利点も有する。
なお、従来の異形断面条材の製造装置および製造方法では、本発明による走行方向Y2とは逆方向、すなわち板条材T1の送り方向Y1と同じ方向へ圧延ロール2を移動させていた。この場合、図5でいえば、凸部6Aの尖端側から圧延が始まるため、厚肉部Pと端面6Cとの係合による位置合わせ効果は得られない。この点が、薄肉部Qの形状精度の差として現れると考えられる。
図9は、本発明の第2実施形態を示す。第1実施形態ではターンテーブル1を用いて圧延ロール2の周回軌道を形成していたが、第2実施形態では、キャタピラ型の周回(無限)軌道が形成されている。他の構成は第1実施形態と同様でよい。
この例では、隣接する圧延ロール2同士はリンク構造体14により各リンク間を屈折可能に連結され、全ての圧延ロール2がベルト(キャタピラ)状に連結されている。圧延ロール2のベルトはガイド機構10に周回され、ロール送り歯車12により、板条材T1の送り方向Y1とは逆の方向Y2へ連続的に回転される。ガイド機構10は、板条材T1の送り方向Y1の前方側に半円状の周回面10Aを有し、ガイド機構10の上面、下面、および周回面10Aに沿ってベルトが円滑に回る。ダイス6との間で板条材T1を挟む位置では、圧延ロール2は板条材T1の下面に沿って転がる。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様に圧延を行う。ロール送り歯車12により圧延ロール2のベルトは一定速度で走行方向Y2へ連続回転しておく。圧延ロール走行方向Y2は、板条材T1の送り方向Y1とは逆にする。一つの圧延ロール2がダイス6と対向する位置を離れて、次の圧延ロール2がダイス6と対向する位置に進入する前に、板条材T1は、送りピッチLだけ送り方向Y1へ移動される。板条材Y1の送りピッチLは、第1実施形態と同じでよい。
板条材T1を送りピッチLだけ移動することにより、図6に示すように、板条材T1はダイス6の凸部6Aの尖端側に乗り上げる。しかし、凸部6Aは厚肉部Pから完全に離れてしまうことはなく、凸部6Aの端面6Cの一部は、直前の圧延サイクルで形成された厚肉部Pの両側エッジに係合した状態に保たれる。この係合により、厚肉部Pとダイス6との中心線合わせの効果が得られる。
板条材T1の送りが完了したタイミングで、連続回転するロール送り歯車12により、次の圧延ロール2がダイス6と対向する位置に進入してくる。圧延ロール2は、板条材T1の被圧延領域QAを、圧延ロールの走行方向Y2に向けて圧延していく。このとき、ダイス6の端面6Cが厚肉部Pと常に係合しながら圧延加工が進行するため、これらの係合による位置合わせ効果により、凸部6Aの尖端側で板条材T1との位置ずれが生じにくい。よって、第1実施形態と同様、各圧延サイクル毎の圧延位置ずれが生じにくく、高い形状精度で薄肉部Qを形成することが可能である。
以上、本発明の実施形態を2種説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲でいかなる変更も可能である。
図1〜図8に示した第1実施形態の装置を実際に作成し、ターンテーブル1の回転方向を変えて実験を行った。実験条件は以下の通りである。
ターンテーブル1の外径:55cm
ターンテーブル1の回転速度:100m/min
圧延ロール2の外径:5cm
圧延ロール2の本数:16
圧延ロール2の長さ:120cm
ダイス6の寸法:長さ200cm×幅100cm
凸部6Aの高さ:1.2mm
板条材T1の材質:脱酸銅
板条材T1の幅:3.5cm
板条材T1の厚肉部Pの厚さ:1.8mm
厚肉部Pの幅:1.6cm
薄肉部Qの厚さ:0.6mm
薄肉部Qの幅:2.0cm
斜面6Bの傾斜角度:20゜
端面6Cの傾斜角度:85゜
端面6Bの送り方向Y1における幅L1:15mm
板条材Y1の送りピッチL:3mm
以上の条件下で、ターンテーブル1の回転方向のみを変化させて2mの異形断面条材T2を製造した。
その結果、ターンテーブル1の回転方向をY2方向とした実施例では、図10に示すように、目的とした形状の異形断面条材T2が全長に亘って得られたのに対し、ターンテーブル1の回転方向をY2方向とした比較例では、図11に示すように、薄肉部Qの幅が蛇行形状をなして不均一になった部分が生じた。
実施例で得られた異形断面条材T2の断面を観察したところ、図12に示すように理想的な形状をしていた。これに対し、比較例において形状不良が生じた箇所では、図13または図14に示すように、厚肉部Pの両側縁または一側縁に沿って不定形につぶれた部分が生じていた。
本発明の異形断面条材の製造装置および製造方法によれば、各圧延サイクルを短縮した場合にも、圧延サイクル毎の圧延位置ずれが生じにくく、高い形状精度で異形断面条材を形成することが可能であり、加工精度および生産性が高められる。
本発明の第1実施形態の異形断面条材の製造装置を示す概略図である。 前記製造装置の要部の平面図である。 前記製造装置の要部の正面図である。 前記製造装置の要部の平面図である。 図4中の要部の拡大図である。 前記製造装置の要部の正面図である。 前記装置に使用されるダイスを示す図である。 ダイスの斜視図である。 本発明の第2実施形態を示す正面図である。 実施例で得られた異形断面条材T2の平面図である。 比較例で得られた異形断面条材T2の欠陥部分の平面図である。 実施例で得られた異形断面条材T2の断面拡大図である。 比較例で得られた異形断面条材T2の欠陥部分の断面拡大図である。 比較例で得られた異形断面条材T2の欠陥部分の断面拡大図である。
符号の説明
1 ターンテーブル
2 圧延ロール
3 リコイラ
4 牽引機構
5 アンコイラ
6 ダイス
6A 凸部
8 駆動モータ(ロール走行機構)
10 ガイド機構
11 緩衝装置
12 ロール送り歯車
T1 板条材
T2 異形断面条材
P 厚肉部
Q 薄肉部
QA 被圧延領域
Y1 板条材T1の送り方向(第1方向)
Y2 圧延ロールの走行方向(第2方向)
L 板条材Y1の送りピッチ

Claims (6)

  1. 板条材から異形断面条材を製造する異形断面条材の製造装置であって、
    周回軌道を回る複数の圧延ロールと、
    これら圧延ロールとの間に板条材を挟んで圧延し異形断面条材にするためのダイスと、
    板条材を第1方向へ送るための板条材送り機構と、
    前記ダイスと対向する位置にある前記圧延ロールを前記第1方向とは逆の第2方向へ走行させるためのロール走行機構とを具備し、
    前記板条材送り機構は、一つの圧延ロールが前記ダイスと対向する位置を離れて次の圧延ロールが前記ダイスと対向する位置に進入する前に前記板条材を前記第1方向へ間欠送りするとともに、その送りピッチは、前回の被圧延領域と今回の被圧延領域とが一部重複する送りピッチとされていることを特徴とする異形断面条材の製造装置。
  2. 前記圧延ロールは、軸周りに回転可能なターンテーブル上で略放射状に並べて取り付けられ、前記ロール走行機構は前記ターンテーブルを軸周りに回転させる請求項1記載の異形断面条材の製造装置。
  3. 前記圧延ロールは、互いに軸線を平行にして配置され、これら圧延ロールを周回軌道に沿って周回可能にするガイド機構が設けられている請求項1記載の異形断面条材の製造装置。
  4. 前記板条材送り機構は、前記異形断面条材を前記第1方向へ牽引する牽引機構を有する請求項1〜3のいずれかに記載の異形断面条材の製造装置。
  5. 前記ダイスには、前記第1方向に延びる凸部または凹部の少なくとも一方が形成されている請求項1〜4のいずれかに記載の異形断面条材の製造装置。
  6. 板条材から異形断面条材を製造する方法であって、
    第1方向へ送られる板条材の一部をダイスと対向させ周回軌道に沿って周回する複数の圧延ロールのうちの一つの圧延ロールと前記ダイスの間に板条材を挟んだ状態で該圧延ロールを前記第1方向とは逆の第2方向へ走行させることにより前記板条材の一部を圧延する工程と、
    前記一つの圧延ロールが前記ダイスと対向する位置を離れて次の圧延ロールが前記ダイスと対向する位置に進入する前に、前回の被圧延領域と今回の被圧延領域とが一部重複する送りピッチだけ前記板条材を前記第1方向へ間欠送りする工程とを繰り返すことにより前記板条材を異形断面条材にすることを特徴とする異形断面条材の製造方法。
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