JP2568088B2 - 強化コルゲ−ト体の製法及びその装置 - Google Patents

強化コルゲ−ト体の製法及びその装置

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JP2568088B2 JP62154505A JP15450587A JP2568088B2 JP 2568088 B2 JP2568088 B2 JP 2568088B2 JP 62154505 A JP62154505 A JP 62154505A JP 15450587 A JP15450587 A JP 15450587A JP 2568088 B2 JP2568088 B2 JP 2568088B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は平面波状に蛇行するコルゲート条列をもつ強
化コルゲート体の製造方法及びその装置に関する。
上記強化コルゲート体は本発明の出願人による特開昭
61−51686号に示されているものに係りがあり、そのコ
ルゲート条列の頂部断面形が稜線状などとされ該コルゲ
ート条列がなめらかな平面波形状に蛇行するように形成
されることを特徴としており、またその強化コルゲート
体がそれ単体ないしは少なくとも該コルゲート体の片面
に平板シートと一体化されてなる強化複合コルゲート体
として又複数の該強化複合コルゲート体が相互に一体化
されてなる強化複層コルゲート体として用いられること
により使用材重量の割には極めて高い材質強度が得られ
る各種構造材,被覆材を提供する。
《従来の技術》 以上のような強化コルゲート体に類似したものとして
平面ジグザグ状に蛇行するコルゲート条列をもつコルゲ
ート体が公知であり、そのコルゲート体の製造方法とし
て各種のものがあるが量産を前提とするローラフォーミ
ングが最も有力視されてきた。
それは周面軸方向にジグザグ状となる歯型条列が周方
向に多段に設けられてなる対ローラに面内方向に20%以
上の延伸性に富む素材による平板状被加工シートを供給
して所定のコルゲート体が加工される方法であるが、そ
の加工過程において該ジグザグ状歯型状列2′の角状突
起5′により、被加工シートが面外に深大かつ急激に折
曲変形をせしめられかたや該条列軸直交方向に求められ
る20〜30%程の段繰りを妨げられるため、加工過程にあ
る該コルゲート体においてその斜壁面の母線方向の延伸
歪量を大とし、ついにはその条列軸方向の引裂き損傷を
ひきおこしがちとなり、またさらに該条列軸方向に求め
られる3〜15%程の巾寄を該角状突起5′により妨げら
れるため該コルゲート体においてその条列軸方向の延伸
歪量を大としついにはその条列軸直交方向の引裂き損傷
を発生せられることを余儀なくされていた。その結果該
コルゲート体の形成が事実上不可能視されていたが、そ
れを唯一まぬがれる方法として第1図の第1従来例に示
される通りコルゲート条列12′の垂直高さHを極端に小
としないしは図示されてはいないが該H及び水平高さD
の双方を極端に小とした形状すなわちコルゲート条列1
2′の振巾率H/L(H;コルゲート条列の断面波の振巾,L;
同条列の断面波の周期)を0.2以下としないしは蛇行率D
/N(D;コルゲート条列の平面波の振巾,N;同条列の平面
波の周期)を0.15以下とするとともにH/Lを0.2以下とし
た形状に限定された該コルゲート体がそのローラフォー
ミングのスピードを15m/分以下におとして始めて加工製
造されるものであった。
また該コルゲート条列の頂部13′,底部14′における
平面ジグザグ状稜線の折曲形成を確実に行いかつその形
状を安定的に維持せしめるために、被加工シートを介し
て上記ローラ歯型頂部3′が対向噛合する歯型底部4′
と相互に密着,摺動せしめられていたが、その結果該頂
部3′の摩耗が激しくまたそのローラに加熱を求められ
た場合温度むらによる線膨脹のずれが発生しやすいため
相互に噛合する該歯型頂部3′と底部4′の正確なマッ
チングが困難であり、また該ローラ回転時の発生騒音,
振動が小さくなるまたさらに常温下においても該歯型条
列2′相互の確実なるマッチングを可能とする該対ロー
ラ1′の製作加工には極めて高度な技術を要求されてい
た。
以上の通りこの従来例によるコルゲート体11′の製造
方法ではそのコルゲート体11′の形成される形状が浅く
小さいため、それ単体ないしは平板シートと一体化され
てなる複合コルゲート体には充分なる構造強度を望むべ
くもなくまた加工スピードが極めて低いため充分な生産
性を期待すべくもなかった。ローラフォーミング過程に
おいて巾方向のシートの延伸歪変形が15〜20%程度と厳
しいため、そのコルゲート体の材質強度が著しく損なわ
れていた。また対フォーミングローラについては摩耗が
激しいため耐久寿命にとぼしくまた温度むらによる歯型
条列相互のマッチングミスが発生しやすいためローラ本
体の温度管理が極めて困難であり、また発生騒音,振動
が大きいため作業環境の保全が難しく、またさらに噛合
する歯型相互に超精密なるマッチングを要求されるため
ローラの製作費が極めて過大となると言う多くの欠点が
指摘されルいた。
上記コルゲート体のローラフォーミング方法を改良し
たものとして特公昭54−23035号,特公昭57−209725号
に提案された新たなローラフォーミング方法があり第2
図の第2従来例で示した通りそれは周面軸方向に平面波
形状となる歯型条列2″が周方向多段に設けられまた該
条列2″の頂部3″が台形帯状として形成されてなる一
対のローラに対して延伸性に富む素材を用いて、かつ予
め供給路巾方向に直行状の稜線をもつコルゲート加工を
された被加工シートが供給されて所定のコルゲート体1
1″を得られることを特徴としている。
上記歯型条列2″の頂部3″が極くなめらかな平面波
形状となるように蛇行し前記角状突起を全くもたないた
め、加工過程にある被加工シートがその歯型頂部3″の
湾曲状突起部5″により比較的おだやかにかつ巾広く加
圧変形せしめられてその変形が特定個所に極端に集中せ
ずまたコルゲート条列12′の軸直交方向の段繰りを妨げ
られないことにより上記コルゲート体11′の加工時の各
種損傷は比較的軽減された。
《発明が解決しようとする問題点》 しかしながら、上記歯型頂部3″が歯型条列2″の断
面波形の振巾H′,周期L′に比較くして広巾の台形状
となるため、加工過程にあるコルゲート体11″の斜壁面
15″がその母線方向著しく延伸歪みを発生せられついに
は台形頂部13″と隣接する台形底部14″にはさまれた斜
壁面15″の略中央部条列軸方向の引裂き損傷が著しくま
たさらに被加工シートが予め巾方向に巾寄せられないま
までローラに供給されるためローラフォーミング過程に
ある巾寄せ変形にともなう歯型条列上の被加工シートの
滑動量を大とし、その結果該シート面内巾方向の延伸歪
変形による供給方向の著しい引裂き損傷を発生せしめら
れた。事実上コルゲート体の加工を困難としていたがそ
れをまぬがれるためにコルゲート条列12″の断面波の周
期Lに対する平面波の振巾Dの比すなわち蛇行重合率D/
Lを0.3以下とするかないしはD/Lを0.5以下とするととも
に平面波の周期Nに対する同期巾Dの比すなわち蛇行率
D/Nを0.1以下としたコルゲート体12″の加工に限定せら
れまた面内延伸率が20%以上となる金属,プラスチック
スなどのシート材を用いてローラフォーミングのスピー
ドを極端におとしたすなわちシートの供給速度を15m/分
程度以下として始めてその製造が可能とされていた。
上記ローラフォーミングは歯型条列2″の頂部3″が
対向し噛合するもう一方の歯型条列2″の底部4″とが
被加工シートの厚さ以上に相互に離隔せしめられてすな
わちローラギャップを与えられて行われるため前記第1
従来例において指摘されたローラギャップのないことか
らくる各種問題点は解消されてはいるが、残念ながらコ
ルゲート体11″の斜壁面15″の母線方向の延伸歪量が20
%以上と極めて大きいとともにコルゲート条列全体の巾
方向延伸量が12%以上と極めて大きいため加工前のシー
トの材質強度を著しく損ねてしまいその結果、紙などの
様な延伸率の低い素材によるコルゲート体11″の加工製
造が不可能であった。
またその大きな歪変形による材質損傷をさけるために
はローラフォーミングされるコルゲート体11″の形状が
蛇行重合率D/Lを0.3以下ないしは蛇行重合率D/L<0.5か
つ蛇行率D/N<0.1となる様にそのコルゲート条列12″が
浅小にして加工,形成されざるを得ず、その結果として
各種構造強度が著しく低いコルゲート体11″の加工,製
造に限定されていた。
以上の通り当第2従来例のローラフォーミング法で
は、前記第1従来例のローラフォーミング法より大巾に
改良,改善された部分が多いものの、第2従来例の製法
で得られるコルゲート体が単体で用いられ、ないしは平
板シートと一体化された複合コルゲート体で用いられた
ものは、その構造強度とくにコルゲート条列軸直交方向
の面外曲げ強度が極めて低い浅小なコルゲート条列とし
て形成され、またそもそも位相幾何学的に展開不能であ
ることを前提としてコルゲート条列の頂・底部が広巾の
台形状に形成されるため構造的に重要な部位における歪
変形とそれによる材質損傷が著しく材質強度の大巾低下
を余儀なくされており、またさらに歯型条列2″の頂部
3″が巾広の台形状とされることにより被加工シートの
巾方向滑動を妨げる摩擦抵抗が著しく、該シートの破断
が発生しやすいためローラフォーミングのスピードが低
く、その結果量産にみあった高い生産性は期待すべくも
ないと言う欠点が指摘されていた。
以上の様な欠点があるために、上記の浅小なる波形と
台形状頂,底部をもったコルゲート体とその製造方法は
今日現在実用化されておらない。
本発明は上記の様な問題点に鑑みなされたものでその
第1の目的は紙などの様に延伸性の極めて乏しいシート
材からローラフォーミングによりなめらかな平面波形状
に蛇行したコルゲート条列を有する強化コルゲート体を
形成加工するとともにこの強化コルゲート体を用いて特
に面外圧縮強度、及び面外曲げ強度及び面外圧縮強度な
ど全てにおいて従来より格段にすぐれた構造強度を有す
る強化複合コルゲート体を製造する方法を提供するにあ
る。
また本発明の第2の目的は上記複合コルゲート体を製
造する方法を実施するための好適な装置を提供するにあ
る。
《問題を解決するための手段》 上記第1の目的を達成するために、本発明に係る強化
コルゲート体の製法では、予め供給方向に直行状のコル
ゲート加工を施された被加工シートが、周面上において
なめらかな平面波形状に蛇行する歯型条列を多段となる
ように設けられた一対のフォーミングローラに供給せら
れ、なめらかな平板波形状に蛇行するコルゲート条列を
設けられてなる強化コルゲート体に加工形成せられ、ま
たさらにその強化コルゲート体がそのいずれか一方の面
に平板シートを一体化されてなる強化複合コルゲート体
が得られるのである。また上記一対のフォーミングロー
ラにおいて該歯型条列の頂部に対向する該歯型条列の底
部は相互に離隔せられ、実質上被加工シートを介して何
ら該歯型条列が接触ないしは摺動することなく噛合する
ことである。
なお、該歯型条列がその断面波の実質振巾率H′/L′
(L′;断面波の周期,H′;断面波の実質振巾)を0.2
以上とされるとともに平面波形の蛇行重合率D′/L′
(D′;平面波の振巾)を0.5以上とされるとともに平
面波の蛇行率D′/N′(N′;平面波の周期)を0.15以
上とされることであり、更に好ましくは該歯型条列がそ
の実質振巾率H′/L′が0.2以上とされ、その蛇行重合
率D′/L′を1.0以上とされその蛇行率D′/N′を0.15
以上とされることであ1、すなわち上記断面波など平面
波が深大なる形状に形成されることである。
また上記歯型条列の頂部が稜線状ないしは狭小巾の面
取り状ないしは該条列軸方向に周期的肩落ち状とされて
形成されることである。
更にまた上記第2の目的を達成するために、本発明に
係る強化コルゲート体の製造装置では被加工シートの供
給路を横切るように周面上に平面波形状に蛇行する歯型
条列が多段となる様に形成されてなる一対のフォーミン
グローラを配設せしめ、その一対ローラの上下歯型条列
を相互に離隔せしめて設けることを特徴としており、ま
た上記供給路における一対のフォーミングローラの手前
には被加工シートの供給方向に直行状のコルゲート条列
を形成せしめるための波形用ガイドを配設してなり、ま
たさらにフォーミングローラを通過することによって形
成された強化コルゲート体の少なくとも片面に平板シー
トを一体化せしめる手段を配設してなるのである。
《実 施 例》 本発明に係る実施例にもとづいて本発明をより詳細に
説明する。
第1,第2実施例である第3,第4図の各図aには本発明
のローラフォーミングによって形成される強化コルゲー
ト体10の斜視図が、各図bには本発明に係るフォーミン
グローラ1a,1bの斜視図が例示されており、第5,第6図
には第1実施例のフォーミングローラ1aの部分断面図と
強化コルゲート体10の形成過程が示されており、また第
7,第8,第9,第10図の各図aには、第1実施例であるフォ
ーミングローラ1aの歯型条列の条列軸直交方向詳細断面
図と形成過程にある強化コルゲート体の同詳細断面図が
示され、同図bには強化コルゲート体の同拡大詳細断面
図及び歯型条列の縮小断面図が示されており、また第11
図の図a,図bには第1実施例であるフォーミングローラ
1aの部分平面図,部分断面図が各々示されており、また
第12図の図a,図bには第1,第2実施例である強化コルゲ
ート体の部分平面図,部分断面図が各々示されている。
第1の目的を達成するために本発明のローラフォーミ
ング法では、予め供給方向に直行状にコルゲート加工さ
れた被加工シートが、蛇行状歯型条列を周面に多段に設
けられた一対のフォーミングローラによりフォーミング
せしめられてなめらかな平面波形状に蛇行するコルゲー
ト条列が形成されて得られる強化コルゲート体を連続的
に供給することである。
上記フォーミングローラにおいてその蛇行状の歯型条
列2がローラ周面上軸方向に設けられ周方向に多段とさ
れてなるローラが第3図bに示されており、また該歯型
条列2が周面上周方向に設けられ同上軸方向に多段とさ
れてなるローラが第4図bに示されておりまた図示され
ていないが、該歯型条列2が周面上軸方向にラセン状に
設けられ周方向に多段とされかつ軸長略中央部において
該歯型条列2のラセン形状が周面周方向線に対称となる
様に設けられてなるローラも本発明に有効である。
またそれと同時に、該歯型条列2の頂部3はローラ周
面において実質上なめらかな平面波形状に蛇行する様に
して形成されることを特徴としており、そのなめらかな
平面波形は第3図,第4図,第11図に示される通り頂部
3が連続曲線状とされてなるもの、または図示されてい
ないが複数の曲線分が連結構成されて不連続曲線状とな
るもの、または複数の直線分と複数の曲線分が交互に連
結構成されてなるもの、または複数の直線分が連結構成
されるとともにその連結部を曲線状ないしは直線状に面
取りされてなるもの、または連続曲線により連結構成さ
れた波形が数多くの短直線分によって置きかえられて得
られるものなどがあり、この他に上記各種平面波形を適
宜組合わせて得られてもよい。
またそれと同時に該歯型条列2の頂部3は、第7図に
示される通り比較的鋭い稜線状にないしは第8,第9図に
示される通りその帯状巾を比較的小とする面取り状にな
いしは第10図の図a,図b1,図b2には各山中心軸,谷中心
軸,中立軸における歯型条列2の軸直交方向断面が示さ
れる通り条列2の軸方向に周期的に傾斜方向を変える肩
落ち状に形成され、ないしは図示されないが歯型状列の
一方の斜壁部側に肩落ち状に形成されることであり、よ
りくわしくは第8,第9図の図bにおいてコルゲート条列
12の隣接する断面中心軸C1,C2間におけるコルゲート条
列12の斜壁面15がその母線長l1とその両端を直結する直
線長l0の関係を好ましくは(l1−l0)/l0×100<8.0と
して形成される様にローラの歯型条列2の頂部3が湾曲
面状ないしは平坦面状に面取りされることであり、この
様な歯型状列2のフォーミングローラで加工された強化
コルゲート帯は位相幾何学的に実質的に展開可能とされ
る特徴的な形状として得られる。
またそれと同時に該歯型条列2の全体形状は第5図,
第8図で示される通り隣接する該条列2の間隔L′に対
する相互に対向する該条列2の最大噛合深さH′の比す
なわち条列2の断面波形の実質振巾率H′/L′が0.2以
上とされるとともに該条列2の断面波形の周期L′に対
する平面波形の振巾D′の比すなわち蛇行重合率D′/
L′が0.5以上とされるとともに該条列2の平面波形の周
期N′に対する同振巾D′の比すなわち蛇行率D′/N′
が0.15とされることでありまた好ましくは実質振巾率
H′/L′が0.2以上とされるとともに蛇行重合率D′/
L′が1.0以上とされるとともに蛇行率D′/N′が0.15以
上とされることである。
また同時に、第5図に示される通り対ローラ1aにおい
て対向する歯型条列2がすべての噛合位置において該条
列2の頂部3と相対する該条列2の底部4をして、該加
工シート01′を介して相互に接触ないしは摺動せしめら
れることのないよう離隔されすなわち被加工シート01′
の厚さ以上のローラギャップGを常時維持せられて噛合
することであり、または対向する歯型条列2が対ローラ
の軸中心を最短で結ぶ線上に一方のローラの該条列2の
垂直中心軸36を一致せられる噛合位置とその周辺におい
てすなわち対向する歯型条列2にあってその片方の条列
頂部3ともう片方の条列底部4が最接近する位置とその
周辺においてのみ該条列頂部3と対向する該条列底部4
をして、被加工シート01′を介して相互にごく小範囲の
接触ないしは摺動せしめられるが、それ以外のすべての
噛合位置において被加工シート01′の厚さより大とする
ローラギャップGを常時維持せられて第6図に示される
如く噛合することである。
また同時に該フォーミングローラ1aに供給せられる被
加工シート01においてそのシート01が供給方向に直行状
としたコルゲート条列16を巾方向に多段に形成せられる
とともに好ましくは巾方向に3〜15%程に巾寄せせられ
ることである。
第5図,第11図に示される通り実質振巾率H′/L′を
0.2以上としかつ蛇行率D′/N′を0.15以上としかつ蛇
行重合率D′/L′を0.5以上とし形成されまた好ましく
は実質振巾率H′/L′を0.2以上としかつ蛇行率D′/
N′を0.15以上としかつ蛇行重合率D′/L′を1.0以上と
して形成されてある蛇行状歯型条列2が、周面に多段に
設けられてなることを特徴とする。第3図b,第4図bに
示されるフォーミングローラ1a,1bに対して予め供給方
向に直行状のコルゲート加工された被加工シート01が供
給せられローラフォーミングせしめられることにより、
第3図a,第4図bに示される振巾率H/Lを0.2以上としか
つ蛇行率D/Nを0.15以上としかつ蛇行重合率D/Lを0.5以
上として形成されるか、また好ましくは振巾率H/Lを0.2
以上としかつ蛇行率D/Nを0.15以上としかつ蛇行重合率D
/Lを1.0以上として形成されてなる蛇行状コルゲート条
列12が平面に多段とされてなる強化コルゲート体12が平
面に多段とされてなる強化コルゲート体10が得られる。
また上記供給方向に予め直行状コルゲート加工された
被加工シート01の巾方向3〜15%程の巾寄せ量が、ロー
ラ1aによるローラフォーミング過程において平板状被加
工シート001がその巾方向に求められる3〜15%程の巾
寄せ量に匹敵せられることにより、上記強化コルゲート
体10の加工形成時における被加工シート01の巾寄せにと
もなう巾方向移動を不要とせしめられてそのシート01の
巾方向張力とそれによる歪変形の発生をおさえられその
結果該シート01の供給方向の引裂き損傷を完全に防止せ
られた。
また本発明に係る対ローラ1a又は1bの蛇行状歯型条列
2の頂部3が鋭い稜線状又は比較的狭小巾の面取り状又
は該条列軸方向において周期的に大湾曲面の傾斜方向を
変えてなる肩落ち状などとしてなるため該被加工シート
01がこの対ローラ1a,1bによりローラフォーミングされ
て得られる本発明に係る強化コルゲート体10はそもそも
位相幾何学的に実質上展開可能とした形状であるため、
そのコルゲート条列12の斜壁面15を母線方向にほとんど
延伸せしめられることなくないしは必要最小限の延伸量
にとどめられて加工形成され何ら引裂き損傷を発生させ
られず振巾率H/Lを0.2としかつ蛇行率D/Nを0.15以上と
しかつ蛇行重合率D/Lを0.5以上とした。また好ましくは
振巾率H/Lを0.2以上としかつ蛇行率D/Nを0.15以上とし
かつ蛇行重合率D/Lを1.0以上とした深大なる形状のコル
ゲート体10が安定的かつ高速にローラフォーミングせし
められた。
また本発明に係る対ローラ1a又は1bの歯型条列2がそ
の平面においてなめらかな波形状に蛇行する様にしてな
るとともに、該ローラが対向する歯型条列2において相
互に必要充分なるローラギャップを維持せめられる様に
して設けられるが、被加工シート01がローラフォーミン
グにより強化コルゲート体に加工されるときに求められ
るx方向の段繰りにともない該シート01が該歯型条列2
の頂部3上をx方向に滑動することを余儀なくされてと
かく、その滑動時にx方向の引張り応力が発生し山中心
軸30とその周辺の斜壁面における母線方向の歪変形がお
きやすいが上記の通り該歯型条列2がなめらかに蛇行し
充分なるローラギャップが維持されるためその滑動を何
ら妨げられずその歪変形を抑制せられ、斜壁面15中央部
付近において発生するy方向の引裂き損傷を未然に防止
せられた。これとは別にローラフォーミング過程の被加
工シート01がy方向の巾寄せの均等配分とその微調整に
ともない、該歯型条列2の頂部3上にそのy方向に微弱
な滑動を余儀なくされて、とかくその滑動時にy方向の
引張り応力が発生し中立軸32とその周辺のシート01面に
おけるy方向の歪変形がおきやすいが、上記の通り該歯
型条列2がなめらかに蛇行するとともに充分なるローラ
ギャップが維持されるためその滑動を何ら妨げられず張
力の発生とその歪変形を抑制せられ中立軸32付近に発生
するシート01のx方向の引裂き損傷を未然に防止せられ
ると同時にy方向巾寄せ調整の不備による谷中心軸31付
近のシート01に発生するx方向の余剰じわを未然に防止
せられた。
また本発明に係る対ローラ1a又は1bは対向する歯型条
列2間において所定寸法のローラギャップGを常時維持
せられてローラフォーミングを行うが、そのローラギャ
ップを一定に保つために該対ローラ軸心間の平行間隔を
固定することが可能となる所定の直径のギヤ歯車を該ロ
ーラの両端又は片端に設けることが好ましくまた軸直交
方向にローラ軸の平衡移動と該ローラ軸心の固定を可能
とした軸心可変型のローラ軸受を配設せしめて上記ロー
ラギャップの適宜調節により歯型条列2の実質振巾H′
を変化せしめ所定の寸法範囲内における任意の振巾Hを
もった強化コルゲート体10が得られた。またさらに対向
する歯型条列2が相互に所定のローラギャップを常に維
持するとともに相互に同一回転角を保ち、ずれをおこす
ことなく噛合せしめられるようギヤ歯車などのバックラ
ッシュ防止装置が配設されることが好ましい。
さらにまた本発明の強化コルゲート体の製造方法にお
いて好ましくは加熱可能としたフォーミングローラなど
を用いることにより紙,布などの様な面内に延伸性が極
端にとぼしいとともに半弾性,半塑性の材質をもち、ア
イロン効果の適用を不能とする被加工シート材のローラ
フォーミングがされまたはプラスチックスなどの様に熱
可塑性又は熱効果性のある被加工シートのローラフォー
ミングまたは金属などの様に常温可塑性のある被加工シ
ート材のローラフォーミングが容易に行われるが、より
くわしくは予め供給方向に直行状コルゲート加工をせら
れるとともに所定の加湿をせられた紙などの被加工シー
トが加熱された状態にある対ローラ1a又は1bに供給せら
れローラフォーミングせしめられるが、第5図に示され
る通り、第一に加湿によりやや膨潤せられた該シート01
がそのローラフォーミング過程において対向し隣接する
歯型条列2の各頂部3上を支点として折曲せられるとと
もに斜壁面15の母線方向にシート面内約8.0%以下の歪
変形を限度として張力を作用せしめられつつ該歯型条列
2の表面からの輻射熱及び伝導熱により乾燥せしめら
れ、すなわちコルゲート条列12がその各斜壁面15に張力
−アイロン効果をかけられて、そのシート材質を所定の
緊張状態に固定せられた平面波形状に蛇行する対線織面
(母線方向に直線断面をもち母線直交方向に湾曲断面を
もった一次曲面が一対として隣接してなる位相幾何学的
に平板形状に実質に展開可能であることを特徴とした立
体面)として形成せられてなるため、その結果斜壁面15
の形状を固定化されることにより、斜壁面15を対として
構成される条列12の頂部13付近におけるなめらかな波形
とした平面形状及び稜線形などとした断面形状がいずれ
も一義的に定められて形成されるとともに、第二に膨潤
せられた該シート01が該コルゲート条列12の項,底部1
3,14に相当する部位において歯型条列2の頂部3により
比較的軽度に加圧せられつつ乾燥せしめられるためつま
り該頂,底部13,14が加圧−アイロン効果をかけられる
ためその波形とした平面形状と稜線形などとした断面形
状を固定化されて成形せしめられるが、それと同時にそ
の固定化により隣接する斜壁面15が所定の一対の線織面
としてその形状を一義的に定められて形成されることを
特徴としたローラフォーミング方式であるが、上記方法
の第1,第2の特徴を手短にのべれば、コルゲート条列に
おいてアイロン効果によりその形状を固定化された斜壁
面15が結果として隣接する頂,底部13,14の形状を一層
確実に形成するとともに一層安定的に維持せしめかたや
アイロン効果によりその形状を固定化された頂,底部1
3,14が結果として隣接する斜壁面15の形状を一層確実に
形成するとともに一層安定的に維持せしめる様、コルゲ
ート条列の2種類の部位間において相互に作用しあうと
言うユニークな形態をもった対線織面による折版構造を
提供するものであり、さらに言いかえれば上記アイロン
効果により得られた斜壁面15の形状剛性と頂,底部13,1
4の形状剛性が相乗的に作用するためにコルゲート条列
全体の形状剛性が上記2種部位の形状剛性の乗算的結果
として得られることを特徴とした紙などの様なシート材
質により強化コルゲート体の製造が可能となった、それ
と同時に、常温とした前記対ウォーミングローラ1aのギ
ャップに供給方向に直行状のコルゲート状列16を巾方向
に多段として予め形成された被加工紙シート01を供給し
てコルゲート条列12を加工することを特徴とする本発明
に係るローラフォーミング過程において、そのフォーミ
ングスピードを比較的高めた場合には、往往にして巾方
向巾寄せの微調整すなわち巾寄せの巾方向均等配分が困
難となり、そのため紙シート01の谷中心軸附近などに供
給方向の余剰じわが発生すると言う欠点があったが上記
張力−アイロン効果など圧力−アイロン効果により被加
工シート01がコルゲート条列の軸方向に乾燥収縮せら
れ、その結果フォーミングスピードを如何に上げた場合
にも上記巾方向巾寄せの微調整が無理なく促進せられ上
記余剰じわの発生を完全に抑制,防止することが可能と
なった。尚上記製造方法に対して、公知のものとして周
面軸方向に直行状の歯型条列を周方向に多段に設けられ
てなる対フォーミングローラが用いられて平面巾方向に
直行状としたコルゲート条列が巾直交方向に多段に形成
されてなるコルゲート体の製造方法の従来例があり、そ
のフォーミング過程において対向する該歯型条列がその
頂部と一方の底部と被加工紙シートを介して相互に加圧
接触ないしは加圧摺動せられる対ローラすなわち非ロー
ラギャップ型対ローラが用いられることを特徴としてい
るが、予め加湿せられた平板状紙シートが加熱された該
対ローラに供給されて一方向に該直行状としたコルゲー
ト条列の加工がなされるが第一にそのフォーミング過程
において該紙シートが折曲せられたその該コルゲート条
列の頂・底部をして上記の通り相互に対向し接触ないし
は摺動する該歯型条列の頂部と底部により加圧せしめら
れつつ該歯型条列より直接に伝導加熱せられて乾燥せし
められ、すなわちコルゲート条列がその頂・底部に圧力
−アイロン効果をかけられてその直行状平面とし所定の
曲率をもった湾曲断面とした形状を固定化させられ第二
には該直行状コルゲート条列の斜壁面が隣接し対向する
2つの歯形条列の頂部間において張力を作用せられつつ
輻射熱により乾燥せられて張力−アイロン効果をかけら
れることによりその平板形状を固定化されるがその結果
ローラフォーミングされて得られた直行状コルゲート条
列は、前記対線織面による波形状コルゲート条列とこと
なり、対シリンダー面(条列方向に直線断面形状をもち
条列直交方向に任意の断面形状とした一次曲面が一対と
なって隣接してなる立体面)による折版構造であるため
その斜壁面とその隣接する頂,底部の2種部位が個別に
如何に強力なるアイロン効果により充分に固定化された
としても、2部位間において相互に隣接する部位の一層
確実なる形状形成とその一層安定的な維持に何んら貢献
することがないことを特徴としており、言い方をかえれ
ばこの直行状コルゲート体はコルゲート条列全体の形状
剛性が上記2種部位の各形状剛性の加算的効果としてし
か得られないため、本発明のコルゲート体と比較し著し
く低い形状剛性すなわち各種構造強度しか期待できな
い。その結果として該コルゲート条列がその形状を確実
に形成固定化せられ安定的に維持せられるためには、そ
の斜壁面の平板部に対して張力−アイロン効果がかけら
れると同時に、その頂・底部とその周辺の湾曲部に対し
てはより強力な圧力−アイロン効果がかけられることが
不可欠であり、そのためには対フォーミングローラ間に
おいて対向する歯型条列が相互に被加工紙シートを介し
て充分に加圧接触せしめられることを大前提として求め
られる。したがい、紙などの様な半弾性,半塑性材質の
被加工シートを用いて行う直行状コルゲート条列からな
る従来型コルゲート体のフォーミング用ローラはすべて
非ローラギャップ型であり今日現在ローラギャップ型の
ものが実用化されておらない。その様な前提をもつこの
従来例は、前記第1従来例において指摘された非ローラ
ギャップ型の対フォーミングローラによるローラフォー
ミング過程における諸問題点又はローラ製作上の諸問題
点とほぼ同等の問題点をもっていたが、それとはちがい
本発明のローラフォーミング方法によれば本発明に係る
コルゲート条列12が平面波形状に蛇行する様にしてなる
ため、斜壁面15に対して重点をおいた該張力−アイロン
効果によるその斜壁面の形状の固定化がコルゲート条列
12全体の形状の確実なる形成とその安定的維持を可能な
らしめ、条列12の頂・底部13,14に対する上記従来例の
様に強力なる圧力−アイロン効果の適用を不要ならしめ
た。その結果対フォーミングローラ1a,1b間において対
向する該歯型条列2が相互に実質上接触,摺動せられる
ことなく相互に所定のローラギャップを保持せしめられ
て噛合することにより、後述される通り従来の非ローラ
ギャップ型のローラフォーミング方法には全く期待すべ
くもなかった多くの優れた利点が明らかとなった。
さらにまた上記アイロン効果により、以下の様な新た
な作用をもたらし、それは供給方向に直行状コルゲート
加工された被加工シート01がローラフォーミング過程に
おいてy方向の巾寄せ微調整を求められながら充分にそ
の微調整が達成されない場合、ローラフォーミングされ
て得られたコルゲート体10においてその谷中心軸周辺で
は余剰じわがまた中立軸周辺ではy方向の延伸歪が発生
せられると言う欠点があったが、上記の様にコルゲート
像列全体にかけられた張力−アイロン効果により巾寄せ
微調整のためになされるべき被加工シートがローラギャ
ップをもった歯型条列頂部3上をx方向に滑動すること
を側面的に促進せられるため巾寄せ微調整が充分に達成
せられひいては余剰じわ,延伸歪の発生を未然に防止・
抑制せられその結果理想的な形態に近い対線織面による
折版構造体を形成せられ、充分にその各種構造強度を向
上せしめられた強化コルゲート体が提供された。
尚、念のため本発明に係る強化コルゲート体の波形状
コルゲート条列と従来型コルゲート体の直行状コルゲー
ト条列の構造的特製の差異をより詳細にのべるとすれ
ば、従来型直行状コルゲート条列においてその断面波の
両端を所定の直行状に拘束,固定したとしてもその中間
部の波形が任意の断面形状をとりうるシリンダー面を形
成しすなわち対向する斜壁面がその傾斜角と断面形を実
質に任意とし又頂部がその折曲角ないしは湾曲曲率を任
意とした稜線状,台形状,湾曲状などとされるため特定
の条列断面形状を維持固定することが困難であり、理論
的にも不安定な折版構造体であるといわれるが、これに
対して本発明に係る波形コルゲート条列においてその断
面波の周期と波形延長を一定とするとともにその平面波
の周期と振巾を一定としたコルゲート条列は予めその断
面波の両端を所定の波形状に拘束せられて唯一の固有の
断面波形をもつ対線織面を形成し、すなわち対向する斜
壁面が母線方向に唯一の傾斜角をもった直線状断面形と
されると同時に頂部が実質上唯一の折曲角をもった稜線
状とされるため、必然的にその条列断面は唯一の形状に
限定されその形状は安定的に維持せられやすいものであ
り理論的にも安定した折版構造体である。
またくわしくは予め供給方向に直行状のコルゲート加
工をせしめられたプラスチックスなどの熱可塑性又は熱
硬化性の被加工シート01が加熱された対フォーミングロ
ーラ1a又は1bに供給されるが、そのローラフォーミング
過程において該シート01がローラの歯型条列2からの輻
射熱を主としてうけ加熱されるとともにそのシート01面
内に好ましくは8.0%以上の歪変形を発生せられること
のない張力を条列2の頂部3からうけつつ所定の形状に
折曲加工され、該ローラ外に供給された本発明に係る強
化コルゲート体が、冷却後材質硬化し各コイルゲート条
列12の形状が安定的に維持せられる様にしてないしはそ
の強化コルゲート体10がその冷却前に少なくともその片
面において平板状プラスチックスなどと熱融着せしめら
れて一体化されてなる強化コルゲート体がその直後に冷
却され硬化した各コルゲート条列12該平板シートとで構
成される立体トラス状構造をより安定的に維持される様
にして得られた。
またくわしくは予め供給方向に直行状コルゲート加工
せられた金属などの可塑性被加工シート01が常温の対フ
ォーミングローラ1a又は1bに供給されコルゲート条列12
の加工をせらせれるが、そのローラフォーミング過程に
おいて該シート01が面内に好ましくは面内8.0%以上の
歪変形を発生せられることのない張力をローラの歯型条
列2の頂部3により作用されつつ所定の形状に折曲加工
されてなる本発明に係る強化コルゲート体10が、そのコ
ルゲート条列12の斜壁面15及び頂・底部13,14の形状を
塑性変形により固定化されることにより、条列12の全体
形状に確実に形成されるとともに安定的に維持せられて
得られた。
またくわしくは常温においてやや延伸性又は弾性の大
きな材質の被加工シートが予め供給方向に直行状コルゲ
ート加工をせられた後、冷却された対フォーミングロー
ラ1a又は1bに供給され、そのフォーミング過程において
冷却されてその材質剛性を高められることにより、好ま
しくは面内8.0%以上の歪変形を発生せられることのな
い張力をローラ歯型条列2の頂部3により作用されつつ
所定の形状に折曲されてなる本発明に係る強化コルゲー
ト体10が得られた。上記方法においてフォーミングロー
ラ1a又は1bとともに該ローラに供給される被加工シート
01を予め所定の温度に冷却しておくかないしは該フォー
ミングローラ1a又は1bを常温とし該被加工シート01のみ
を予め冷却して該フォーミングローラに供給することも
本発明の製造方法に有効である。
本発明に係る被加工シート01の供給方向に直行状とし
たコルゲート加工において平板状被加工シート001から
巾方向に所定の巾寄せを急激に達成しようとして該コル
ゲート加工を行った場合、該被加工シート01が巾方向の
面内引張り応力の急増による供給方向の引裂き損傷を発
生せしめられるが、その様なことのないためには好まし
くは該シート01が直行状コルゲート条列の振巾を順次大
とするとともにその周期を順次小とする様に段階的に波
付けせられて巾寄せせられるとよくまた該シート01が、
フォーミングローラ1a又は1bに至るまでのシート01の供
給流れにおいて巾方向に並列分布するシート01の各供給
流れの総延長を相互に実質上均等とせしめられる様に供
給せられることである。
尚好ましくは、紙などの素材による被加工シート01が
zeローラ1a又は1bに供給せられローラフォーミングされ
る際に、加工される強化コルゲート体10が年間平均天気
湿度より高い所定の湿度を一定に保持される程度に前記
アイロン効果をかけられて該ローラ1a,1bから供給さ
れ、その供給路の下流至近距離において該強化コルゲー
ト体10がその片側の面において単一平板ライナー19aと
一体貼合され片面強化複合コルゲート体40が形成され、
またさらにその下流至近距離において該片面強化複合コ
ルゲート体40がもう片面の面において新たな平板ライナ
ー19bと一体貼合され両面強化複合コルゲート体41が形
成されることである。よりくわしくは、第14図に基づい
て説明すると、強化コルゲート体10が平板ライナー19a
と一体貼合されて成る片面強果複合コルゲート体40のコ
ルゲート条列12において、貼合直後の実線で示される斜
壁面15はその後大気中に湿度を放出し、乾燥収縮して点
線で示される斜壁面15′に変形移動(但しやや変形移動
量を誇張して図示してある)し、斜壁面15の対向角θが
斜壁面15′の対向角θ′に変化しようとする。その結
果、第1に稜線状ないしは面取り状とされる頂部13,底
部14にはその折曲角,湾曲角を課題を妨げる方向の内部
応力が発生し、つまりプレストレスが保持されるための
その部位の形状剛性が高まると言う効果が得られた。第
二に対向する斜壁面15の内角θが斜壁面15′の内角θ′
に拡大しようとする時に、コルゲート条列12がその底部
14によって平板ライナー19aとなめらかな平面波形状に
一体貼合されてその形状を完全に拘束,固定されるた
め、コルゲート条列の断面波の周期L、平面波の周期N,
振巾Dが定まると、その条列の唯一断面振巾Hが従属的
に決定されると言う、このユニークな線織面からなる折
版構造とした強化コルゲート体10とそのコルゲート条列
12は、上記内角のθからθ′への拡大を妨げる様な内部
応力が強く働き、値最終的にその応力と斜壁面15′の乾
燥収縮にともなう内部応力とが相互にバランスが保たれ
た位置においてコルゲート条列の形状が安定的に維持せ
られると同時にコルゲート条列12全体にプレストレスが
保持されるがとりわけ斜壁面15にはその母線方向の張力
が大きく作用し母線方向直線断面とした斜壁面15の形状
剛性が大幅に向上した。以上第一,第二の効果によりコ
ルゲート条列12の頂,底部13,14の形状剛性,斜壁面15
の形状剛性が向上したことにより結果として片面強化複
合コルゲート体40は外部からの圧縮力曲げモーメントに
対して高い構造強度を得ることが出来た。
さらに第15図は、強化コルゲート体10が両面に平板ラ
イナー19a,19bと一体貼合され両面強化複合コルゲート
体41を形成されており、形成直後の斜壁面15が実線で示
され、その後乾燥収縮して点線で示される斜壁面15′に
変型移動しようとするが、コルゲート条列の項,底部1
3,14が平板ライナー19a,19bに平面波形状に予め一体貼
合されその形状を密度高く拘束,固定されるため上記斜
壁面15′の変形移動が上記片面強化複合コルゲート対40
の場合よりも激しく妨げられ、結果としてコルゲート状
列12の頂,底部13,14及び斜壁面15と強力なるプレスト
レスがかけられて、コルゲート状列12の各部位の形状剛
性が一層向上すると言う効果が明らかとなり、従って両
面強化複合コルゲート体41にはより高い構造強度が得ら
れた。
次に本発明に係るコルゲート体を製造する装置につい
て第13図を参照にして説明する。
本製造装置は予め供給方向に直行状としたコルゲート
条列10を加工されてなり被加工シート01の供給路を横着
るように配設される本発明に係る対フォーミングローラ
1aにおいて、周面上軸方向になめらかな平面波形状に蛇
行する貼型条列2が周面周方向に多段となる様に形成さ
れるとともにその歯型条列の形状が実質振巾率H′/L′
>0.2かつ蛇行率D′/N′>0.15かつ蛇行重合率D′/
L′>0.5とされないしはH′/L′>0.2かつD′/N′>
0.15かつD′/L′>1.0とされるとともに該対ローラ1a
がその対向歯型条列2を相互に被加工シート01を介して
接触又は揺動せしめられることのない様にローラギャッ
プをもって設けられることを特徴としておりまた上記供
給路において対ローラ1aの手前には被加工シート01の供
給方向に直行状としたコルゲート条列16を形成せしめら
れるための波付用ローラ20a,20b,20cが配設され、また
さらにその波付用ローラの手前には直行状コルゲート条
列16の加工時に発生する被加工シート面内供給方向の張
力の巾方向分布勾配を平坦化するための湾曲オーラ21が
配設されることを特徴としている。
第13図には対ローラ1aより強化コルゲート体10が平板
状に供給されているが、これとは別に図示されないが、
片側ローラ1aの周面上の吸引孔群による強化コルゲート
体10に対するのサクション効果または同周面上の各種フ
ィンガー部品による強化コルゲート体10に対する軽度の
加圧効果などを目的とした補助的手段が用いられ対ロー
ラ1aから送り出された直後に強化コルゲート体10がその
コルゲート条列12をローラ1aの歯型条列2に組込まれて
密着せられつつ湾曲状に供給せしめられるとともにその
湾曲状供給路の中途においてその供給路を横切る様にし
て糊付用ローラが強化コルゲート体10を介して該片側ロ
ーラ1aの周面に接触するべく配設されるとともにさらに
その後方の供給路においてそれを横切る用にして歯合用
ローラが強化コルゲー体10と平板ライナーを介して片側
ローラ1aの周面に接触するべく配設され最終的に本発明
に係る強化コルゲート体と単一の平板ライナーとの一体
化された固め強化複合コルゲート体が供給せられた。
さらにまた図示されないが上記片面強化複合コルゲー
ト体40の供給路の下流の可及的近距離において遊び流れ
を介さずにその供給路を横切るように上記片面強化複合
コルゲート体40と単一平板ライナー19aとを貼合するた
めの対貼合用ローラが配設されることにより両面強化複
合コルゲート体41が加工形成された。
より詳しくは直行状コルゲート状列からなる従来型コ
ルゲート体と単一平板ライナーとの一体化直後に得られ
る従来型片面強化複合コルゲート体が、面外圧強度を著
しく小とすることからその強度を高めるため該複合コル
ゲート体の乾燥硬化を図るべく供給方向に10m以上の遊
び流れ(すなわち該複合コルゲート体を蛇行させながら
自在に移動せしめる流れ)を設けることが不可欠であっ
たが、これに対して加工形成された直後の本発明に係る
上記片面強化複合コルゲート体40はその面外圧縮強度を
従来型片面コルゲート体のそれと比べ大巾に向上せられ
ることから乾燥硬化のための上記遊び流れを要せずにフ
ォーミングローラ1a又は1bの下流至近距離に設けられた
上記対貼合用ローラに供給せられて上記両面強化複合コ
ルゲート体41がハイスピードで加工されて得られた。
第10図の各波付ローラ20a,20b,20cは波付用ガイドの
一実施例であり、よりくわしくはそれら各ローラの働き
により順次被加工シート01が供給方向に直行状のコルゲ
ート条列を巾方向に多段に加工形成されてなり、最終的
には平板被加工シート001とくらべ巾方向に3〜15%程
度の巾寄せがなされ、その巾寄せ率は、対フォーミング
ローラ1aにおいて平板被加工シートがローラフォーミン
グされた場合の3〜15%程度の巾寄せ率とほぼ同等とさ
れることが好ましくまた上記波付加工過程において、平
板被加工シート001から、巾方向に所定の巾寄せを急激
として波付被加工シート01を得た場合該被加工シート01
が、その巾方向両端部付近における面内供給方向の張力
発生が著しいため巾方向中央部への巾寄せにともなうロ
ーラ20a,20b,20cの歯型条列6の頂部上の滑動を妨げら
れ、その結果面内巾方向張力を過大とし面内供給方向の
シート03の引裂き損傷を余儀なくされるが、その様な事
態をさけるためにシート01の供給路を横切る位置に各波
付ローラ20a,20b,20cがその順序で、その周面周方向に
設けられ周面軸方向に多段とされた直行状歯型条列5の
振巾を順次大とされるとともにその周期を順次小とされ
る様に配設されて、被加工シート01がそのコルゲート条
列16の形状を段階的に所定の巾寄せ率に近づけられるこ
とが出来た。またそのローラ20aの手前に供給路を横切
る位置に湾曲状の軸をもつエキスパンダーローラ21が配
設され、被加工シート01が面内供給方向の張力の巾方向
分布勾配を平坦化せしめることが出来た。
また本発明の製造装置において図示されていないがこ
の他に波付用ガイドとして被加工シート01の供給方向に
順次その振巾を大とし周期を小とせられる直行状コルゲ
ート条列様の形状とした間隙を設けられてなる板状固定
子がシート01の供給方向にその間隙の条列軸方向を略一
致せられる様に配設されてもよく前記湾曲ローラ21の様
な張力平坦化用ガイドとしてこの他に軸中央部より両端
部にかけて順次その直径を小とされてなる紡錘形状ロー
ラを供給路を横切るべく配設されてもよくまたさらに軸
中央部から両端部にかけてなだらかに傾斜してなる湾曲
状側縁部をもつ固定子が供給路を横切るべく配設されて
もよく、またこれらの波付用ガイド及び張力平坦化用ガ
イドが適宜組合せで得られるものも本発明に有効であり
さらにこれら各種ガイドの変形が容易に着想し得ていず
れも本発明に有効である。
《発明の効果》 本発明のローラフォーミング法によれば予め供給方向
に直行状としてコルゲート加工された被加工シートが、
その条列形状比率を実質振巾率H′/L′>0.2かつ蛇行
率D′/N′>0.15かつ蛇行重合率D′/L′>0.5とされ
るかないしはH′/L′>0.2かつD′/N′>0.15かつ
D′/L′>1.0とされた蛇行状歯型条列を周面に設けら
れてなる一対フォーミングローラに供給せられローラフ
ォーミングせしめられて得られる強化コルゲート体が、
そのコルゲート条列の形状比率を振巾率H/L>0.2かつ蛇
行率D/N>0.15かつD/L>0.5とされるかないしはH/L>0.
2かつD/N>0.15かつD/L>1.0とされてなることを特徴と
しているが、上記強化コルゲート体又は該強化コルゲー
ト体と少なくとも片面に平板状シートと一体化されてな
る強化複合コルゲート体は、従来例のいずれのコルゲー
ト体よりもそのコルゲート条列の形状比率が相対的に大
となる様に形成されるためその面外曲げ強度,面外圧縮
強度,面内圧縮強度などの構造強度においていずれも大
巾に向上して得られた。
また本発明に係るフォーミングローラの歯型条列の頂
部断面形が鋭角の稜線状などとして形成されるため、そ
のローラにより加工されて得られた強化コルゲート体は
位相幾何学的に展開可能とした折版構造であることを特
徴としておりそのため被加工シートが面内において実質
的に歪変形を発生せられることなくないしは8.0%以下
の僅小なる歪変形にとどめられ加工形成された強化コル
ゲート体が得られることによりその強化コルゲート体に
は第2従来例の様に著しい材質損傷をうけその材質強度
の低下をみることなく、当初の平板状被加工シートない
しは被加工シートのもつ本来の材質強度ないしはそれ以
上の材質強度が温存,保持せられた。
また本発明に係る対フォーミングローラにおいてその
歯型条列がなめらかな平面波形状に蛇行する用に形成さ
れると同時に充分なるローラギャップを与えられて噛合
するため、被加工シートのx及びy方向の段繰り及び巾
寄せ調整を円滑に促してy及びx方向の引裂き損傷をx
方向の余剰じわの発生を未然に防止して強化コルゲート
体の加工を確実かつ安定的に行うことが可能となり、そ
の結果対フォーミングローラの回転スピードを高めて生
産性を大巾に向上せしめた。
また本発明に係るフォーミングローラは強化コルゲー
ト体の加工時において所定のローラギャップを与えられ
その対向する歯型条列が相互に接触,摺動,衝突などを
ひきおこすことからフリーであるため従来例の対フォー
ミングローラにみられた様な機械騒音,同振動の発生源
を何らもたずその結果作業環境を大巾に改善し、騒音,
振動対策とその費用を不要とすることが出来た。
また本発明に係る上記一対フォーミングローラは強化
コルゲート体の加工時において所定のローラギャップを
与えられて対向噛当する歯型条列が相互に接触フリーで
回転するためその歯型頂部の摩耗が著しく減少してその
対ローラ本体の耐久寿命が大巾に延長した。
また上記本発明に係る対フォーミングローラが加熱ロ
ーラとして用いられるときその対ローラ間の温度差,そ
の同一ローラ部位間の温度差によって発生する線膨脹量
のバラツキとそのひきおこす対向歯型条列相互の異常接
近,接触、又は衝突を未然に防ぐのに必要充分なるロー
ラギャップを常に保持せられることが容易であり、また
その必要充分なるローラギャップを与えられた本対フォ
ーミングローラは強化コルゲート体の加工に何ら支障を
おこすことなく運転せられた。その結果加熱温度の設定
が任意になされるとともに、ローラフォーミング過程に
おいて万一不測のローラ本体の急激な温度変化,対ロー
ラ相互の温度差,ローラ本体の部位間の温度むらがひき
おこす歯型条列相互の噛合トラブルから完全にのがれる
ことが出来その結果本発明に係る対フォーミングローラ
の温度管理とそのための装置が簡易化されるとともに温
度管理ミスによる対向歯型条列相互の接触とそれによる
損傷が皆無となりローラの耐久寿命も大巾に延長せられ
た。
またさらに本フォーミングローラは所定のローラギャ
ップを与えられて対向歯型条列相互の接触,衝突から事
実上フリーであるためそのローラの製作加工時において
従来例の非ローラギャップ型フォーミングローラと較
べ、その歯型条列がその頂部形状の寸法精度を緩和され
るとともにその斜壁面及び底部の形状の寸法精度はさら
に緩和されてよいために切削,放電,精密鋳造などの各
種加工方法ではその加工時間が大巾に短縮され、さらに
また好ましくは歯型条列がその頂部稜線に直交方向の断
面形状をすべて実質と同一とされるため、第1,第2従来
例と大きくことなり、その加工されるべき歯型条列の斜
壁面すべてが同一形状のZ軸回転バイトにより切削され
ることが可能となり、また切削後の焼入れ時の微小なる
歪変形を無視出来るため焼入れ後の歪とり研磨が不要と
なりその結果その各種加工時間が大巾に短縮され、従来
例のフォーミングローラとくらべその製作コストを著し
く節減せしめられた。
またさらにローラギャップを設けられる本発明に係る
対フォーミングローラは従来例の非ローラギャップ型フ
ォーミングローラと異なり、ローラフォーミング過程に
おいて対ローラ相互の軸外力とその反力によるローラ軸
外の湾曲変形が発生しないため該ローラ本体の軸方向両
端部から中央部にかけて順次その直径を大とした形状す
なわちロールクラウン加工の形成を全く不要とすること
から、ローラの製作加工の手間を減少せられ製作コスト
を節減させた。また上記クラウン加工を不要とされると
ともに上記ローラ軸外の湾曲変形を防止するための押え
ローラが配設を不要とされた。
尚上記本発明に係るフォーミングローラの他に、図示
されていないが歯型条列がその頂部を稜線状又は狭小巾
の面取り状又は肩落ち状とされるとともに対向する該歯
型条列が相互に被加工シートを介して常時離隔されて噛
合する様に設けられるとともに該歯型条列がその計上を
なめらかな平面波計上に蛇行せられてなりその実質振巾
率H′/L′>0.2かつ蛇行率D′/N′<0.15とせしめら
れることを特徴とする新たな発明に係る強化コルゲート
体の製法があり、そのフォーミングローラに予め供給方
向に直行状コルゲート加工をされた被加工シートが供給
せられることによって形成される強化コルゲート体並び
にその強化コルゲート体と平板シートとを一体化されて
なる強化複合コルゲート体は前記本発明に係る強化コル
ゲート体並びに強化複合コルゲート体とくらべ、その諸
構造強度は低下するものの、一方向に直行状としたコル
ゲート条列からなる公知の従来例であるコルゲート体も
しくはそのコルゲート体と平板シートを一体化されてな
る複合コルゲート体よりもそのもつ諸構造強度は大巾に
優れて得られ、またさらに上記従来例のコルゲート体を
加工形成するために用いられる周面軸方向に直行状とし
た歯型条列が周面周方向に多段とされるとともに対向す
る歯型条列が相互に被加工シートを介して接触噛合する
様にして設けられてなる非ローラギャップ型ローラとそ
のローラフォーミング方法とらべ、この新たな発明に係
る上記ローラによるローラフォーミング過程において、
上記強化コルゲート体が確実かつ安定的に加工せられる
とともに、必要充分なるローラギャップを設けられて噛
合するために、騒音,振動の発生がほとんどなく摩耗耐
久性に優れ、温度管理が容易であり、またローラ自体の
製作においてその歯型条列の加工に要求される精度が著
しく低いため製作手間が大巾に省け、そのローラコスト
を充分にひきさげることが可能となった。
さらにまた、上記発明に係る比較句的浅小なる上記波
形状コルゲート条列をもつ強化コルゲート体の製法で
は、第2従来例の台形状頂部をもつ歯型状列とそのロー
ラによるローラフォーミング過程でおきやすい供給方向
の歪変形とその引裂き破損などの諸トラブルをまぬがれ
てハイスピードで強化コルゲート体が確実かつ安定に加
工せられた。
【図面の簡単な説明】
第1,第2図は第1,第2従来例であり同各図aはそのコル
ゲート体の斜視図、同各図bはそのフォーミングローラ
の部分斜視断面図である。第3,第4図は本発明の強化コ
ルゲート体の製造方法に係る第1,第2実施例であり同各
図aはその強化コルゲート体の斜視図、同各図bはその
フォーミングローラの部分斜視断面図である。第5,第6
図は第1実施例のフォーミングローラと加工過程にある
被加工シートの部分断面図である。第7,第8,第9,第10図
aは第1実施例のフォーミングローラにおける歯型条列
の直交方向断面図に被加工シートのコルゲート条列断面
斜視図を重ねて示しており第8,第9図bは歯型条列の部
分拡大断面図、第10図b1,b2は歯型条列の各中心軸の縮
小断面図である。第11図aは第1実施例のフォーミング
ローラの部分平面図、同図bは部分断面図である。第12
図aは第1,第2実施例の強化コルゲート体の平面図,同
図bは同断面図である。第13図は本発明の強化コルゲー
ト体の製造装置に係る実施例である。第14図は本発明に
係る強化複合コルゲート体の条列直交方向断面図であ
る。 1a,1b,1′,1″……フォーミングローラ 2,2′,2″……蛇行状歯型条列 3,3′,3″……蛇行状歯型条列頂部 4,4′,4″……蛇行状歯型条列底部 5,5′,5″……蛇行状歯型条列平面突起部 6……直行状歯型条列 001……平板状被加工シート 01,01′……直行状コルゲート加工済,加工過程の被加
工シート 10……強化コルゲート体 11′,11″……蛇行状コルゲート体 12,12′,12″……蛇行状コルゲート条列 13,13′,13″……蛇行状コルゲート条列頂部 14,14′,14″……蛇行状コルゲート条列底部 15,15′,15″……蛇行状コルゲート条列斜壁部 16……直行状コルゲート条列 17′……ジグザグ状コルゲート頂部屈曲部 18′……ジグザグ状コルゲート底部屈曲部 19a,19b……平板ライナー 20a,20b,20c……波付ローラ 21……エキスパンダーローラ 22……送りローラ 23……コルゲート条列軸方向中心軸 30……コルゲート条列山中心軸 31……コルゲート条列谷中心軸 32……コルゲート条列中立軸 33……歯型条列山中心軸 34……歯型条列谷中心軸 35……歯型条列中立軸 36……歯型条列垂直中心軸 40,41……強化複合コルゲート体 H……コルゲート条列断面波の振巾 L……コルゲート条列断面波の周期 N……コルゲート条列平面波の周期 D……コルゲート条列平面波の振巾 H′……歯型条列断面波の実質振巾 L′……歯型条列断面波の周期 N′……歯型条列平面波の周期 D′……歯型条列平面波の振巾 G……ローラギャップ θ,θ′……斜壁面の対向角

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面になめらかな平面波形状に蛇行する歯
    型条列が多段に設けられ該条列がその頂部を稜線状ない
    しは狭小巾の面取り状ないしは肩落ち状に形成されると
    ともに対向し噛合する各該状列が相互に被加工シートの
    厚さ以上に離隔せしめられて設けられる一対のフォーミ
    ングローラ間において、予め供給方向に直行状のコルゲ
    ート条列を形成されてなる被加工シートが加工せられ、
    なめらかな平面波形状に蛇行するコルゲート条列がその
    頂部を稜線状ないしは狭小巾の面取り状ないしは肩落ち
    状に形成されて得られることを特徴とする強化コルゲー
    ト体の製法。
  2. 【請求項2】前記歯型状列が各々の断面波においてその
    実質振金率H′/L′(L′;断面波の周期,H′;断面波
    の実質振巾)を0.2以上とされ、平面波においてその条
    列間の蛇行重合率D′/L′(D′;平面波の振巾)を0.
    5以上とされ更に平面波の蛇行率D′/N′(N′;平面
    波の周期)を0.15以上とされてなることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の強化コルゲート体の製法。
  3. 【請求項3】前記蛇行重合率D′/L′が1.0以上である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の強化コル
    ゲート体の製法。
  4. 【請求項4】被加工シートの供給路を横切るように一対
    のフォーミングローラが設けられ、該ローラの周面一方
    向になめらかな平面波形状に蛇行する歯型条列が該一方
    向と交叉する方向に多段に設けられて形成され、該供給
    路における該一対のフォーミングローラの手前には該シ
    ートの供給方向に直行状としたコルゲート条列を巾方向
    に多段に形成するための波形ガイド手段が設けられてな
    ることを特徴とする強化コルゲート体の製造装置。
  5. 【請求項5】周面軸方向になめらかな平面波形状に蛇行
    する歯型条列が周方向に多段に設けられてなる前記一対
    のフォーミングローラとすることを特徴とする特許請求
    の範囲第4項記載の強化コルゲート体の製造装置。
  6. 【請求項6】周面周方向になめらかな平面波形状に蛇行
    する歯型条列が軸方向に多段に設けられてなる前記一対
    のフォーミングローラとすることを特徴とする特許請求
    の範囲第4項記載の強化コルゲート体の製造装置。
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