JPH09270903A - ファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ通信方法

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JPH09270903A
JPH09270903A JP8078601A JP7860196A JPH09270903A JP H09270903 A JPH09270903 A JP H09270903A JP 8078601 A JP8078601 A JP 8078601A JP 7860196 A JP7860196 A JP 7860196A JP H09270903 A JPH09270903 A JP H09270903A
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transmission
signal
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JP8078601A
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Tadashi Sakamoto
直史 坂本
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のデータ用のRAM 17を有していない受信
側装置Rでは用紙が無くなると直ちに、またデータ用の
RAM 17を有する受信側装置Rでも用紙が無くなり且つRA
M 17が受信したデータで容量不足になると受信が不可能
になって通信が切断される。そのような場合以降には、
送信側装置Sでは事情が不明であるため、送信動作を反
復することになる。 【解決手段】 受信側装置Rで用紙切れ及び/又はメモ
リの容量不足による受信不可能状態が発生した場合にそ
のことを送信側装置Sに通知して回線を切断する。これ
に応じて送信側装置Sは回線を一旦切断すると共に、受
信側装置Rまたは送信側装置Sに予め登録されている転
送先の電話番号をダイヤルしてファクシミリ通信を継続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ通信に
関し、より具体的には、受信側のファクシミリ装置にお
いて受信データを用紙に出力することも、メモリに蓄え
ることも不可能になった場合を考慮したファクシミリ通
信に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なファクシミリ装置におい
ては、他のファクシミリ装置から受信したデータを直ち
に用紙に出力してプリントすることのみが可能なタイプ
と、データ用のメモリを有していてそれにデータを蓄積
することが可能なタイプとがある。一般的に、前者は比
較的安価なパーソナルユースの普及タイプとして商品化
されており、後者は比較的高価な事業用として商品化さ
れている。
【0003】後者のデータ用のメモリを有するタイプの
ファクシミリ装置では、他のファクシミリ装置から受信
したデータを直ちに用紙に出力することも勿論可能では
あるが、データの通信速度が用紙への出力速度より高速
であるような場合には一旦全てのデータをメモリに蓄積
した後に用紙に出力したり、またはユーザの設定により
受信したデータを用紙には出力せずに全て一旦メモリに
蓄積し、ユーザが希望する時点で用紙、またはディスプ
レイに出力するような動作も可能である。また、データ
用のメモリを有するファクシミリ装置では、基本的には
用紙に直ちに出力するように設定されていても、用紙が
無くなった場合(用紙切れが生じた場合)にはメモリに
データを蓄積しておき、用紙が補充された時点で出力す
るような使用方法も勿論可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなデータ用
のメモリを有していないファクシミリ装置では用紙が無
くなると直ちに、またデータ用のメモリを有するファク
シミリ装置でも用紙が無くなり且つメモリが受信したデ
ータでメモリが容量不足なると受信が不可能になって通
信が切断される。そのような場合以降には、送信側装置
では事情が不明であるため、送信動作を反復することに
なる。
【0005】特に、近年では送信に失敗した場合には自
動的にリダイヤルする機能を備えたファクシミリ装置も
実用化されており、そのようなファクシミリ装置から受
信不可能な状態のファクシミリ装置へ送信しようとする
場合には、数回にわたってリダイヤルし続けることにな
る。
【0006】また、データ用のメモリを有するタイプで
は、メモリ容量を大きくすることにより上述のような事
態の解決が可能ではあるが、製造コスト、即ち商品価格
の高騰を招来することになる。
【0007】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たものであり、用紙切れが生じたり、またはメモリが容
量不足になったりして受信不可能な状態に陥っているフ
ァクシミリ装置を救済可能なファクシミリ通信方法の提
供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ通
信方法は、受信側装置で用紙切れ及び/又はメモリの容
量不足による受信不可能状態が発生した場合にそのこと
を送信側装置に通知して回線を切断する。これに応じて
送信側装置は回線を切断すると共に、受信側装置または
送信側装置に予め登録されている転送先の電話番号をダ
イヤルしてファクシミリ通信を継続する。
【0009】従って、受信側装置が用紙切れ及び/又は
メモリの容量不足により受信不可能な状態に陥った場合
には、送信側装置が転送先のファクシミリ装置へ残りの
データを自動的に送信するため、いつまでたっても送信
が終了しないという事態の発生の可能性は低くなる。
【0010】なお、転送先の電話番号が受信側装置に予
め登録されている場合には、受信側装置で受信不可能な
状態に陥ったことと共に転送先の電話番号を受信側装置
から送信側装置へ通知する。この場合には、多くの送信
側のファクシミリ装置でそのような受信側装置の機能を
利用することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明のファクシ
ミリ通信方法の実施に使用されるファクシミリ装置の一
構成例を示すブロック図である。
【0012】参照符号11は制御装置として機能するCPU
であり、バス10を介して表示装置として機能するLCD(液
晶表示デバイス)12 及びそのドライバ13, 入力装置とし
て機能するキーマトリクス14及びそのインタフェイス(I
/F)15,このファクシミリ装置の動作手順のプログラム等
が格納されているROM 16, 受信した画データ, 送信すべ
き画データ,更にはファクシミリ通信の実行中に必要な
種々のデータ等を一時記憶するRAM 17, 2値画像信号の
符号化/復号化装置として機能するコーデック(CODEC)1
8 等のディジタル信号処理を司る部分と接続されてい
る。
【0013】また、CPU 11はバス10を介して、原稿を読
み取るCCD(電荷結合素子)21 及びそれにより読み取られ
たアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する画
像処理回路22, ディジタル画像信号を用紙に印刷するプ
リンタ23等の画像の読み取り及び印刷を行なう部分と接
続されている。更に、CPU 11はバス10を介して、この装
置を通信回線網40に接続する網制御装置(NCU)31 及びモ
デム32等の通信機能を司る部分とも接続されている。
【0014】なお、参照符号310 はダイヤルバッファで
あり、NCU 31によりこのダイヤルバッファ310 にバッフ
ァリングされている電話番号がダイヤルされてこの装置
が通信回線網40に接続される。ダイヤルバッファ310 に
バッファリングされる電話番号はCPU 11によりセットさ
れる。
【0015】なお、プリンタ23にはそれに装入されてい
る用紙の残量を検出する用紙センサ230 が付設されてお
り、CPU 11はバス10を介してこの用紙センサ230 の検出
値、具体的にはプリンタ23に装入されている用紙の残量
を検知することが可能である。また、CPU 11はバス10を
介してRAM 17の使用可能データ量(空き領域)、換言す
ればRAM 17にあとどの程度のページ数の受信データを格
納可能かを検知することも可能である。
【0016】このような図1に示されているファクシミ
リ装置の動作は、ROM 16に格納されているプログラムに
従ってCPU 11が制御するが、その一般的な動作は以下の
如くである。なお、ファクシミリ通信は国際電気通信連
合(ITU)-T 、勧告T.30 により、二つの装置間の通信回
線を接続するためのフェーズA(呼設定),メッセージ (本
来送受信されるべき原稿のデータ) を送信するための種
々の約束事をメッセージに先立って交換するためのフェ
ーズB(プリメッセージ手順),メッセージそのものを交換
するためのフェーズC(メッセージ伝送),メッセージが終
了したこと及びその確認のためのフェーズD(ポストメッ
セージ手順),二つの装置間の通信回線を遮断するための
フェーズE(呼開放) の5フェーズで段階的に行なわれる
ことが規定されている。
【0017】通常のファクシミリ通信を行なう場合、オ
ペレータはキーマトリクス14を操作して送信を行なうこ
と指示すると共に相手先の電話番号をダイヤルし、送信
すべき原稿をCCD 21に読み取らせる。これに応じて、CP
U 11はまずフェーズAの呼設定を行なう。即ち、CPU 11
はNCU 31に指示を与えて通信回線網40と接続し、発呼動
作を行なう。一方、CCD 21により原稿から読み取られた
アナログ画像信号は画像処理回路22によりディジタル画
像信号に変換され、更にコーデック18により所謂ランレ
ングス符号化方式であるモディファイド・リード(Modif
ied READ)方式に従って符号化 (圧縮) されて一旦RAM
17に蓄積される。
【0018】呼設定により通信相手のファクシミリ装置
と回線が接続されると、CPU 11はフェーズBのプリメッ
セージ手順を行なうことにより、双方の装置に要求され
る機能の識別と選択とを行なう。この後、CPU 11は信号
の位相及び同期を合わせつつフェーズCのメッセージ伝
送、即ち通信相手へ本来送信されるべき原稿から得られ
た符号化ディジタル画像信号 (メッセージ) をモデム32
及びNCU 31を介して送信する。
【0019】メッセージの全てを送信し終えると、CPU
11はフェーズDのポストメッセージ手順、即ちメッセー
ジの終了及び確認を行なう。この確認が得られると、CP
U 11はNCU 31に指示を与えて回線の切断、即ちフェーズ
Eの呼開放を行なう。
【0020】以上が通常のファクシミリ通信の発呼機側
(送信側装置)での基本的な動作であるが、被呼機側
(受信側装置)で受信を行なう場合の基本的な動作は以
下の如くである。
【0021】被呼機では、相手装置 (発呼機) からの呼
設定によりNCU 31が通信回線網40と接続されると、CPU
11はまずフェーズBのプリメッセージ手順を行なうこと
により、発呼機との間の通信が可能な状態になる。この
後、CPU 11はフェーズCのメッセージ伝送により受信す
べき原稿の符号化ディジタル画像信号をNCU 31及びモデ
ム32を介して受信する。この符号化ディジタル画像信号
はモデム32から一旦RAM 17に蓄積される。RAM 17に蓄積
された符号化ディジタル画像信号は通常は直ちにコーデ
ック18により元のディジタル画像信号に順次復号され、
そのままプリンタ23に与えられて直ちに用紙に印刷され
る。但し、プリンタ23に用紙が無い場合、またはオペレ
ータが希望して予め適宜の設定を行なっている場合に
は、RAM 17に蓄積されたメッセージはそのまま格納され
て出力されることはない。
【0022】受信すべき原稿の信号を全て受信し終える
と、CPU 11は発呼機との間でフェーズDのポストメッセ
ージ手順を交換し、それが確認されるとフェーズEの呼
開放を行なって通信を終了する。
【0023】なお、RAM 17に蓄積されたメッセージはオ
ペレータが必要に応じて後刻プリンタ23で用紙に印刷し
たり、またはLCD 12に表示することも勿論可能である。
【0024】次に、本発明のファクシミリ通信方法に特
徴的な動作について、送信側装置及び受信側装置それぞ
れに関して、説明する。
【0025】まず、受信側装置の動作手順について、受
信側装置の構成及び送信側装置との接続を示す図2の模
式図及び図3のフローチャートを参照して説明する。但
し、図2に示されている受信側装置Rはファクシミリ通
信により受信した画データを通常は直ちにコーデック18
で復号してプリンタ23により用紙に印刷し、用紙が無い
場合(用紙切れが生じた場合)にもメモリ(RAM 17)に空
き領域が存在する(メモリが容量不足に陥らない)限り
は、RAM 17に画像信号を蓄積するように構成されている
とする。また、この受信側装置Rには、用紙切れ及び/
又はメモリの容量不足が生じた場合の転送先として他の
ファクシミリ装置の電話番号が予め少なくとも一つは登
録されており、それらの番号がRAM 17に記憶されている
ものとする。
【0026】受信側装置Rでは、送信側装置Sからの呼
び出しがあり (ステップS11)、着信すると (ステップS1
2)、NCU 31により送信側装置Sとのハンドシェイクが行
なわれる (ステップS13)。以上で、フェーズA(呼設定)
及びフェーズB(プリメッセージ手順) が完了する。通常
は、次のフェーズC(メッセージ伝送) に処理が移って画
データの受信が行なわれるが、本発明のファクシミリ通
信方法においてはそれに先立って、プリンタ23に用紙が
有るか否かを用紙センサ230 の検出値に基づいてCPU 11
が検出する(ステップS14)。
【0027】プリンタ23に用紙がある場合には、CPU 11
は画データを受信すると共にそれを直ちにコーデック18
で復号してプリンタ23に用紙に印刷させる (ステップS1
5, S16) 。ところで、ファクシミリ通信では、ステップ
S14 において受信した一ページの画データの最後には”
EOP(手順終了) ”, ”MPS(マルチページ) ”または”EO
M(メッセージ終了) ”のいずれかの信号が後述するよう
に送信側装置Sから送信されて来るので、CPU 11は”EO
P ”信号, ”MPS ”信号, ”EOM ”信号のいずれを受信
したかを判定する (ステップS17)。
【0028】”EOP ”信号は、他に画データの送信がな
いことを意味し、換言すればメッセージそのものを交換
するためのフェーズC(メッセージ伝送) が終了したこと
を意味し、その確認の後は次の二つの装置間の通信回線
を遮断するためのフェーズE(呼開放) へ処理が進められ
る。”EOM ”信号は一ページの信号の終了を意味し、フ
ェーズB(プリメッセージ手順) へ処理が戻される。”MP
S ”信号は一ページの信号の終了を表すと共に他のペー
ジが引き続いていることを意味し、フェーズC(メッセー
ジ伝送) へ処理が戻される。
【0029】従って、受信側装置Rが”EOP ”信号を受
信した場合には、そのメッセージを受信したことを確認
する”MCF ”信号を送信側装置Sへ送信する (ステップ
S18)。これに対して、後述するように、送信側装置Sは
回線の切断を命令する”DCN”信号を送信するので、受
信側装置Rがこの”DCN ”信号を受信すれば (ステップ
S19)、受信側装置RのCPU 11はは回線を切断し (ステッ
プS20)、ファクシミリ通信を終了する。
【0030】受信側装置RがステップS17 において”EO
M ”信号を受信した場合はステップS12 へ、”MPS ”信
号を受信した場合はステップS13 へCPU 11によりそれぞ
れ処理が戻され、いずれにしろ前述のステップS14, S1
5, S16, S17の処理が反復されることにより、次の一ペ
ージの画データを受信する。このようなステップS13 ま
たはS14 乃至S17 の処理が反復されることにより、受信
側装置Rは一ページ単位で画データを順次受信する。
【0031】このようにして、送信側装置Sから送信さ
れてくる画データを受信側装置Rは順次受信し、プリン
タ23に用紙がある間はそれに印刷して出力するが、その
間のステップS14 において、プリンタ23に用紙が無いこ
とが用紙センサ230 の検出値から判明した場合には、CP
U 11はRAM 17に空き領域があるか否かを調べる (ステッ
プS21)。RAM 17に空き領域があれば、CPU 11は画データ
を受信してそれをRAM17に蓄積する (ステップS22, S23)
。この後は、CPU 11は前述のステップS17 へ処理を進
め、更に画データを受信した場合にはそれをRAM 17に順
次蓄積してゆく。
【0032】しかし、プリンタ23に用紙が無くなった時
点でRAM 17が既に容量不足になっている場合、またはプ
リンタ23に用紙が無くなった後にRAM 17にある程度画デ
ータが蓄積された結果、RAM 17が容量不足なった場合に
は、CPU 11は”DCN ”信号を送信側装置Sへ送信し (ス
テップS24)、回線を切断する (ステップS20)。但しこの
際、CPU 11は送信側装置Sへ送信する”DCN ”の”FIF
(ファクシミリ情報フィールド) ”に受信不可能である
ことを示すコード及び転送先の電話番号のコードを含ま
せる。
【0033】次に、送信側装置Sの動作手順について、
送信側装置の構成及び受信側装置との接続を示す図4の
模式図,図5及び図6のフローチャートを参照して説明
する。但し、この図5及び図6のフローチャートに示さ
れている例では、送信すべき原稿は既に送信側装置Sに
読み込まれていてその画データはRAM 17に蓄積されてお
り、そのページ数”n(但し、nは自然数)”がRAM 17
に記憶されているとする。
【0034】送信側装置Sでは、既にRAM 17に蓄積され
ている画データの送信の指示があると (ステップS31)、
指定された電話番号がダイヤルバッファ310 にバッファ
リングされ、その電話番号がダイヤルされ (ステップS3
2)、着信すると (ステップS33)、カウンタ”i”が”
1”に初期化され (ステップS34)、ハンドシェイクが行
なわれる (ステップS35)。以上で、フェーズA(呼設定)
及びフェーズB(プリメッセージ手順) が完了する。
【0035】次に、送信側装置SのCPU 11はRAM 17から
カウンタ”i”の値 (最初は”1”) に対応するページ
の画データを読み出して送信する (ステップS36)。この
画データの送信が終了した時点で、CPU 11はカウンタ”
i”の値と画データのページ数”n”とを比較し (ステ
ップS37)、カウンタ”i”の値が画データのページ数”
n”未満であればカウンタ”i”を”1”インクリメン
トする (ステップS38)。なお、ステップS37 においてカ
ウンタ”i”の値が画データのページ数”n”と一致し
た場合の処理については後述する。
【0036】この後、送信側装置SのCPU 11は受信側装
置Rに対して”MPS ”信号または”EOM ”信号を送信し
(ステップS39 、受信側装置RではステップS17 におい
ていずれの信号が送信されたかを判定する) 、それに対
して受信側装置RがステップS18 で”MCF ”信号を送信
したか、またはステップS24 で”DCN ”信号を送信した
か、換言すれば送信側装置Sが”MCF ”信号を受信した
か、または”DCN ”信号を受信したかをCPU 11が判定す
る (ステップS40)。
【0037】受信側装置Rから送信された”MCF ”信号
を受信した場合、送信側装置SのCPU 11は先のステップ
S39 において”EOM ”信号を送信していた場合にはステ
ップS35 へ、”MPS ”信号を送信していた場合にはステ
ップS36 へそれぞれ処理を戻し、いずれにしろ前述のス
テップS36, S37, S38, S39, S40 の処理が反復されるこ
とにより、次のカウンタ”i”が示す一ページの画デー
タを送信する。このようなステップS35 またはS36 乃至
S40 の処理が反復されることにより、送信側装置Sは一
ページ単位で画データを順次送信する。
【0038】やがて、前述のステップS37 においてカウ
ンタ”i”の値と画データのページ数”n”とが一致す
ると、送信すべき画データは全て送信されたことになる
ので、送信側装置SのCPU 11は”EOP ”信号を送信する
(ステップS41)。この”EOP”信号は受信側装置Rでは
ステップS17 で受信される。受信側装置Rではステップ
S18 において”MCF ”信号を送信するので、送信側装置
Sではこの”MCF ”信号を受信すると (ステップS4
2)、”DCN ”信号を受信側装置Rへ送信し (ステップS4
3)、回線を切断する (ステップS44)。受信側装置Rで
は、送信側装置SがステップS43 において送信した”DC
N ”信号をステップS19 において受信し、ステップS20
において回線を切断する。
【0039】上述の送信側装置SのステップS44 に至る
動作は、送信すべき画データが無くなった場合の送信側
装置Sの通常のファクシミリ通信の終了手順である。し
かし、同じく”DCN ”信号が受信側装置Rから送信され
た場合においても、前述の受信側装置RのステップS24
での”DCN ”信号の送信の場合は通常とは異なる本発明
のファクシミリ通信方法を特徴付ける動作が行なわれ
る。以下、具体的に説明する。
【0040】受信側装置Rから”DCN ”信号を受信した
送信側装置Sは回線を切断してファクシミリ通信を終了
する (ステップS45)。しかしその後に、送信側装置Sの
CPU11は受信側装置Rから受信した”DCN ”信号の”FIF
(ファクシミリ情報フィールド) ”に転送先の電話番号
が含まれているか否かを調べる (ステップS46)。”NO”
であれば、CPU 11はそのまま通常の場合と同様にファク
シミリ通信を終了する。しかし、受信側装置Rから受信
した”DCN ”信号の”FIF ”に転送先の電話番号が含ま
れている場合には、送信側装置SのCPU 11はその電話番
号をダイヤルバッファ310 にセットし (ステップS47)、
ステップS32 へ処理を戻して新たな電話番号をダイヤル
させる。
【0041】以後、上述同様にして送信側装置Sは、RA
M 17に蓄積されている送信すべき画データを新たにダイ
ヤルした受信側装置Rに対して送信するが、残りの全て
の画データを送信してしまうまでに受信側装置Rから”
DCN ”信号を受信した場合には、その”DCN ”信号の”
FIF ”に新たな電話番号が含まれていれば、その新たな
電話番号をダイヤルバッファ310 にセットすることによ
り、再度ダイヤルして残りの画データの送信を行な
い、”DCN ”信号の”FIF ”に電話番号が含まれていな
ければ回線を切断してファクシミリ通信を終了する。
【0042】従って、送信側装置Sが最初にダイヤルし
た受信側装置Rに転送先の電話番号が登録されていれ
ば、そしてその転送先の電話番号のファクシミリ装置に
も更に転送先の電話番号が登録されていればというよう
に、いくつものファクシミリ装置を順次的にリンクして
転送先の電話番号が登録されていれば、送信側のファク
シミリ装置はそれらを順次的にダイヤルして複数のファ
クシミリ装置を対象として芋づる式にファクシミリ通信
を行なうことが可能である。
【0043】なお、受信側のファクシミリ装置が画デー
タ用のメモリ (RAM 17) を有していない場合には、図3
のフローチャートに破線にて示されているように、ステ
ップS14 で”YES ”の場合に行なわれるステップS21, S
22, S23 の処理をせずに、直接ステップS24 へ処理を進
めるようにROM 16に格納されているプログラムを記述し
ておけばよい。
【0044】ところで、上述の例では受信側装置Rに転
送先の電話番号が予め登録されていることとしている
が、送信側装置Sに、受信側装置Rの電話番号とその転
送先のファクシミリ装置の電話番号とをセットにして予
め登録しておき、受信側装置Rから受信した”DCN ”信
号の”FIF ”に受信不可能な状態を示すコードが含まれ
ている場合に、予め登録されている転送先の電話番号を
送信側装置Sでダイヤルするような構成を採ることも可
能である。具体的には、前述の図5及び図6に示されて
いるフローチャートの内のステップS47 の処理のみを、
図7及び図8にステップS470として示されているよう
に、自身に予め登録されてRAM 17に記憶されている転送
先の電話番号をダイヤルバッファ310 に転送する処理に
変更すればよい。
【0045】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明に係るファ
クシミリ通信方法によれば、受信側装置が用紙切れ,メ
モリの容量不足等により受信不可能な状態に陥った場合
にも、予め登録されている他のファクシミリ装置で残り
のデータを受信することが可能になるため、送信側装置
が何度もリダイヤルしたり、長時間にわたって送信が出
来ない等というような事態は回避される。
【0046】また、データ用のメモリ容量を大きくする
必要もなくなるので、製造コスト、即ち商品価格の高騰
を抑制することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ通信方法を実施するため
のファクシミリ装置の一構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明のファクシミリ通信方法のための受信側
装置の構成例及びその送信側装置との接続を示す模式図
である。
【図3】本発明のファクシミリ通信方法による受信側装
置の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明のファクシミリ通信方法のための送信側
装置の構成例及びその受信側装置との接続を示す模式図
である。
【図5】本発明のファクシミリ通信方法による送信側装
置の動作手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明のファクシミリ通信方法による送信側装
置の動作手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明のファクシミリ通信方法による送信側装
置の他の動作手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明のファクシミリ通信方法による送信側装
置の他の動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
S 送信側装置 R 受信側装置 17 RAM 230 用紙センサ 310 ダイヤルバッファ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信側装置は、送信側装置からの受信中
    に用紙切れ及び/又はメモリの容量不足による受信不可
    能状態が発生した場合にその旨を送信側装置に通知して
    回線を切断し、送信側装置は、回線を切断すると共に予
    め登録されている転送先の電話番号をダイヤルしてファ
    クシミリ通信を継続することを特徴とするファクシミリ
    通信方法。
  2. 【請求項2】 前記転送先の電話番号が受信側装置に予
    め登録されており、それを、前記送信側装置からの受信
    中に用紙切れ及び/又はメモリの容量不足による受信不
    可能状態が発生した場合に前記送信側装置に送信するこ
    とを特徴とする請求項1記載のファクシミリ通信方法。
  3. 【請求項3】 前記転送先の電話番号が送信側装置に予
    め登録されていることを特徴とする請求項1記載のファ
    クシミリ通信方法。
JP8078601A 1996-04-01 1996-04-01 ファクシミリ通信方法 Pending JPH09270903A (ja)

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