JPH0927030A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH0927030A
JPH0927030A JP7175880A JP17588095A JPH0927030A JP H0927030 A JPH0927030 A JP H0927030A JP 7175880 A JP7175880 A JP 7175880A JP 17588095 A JP17588095 A JP 17588095A JP H0927030 A JPH0927030 A JP H0927030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixels
data
image data
unit
binarized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7175880A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Sato
啓治 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP7175880A priority Critical patent/JPH0927030A/ja
Priority to US08/632,154 priority patent/US5742400A/en
Publication of JPH0927030A publication Critical patent/JPH0927030A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration using local operators

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、カメラ等で物体を撮像して得られ
た多階調画像データからその物体の位置,形状,大きさ
等を計測するのに用いて好適の画像処理装置に関し、ソ
フトウエアの処理量を軽減してリアルタイム性を確保し
ながらメジアンフィルタを実現し、画像の位置精度の向
上をはかることを目的とする。 【解決手段】 計数部5による計数値が所定数になった
場合、または、計数部5による計数値が前記所定数にな
った後に予め設定された追加数だけ増加した場合、フィ
ルタ回路制御部6が、フィルタ回路2を駆動し、FIF
O型記憶部3に記憶された多階調画像データに対するメ
ジアンフィルタ処理をフィルタ回路2に実行させるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図3) 発明の実施の形態(図4〜図17) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ等で物体を
撮像して得られた多階調画像データからその物体の位
置,形状,大きさ等を計測するのに用いて好適の画像処
理装置に関する。近年、カメラの小型化やマイクロプロ
セッサの処理高速化に伴い、ロボット制御等において、
ロボットのカメラ画像を取得して画像処理により位置計
測を行ない、ロボットの位置(姿勢)をフィードバック
制御することが可能になってきている。
【0003】しかしながら、画像データは情報量が多い
ことから巨大なメモリを必要とし、また位置計測には単
純ではあるが数多くの演算を必要とする。これらの要求
は、組込み型のコンピュータにおいては依然大きな問題
であり、特に、人工衛星等の特殊環境で動作させる装置
に関しては、軽量化,低消費電力化などの要求からソフ
トウエア処理の簡易化とハードウエア量の削減とが強く
求められている。
【0004】
【従来の技術】一般に、カメラで撮像した画像データを
2値化する際には、撮像した多階調の画像データを閾値
と比較して、各画素毎にオン/オフの2値を決定してい
る。また、場合によっては、2値化処理の前に、ノイズ
成分を取り除くためのフィルタ処理を施している。
【0005】ノイズ除去用のフィルタ処理に関する手法
としては、ソフトウエアにより取り込んだ多階調の画像
データを順次読み出し目的とする画素を中心としたn×
n(nは奇数)画素の領域のデータを重みを付けて平均
化するローパスフィルタ処理と、同様のn×n画素の領
域のデータをソーティングして中央値を採るメジアンフ
ィルタ処理とが用いられている。
【0006】2値化処理に際しては、ソフトウエアまた
はハードウエアが各画素毎に閾値と比較してオン/オフ
を判定している。次に、2値化されたデータに基づいて
画像計測を行なう際には、2値化された画像の連続した
グループの1画素毎に同一の識別番号を付与していく。
この識別番号の付与を完了してから、1画素毎に識別番
号を読み出し、同一の識別番号の画素が示す領域の大き
さ,形状,位置を計測していく。
【0007】このとき、各画素に識別番号を付与するた
めに各画素の記憶ビット幅を十分に確保するか、識別番
号が足りなくなった時点で明らかに不要と分かる画像領
域を削除するか、識別番号が足りなくなった時点で処理
を諦め明るさ等の撮像時のパラメータを変えて画像処理
をやり直すかのいずれかの手法が用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
(a)フィルタ処理における課題 画像のノイズ成分を除去するために行なうフィルタ処理
では、ローパスフィルタかメジアンフィルタかのいずれ
かが使用されるが、これらの2つのフィルタを比較した
場合、ローパスフィルタは、画像をぼかしてノイズを除
去するものであることから、メジアンフィルタに比較し
て撮像された画像の位置精度が劣っている。しかしなが
ら、ソーティングを必要とするメジアンフィルタでは、
処理量が多く、組込み型の計算機等のように処理速度の
劣るCPUを使用するシステムにおいてリアルタイム性
を確保できない。このため、ソフトウエアの処理量を軽
減しながらメジアンフィルタを実現することが望まれて
いる。
【0009】(b)2値化処理および識別番号付与処理
における課題 各画素毎に2値化して識別番号を割り振った場合、例え
ば1画素当たりの記憶容量が1バイトであったとする
と、255までの番号しか付与できない。このため、各
画素のビット幅を増やすか、または、番号がオーバした
ら不要な画像領域を削除するための余分な処理を実行す
るかしなければならない。このため、メモリ容量を増や
すことなく、識別番号のビット幅を増やすことが望まれ
ている。
【0010】(c)計測処理における課題 画像計測では、同一識別番号を付与された画素が占める
領域の大きさ,形状による重心計算等を行なうために、
各画素に関する情報を読み出す必要があるが、2次元に
分布する画像では、読み出し回数が非常に多くなる。し
かし、処理量を軽減するためにも、できる限り読み出し
回数や演算回数を削減することが望まれている。特に、
画像メモリは容量が大きいことから、プログラムメモリ
と比較してもアクセスに時間がかかることが多く、アク
セス回数が装置全体の性能に与える影響が大きい。
【0011】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、ソフトウエアの処理量を軽減してリアルタイ
ム性を確保しながらメジアンフィルタを実現し、画像の
位置精度の向上をはかった画像処理装置を提供すること
を第1の目的とする。また、本発明は、ハードウエア量
やCPU性能が制限されたシステムにおいて、2値化画
像処理時の画像メモリ容量を削減するとともに、画像計
測処理結果に基づく制御処理速度を向上させリアルタイ
ム性を確保できるようにした、画像処理装置を提供する
ことを第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は第1発明の原理ブ
ロック図で、この図1において、1Aは第1発明の画像
処理装置で、この画像処理装置1Aは、フィルタ回路
2,FIFO型記憶部3,データ書込制御部4,計数部
5およびフィルタ回路制御部6から構成されている。
【0013】ここで、フィルタ回路2は、注目画素を含
む所定数の画素についての多階調画像データの中央値を
当該注目画素の多階調画像データとして採用するメジア
ンフィルタ処理を行なうものである。また、FIFO型
記憶部3は、フィルタ回路2によるメジアンフィルタ処
理の対象となる前記所定数の画素についての多階調画像
データを記憶するものであり、データ書込制御部4は、
フィルタ回路2によるメジアンフィルタ処理の対象とな
る画素についての多階調画像データを所定順序でFIF
O型記憶部3に書き込むものである。
【0014】さらに、計数部5は、データ書込制御部4
によりFIFO型記憶部3に書き込まれる多階調画像デ
ータの数を計数するものであり、フィルタ回路制御部6
は、計数部5による計数結果に応じてフィルタ回路2の
動作を制御するものである。そして、第1発明の画像処
理装置1Aでは、計数部5による計数値が前記所定数に
なった場合、または、計数部5による計数値が前記所定
数になった後に予め設定された追加数だけ増加した場
合、フィルタ回路制御部6が、フィルタ回路2を起動
し、FIFO型記憶部3に記憶された多階調画像データ
に対するメジアンフィルタ処理をフィルタ回路2に実行
させるようになっている。
【0015】図1にて上述した第1発明の画像処理装置
1Aでは、計数部5による計数値がメジアンフィルタ処
理の対象となる所定画素数になった場合、即ち、最初
に、所定画素数分の多階調画像データがデータ書込制御
部4によりFIFO型記憶部3に所定順序で書き込まれ
た時点で、フィルタ回路制御部6により、フィルタ回路
2が起動され、FIFO型記憶部3に記憶された多階調
画像データに対する最初のメジアンフィルタ処理が実行
される。
【0016】この後、計数部5による計数値が予め設定
された追加数だけ増加した場合、即ち、追加画素数分の
多階調画像データがデータ書込制御部4によりFIFO
型記憶部3に所定順序で書き込まれる度に、フィルタ回
路制御部6により、フィルタ回路2が起動され、FIF
O型記憶部3に記憶された多階調画像データに対するメ
ジアンフィルタ処理が実行される。
【0017】これにより、注目画素毎に、所定画素数分
の多階調画像データを一々読み出してフィルタ回路2に
よるメジアンフィルタ処理を行なう必要がなくなり、追
加画素数分の多階調画像データをFIFO型記憶部3に
書き込むだけで、連続する注目画素についてメジアンフ
ィルタ処理を連続的に実行でき、多階調画像データの読
出回数を削減することができる(請求項1)。
【0018】図2は第2発明の原理ブロックで、この図
2において、1Bは第2発明の画像処理装置で、この画
像処理装置1Bも、図1にて前述したものと同一機能を
有するフィルタ回路2を有して構成されているが、第2
発明の画像処理装置1Bでは、このフィルタ回路2が、
1/0計数部2aおよび中央値決定部2bから構成され
ている。
【0019】ここで、1/0計数部2aは、フィルタ回
路2によるメジアンフィルタ処理の対象となる所定数の
画素についての多階調画像データ(複数ビットからなる
2進数データ)の、同一ビット位置における2進数デー
タ“1”もしくは“0”の数を、最上位ビットから下位
ビットへ順に計数するものである。また、中央値決定部
2bは、1/0計数部2aによる計数結果に基づいて、
前記所定数の画素についての多階調画像データの中央値
を決定するもので、1/0計数部2aによる最上位ビッ
ト位置における計数結果に基づいて、中央値になる可能
性の無い多階調画像データを判断して除外し、残された
多階調画像データ群の中から、1/0計数部2aによる
一つ下位のビット位置における計数結果に基づいて、中
央値になる可能性の無い多階調画像データを判断して除
外する処理を繰り返し行なって、前記中央値を決定す
る。
【0020】図2にて上述した第2発明の画像処理装置
1Bでは、1/0計数部2aによる計数結果に基づい
て、中央値決定部2bにより前述のようにして所定画素
数分の多階調画像データの中央値が決定されるので、従
来のごとく多階調画像データのソーティング処理を行な
う必要がなく、ソフトウエアの処理量を低減しながら中
央値の決定を高速に行なうことができる(請求項2)。
【0021】図3は第3発明の原理ブロック図で、この
図3において、1Cは第3発明の画像処理装置で、この
画像処理装置1Aは、2値化回路7,記憶部8,形状コ
ード生成部9および識別番号生成部10から構成されて
いる。ここで、2値化回路7は、画素毎に得られた多階
調画像データを予め設定された閾値と比較して2値化デ
ータを作成するものであり、記憶部8は、2値化回路7
による2値化情報を格納するものである。
【0022】また、形状コード生成部9は、近接する複
数画素の多階調画素データから2値化回路7により作成
された当該複数画素の2値化データの形状を指定する形
状コードを生成するものであり、識別番号生成部10
は、当該複数画素の2値化データに対して一つの識別番
号を生成するものである。そして、第3発明の画像処理
装置1Cでは、2値化回路7により2値化された当該複
数画素の2値化データが、形状コード生成部9により生
成された形状コードと、識別番号生成部10により生成
された識別番号とからなる2値化情報として記憶部8に
格納される。
【0023】図3にて上述した第3発明の画像処理装置
1Cでは、2値化回路7により2値化された複数画素の
2値化データが一単位として扱われ、その一単位分の2
値化データに対して一つの形状コードおよび一つの識別
番号が生成され、これらのものが2値化情報として記憶
部8に格納されている。つまり、近隣の複数画素の2値
化情報を一括して形状コードとして記憶するとともに、
一括的にまとめられた2値化情報に一つの識別番号を与
えることにより、各画素毎に識別番号を付与していた従
来技術に比較し、2値化画像処理時のメモリ容量(記憶
部8の容量)を大幅に削減することができる(請求項
3)。
【0024】なお、第3発明の画像処理装置1Cにおい
て、記憶部8に格納された2値化情報に基づいて計測処
理を行なう計測処理部をそなえ、この計測処理部が、前
記複数画素の2値化データを、前記形状コードおよび前
記識別番号からなる2値化情報として記憶部8から読み
出し、前記複数画素の2値化データに対する計測処理
を、記憶部8から読み出された前記形状コードに基づい
て行なうように構成してもよい。この場合、計測処理に
際して記憶部8から2値化情報を読み出す回数を、各画
素毎に2値化情報を読み出す従来技術に比べて大幅に少
なくすることができる(請求項4)。
【0025】また、計測処理部が、前記複数画素の2値
化データを一つの画素単位として扱って行なう粗い精度
の計測処理と、前記形状コードに基づき前記複数画素の
2値化データを完全に復元して行なう細かい精度の計測
処理とを切り換えるように構成してもよい。この場合、
測定対象の特性に応じて粗い精度の計測処理を選択する
ことにより、画像計測処理を高速化しながら大雑把に実
行できる一方、必要に応じて細かい精度の計測処理を選
択することにより、各画素毎の2値化データに基づく正
確な計測処理を実行することができる(請求項5)。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図4は本発明の一実施形態としての
画像処理装置の構成を示すブロック図で、この図4に示
す本実施形態の画像処理装置は、CPU11,画像メモ
リ12,フィルタ回路13,FIFO型記憶部14,カ
ウンタ15,2値化回路16,シフトレジスタ17およ
び形状コード生成部18を有して構成されている。
【0027】ここで、CPU11は、本実施形態の画像
処理装置の全体を統括的に管理するものであるが、後述
するデータ書込制御部11A,識別番号生成部11Bお
よび計測処理部11Cとしての機能も有している。画像
メモリ(記憶部)12は、カメラ等によって撮像された
多階調画像データや、フィルタ回路13によりメジアン
フィルタ処理を施された多階調画像データや、2値化回
路16により2値化された画像データ(2値化データ)
を格納するもので、これらのデータの読出/書込はCP
U11によって制御されるようになっている。
【0028】フィルタ回路13は、注目画素を含む所定
数の画素についての多階調画像データの中央値を当該注
目画素の多階調画像データとして採用するメジアンフィ
ルタ処理を行なうものであり、後述する1/0計数部1
3aおよび中央値決定部13bから構成されている。F
IFO型記憶部14は、フィルタ回路13によるメジア
ンフィルタ処理の対象となる前記所定数(本実施形態で
は3×3画素)の画素についての多階調画像データを記
憶するもので、9段のレジスタ14−1〜14−9から
構成されている。このFIFO型記憶部14の各レジス
タ14−1〜14−9には、CPU11のデータ書込制
御部11Aとしての機能により、フィルタ回路13によ
るメジアンフィルタ処理の対象となる画素についての多
階調画像データが、画像メモリ12から所定順序(例え
ば図5参照)で読み出されて書き込まれるようになって
いる。
【0029】カウンタ15は、CPU11(データ書込
制御部11A)により画像メモリ12からFIFO型記
憶部14に書き込まれる多階調画像データの数を計数す
るものであり、その計数結果に応じてフィルタ回路13
の動作を制御するフィルタ回路制御部としての機能も果
たしている。つまり、カウンタ15による計数値が所定
数9になった場合、または、カウンタ15による計数値
が所定数9になった後に予め設定された追加数3だけ増
加した場合、カウンタ15は、フィルタ回路13に対し
て起動命令を出力してこのフィルタ回路13を起動し、
FIFO型記憶部14に記憶された多階調画像データに
対するメジアンフィルタ処理を実行させるようになって
いる。
【0030】カウンタ15により起動される本実施形態
のフィルタ回路13は、1/0計数部13aおよび中央
値決定部13bから構成されている。本実施形態におい
て、多階調画像データは例えば8ビットの2進数データ
で、1/0計数部13aは、FIFO型記憶部14の各
レジスタ14−1〜14−9に格納された8ビットデー
タの同一ビット位置における2進数データ“1”もしく
は“0”の数を、最上位ビットから下位ビットへ順に計
数するものである。
【0031】また、中央値決定部13bは、1/0計数
部13aによる計数結果に基づき、FIFO型記憶部1
4に格納されている9個の多階調画像データの中央値を
決定するもので、1/0計数部13aによる最上位ビッ
ト位置における計数結果に基づいて、中央値になる可能
性の無い多階調画像データを判断して除外し、残された
多階調画像データ群の中から、1/0計数部13aによ
る一つ下位のビット位置における計数結果に基づいて、
中央値になる可能性の無い多階調画像データを判断して
除外する処理を繰り返し行なって、FIFO型記憶部1
4に格納されている9個の多階調画像データの中央値を
決定する。なお、フィルタ回路13の具体的な動作につ
いては図6〜図8により後で説明する。
【0032】一方、2値化回路16は、フィルタ回路1
3によるメジアンフィルタ処理後の多階調画像データを
予め設定された閾値と比較して各画素毎に2値化データ
を作成するもので、閾値設定部16aおよび比較部16
bから構成されている。閾値設定部16aは、所定の閾
値を予め設定されるものである。また、比較部16b
は、閾値設定部16aに設定された閾値と、CPU11
により画像メモリ12から読み出されたフィルタ処理後
の多階調画像データとを比較し、例えば、多階調画像デ
ータが閾値よりも大きい場合には2値化データとして
“1”を出力するのに対し、多階調画像データが閾値以
下の場合には2値化データとして“0”を出力するもの
である。
【0033】シフトレジスタ17は、近接する複数画素
(本実施形態では、図9〜図11等に示すように2×2
画素)についての2値化データ(2値化回路16からの
出力)を記憶するもので、4段のレジスタ17−1〜1
7−4から構成されている。形状コード生成部18は、
シフトレジスタ17の各レジスタ17−1〜17−4に
格納された2値化データ(形状パターン)に応じた形状
コードを生成し出力するものである。この形状コード生
成部18からの形状コードは、2値化データとして画像
メモリ12に記憶されるが、このとき、本実施形態で
は、その2×2画素部分の形状コードに、CPU11の
識別番号生成部11Bとしての機能により生成された1
つの識別番号が付与されて、これらの形状コードと識別
番号とが2×2画素部分の2値化情報として画像メモリ
12に格納される。
【0034】また、本実施形態のCPU11には、上述
のごとく画像メモリ12に格納された2値化情報に基づ
いて、撮像画像の大きさ(面積),形状,位置,重心等
を計測する計測処理部11Cとしての機能もそなえられ
ている。計測処理部11Cにより画像計測処理を行なう
場合、本実施形態では、2×2画素を一単位とする2値
化データ(形状コードと識別番号とからなる2値化情
報)を画像メモリ12から読み出し、後述するごとく、
形状コードに基づいて計測処理が実行されるようになっ
ている。このとき、計測処理部11Cは、2×2画素の
2値化データを一つの画素単位として扱って行なう粗い
精度の計測処理と、形状コードに基づき2×2画素の2
値化データを完全に復元して行なう細かい精度の計測処
理とを切り換えて行なう。
【0035】次に、上述のごとく構成された本実施形態
の画像処理装置の動作を、図5〜図16を参照しながら
説明する。 (A)本実施形態のメジアンフィルタ処理 まず、3×3画素の多階調画像データに対するメジアン
フィルタ処理について説明する。処理の開始に当たりカ
ウンタ15の値をクリアしてから、図5に示す画素(5)
を注目画素とし、この注目画素(5) の値(多階調画像デ
ータ)を決定するために、注目画素(5) を中心とした3
×3画素領域(1) 〜(9) の多階調画像データを、画像メ
モリ12から順に読み出す。CPU11の機能により画
像メモリ12から読み出された各多階調画像データは、
順次、FIFO型記憶部14の各レジスタ14−1〜1
4−9に記憶される。
【0036】このとき、FIFO型記憶部14に書き込
まれるデータの数がカウンタ15により計数されてお
り、その計数値が9になった時点でカウンタ15により
フィルタ回路13が起動される。つまり、FIFO型記
憶部14に画素(1) 〜(9) の多階調画像データが読み出
され、9個のデータが揃った時点でフィルタ回路13が
起動される。
【0037】そして、これ以後、フィルタ回路13が起
動されるタイミングは、本実施形態では、カウンタ15
による計数値が3だけ増加する時点となる。例えば図5
に示すように、CPU11のデータ書込制御部11Aの
機能により画素(10)〜(12)の多階調画像データをFIF
O型記憶部14に書き込んだ時点でFIFO型記憶部1
4には画素(4) 〜(12)の多階調画像データが格納されて
いるので、これらの多階調画像データに対してフィルタ
回路13を起動することにより、画素(8) を注目画素と
するメジアンフィルタ処理が行なわれることになる。以
下、同様に、画素(13)〜(15)の多階調画像データをFI
FO型記憶部14に書き込みフィルタ回路13を起動す
ることにより、画素(11)を注目画素とするメジアンフィ
ルタ処理が行なわれる。
【0038】このように、画像メモリ12から3つの多
階調画像データを読み出してFIFO型記憶部14に後
から書き込みフィルタ回路13を起動するだけで、注目
画素の値として、この注目画素を中心とする9画素分の
多階調画像データの中央値を得ることができる。この処
理を続けて行くことで各画素の多階調画像データをメジ
アンフィルタに通すことが可能になる。
【0039】さて次に、フィルタ回路13が起動された
場合に、本実施形態のフィルタ回路13により行なわれ
るメジアンフィルタ処理について詳細に説明する。メジ
アンフィルタ処理に際して、従来はソートしてから中央
のデータを決定する手法が採られていたが、本実施形態
では、ソートを行なわない中央値選択を行なう。FIF
O型記憶部14に9個の多階調画像データが揃った時点
で、フィルタ回路13が起動されると、フィルタ回路1
3は、図6に示すフローチャート(ステップS1〜S
9)に従って、レジスタ14−1〜14−9に格納され
た9個の多階調画像データについて最上位ビットから比
較を開始し、9個のデータの中央値を抽出する。なお、
前述した通り、本実施形態では、各多階調画像データ
は、D0〜D7の8ビット構成のものとする。
【0040】即ち、図6に示すように、まず、対象ビッ
トを最上位ビットD7に設定し(ステップS1)、その
対象ビットD7位置における“1”または“0”の個数
を1/0計数部13aによりカウントする(ステップS
2)。ステップS3で、中央値よりも小側で中央値の対
象側外となった多階調画像データの数(小側対象外数)
と“0”の個数との和が5以上であるか否かを判定す
る。最初に最上位ビットD7に対する処理を開始した時
点では、未だ小側対象外数は0であるので、最上位ビッ
トD7における9個の2進数データ中の“0”の個数が
5以上であるか否かを判定することになる。
【0041】ステップS3で5未満であると判定された
場合(ステップS3でNO判定の場合)、そのビット位
置が“0”である多階調画像データを、中央値になる可
能性の無いものと判断して対象外にする一方(ステップ
S4)、ステップS3で5以上であると判定された場合
(ステップS3でYES判定の場合)、そのビット位置
が“1”である多階調画像データを、中央値になる可能
性の無いものと判断して対象外にする(ステップS
5)。
【0042】この後、残っている多階調画像データの個
数(対象内数)が1か否かを判定し(ステップS6)、
1であれば(YES判定の場合)、その唯一残っている
多階調画像データが、中央値決定部13bにより中央値
として決定される(ステップS9)。また、残っている
多階調画像データの個数(対象内数)が1でなければ
(ステップS6でNO判定の場合)、現在の対象ビット
が最下位ビットD0であるか否かを判定する(ステップ
S7)。このステップS7で、現在の対象ビットが最下
位ビットD0であると判定された場合(YES判定の場
合)は、同一の値をもつ多階調画像データが複数残って
いる場合であり、この場合は、その同一の値をもつ多階
調画像データが、中央値決定部13bにより中央値とし
て決定される(ステップS9)。
【0043】ステップS7で現在の対象ビットが最下位
ビットD0でないと判定された場合(NO判定の場合)
には、対象ビットを一つ下位のビットに変更し(ステッ
プS8)、ステップS2に戻って上述と同様の処理を繰
り返し行なう。より具体的な例を図7に示す。この図7
に示す例では、9個のデータ(1) 〜(9) に対してメジア
ンフィルタ処理を行なっている。つまり、9個のデータ
(1) 〜(9) から5番目の大きさのもの(中央値)を選択
すべく、本実施形態では、図6に示す手順に従って、最
上位ビットD7からデータを比較してゆき、5番目のデ
ータが、注目画素(5) の多階調画像データとして残るよ
うにテーブルからデータを削除していく例が示されてい
る。
【0044】図7に示すような多階調画像データ(1) 〜
(9) が取得されFIFO型記憶部14に格納されている
場合、最上位ビットD7には5個の“1”が存在するた
め、最上位ビットD7が“0”であるデータ(3) ,(5)
,(7) ,(8) をエントリから外す。この処理を下位の
ビットD6,D5と進め、5番目に大きいデータを探
す。このようにして計算された中央値は、CPU11に
送られ、注目画素(5) の多階調画像データとして画像メ
モリ12に格納される。
【0045】なお、図7に示す例では、ビットD6での
比較により、データ(9) が中央値として選択される場合
が示されている。また、本実施形態の中央値の選択手法
をより判りやすく図8で説明する。この図8では、9個
の多階調画像データが、左右方向へ小さいものから大き
いものへ順番に並べられ、上から順にビットD7,D
6,D5,D4のデータが並べられている。
【0046】図8に示す例では、最上位ビットD7の位
置では、“0”が1個、“1”が8個で、最上位ビット
D7で“0”をもつ多階調画像データが中央値にはなり
えないものとして除外される。次に、ビットD6では、
“0”が6個、“1”が2個であり、この時点で小側対
象外数が1であるので、図6のステップS3の判定〔1
+6≧5〕により“1”をもつ多階調画像データが中央
値にはなりえないものとして除外される。
【0047】同様に、ビットD5では、“0”が3個、
“1”が3個であり、この時点で小側対象外数が1であ
るので、図6のステップS3の判定〔1+3<5〕によ
り“0”をもつ多階調画像データが中央値にはなりえな
いものとして除外される。さらに、ビットD4では、
“0”が1個、“1”が2個であり、この時点で小側対
象外数が4であるので、図6のステップS3の判定〔4
+1≧5〕により“1”をもつ多階調画像データが中央
値にはなりえないものとして除外される。図8に示す例
では、ビットD4に対する処理を終えた時点で、多階調
画像データの残り数が1個となるので、この残った多階
調画像データが、中央値として決定されるこのになる。
【0048】次に、画素(8) の値(多階調画像データ)
を決定するために、画素(4) 〜(12)の多階調画像データ
を必要とするが、本実施形態では、画素(1) 〜(9) のデ
ータはFIFO型記憶部14のレジスタ14−1〜14
−9に格納されているので、CPU11のデータ書込制
御部11A(ソフトウエア)が画素(10)〜(12)における
多階調画像データを画像メモリ12から読み出してFI
FO型記憶部14に書き込むことにより、画素(1) 〜
(3) のデータが順次シフトアウトされ、FIFO型記憶
部14のレジスタ14−1〜14−9に画素(4) 〜(12)
の多階調画像データが格納されることになる。
【0049】従って、本実施形態では、カウンタ15に
よるカウント値が3だけ増えたことを検知すると、画素
(10)〜(12)の多階調画像データがFIFO型記憶部14
に書き込まれたものと判断して、フィルタ回路13を起
動し、FIFO型記憶部14に格納された9個の多階調
画像データに対して、図6〜図8にて前述したメジアン
フィルタ処理を実行する。このような処理を繰り返すこ
とにより、連続する注目画素についてメジアンフィルタ
処理を連続的に実行することができる。
【0050】このように、本実施形態では、フィルタ回
路13において、上位ビットから順に“1”,“0”の
個数を計数し中央値になりえないデータを中央値の対象
から除外し、値の大きい側または小さい側からの対象外
のデータ数を計数しながら、中央値が残るようにデータ
を除外して、中央値を決定している。これにより、ソフ
トウエアは、目的とする画素周辺の多階調画像データを
読み出すのみで中央値を得ることができる。例えば、3
×3画素の領域に対しソフトウエアでソーティングを行
ない5番目の値を算出する場合、単純なソーティングで
は36回(8+7+6+…+1)の比較を必要とする
が、本実施形態のハードウエアによれば、9画素の画像
メモリ12からの読出とFIFO型記憶部14からの読
出とを行なうだけで、フィルタ回路13で中央値を決定
することが可能になる。また、注目画素に隣接する画素
についての中央値を得る際には、隣接する3画素につい
ての多階調画像データを画像メモリ12から読み出すだ
けでよい。
【0051】上述のようにメジアンフィルタ処理を行な
うことにより、本実施形態の画像処理装置では、多階調
画像データの読出回数を削減でき、また、多階調画像デ
ータのソーティングを行なう必要もないので、ソフトウ
エアの処理量を低減しながら中央値を極めて高速に決定
でき、リアルタイム性を確保しながらメジアンフィルタ
を実現することができ、画像の位置精度を大幅に向上さ
せることができる。
【0052】(B)本実施形態の2値化処理 ところで、上述のごとくメジアンフィルタ処理を施され
た多階調画像データは、一旦、画像メモリ12に格納さ
れた後、再度、画像メモリ12から読み出されて2値化
回路16により2値化処理を施される。つまり、本実施
形態では、例えば図9に示すような順序(1),(2),…で、
各画素の多階調画像データが画像メモリ12から読み出
され2値化回路16に入力される。
【0053】2値化回路16では、入力された多階調画
像データと閾値設定部16aに設定された閾値とが比較
部16bにより比較され、多階調画像データが閾値より
も大きい場合には2値化データとして“1”が出力さ
れ、多階調画像データが閾値以下の場合には2値化デー
タとして“0”が出力される。そして、2値化回路16
による2値化データは、順次、シフトレジスタ17に格
納される。シフトレジスタ17の4つのレジスタ17−
1〜17−4に、4つの画素(1) 〜(4) についての2値
化データが格納されると、これらのレジスタ17−1〜
17−4における2値化データから、1,0の形状パタ
ーン(2×2画素の場合、図10に示す16個の形状パ
ターンがある)を得ることができ、その形状パターンに
応じた形状コードが、形状コード生成部18により生成
されて2値化情報として画像メモリ12に格納される。
【0054】次に、画像計測処理を行なうに当たり、図
11に示すように、二値画像の連続したオン(“1”)
の部分に一つの識別番号を付与する作業を行なうが、こ
のとき、本実施形態では、2×2画素部分の形状コード
に、CPU11の識別番号生成部11Bとしての機能に
より生成された1つの識別番号が付与され、これらの形
状コードと識別番号とが2×2画素部分の2値化情報と
して画像メモリ12に格納される。
【0055】画像メモリ12に格納された2値化情報の
フォーマットは、例えば図12に示すようになってい
る。つまり、2×2画素を一単位とし、1つの画素につ
いて1バイト(8ビット)分のメモリ領域が用意されて
いる場合、4バイトの最上位アドレスの1バイトうちの
下位4ビットを形状コードのために用い、残りの3バイ
ト(24ビット)分を識別番号のために用いる。この場
合、212×212個の異なる識別番号を付与することが可
能であるが、現実には、これだけの個数の識別番号は不
要であることから、画像メモリ12の容量の削減が可能
になる。1画素に対して1つの識別番号を付与する従来
手法では、少なくとも〔識別番号のビット数〕×〔画素
数〕分のメモリ容量が必要であったのに対して、n画素
を一単位して識別番号を付与する手法では、〔(識別番
号のビット数)+n〕×〔(画素数)÷n〕分のメモリ
容量で十分になる。本実施形態では、n=2×2=4の
場合について説明している。例えば、画素数を100
0、識別番号のビット数を8とした場合、従来手法では
少なくとも8000ビット分のメモリ容量が必要である
が、本実施形態を適用すると、〔8+4〕×〔1000
/4〕=3000ビット分のメモリ容量で済み、メモリ
容量を大幅に削減することができる。このようにメモリ
容量が削減されても、形状コードにより2×2画素内の
2値化データは全て残されている。
【0056】上述のようにして、2×2画素分の2値化
データに対して形状コードおよび識別番号を付与し、こ
れらの形状コードおよび識別番号を2値化情報として画
像メモリ12に格納すると、次の4画素分〔図9の画素
(5) 〜(8); (9)〜(12);…〕の多階調画像データが、順
次、2値化回路16により2値化されてシフトレジスタ
17へ入力され、レジスタ17−1〜17−4に順次シ
フトされて格納される。そして、新たな4画素分の2値
化データがシフトレジスタ17へ読み込まれた時点で、
前述と同様に、形状コードおよび識別番号の付与が行な
われる。
【0057】なお、カメラ等から入力される画像データ
を格納するメモリ領域と計測処理を行なうための画像デ
ータを格納するメモリ領域とが同一の場合、次のような
処理も可能になる。カメラ等から入力される画像データ
が16階調(4ビット)であった場合、これを展開する
画像メモリ12も1画素当たり4ビットで足りる。しか
しながら、その場合、識別番号は15までしか付与でき
ず、現実には1画素当たり少なくとも8ビットを用意す
る必要がある。そこで、本実施形態のように、4画素を
一つにまとめ、4画素を一単位として形状コードと識別
番号とを付与した場合、1画素当たり4ビットのメモリ
領域しかなくても、4画素合わせれば16ビット分のメ
モリ領域を確保できる。従って、16ビット分のメモリ
領域のうち4ビットを形状コードのために12ビットを
識別番号のために使用でき、現実的な処理が可能とな
り、画像メモリ12は16階調に合わせた最小構成のも
のとすることができる。
【0058】(C)本実施形態の画像計測処理 次に、本実施形態では、CPU11(計測処理部11
C)が、複数画素(4画素)をまとめて一つの単位とし
た2値化情報(形状コードおよび識別番号)を画像メモ
リ12から読み出し、形状コードに対応した数値を予め
設定されたテーブルを参照することにより、同一識別番
号の画素領域の画素数〔測定対象の大きさ(面積)〕
や、測定対象の形状,位置,重心等の計測を行なってい
る。
【0059】画像計測では、同一識別番号の画素数や形
状により測定対象の面積,重心,位置計測等を行なう。
図11に示す形状で識別番号が付与されている時に同一
識別番号が占める画素数を数えることを例にして説明す
る。従来、画素毎に識別番号が付与されたデータに基づ
いて、各識別番号をもつ画素の数を数える際には、60
画素分の2値化データを順次読み出し、識別番号が存在
すれば識別番号毎のカウンタを1つずつインクリメント
している。
【0060】これに対し、本実施形態では、図11に示
すように実線で区切られた2×2の画素を一つの単位と
し、形状コードおよび識別番号を2値化情報として付与
しているので、その2値化情報を読み出した時に識別番
号が付与されていれば、形状コードに応じた画素数1,
2,3,4のいずれかの値をカウント値に加算していく
ことで、各識別番号毎の画素数(面積)を計測すること
ができる。従って、画像メモリ12に対する読出回数は
4分の1に削減される。なお、形状コードと画素数との
関係(図16参照)は予めテーブルに設定されている。
【0061】また、位置計測を行なう場合、全ての識別
番号に対する細かな情報が必要なわけではないため、こ
の4画素単位の情報を使用して細かな精度を必要とする
領域か否かを識別して処理を切り換えることによる高速
化が可能である。つまり、4画素単位で大雑把な計算を
行なった後、詳細な情報が必要な領域であれば、1画素
単位までの解像度で位置を形状コードから読み取る。本
実施形態の2値化データの格納手法では、1画素単位の
情報まで残されているため、計測対象が必要とする精度
によりデータを使い分けることが可能である。
【0062】なお、上述の処理では、2×2画素を一つ
の単位として2値化処理や画像計測処理を行なっている
が、例えば図13に示すように、画像の処理単位を3×
3の9画素とした場合、オン(2値化データが“1”)
の領域が、複数の領域に分かれるスプリットパターンが
発生する。このような場合、計測処理において高い精度
を要求されなければ、9画素のうちに占めるオン画素の
数の割合で、その9画素を一単位とする領域のオンまた
はオフを判定し、その領域に一つの識別番号を与えて高
速処理することが可能になる。一方、計測処理において
高い精度を要求される場合には、形状コードを読み出
し、隣接する領域の形状コードを参照することにより1
画素単位の精度を確保することができる。
【0063】ここで、図14〜図17を参照しながら、
2×2画素を一つの単位として画像計測処理(面積測定
および重心測定)を行なう場合について、より詳細に説
明する。例えば図14に示すように20×20画素の画
像データの中に網かけ部分で示す領域(画素)がオン
(2値化結果が“1”)であった場合の、面積と重心の
測定手法について、具体的なプログラムを参照しながら
説明する。
【0064】(C1)面積測定 面積測定では、図14に示す20×20画素の領域のう
ち、同一の識別番号をもつ画素数を数える作業を行な
う。従来の手法では、1画素毎に一つの識別番号を付け
ているので、単純に面積測定を行なった場合、下記プロ
グラムのように、画素数分(400回)の判定動作とイ
ンクリメント動作とが行なわれることになる。なお、下
記プログラム記述中で、/* */内の記載は、その行のプ
ログラム内容を説明するものである。 「extern unsigned char image〔〕〔20〕;/* 20 ×20画素の画像メモリ */ pixels=0; /* 画素数のカウンタ */ for(y=0;y<20;y++) for(x=0;x<20;x++) if(image(y)(x)==id) /* 目的とする識別番号(id)に一致か?*/ pixels++ ; /* 一致したら1インクリメント*/ 」 これに対して、本実施形態のごとく、2×2画素を一単
位とした場合について以下に説明する。ここでは、例え
ば図15に示すような順序0,1,2,…,40,41,42,
…で各画素の多階調画素データの2値化を行ない、図1
2に示すようなフォーマットの2値化情報を得ているも
のとする。また、図16に示すような、2×2画素の形
状コード(16の形状パターン)とその領域内を示す画
素数との関係が、予めプログラムのテーブルとして保持
されている。このような場合には、下記プログラムによ
って、面積の測定が行なわれる。 「static int table()= {0,1,1,2,1,2,2,3,1,2,2,3,2,3,3,4 }; extern unsigned long image4()(10) ;/* 4byte単位の10×10 */ extern unsigned char image1()(10)(4); /* 4byte単位をbyte単位でアクセスしやすくする*/ pixels=0; for(y=0;y<10;y++) for(x=0;x<10;x++) if((image4(y)(x)&0x00ffffff)==id)) /* 目的とする識別番号(id)に一致か?*/ pixels+=table(img1(y)(x)(3)); /*形状による画素数を加算*/」 このプログラムによると、100回の判定とビットのマ
スクおよび加算とが行なわれる。前述した従来の手法に
よるループが400回であることから、本実施形態のご
とく2×2画素を一単位として面積測定を行なった場
合、処理回数が大幅に削減されることが分かる。
【0065】(C2)重心測定 重心測定は、図14に示す20×20画素の領域のう
ち、同一の識別番号をもつ画素が存在するx,yの座標
を、x,y方向の各々について加算することで算出する
ことができる。従来の手法では、1画素毎に一つの識別
番号を付けているので、重心測定に際しても、下記プロ
グラムのように、画素数分(400回)の判定動作とイ
ンクリメント動作とが行なわれることになる。 「extern unsigned char image〔〕〔20〕;/* 20 ×20画素の画像メモリ */ gx=0; /* x座標重心 */ gy=0; /* y座標重心 */ for(y=0;y<20;y++) for(x=0;x<20;x++) if(image(y)(x)==id) /* 目的とする識別番号(id)に一致か?*/ { gx+=x ; gy+=y ; }」 これに対して、本実施形態のごとく、2×2画素を一単
位とした場合について以下に説明する。ここでも、例え
ば図15に示すような順序0,1,2,…,40,41,42,
…で各画素の多階調画素データの2値化を行ない、図1
2に示すようなフォーマットの2値化情報を得ているも
のとする。また、図17に示すような、2×2画素の形
状コード(16の形状パターン)とx,y方向の重心の
変数に加算する値との関係が、予めテーブル化されてい
る。このような場合には、下記プログラムによって、重
心の測定が行なわれる。 「extern unsigned long image4()(10) ;/* 4byte単位の10×10 */ extern unsigned char image1()(10)(4); /* 4byte単位をbyte単位でアクセスしやすくする*/ struct TABLE { unsigned char mx ; /* xの積 */ unsigned char ax ; /* xの和 */ unsigned char my ; /* yの積 */ unsigned char ay ; /* yの和 */ }; static struct TABLE table()={ {0,0,0,0 },{1,0,1,0 },{1,0,1,1 },{2,0,2,1 }, {1,1,1,0 },{2,1,2,0 },{2,1,2,1 },{3,1,3,1 }, {1,1,1,1 },{2,1,2,1 },{2,1,2,2 },{3,1,3,2 }, {2,2,2,1 },{3,2,3,1 },{3,2,3,2 },{4,2,4,2 } }; gx=0; gy=0; for(x=0;x<10;x++) for(y=0;y<10;y++) if((image4(y)(x)&0x00ffffff)==id)) /* 目的とする識別番号(id)に一致か?*/ { n=img1(y)(x)(3) ; gx+=table(n).mx*(2*x)+table(n).ax ; gy+=table(n).my*(2*y)+table(n).ay ; };」 このプログラムから判るように、本実施形態によるプロ
グラムでは、ループの回数が従来の400回から100
回に減少している。
【0066】また、あまり高い解像度を要求されないシ
ステムにおいては、全く同じ画像データを使用して、下
記プログラムを用いることにより、重心測定処理の大幅
な高速化をはかることができる。 「extern unsigned long image4()(10) ;/* 4byte単位の10×10 */ extern unsigned char image1()(10)(4); /* 4byte単位をbyte単位でアクセスしやすくする*/ gx=0; gy=0; for(y=0;y<10;y++) for(x=0;x<10;x++) if((image4(y)(x)&0x00ffffff)==id)) /* 目的とする識別番号(id)に一致か?*/ { gx+=2*x ; gy+=2*y ; };」 2×2画素を一単位として上記プログラムを用いること
で、解像度は低下するが形状に関する処理を行なわない
ため、従来の重心測定手法に比較して約4倍の高速化を
はかることが可能になる。
【0067】このように、同じ画像データ(2値化デー
タ)に基づいて、解像度の高い(精度の粗い)計測処理
と解像度の低い(精度の細かい)計測処理とのいずれも
実行することができるので、被測定対象の条件や、ソフ
トウエアの都合に応じて、ダイナミックに解像度を切り
換えながら、重心等の測定を行なうことも可能になる。
【0068】以上のように、本実施形態の画像計測処理
によれば、複数画素をまとめて一単位として処理するこ
とで、計測処理を大幅に高速化することができる。上述
した本実施形態のように4画素を1つの単位として処理
する場合には、画像処理を行なうために画像メモリ12
に対して読出を行なうが、4画素を1つの単位としてそ
の2値化情報を格納しているため、読出回数が1/4で
済む。一般的に画像メモリ12のような大容量のメモリ
領域は、プログラム領域に比較しアクセスに時間がかか
る。このため、画像メモリ12に対するアクセス回数が
減ることは全体の処理速度を上げる上で極めて効果的で
ある。
【0069】また、画像処理では、全ての処理に細かな
画素の精度が必要な訳ではない。例えば、識別番号が付
与された画像から、ある程度の大きさに達しない領域を
削除する場合、通常、細かな精度は必要としないため、
本実施形態では、重心測定処理について上述したよう
に、1/4の処理量で済むことになる。なお、1画素単
位までの画像情報は形状コードによって全て保持されて
いるので、高い精度を必要とする場合には、その形状コ
ードに基づいて全ての画像情報を復元すればよい。従っ
て、本実施形態の画像処理装置では、粗い精度の計測処
理と細かい精度の計測処理との使い分けを行なうこと
で、画像計測処理を大幅に高速化することも、計測対象
が精度を必要とする場合には1画素単位の精度を保持す
ることも可能になる。
【0070】このように、本発明の一実施形態によれ
ば、多階調画像データのメジアンフィルタ処理,2値化
処理,画像計測処理のソフトウエアに対する処理量が軽
減されるほか、2値化画像処理時の画像メモリ12の容
量を大幅に削減できる効果もあるため、ハードウエア量
やCPU性能が制限されたシステムにおいても、画像計
測処理結果に基づく位置制御の処理速度を向上させリア
ルタイム性を確保することができる。
【0071】特に、人工衛星等の特殊環境下で、カメラ
画像を取得して画像処理により位置計測を行ないロボッ
トの位置(姿勢)をフィードバック制御するシステムを
動作させる場合、軽量化や低消費電力化などを強く要求
されるが、本発明の画像処理装置を適用することによっ
て、ソフトウエア処理の簡易化とハードウエア量の削減
とを実現できるので、人工衛星等の特殊環境下における
コンピュータ組込み型システムへの応用が期待できる。
【0072】なお、上述した実施形態では、3×3画素
の多階調画像データに対してメジアンフィルタ処理を施
す場合について説明しているが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。また、上述した実施形態では、2値
化処理に際して一つの単位を2×2画素とした場合につ
いて説明しているが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように、第1発明の画像処
理装置によれば、注目画素毎に、所定画素数分の多階調
画像データを一々読み出してメジアンフィルタ処理を行
なう必要がなくなり、追加画素数分の多階調画像データ
を読み出すだけで、連続する注目画素についてメジアン
フィルタ処理を連続的に実行でき、多階調画像データの
読出回数を削減できるので、ソフトウエアの処理量を軽
減してリアルタイム性を確保しながらメジアンフィルタ
を実現することができ、画像の位置精度が大幅に向上す
るという効果がある(請求項1)。
【0074】また、第2発明の画像処理装置によれば、
多階調画像データのソーティングを行なうことなく、ソ
フトウエアの処理量を低減しながら中央値を極めて高速
に決定できるので、リアルタイム性を確保しながらメジ
アンフィルタを実現することができ、画像の位置精度が
大幅に向上するという効果がある(請求項2)。さら
に、第3発明の画像処理装置によれば、近隣の複数画素
の2値化情報を一括して形状コードとして記憶するとと
もに、一括された複数画素の2値化情報に一つの識別番
号を与えることにより、2値化画像処理時のメモリ容量
が大幅に削減される(請求項3)。
【0075】このとき、2値化情報を読み出す回数を、
従来技術に比べて大幅に少なくしながら、画像計測処理
を行なうことができるほか(請求項4)、粗い精度の計
測処理と細かい精度の計測処理とを切り換えて行なうこ
とで、画像計測処理を大幅に高速化することも、計測対
象が精度を必要とする場合には1画素単位の精度を保持
することも可能になる(請求項5)。
【0076】従って、本発明の画像処理装置によれば、
多階調画像データのメジアンフィルタ処理,2値化処
理,画像計測処理のソフトウエアに対する処理量が軽減
されるほか、2値化画像処理時の画像メモリ容量を削減
できる効果もあるため、ハードウエア量やCPU性能が
制限されたシステムにおいても、画像計測処理結果に基
づく位置制御の処理速度を向上させリアルタイム性を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の原理ブロック図である。
【図2】第2発明の原理ブロック図である。
【図3】第3発明の原理ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態としての画像処理装置を構
成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態のメジアンフィルタ処理(多階調画
像データの書込順序)を説明するための図である。
【図6】本実施形態のメジアンフィルタ処理(中央値選
択手法)を説明するためのフローチャートである。
【図7】本実施形態のメジアンフィルタ処理(中央値選
択手法)を説明するための図である。
【図8】本実施形態の2値化処理(多階調画像データの
読出順序)を説明するための図である。
【図9】本実施形態の2値化処理(多階調画像データの
読出順序)を説明するための図である。
【図10】2×2画素の2値画像パターン(形状パター
ン)を示す図である。
【図11】2×2画素を処理単位として識別番号を付与
した2値画像データ例を示す図である。
【図12】本実施形態の2値化情報のフォーマットを示
す図である。
【図13】3×3画素を処理単位とした場合の2値画像
データ例を示す図である。
【図14】2値画像データの一例を示す図である。
【図15】本実施形態の2値化処理(多階調画像データ
の読出順序)を説明するための図である。
【図16】本実施形態の形状パターンと画素数との関係
を示す図である。
【図17】本実施形態の形状パターンとx,y方向の重
心変数に加算する値との関係を示す図である。
【符号の説明】
1A〜1C 画像処理装置 2 フィルタ回路 2a 1/0計数部 2b 中央値決定部 3 FIFO型記憶部 4 データ書込制御部 5 計数部 6 フィルタ回路制御部 7 2値化回路 8 記憶部 9 形状コード生成部 10 認識番号生成部 11 CPU 11A データ書込制御部 11B 識別番号生成部 11C 計測処理部 12 画像メモリ(記憶部) 13 フィルタ回路 13a 1/0計数部 13b 中央値決定部 14 FIFO型記憶部 14−1〜14−9 レジスタ 15 カウンタ(計数部,フィルタ回路制御部) 16 2値化回路 16a 閾値設定部 16b 比較部 17 シフトレジスタ 17−1〜17−4 レジスタ 18 形状コード生成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目画素を含む所定数の画素についての
    多階調画像データの中央値を当該注目画素の多階調画像
    データとして採用するメジアンフィルタ処理を行なうフ
    ィルタ回路を有する画像処理装置において、 該フィルタ回路によるメジアンフィルタ処理の対象とな
    る前記所定数の画素についての多階調画像データを記憶
    するFIFO型記憶部と、 該フィルタ回路によるメジアンフィルタ処理の対象とな
    る画素についての多階調画像データを所定順序で該FI
    FO型記憶部に書き込むデータ書込制御部と、 該データ書込制御部により該FIFO型記憶部に書き込
    まれる多階調画像データの数を計数する計数部と、 該計数部による計数結果に応じて該フィルタ回路の動作
    を制御するフィルタ回路制御部とをそなえ、 該計数部による計数値が前記所定数になった場合、もし
    くは、該計数部による計数値が前記所定数になった後に
    予め設定された追加数だけ増加した場合、該フィルタ回
    路制御部が、該フィルタ回路を起動し、該FIFO型記
    憶部に記憶された多階調画像データに対するメジアンフ
    ィルタ処理を該フィルタ回路に実行させることを特徴と
    する、画像処理装置。
  2. 【請求項2】 注目画素を含む所定数の画素についての
    多階調画像データの中央値を当該注目画素の多階調画像
    データとして採用するメジアンフィルタ処理を行なうフ
    ィルタ回路を有する画像処理装置において、 該フィルタ回路が、 該フィルタ回路によるメジアンフィルタ処理の対象とな
    る前記所定数の画素についての多階調画像データ(複数
    ビットからなる2進数データ)の、同一ビット位置にお
    ける2進数データ“1”もしくは“0”の数を、最上位
    ビットから下位ビットへ順に計数する1/0計数部と、 該1/0計数部による計数結果に基づいて、前記所定数
    の画素についての多階調画像データの中央値を決定する
    中央値決定部とから構成され、 該中央値決定部が、 該1/0計数部による最上位ビット位置における計数結
    果に基づいて、中央値になる可能性の無い多階調画像デ
    ータを判断して除外し、 残された多階調画像データ群の中から、該1/0計数部
    による一つ下位のビット位置における計数結果に基づい
    て、中央値になる可能性の無い多階調画像データを判断
    して除外する処理を繰り返し行なって、前記中央値を決
    定することを特徴とする、画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画素毎に得られた多階調画像データを予
    め設定された閾値と比較して2値化データを作成する2
    値化回路と、該2値化回路による2値化情報を格納する
    記憶部とを有する画像処理装置において、 近接する複数画素の多階調画素データから該2値化回路
    により作成された当該複数画素の2値化データの形状を
    指定する形状コードを生成する形状コード生成部と、 当該複数画素の2値化データに対して一つの識別番号を
    生成する識別番号生成部とをそなえ、 該2値化回路により2値化された当該複数画素の2値化
    データが、該形状コード生成部により生成された形状コ
    ードと、該識別番号生成部により生成された識別番号と
    からなる2値化情報として該記憶部に格納されることを
    特徴とする、画像処理装置。
  4. 【請求項4】 該記憶部に格納された2値化情報に基づ
    いて計測処理を行なう計測処理部をそなえ、 該計測処理部が、前記複数画素の2値化データを、前記
    形状コードおよび前記識別番号からなる2値化情報とし
    て該記憶部から読み出し、前記複数画素の2値化データ
    に対する計測処理を、該記憶部から読み出された前記形
    状コードに基づいて行なうことを特徴とする、請求項3
    記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 該計測処理部が、前記複数画素の2値化
    データを一つの画素単位として扱って行なう粗い精度の
    計測処理と、前記形状コードに基づき前記複数画素の2
    値化データを完全に復元して行なう細かい精度の計測処
    理とを切り換えることを特徴とする、請求項4記載の画
    像処理装置。
JP7175880A 1995-07-12 1995-07-12 画像処理装置 Withdrawn JPH0927030A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7175880A JPH0927030A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 画像処理装置
US08/632,154 US5742400A (en) 1995-07-12 1996-04-15 Image processing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7175880A JPH0927030A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0927030A true JPH0927030A (ja) 1997-01-28

Family

ID=16003831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7175880A Withdrawn JPH0927030A (ja) 1995-07-12 1995-07-12 画像処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5742400A (ja)
JP (1) JPH0927030A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014532231A (ja) * 2011-09-30 2014-12-04 クアルコム,インコーポレイテッド Fifoロード命令
JP2019153001A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 演算装置、画像処理システム、演算方法、及びプログラム

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2761494B1 (fr) * 1997-03-28 1999-12-03 Thomson Multimedia Sa Interface de regulation de debit pour l'enregistrement et/ou la lecture de donnees numeriques
JP4133168B2 (ja) * 2002-09-25 2008-08-13 シャープ株式会社 画像処理方法および画像処理装置、プログラムおよび記録媒体ならびに画像形成装置
JP2004334545A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Olympus Corp フィルタ回路
US7497807B2 (en) 2003-07-15 2009-03-03 Cube X Incorporated Interactive computer simulation enhanced exercise machine
US7497812B2 (en) * 2003-07-15 2009-03-03 Cube X, Incorporated Interactive computer simulation enhanced exercise machine
US20050014609A1 (en) * 2003-07-15 2005-01-20 Neff John D. Exercise device for under a desk
US20050054492A1 (en) * 2003-07-15 2005-03-10 Neff John D. Exercise device for under a desk
JP4261466B2 (ja) * 2004-11-17 2009-04-30 株式会社日立製作所 自律移動装置、並びに物体及び自己位置検出システム
KR101508599B1 (ko) * 2008-03-18 2015-04-03 삼성전자주식회사 2×2 블록 기반 이진 영상 압축 방법
CN107993202B (zh) * 2017-11-24 2022-05-27 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 使用fpga实现中值滤波的方法
CN109122601B (zh) * 2018-09-19 2020-12-25 贵州恒盛丝绸科技有限公司 应用于桑蚕智能化喂料和消毒系统的蚕架搬移方法
CN109493301B (zh) * 2018-12-25 2020-06-16 深圳市银星智能科技股份有限公司 一种地图图像处理方法、装置和机器人

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4270183A (en) * 1977-02-11 1981-05-26 Lockheed Aircraft Corp. Data dejittering apparatus
JPH0512437A (ja) * 1991-07-03 1993-01-22 Hitachi Medical Corp 画像フイルタ方法
US5173951A (en) * 1991-10-10 1992-12-22 Unisys Corporation Word oriented image smoothing apparatus and method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014532231A (ja) * 2011-09-30 2014-12-04 クアルコム,インコーポレイテッド Fifoロード命令
JP2016192212A (ja) * 2011-09-30 2016-11-10 クアルコム,インコーポレイテッド Fifoロード命令
US9823928B2 (en) 2011-09-30 2017-11-21 Qualcomm Incorporated FIFO load instruction
JP2019153001A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 演算装置、画像処理システム、演算方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US5742400A (en) 1998-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0927030A (ja) 画像処理装置
JPH06314339A (ja) 画像の直線成分抽出装置
JPH04246782A (ja) 複数段において処理された画像データを格納するシステム及び方法
JPH09130614A (ja) 画像処理装置
JPH0863604A (ja) 画像処理装置および画像処理方法
CN111861963B (zh) 图像合成方法及相关设备
JPS6247785A (ja) 近傍画像処理装置
JP2000509170A (ja) 画像処理装置
JPH0877355A (ja) 重み付きパターンマッチング方法
Raheema Advanced Neighborhood Operation Based Image Zooming In
JPH0322181A (ja) 閾値を可変にした輪郭抽出方法
EP0428624A1 (en) Intelligent scan image processor
JPH0320880A (ja) 変換回路
Pilu The saliency grouping field
JPS62108381A (ja) 濃度ヒストグラム検出装置
CN112699795A (zh) 一种人脸识别方法、装置、电子设备和存储介质
JPS60246484A (ja) デイジタル画像処理装置
JP2838556B2 (ja) 画像処理装置
JPH02196381A (ja) 画像目標検出装置
Eskenazi et al. Modular on-board adaptive imaging
US7054486B2 (en) Image processing method, system, computer program and data carrier
He et al. Edge detection on spiral architecture: An overview
JP2000242792A (ja) 画像処理装置及び方法、並びに画像処理プログラムを供給するプログラム供給媒体
JPS63128484A (ja) 画像処理装置
Planque et al. Mapping irregular algorithms in a custom computing image processing framework

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021001