JPH0877355A - 重み付きパターンマッチング方法 - Google Patents

重み付きパターンマッチング方法

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JPH0877355A
JPH0877355A JP21091494A JP21091494A JPH0877355A JP H0877355 A JPH0877355 A JP H0877355A JP 21091494 A JP21091494 A JP 21091494A JP 21091494 A JP21091494 A JP 21091494A JP H0877355 A JPH0877355 A JP H0877355A
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Application number
JP21091494A
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English (en)
Inventor
Futoshi Ikeda
太 池田
Kazuyoshi Asada
和佳 浅田
Hisanori Suzuki
寿法 鈴木
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像処理におけるパターン認識において、1つ
の画素又は、1つの領域に対して重みを持たせる重み付
きパターンマッチング方法により認識対象パターンを正
確に認識することを可能とする。 【構成】1つの標準パターンに対し複数種類のマスクパ
ターンを用いて、マスクパターンを取り替えながらパタ
ーンマッチング処理する。 【効果】標準パターンに類似するパターンが認識対象画
像中にあっても正確に標準パターンを認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理分野におけ
る、画像パターンを認識する画像認識に好適な重み付き
パターンマッチング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像処理において、認識対象画像パター
ンと標準パターンとで一致度を判定することにより、特
定の画像パターンを認識するパターンマッチングの技術
が用いられている。特に文字認識処理等においては、あ
らかじめ認識すべき画像パターンをテンプレートとして
記憶しておき、認識対象画像上をテンプレートが、移動
して一致度を判定するテンプレートパターンマッチング
が一般的である。
【0003】そして、近年ハードウェア技術が進歩し画
像メモリサイズは、大きくなってきており、これに伴い
認識対象パターンの画素数も増加し、大きいサイズのテ
ンプレートが要求されてきている。そこで、小さいサイ
ズのテンプレートを用いて大きいサイズの認識対象パタ
ーンを認識する技術として、特開昭62−210596号公報記
載の分割パターンマッチング方法が、知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、小
さいサイズのテンプレート複数枚をモザイク状に配置
し、複数枚のテンプレートから構成されるパターンを1
つのパターンマッチングのためのテンプレートとしパタ
ーンマッチング処理を実行する方法であり、小さいサイ
ズのテンプレート複数枚を用いて大きさサイズのテンプ
レートと同等の処理をさせるものである。しかし、類似
の画像パターンおよび、ノイズの多い画像でのパターン
マッチング処理については、考慮されていない。
【0005】本発明の目的は、類似パターンを含む画
像、またはノイズの多い画像であっても特定の画像パタ
ーンを正確に認識する方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のための本
発明の特徴は、 1.標準パターンとマスクパターンを用いて認識対象パ
ターンを認識するパターンマッチング方法において、1
つの標準パターンに対し、複数種類のマスクパターンを
準備し、標準パターンと各マスクパターンを用いてパタ
ーンマッチング処理を実行し、標準パターンと、各マス
クパターンのパターンマッチング処理の結果を累積し、
標準パターンに対する認識対象パターンの重み付きパタ
ーンマッチング処理の一致度を抽出し、認識対象パター
ンを認識することである。
【0007】2.標準パターンとマスクパターンを用い
て認識対象パターンを認識するパターンマッチング方法
において、分割パターンマッチングを実行する際、同一
の領域を同一の標準テンプレートにて複数回パターンマ
ッチングを行い、パターンマッチングの行った回数分の
重みを付け、一致度を抽出し、認識対象パターンを認識
することである。
【0008】3.標準パターンとマスクパターンを用い
て認識対象パターンを認識するパターンマッチング方法
において、あらかじめ、濃淡により重みを付けた濃淡パ
ターンと標準パターンを用意しておき、2値化後の認識
対象画像に、標準テンプレート1枚もしくは、1枚以上
にて、パターンマッチング処理することにより、認識対
象パターン候補の位置を検出し、認識対象パターン候補
と標準パターンにて、排他的論理和(または、排他的N
OR)を演算することにより不一致画素(または、一致
画素)を抽出し、この不一致画素(または、一致画素)
をマスクとし、濃淡パターンにマスクすることにより重
み付きの不一致度(または、一致度)を抽出することに
より認識対象パターンを認識するを特徴とすることであ
る。
【0009】
【作用】
1.標準テンプレートを用いて認識対象パターンに対し
てパターンマッチング処理を実行すると、標準テンプレ
ート内の各画素は、重みが“1”付けられていることに
なる。
【0010】また、標準テンプレートとマスクパターン
を用いて認識対象パターンに対してパターンマッチング
処理を実行すると、標準テンプレートのマスクパターン
内が有効画素となり重みが“1”付けられていることに
なり、また、標準テンプレートのマスクパターン外が無
効画素となり重みが“0”付けられていることになる。
【0011】そこで、1つの標準テンプレートに対し複
数種類のマスクパターンを用意して、パターンマッチン
グ処理をマスクパターンを取り替えながら繰返し実行し
結果を累積していくことにより、標準パターンの各画素
は、マスクパターンにより有効画素となった回数分の重
みが付く。この重みの付ける画素を認識対象パターンの
類似パータンの類似画素の箇所に設定することにより、
認識対象パターンと類似パータンとを区別することがで
きる。
【0012】2.標準テンプレートと複数種類のマスク
パターンから成る組を複数組用意し、上記1と分割パタ
ーンマッチング方法を組み合わせて実行することによ
り、標準テンプレートより大きいサイズの認識対象パタ
ーンと類似パータンとを区別することができる。
【0013】3.上記2にて、標準テンプレートと複数
種類のマスクパターンから成る組を複数組用意する時、
標準テンプレートどうしが、部分的に重ねることによ
り、その重なった領域の画素の重みは、追加できる。
【0014】4.標準テンプレート複数種類を用いて認
識対象パターンに対してパターンマッチング処理を実行
する時、特定の標準テンプレートのみを複数回パターン
マッチング処理し結果を累積することにより、その標準
テンプレート領域内のみパターンマッチング処理回数分
の重みがつく。この重みの付ける領域を認識対象パター
ンの類似パータンの類似領域の箇所に設定することによ
り、認識対象パターンと類似パータンとを区別すること
ができる。
【0015】5.標準テンプレート複数種類を用いて認
識対象パターンに対してパターンマッチング処理を実行
する時、前もって、特定の標準テンプレートのみ重みの
倍数を教示しておくことにより、上記4と同様の結果を
得ることができる。
【0016】6.標準テンプレート及び濃淡により重み
を付けた濃淡パターンをあらかじめ用意しておき、ま
ず、標準パターンにて認識対象パターン候補の位置を検
出する。そして、その認識対象パターン候補と標準パタ
ーンとで、排他的NORを演算し、一致箇所を抽出す
る。最後に、この演算結果で濃淡パターンにマスクし濃
淡パターンの濃度をカウントし一致度とすることによ
り、認識対象パターンと類似パータンとを区別すること
ができる。
【0017】以上の作用により、標準パターンの認識対
象パターンの対する重み付き一致度が得られ、認識対象
パターンと類似パータンとの一致度に差を持たせること
ができ、前記課題は、解決される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の重み付きパターンマッチング
方法の実施例を図1〜図10を用いて説明する。
【0019】まず、図1を用いて簡単なシステム構成及
び、画像認識装置101のハードウェア構成を説明す
る。
【0020】システム構成は、画像認識装置101,画
像データを入力するためのITVカメラ102,画像デ
ータ及びキャラクターを表示する表示システム、ここで
は、モニタ103及び、画像認識装置101への入力手
段であるキーボードやマウス等から構成され、認識結果
はホストコンピュータ等に転送される。
【0021】前記画像認識装置101は、前記カメラ1
02に接続され、カメラ102からの画像データをデジ
ダタに変換する、A/D変換器104と、A/D変換器
104によりデジダルに変換された濃淡画像データを格納
する、濃淡画像メモリ112と、濃淡画像メモリ112
に格納された濃淡画像データを2値化する2値化回路1
07と、2値化回路107により、2値化された2値画
像データを格納する、2値画像メモリ109と、複数の
標準テンプレートデータを格納する標準テンプレートメ
モリ110と、複数のマスクパターンを格納するマスク
パターンメモリ111と、前記2値画像メモリ109に
格納されている2値画像データと、前記標準テンプレー
トメモリ110内の標準テンプレートと前記マスクパタ
ーンメモリ111内のマスクパターンを用いてパターン
マッチング処理を実行するパターンマッチング回路10
6と、パターンマッチング処理の結果画像を格納するパ
ターンマッチング結果格納メモリ113と、パターンマ
ッチング処理を複数回繰り返し実行した場合、パターン
マッチング結果格納メモリ113に格納されているパタ
ーンマッチング結果画像を画像シフト及び画像加算等の
画像演算を実行する画像演算回路108と、画像演算回
路108によって演算された結果の画像は、前記パター
ンマッチング結果格納メモリ113、または、前記濃淡
画像メモリ112に格納され、前記パターンマッチング
結果格納メモリ113、または、前記濃淡画像メモリ1
12に格納された最終結果から一致度及びその座標を抽
出及び記憶する一致度抽出回路114と、キーボード,
マウス等からの入力データ及び、表示装置モニタ103
等、または、他のコンピュータ等へ出力する入出力回路
115と、上記各メモリ及び回路の動作を制御する制御
回路105と、上記各メモリ及び回路の動作を相互接続
するデータバス116とを含んで構成されている。
【0022】次に、第1の実施例について説明する。こ
こでは、32×32画素の標準テンプレートを画像認識
装置101が備えており標準パターン及びマスクパター
ンのサイズも32×32画素、つまり(標準パターンサ
イズ)=(標準テンプレートサイズ)に付いて説明す
る。
【0023】図2は、標準テンプレート及び標準パター
ン201と、1種類目のマスクパターン204,2種類
目のマスクパターン207,3種類目のマスクパターン
211を用いて重み付きパターンマチッング処理した場合
の結果の重み215を示している。
【0024】また、標準テンプレート201は、文字パ
ターン部202と文字の背景203からなる。1種類目
のマスクパターン204は、斜線部の有効画素205と
白抜きの無効画素206からなり、無効画素206によ
り背景と文字の境界で不安定な画素を無視する。2種類
目のマスクパターン207は、斜線部の有効画素208,2
09,210と白抜きの無効画素221から成り、有効
画素208が、文字パターン“E”の文字パターン部で
あり、有効画素209および210は、類似文字パター
ン“R”と区別するための領域である。3種類目のマス
クパターン211は、斜線部の有効画素212,213,
214と白抜きの無効画素220から成り、有効画素2
12が、文字パターン“E”の文字パターン部であり、
有効画素213および214は、類似文字パターン
“R”と区別するための領域である。重み付きパターン
マチッング処理後の結果の重み215は、白抜き領域2
16の重み“0”,斜線領域217の重み“1”,網か
け領域218の重み“2”,黒抜き領域219の重み
“3”から成る。
【0025】次に、図1,図3を用いて、上記標準テン
プレート201と各々マスクパターン204,207,
211を用いてパターンマッチング処理を実行する時の
方法を説明する。
【0026】まず、認識対象画像入力処理301を実行
する。本処理は認識対象パターンを含む認識対象画像を
ITVカメラ102で撮影し、A/D変換器104を介
して濃淡画像メモリ112に格納することである。
【0027】次に、認識対象画像の2値化処理302を
実行する。本処理は、認識対象画像入力処理301によ
って濃淡画像メモリ112に格納された認識対象画像
を、2値化回路107によって2値化し2値画像メモリ
109に格納することである。次に、マスクパターンの
種類を判別するための変数MNo.を“1”に初期化す
る。
【0028】次に、パターンマッチング処理304を実
行する。本処理は、標準テンプレートに対してMNo.
種類目(1回目は、1種類目)のマスクパターンを用い
てマスクし、2値化されて2値画像メモリ109に格納
されている、認識対象画像に対してテンプレートパター
ンマッチング処理を行うことで、標準テンプレート20
1は標準テンプレートメモリ110,マスクパターンは
マスクパターンメモリ111に格納されているものを読
みだして来る。また、本処理の結果は、パターンマッチ
ング結果格納メモリ113に格納される。本処理の方法
は、認識対象画像の中から32×32画素の領域を切り
出し、32×32画素に切り出された認識対象領域と標
準テンプレート201の間で対応する画素毎に排他的N
OR演算が演算され、次にその結果とマスクパターン2
04の対応する画素毎に論理和演算が演算され、結果が
真(1)となる画素数を記憶する。また、前記切り出
し、及び、画素毎の演算は、パターンマッチング回路1
06にて行われ、32×32画素の切り出し方法はラス
タスキャンの方向に1画素ずつずらしながら切り出して
いく。よって、認識対象画像全体に対してどこの32×
32画素を切り出しても、一致度がパターンマッチング
結果格納メモリ113に格納されている。次に、マスク
パターンの種類を判別するための変数MNo.が1であ
るかどうか、つまり、1種類目のマスクパターンである
かどうかをみる。
【0029】そして、1種類目のマスクパターンでなけ
れば、前回までのパターンマッチング結果格納メモリの
内容と今回のパターンマッチング結果格納メモリの内容
を加算する処理、パターンマッチング結果画像の加算処
理306を実行する。本処理は、32×32画素の領域
に対して、マスクパターンを取り替えながら複数回パタ
ーンマッチング処理した結果を累積する為に行う。1種
類目のマスクパターンの時は、加算すべき前回のパター
ンマッチング結果格納メモリの内容が無いのでパターン
マッチング結果画像の加算処理306は行わない。
【0030】次に、マスクパターンの種類を判別するた
めの変数MNo.を1増加させ、MNo.がマスクパタ
ーンの種類よりも小さければ、パターンマッチング処理
306に戻り、大きければ次の最大一致度抽出処理30
9に進む。
【0031】ここで、最大一致度抽出処理309とは、
最終的にパターンマッチング結果格納メモリ113に格
納されているデータに対し最大値を抽出することであ
る。従って、この一致度の中には各マスクによって重み
付けられた重みが付加されている。また抽出した値は、
MA+1としてその値と位置を記憶しておく。
【0032】次に一致度の順位を示す変数Xを2にす
る。
【0033】次に2番目に大きい一致度を抽出する。次
に大きい一致度抽出処理311を実行する。すると、M
A+2に2番目の一致度と位置が記憶される。
【0034】次に、MA+2の一致度の値が充分に大き
い値か判定(321)する。この、判断は、たとえば、
論理的に最大の一致度を100とした時、95以上を充
分に大きい値とし(以下同じ)、一致度が95以下にな
るまで、次に大きい値の一致度抽出処理311を繰り返
し実行することにより、認識対象画像中の標準パターン
と同じパターンを全て認識することができる。以上によ
り、重み付きパターンマッチングが実行される。
【0035】第2の実施例について説明する。ここで
は、32×32画素の標準テンプレートを画像認識装置
101が備えているが、標準パターンは、64×64画
素とする。ここで、マスクパターンは、標準テンプレー
トと組で使用されるものであり、32×32画素とす
る。つまり(標準パターンサイズ)=(標準テンプレー
トサイズ)とならない場合に付いて説明する。
【0036】図4は、標準パターン401と、1枚目の
標準テンプレート402,2枚目の標準テンプレート4
03,3枚目の標準テンプレート404,4枚目の標準
テンプレート405と、1種類目のマスクパターン40
6,2種類目のマスクパターン407,3種類目のマス
クパターン408,4種類目のマスクパターン409,
5種類目のマスクパターン410,6種類目のマスクパ
ターン411,7種類目のマスクパターン412,8種
類目のマスクパターン413,9種類目のマスクパター
ン414,10種類目のマスクパターン415,11種
類目のマスクパターン416,12種類目のマスクパタ
ーン417,を示している。
【0037】また、1枚目の標準テンプレート402と
組み合わせて使用するマスクパターンは、1種類目のマ
スクパターン406と5種類目のマスクパターン410
と9種類目のマスクパターン414であり、2枚目の標
準テンプレート403と組み合わせて使用するマスクパ
ターンは、2種類目のマスクパターン407と6種類目
のマスクパターン411と10種類目のマスクパターン
415であり、3枚目の標準テンプレート404と組み
合わせて使用するマスクパターンは、3種類目のマスク
パターン408と7種類目のマスクパターン412と1
1種類目のマスクパターン416であり、4枚目の標準
テンプレート405と組み合わせて使用するマスクパタ
ーンは、4種類目のマスクパターン409と8種類目の
マスクパターン413と12種類目のマスクパターン4
17である。また、標準パターン402〜405とマス
クパターン406〜417を用いて重み付きパターンマ
ッチング処理した場合の結果の重み450を示してい
る。
【0038】次に、図5にて、上記標準パターンを複数
枚の標準テンプレート402〜405と複数種類のマスク
パターン406〜417を用いて重み付きパターンマッ
チング処理を実行するときの方法を説明する。まず、認
識対象画像入力処理501を実行する。次に、認識対象
画像の2値化処理502を実行する。
【0039】次に、標準テンプレートを判別する為の変
数TNo.を1に、マスクパターンの種類を判別する為
の変数MNo.も1に初期化する。次に、パターンマッ
チング処理505を実行する。次に、マスクパターンの
種類を判別する為の変数MNo.が、1であるかどうか、つ
まり1種類目のマスクパターンであるかどうかを見る。
そして、1種類目のマスクパターンでなければ、偏差分
画像シフト処理507を実行する。本処理は、1種類の
標準パターン401を複数枚の標準テンプレート402
〜405に分割したことにより各標準テンプレートの一
致度の出てくる位置が異なってしまう為、一致度の出て
くる位置を1ヶ所に合わせる為に行い、パターンマッチ
ング結果格納メモリ113の内容をX,Y方向にシフト
させる。次に、前回までのパターンマッチング処理結果
格納メモリの内容と今回のパターンマッチング結果格納
メモリの内容を加算する処理であるパターンマッチング
結果画像の加算処理508を実行する。
【0040】次に、マスクパターンの種類を判別する為
の変数MNo.に4を加える。ここでは、1種類の標準
パターンに対して4枚の標準テンプレートを使用したの
で4を加える。また、前記(MNo.=1)506だっ
たときは、ここの処理に飛んでくる。
【0041】次に、MNo.がマスクパターンの枚数よ
り大きいかどうか見て、小さければパターンマッチング
処理505に戻り、大きければ標準テンプレートを次の
標準テンプレート(TNo.=TNo.+1)509に
し、マスクパターンもその標準テンプレートに対する1
種類目のマスクパターンにする。
【0042】そして、標準テンプレートの枚数よりTN
o.が小さいときは、パターンマッチング処理505に
戻り、大きいときは、次の処理に進む。次に、最大一致
度抽出処理514を実行する。次に、次に大きい一致度
の抽出処理516を実行して、抽出した一致度が充分に
大きいあいだは、繰り返し次に大きい一致度の抽出処理
516を実行する。以上のことにより、重み付きパター
ンマッチングが実行される。
【0043】第3の実施例について説明する。ここで
は、32×32画素の標準テンプレートを画像認識装置
101が備えているが、標準パターンは、64×64画
素とする場合について説明する。
【0044】図6は、標準パターン601と1枚目の標
準テンプレート602,2枚目の標準テンプレート60
3,3枚目の標準テンプレート604,4枚目の標準テ
ンプレート605と、標準テンプレート602〜605
を用いて重み付きパターンマッチング処理した場合の結
果の重み609を示している。また、結果の重み609
は、白抜き部の重み“1”の領域610と斜線部の重み
“2”の領域611と網かけ部の重み“3”の領域61
2によって構成される。
【0045】次に、図7により、上記標準パターン60
1を複数枚の標準テンプレート602〜605を用いて重
み付きパターンマッチング処理を実行する時の方法を説
明する。まず、認識対象画像入力処理701を実行す
る。次に、認識対象画像の2値化処理702を実行す
る。次に、標準テンプレートを判別する為の変数TN
o.を1に初期化する。次に、TNo.に対する重みP
No.を設定を実行する(704)。本設定は、図6に示す
結果の重み609になる様に標準テンプレートに対する
重み分、パターンマッチング処理を繰り返し実行させる
為の回数を表す。次に、パターンマッチング処理705
を実行する。次に、(TNo.≠1)であるか否かを判
定し(706)、(TNo.≠1)ならば、次の処理、
偏差分画像シフト処理707を実行し、(TNo.=
1)ならば、次の処理を実行しないことを判断する。次
に、パターンマッチング結果画像の加算処理708を実
行する。次に、PNo.を1減少させる。次に、(PN
o.=0)であるか否かを判定し(710)、(PNo.=
0)ならば、次の処理へ進み、(PNo.≠0)ならば、
パターンマッチング処理705に戻る。次に、TNo.
を1増加させる。次に、TNo.が標準テンプレートの
枚数より大きいか否かを判定する(711)。大きけれ
ば、次の処理へ進み、小さければTNo.に対するPN
o.を設定(704)に戻る。
【0046】次に、最大一致度抽出処理713を実行す
る。次に、次に大きい一致度の抽出処理715を実行し
て、抽出した一致度が充分に大きいあいだは、繰り返し
次に大きい一致度の抽出処理715実行する。以上のこ
とにより、重み付きパターンマッチングが実行される。
【0047】第4の実施例について説明する。ここで
は、図8にて、第3の実施例と同じ効果をもたらす別の
方法について説明する。まず、認識対象画像入力処理8
01を実行する。次に、認識対象画像の2値化処理80
2を実行する。次に、標準テンプレートを判別する為の
変数TNo.を1に初期化する。次に、パターンマッチ
ング処理804を実行する。次に、TNo.に対する重
み分パターンマッチング結果画像に掛ける処理805を
実行する。本処理は、図6の結果の重み609になる様
にパターンマッチング結果画像に定数を掛けることであ
る。例えば、標準テンプレート602のパターンマッチ
ング結果画像に対しては、1を掛け、標準テンプレート
603のパターンマッチング結果画像に対しては、2を
掛け、標準テンプレート604のパターンマッチング結
果画像に対しては、1を掛け、標準テンプレート605
のパターンマッチング結果画像に対しては、3を掛け
る。
【0048】次に、(TNo.≠1)であるか否かを判
定(806)する。(TNo.≠1)ならば、次の処理、
偏差分画像シフト処理807を実行し、(TNo.=
1)ならば、次の処理を実行しないことを判断する。次
に、パターンマッチング結果画像の加算処理808を実
行する。次に、TNo.を1増加させる。次に、TNo.
が標準テンプレートの枚数より大きい810かどうか見
て、大きければ、次の処理へ進み、小さければパターン
マッチング処理804に戻る。次に、最大一致度抽出処
理811を実行する。次に、次に大きい一致度の抽出処
理814を実行して、抽出した一致度が充分に大きいあ
いだは、繰り返し次に大きい一致度の抽出処理814実
行する。以上のことにより、重み付きパターンマッチン
グが実行される。
【0049】第5の実施例について説明する。ここで
は、32×32画素の標準テンプレートを画像認識装置
101が備えているが、標準パターンは、64×64画
素とする。また、マスクパターンは、処理の中で生成す
るものとする。
【0050】図9は、標準パターン901と、1枚目の
標準テンプレート902,2枚目の標準テンプレート9
03,3枚目の標準テンプレート904,4枚目の標準
テンプレート905と、濃淡にて重み付けた濃淡パター
ン906を示しており、また、濃淡パターン906は、
白抜き領域907が重み“0”を斜線領域908が重み
“1”を網かけ領域909が重み“2”を黒抜き領域9
10が重み“3”を示している。
【0051】次に、上記標準パターン901と標準テン
プレート902〜905と濃淡パターン906を用いて
重み付きパターンマッチング処理を実行するときの方法
を図10にて説明する。
【0052】まず、認識対象画像入力処理1001を実
行する。次に、認識対象画像の2値化処理1002を実
行する。次に、標準テンプレートを判別する為の変数TN
o.を1に初期化する。次に、パターンマッチング処理1
004を実行する。次に、偏差分画像シフト処理100
5を実行する。次に、パターンマッチング結果画像の加
算処理1006を実行する。次に、TNo.を1増加さ
せる。次に、TNo.が標準テンプレートの枚数より大
きい1008かどうか見て、大きければ、次の処理へ進
み、小さければパターンマッチング処理1004に戻
る。次に、最大一致度抽出処理1009を実行する。
【0053】次に、次に大きい一致度の抽出処理101
1を実行して、抽出した一致度が充分に大きいあいだ
は、繰り返し次に大きい一致度の抽出処理1011を実
行する。
【0054】次に、位置合わせ処理1014を実行す
る。本処理は、前記一致度抽出処理1009及び101
1にて抽出した位置から、認識対象画像が格納されてい
る2値画像メモリ上の認識対象パターンがある位置をも
とめ、その位置と標準パターンとを合わせることであ
る。
【0055】次に、排他的NOR演算処理1015を実
行する。本処理は、前記位置合わせ処理1014により
位置を合わせたので、この位置で標準パターンと認識対
象パターンとで排他的NOR演算を実行し濃淡パターン
をマスクするマスクパターンを生成する。次に、排他的
NOR演算処理の結果を濃淡パターンにマスクする処理
1016を実行する。本処理は、前記排他的NOR演算
処理1015により生成したマスクパターンを用いて濃
淡パターンにマスクする。次に、一致度抽出処理101
7を実行する。本処理は、濃淡パターン上のマスク領域
内の重みをカウントすることであり、その結果が認識対
象パターンと標準パターンとの最終的な一致度となる。
次に、Xを1減少させる。そして、Xが1になるまで1
014〜1018の処理が繰り返される。以上のことに
より、重み付きパターンマッチングが実行される。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、認識対象パータンと類
似パターンの類似画素又は類似領域に対して、任意の重
みを付加することができ、また、ノイズの発生しやすい
画素または、領域は、無視することができるので、認識
対象パターンを正確に認識することが可能となり、画像
処理を用いた文字認識分野の拡大が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最小システム及び画像認識装置の構成を示す
図。
【図2】標準パターン及びマスクパターンとそのパター
ンマッチング処理結果の重みを示す図。
【図3】重み付きパターンマッチング処理フロー(その
1)を示す図。
【図4】標準パターンと標準テンプレートとマスクパタ
ーンとそのパターンマッチング処理結果の重みを示す
図。
【図5】重み付きパターンマッチング処理フロー(その
2)を示す図。
【図6】標準パターンと標準テンプレートとそのパター
ンマッチング処理結果の重みを示す図。
【図7】重み付きパターンマッチング処理フロー(その
3)を示す図。
【図8】重み付きパターンマッチング処理フロー(その
4)を示す図。
【図9】標準パターンと標準テンプレートと濃淡パター
ンを示す図。
【図10】重み付きパターンマッチング処理フロー(そ
の5)を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 和佳 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 鈴木 寿法 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】濃淡画像データ入力手段と,それを2値化
    する手段、及び2値データをパターンマッチング処理に
    より画像認識する手段から成る画像認識装置で、 標準パターンとマスクパターンを用いて認識対象パター
    ンを認識するパターンマッチング方法において、 2値化後の認識対象画像を認識する際、 あらかじめ複数の画素から成る1つの標準テンプレート
    と、複数種類のマスクパターンを準備し、 1つの領域に対して、標準テンプレートにて、パターン
    マッチング処理を、用意したマスクパターンを取り替え
    ながら複数回実行し、 標準テンプレートと、各マスクパターンのパターンマッ
    チング処理の結果を累積することにより画素毎に重み付
    けし、 標準パターンに対する認識対象パターンの重み付き一致
    度を抽出し、 この一致度より、認識対象パターンを認識することを特
    徴とする重み付きパターンマッチング方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 あらかじめ標準テンプレートを複数枚用意し、 複数枚の標準テンプレートを組み合わせることにより、
    標準テンプレートより大きいサイズのパターンを認識す
    る分割パターンマッチング方法と、 前記重み付きパターンマッチング方法を組み合わせるこ
    とにより、標準テンプレートより大きいサイズの認識対
    象パターンに、画素毎に重み付けをし、重み付き一致度
    を抽出することにより認識対象パターンを認識するを特
    徴とする重み付きパターンマッチング方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 あらかじめ用意する標準テンプレートは、部分的に領域
    が重なる様に配置するものとし、 前記重み付きパターンマッチング方法と組み合わせ、重
    み付き一致度を抽出することにより認識対象パターンを
    認識するを特徴とする重み付きパターンマッチング方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、 同一の領域に対し、同一の標準テンプレートにて複数回
    のパターンマッチング処理を行うことにより、パターン
    マッチング処理の回数分の重みを、その領域毎に付け、
    重み付き一致度を抽出することにより認識対象パターン
    を認識するを特徴とする重み付きパターンマッチング方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1又は2において、 標準テンプレート毎にあらかじめ重みを付けておき、パ
    ターンマッチング処理することにより、各領域毎に重み
    を付け、重み付き一致度を抽出することにより認識対象
    パターンを認識するを特徴とする重み付きパターンマッ
    チング方法。
  6. 【請求項6】請求項1又は2において、 あらかじめ、濃淡により重みを付けた濃淡パターンと標
    準パターン(2値データ)を用意しておき、 2値化後の認識対象画像に、標準テンプレート1枚もし
    くは、1枚以上にて、パターンマッチング処理すること
    により、認識対象パターン候補の位置を検出し、 認識対象パターン候補と標準パターンにて、排他的論理
    和(または、排他的NOR)を演算することにより不一
    致画素(または、一致画素)を抽出し、 この不一致画素(または、一致画素)をマスクとし、濃
    淡パターンにマスクすることにより重み付きの不一致度
    (または、一致度)を抽出することにより認識対象パタ
    ーンを認識するを特徴とする重み付きパターンマッチン
    グ方法。
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