JP4649750B2 - 指紋照合方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、指紋照合方法および指紋照合装置に関し、特に指紋画像を2値化する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえばインターネットを使った電子商取引など、電子マネーを用いるシステムでは、利用者などの認証が重要であり、そのための一手段として指紋照合技術を用いることができる。
指紋照合では、指紋を光学的に読みって生成された濃淡画像データーを解析して、読み取った指紋が特定の指紋であるか否か、すなわち指紋入力者があらかじめ登録されている人物であるか否かが判定される。指紋の照合手法としては、従来より、指紋の枝分かれ点や指紋の切れ目点などの特徴点をデーター化して照合するマニューシャ法や、2値化した画像データーを比較照合するパターンマッチング法、あるいは指紋の山部と谷部の周期にもとづいて照合を行う手法などが知られている。
【0003】
このうち、パターンマッチング法は、アルゴリズムが比較的簡単であるため、LSIによる指紋照合回路を実現するのに適しており、装置の低コスト化や、処理の高速化の点などで有利である。
パターンマッチング法(たとえば特開昭58−176781号公報)により指紋を照合する場合、指紋の濃淡画像データーはまず2値化され、その上であらかじめ記憶されているテンプレートとしての画像データーと比較し、照合が行われる。
【0004】
ここで、画像データーの2値化は、基本的に、データーの値が基準値より大きいか否かによりデーター値を”1”または”0”に設定するというものであるため、基準値の決め方によっては、ノイズが信号として”1”に設定されてしまったり、逆に小さい信号が”0”に設定されてしまう場合がある。また、基準値の大きさにより、2値化画像における指紋縞画像が太くなったり狭くなったりする。したがって基準値をどのように決めるかによって照合性能は大きく左右される。
そこで、従来は、画像上のある点の画像データーの値(2値)を決める場合に、その点の近傍における画像データーの平均値を算出し、その平均値を上記基準値として”1”または”0”に設定することで、できるだけ的確な2値化が行えるよう図られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、指紋の明瞭さには個人差があり、また指を指紋読み取り部に配置する際の指圧、あるいは指の乾燥状態などは種々に変動する。したがって、濃淡画像データーのレベルや振幅は大きく変化しがちであり、上述のような手法を用いても、2値化画像において画像の欠落やノイズの混入、指紋縞画像の太さの変動が生じる場合があり、さらにはレベルの低い濃淡画像データーに対応できずに2値化が困難となる場合もあった。
【0006】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は、指紋の明瞭さにおける個人差、指紋読み取り時の指圧、指の乾燥状態などの影響を受けることなく常に的確に指紋照合を行うことを可能とする指紋照合方法および指紋照合装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、指紋の濃淡画像データーにもとづいて前記指紋が特定の指紋であるか否かを判定する指紋照合方法であって、前記濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第1の値をとり、その他の箇所で第2の値をとる第1の2値化画像データーを作成する第1の画像2値化ステップと、前記濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍で第3の値をとり、その他の箇所で第4の値をとる第2の2値化画像データーを作成する第2の画像2値化ステップとを含み、前記第1および第2の画像2値化ステップにより作成した前記第1および第2の2値化画像データーを用いて指紋が特定の指紋であるか否かを判定することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、指紋の画像にもとづいて前記指紋が特定の指紋であるか否かを判定する指紋照合装置であって、指紋を読み取って指紋の映像信号を生成する画像入力手段と、前記画像入力手段が生成した前記映像信号をデジタル信号に変換して濃淡画像データーを出力するA/Dコンバーターと、前記A/Dコンバーターが出力する前記濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第1の値をとり、その他の箇所で第2の値をとる第1の2値化画像データーを作成する第1の画像2値化手段と、前記A/Dコンバーターが出力する前記濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第3の値をとり、その他の箇所で第4の値をとる第2の2値化画像データーを作成する第2の画像2値化手段とを含み、前記第1および第2の画像2値化手段が作成した前記第1および第2の2値化画像データーを用いて指紋が特定の指紋であるか否かを判定することを特徴とする。
【0009】
本発明の指紋照合方法では、第1の画像2値化ステップにおいて、濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第1の値をとり、その他の箇所で第2の値をとる第1の2値化画像データーを作成し、第2の画像2値化ステップにおいて、濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第3の値をとり、その他の箇所で第4の値をとる第2の2値化画像データーを作成する。そして、第1および第2の画像2値化ステップにより作成した第1および第2の2値化画像データーを用いて指紋が特定の指紋であるか否かを判定する。
【0010】
また、本発明の指紋照合装置では、画像入力手段が指紋を読み取って生成した映像信号をA/Dコンバーターがデジタル信号に変換して濃淡画像データーを出力する。第1の画像2値化手段は、このA/Dコンバーターが出力する濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第1の値をとり、その他の箇所で第2の値をとる第1の2値化画像データーを作成する。一方、第2の画像2値化手段は、A/Dコンバーターが出力する濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第3の値をとり、その他の箇所では第4の値をとる第2の2値化画像データーを作成する。そして、第1および第2の画像2値化手段が作成した第1および第2の2値化画像データーを用いて指紋が特定の指紋であるか否かを判定する。
【0011】
このように、本発明では、指紋の濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して指紋の濃淡画像データーが2値化され、また、指紋の濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して指紋の濃淡画像データーが2値化されるので、従来のように2値化のための基準値をどのように決めるかといった問題がなく、常に良好に指紋の山部および谷部を表す2値化画像データーが得られる。
したがって、本発明では、このような2値化画像データーにもとづき、指紋の明瞭さにおける個人差、指紋読み取り時の指圧、指の乾燥状態などの影響を受けることなく常に的確な指紋照合を行うことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
図1は本発明による指紋照合装置の一例を構成する指紋照合回路を機能的に示すブロック図、図2は実施の形態例の指紋照合装置を示す外観図、図3は実施の形態例の指紋照合装置を示す概略ブロック図である。以下では、これらの図面を参照して本発明による指紋照合装置の一例について説明し、同時に、本発明による指紋照合方法の実施の形態例について説明する。
【0013】
図2に示したように、実施の形態例の指紋照合装置2は、指紋照合センサー4(画像入力手段)を含み、その指紋読み取り部6は指紋照合装置2の表面に露出して配置されている。指紋照合センサー4は、半導体センサーから成り、指紋読み取り部6に配置された指8の指紋の凹凸による静電容量の変化を検出して、指紋像の映像信号を出力する構成となっている。
なお、指紋照合センサーとしては、このような半導体センサーにより構成する以外にも、たとえば固体撮像素子とレンズ系を用い、指紋読み取り部6に配置された指8の指紋の像を上記レンズ系によって上記固体撮像素子の撮像領域に結像させ、指紋像の映像信号を得る構成とすることも可能である。
指紋照合装置2にはUSBケーブル10(Universal SerialBus)を接続することができ、同ケーブルを通じて不図示のパーソナルコンピューターなどとデーターなどの授受を行えるようになっている。
【0014】
指紋照合装置2は、上記指紋照合センサー4の他に、図3に示したように、指紋照合回路12、画像メモリー14、CPU16(中央処理装置)、プログラムメモリー18などを含み、これらはバスライン20を通じて相互に接続されている。
指紋照合回路12は、本発明にもとづいて指紋の照合を行うための回路であり、上記指紋照合センサー4が出力する指紋の映像信号はA/Dコンバーター22によってデジタル信号に変換された後、濃淡画像データーとして指紋照合回路12に供給される。なお、指紋照合回路12は具体的にはLSI(Large Scale Integrated Circuit)とすることができる。
【0015】
画像メモリー14は、指紋照合回路12によりアクセスされ、登録されたテンプレート画像などを記憶するために用いられる。
プログラムメモリー18はRAM(ランダムアクセスメモリー)およびROM(リードオンリーメモリー)を含み、CPU16は、上記ROMに格納されたプログラムデーターにもとづき、適宜上記RAMを使用して動作し、指紋照合装置2全体を制御する。
バスライン20に接続されたUSBコントローラ17は、指紋照合装置2をたとえばUSBケーブル10を通じてパーソナルコンピューターに接続する際のインターフェースとして機能する。
【0016】
指紋照合回路12は機能的には、図1に示したように、第1および第2の画像2値化手段24、26を含み、これら第1および第2の画像2値化手段24、26により作成した第1および第2の2値化画像データー32、34を用いて指紋が特定の指紋であるか否かを判定する。
【0017】
そして、第1の画像2値化手段24は、A/Dコンバーター22が出力する濃淡画像データー22Aが極大値をとる箇所を検出して、同箇所の近傍に対応する箇所では”1”(本発明に係わる第1の値)であり、その他の箇所では”0”(本発明に係わる第2の値)である第1の2値化画像データー32を作成する。
一方、第2の画像2値化手段26は、A/Dコンバーター22が出力する濃淡画像データー22Aが極小値をとる箇所を検出して、同箇所の近傍に対応する箇所では”0”(本発明に係わる第3の値)であり、その他の箇所では”1”(本発明に係わる第4の値)である第2の2値化画像データー34を作成する。
【0018】
指紋照合回路12はさらに、テンプレート画像作成手段36および指紋判定手段38を備え、テンプレート画像作成手段36は、指紋を登録する際にCPU16からの指示にしたがって、第1および第2の画像2値化手段24、26により、テンプレートとしての第1および第2の2値化画像データー32、34を作成し、それぞれ画像メモリー14(テンプレート記憶手段)に記憶させる。そして、指紋判定手段38は、CPU16の制御のもとで、画像メモリー14が記憶している第1および第2の2値化画像データー32、34と、指紋照合時に入力された濃淡画像データー2Aから作成した2値化画像データーとを比較して指紋が特定の指紋であるか否かを判定する。
【0019】
指紋照合回路12はまた、照合画像作成手段40を含み、照合画像作成手段40は、CPU16による指示により、指紋照合時に入力された濃淡画像データー22Aから、第1および第2の画像2値化手段24、26により照合用画像データーとしての第1および第2の2値化画像データー32、34を作成し、画像メモリー14に記憶させる。
そして、指紋判定手段38は、画像メモリー14が記憶しているテンプレートとしての第1および第2の2値化画像データー32、34と、画像メモリー14が記憶している、照合画像作成手段40が作成した照合用画像データーとしての第1および第2の2値化画像データー32、34とをパターンマッチングにより比較することで指紋の照合を行う。
【0020】
上記第1および第2の画像2値化手段24、26は、詳しくは図1に示したように、ハイパスフィルター42、ローパスフィルター44、微分部46、ならびに第1および第2の微分値解析部48、50を含んで構成され、本実施の形態例では、ハイパスフィルター42、ローパスフィルター44、ならびに微分部46は第1および第2の画像2値化手段24、26の双方に共通に用いられている。そして、特に微分部46と第1および第2の微分値解析部48、50によりA/Dコンバーター22からの濃淡画像データー22Aが極大値、極小値(ピーク値)をとる箇所を検出して、指紋の濃淡画像を2値化する構成となっている。
【0021】
次に、このように構成された指紋照合装置2の動作について説明する。
図4の(A)ないし(D)は、A/Dコンバーター22が出力する濃淡画像データー22A、ハイパスフィルター42の出力データー42A、第1および第2の微分値解析部48、50の出力データー32、34の変化をそれぞれ一部の期間において示す波形図、図5の(A)ないし(C)は、微分部46の入力および出力データー、ならびに第1および第2の微分値解析部48、50の出力データー32、34の一部を詳しく示す波形図である。なお、指紋照合回路12に供給されるデーターは、A/Dコンバーター22によりサンプリングされデジタル化されたものであるため、実際には離散値となっているが、図4、図5では、図面が必要以上に複雑になることを避けるため、第1および第2の微分値解析部48、50の出力を除いて、各データーは曲線により表されている。以下では、図4、図5をも適宜参照して説明する。
【0022】
指紋照合センサーを構成する上記半導体センサーは、多数の微小な静電容量検出センサーをマトリクス状に配列して構成され、各センサーの検出結果は、センサーの行ごとに、行の順に出力され、また各行の検出結果は、センサーの列の順に出力される。なお、指紋照合センサーを固体撮像素子により構成した場合には、マトリクス状に配列された多数の光センサーの光検出結果が、光センサーの行ごとに、行の順に出力され、また各行の光検出結果は、光センサーの列の順に出力されることになる。
したがって、各センサーの検出結果を表すデーター(濃淡画像データー)はこのような順序で指紋照合回路12に入力される。
【0023】
図4の(A)は、指紋照合センサー4から、同センサーを成す半導体センサーの、ある静電容量検出センサーの行の信号が出力された場合に、A/Dコンバーター22がデジタル化して出力する濃淡画像データー22Aの一例を示している。図において時間の方向が、センサーマトリクスにおける列の配列方向に対応している。そして、図4の(A)において、波形曲線の各山が指紋の山部に対応し、曲線の谷が指紋の谷部に対応している。
【0024】
指紋照合回路12にこのような濃淡画像データーが入力されると、まず指紋照合回路12のハイパスフィルター42は、指紋の山部および谷部を表す2値化画像を生成する上で不要な直流成分を含む低周波成分を、濃淡画像データーから除去する。図4の(B)はハイパスフィルター42により不要低周波成分が除去された濃淡画像データー42Aを示している。そしてローパスフィルター44は、つづく微分演算におけいてノイズの影響を除去するため、ハイパスフィルター42の出力データー42Aに含まれる高周波成分を除去し、微分部46に出力する。なお、図4の(B)では簡単のためノイズ成分は省略されている。
【0025】
微分部46は、ローパスフィルター44の出力データーを微分する。図5の(A)は微分部46の入力データー44Aを、(B)は出力データー46Aをそれぞれ一部を拡大して示している。図5の(A)に示したように、たとえば期間T1では、微分部46の入力データーは値が大きく上昇しているため、微分値、すなわち微分部46の出力データー46Aの値は、図5の(B)に示したように正の値となり、一方、期間T2では、微分部46の入力データーは値が大きく下降しているため、微分値は、図5の(B)に示したように負の値となっている。そして、期間T1、T2の境目において、入力データー44Aは極大値をとっているので、微分値は正から負へとゼロライン52を横切る曲線を描いて変化している。
【0026】
第1の微分値解析部48は、このように、微分値が正から負へと変化してゼロライン52を横切る箇所を検出し、その箇所の近傍で、微分値の絶対値が基準値R以下となっている期間において”1”を出力する。第1の微分値解析部48は、図5の(C)に示したように、このような期間でのみ”1”を出力し、他の期間では”0”を出力する。
【0027】
その結果、第1の微分値解析部48の出力は、図4の(C)に示したように、濃淡画像データーが極大値をとる箇所の近傍においてのみ”1”となる。図4の(B)などに示した濃淡画像データーの波形曲線は、曲線の山が指紋の山部に対応しているので、第1の微分値解析部48の出力は指紋の山部の頂部の位置で”1”となっており、したがって第1の微分値解析部48の出力は指紋の山部をきわめて忠実に表している。
第1の微分値解析部48がこのように生成したデーターは第1の2値化画像データー32として出力される。
【0028】
つづく期間T3では、図5の(A)に示したように、微分部46の入力データーは値が上昇しているため、微分値、すなわち微分部46の出力データーの値は、図5の(B)に示したように正の値となり、その結果、期間T2とT3との境目で、微分値は、図5の(B)に示したように負から正へとゼロライン52を横切る曲線を描いて変化している。
【0029】
第2の微分値解析部50は、このように、微分値が負から正へと変化してゼロライン52を横切る箇所を検出し、その箇所近傍で、微分値の絶対値が基準値以下となっている期間において”0”を出力する。第2の微分値解析部50は、図5の(D)に示したように、このような期間でのみ”0”を出力し、他の期間では”1”を出力する。
【0030】
その結果、第2の微分値解析部50の出力は、図4の(D)に示したように、濃淡画像データーが極小値をとる箇所の近傍においてのみ”0”となる。図4の(B)などに示した濃淡画像データーの波形曲線は、曲線の谷が指紋の谷部に対応しているので、第2の微分値解析部50の出力は指紋の谷部の底部の位置で”0”となっており、したがって第2の微分値解析部50の出力は指紋の谷部をきわめて忠実に表している。
第2の微分値解析部50がこのように生成したデーターは第2の2値化画像データー34として出力される。
【0031】
テンプレート画像作成手段36は、CPU16の制御のもとで指紋を登録する際には、上述のような第1および第2の画像2値化手段24、26により、テンプレートとしての第1および第2の2値化画像データー32、34を作成し、それぞれ画像メモリー14に記憶させる。
【0032】
そして、照合画像作成手段40は、CPU16による指示により、指紋照合時に入力された濃淡画像データーから、上記第1および第2の画像2値化手段24、26により照合用画像データーとしての第1および第2の2値化画像データー32、34を作成し、画像メモリー14に記憶させる。
【0033】
そして、指紋判定手段38は、CPU16による制御のもとで、画像メモリー14が記憶しているテンプレートとしての第1および第2の2値化画像データー32、34と、画像メモリー14が記憶している、照合用画像データーとしての第1および第2の2値化画像データー32、34とを対応するものどうしパターンマッチングにより比較し、一定の基準のもとで比較画像のパターンが一致した場合には、その旨をCPU16に通知する。
CPU16は、これによりUSBコントローラ17を通じて、たとえばパーソナルコンピューターに、指紋照合センサー4により読み取られた指紋と、あらかじめ登録されている指紋とが一致したことを通知する。
【0034】
このように、本実施の形態例では、指紋の濃淡画像データーが極大値をとることを検出して指紋の濃淡画像データーが2値化され、また、指紋の濃淡画像データーが極小値をとることを検出して指紋の濃淡画像データーが2値化されるので、従来のように2値化のための基準値をどのように決めるかといった問題がなく、常に良好に指紋の山部や谷部を表す2値化画像データーが得られる。
したがって、このような2値化画像データーにもとづき、指紋の明瞭さにおける個人差、指紋読み取り時の指圧、指の乾燥状態などの影響を受けることなく常に的確に指紋照合を行うことができる。
【0035】
なお、本実施の形態例では、照合画像作成手段40により、指紋照合時に入力された濃淡画像データーから第1および第2の2値化画像データー32、34を作成し、テンプレートとしての第1および第2の2値化画像データー32、34とパターンマッチングを行うとしたが、照合時にはより単純な手法で濃淡画像データーから2値画像データーを作成し、テンプレートとしての第1および第2の2値化画像データー32、34とパターンマッチングを行う構成とすることも可能である。
【0036】
その場合には、上記照合画像作成手段40の代わりに、指紋照合時に入力された濃淡画像データーが一定の基準値より大きいか否かにもとづき濃淡画像データーから2値化画像データーを作成する第2の照合画像作成手段(図示せず)を設け、画像メモリー14が記憶しているテンプレートとしての第1および第2の2値化画像データーと、上記第2の照合画像作成手段が作成した2値化画像データーとを指紋判定手段38が比較してパターンマッチングを行うようにすればよい。
【0037】
図6の(A)は濃淡画像データーの変化を示す波形図、(B)は濃淡画像データーを一定の基準値により2値化した場合の2値化画像データーを示す波形図である。図6の(A)は上述した図4の(B)に相当する図面であり、基準線56(ゼロレベル)が上記一定の基準値を表している。そして、第2の照合画像作成手段は、図6の(A)に示した濃淡画像データーの値が、この基準線56より上にある場合は”1”を出力し、下にある場合は”0”を出力して図64の(B)に示した2値化画像データーを生成する。この2値化画像データーは、その”1”の箇所が指紋の山部に、”0”の箇所が谷部にそれぞれ対応しており、したがって、パターンマッチングを行う際には、この1つの2値化画像データーを上記照合用の第1および第2の2値化画像データー32、34として用いることになる。
【0038】
このような構成でも、テンプレートの2値化画像データーは極大値、極小値の解析にもとづいて作成されているので、従来より高い指紋照合性能が得られる。そして、この場合、指紋照合用の2値化画像データーでは、指紋の山部および谷部が幅広に表現されるので、パターンマッチングにおいてある程度の余裕を持たせることができる。また、指紋照合用の2値化画像データーは、濃淡画像データーを基準値と単に比較するのみで作成することができるので、回路構成が簡単となり、さらに2値化画像データーの作成に要する時間も短くてすむ。
【0039】
また、本実施の形態例では、指紋照合センサー4の静電容量検出センサーの行ごとに、静電容量検出センサーの行に対応する濃淡画像データーにおいて、極大値、極小値の検出にもとづく2値化を行うとしたが、このような1次元的な処理に限らず、2次元的な画像処理によって極大値、極小値の検出にもとづく2値化を行うことも無論可能である。その場合には、たとえばA/Dコンバーター22が出力する濃淡画像データーをいったん画像メモリー14に格納し、指紋照合回路12が、画像メモリー14内の濃淡画像データーに対したとえば2次元の微分演算などを行って濃淡画像データーが極大値、極小値をとる箇所を検出し、2値化を行う構成とすることができる。
【0040】
本実施の形態例では、第1および第2の微分値解析部48、50を設けて指紋の山部および谷部をそれぞれ表す第1および第2の2値化画像データー32、34を作成するとしたが、これらを共通化して1つの微分解析部のみを設けて、第1および第2の微分値解析部48、50の動作を行わせるようにすることも容易である。
【0041】
さらに、本実施の形態例では、濃淡画像をデジタル化した後、濃淡画像を2値化するとしたが、指紋照合センサー4が出力するアナログの指紋映像信号から本発明にもとづいて2値化画像データーを生成することも可能である。その場合には、たとえば、指紋照合センサー4の出力信号に対して、良く知られたコンデンサーの充放電を利用したピーク検出を行うことで、指紋の山部の頂部および谷部の底部でハイレベルあるいはローレベルとなる信号を生成でき、したがって上述した第1および第2の2値化画像データーを生成することができる。
【0042】
そして、本実施の形態例ではハードウェアである指紋照合回路12を用いて、2値化画像の生成、ならびにパターンマッチングにもとづく照合を行うとしたが、指紋照合回路12の機能をソフトウェアにより実現することも無論可能である。
また、本実施の形態例ではUSB方式でたとえばパーソナルコンピューターと接続するとしたが、これ以外にもRS232C規格によりパーソナルコンピューターなどと接続するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の指紋照合方法では、第1の画像2値化ステップにおいて、濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第1の値をとり、その他の箇所で第2の値をとる第1の2値化画像データーを作成し、第2の画像2値化ステップにおいて、濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第3の値をとり、その他の箇所で第4の値をとる第2の2値化画像データーを作成する。そして、第1および第2の画像2値化ステップにより作成した第1および第2の2値化画像データーを用いて指紋が特定の指紋であるか否かを判定する。
【0044】
また、本発明の指紋照合装置では、画像入力手段が指紋を読み取って生成した映像信号をA/Dコンバーターがデジタル信号に変換して濃淡画像データーを出力する。第1の画像2値化手段は、このA/Dコンバーターが出力する濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第1の値をとり、その他の箇所では第2の値をとる第1の2値化画像データーを作成する。一方、第2の画像2値化手段は、A/Dコンバーターが出力する濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第3の値をとり、その他の箇所で第4の値をとる第2の2値化画像データーを作成する。そして、第1および第2の画像2値化手段が作成した第1および第2の2値化画像データーを用いて指紋が特定の指紋であるか否かを判定する。
【0045】
このように、本発明では、指紋の濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して指紋の濃淡画像データーが2値化され、また、指紋の濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して指紋の濃淡画像データーが2値化されるので、従来のように2値化のための基準値をどのように決めるかといった問題がなく、常に良好に指紋の山部および谷部を表す2値化画像データーが得られる。
したがって、本発明では、このような2値化画像データーにもとづき、指紋の明瞭さにおける個人差、指紋読み取り時の指圧、指の乾燥状態などの影響を受けることなく常に的確な指紋照合を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による指紋照合装置の一例を構成する指紋照合回路を機能的に示すブロック図である。
【図2】実施の形態例の指紋照合装置を示す外観図である。
【図3】実施の形態例の指紋照合装置を示す概略ブロック図である。
【図4】(A)ないし(D)は、A/Dコンバーターが出力する濃淡画像データー、ハイパスフィルターの出力データー、第1および第2の微分値解析部の出力データーのそれぞれの変化を示す波形図である。
【図5】図5の(A)ないし(D)は、微分部の入力データーおよび出力データー、ならびに第1および第2のの微分値解析部の出力データーを詳しく示す波形図である。
【図6】(A)は濃淡画像データーの変化を示す波形図であり、(B)は濃淡画像データーを一定の基準値により2値化した場合の2値化画像データーを示す波形図である。
【符号の説明】
2……指紋照合装置、4……指紋照合センサー、6……指紋読み取り部、8……指、10……USBケーブル、12……指紋照合回路、14……画像メモリー、16……CPU、17……USBコントローラ、18……プログラムメモリー、20……バスライン、22……A/Dコンバーター、24……第1の画像2値化手段、26……第2の画像2値化手段、32……第1の2値化画像データー、34……第2の2値化画像データー、36……テンプレート画像作成手段、38……指紋判定手段、40……照合画像作成手段、42……ハイパスフィルター、44……ローパスフィルター、46……微分部、48……第1の微分値解析部、50……第2の微分値解析部。
Claims (10)
- 指紋の濃淡画像データーにもとづいて前記指紋が特定の指紋であるか否かを判定する指紋照合方法であって、
前記濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第1の値をとり、その他の箇所で第2の値をとる第1の2値化画像データーを作成する第1の画像2値化ステップと、
前記濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍で第3の値をとり、その他の箇所で第4の値をとる第2の2値化画像データーを作成する第2の画像2値化ステップとを含み、
前記第1および第2の画像2値化ステップにより作成した前記第1および第2の2値化画像データーを用いて指紋が特定の指紋であるか否かを判定することを特徴とする指紋照合方法。 - 前記第1および第2の画像2値化ステップにより、テンプレートとしての前記第1および第2の2値化画像データーを作成するテンプレート画像作成ステップと、
前記テンプレート画像作成ステップで作成したテンプレートとしての前記第1および第2の2値化画像データーと、照合すべき指紋の濃淡画像データーから作成した2値化画像データーとを比較して指紋が特定の指紋であるか否かを判定する指紋判定ステップとを含むことを特徴とする請求項1記載の指紋照合方法。 - 照合すべき指紋の濃淡画像データーから、前記第1および第2の画像2値化ステップにより照合用画像データーとしての前記第1および第2の2値化画像データーを作成する照合画像作成ステップを含み、前記指紋判定ステップでは、前記テンプレート画像作成ステップで作成したテンプレートとしての前記第1および第2の2値化画像データーと、前記照合画像作成ステップで作成した照合用画像データーとしての前記第1および第2の2値化画像データーとを比較することを特徴とする請求項2記載の指紋照合方法。
- 照合すべき指紋の濃淡画像データーが一定の基準値より大きいか否かにもとづき前記濃淡画像データーから2値化画像データーを作成する第2の照合画像作成ステップを含み、前記指紋判定ステップでは、前記テンプレート画像作成ステップで作成したテンプレートとしての前記第1および第2の2値化画像データーと、前記第2の照合画像作成ステップで作成した前記2値化画像データーとを比較することを特徴とする請求項2記載の指紋照合方法。
- 前記指紋判定ステップでは、前記テンプレート画像作成ステップで作成したテンプレートとしての前記第1および第2の2値化画像データーと、照合すべき指紋の濃淡画像データーから作成した前記2値化画像データーとのパターンマッチングを行うことを特徴とする請求項2記載の指紋照合方法。
- 指紋の画像にもとづいて前記指紋が特定の指紋であるか否かを判定する指紋照合装置であって、
指紋を読み取って指紋の映像信号を生成する画像入力手段と、
前記画像入力手段が生成した前記映像信号をデジタル信号に変換して濃淡画像データーを出力するA/Dコンバーターと、
前記A/Dコンバーターが出力する前記濃淡画像データーが極大値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第1の値をとり、その他の箇所で第2の値をとる第1の2値化画像データーを作成する第1の画像2値化手段と、
前記A/Dコンバーターが出力する前記濃淡画像データーが極小値をとる箇所を検出して、同箇所またはその近傍に対応する箇所で第3の値をとり、その他の箇所で第4の値をとる第2の2値化画像データーを作成する第2の画像2値化手段とを含み、
前記第1および第2の画像2値化手段が作成した前記第1および第2の2値化画像データーを用いて指紋が特定の指紋であるか否かを判定することを特徴とする指紋照合装置。 - 前記第1および第2の画像2値化手段により、テンプレートとしての前記第1および第2の2値化画像データーを作成するテンプレート画像作成手段と、
前記テンプレート画像作成手段が作成した前記第1および第2の2値化画像データーを記憶するテンプレート記憶手段と、
前記テンプレート記憶手段が記憶している前記第1および第2の2値化画像データーと、照合すべき指紋の濃淡画像データーから作成した2値化画像データーとを比較して指紋が特定の指紋であるか否かを判定する指紋判定手段とを含むことを特徴とする請求項6記載の指紋照合装置。 - 照合すべき指紋の濃淡画像データーから、前記第1および第2の画像2値化手段により照合用画像データーとしての前記第1および第2の2値化画像データーを作成する照合画像作成手段を含み、前記指紋判定手段は、前記テンプレート記憶手段が記憶している前記第1および第2の2値化画像データーと、前記照合画像作成手段が作成した照合用画像データーとしての前記第1および第2の2値化画像データーとを比較することを特徴とする請求項7記載の指紋照合装置。
- 照合すべき指紋の濃淡画像データーが一定の基準値より大きいか否かにもとづき前記濃淡画像データーから2値化画像データーを作成する第2の照合画像作成手段を含み、前記指紋判定手段は、前記テンプレート記憶手段が記憶している前記第1および第2の2値化画像データーと、前記第2の照合画像作成手段が作成した前記2値化画像データーとを比較することを特徴とする請求項7記載の指紋照合装置。
- 前記指紋判定手段は、前記テンプレート記憶手段が保持している前記第1および第2の2値化画像データーと、照合すべき指紋の濃淡画像データーから作成した2値化画像データーとのパターンマッチングを行うことを特徴とする請求項7記載の指紋照合装置。
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