JPH09270121A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH09270121A
JPH09270121A JP7886296A JP7886296A JPH09270121A JP H09270121 A JPH09270121 A JP H09270121A JP 7886296 A JP7886296 A JP 7886296A JP 7886296 A JP7886296 A JP 7886296A JP H09270121 A JPH09270121 A JP H09270121A
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JP
Japan
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magnetic
film
recording medium
magnetic recording
coercive force
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Application number
JP7886296A
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English (en)
Inventor
Hirohide Mizunoya
博英 水野谷
Katsumi Sasaki
克己 佐々木
Junko Ishikawa
准子 石川
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高出力、特にオーディオ用途などの分野にお
いて高出力が得られる磁気記録媒体を提供することであ
る。 【解決手段】 上層磁性膜の厚さ≦下層磁性膜の厚さを
満たす複数層の磁性膜が長尺状支持体に積層された磁気
記録媒体であって、(磁気記録媒体の垂直方向に磁場を
印加して測定した保磁力Hc⊥)/(磁気記録媒体の長
手方向に磁場を印加して測定した保磁力Hc‖)が0.
8以上、1.2未満である磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に関
する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、高記録密度用磁
気テープとして蒸着テープが盛んに研究されている。例
えば、微細突起を有する支持体上に形成した磁気記録媒
体の垂直方向の保磁力が長手方向の保磁力の1.2〜
1.7倍にある磁気記録媒体が提案(特公平5−616
83号公報)されている。
【0003】しかし、この提案の磁気記録媒体でも十分
なものではない。従って、本発明の課題は、高出力、特
にオーディオ用途などの分野において高出力が得られる
磁気記録媒体を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記本発明の課題は、上
層磁性膜の厚さ≦下層磁性膜の厚さを満たす複数層の磁
性膜が長尺状支持体に積層された磁気記録媒体であっ
て、(磁気記録媒体の垂直方向に磁場を印加して測定し
た保磁力Hc⊥)/(磁気記録媒体の長手方向に磁場を
印加して測定した保磁力Hc‖)が0.8以上、1.2
未満であることを特徴とする磁気記録媒体によって解決
される。
【0005】特に、上層磁性膜の厚さ≦下層磁性膜の厚
さを満たす複数層の磁性膜が長尺状支持体に積層された
磁気記録媒体であって、(磁気記録媒体の垂直方向に磁
場を印加して測定した保磁力Hc⊥)/(磁気記録媒体
の長手方向に磁場を印加して測定した保磁力Hc‖)が
0.9以上、1.1未満であることを特徴とする磁気記
録媒体によって解決される。
【0006】すなわち、上記のように構成させることに
よって、オーディオ等の用途で用いられた場合における
出力が向上する。尚、この特長は、Hc⊥/Hc‖を
0.8以上、1.2未満としたのみで得られるものでは
ない。すなわち、磁性膜が単層膜の場合には、Hc⊥/
Hc‖を0.8以上、1.2未満としても、本発明のよ
うな出力の向上は得られなかった。すなわち、Hc⊥/
Hc‖を0.8以上、1.2未満、特に0.9以上、
1.1未満にすると共に、磁性膜を複数層、特に二層あ
るいは三層の複数層とし、かつ、上層磁性膜の厚さ≦下
層磁性膜の厚さにするのが大事である。
【0007】又、Hc‖は900〜1600Oeである
ものが好ましい。すなわち、Hc‖をこのような値のも
のとしておくことにより、出力が一層向上したものにな
る。又、(磁気記録媒体の垂直方向における角型比Sq
⊥)/(磁気記録媒体の長手方向における角型比Sq
‖)が0.3〜0.5であるものが好ましい。これによ
り、出力が一層向上する。
【0008】又、本発明の磁気記録媒体は、記録信号の
最短波長が1.2μm以上、特に1.2〜2.0μmで
使用される用途のものであるのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の磁気記録媒体は、上層磁
性膜の厚さ≦下層磁性膜の厚さを満たす複数層の磁性膜
が長尺状支持体に積層された磁気記録媒体であって、
(磁気記録媒体の垂直方向に磁場を印加して測定した保
磁力Hc⊥)/(磁気記録媒体の長手方向に磁場を印加
して測定した保磁力Hc‖)が0.8以上、1.2未満
である。特に、上層磁性膜の厚さ≦下層磁性膜の厚さを
満たす複数層の磁性膜が長尺状支持体に積層された磁気
記録媒体であって、(磁気記録媒体の垂直方向に磁場を
印加して測定した保磁力Hc⊥)/(磁気記録媒体の長
手方向に磁場を印加して測定した保磁力Hc‖)が0.
9以上、1.1未満である。又、Hc‖は900〜16
00Oeである。又、(磁気記録媒体の垂直方向におけ
る角型比Sq⊥)/(磁気記録媒体の長手方向における
角型比Sq‖)が0.3〜0.5である。又、本発明の
磁気記録媒体は、記録信号の最短波長が1.2μm以
上、特に1.2〜2.0μmで使用される用途(例え
ば、オーディオ用)のものである。
【0010】以下、更に詳しく説明する。図1は、本発
明に係る磁気記録媒体の概略図である。本発明における
磁気記録媒体の支持体1としては、磁性を有するもので
も、非磁性のものでも良い。代表的なものとして、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレンビス
フェノキシカルボキシレート等のポリエステル類、ポリ
エチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セル
ロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプ
ロピオネート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリアミド、ポ
リカーボネート等の非磁性のプラスチック材料が挙げら
れる。勿論、これらに限定されるものではない。又、各
種の処理が行われることが有る。例えば、コロナ放電、
あるいはその他適宜な手段による表面処理がなされる。
又、接着性向上の為のポリエステルやポリウレタンある
いはオリゴマー等が塗布されても良い。
【0011】尚、支持体1には、Crの下地膜が施され
ているのが好ましい。すなわち、Crの下地膜を設けて
おくことにより、磁性膜の結晶のc軸が長手方向に配向
するようになり、Hc⊥が低下するようになる。上記支
持体、特にCrの下地膜が設けられた支持体1上に斜め
蒸着等のPVD(フィジカルベーパーデポジション)法
により磁性膜、特にコラムが斜めに成長した金属薄膜型
の磁性膜21 ,22 …が積層される。この金属磁性膜を
構成する材料としては、例えばFe,Co,Ni等の金
属の他に、Co−Ni合金、Co−Pt合金、Co−N
i−Pt合金、Fe−Co合金、Fe−Ni合金、Fe
−Co−Ni合金、Fe−Co−B合金、Co−Ni−
Fe−B合金、Co−Cr合金等が用いられる。尚、金
属磁性膜としては、前記材料の窒化膜(例えば、Fe−
N,Fe−N−O)や炭化膜(例えば、Fe−C−O)
等も挙げられる。そして、具体的には、二層あるいは三
層の金属薄膜型の磁性膜が積層される。勿論、四層以上
あっても良い。しかし、四層以上になると、生産性が低
下し、又、実際にあっては磁性膜の全厚が規定されてい
ることから、一層あたりの厚さを薄くせざるを得ない
が、薄くし過ぎると飽和磁束密度Bsが低下することか
ら、二層あるいは三層が好ましい。
【0012】各金属磁性膜21 ,22 …の厚さは、厚み
損失を少なくし、高域での出力特性を高める為、薄い方
が好ましい。しかし、低域での出力は金属磁性膜の厚さ
に影響されることから、300〜3500Å程度である
ことが好ましい。金属磁性膜の厚さは上層にある磁性膜
ほど薄い方が、高域での出力特性の面から好ましい。よ
り具体的には、二層膜である場合、下層磁性膜21 の厚
さa1 が1000〜2000Å、上層磁性膜22 の厚さ
2 が500〜1500Å、a1 +a2 が1500〜3
000Å(特に、1800〜3000Å)、a2 ≦a1
(特に、a2 <a1 )が好ましい。三層膜である場合、
下層磁性膜21 の厚さa1 が1000〜1500Å、中
層磁性膜22 の厚さa2 が500〜1000Å、上層磁
性膜23の厚さa3 が300〜700Å、a1 +a2
3 が1500〜3500Å(特に、1800〜300
0Å)、a3 ≦a2 ≦a1 (特に、a3 <a2 <a1
が好ましい。これによって、短波長成分の信号を上層磁
性膜の側に、長波長成分の信号を下層磁性膜の側に記録
させることが出来、低域から高域にわたって高い出力が
得られ、周波数特性が良いものになる。
【0013】上記磁性膜は、その長手方向の保磁力Hc
‖が900〜1600Oe(特に、1000〜1300
Oe)、垂直方向の保磁力Hc⊥が700〜1900O
e(特に、900〜1500Oe)とし、Hc⊥/Hc
‖が0.8以上、1.2未満、特に0.9以上、1.1
未満である。更には、Sq⊥/Sq‖が0.3〜0.
5、特に0.4〜0.5である。
【0014】そして、上記のような構成とすることによ
り、長手方向と垂直方向のバランスが取れ、出力が高く
なる。斜め蒸着等で設けられた最上層の磁性膜の上には
保護膜3が設けられる。この保護膜3を構成する材料と
して、例えばAl,Si,Ti,Cr,Zr,Nb,M
o,Ta,W等の金属の酸化物、窒化物、炭化物あるい
はダイヤモンドライクカーボンやボロンナイトライド等
が用いられる。成膜方法としてCVD(ケミカルベーパ
ーデポジション)やPVDが用いられる。保護膜の厚さ
は10〜500Å、特に30〜200Å程度である。
【0015】保護膜3の上には潤滑剤の膜4が設けられ
る。例えば、フッ素系潤滑剤の膜が浸漬あるいは超音波
噴霧などの手段により20〜70Å程度の厚さ設けられ
る。潤滑剤としては、例えば-(C(R)F-CF2-O)p - (但
し、RはF,CF3 ,CH3 などの基)、特にHOOC-CF2
(O-C2F4)p (OCF2) q -OCF2-COOH ,F-(CF2CF2CF2O)n -C
F2CF2COOH と言ったようなカルボキシル基変性パーフロ
オロポリエーテル、HOCH 2-CF2(O-C2F4) p (OCF2) q -OC
F2-CH2OH,HO-(C2H4-O) m -CH2-(O-C2F4) p (OCF 2) q -
OCH2-(OCH2CH2)n -OH ,F-(CF2CF2CF2O)n -CF2CF2CH2OH
と言ったようなアルコール変性パーフロオロポリエーテ
ル、又、分子の一方に、又は、一部にアルキル基などの
飽和炭化水素基、あるいは不飽和炭化水素基、若しくは
芳香族炭化水素基、その他の官能基が付いたもの等が挙
げられる。具体的には、モンテカチーニ社のFOMBL
IN Z DIACやFOMBLIN Z DOL、ダ
イキン工業社のデムナムSA等がある。
【0016】支持体1の他面側にはバックコート膜5が
設けられる。バックコート膜を塗布により構成する場合
は、粒径10〜100nmのカーボンブラックを塩ビ
系、ウレタン系等のバインダ樹脂中に分散させ、グラビ
ア方式、リバース方式あるいはダイ塗工方式等で乾燥後
の厚さが0.4〜1μmとなるよう塗布する。次に、図
1の磁気記録媒体の製造方法について、簡単に説明す
る。
【0017】本発明の磁気記録媒体における磁性膜は、
従来から知られている装置を採用できる。すなわち、通
常の斜め蒸着装置の供給側ロールと巻取側ロールの間に
掛け渡され、冷却キヤンロールに沿って走行する支持体
に対して、金属磁性材料の粒子を蒸発させて堆積(蒸
着)させる。この蒸着に際しての条件は次のように設定
される。斜め蒸着装置の真空槽内の真空度は2×10-5
〜2×10-6Torr。支持体の走行速度は5〜20m
/min。金属磁性材料を蒸発させる電子銃の出力は1
0〜30kw。最小入射角は30〜60°。酸素ガス供
給量は50〜300SCCM。酸素ガスは最小入射角で
金属粒子が斜め蒸着される方向に供給。そして、先ず、
所定の特徴の磁性膜が斜め蒸着によって形成されると、
一度、巻き戻し、前回と同じような斜め蒸着を繰り返し
て行い、先に形成された磁性膜の上に所定の特徴の磁性
膜を斜め蒸着によって形成する。この時の蒸着条件は次
のように設定される。斜め蒸着装置の真空槽内の真空度
は2×10-5〜2×10-6Torr。支持体の走行速度
は5〜20m/min。金属磁性材料を蒸発させる電子
銃の出力は10〜30kw。最小入射角は30〜60
°。酸素ガス供給量は50〜300SCCM。酸素ガス
は最小入射角で金属粒子が斜め蒸着される方向に供給。
【0018】
【実施例1】本実施例の磁気記録媒体は、通常の斜め蒸
着装置を用い、蒸着条件として真空槽内の真空度が5×
10-6Torr、300Å厚のCr膜が設けられた支持
体(10μm厚のPETフィルム)の走行速度は10m
/min、金属磁性材料(Co−Ni(4:1))を蒸
発させる電子銃の出力は20kw、最小入射角は50
°、酸素ガスの供給量は100SCCM、酸素ガスは最
小入射角でCo−Ni金属粒子が斜め蒸着される方向に
供給して膜厚が1000Åの下層磁性膜21 を形成した
後、走行速度を11m/minにした以外は上記の蒸着
条件と同じ蒸着条件で膜厚が900Åの上層磁性膜22
を形成した。
【0019】この上層磁性膜22 の上にCVDにより保
護膜(ダイヤモンドライクカーボン膜)3が75Å厚設
けられた。保護膜3の上にはフッ素系潤滑剤の膜4が設
けられた。又、支持体1の他面側にはバックコート膜5
が設けられた。そして、通常の工程を経てオーディオ用
磁気テープが作成された。
【0020】
【実施例2】実施例1において、酸素ガスの供給量を9
0SCCM、電子銃の出力を22kwにした以外は実施
例1に準じて行い、オーディオ用磁気テープを得た。
【0021】
【実施例3】実施例1において、下地膜を450Åにし
た以外は実施例1に準じて行い、オーディオ用磁気テー
プを得た。
【0022】
【実施例4】実施例1において、最小入射角を45°、
酸素ガスの供給量を70SCCMにした以外は実施例1
に準じて行い、オーディオ用磁気テープを得た。
【0023】
【実施例5】実施例1において、下地膜を350Åにし
た以外は実施例1に準じて行い、オーディオ用磁気テー
プを得た。
【0024】
【実施例6】実施例1において、最小入射角を45°、
酸素ガスの供給量を80SCCMにした以外は実施例1
に準じて行い、オーディオ用磁気テープを得た。
【0025】
【比較例1】実施例1において、磁性膜を厚さが180
0Åの単層膜とした以外は実施例1に準じて行い、オー
ディオ用磁気テープを得た。
【0026】
【比較例2】実施例1において、下層磁性膜の厚さを8
50Å、上層磁性膜の厚さを950Åとした以外は実施
例1に準じて行い、オーディオ用磁気テープを得た。
【0027】
【比較例3】実施例1において、下地膜を設けずに磁性
膜を成膜した以外は実施例1に準じて行い、オーディオ
用磁気テープを得た。
【0028】
【特性】上記各例で得た磁気テープについて、Hc⊥,
Hc‖,Sq⊥,Sq‖を調べたので、その結果を下記
の表−1に示す。 表−1 Hc⊥ Hc‖ Hc⊥/Hc‖ Sq⊥ Sq‖ Sq⊥/Sq‖ (Oe) (Oe) 実施例1 1270 1100 1.15 0.39 0.79 0.49 実施例2 1100 1050 1.05 0.39 0.82 0.47 実施例3 1080 1200 0.90 0.39 0.84 0.46 実施例4 940 850 1.10 0.30 0.76 0.39 実施例5 1270 1100 1.10 0.45 0.86 0.52 実施例6 970 880 1.10 0.41 0.79 0.52 比較例1 1280 1150 1.10 0.43 0.81 0.53 比較例2 1270 1100 1.10 0.39 0.79 0.49 比較例3 1570 1080 1.45 0.46 0.87 0.53 市販品 750 1260 0.60 0.13 0.86 0.15 又、上記各例で得た磁気テープの磁性膜の厚さを調べる
と共に、出力(最大出力レベル(MOL)、飽和出力レ
ベル(SOL))及びS/Nを調べたので、その結果を
下記の表−2に示す。
【0029】 表−2 磁性膜の厚さ(Å) 出力(dB) S/N(dB) 下層 上層 MOL SOL 実施例1 1000 900 4.4 2.1 1.4 実施例2 1100 900 7.5 3.6 3.1 実施例3 1000 900 6.8 2.9 2.6 実施例4 950 900 3.0 2.0 1.9 実施例5 1000 900 2.9 2.8 1.4 実施例6 1000 850 3.1 1.9 2.7 比較例1 1800(単層) 1.1 0.8 −0.5 比較例2 850 950 0 0 0 比較例3 950 900 0.5 1.2 1.8 市販品 3μm −3.1 −2.6 −2.9
【0030】
【発明の効果】出力が高く、かつ、S/Nに優れた磁気
記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の概略図
【符号の説明】
1 支持体 21 下層磁性膜 22 上層磁性膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上層磁性膜の厚さ≦下層磁性膜の厚さを
    満たす複数層の磁性膜が長尺状支持体に積層された磁気
    記録媒体であって、 (磁気記録媒体の垂直方向に磁場を印加して測定した保
    磁力Hc⊥)/(磁気記録媒体の長手方向に磁場を印加
    して測定した保磁力Hc‖)が0.8以上、1.2未満
    であることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 Hc⊥/Hc‖が0.9以上、1.1未
    満であることを特徴とする請求項1の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】 Hc‖が900〜1600Oeであるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 (磁気記録媒体の垂直方向における角型
    比Sq⊥)/(磁気記録媒体の長手方向における角型比
    Sq‖)が0.3〜0.5であることを特徴とする請求
    項1〜請求項3いずれかの磁気記録媒体。
  5. 【請求項5】 記録信号の最短波長が1.2μm以上の
    用途の磁気記録媒体であることを特徴とする請求項1〜
    請求項4いずれかの磁気記録媒体。
JP7886296A 1996-04-01 1996-04-01 磁気記録媒体 Pending JPH09270121A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20150325259A1 (en) * 2012-10-14 2015-11-12 Headway Technology, Inc. High Coercivity Magnetic Film for Use as Hot Seed in a Magnetic Write Head and Method to Grow it

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