JPH09269827A - 車両の交差点通過表示装置 - Google Patents

車両の交差点通過表示装置

Info

Publication number
JPH09269827A
JPH09269827A JP8103224A JP10322496A JPH09269827A JP H09269827 A JPH09269827 A JP H09269827A JP 8103224 A JP8103224 A JP 8103224A JP 10322496 A JP10322496 A JP 10322496A JP H09269827 A JPH09269827 A JP H09269827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
intersection
passage
sensors
passing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8103224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3817775B2 (ja
Inventor
Yoshimi Niihara
良美 新原
Hiroyuki Morimoto
博幸 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP10322496A priority Critical patent/JP3817775B2/ja
Publication of JPH09269827A publication Critical patent/JPH09269827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3817775B2 publication Critical patent/JP3817775B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサが一対だけの構成簡単でコストの安い
手段によって車両の交差点への進入方向を判別し、車両
の進行方向にかかわらず車両が交差点を通過しているこ
とを表示できるようにする。 【解決手段】 工場等においてスイッチバック式で前進
および後進させる自動走行車の車体上面に巾の異なる2
枚の反射板13A,13Bを進行方向に間隔をおいて配
置し、地上側には交差点Cの天井部分に自動走行車1の
接近および通過を表示する表示灯40を設置する。そし
て、交差点Cを挟む車両通過方向の前後位置に上記反射
板13A,13Bを検知する一対のセンサ41,42を
設置する。そして、自動走行車1が前進で交差点Cに入
るときと後進で交差点Cに入るときとのセンサ出力のパ
ターンの違いによって前進,後進を判別し、交差点を通
過している間、表示灯40を点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上側に設置され
た表示手段によって車両が交差点を通過していることを
表示する車両の交差点表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば工場内で自動走行車を使用する場
合は、その車両が作業者や有人運搬車が行き来する交差
点を通過するときは、車両が交差点に接近した段階でそ
れを表示することが必要である。そのため、自動走行車
が一方向に通過する交差点では、その交差点上の天井等
に表示灯を設け、また、交差点の入口側と出口側に光電
センサ等のセンサを一つずつ設置し、また、車両表面に
反射板等の検出体を配置して、入口側のセンサが検出体
を検出したときに表示灯を点灯し、出口側のセンサが検
出体を検出したときに表示灯を消灯するようにしてい
る。また、大型車両等で、Uターンさせることがスペー
ス上難しいため、スイッチバック式に折り返し走行する
自動走行車の場合は、前進用と後進用にセンサを各一対
設け、前進で交差点を通過するときは前進用の一対のセ
ンサの出力によって表示灯を制御し、後進で交差点を通
過するときは後進用の一対のセンサの出力によって表示
灯を制御するようにしている。
【0003】なお、自動走行車の走行のため地上側にセ
ンサを設置したものとしては、例えば実公昭61−11
772号公報に記載された無人運搬車用走行管制装置が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】折り返し走行する車両
で、交差点に進入する方向が前進および後進の2方向で
ある場合に、車両が交差点を通過していることを検出し
て表示しようとしたとき、従来の技術では一対のセンサ
だけでは前進と後進を判別することができず、前後用と
後進用に各一対のセンサが必要で、それがコスト高の要
因となっていた。
【0005】したがって、車両の交差点への進入方向を
一対のセンサだけで判別できるようにすることが課題で
ある。
【0006】本発明はこのような課題を解決することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
地上側に設置された表示手段によって車両が交差点を通
過していることを表示する車両の交差点通過表示装置で
あって、車両表面に進行方向判別用検出体を配置し、地
上側には交差点近傍で該交差点を挟む車両通過方向の前
後位置に前記進行方向判別用検出体を検出する一対のセ
ンサを配置するとともに、これらセンサの出力によって
前記車両の交差点への進入方向を判別する進入方向判別
手段と、該進入方向判別手段の出力と前記各センサの出
力から前記車両が交差点を通過している状態を判別し前
記表示手段を制御して交差点通過を表示させる表示制御
手段を設けたことを特徴とする。このように進入方向判
別手段を設けてセンサ出力により車両の交差点への進入
方向を判別するようにすると、一対のセンサのみで車両
の進行方向にかかわらず交差点を通過している状態を判
別でき、したがって、従来のように前進用と後進用に各
一対のセンサを設置する場合と比較して構成が簡単にな
り、コストを低減できる。
【0008】また、請求項2に係る発明は、車両が折り
返し走行する自動走行車である場合に、請求項1に係る
上記構成において、進行方向判別用検出体を車両進行方
向の巾が異なる複数の検出体要素を間隔をおいて進行方
向に並べたものとし、各センサを進行方向判別用検出体
の車両進行方向の巾を検出するものとし、進入方向判別
手段を進行方向判別用検出体を検出したセンサを判別
し、そのセンサが最初に検出した検出体の巾を判別する
ことによって車両進行方向を判別するようにしたもので
ある。このように巾が異なる複数の検出体要素を間隔を
おいて進行方向に並べ、その巾を各センサが検出するよ
うにして、各々が検出体要素からなる検出体をいずれの
センサが検出したかを判別し、かつ、そのセンサが最初
に検出した検出体の巾を判別すると、車両進行方向が判
別できるとともに車両の進行方向にかかわらず交差点を
通過している状態を判別できる。
【0009】また、請求項3に係る発明は、地上側に設
置された表示手段によって車両が交差点を通過している
ことを表示する車両の交差点通過表示装置であって、車
両が折り返し走行する自動走行車であり、車両表面に複
数の検出体要素を前進側と後進側とで異なるパターンを
形成するよう間隔をおいて進行方向に並べてなる進行方
向判別用検出体を配置し、地上側には交差点近傍で該交
差点を挟む車両通過方向の前後位置に前記進行方向判別
用検出体を検出する一対のセンサを配置するとともに、
この一対のセンサの出力パターンによって車両が交差点
を通過している状態を進行方向共々判別し表示手段を制
御して交差点通過を表示させる表示制御手段を設けたこ
とを特徴とする。このように進行方向によって異なるパ
ターンを形成する複数の検出体要素を間隔をおいて進行
方向に並べ、そのパターンを各センサが検出するように
すると、車両の進行方向を判別できるとともに車両の進
行方向にかかわらず交差点を通過している状態を判別で
きる。そして、やはりセンサは一対でよいので、前進用
と後進用に各一対のセンサを設置する場合と比較して構
成が簡単になり、コストを低減できる。
【0010】また、請求項4に係る発明は、地上側に設
置された表示手段によって車両が交差点を通過している
ことを表示する車両の交差点通過表示装置であって、車
両表面に通過判別用検出体を配置し、地上側には交差点
近傍で該交差点を挟む車両通過方向の前後位置に通過判
別用検出体を検出する一対のセンサを配置するととも
に、これらセンサの出力と表示手段の表示状態に基づい
て表示手段を制御し交差点通過を表示させる表示制御手
段を設けたことを特徴とする。この場合、各センサが検
知体を検出した時に表示手段がどの表示状態にあるかに
よって車両の進行方向を判別できるとともに車両の進行
方向にかかわらず交差点を通過している状態を判別でき
る。この場合もセンサは一対でよく、また、検知体それ
自体は通過判別のためだけで、進行方向までは判別でき
なくてもよいものであるため、構成がより簡単となり、
コストも低減できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図7によって本発明による
車両の交差点通過表示装置の一例を説明する。
【0012】図1は、2輪固定駆動型自動走行車の機器
配置を示す正面図(a),平面図(b),側面図(c)
および底面図(d)である。この自動走行車1は、前輪
2A,2Bが二つ、後輪3A,3Bが二つで、前輪2
A,2B二つはキャスター式の従動輪で、後輪3A,3
B二つはモータ駆動式の駆動輪である。そして、左右の
後輪3A,3Bに挟まれた位置に、これら2輪をそれぞ
れ駆動する操舵兼用の一対の駆動モータ4A,4Bが設
置されている。また、車体1Aの下面の前端側中央と後
端側中央には、路面5に敷設されたガイドテープに近接
するようガイドセンサ6,7がそれぞれ取り付けられて
いる。また、車体1Aには、路面5に敷設された番地板
(図示せず)に近接するよう下面一側縁部に番地センサ
8が取り付けられ、車体1Aの正面上部は、各種操作用
の操作スイッチ群9および各種運転状態表示用の表示灯
群10を配置した操作表示部11とされている。また、
車体1A正面中央には障害物の接近を検知する障害物セ
ンサ12が設置されている。そして、車体1Aの前部上
面には、車体横幅方向に長い2枚のテープ状の反射板1
3A,13Bが車両進行方向に間隔をおいて配置されて
いる。これら2枚の反射板13A,13Bは、巾が異な
るもので、前側の反射板13Aの巾が小さく、後側の反
射板13Bの巾が大きい。
【0013】上記前後のガイドセンサ6,7は、例えば
ホール素子を車体横幅方向に所定間隔で複数並べたもの
で、前側のガイドセンサ6は前進用,後側のガイドセン
サ7は後進用である。また、上記番地センサ8は、N極
とS極の組み合わせパターンを備えた番地板から、進行
および停止,前進および後進,直進,左折および右折と
いった各ガイド指令値信号を受け、また、高速,中速,
低速といった各走行速度指令値信号を受けて、それらガ
イド指令値信号および走行速度指令値信号を操作盤11
内蔵のコントロールユニットの演算部(CPU)に出力
するよう構成されている。
【0014】上記自動走行車1の制御のための機器構成
は、上記両方イドセンサ6,7および番地センサ8と、
コントロールユニットからなっている。図2はその機器
構成ブロック図である。コントロールユニットは、メモ
リ部21と演算部(CPU)22からなり、また、左モ
ータ駆動部23および右モータ駆動部24の機能を備え
るものである。左モータ駆動部23および右モータ駆動
部24は、演算部22からの指令によって左駆動モータ
4Aおよび右駆動モータ4Bの回転速度を制御し、その
回転速度差によって分岐制御および軌跡制御を行う。
【0015】図3はこの自動走行車の軌跡制御則を示す
ガイド位置検知の説明図(a)および左右駆動モータの
回転速度演算式のグラフ(b)であり、図4は、その軌
跡制御の制御ブロック図である。
【0016】図3(a)において、30は路面に敷設さ
れたガイドテープである。また、白抜き矢印は、前進用
のガイドセンサ6(後進の場合は後進用のガイドセンサ
7)と一体の車両の進行方向を示す。図3(a)におい
て、ガイドセンサ6(7)は、車体横幅方向に所定間隔
をおいた複数のポイント(図の例では16のポイント)
で磁気を検知し、ガイドテープ30が位置するポイント
(図では左から3〜7番目に位置する5個のポイント)
でON信号を出力する。ガイドテープから外れたその他
のポイントではセンサ信号はOFFである。
【0017】図3(a)は直進状態を示すものであっ
て、直前の番地板からの直進指令および前進あるいは後
進指令の各指令値と、高速,中速,低速のいずれかの走
行速度指令値が、番地センサ8を介して左駆動モータ回
転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部
22cに入力されている。この場合、ガイドテープ位置
演算部22aは、ガイドセンサ6(7)の出力を受け、
ON信号の各ポイントの重みづけによる重心演算を行う
ことによってガイドテープ30の中心線のガイドセンサ
6(7)の中心位置に対する偏位(ガイドテープ位置)
を出す。そして、その偏位に基づいて、左駆動モータ回
転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部
22cが左右駆動モータ4A,4Bの回転速度を演算す
る。これら左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右
駆動モータ回転速度演算部22cによる演算値をグラフ
で示したものが図3(b)である。なお、前進と後進で
は車体に対し駆動輪(後輪3A,3B)の位置が変わる
ため、演算値のグラフが変わる。この演算値は、高速,
中速および低速のそれぞれについてコントロールユニッ
トの上記メモリ部21から読み出すものである。そし
て、左右駆動モータ4A,4Bが制御され、走行操舵機
構部31が駆動されることによって、ガイドテープ30
の中心線をガイドセンサ6(7)の中心位置に求心させ
つつ直進走行させるよう軌跡制御が行われる。なお、上
記ガイドテープ位置演算部22aと左駆動モータ回転速
度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22
cは図2における演算部22に相当する。
【0018】また、自動走行車1をガイドテープの分岐
点で左折させる場合は、分岐点の手前の番地板から左折
指令のガイド指令値といずれかの走行速度指令値が番地
センサ8を介して左駆動モータ回転速度演算部22bお
よび右駆動モータ回転速度演算部22cに入力される。
この場合、左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右
駆動モータ回転速度演算部22cは、分岐点におけるガ
イドテープ30の左エッジをガイドセンサ6(7)のO
N信号によって検出することにより、その左エッジに沿
って自動走行車1を左折させるよう左右駆動モータ4
A,4Bの回転速度を演算し、自動走行車1を左折させ
る。次いで、ガイドテープ位置演算部22aが上記左エ
ッジを基準としたガイドテープ幅の中心線に対し重心演
算を行って偏位を出す。そして、その偏位に基づいて、
左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ
回転速度演算部22cが左右駆動モータ4A,4Bの回
転速度を演算し、やはり左右駆動モータ4A,4Bを制
御して、ガイドテープの中心線をガイドセンサの中心位
置に求心させつつ左折走行させる。
【0019】右折の場合は、分岐点の手前の番地板から
右折指令のガイド指令値とやはりいずれかの走行速度指
令値が番地センサ8を介して左駆動モータ回転速度演算
部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cに入
力される。そして、左駆動モータ回転速度演算部22b
および右駆動モータ回転速度演算部22cは、分岐点に
おけるガイドテープ30の右エッジをガイドセンサ7の
ON信号によって検出し、右エッジに沿って自動走行車
1を左折させるよう左右駆動モータ4A,4Bの回転速
度を演算する。そして、ガイドテープ位置演算部22a
が上記右エッジを基準としたガイドテープ幅の中心線に
対し重心演算を行って偏位を出し、その偏位に基づい
て、左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モ
ータ回転速度演算部22cが左右駆動モータ4A,4B
の回転速度を演算し、左右駆動モータ4A,4Bを制御
して、ガイドテープの中心線をガイドセンサの中心位置
に求心させつつ右折走行させる。
【0020】上記自動走行車1は例えば工場の建屋内で
無人運搬車として使用するもので、建屋内の天井には、
図5(a)に示すように、自動走行車1が通過する通路
Aと他の通路Bとの交差点Cの位置に、建屋天井側に自
動走行車1の接近および通過を表示する表示灯40が設
置されている。また、自動走行車1は、図5(a)にお
いて右側から左側へ進行するときが前進で、路面に敷設
されたガイドテープ30に誘導されて前進し上記交差点
Cを通過した先で、スイッチバック式に折り返し、その
まま後進するよう設計されている。そして、その自動走
行車1が通過する側の通路Aの、交差点Cを挟む車両通
過方向の前後位置(車両前進方向の入口側および出口側
近接位置で、後進方向の出口側および入口側の近接位
置)に、建屋天井側から自動走行車1が略直下位置に到
達したときに上記反射板13A,13Bを検知するよう
第1と第2の一対のセンサ41,42が設置されてい
る。これら一対のセンサ41,42はいずれも光電管を
用いたものである。
【0021】反射板13A,13Bは、上述のように巾
が異なるものが車両進行方向に間隔をおいて配置され、
前側の反射板13Aの巾が小さく、後側の反射板13B
の巾が大きいものであって、自動走行車1が前進で交差
点Cに入るときと、後進で交差点Cに入るときとでは、
図5(b)に示すようにセンサ41,42の出力パター
ンが異なる。
【0022】図5(b)に示すAパターンは前進時の出
力パターンである。前進時はまず交差点Cに入るときに
第1のセンサ41(PH1)が検知し、交差点Cから出
るときに第2のセンサ42(PH2)が検知する。この
場合、いずれのセンサ41,42も最初に検知するのは
巾の小さい前側の反射板13Aで、次いで、時間をおい
て巾の大きい後側の反射板13Bを検知する。したがっ
て、センサ出力は図示のとおりとなる。
【0023】また、Bパターンは後進時の出力パターン
である。この場合は、後進で交差点Cに入るときに第2
のセンサ42(PH2)が検知し、交差点Cから出ると
きに第1のセンサ41(PH1)が検知する。この場
合、いずれのセンサ42,41も最初に検知するのは巾
の大きい後側の反射板13Bで、次いで、時間をおいて
巾の小さい前側の反射板13Aを検知することになり、
図示のとおりのセンサ出力となる。
【0024】表示灯40は、上記センサ出力のパターン
によって点灯,消灯制御されるものであって、第1のセ
ンサ41により上記Aパターンの出力が発せられること
によって点灯され、次いで、第2センサ42によりBパ
ターンの出力が発せられたときに消灯される。この場
合、自動走行車1が交差点を通過している間、表示灯4
0は点灯している。
【0025】また、自動走行車1が後進で交差点を通過
するときは、第2のセンサ42によりBパターンの出力
が発せられることによって表示灯40が点灯され、次い
で、第1センサ41によりBパターンの出力が発せられ
ることによって消灯される。この場合も自動走行車1が
交差点を通過している間、表示灯40が点灯している。
【0026】図6は、このようなセンサ出力のパターン
によって前進および後進を判別し表示灯40を点灯およ
び消灯する制御の制御ロジックを示している。また、表
示灯40の点灯,消灯制御の制御フローは図7に示すと
おりである。以下、図7に示す制御フローを説明する。
【0027】図7の制御フローは、スタートすると、起
動ボタンが押されているか否かを見て(ステップS
1)、押されるまでは何もせず、起動ボタンが押されれ
ば、第1のセンサ(PH1)がONであるかどうかを見
て(ステップS2)、ONであれば、そのセンサ出力が
図5(b)に示されたAパターンかどうかを見る(ステ
ップS3)。そして、Aパターンであれば、前進で交差
点に接近したと判定し、表示灯(AGV接近表示灯)を
点灯する(ステップS4)。
【0028】次に、図5(b)のBパターンかどうかを
見る(ステップS5)。そして、Bパターンであれば表
示灯(AGV接近表示灯)を消灯するが(ステップS
6)、このときは、前進で、Aパターンであるから、ス
テップS6をとばす。そして、第2のセンサ(PH2)
がONであるかどうかを見て(ステップS7)、ONで
なければそのまま何もせずに後述の停止指令判定(ステ
ップ,S12)へ進み、停止でなければステップS2に
戻ってぐるぐる回る。そして、第2のセンサ(PH2)
がONになったら、そのセンサ出力がAパターンかどう
かを見る(ステップS8)。そして、このときはAパタ
ーンであり、Aパターンであれば、前進で交差点を通過
し終わったということで、この段階で表示灯(AGV接
近表示灯)を消灯する(ステップS9)。そして、次に
Bパターンかどうかを見るが(ステップS10)、この
ときBパターンではなく、その場合はステップS12で
停止指令があるかどうかを見て、停止指令があればその
まま終了し、停止指令がなければステップS2へ戻る。
【0029】ステップS2に戻ると、第1のセンサ(P
H1)がONかどうかを見るが、このときは既に前進で
交差点を通過し終えた後であるので、当然ONではな
く、この場合はステップS7へ進んで第2のセンサ(P
H2)がONかどうかを見る。そして、第2のセンサ
(PH2)がONでなければ、そのままステップS12
へ進み、停止でなければぐるぐる回るが、ステップS7
で第2のセンサ(PH2)がONというときは、やは
り、センサ出力がAパターンかどうかをまず見る(ステ
ップS8)。しかし、このときは前進で交差点を出た後
であって、Aパターンではない。この場合は、ステップ
S9をとばしてステップS10へ進み、Bパターンかど
うかを見る。そして、Bパターンであれば、後進で交差
点に入ったということで、表示灯(AGV接近表示灯)
を点灯する(ステップS11)。
【0030】そして、ステップS12へ進み、停止指令
があるかどうかを見て、停止指令があればそのまま終了
し、停止指令がなければステップS2へ戻る。
【0031】そして、ステップS2に戻り、第1のセン
サ(PH1)がONであるかどうかを見て、ONでなけ
ればそのまま何もせずにステップS7へ進み、ステップ
S8,S10,S11を経て、あるいは、ステップS7
からいきなりステップS12へ進み、停止でなければス
テップS2に戻る。そして、第1のセンサ(PH1)が
ONになったら、そのセンサ出力がAパターンかどうか
を見るが(ステップS8)、このときはBパターンであ
るので、ステップS4をとばしてステップS5に進み、
Bパターンかどうかを見る。そして、Bパターンであれ
ば、後進で交差点を通過し終わったということで、表示
灯(AGV接近表示灯)を消灯する(ステップS9)。
そして、ステップS7で第2のセンサ(PH2)がON
かどうかを見るが、このときはもう第2のセンサ(PH
2)はONではないので、いきなりステップS12へ進
む。そして、停止指令があるかどうかを見て、停止指令
があればそのまま終了し、停止指令がなければ、また、
ステップS2へ戻る。
【0032】本発明による車両の交差点通過表示装置
は、また、図8に示すロジックによって制御することも
できる。この制御ロジックの場合、車両表面(例えば車
体の上面)に取り付ける反射板は一つでよく、この一つ
の反射板を先の例と同じ一対のセンサによって検知す
る。そして、これらセンサの出力と表示灯の表示状態に
基づいて表示灯の点灯,消灯を制御できるものである。
【0033】図8の制御ロジックでは、車両が前進で交
差点に入ったことを、表示灯が消灯の状態で第1のセン
サ(PH1)がONになったことによって判定し、それ
で表示灯を点灯する。そして、そのようにして表示灯が
点灯した状態で第2のセンサ(PH2)がONになった
ことによって、車両が前進で交差点から出たことを判定
し、表示灯を消灯する。また、車両が後進で交差点に入
ったことは、表示灯が消灯の状態で第2のセンサ(PH
2)がONになったことによって判定し、それで表示灯
を点灯する。そして、表示灯が点灯した状態で第1のセ
ンサ(PH1)がONになったことによって、車両が後
進で交差点から出たことを判定し、表示灯を消灯する。
【0034】このようなロジックによっても先の例と同
様に交差点への車両の進入方向を判別し、交差点を車両
が通過していることを表示するよう表示灯を制御するが
可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、センサが一対だけの構
成簡単でコストの安い手段によって車両の交差点への進
入方向を判別することができ、車両の進行方向にかかわ
らず車両が交差点を通過していることを表示するように
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動走行車の機器配置図である。
【図2】自動走行車の機器構成ブロック図である。
【図3】自動走行車の軌跡制御則の説明図およびグラフ
である。
【図4】自動走行車の軌跡制御の制御ブロック図であ
る。
【図5】交差点における車両接近表示のための機器配置
およびセンサ出力のパターンの説明図である。
【図6】交差点接近および通過を表示する表示灯の制御
ロジックの説明図である。
【図7】表示灯の点灯および消灯制御のフローチャート
である。
【図8】交差点接近および通過を表示する表示灯の制御
ロジックの他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 自動走行車 13A,13B 反射板 40 表示灯 41 第1のセンサ(前進用) 42 第2のセンサ(後進用)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上側に設置された表示手段によって車
    両が交差点を通過していることを表示する車両の交差点
    通過表示装置であって、車両表面に進行方向判別用検出
    体を配置し、地上側には交差点近傍で該交差点を挟む車
    両通過方向の前後位置に前記進行方向判別用検出体を検
    出する一対のセンサを配置するとともに、これらセンサ
    の出力によって前記車両の交差点への進入方向を判別す
    る進入方向判別手段と、該進入方向判別手段の出力と前
    記各センサの出力から前記車両が交差点を通過している
    状態を判別し前記表示手段を制御して交差点通過を表示
    させる表示制御手段を設けたことを特徴とする車両の交
    差点通過表示装置。
  2. 【請求項2】 車両が折り返し走行する自動走行車であ
    り、前記進行方向判別用検出体は車両進行方向の巾が異
    なる複数の検出体要素を間隔をおいて進行方向に並べた
    ものであり、前記各センサは前記進行方向判別用検出体
    の車両進行方向の巾を検出するものであり、前記進入方
    向判別手段は前記進行方向判別用検出体を検出したセン
    サを判別し、そのセンサが最初に検出した検出体の巾を
    判別することによって車両進行方向を判別するものであ
    る請求項1記載の車両の交差点通過表示装置。
  3. 【請求項3】 地上側に設置された表示手段によって車
    両が交差点を通過していることを表示する車両の交差点
    通過表示装置であって、前記車両が折り返し走行する自
    動走行車であり、車両表面に複数の検出体要素を前進側
    と後進側とで異なるパターンを形成するよう間隔をおい
    て進行方向に並べてなる進行方向判別用検出体を配置
    し、地上側には交差点近傍で該交差点を挟む車両通過方
    向の前後位置に前記進行方向判別用検出体を検出する一
    対のセンサを配置するとともに、前記一対のセンサの出
    力パターンによって車両が交差点を通過している状態を
    進行方向共々判別し前記表示手段を制御して交差点通過
    を表示させる表示制御手段を設けたことを特徴とする車
    両の交差点通過表示装置。
  4. 【請求項4】 地上側に設置された表示手段によって車
    両が交差点を通過していることを表示する車両の交差点
    通過表示装置であって、車両表面に通過判別用検出体を
    配置し、地上側には交差点近傍で該交差点を挟む車両通
    過方向の前後位置に前記通過判別用検出体を検出する一
    対のセンサを配置するとともに、これらセンサの出力と
    前記表示手段の表示状態に基づいて前記表示手段を制御
    し交差点通過を表示させる表示制御手段を設けたことを
    特徴とする車両の交差点通過表示装置。
JP10322496A 1996-03-29 1996-03-29 車両の交差点通過表示装置 Expired - Fee Related JP3817775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10322496A JP3817775B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 車両の交差点通過表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10322496A JP3817775B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 車両の交差点通過表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09269827A true JPH09269827A (ja) 1997-10-14
JP3817775B2 JP3817775B2 (ja) 2006-09-06

Family

ID=14348524

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10322496A Expired - Fee Related JP3817775B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 車両の交差点通過表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3817775B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010150580A1 (ja) * 2009-06-26 2010-12-29 トヨタ車体 株式会社 無人搬送車の走行制御装置
CN110852661A (zh) * 2018-08-21 2020-02-28 北京京东尚科信息技术有限公司 流量控制方法和装置
JPWO2020195607A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010150580A1 (ja) * 2009-06-26 2010-12-29 トヨタ車体 株式会社 無人搬送車の走行制御装置
JP2011008598A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Toyota Auto Body Co Ltd 無人搬送車の走行制御装置
CN110852661A (zh) * 2018-08-21 2020-02-28 北京京东尚科信息技术有限公司 流量控制方法和装置
CN110852661B (zh) * 2018-08-21 2024-05-24 北京京东尚科信息技术有限公司 流量控制方法和装置
JPWO2020195607A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01
WO2020195607A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社小糸製作所 乗り物および乗り物用マーカ
US11780364B2 (en) 2019-03-26 2023-10-10 Koito Manufacturing Co., Ltd. Vehicle marker

Also Published As

Publication number Publication date
JP3817775B2 (ja) 2006-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5329449A (en) Vehicle control system for multi-branching track
JP6892527B2 (ja) 車両制御装置および車両制御方法
JP3817775B2 (ja) 車両の交差点通過表示装置
JPH09267685A (ja) 車両の右左折表示装置
JPS6336311A (ja) 光学誘導式移動車の誘導設備
JPH07122827B2 (ja) 光学誘導式移動車の誘導設備
JP2534767B2 (ja) 無人車の運行制御装置
JPH09223293A (ja) 片側交通用信号装置
JPS61110210A (ja) 無人搬送車の誘導路とその走行システム
JPS60195621A (ja) 無人搬送車の走行システム
JPS62202206A (ja) 無人搬送車における運行制御方法
JPS6339006A (ja) 移動車用の制御情報指示装置
JPS61817A (ja) 地上走行体の誘導制御装置
JP2632045B2 (ja) 移動車の誘導設備
JPH03142508A (ja) 車両の自動運転装置
JP2544112B2 (ja) 移動車誘導設備
JP2566814Y2 (ja) 無人搬送車
JP2643130B2 (ja) 無人車の誘導装置
JPH01277911A (ja) 無人搬送車の交差点制御装置
JPH1165656A (ja) 無人車の走行制御方法及び走行制御装置
JPH03268113A (ja) 無人車における走行用診断装置
JPS61156313A (ja) 無軌道車の車両間閉そく制御装置
JPH0820901B2 (ja) 無人搬送車の走行方法
JPH07122828B2 (ja) 光学誘導式移動車の誘導設備
JPS6168611A (ja) 走路検出走行制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees