JP2566814Y2 - 無人搬送車 - Google Patents

無人搬送車

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JP2566814Y2
JP2566814Y2 JP1200992U JP1200992U JP2566814Y2 JP 2566814 Y2 JP2566814 Y2 JP 2566814Y2 JP 1200992 U JP1200992 U JP 1200992U JP 1200992 U JP1200992 U JP 1200992U JP 2566814 Y2 JP2566814 Y2 JP 2566814Y2
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JP
Japan
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steering
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detection signal
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JP1200992U
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JPH0575806U (ja
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忠光 小野木
恭之 宮崎
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は無人搬送車に関し、誘導
方式を走行途中で変更したときでも良好なステアリング
ができるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】無人搬送車は、各種の工場・倉庫・オフ
ィス等で部品・製品・小物などを搬送する装置である。
無人搬送車を走行路に沿い無人で誘導して走行させる方
式としては、電磁誘導式や光誘導式などを一般に採用し
ている。また誘導路を必要としない自律走行方式も開発
された。
【0003】電磁誘導式では、走行路に沿い電線を敷設
してこれに交流電流を流し、無人搬送車の左右に備えた
ピックアップコイルで電線電流による磁界を検出するこ
とにより、電線位置を判定する。そして左右のピックア
ップコイルの中間位置と電線位置とのズレが無くなるよ
うに操舵をする。
【0004】また光誘導式では、走行路に沿い光反射テ
ープを敷設し、無人搬送車から発射して光反射テープで
反射してきた反射光を、無人搬送車に備えた光センサで
検出することにより、光反射テープの位置を判定する。
そして光センサの中央が光反射テープの真上に位置する
ように操舵をする。
【0005】また自律走行式の一例では、空間フィルタ
を応用して無人搬送車の位置・方向を演算し、予め記憶
したコースに沿い自律走行する。
【0006】無人搬送車を運行するときには、コースの
分岐・合流をすることがある。例えば図5に示す例で
は、周波数が2〔KHz 〕の交流電流を流した電線L1
と、周波数が5〔KHz 〕の交流電流を流した電線L2
を敷設した2ルートがある。そして、無人搬送車がA点
から出発して電線L1に沿い右方向に走行してきて、B
点において検出する電線をL1からL2に変更し、以降
は電線L2に沿い走行してC点に向かっていくことも行
なわれる。つまり誘導方式をB点において、切替えたの
である。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで図5の例にお
いて、切替点Bで電線L1と電線L2とが離れて誘導方
式のセンターが大きく異なっていると、無人搬送車はB
点にて走行経路が急にずれたと判断する。このため、図
6にステアリングの軌跡を実線で示すように、ステアリ
ングが大きく切られ、無人搬送車が大きく蛇行してしま
い、最悪の場合にはコースアウトしてしまうおそれがあ
る。
【0008】なお、本明細書中では、「誘導方式を切替
える」とは、上述した態様の他に、電磁誘導式から光誘
導式に変える等の態様も含めた概念として用いる。
【0009】本考案は、上記従来技術に鑑み、誘導方式
が切替っても良好なステアリングのできる無人搬送車を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本考
案の構成は、誘導ラインを検出して誘導ラインの位置を
示す位置検出信号を出力する誘導ライン検出センサと、
車体の進行方向を変える操舵機構と、車体中央が誘導ラ
インの真上にあるときの位置検出信号の値を通常のセン
ターデータ値として設定しており、出力される位置検出
信号の値がセンターデータ値と等しくなるように前記操
舵機構を制御する制御部と、を備えた無人搬送車におい
て、前記制御部は、誘導方式が切替わったときに、新し
い誘導方式による誘導ラインを切替え当初に検出して得
た位置検出信号の値を、ステアリング時センターデータ
値として設定するとともに、ステアリング時センターデ
ータ値を通常のセンターデータ値になるまで徐々に変化
させていき、出力される位置信号の値が徐々に変化して
いくステアリング時センターデータ値に追従して等しく
なるように操舵機構を制御することを特徴とする。
【0011】
【作用】ステアリング時センターデータ値が徐々に変化
して通常のセンターデータ値となるので、ステアリング
がなめらかに行なわれ、蛇行も小さくなる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0013】図1は本考案の実施例を示す構成図、図2
は実施例の制御系を示すブロック図である。実施例の無
人搬送車1では車体2に1つの前輪3と2つの後輪4を
備えている。前輪3は、操舵用モータMs の駆動により
操舵されるとともに、駆動用モータMd の駆動により回
輪駆動する。2つの後輪4は従動輪となっている。
【0014】車体2の前面には前進用のピックアップコ
イルPC1,PC2が車体の幅方向(左右方向)に離れ
て備えられ、車体2の後面には後進用のピックアップコ
イルPC3,PC4が左右方向に離れて備えられてい
る。これらピックアップコイルPC1,PC2,PC
3,PC4は、交流電流が流れている電線Lから生じる
磁界を検出して、電線Lの位置を検出するのに用いられ
る。また車体2にはマーカ検出器M1,M2が備えられ
ている。このマーカ検出器M1,M2は、マーカmを検
出するのに用いられる。
【0015】前進時にはピックアップコイルPC1,P
C2で検出した信号は、周波数フィルタF1,F2,を
通って所要の周波数成分が抽出されてから、アンプA
1,A2で増幅され、更に差動アンプDA1で差動増幅
して位置検出信号S1になってから制御部5に送られ
る。また後進時にはピックアップコイルPC3,PC4
で検出した信号は、周波数フィルタF3,F4を通って
所要の周波数成分が抽出されてからアンプA3,A4で
増幅され、更に差動アンプDA2で差動増幅して位置検
出信号S2になってから制御部5に送られる。また、周
波数フィルタF1,F2,F3,F4の周波数特性は、
制御部5から出力される周波数切替え信号FC1,FC
2によって設定される。
【0016】制御部5にはセンターデータが記憶されて
おり、位置検出信号S1,S2の値が、センターデータ
値(通常の直線走行時は零)となるように、制御部5は
チョッパC2を動かし操舵用モータMs を駆動させて操
舵を行う。
【0017】マーカ検出器M1,M2で検出したマーカ
信号Ms は制御部5に送られる。制御部5はマーカ信号
s が入力されるとプログラムに応じて減速、停止、再
走行、右左折、誘導方式の切替え等の動作をする。この
とき駆動用モータMd は、制御部5の制御下で、チョッ
パC1の作動に応じて駆動する。
【0018】次に誘導方式を切替えたときの動作を図3
を基に説明する。無人搬送車1はA点を出発して電線L
1(2KHz の交流電流を通している)を検出しつつ右
方に前進走行する。このとき、周波数フィルタF1,F
2が2〔KHz 〕の周波数成分の信号のみを通過させる
ように、制御部5から周波数切替え信号FC1が出力さ
れている。A点からB点に向うまでは、センターデータ
値は零であり、位置検出信号S1の値がセンターデータ
値(零)となるように、制御部5によりチョッパC2が
制御され、操舵用モータMs が駆動されて前輪3が操舵
される。かくて、車体2の中央が電線L1の真上に位置
して走行が行なわれる。
【0019】無人搬送車1がB点に達すると、マーカ検
出器M1がマーカmbを検出し、制御部5は切替点Bに
達したことを判定し、切替動作を行う。即ち、制御部5
は周波数切替え信号FC1を出力して、周波数フィルタ
F1,F2が5〔KHz 〕の周波数信号成分の信号のみ
を通過させるようにする。そして切替当初に、電線L2
(5KHz の交流信号を通している)の磁界を検出した
ピックアップコイルPC1,PC2による位置検出信号
S1の値を、ステアリング時センターデータ値とする。
切替当初のステアリング時センターデータ値は、電線L
1,L2間の距離に対応するものとなっている。このス
テアリング時センターデータ値は、無人搬送車1がB点
をスタートとして走行していくにつれて徐々に減少して
いき、最終的には通常のセンターデータ値(零)とす
る。しかもステアリング時センターデータ値が漸減する
間は、位置検出信号S1の値が各時刻におけるステアリ
ング時センターデータ値と等しくなるように、制御部5
により操舵用モータMs の駆動制御が行なわれる。この
結果、図3に実線で示すように、電線L1から電線L2
に切替るときのステアリング軌跡はなめらかで蛇行量も
少なくなる。また、蛇行量が小さくなるので、切替え地
点の直後に備えたマーカmcは、直線路と同じ大きさの
もので対応できる。ちなみに従来では、切替え地点の直
後のマーカは、蛇行を考慮して大きくしていた。
【0020】切替えが完了し無人搬送車1が電線L2上
を前進走行するときには、位置検出信号S1の値がセン
ターデータ値(零)となるように、制御部5により操舵
モータMs の駆動制御が行なわれる。
【0021】次に切替え時の制御部5内での処理を図4
を基に説明する。誘導方式の変更があったら(1) 、新し
い誘導方式に変更した当初の位置検出信号の値をステア
リング時センターデータ値とする(2) 。そしてチェック
距離(またはチェック時間)をリセットする(3) 。
【0022】ステップ(1) で誘導方式の変更が無いとき
には、ステアリング時センターデータ値と通常のセンタ
ーデータ値とを比較し(4) 、等しくないときには、チェ
ック距離(またはチェック時間)経過したら(5) 、ステ
アリング時センターデータ値を1単位だけ通常のセンタ
ーデータ値に近づける(6) 。
【0023】なお上記実施例では、ステアリング時セン
ターデータ値を、走行距離に応じて減少させているが、
時間の経過に応じて減少させることもできる。
【0024】また、本考案は、例えば電磁誘導方式から
光誘導方式に切替えたとき等、先の誘導方式から次の誘
導方式に切替える各種態様に適用することができる。
【0025】
【考案の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本考案によれば、誘導方式を切替えた場合には、ス
テアリング時センターデータ値を設定し、この値を徐々
に変化させて通常のセンターデータ値にしていき、位置
検出信号の値がステアリング時センターデータ値に追従
して等しくなるよう操舵をするため、誘導方式を切替え
てもステアリングがなめらかに行なわれ蛇行を極力抑え
ることができる。これによりステアリング制御が安定し
無人搬送車の走行経路が極端にずれることがなくなり、
安定した走行ができる。
【0026】また誘導方式を切替えても蛇行量が小さい
ので、切替動作終了の直後に備えるマーカは、直線路に
備えるマーカと同じ大きさにしてもマーカ検出ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の機構系を示す斜視図。
【図2】実施例の制御系を示すブロック図。
【図3】実施例での誘導切替え状態を示す説明図。
【図4】実施例での制御動作を示すフロー図。
【図5】誘導切替え状態を示す説明図。
【図6】従来技術での誘導切替え状態を示す説明図。
【符号の説明】
1 無人搬送車 2 車体 3 前輪 4 後輪 5 制御部 PC1〜PC4 ピックアップコイル M1,M2 マーカ検出器 F1,F2 周波数フィルタ DA1,DA2 差動アンプ C1,C2 チョッパ Md 駆動用モータ Ms 操舵用モータ A1,A2,A3,A4 アンプ S1,S2 位置検出信号 FC1,FC2 周波数切替え信号

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導ラインを検出して誘導ラインの位置
    を示す位置検出信号を出力する誘導ライン検出センサ
    と、 車体の進行方向を変える操舵機構と、 車体中央が誘導ラインの真上にあるときの位置検出信号
    の値を通常のセンターデータ値として設定しており、出
    力される位置検出信号の値がセンターデータ値と等しく
    なるように前記操舵機構を制御する制御部と、を備えた
    無人搬送車において、 前記制御部は、誘導方式が切替わったときに、新しい誘
    導方式による誘導ラインを切替え当初に検出して得た位
    置検出信号の値を、ステアリング時センターデータ値と
    して設定するとともに、ステアリング時センターデータ
    値を通常のセンターデータ値になるまで徐々に変化させ
    ていき、出力される位置信号の値が徐々に変化していく
    ステアリング時センターデータ値に追従して等しくなる
    ように操舵機構を制御することを特徴とする無人搬送
    車。
JP1200992U 1992-03-11 1992-03-11 無人搬送車 Expired - Lifetime JP2566814Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0575806U JPH0575806U (ja) 1993-10-15
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