JPH09223293A - 片側交通用信号装置 - Google Patents

片側交通用信号装置

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JPH09223293A
JPH09223293A JP2816996A JP2816996A JPH09223293A JP H09223293 A JPH09223293 A JP H09223293A JP 2816996 A JP2816996 A JP 2816996A JP 2816996 A JP2816996 A JP 2816996A JP H09223293 A JPH09223293 A JP H09223293A
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JP2816996A
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Toshimitsu Nomura
利充 野村
Minoru Ishizaki
実 石崎
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NIPPON SAMIKON KK
Original Assignee
NIPPON SAMIKON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感応式制御の片側交通用信号装置において、
通行量が疎らな時間帯や区間において、車両を安全かつ
スムーズに通過させる。 【解決手段】 各信号機6,7に対応して車両の通過を
検出する検出手段8,9を設ける。これら検出手段8,
9により検出した検出信号により対応する信号機6,7
の点灯時間を感応制御する感応式制御装置を設ける。前
記検出手段6,7の手前で車両の接近を検出する接近検
出センサ31,32を設ける。両信号機6,7の表示を赤に
すると共に、接近検出センサ31,32の検出信号により感
応制御に切替える感応制御待機手段を設ける。夜間等で
は両信号機6,7が赤点灯し、車両の接近を接近検出セ
ンサ31が検出して、この接近検出センサ31側の信号機6
が青点灯に切替わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片側交通を行う道
路工事区間の両端に仮設置される2位式信号機を備えた
片側交通用信号装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来道路工事区間にお
いて、片側交通により上り下りの車両を交互に通行する
場合、その工事区間の両側に信号機を仮設置し、これら
信号機による片側交通整理が行われ、その信号機として
は、赤と青の切替え点灯表示を行う2位式のものが用い
られ、一方の信号機の青点灯時間に、他方の信号機を赤
点灯とし、かつ青から赤点灯への切替え直前に侵入した
車両が工事区間を通過する間、両信号機を全赤点灯とす
るようにしている。しかしながらこれは、手動により上
り下りの青と赤の点灯時間を設定するものであり、交通
量の変化に対応が難しいため、一方側からの交通量が多
く他方側からの交通量が少ない場合、一方側の待ち時間
が長くなって渋滞が発生し易いという問題があった。こ
のため例えば特開平3−62198号公報には、工事区
間の両端に信号機と車両の台数を検出する検出手段とを
設置し、車両台数の多い側の信号機の青点灯時間が長く
なるように感応制御する交通信号制御装置が提案されて
いる。
【0003】また、特開平5−40897号公報には、
基本延長タイマーがタイムアップした後、進行側の検出
器から発せられる信号に基づいて基本時間に数次の追加
時間を加算したものを規定時間とするとともに、この信
号が一定時間内に発せられないときには基本時間を短縮
するか又は基本時間に加算する追加時間を少なくして規
定時間を短縮する制御回路によって進行側の信号灯器の
青信号時間を制御し、前記基本時間および追加時間タイ
マーが所定どおりに順次動作するには、基本時間タイマ
ーより長い進行車両検出タイマーがタイムアップしない
ことを条件として感応制御する交互式交通信号制御装置
が提案されている。
【0004】上記交通信号制御装置では、待機車両が多
い側の信号機の青点灯時間を長くなるように制御するも
のであるが、待機した車両の台数情報のみにより信号機
の点灯長さを制御しただけでは、両方向の車両を効率よ
く通して車両の待ち時間を軽減することが難しく、渋滞
が発生することが懸念される。
【0005】また、上記交互式交通信号制御装置では、
一方の通行量が少ない場合でも、一方が青点灯になる
と、基本延長タイマーがタイムアップした後、基本時間
が過ぎても信号機の切替えが行われず、青から赤点灯の
切替え時において、車両がとぎれた場合でも、信号機が
直ぐに切替わらず、切替え時間をロスすることが予想さ
れる。
【0006】そこで、上記のような切替え時間のロスを
防止し、車両の待ち時間を短縮して効率のよい交通を確
保するため、実開平7−35961公報には、信号機の
最短、最長青時間を設定可能な点灯時間設定手段と、前
記最短青時間の終了前の切替待機時間内に、青点灯の信
号機側の前記検出手段により前記車両の検出信号が入力
されると、この入力時から単位延長時間だけ青点灯時間
を延長すると共に、この延長した単位延長時間内に前記
検出信号が入力されると、前記検出信号が入力されるご
とに該入力時から前記青点灯時間を前記単位延長時間だ
け最大限前記最長青時間に達するまで延長し、かつ前記
最短青時間の終了前の切替待機時間内に、前記車両の検
出信号が入力されないと、前記最短青時間終了時に前記
青点灯の信号機を切替ると共に、前記延長した単位延長
時間内に前記検出信号が入力されないと、この延長した
単位延長時間の経過時に前記青点灯の信号機を切替える
点灯時間制御手段とを有する片側交通用信号機が提案さ
れている。
【0007】一方、検出手段を用いないプログラム制御
として、特開昭58−52800号公報の第2頁左下欄
第17行〜右下欄第3行には、車両感知器を持たず運用開
始前に1度だけ別途計測したデータによって1日または
1週間の各時間帯ごとに適用される数種類の運用秒数表
を予め作成しておき、このパターンに基いて繰り返し運
用される、いわゆるプログラム式交通信号機が知られて
いるが、前記感応式制御のように交通量の変化に追従し
て信号制御をすることはできない。
【0008】ところで、前記感応制御は、交通量の変化
に追従可能ではあるが、夜間などの交通が疎らな時間帯
でも、例えば前記最短青時間の間は信号機が交互に青点
灯するため、反対車線に車両がいなくても信号待ちしな
ければならなくなったり、手前で信号機が赤に切替わ
り、急停止や無理な侵入をしなければならない等の問題
がある。特に見通しのよい直線道路において夜間等で
は、車両が比較的高速で通行する場合があり、無駄な信
号機の切替え動作により、車両の通行の妨げとなること
が予想される。一方、上記プログラム制御などで、工事
区間と異なる通常の交差点に設けた3位式信号機では、
夜間の時間帯において、一方方向を黄点滅、これと交叉
する他方方向を赤点滅にする制御も行われているが、こ
の場合も、一般に黄点滅側の車両は徐行、赤点滅側の車
両は一時停止して通過しなければならないため、スムー
ズに車両を誘導できない面がある。
【0009】そこで本発明は、通行量が疎らな時間帯や
区間において、車両を安全かつスムーズに通過させるこ
とができる片側交通用信号機を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上り
と下りの車両が交互に通行する道路工事区間の両端に仮
設置される2位式信号機と、前記道路工事区間の両側に
前記各信号機に対応して設けられ車両を検出する検出手
段と、これら検出手段により検出した検出信号により前
記対応する信号機の点灯時間を制御して上りと下りの信
号機をそれぞれ青と赤、全赤、赤と青、全赤点灯に順次
切替える感応制御を行う感応式制御装置とを備えた片側
交通信号装置において、前記検出手段の手前で車両の接
近を検出する接近検出センサを設け、前記両信号機の表
示を赤にすると共に、前記接近検出センサの検出信号に
より前記感応制御に切替える感応制御待機手段を設けた
ものであり、通行量が疎らな時間帯や区間において、感
応制御待機手段により、両信号機を赤表示する。車両が
接近してくると、これを接近検出センサが検出し、信号
機が感応制御に切替わり、接近車両側の信号機が感応制
御の青点灯となる。
【0011】請求項2の発明は、前記検出手段が車両の
接近を検出する接近検出センサであり、前記両信号機の
表示を赤にすると共に、前記接近検出センサの検出信号
により前記感応制御に切替える感応制御待機手段を設け
たものであり、通行量が疎らな時間帯や区間において、
感応制御待機手段により、両信号機を赤表示する。車両
が接近してくると、これを接近検出センサが検出し、信
号機が感応制御に切替わり、接近車両側の信号機が感応
制御の青点灯となる。
【0012】請求項3の発明は、前記検出手段の手前に
第2の検出手段を設け、前記両信号機の表示を赤にする
と共に、前記第2の検出手段の検出信号により前記感応
制御に切替える感応制御待機手段を設けたものであり、
通行量が疎らな時間帯や区間において、感応制御待機手
段により、両信号機を赤表示する。車両が接近してくる
と、これを第2の検出手段が検出し、信号機が感応制御
に切替わり、接近車両側の信号機が感応制御の青点灯と
なる。
【0013】請求項4の発明は、前記感応式制御装置
は、信号機の最小,最大青時間及び全赤時間を設定可能
な点灯時間設定手段と、前記最小青時間の終了前の切替
待機時間内に、青点灯の信号機側の前記検出手段により
前記車両の検出信号が入力されると、単位延長時間だけ
青点灯時間を延長すると共に、その延長した単位延長時
間内に前記検出信号が入力されると、最大限前記最大青
時間に達するまで前記青点灯時間を単位延長時間ごとに
延長し、かつ前記最小青時間の終了前の切替待機時間内
に、前記車両の検出信号が入力されないと、前記最小青
時間終了後に青点灯の信号機を切替えると共に、前記延
長した単位延長時間内に前記検出信号が入力されない
と、この延長した単位延長時間の経過後に青点灯の信号
機を切替える点灯時間制御手段とを有するものであり、
点灯時間制御手段により、単位延長時間内に通過する車
両の有無によって、信号機の青点灯時間が、最小青時間
から最大青時間の間で交通量に適した状態で切替えが行
われる。
【0014】請求項5の発明は、時間帯により、前記感
応制御による表示と、前記感応制御待機手段による表示
とに切替えるモード記憶制御手段を設けたものであり、
時間帯により、信号機の表示を、感応制御に表示と、感
応制御待機手段による赤表示と設定することができる。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例を添付図面を
参照して説明する。図1乃至図6は本発明の第1実施例
を示し、同図において、道路1は上り車線2と下り車線
3の2車線を有し、この例では上り車線2を道路工事4
に伴い通行止めとし、片側規制長さLメートルの区間が
上りと下りの車両が交互に通過する道路工事区間5とな
っている。この道路工事区間5の上りと下りの両端に
は、簡易型交通信号機6,7がそれぞれ仮設置され、こ
れら信号機6,7は、2位式の青、赤点灯及び各点滅切
替え可能なものが用いられる。8,9は前記交通信号機
6,7に対応して上りと下りの車線2,3の図示しない
停止線位置に設けられた検出手段であって、これら検出
手段8,9は圧力センサ、光センサ、超音波センサなど
各種のセンサが用いられ対応する車線2,3の車両の通
過を検出して検出信号を出力するものであり、上りと下
りの停止線の間隔を片側規制長さLと等しくしている。
【0016】10は前記検出手段8,9により検出した車
両の検出信号により前記信号機6,7の青、赤点灯等を
制御するCPUなどを備えた感応式制御装置であり、こ
の感応式制御装置10は各検出手段8,9及び信号機6,
7と電気ケーブルを介して電気的に接続され、その感応
式制御装置10により信号機6,7は、一方が青で他方が
赤、両方が赤の全赤、一方が赤で他方が青、さらに全赤
という1サイクルにより点灯表示を行い、この点灯表示
には点滅表示も含まれる。前記感応式制御装置10には、
時間の経過をカウントするタイマーなどの計時手段11と
点灯時間設定手段12が設けられ、この点灯時間設定手段
12は、キーボードなどの設定値入力手段13により前記信
号機6,7の共通する最小青時間Tsと最大青時間Tma
x 、両信号機6,7を同時に赤点灯にする全赤時間T
r、さらには後述する切替待機時間Tk、単位延長時間
Te、所定検出時間Tx、青点滅時間Fb及び赤点滅時
間Frの値をそれぞれ任意に設定できるようになってお
り、これらは前記点灯時間設定手段12が記憶する。前記
最小青時間Tsは、後述する点灯時間制御手段14の制御
においては、車両の検出信号がなくても信号機6,7が
青点灯を続ける時間であり、最大青時間Tmax は、後述
する点灯時間制御手段14の制御においては、車両の検出
信号に係わらず信号機6,7が青から赤点灯に切り替わ
る時間であり、前記切替待機時間Tkは、前記最小青時
間Tsの終了前の所定時間であり、前記単位延長時間T
eは、車両の検出信号によりこの車両の通過時から青点
灯時間を延長する時間である。また、全赤時間Trは、
次式により求められる。
【0017】Tr=L/Vave ここでVave は前記道路工事区間5を通過する車両の平
均速度であり、前記片側規制長さLメートルを、平均速
度例えば時速20キロの車両が通過すると仮定して5.
6m/秒で割って全赤時間Trが求められ、この全赤時
間Trが道路工事区間5を車両が通行する平均時間に等
しい。
【0018】さらに前記感応式制御装置10には、前記信
号機6,7の青、赤点灯時間を制御する点灯時間制御手
段14が設けられ、この点灯時間制御手段14は、前記最小
青時間Tsの終了前において前記単位延長時間Teと等
しい切替待機時間Tk内に、前記検出手段8から車両の
検出信号が入力されると、その入力時から信号機6の青
点灯を前記単位延長時間Teだけ延長し、この単位延長
時間Te内に車両の通行がない場合すなわち検出信号の
入力がないと、その単位延長時間Teの経過後、青点灯
の信号機6を青点滅時間Fbの間だけ青点滅表示した
後、赤点灯に切替え、一方、前記1回目の延長した単位
延長時間Te内に車両が検出信号が入力されると、さら
にこの入力時から単位延長時間Teだけ青点灯を延長
し、この延長を最大限、前記最大青時間Tmax まで延長
し、この最大青時間Tmax になると、単位延長時間Te
の残り時間に係わらず信号機6を青点滅時間Fbの間だ
け青点滅表示した後、赤点灯に切替えるように制御し、
両信号機6,7が全赤となり、全赤時間Trが経過する
と他方の信号機7を青点灯に切替えるが、その全赤時間
Trが経過する前の赤点滅時間Frの間だけ他方の信号
機7を赤点滅するように制御し、青点灯に切替わった他
方の検出手段9からの検出信号により同様な青点灯時間
の制御を行う。また、前記感応式制御装置10は、図示し
ない全赤時間自動学習計算手段を有し、この全赤時間自
動学習計算手段は検出手段8,9からの検出信号に基い
て青点灯時に通過する最後の車両の通過所要時間を計測
し、これに基いて全赤時間Trを制御するものであり、
これにより前記点灯時間設定手段12によらずに全赤時間
Trを制御することもできる。さらに、前記感応式制御
装置10は、検出手段8,9の障害、例えば不良及び断線
等を検知した場合や両信号機6,7が青,青点灯になる
ような異常が発生した場合には、自動的に定周期制御に
移行し、スムーズな信号処理を行うように制御する自己
判断手段を有し、さらにまた、両信号機6,7の点灯用
ランプの球切れが生じた場合は、これを感応式制御装置
10が検知して図示しない警告手段により警告音を発する
などの制御を行う。
【0019】次に図2のフローチャートを用いて、前記
感応式制御装置10による信号機6,7の制御の一例を説
明すると、青出力後の最小青時間Tsの間に、検出手段
8により車両の検出信号が感応式制御装置10に入力され
ると、同図に示すように、「入力有り」として、青点灯
を単位延長時間Teだけ延長し、「入力無し」の場合に
は、経過時間をチェックして前記最小青時間Tsが終了
した場合、「全赤出力」になるように制御し、「入力有
り」の場合は最大青時間Tmax に達するまで青点灯を継
続するように制御し、「全赤出力」になると、上り方向
の信号機6を前記青点滅時間Fbの間だけ青点滅表示し
た後、赤点灯に切替え、下り方向の信号機7は全赤時間
Trの経過前の赤点滅時間Frの間だけ赤点滅表示をし
た後、青点灯に切替える。すなわち、青点灯の信号機が
赤点灯に切替わる際には、全赤時間Trの間で前記青点
灯の信号機が青点滅時間Fbの間、青点滅し、また、赤
点灯の信号機が青点灯に切替わる際には、全赤時間Tr
の終了前の全赤時間Tr内に前記赤点灯の信号機が赤点
滅時間Frの間、赤点滅する。
【0020】さらに、図3は横軸を時間軸として時間の
経過と信号機6,7の点灯を説明するものであり、矢印
Yは検出手段8からの検出信号の入力を示し、最上段の
ように、切替待機時間Tk内に検出信号の入力のない場
合は、最小青時間Tsの経過後に全赤時間Trとなり、
この全赤時間Trの初めの青点滅時間Fbの間だけ青点
滅した後、赤点灯に切替わり、中段のように切替待機時
間Tk内に検出信号が入力すると、単位延長時間Teご
とに青点灯の時間を延長し、下段のように最大限、最大
青時間Tmax まで達すると、単位延長時間Teの残り時
間に係わらず全赤時間Trとなり、この全赤時間Trの
初めの青点滅時間Fbの間だけ青点滅した後、赤点灯に
切替わり、車両の通行状態に応じて最適な信号機6,7
の制御が行われ、下りの青点灯時間も、検出手段9から
の検出信号により同様に制御され、赤点灯の信号機は、
全赤時間Tr内において、切替わる前の赤点滅時間Fr
の間だけ赤点滅した後、青点灯に切替わる。すなわち、
青点灯の信号機が赤に切替わる場合、全赤時間Trの初
めに青点滅時間Fbの間だけ青点滅表示をした後、赤点
灯に切替わり、赤点灯の信号機が青に切替わる場合、全
赤時間Trの終りの赤点滅時間Fr内に赤点滅表示をし
た後、青点灯に切替わるように前記点灯時間制御手段12
が信号機6,7の表示を制御する。そして、この例で
は、前記青点滅時間Fbを前記単位延長時間Teの2分
の1に設定しており、また、前記赤点灯時間Frを5秒
程度に設定している。また、この実施例では、前記切替
待機時間Tkを,単位延長時間Teと等しくしている
が、少なくとも単位延長時間Te以下にすればよい。
【0021】このような検出手段8,9の検出信号によ
り対応する信号機6,7の点灯時間を制御する点灯時間
制御手段14を有する感応式制御装置10を備えた片側交通
用信号装置において、本発明では、さらに全赤延長制御
手段21を設けている。この全赤延長制御手段21は、前記
点灯時間制御手段14により信号機6,7が青点灯から青
点滅に切替わった後の所定検出時間Txの間に、切替わ
った信号機側の前記検出手段8,9により検出信号が入
力されると、両信号機6,7の全赤時間Trを前記所定
検出時間Txだけ延長するように制御し、前記最小青時
間Tsから最大青時間Tmax の間に信号機6,7が青点
灯から全赤時間Trにおける前記青点滅に切替わると、
前記計時手段11が前記所定検出時間Txのカウントを開
始し、この所定検出時間Txの間に切替わった信号機
6,7側の検出手段8,9により検出信号が入力される
と、両信号機6,7の全赤時間Trを前記所定検出時間
Txだけ延長するように制御する。
【0022】次に図4の説明図を元に全赤延長制御手段
21による信号機6,7の切替え制御について説明する
と、図4は、横軸を時間軸として時間の経過と信号機
6,7の点灯を説明するものであり、矢印Yは検出手段
8からの検出信号の入力を示し、同図は、単位延長時間
Teと切替待機時間Tkとが等しく、単位延長時間Te
に青点滅時間Fbを加えた時間が所定検出時間Txと等
しいものを示しているが、単位延長時間Teを切替待機
時間Tk以上の値に設定してもよい。図4は、全赤延長
制御手段21の制御によって最小青時間Tsから最大青時
間Tmax までの間の信号機6,7の切替え制御を示すも
ので、図中右端の単位延長時間Teの間に矢印Yで示す
検出信号が入力しないと、点灯時間制御手段14により上
りの信号機6を青点灯から青点滅に切替え、この青点滅
を青点滅時間Fbの間表示した後、赤点灯に切替わる。
そして、この青点滅時間Fbの開始と同時に所定検出時
間Txのカウントが開始され、この所定検出時間Txの
間に矢印Yで示す検出信号が入力されると、全赤延長制
御手段21により全赤時間Trが所定検出時間Txだけ延
長され、全赤時間Trに所定検出時間Txを加算した時
間だけ全赤点灯(初めの青点滅時間Tbにおける青点滅
を含む)が行われる。前記所定検出時間Tx内に入力さ
れた検出信号は、青点滅時間Fb及び青点滅時間Fb直
後の赤点灯時に車両が侵入したことを示すものであるか
ら、全赤延長制御手段21により全赤時間Trを所定検出
時間Txだけ延長することによって、図4に示す最終車
両持ち時間Tpは全赤時間Tr以上となり、これにより
切替え直後に侵入した車両も安全に道路工事区間5を通
行することができる。また、点灯時間制御手段14は、最
小青時間Tsの切替待機時間Tk内に検出信号の入力が
ない場合、該最小青時間Tsの終了後、青点灯から青点
滅に切替え、全赤延長制御手段21は、その青点滅開始か
ら所定検出時間Tx内に検出信号が入力すると、全赤時
間Trを所定検出時間Txだけ延長し、また、点灯時間
制御手段14により最大青時間Tmax の経過後、青点灯か
ら青点滅に切替わった場合、全赤延長制御手段21は、最
大青時間Tmax後の所定検出時間Tx内に検出信号が入
力すると、全赤時間Trを所定検出時間Txだけ延長す
るものであるから、切替え後、信号機6,7を無視して
侵入した車両を安全に通行されることができる。尚、所
定検出時間Tx内に車両の検出信号が入力しない場合
は、全赤時間Trは延長されない。
【0023】このような車両を検出する検出手段8,9
を設け、これら検出手段8,9の検出信号により対応す
る信号機6,7の点灯時間を感応制御する点灯時間制御
手段14を備えた片側交通用信号装置において、本発明で
は、前記検出手段8,9の手前で車両の接近を検出する
接近検出センサ31,32を各信号機6,7に対応して設け
ている。また、この接近検出センサ31,32あるいは前記
感応式制御装置10には、その接近検出センサ31,32によ
り車両を検出し、この車両が接近してくるか離れていく
かを判断する判断手段(図示せず)が設けられ、この例
では、接近する車両が前記検出手段8,9の所定距離手
前の測定点Pを通過する時のみ感応式制御装置10に検出
信号を出力するようにしている。さらに、前記感応式制
御装置10は感応制御待機手段33を有し、この感応制御待
機手段33は、両信号機6,7の表示を赤にすると共に、
前記接近検出センサ31,32の検出信号により前記感応制
御に切替えるものであって、前記接近検出センサ31,32
の検出信号が入力する。
【0024】また、点灯時間制御手段14は、感応制御を
行う感応制御モードの他に、両信号機6,7を赤点灯に
する全赤モード、感応制御待機手段33を作動して両信号
機6,7を赤点滅にする感応制御待機モードを有すると
共に、切替えスイッチ34によりそれらモードに切替え可
能となっている。また、これらのモードの他に点灯時間
制御手段14に両信号機6,7を赤点滅にする全赤点滅モ
ードを設けてもよい。さらに、感応式制御装置10はモー
ド記憶制御手段35を有し、このモード記憶制御手段35
は、前記設定値入力手段14により時間帯ごとに信号機
6,7の動作を前記各モードを設定するものであり、1
日の時間を計測するタイマー(図示せず)を備え、設定
した時間になると設定したモードに信号機6,7の動作
を切替える。そして、例えば、図5に示すように、交通
量の少ない夜間の22時から5時を感応制御待機手段33
が作動する感応制御待機モードに設定し、5時から8時
を感応制御モードに設定し、8時から17時を全赤モー
ドに設定し、17時から22時を感応制御モードに設定
するなど、時間帯により各モードを設定することができ
る。尚、この場合、5時から22時を感応制御モードに
設定し、操作者が前記切替えスイッチ34により、8時に
なったら全赤モードに切替え、帰りの17時にモード記
憶制御手段35の動作に切替えれば17時からは設定した
感応制御モードとなり、感応制御モードの場合は、前記
接近検出センサ31,32は作動しない。
【0025】次に、モード記憶制御手段35により、図5
のように設定した信号機6,7の動作を説明すると、5
時から8時及び17時から22時までは、上述した感応
制御により車両の通行量に対応した点灯制御が行われ、
8時から12時は全赤点灯となり、前記操作者である誘
導員により道路工事区間5に車両が誘導される。また、
夜間においては感応制御待機モードとなり、両信号機
6,7が赤点灯となる。この赤点灯の信号機6,7に車
両が接近すると、これを検出手段8,9の手前で接近検
出センサ31,32が検出し、検出した接近検出センサ31,
32に対応する信号機6,7が青点灯に切替わると共に、
対応する信号機6,7が感応制御に切替わる。図6及び
図7は感応制御待機モードにおける信号機6,7の制御
を示し、同図は横軸を時間軸として時間の経過と信号機
6,7の点灯を説明するものであり、白抜矢印Yは検出
手段8,9からの検出信号の入力を示すと共に、黒塗矢
印Yは接近検出センサ31,32からの検出信号の入力を示
し、各信号機6,7の右側には、黒塗枠帯で感応制御待
機手段33の動作による赤点灯、細線で感応制御による青
点灯、白抜枠帯で感応制御による赤点灯を示している。
さらに、図6に基いて詳述すると、感応制御待機モード
においては、左側に示すように、両信号機6,7が感応
制御待機モードの赤点灯になっており、一方の接近検出
センサ31が上り車線2の車両の接近を検出すると、信号
機6が青点灯に切替わり、信号機6側が感応制御に移行
し、他方の接近検出センサ32から検出信号の入力のない
信号機7側は感応制御待機モードの赤点灯が続く。そし
て、青点灯に移行した信号機6は、上述した感応制御に
より最小青時間Tsから最大青時間Tmax の間に全赤時
間Trに切替わり、図6の場合は車両が1台しか通過し
ないから最小青時間Ts後に感応制御モードの全赤時間
Trとなり、この全赤時間Tr内の初めの青点滅時間F
bだけ青点滅を行い、全赤時間Trの終了後、感応制御
待機モードの赤点灯に切替わる。次に、他方の接近検出
センサ32の検出信号が入力すると、信号機7が感応制御
モードに切替わり、この信号機7の青点灯時間及び全赤
時間Trに、一方の接近検出センサ31の検出信号が入力
すると、一方の信号機6は感応制御モードの赤点灯に切
替わり、図6では他方の信号機7の全赤時間Tr内に一
方の接近検出センサ31から検出信号が入力した場合を示
しており、このように先に感応制御モードに移行した他
方の信号機7の青点灯時間及び全赤時間Trが経過する
まで、一方の信号機6は感応制御モードの赤点灯を行
い、その全赤時間Trの経過後に、感応制御モード青点
灯に切替わる。一方の信号機6の全赤点灯Trが経過す
ると、該信号機6は感応制御待機モードの赤点灯に切替
わり、同時に一方の信号機6は感応制御モードにおける
青点灯に切替わる。尚、この場合、図6の上端中央の黒
塗矢印Yの車両は停止位置で一旦停止し、青点灯の切替
え後、検出手段8により検出され、また、所定検出時間
Txに白抜矢印Yの検出信号が入力されると、前記全赤
延長制御手段21により赤点灯時間が延長される。その一
方の信号機6の青点灯時間及び延長された赤点灯時間が
経過すると、一方の信号機6も感応制御待機モードの赤
点灯に切替わり、図6の右側に示すように再び接近検出
センサ31が車両の接近を検出すると、このセンサ31側の
信号機6が感応制御モードとなる。また、図6に示す延
長全赤点灯の間の全赤時間Trに、再度一方の接近検出
センサ31からの検出信号が入力すると、図7に示すよう
に、他方の信号機7は感応制御待機モードの赤であるこ
とを条件に、その検出信号の入力時から、一方の信号機
6が感応制御モードの青点灯に切替わる。尚、図6に示
す延長全赤点灯の間の全赤時間Trに、再度一方の接近
検出センサ31からの検出信号が入力しても、他方の信号
機7が感応制御モードの赤であれば、他方に信号機7が
先に感応制御モードの青点灯時間及び全赤時間Trを経
過した後、一方の信号機6が感応制御モードの青とな
る。このように、接近検出センサ31,32から検出信号が
入力すると、この入力した側の信号機6,7は感応制御
モードに移行し、他方の信号機が感応制御待機モードの
赤点灯であることを条件に、その検出信号の入力と同時
に一方の信号機を感応制御モードの青点灯に切替え、他
方の信号機が感応制御モードの青点灯時間あるいは全赤
時間Trである場合は、その検出信号の入力と同時に一
方の信号機を感応制御モードの赤点灯に切替えると共
に、前記他方の全赤時間Trの終了後に感応制御モード
の青点灯に切り替える。また、感応制御待機モードにお
いて、接近検出センサ31,32の検出信号は、点灯時間制
御手段14に入力し、検出手段6,7の検出信号と同様
に、図2に示した「入力有り」として単位延長時間Te
の延長の延長を行う。一方、接近検出センサ31,32の検
出信号は、全赤点灯を延長する所定検出時間Tx内にお
いては入力せず、すなわち所定検出時間Tx内に接近検
出センサ31,32の検出信号があっても全赤点灯の時間は
延長されない。
【0026】このように本実施例では、請求項1に対応
して、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区5
間の両端に仮設置される2位式信号機6,7と、道路工
事区間5の両側に各信号機6,7に対応して設けられ車
両を検出する検出手段8,9と、これら検出手段8,9
により検出した検出信号により対応する信号機6,7の
点灯時間を制御して上りと下りの信号機6,7をそれぞ
れ青と赤、全赤、赤と青、全赤点灯に順次切替える感応
制御を行う感応式制御装置10とを備えた片側交通信号装
置において、検出手段6,7の手前で車両の接近を検出
する接近検出センサ31,32を設け、両信号機6,7の表
示を赤にすると共に、接近検出センサ31,32の検出信号
により感応制御に切替える感応制御待機手段33を設けた
ものであるから、通行量が疎らな時間帯や区間におい
て、感応制御待機手段33により、両信号機6,7を赤表
示し、車両が接近してくると、これを接近検出センサ3
1,32が検出し、信号機6,7が感応制御に換わり、接
近車両側の信号機が感応制御の青点灯となるため、反対
方向の車両がいないにも係わらず、接近車両が無駄な時
間待ちをする必要がないと共に、手間で信号機が赤に切
替わり急停止や無理な侵入を行うことがなくなる。ま
た、従来技術で上述した信号機6,7を両方赤点滅にす
るものでは、両方の車両が一時停止してかつ安全を確認
して通行することとなるため、運転者の確認作業が不十
分であると、事故の原因となる虞を有するが、本実施例
では、一方が青で有れば他方が赤で、しかも一方の車両
が通過するまで他方が赤を継続するため、運転者による
確認に比べて車両を安全に誘導することができる。しか
も、接近検出センサ31,32により停止線から離れた手前
で信号機6,7を切替えるため、急停止の必要がないと
共に、接近検出センサ31,32が検出するまでは、接近車
両側の信号機も赤であるから、その接近車両は少なくと
も加速する事なく通常よりはスピードを落とした状態で
道路工事区間5に接近するため、スピードの出やすい夜
間などにおいて、一層安全に車両を通過させることがで
きる。また、この例では、接近検出センサ31,32は道路
工事区間5に接近する車両を検出し、検出信号を出力す
るものであるから、通過後の車両により「入力有り」と
なる検出ミスが発生することがない。
【0027】このように本実施例では、請求項4に対応
して、感応式制御装置19は、信号機6,7の最小,最大
青時間Ts,Tmax 及び全赤時間Trを設定可能な点灯
時間設定手段12と、最小青時間Tsの終了前の切替待機
時間Tk内に、青点灯の信号機6,7側の検出手段8,
9により車両の検出信号が入力されると、単位延長時間
Teだけ青点灯時間を延長すると共に、その延長した単
位延長時間Te内に検出信号が入力されると、最大限最
大青時間Tmax に達するまで青点灯時間を単位延長時間
ごとに延長し、かつ最小青時間の終了前の切替待機時間
Tk内に、車両の検出信号が入力されないと、最小青時
間Ts終了後に青点灯の信号機6,7を切替えると共
に、延長した単位延長時間Te内に検出信号が入力され
ないと、この延長した単位延長時間Teの経過後に青点
灯の信号機6,7を切替える点灯時間制御手段10とを有
するものであるから、点灯時間制御手段10により、単位
延長時間Te内に通過する車両の有無によって、信号機
の青点灯時間が、最小青時間Tsから最大青時間Tmax
の間で交通量に適した状態で切替えが行われ、検出信号
の入力時から単位延長時間Teだけ青点灯時間を延長す
るため、比較的交通量の多い昼間などでは、最小青時間
Tsの終了前の切替待機時間Tkから最長青時間Tmax
の間までに、通過する車両の間隔が単位延長時間Teよ
り開いたら、直ぐに信号機6,7が切替えられ、切替え
ロスの少ない信号機の制御を行うことができる。
【0028】このように本実施例では、請求項5に対応
して、時間帯により、感応制御による表示と、感応制御
待機手段33による表示とに切替えるモード記憶制御手段
35を設けたものであるから、時間帯により、信号機6,
7の表示を、感応制御に表示と、感応制御待機手段33に
よる赤表示と設定することができるため、無人であって
も、1日の時間帯ごとに、通行量に合わせた制御を行う
ことができる。
【0029】また、実施例上の効果として、感応式制御
装置10により青点灯の信号機6,7の表示を切替えた後
の所定検出時間Txの間に、この切替わった信号機6,
7側の検出手段8,9により検出信号が入力されると、
全赤点灯の時間を所定検出時間Txだけ延長する全赤延
長制御手段21を設けた片側交通用信号装置であって、感
応式制御装置10により青点灯の信号機6,7を青点滅に
切替えた後、赤点灯に切り替えるものであるから、検出
手段8,9により検出した検出信号により感応式制御装
置10が、青点灯の信号機6,7を切替える際、その信号
機6,7が青点滅となって、赤点灯への切替えを予告警
告するため、走行車両は余裕を持って停止あるいは工事
区間5への侵入を判断することができ、信号機の手前で
急停止をすることなく、青から赤への信号切替え時の車
両の安全を向上することができ、また、その信号機6,
7の青点滅及び青点滅直後の赤点灯時に車両が道路工事
区間5に侵入しても、所定検出時間Txだけ全赤点灯T
rの時間が延長されるため、青点滅に切替わった後に侵
入した車両も安全に道路工事区間5を通過することがで
きる。
【0030】さらに、赤点灯の信号機6,7を青点灯に
切替える前に赤点滅するものであるから、信号待ちの車
両に対して、赤点灯が赤点滅に替わることにより、信号
切替え時期を予告するため、車両の通行により青時間を
短縮及び延長する感応式制御装置を備えた信号装置にお
いて、運転者が信号機の切替えに気付かずに信号待ち側
の車両が1台も通過しないうちに信号機が赤に切替ると
いう不具合を防止することができ、その赤点滅により青
点灯前に運転者が発車準備を行うことができるから、青
点灯への切替えと同時にタイムロスなく車両が通行する
ことができる。そして、夜間などで感応制御待機モード
により信号機6,7が作動している場合は、図6の上段
中央のケースのように、感応制御の赤点灯で停止してい
た車両の運転手が青への切替わりに気付かず、最小青時
間Tsが経過してしまうと、赤点灯に切替わってしま
い、この後、接近検出センサ31も作動しないから、赤点
灯が継続してその停止車両が通行できなくなる虞がある
が、赤点滅時間Frの赤点滅によりこれを防止すること
ができる。
【0031】さらにまた、図5の括弧に示すように、2
2時から5時を全赤点滅モードにし、8時から17時も
感応制御モードにすることもでき、このように夜間など
の通行量の少ない時間帯は両信号機6,7を、赤点滅に
しておけば、感応制御の場合より無駄な時間待ちを減ら
すことができる。
【0032】図8及び図9は本発明の第2実施例を示
し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、第1実施例では、車
両の接近のみを検出していたが、この例では、全赤時間
自動学習計算手段36を設け、この全赤時間自動学習計算
手段36は、前記接近検出センサ31,32により車両の接近
と離れとを判断する接近及び離れ判断手段37と、この判
断手段37により検出手段8,9からそれぞれ等しい距離
手前の測定点Pにおける車両の接近及び離れの時間を記
憶し、この接近時と離れ時の時間差を全赤時間演算手段
38が計算し、さらに、測定点P,P間の長さLkと、片
側規制長さLと、前記時間差とから全赤時間Trを算出
し、これを点灯時間設定手段12に入力し、この後の感応
制御における全赤時間Trとする。この場合、青から赤
に切替わる際の最終車両の接近時と離れ時とから前記時
間差を算出する。また、所定時間例えば1時間の間に、
その最終車両により得られた全赤時間Trの平均をその
後に感応制御の全赤時間Trとしたり、1時間の間で一
番長い全赤時間Trをその後の感応制御の全赤時間Tr
としたりすることができる。また、接近検出センサ31,
32は両車線2,3の車両の接近と離れを検出するもので
あるから、例えば超音波センサなどを用いる場合は、超
音波を車両の斜め上方から発信するようにすれば、両方
車線の車両を検出することができる。
【0033】このように本実施例では、全赤時間自動学
習計算手段36は、接近検出センサ31,32により、接近車
両の計測位置通過時と、離れていく車両の計測位置通過
時間を検出して全赤時間Trを自動で設定するものであ
るから、例えば車両が近接して通過するような通行量の
多い場合では、全赤時間Trが自動的に長くなって、安
全な通行が確保され、通行量に合わせた信号機の制御を
行うことができる。
【0034】図10及び図11は本発明の第3実施例を
示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第1実
施例で用いた検出手段8,9を用いずに、接近検出セン
サ31,32により感応制御モード及び感応制御待機モード
に切替え可能としたものを示し、これら接近検出センサ
31,32は停止線からそれぞれ等しい距離手前の測定点P
1 に接近車両が達した時に、検出信号を出力すると共
に、測定点P1 に車両が存在することを検出して検出信
号を出力し、この検出信号により点灯時間制御手段14,
全赤時間延長手段21及び感応制御待機手段33が上述した
実施例と同様に作動する。そして、この例では接近検出
センサ31,32の検出信号により感応制御が行われる。但
し、この場合は、停止線を通過する前の車両の検出信号
により感応制御するものであるから、全赤時間Trは、
測定点P1 ,P1 間の長さLk1 を平均速度の車両が通
過する時間としている。また、停止線から測定点P1
での距離は比較的短いことが好ましく、この単位延長時
間Teを基準とする感応制御では、少なくとも平均速度
の車両が単位延長時間Teに走行する距離より短くし、
この例では、停止線に並んで停止している車両も検出す
るため、停止線に並んだ車両の2台目から10台目程度
までのいずれかの車両位置を測定点P1 としている。ま
た、並んで停止した測定点P1 の車両を確実に検出する
ため、接近検出センサ31,32を道路1の端から離れた位
置に設置することにより、前側に並んだ車両による誤作
動を防止している。
【0035】そして、この例においても、接近検出セン
サ31,32の検出信号により、感応制御が行われ、また、
夜間などの車両の交通量が少ない時間帯には、感応制御
待機手段33により、両信号機6,7の全赤点灯を行い、
図11に示すように、検出手段8,9からの検出信号が
入力しない以外は、上記図6と同様に先に検出信号を出
力した信号機が青点灯に切替わり、感応制御が行われ
る。
【0036】このように本実施例では、請求項2に対応
して、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区5
間の両端に仮設置される2位式信号機6,7と、道路工
事区間5の両側に各信号機6,7に対応して設けられ車
両を検出する検出手段8,9と、これら検出手段8,9
により検出した検出信号により対応する信号機6,7の
点灯時間を制御して上りと下りの信号機6,7をそれぞ
れ青と赤、全赤、赤と青、全赤点灯に順次切替える感応
制御を行う感応式制御装置10とを備えた片側交通信号装
置において、検出手段が車両の接近を検出する接近検出
センサ31,32であり、両信号機6,7の表示を赤にする
と共に、接近検出センサ31,32の検出信号により感応制
御に切替える感応制御待機手段33を設けたものであるか
ら、通行量が疎らな時間帯や区間において、感応制御待
機手段33により、両信号機6,7を赤表示し、車両が接
近してくると、これを接近検出センサ31,32が検出し、
検出した側の信号機6,7が感応制御に切替わり、接近
車両側の信号機6,7が感応制御の青点灯となり、特
に、測定点P1 に接近する車両と測定点P1 に存在する
車両を検出する接近検出センサ31,32を用いることによ
り、センサの数を削減することができる。また、この例
でも、請求項4及び5に対応して上記第1実施例と同様
な作用効果を有する。
【0037】図12及び図13は本発明に第4実施例を
示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その
詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、第1実
施例の感応式制御装置10において、接近検出センサ31,
32の代わりに、車両の通過を検出する第2の検出手段8
A,9Aを設け、これら第2の検出手段8A,9A及び
前記検出手段8,9の検出信号の入力により、前記点灯
時間制御手段14が青点灯時間を最小青時間Tsから最大
青時間Tmax の間で制御する。但し、青点灯の信号機
6,7が青点滅に切替わった後は、第2の検出手段8
A,9Aの検出信号は全赤延長手段21には入力せず、す
なわち青点滅に切替わった後、前記第2の検出手段8
A,9Aからの検出信号により全赤点灯の時間は延長さ
れない。また、前記検出手段8Aは上りの車線2の車両
の通過を検出し、前記検出手段9Aは下りの車線3の車
両の通過を検出するものである。検出手段8,9と第2
の検出手段8A,9Aの間隔を、車線2,3における平
均速度の車が単位延長時間Te内に走行する距離Kとし
ており、この距離Kは前後の車両がそれぞれ平均速度で
走行する場合、これ以上離れると、前側車両が検出手段
8箇所を通過した後、後続車両が検出手段8に達する前
に信号機7が切り替わる単位延長時間Teに対応する距
離である。
【0038】そして、この例においても、検出手段8,
9と第2の検出手段8A,9Aの検出信号により、感応
制御が行われ、また、夜間などの車両の交通量が少ない
時間帯には、感応制御待機手段33により、両信号機6,
7の全赤点灯を行い、図13に示すように、上記図6と
同様に、先に第2の検出手段8A,9Aが検出信号を出
力した信号機が青点灯に切替わり、感応制御が行われ
る。尚、この例では、第2の検出手段8A,9Bからの
検出信号も上記図2における「入力有り」として青点灯
時間を単位延長時間Teだけ延長するようにしたが、感
応制御待機モードの場合だけに、「入力有り」としても
よい。
【0039】このように本実施例では、請求項3に対応
して、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区5
間の両端に仮設置される2位式信号機6,7と、道路工
事区間5の両側に各信号機6,7に対応して設けられ車
両を検出する検出手段8,9と、これら検出手段8,9
により検出した検出信号により対応する信号機6,7の
点灯時間を制御して上りと下りの信号機6,7をそれぞ
れ青と赤、全赤、赤と青、全赤点灯に順次切替える感応
制御を行う感応式制御装置10とを備えた片側交通信号装
置において、検出手段8,9の手前に第2の検出手段8
A,9Aを設け、両信号機6,7の表示を赤にすると共
に、第2の検出手段8A,9Aの検出信号により感応制
御に切替える感応制御待機手段33を設けたものであるか
ら、通行量が疎らな時間帯や区間において、感応制御待
機手段33により、両信号機6,7を赤表示し、車両が接
近してくると、これを接近検出センサ31,32が検出し、
信号機6,7が感応制御に換わり、接近車両側の信号機
が感応制御の青点灯となるため、反対方向の車両がいな
いにも係わらず、接近車両が無駄な時間待ちをする必要
がないと共に、手間で信号機が赤に切替わり急停止や無
理な侵入を行うことがなくなる。また、この例において
も、請求項4,5に対応して、上記第1実施例と同様な
作用効果を有する。
【0040】また、この例では検出手段8,9の手前に
第2に検出手段8A,9Aを設け、切替待機時間Tk内
及び単位延長時間Te内に第2の検出手段8A,9Aか
ら検出信号が入力されると単位延長時間Teだけ青点灯
時間を延長するものであるから、後続車両が工事区間5
に加速して近付いてきても、第2の検出手段8A,9A
により青点灯が延長されるため、手前で急停止や工事区
間5への無理な侵入を防止できる。また、単位延長時間
Teに対応する距離Kより、検出手段8,9と第2の検
出手段8A,9Aの距離を小さくしてやれば、坂道の登
板車線などにおいて、後続の大型車両等が遅れても、前
側の車両による検出手段からの検出信号による単位延長
時間Teが経過する前に、第2の検出手段8A,9Aが
後続の大型車両等を検出し、この検出信号の入力時から
単位延長時間Teの青点灯の延長を行うため、後続の大
型車両等も急停止することなく安全に侵入することがで
きる。また、検出手段8,9と第2の検出手段8A,9
Aとの距離Kが、単位延長時間Teに平均速度の車両が
走行する距離Kに対応しているものであるから、距離K
より車間距離が開いた後続車両、例えば大型車両が工事
区間5に加速して近付いてきても、第2の検出手段8
A,9Aにより青点灯が延長されるため、速度の速い後
続車両が手前で急停止や工事区間5への無理な侵入を行
うことを防止できる。
【0041】そして、検出手段8,9と第2の検出手段
8A,9Aとの距離を、単位延長時間Teに平均速度の
車両が走行する距離K以下とすることが好ましく、同じ
場合は、速い後続車両Bの安全性を高めることができ、
小さい場合は、遅い後続車両の安全性を高めることがで
きるが、前側車両と後続車両の速度が倍以上異なること
は希であるから、距離K以下から距離Kの2分の1以上
が好ましい。
【0042】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば検出手段及び第2の検出手段
は、車両の通行を検出できるものであれば、各種のセン
サを用いることができ、また、接近検出センサは、車両
の接近を検出できるものであれば、各種のセンサを用い
ることができる。また、点灯時間制御手段14により、一
方の車両の通行が少ない場合は、他方の信号機の最大青
時間を延長するように制御してもよい。さらに、停電等
が生じた場合は、図示しない内部バッテリーにより、例
えば30分程度の間、装置の機能を維持するようにして
もよい。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明は、上りと下りの車両が
交互に通行する道路工事区間の両端に仮設置される2位
式信号機と、前記道路工事区間の両側に前記各信号機に
対応して設けられ車両を検出する検出手段と、これら検
出手段により検出した検出信号により前記対応する信号
機の点灯時間を制御して上りと下りの信号機をそれぞれ
青と赤、全赤、赤と青、全赤点灯に順次切替える感応制
御を行う感応式制御装置とを備えた片側交通信号装置に
おいて、前記検出手段の手前で車両の接近を検出する接
近検出センサを設け、前記両信号機の表示を赤にすると
共に、前記接近検出センサの検出信号により前記感応制
御に切替える感応制御待機手段を設けたものであり、通
行量が疎らな時間帯や区間において、車両を安全かつス
ムーズに通過させることができる片側交通用信号機を提
供することができる。
【0044】請求項2の発明は、前記検出手段が車両の
接近を検出する接近検出センサであり、前記両信号機の
表示を赤にすると共に、前記接近検出センサの検出信号
により前記感応制御に切替える感応制御待機手段を設け
たものであり、通行量が疎らな時間帯や区間において、
車両を安全かつスムーズに通過させることができる片側
交通用信号機を提供することができる。
【0045】請求項3の発明は、前記検出手段の手前に
第2の検出手段を設け、前記両信号機の表示を赤にする
と共に、前記第2の検出手段の検出信号により前記感応
制御に切替える感応制御待機手段を設けたものであり、
通行量が疎らな時間帯や区間において、車両を安全かつ
スムーズに通過させることができる片側交通用信号機を
提供することができる。
【0046】請求項4の発明は、前記感応式制御装置
は、信号機の最小,最大青時間及び全赤時間を設定可能
な点灯時間設定手段と、前記最小青時間の終了前の切替
待機時間内に、青点灯の信号機側の前記検出手段により
前記車両の検出信号が入力されると、単位延長時間だけ
青点灯時間を延長すると共に、その延長した単位延長時
間内に前記検出信号が入力されると、最大限前記最大青
時間に達するまで前記青点灯時間を単位延長時間ごとに
延長し、かつ前記最小青時間の終了前の切替待機時間内
に、前記車両の検出信号が入力されないと、前記最小青
時間終了後に青点灯の信号機を切替えると共に、前記延
長した単位延長時間内に前記検出信号が入力されない
と、この延長した単位延長時間の経過後に青点灯の信号
機を切替える点灯時間制御手段とを有するものであり、
交通量に対応して青点灯時間を制御し、また、通行量が
疎らな時間帯や区間において、車両を安全かつスムーズ
に通過させることができる片側交通用信号機を提供する
ことができる。
【0047】請求項5の発明は、時間帯により、前記感
応制御による表示と、前記感応制御待機手段による表示
とに切替えるモード記憶制御手段を設けたものであり、
無人であっても、1日の時間帯ごとに、通行量に合わせ
た制御を行うことができ、通行量が疎らな時間帯や区間
においても、車両を安全かつスムーズに通過させること
ができる片側交通用信号機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す平面説明図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すフローチャート図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例を示す感応制御モードにお
ける説明図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す全赤延長制御手段に
より全赤点灯の時間を延長した場合の説明図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す時間帯におけるモー
ドを説明する説明図である。
【図6】本発明の第1実施例を示し、感応制御待機モー
ドにおける信号機の表示を示す説明図である。
【図7】本発明の第1実施例を示し、感応制御待機モー
ドにおいて、一方の信号機が感応制御の全赤時間におい
て、一方の接近検出センサが検出信号を出力した場合の
信号機の表示を示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す平面説明図である。
【図9】本発明の第2実施例を示すモード記憶制御手段
の説明図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す平面説明図であ
る。
【図11】本発明の第3実施例を示し、感応制御待機モ
ードにおける信号機の表示を示す説明図である。
【図12】本発明の第4実施例を示す平面説明図であ
る。
【図13】本発明の第4実施例を示し、感応制御待機モ
ードにおける信号機の表示を示す説明図である。
【符号の説明】
1 道路 2 上り車線 3 下り車線 5 道路工事区間 6,7 信号機 8,9 検出手段 8A,9A 第2の検出手段 10 感応式制御装置 12 点灯時間設定手段 14 点灯時間制御手段 21 全赤延長制御手段 31,32 接近検出センサ 33 感応制御待機手段 35 モード記憶制御手段 Ts 最小青時間 Tmax 最大青時間 Tk 切替待機時間 Te 単位延長時間 Tx 所定検出時間 Fb 青点滅時間 Fr 赤点滅時間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上りと下りの車両が交互に通行する道路
    工事区間の両端に仮設置される2位式信号機と、前記道
    路工事区間の両側に前記各信号機に対応して設けられ車
    両を検出する検出手段と、これら検出手段により検出し
    た検出信号により前記対応する信号機の点灯時間を制御
    して上りと下りの信号機をそれぞれ青と赤、全赤、赤と
    青、全赤点灯に順次切替える感応制御を行う感応式制御
    装置とを備えた片側交通信号装置において、前記検出手
    段の手前で車両の接近を検出する接近検出センサを設
    け、前記両信号機の表示を赤にすると共に、前記接近検
    出センサの検出信号により前記感応制御に切替える感応
    制御待機手段を設けたことを特徴とする片側交通用信号
    装置。
  2. 【請求項2】 上りと下りの車両が交互に通行する道路
    工事区間の両端に仮設置される2位式信号機と、前記道
    路工事区間の両側に前記各信号機に対応して設けられ車
    両を検出する検出手段と、これら検出手段により検出し
    た検出信号により前記対応する信号機の点灯時間を制御
    して上りと下りの信号機をそれぞれ青と赤、全赤、赤と
    青、全赤点灯に順次切替える感応制御を行う感応式制御
    装置とを備えた片側交通信号装置において、前記検出手
    段が車両の接近を検出する接近検出センサであり、前記
    両信号機の表示を赤にすると共に、前記接近検出センサ
    の検出信号により前記感応制御に切替える感応制御待機
    手段を設けたことを特徴する片側交通用信号装置。
  3. 【請求項3】 上りと下りの車両が交互に通行する道路
    工事区間の両端に仮設置される2位式信号機と、前記道
    路工事区間の両側に前記各信号機に対応して設けられ車
    両を検出する検出手段と、これら検出手段により検出し
    た検出信号により前記対応する信号機の点灯時間を制御
    して上りと下りの信号機をそれぞれ青と赤、全赤、赤と
    青、全赤点灯に順次切替える感応制御を行う感応式制御
    装置とを備えた片側交通信号装置において、前記検出手
    段の手前に第2の検出手段を設け、前記両信号機の表示
    を赤にすると共に、前記第2の検出手段の検出信号によ
    り前記感応制御に切替える感応制御待機手段を設けたこ
    とを特徴する片側交通用信号装置。
  4. 【請求項4】 前記感応式制御装置は、信号機の最小,
    最大青時間及び全赤時間を設定可能な点灯時間設定手段
    と、前記最小青時間の終了前の切替待機時間内に、青点
    灯の信号機側の前記検出手段により前記車両の検出信号
    が入力されると、単位延長時間だけ青点灯時間を延長す
    ると共に、その延長した単位延長時間内に前記検出信号
    が入力されると、最大限前記最大青時間に達するまで前
    記青点灯時間を単位延長時間ごとに延長し、かつ前記最
    小青時間の終了前の切替待機時間内に、前記車両の検出
    信号が入力されないと、前記最小青時間終了後に青点灯
    の信号機を切替えると共に、前記延長した単位延長時間
    内に前記検出信号が入力されないと、この延長した単位
    延長時間の経過後に青点灯の信号機を切替える点灯時間
    制御手段とを有することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の片側交通用信号装置。
  5. 【請求項5】 時間帯により、前記感応制御による表示
    と、前記感応制御待機手段による表示とに切替えるモー
    ド記憶制御手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の片側交通用信号機。
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