JP2603115Y2 - 片側交通用信号機 - Google Patents

片側交通用信号機

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JP2603115Y2
JP2603115Y2 JP1993035961U JP3596193U JP2603115Y2 JP 2603115 Y2 JP2603115 Y2 JP 2603115Y2 JP 1993035961 U JP1993035961 U JP 1993035961U JP 3596193 U JP3596193 U JP 3596193U JP 2603115 Y2 JP2603115 Y2 JP 2603115Y2
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一彦 安井
彰 佐藤
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日本サミコン株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、片側交通を行う道路工
事区間の両端に仮設置される片側交通用信号機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来道路工事区間において、片側交通に
より上り下りの車両を交互に通行する場合、その工事区
間の両側に信号機を設置し、一方の信号機の青点灯時間
に、他方の信号機を赤点灯とし、かつ青から赤点灯への
切換える際に通過した車両が工事区間を通過する間、両
信号機を全赤点灯とするものが知られている。しかしな
がらこれは、手動により上り下りの青と赤の点灯時間を
設定するものであり、交通量の変化に対応が難しいた
め、一方側からの交通量が多く他方側からの交通量が少
ない場合、一方側の待ち時間が長くなって渋滞が発生し
易いという問題があった。このため例えば特開平3−6
2198号公報には、工事区間の両端に信号機と車両の
台数を検出する検出手段とを設置し、車両台数の多い側
の信号機の青点灯時間が長くなるように制御する交通信
号制御装置が提案されている。
【0003】また、特開平5−40897号公報には、
基本延長タイマーがタイムアップした後、進行側の検出
器から発せられる信号に基づいて基本時間に数次の追加
時間を加算したものを規定時間とするとともに、この信
号が一定時間内に発せられないときには基本時間を短縮
するか又は基本時間に加算する追加時間を少なくして規
定時間を短縮する制御回路によって進行側の信号灯器の
青信号時間を制御する交互式交通信号制御装置が提案さ
れ、前記基本時間および追加時間タイマーが所定どおり
に順次動作するには、基本時間タイマーより長い進行車
両検出タイマーがタイムアップしないことを条件として
いる。
【0004】さらに、特公昭56−34920号公報に
は、流入路における車両の感知があるごとに単位青時間
を延長する交通信号制御方法が提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の交通信号制
御装置では、工事区間前の一定区間で待機する車両の台
数を検出するため、それぞれ2箇所の検出手段を設ける
必要があり、設備費が大になると共にその制御が煩雑と
なる面があった。また、これは待機車両が多い側の信号
機の青点灯時間を長くなるように制御するものである
が、待機した車両の台数情報のみにより信号機の点灯長
さを制御しただけでは、両方向の車両を効率よく通して
車両の待ち時間を軽減することが難しく、渋滞が発生す
ることが懸念される。
【0006】また、上記交互式交通信号制御装置では、
一方の通行量が少ない場合でも、一方が青点灯になる
と、基本延長タイマーがタイムアップした後、基本時間
が過ぎても信号機の切換えが行われず、青から赤点灯の
切換え時において、車両がとぎれた場合でも、信号機が
直ぐに切換わらず、切換え時間をロスすることが予想さ
れる。
【0007】この点、上記交通信号制御方法では、車両
の検出時点から単位青時間を延長するから、上記交互式
交通信号制御装置にこの交通信号制御方法を適用すれ
ば、車両がとぎれた場合に、切換えロスを少なくでき
る。
【0008】ところで、交差点の交通信号灯を制御する
のものにおいて、特公昭58−57800号公報には、
車両感知器からの車両感知信号により全赤の設定時間を
指定する交通信号制御方法も提案されている。
【0009】しかし、車両の検出手段として、上記特開
平3−62198号公報では、工事区間の両側にそれぞ
れ2箇所の圧力センサを設けており、上記特開平5−4
0897号公報では、光式、音式、熱式の検出器を用い
ているが、この種の道路工事区間の両側に仮設置される
信号機では比較的簡易で車両の検出を確実にできるもの
が望ましい。
【0010】そしてまた、上記公報のものでは、一方の
信号機が青から赤に換わり、両方の信号機が赤になる全
赤時間を、実際の車両の通行に合わせて簡便に制御する
ことができず、また、上記交通信号制御方法をそのまま
片側交通用信号機に適用することも難しい。
【0011】そこで本考案は、最短延長時間付近におけ
る切換えロス時間が少なく、車両の待ち時間を軽減し、
車両の通過間隔が単位延長時間になると切換えを行って
車両を効率よく通すことができ、さらに、比較的簡易で
検出が確実な検出手段を用いて実際の車両の通行に合わ
せて全赤時間の制御を行うことができる片側交通用信号
機を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、上りと下りの
車線の一方で道路工事を行い、上りと下りの車両が交互
に通行する道路工事区間の両端に仮設置される片側交通
用信号機において、前記道路工事区間の両側に前記各信
号機に対応して設けられ車両の通行を検出する検出手段
と、これら検出手段により検出した検出信号により前記
対応する信号機の青、赤点灯時間を制御して切換える制
御装置とを備え、前記両側の検出手段が、前記道路工事
区間の両側の車両停止線位置近くにそれぞれ設けられる
圧力センサであり、前記一方の車線を通行する車両が進
入する側の前記圧力センサは、上記上りと下りの車線幅
に設けられ、前記制御装置は、信号機の最短、最長青時
間を設定可能な点灯時間設定手段と、前記最短青時間の
終了前の切換待機時間内に、青点灯の信号機側の前記圧
力センサにより前記車両の検出信号が入力されると、こ
の入力時から単位延長時間だけ青点灯時間を延長すると
共に、この延長した単位延長時間内に前記検出信号が入
力されると、前記検出信号が入力されるごとに該入力時
から前記青点灯時間を前記単位延長時間だけ最大限前記
最長青時間に達するまで延長し、かつ前記最短青時間の
終了前の切換待機時間内に、前記車両の検出信号が入力
されないと、前記最短青時間終了時に前記青点灯の信号
機を切換ると共に、前記延長した単位延長時間内に前記
検出信号が入力されないと、この延長した単位延長時間
の経過時に前記青点灯の信号機を切換える点灯時間制御
手段と、前記両側の検出手段からの検出信号に基いて青
点灯時に通過する最後の車両の道路工事区間通過所要時
間を計測し、この通過所要時間により全赤点灯の全赤時
間を制御する全赤時間自動学習計算手段と、前記圧力セ
ンサに障害が発生した場合に、前記信号機の点灯を定周
期制御に移行する自己判断手段と、を有することを特徴
とする片側交通用信号機。
【0013】
【作用】上記構成により、単位延長時間内に通過する車
両の有無によって、信号機の青点灯時間を最短青時間か
ら最長青時間の間で切り換えるように制御するものであ
り、検出信号の入力時から単位延長時間だけ青点灯時間
を延長するため、最短青時間の終了前の切換待機時間か
ら最長青時間の間までに、通過する車両の間隔が単位延
長時間より開いたら、直ぐに信号機が切換えられ、ま
た、切換待機時間内に通行車両がない場合は、最短青時
間になったら直ちに切換わる。さらに、停止線位置に信
号待ち車両が多数並んで停車する場合でも、それら車両
の通行を停止線位置近くに設けられた検出手段により検
出するため、通行により単位延長時間だけ延長が行われ
る。
【0014】また、方の車線を走行して進入した車両
が、道路工事区間から出て行く際、これを方の車線の
停止線位置の近くで検出することができ、全赤時間学習
計算手段により、実際に通過する車両の所要時間を計測
し、この所要時間により全赤時間を制御することができ
る。
【0015】さらに、圧力センサに障害が発生すると、
自己判断手段によって、信号機の点灯が定周期制御に移
行し、事故防止と円滑な交通が図られる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1乃至図3は本考案の一実施例を示し、同
図において、道路1は上り車線2と下り車線3の2車線
を有し、この例では上り車線2を道路工事4に伴い通行
止めとし、片側規制長さLメートルの区間が上りと下り
の車両が交互に通過する道路工事区間5となっておリ、
道路工事区間5において、車両は方の車線である上り
車線2を通過する。この道路工事区間5の上りと下りの
両端には、簡易型交通信号機6,7がそれぞれ仮設置さ
れ、これら信号機6,7は、青、赤点灯切換え可能なも
のが用いられる。8,9は前記交通信号機6,7に対応
して上りと下りの車線2,3の図示しない停止線位置に
設けられた検出手段たる圧力センサであって、これら圧
力センサ8,9は車両の通過を検出して検出信号を出力
するものである。尚、方の車線である下り車線3を走
行する車両が進入する側の前記圧力センサ9は、後述す
る全赤時間自動学習計算手段のために、道路1の幅全体
に設けられている。そして、車両が通過してその圧力を
検出する圧力センサ8,9を用いるから、検出手段は比
較的簡易で検出が確実である。
【0017】10は前記圧力センサ8,9により検出した
車両の検出信号により前記信号機6,7の青、赤点灯を
制御するCPUなどを備えた制御装置であり、この制御
装置10は各圧力センサ8,9及び信号機6,7と配線に
よって電気的に接続され、その制御装置10により信号機
6,7は、一方が青で他方が赤、両方が赤の全赤、一方
が赤で他方が青、さらに全赤という1サイクルにより点
灯表示を行う。前記制御装置10には、時間の経過をカウ
ントするタイマーなどの計時手段11と点灯時間設定手段
12が設けられ、この点灯時間設定手段12は、キーボード
などの設定値入力手段13により前記信号機6,7の最短
青時間Tsと最長青時間Tmax、両信号機6,7を同時
に赤点灯にする全赤時間Tr、さらには後述する切換待
機時間Tk及び単位延長時間Teの値をそれぞれ任意に
設定できるようになっており、これらは前記点灯時間設
定手段12が記憶する。前記最短青時間Tsは、車両の検
出信号に係わらず信号機6,7が青点灯を続ける時間で
あり、最長青時間Tmaxは、車両の検出信号に係わらず
信号機6,7が青から赤点灯に切り替わる時間であり、
前記切換待機時間Tkは、前記最短青時間Tsの終了前
の所定時間であり、前記単位延長時間Teは、車両の検
出信号によりこの車両の通過時から青点灯時間を延長す
る時間である。また、全赤時間Trは、次式により求め
られる。
【0018】
【数1】
【0019】ここでVave は前記道路工事区間5を通過
する車両の平均速度であり、前記片側規制長さLを、平
均速度例えば時速20キロの車両が通過すると仮定して
5.6m/秒で割って全赤時間Trが求められる。
【0020】さらに前記制御装置10には、前記信号機
6,7の青、赤点灯時間を制御する点灯時間制御手段14
が設けられ、この点灯時間制御手段14は、前記最短青時
間Tsの終了前において前記単位延長時間Teと等しい
切換待機時間Tk内に、前記圧力センサ8から車両の検
出信号が入力されると、その入力時から信号機6の青点
灯を前記単位延長時間Teだけ延長し、この単位延長時
間Te内に車両の通行がない場合すなわち検出信号の入
力がないと、信号機6を赤点灯に切換え、一方前記1回
目の延長した単位延長時間Te内に車両が検出信号が入
力されると、さらにこの入力時から単位延長時間Teだ
け青点灯を延長し、この延長を最大限、前記最長青時間
Tmaxまで延長し、この最長青時間Tmaxになると、単位
延長時間Teの残り時間に係わらず信号機6を赤に切換
えるように制御し、両信号機6,7が全赤となり、全赤
時間Trが経過すると方の信号機7を青点灯に切換
え、方の圧力センサ9からの検出信号により同様な青
点灯時間の制御を行う。また、前記制御装置10は、図示
しない全赤時間自動学習計算手段を有し、この全赤時間
自動学習計算手段は圧力センサ8,9からの検出信号に
基いて青点灯時に通過する最後の車両の通過所要時間を
計測し、これに基いて全赤時間Trを制御するものであ
り、これにより前記点灯時間設定手段12によらずに全赤
時間Trを制御することもできる。さらに、前記制御装
置10は、圧力センサ8,9の障害、例えば不良及び断線
等を検知した場合や両信号機6,7が青,青点灯になる
ような異常が発生した場合には、自動的に定周期制御に
移行し、スムーズな信号処理を行うように制御する自己
判断手段を有し、さらにまた、両信号機6,7の点灯用
ランプの球切れが生じた場合は、これを制御装置10が検
知して図示しない警告手段により警告音を発するなどの
制御を行う。
【0021】次に図2のフローチャートを用いて、前記
制御装置10による信号機6,7の制御の一例を説明する
と、青出力後の最短青時間Tsの間に、圧力センサ8に
より車両の検出信号が制御装置10に入力されると、同図
に示すように、「入力有り」として、青点灯を単位延長
時間Teだけ延長し、「入力無し」の場合には、経過時
間をチェックして前記最短青時間Tsが終了した場合、
「全赤点灯」になるように制御し、「入力有り」の場合
は最大青時間Tmaxに達するまで青点灯を継続するよう
に制御している。
【0022】さらに図3は横軸を時間軸として時間の経
過と信号機6,7の点灯を説明するものであり、矢印Y
は圧力センサ8からの検出信号の入力を示し、最上段の
ように、切換待機時間Tk内に検出信号の入力のない場
合は、最短青時間Tsの経過後に全赤点灯Trとなり、
中段のように切換待機時間Tk内に検出信号の入力する
と、この入力時から単位延長時間Teごとに青点灯の時
間を延長し、下段のように最大限、最長青時間Tmaxま
で達すると、単位延長時間Teの残り時間に係わらず赤
点灯に切換え、車両の通行状態に応じて最適な信号機
6,7の制御が行われ、下りの青点灯時間も、圧力セン
サ9からの検出信号により同様に制御される。
【0023】このように本実施例では、上りと下りの車
線2,3の一方で道路工事4を行い、上りと下りの車両
が交互に通行する道路工事区間5の両端に仮設置される
片側交通用信号機6,7において、道路工事区間5の両
側に各信号機6,7に対応して設けられ車両の通行を検
出する検出手段8,9と、これら検出手段8,9により
検出した検出信号により対応する信号機6,7の青、赤
点灯時間を制御して切換える制御装置10とを備え、両側
の検出手段8,9が、道路工事区間5の両側の車両停止
線位置近くにそれぞれ設けられる圧力センサ8,9であ
り、方の車線3を通行する車両が進入する側の圧力セ
ンサ9は、上りと下りの車線幅に設けられ、前記制御装
置10は、信号機6,7の最短、最長青時間Ts,Tmax
を設定可能な点灯時間設定手段12と、最短青時間Tsの
終了前の切換待機時間Tk内に、青点灯の信号機6,7
側の圧力センサ8,9により車両の検出信号が入力され
ると、この入力時から単位延長時間Teだけ青点灯時間
を延長すると共に、この延長した単位延長時間Te内に
検出信号が入力されると、検出信号が入力されるごとに
該入力時から青点灯時間を単位延長時間Teだけ最大限
最長青時間Tmaxに達するまで延長し、かつ最短青時間
Tsの終了前の切換待機時間Tk内に、車両の検出信号
が入力されないと、最短青時間Ts終了時に青点灯の信
号機6,7を切換ると共に、延長した単位延長時間Te
内に検出信号が入力されないと、この延長した単位延長
時間Teの経過時に青点灯の信号機6,7を切換える点
灯時間制御手段14と、両側の圧力センサ8,9からの検
出信号に基いて青点灯時に通過する最後の車両の道路工
事区間5の通過所要時間を計測し、この通過所要時間に
より全赤点灯の全赤時間Trを制御する全赤時間自動学
習計算手段と、圧力センサ8,9に障害が発生した場合
に、信号機6,7の点灯を定周期制御に移行する自己判
断手段と、を有するものであるから、単位延長時間Te
内に通過する車両の有無によって、信号機6,7の青点
灯が最短青時間Tsから最長青時間Tmaxの間で切り換
えられるものであり、検出信号の入力時から単位延長時
間Teだけ青点灯時間を延長するため、最短青時間Ts
の終了前の切換待機時間Tkから最長青時間Tmaxの間
までに、通過する車両の間隔が単位延長時間Teより開
いたら直ぐに信号機が切換えられ、車両の通行が途切れ
た段階で青点灯を切換えると共に、車両の通行量に応じ
た青点灯を行うものであるから、上り下りの交通量が異
なる場合でも、一方のみが渋滞することが解消され、車
両の待ち時間が短くなり、上り下り車両の通行を効率よ
く制御することができる。しかも、停止線位置に信号待
ち車両が多数並んで停車する場合でも、それら車両の通
行を停止線位置近くに設けられた圧力センサ8,9によ
り検出するため、通行により単位延長時間Teだけ青点
灯時間が延長する。また、圧力センサ8,9は停止線な
どの道路工事区間5の近くに設置するだけでよく、制御
装置10と連結する配線等が短くて済み、装置全体を安価
に提供できる。さらに、1サイクル長さが車両の通行に
より変化するため、無駄な待ち時間がなくなり、効率の
よい交互通行を行うことができる。しかも、方の車線
3を走行する車両が進入する側の圧力センサ9を、上り
と下りの車線幅に設けることにより、方の車線2を走
行して進入した車両が、道路工事区間5から出て行く
際、これを方の車線3の停止線位置の近くで検出する
ことができ、全赤時間自動学習計算手段により自動で全
赤時間Trを制御することができる。また、自己判断手
段により、車両を検出する圧力センサ8,9の障害、例
えば検出不良や断線などを検知した場合に、信号機6,
7が自動的に定周期制御に移行し、事故を防止すると共
に、円滑な交通を確保できる。
【0024】尚、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば、点灯時間制御手段12により、
一方の車両の通行が少ない場合は、他方の信号機の最長
青時間を延長するように制御してもよい。さらに、停電
等が生じた場合は、図示しない内部バッテリーにより、
例えば30分間程度機能を維持するようにしてもよい。
【0025】
【考案の効果】本考案は、上りと下りの車線の一方で道
路工事を行い、上りと下りの車両が交互に通行する道路
工事区間の両端に仮設置される片側交通用信号機におい
て、前記道路工事区間の両側に前記各信号機に対応して
設けられ車両の通行を検出する検出手段と、これら検出
手段により検出した検出信号により前記対応する信号機
の青、赤点灯時間を制御して切換える制御装置とを備
え、前記両側の検出手段が、前記道路工事区間の両側の
車両停止線位置近くにそれぞれ設けられる圧力センサで
あり、前記一方の車線を通行する車両が進入する側の前
記圧力センサは、上記上りと下りの車線幅に設けられ、
前記制御装置は、信号機の最短、最長青時間を設定可能
な点灯時間設定手段と、前記最短青時間の終了前の切換
待機時間内に、青点灯の信号機側の前記圧力センサによ
り前記車両の検出信号が入力されると、この入力時から
単位延長時間だけ青点灯時間を延長すると共に、この延
長した単位延長時間内に前記検出信号が入力されると、
前記検出信号が入力されるごとに該入力時から前記青点
灯時間を前記単位延長時間だけ最大限前記最長青時間に
達するまで延長し、かつ前記最短青時間の終了前の切換
待機時間内に、前記車両の検出信号が入力されないと、
前記最短青時間終了時に前記青点灯の信号機を切換ると
共に、前記延長した単位延長時間内に前記検出信号が入
力されないと、この延長した単位延長時間の経過時に前
記青点灯の信号機を切換える点灯時間制御手段と、前記
両側の検出手段からの検出信号に基いて青点灯時に通過
する最後の車両の道路工事区間通過所要時間を計測し、
この通過所要時間により全赤点灯の全赤時間を制御する
全赤時間自動学習計算手段と、前記圧力センサに障害が
発生した場合に、前記信号機の点灯を定周期制御に移行
する自己判断手段と、を有するものであり、最短延長時
間付近における切換えロス時間が少なく、車両の待ち時
間を軽減し、車両の通過間隔が単位延長時間になると切
換えを行って車両を効率よく通すことができ、さらに、
比較的簡易で検出が確実な検出手段を用いて実際の車両
の通行に合わせて全赤時間の制御を行うことができ、し
かも、圧力センサに障害が発生すると、信号機の点灯が
定周期制御に移行し、事故防止と円滑な交通を図ること
ができる片側交通用信号機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面説明図である。
【図2】本考案の一実施例を示すフローチャート図であ
る。
【図3】本考案の一実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 道路 2 上り車線 3 下り車線(一方の車線) 4 道路工事 5 道路工事区間 6,7 信号機 8,9 圧力センサ 10 制御装置 12 点灯時間設定手段 14 点灯時間制御手段 Ts 最短青時間 Tmax 最長青時間 Tk 切換待機時間 Te 単位延長時間 Tr 全赤時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−40897(JP,A) 特開 昭53−21600(JP,A) 特公 昭52−41199(JP,B2) 特公 昭58−57800(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上りと下りの車線の一方で道路工事を行
    い、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区間の
    両端に仮設置される片側交通用信号機において、前記道
    路工事区間の両側に前記各信号機に対応して設けられ車
    両の通行を検出する検出手段と、これら検出手段により
    検出した検出信号により前記対応する信号機の青、赤点
    灯時間を制御して切換える制御装置とを備え、 前記両側の検出手段が、前記道路工事区間の両側の車両
    停止線位置近くにそれぞれ設けられる圧力センサであ
    り、前記一方の車線を通行する車両が進入する側の前記
    圧力センサは、上記上りと下りの車線幅に設けられ、 前記制御装置は、 信号機の最短、最長青時間を設定可能な点灯時間設定手
    段と、 前記最短青時間の終了前の切換待機時間内に、青点灯の
    信号機側の前記圧力センサにより前記車両の検出信号が
    入力されると、この入力時から単位延長時間だけ青点灯
    時間を延長すると共に、この延長した単位延長時間内に
    前記検出信号が入力されると、前記検出信号が入力され
    るごとに該入力時から前記青点灯時間を前記単位延長時
    間だけ最大限前記最長青時間に達するまで延長し、かつ
    前記最短青時間の終了前の切換待機時間内に、前記車両
    の検出信号が入力されないと、前記最短青時間終了時に
    前記青点灯の信号機を切換ると共に、前記延長した単位
    延長時間内に前記検出信号が入力されないと、この延長
    した単位延長時間の経過時に前記青点灯の信号機を切換
    える点灯時間制御手段と、 前記両側の検出手段からの検出信号に基いて青点灯時に
    通過する最後の車両の道路工事区間通過所要時間を計測
    し、この通過所要時間により全赤点灯の全赤時間を制御
    する全赤時間自動学習計算手段と、 前記圧力センサに障害が発生した場合に、前記信号機の
    点灯を定周期制御に移行する自己判断手段と、 を有することを特徴とする片側交通用信号機。
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