JPH076898U - 片側交通用信号機 - Google Patents

片側交通用信号機

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JPH076898U
JPH076898U JP3596193U JP3596193U JPH076898U JP H076898 U JPH076898 U JP H076898U JP 3596193 U JP3596193 U JP 3596193U JP 3596193 U JP3596193 U JP 3596193U JP H076898 U JPH076898 U JP H076898U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 片側交互交通において、車両の待ち時間を軽
減し、車両を効率よく通す。 【構成】 車両の通過を検出する検出手段を設ける。こ
の検出手段からの検出信号により信号機を制御する制御
装置を設ける。この制御装置は、矢印Yに示す前記検出
信号の入力により、最短青時間Tsの前の切換待機時間
Tk内に入力のない場合は、両信号機を全赤点灯Trに
切り換える。また、切換待機時間Tk内に検出信号が入
力すると、単位延長時間Teごとに青点灯の時間を延長
する。さらに検出信号の入力により最長青時間Tmax ま
で青点灯を続けると、単位延長時間Teの残り時間にか
かわらず赤点灯に切換える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、片側交通を行う道路工事区間の両端に仮設置される片側交通用信号 機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来道路工事区間において、片側交通により上り下りの車両を交互に通行する 場合、その工事区間の両側に信号機を設置し、一方の信号機の青点灯時間に、他 方の信号機を赤点灯とし、かつ青から赤点灯への切換え間際に通過した車両が工 事区間を通過する間、両信号機を全赤点灯とするものが知られている。しかしな がらこれは、手動により上り下りの青と赤の点灯時間を設定するものであり、交 通量の変化に対応が難しいため、一方側からの交通量が多く他方側からの交通量 が少ない場合、一方側の待ち時間が長くなって渋滞が発生し易いという問題があ った。このため例えば実開平3−62198号公報には、工事区間の両端に信号 機と車両の台数を検出する検出手段とを設置し、車両台数の多い側の信号機の青 点灯時間が長くなるように制御する交通信号制御装置が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の交通信号制御装置では、工事区間前の一定区間で待機する車両の台 数を検出するため、それぞれ2箇所の検出手段を設ける必要があり、設備費が大 になると共にその制御が煩雑となる面があった。また、これは待機車両が多い側 の信号機の青点灯時間を長くなるように制御するものであるが、待機した車両の 台数情報のみにより信号機の点灯長さを制御しただけでは、両方向の車両を効率 よく通して車両の待ち時間を軽減することが難しく、渋滞が発生することが懸念 される。
【0004】 そこで本考案は、車両の待ち時間を軽減し、車両を効率よく通すことができる 片側交通用信号機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本考案は、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区間の両端 に仮設置される片側交通用信号機において、前記道路工事区間の両側に前記各信 号機に対応して設けられ車両の通行を検出する検出手段と、これら検出手段によ り検出した検出信号により前記対応する信号機の青、赤点灯時間を制御して切換 える制御装置とを備え、この制御装置は、信号機の最短、最長青時間を設定可能 な点灯時間設定手段と、前記最短青時間の終了前の切換待機時間内に、前記車両 の検出信号が入力されると、単位延長時間だけ青点灯時間を延長し、かつその延 長した単位延長時間内に前記検出信号が入力されると、前記最長青時間に達する まで前記青点灯時間を単位延長時間ごとに延長する点灯時間制御手段とを有する ものである。
【0006】 また請求項2の考案は、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区間の両 端に仮設置される片側交通用信号機において、前記道路工事区間の両側に設けら れ車両の通行を検出する検出手段と、これら検出手段により検出した車両の検出 信号により両信号機をそれぞれ青,赤点灯と全赤点灯と赤,青点灯と全赤点灯の 1サイクルで制御する制御装置とを備え、この制御装置は、前記検出信号により 上りと下りの車線の交通量を算出する交通量演算手段と、この交通量演算手段に より得られた上りと下りの車線の交通量と上りと下りの車線の飽和交通流量とに より信号機の前記1サイクル長さを制御し、かつ各交通量に応じてを各信号機の 青点灯時間を制御する制御手段とを具備するものである。
【0007】
【作用】
請求項1の構成により、単位延長時間内に通過する車両の有無によって、信号 機の青点灯時間が最短青時間から最長青時間の間で切り換えられる。
【0008】 また請求項2の構成により、上りと下りの飽和交通流量と、実際に通過する車 両の交通量とに基づいて、信号機の1サイクル長さと各信号機の青点灯時間が制 御される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。図1乃至図3は本考案 の第1実施例を示し、同図において、道路1は上り車線2と下り車線3の2車線 を有し、この例では上り車線2を道路工事4に伴い通行止めとし、片側規制長さ Lメートルの区間が上りと下りの車両が交互に通過する道路工事区間5となって いる。この道路工事区間5の上りと下りの両端には、簡易型交通信号機6,7が それぞれ仮設置され、これら信号機6,7は、青、赤点灯切換え可能なものが用 いられる。8,9は前記交通信号機6,7に対応して上りと下りの車線2,3の 図示しない停止線位置に設けられた検出手段であって、これら検出手段8,9は 圧力センサ、光センサなど各種のセンサが用いられ車両の通過を検出して検出信 号を出力するものである。尚、前記検出手段9は後述する全赤時間自動学習計算 手段のために、道路1の幅全体に設けられている。
【0010】 10は前記検出手段8,9により検出した車両の検出信号により前記信号機6, 7の青、赤点灯を制御するCPUなどを備えた制御装置であり、この制御装置10 は各検出手段8,9及び信号機6,7と配線によって電気的に接続され、その制 御装置10により信号機6,7は、一方が青で他方が赤、両方が赤の全赤、一方が 赤で他方が青、さらに全赤という1サイクルにより点灯表示を行う。前記制御装 置10には、時間の経過をカウントするタイマーなどの計時手段11と点灯時間設定 手段12が設けられ、この点灯時間設定手段12は、キーボードなどの設定値入力手 段13により前記信号機6,7の最短青時間Tsと最長青時間Tmax 、両信号機6 ,7を同時に赤点灯にする全赤時間Tr、さらには後述する切換待機時間Tk及 び単位延長時間Teの値をそれぞれ任意に設定できるようになっており、これら は前記点灯時間設定手段12が記憶する。前記最短青時間Tsは、車両の検出信号 に係わらず信号機6,7が青点灯を続ける時間であり、最長青時間Tmax は、車 両の検出信号に係わらず信号機6,7が青から赤点灯に切り替わる時間であり、 前記切換待機時間Tkは、前記最短青時間Tsの終了前の所定時間であり、前記 単位延長時間Teは、車両の検出信号によりこの車両の通過時から青点灯時間を 延長する時間である。また、全赤時間Trは、次式により求められる。
【0011】
【数1】
【0012】 ここでVave は前記道路工事区間5を通過する車両の平均速度であり、前記片 側規制長さLを、平均速度例えば時速20キロの車両が通過すると仮定して5. 6m/秒で割って全赤時間Trが求められる。
【0013】 さらに前記制御装置10には、前記信号機6,7の青、赤点灯時間を制御する点 灯時間制御手段14が設けられ、この点灯時間制御手段14は、前記最短青時間Ts の終了前において前記単位延長時間Teと等しい切換待機時間Tk内に、前記検 出手段8から車両の検出信号が入力されると、その入力時から信号機6の青点灯 を前記単位延長時間Teだけ延長し、この単位延長時間Te内に車両の通行がな い場合すなわち検出信号の入力がないと、信号機6を赤点灯に切換え、一方前記 1回目の延長した単位延長時間Te内に車両が検出信号が入力されると、さらに この入力時から単位延長時間Teだけ青点灯を延長し、この延長を最大限、前記 最長青時間Tmax まで延長し、この最長青時間Tmax になると、単位延長時間T eの残り時間に係わらず信号機6を赤に切換えるように制御し、両信号機6,7 が全赤となり、全赤時間Trが経過すると他方の信号機7を青点灯に切換え、他 方の検出手段9からの検出信号により同様な青点灯時間の制御を行う。また、前 記制御装置10は、図示しない全赤時間自動学習計算手段を有し、この全赤時間自 動学習計算手段は検出手段8,9からの検出信号に基いて青点灯時に通過する最 後の車両の通過所用時間を計測し、これに基いて全赤時間Trを制御するもので あり、これにより前記点灯時間設定手段12によらずに全赤時間Trを制御するこ ともできる。さらに、前記制御装置10は、検出手段8,9の障害、例えば不良及 び断線等を検知した場合や両信号機6,7が青青点灯になるような異常が発生し た場合には、自動的に定周期制御に移行し、スムーズな信号処理を行うように制 御する自己判断機能を有し、さらにまた、両信号機6,7の点灯用ランプの球切 れが生じた場合は、これを制御装置10が検知して図示しない警告手段により警告 音を発するなどの制御を行う。
【0014】 次に図2のフローチャートを用いて、前記制御装置10による信号機6,7の制 御の一例を説明すると、青出力後の最短青時間Tsの間に、検出手段8により車 両の検出信号が制御装置10に入力されると、同図に示すように、「入力有り」と して、青点灯を単位延長時間Teだけ延長し、「入力無し」の場合には、経過時 間をチェックして前記最短青時間Tsが終了した場合、「全赤点灯」になるよう に制御し、「入力有り」の場合は最大青時間Tmax に達するまで青点灯を継続す るように制御している。
【0015】 さらに図3は横軸を時間軸として時間の経過と信号機6,7の点灯を説明する ものであり、矢印Yは検出手段8からの検出信号の入力を示し、最上段のように 、切換待機時間Tk内に検出信号の入力のない場合は、最短青時間Tsの経過後 に全赤点灯Trとなり、中段のように切換待機時間Tk内に検出信号の入力する と、単位延長時間Teごとに青点灯の時間を延長し、下段のように最大限、最長 青時間Tmax まで達すると、単位延長時間Teの残り時間に係わらず赤点灯に切 換え、車両の通行状態に応じて最適な信号機6,7の制御が行われ、下りの青点 灯時間も、検出手段9からの検出信号により同様に制御される。
【0016】 このように本実施例では、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区間5 の両端に仮設置される片側交通用信号機6,7において、道路工事区間5の両側 に各信号機6,7に対応して設けられ車両の通行を検出する検出手段8,9と、 これら検出手段8,9により検出した検出信号により対応する信号機6,7の青 、赤点灯時間を制御して切換える制御装置10とを備え、この制御装置10は、信号 機6,7の最短、最長青時間Ts,Tmax を設定可能な点灯時間設定手段12と、 最短青時間Tsの終了前の切換待機時間Tk内に、車両の検出信号が入力される と、単位延長時間Teだけ青点灯時間を延長し、かつその延長した単位延長時間 Te内に検出信号が入力されると、最長青時間Tmax に達するまで青点灯時間を 単位延長時間Teごとに延長する点灯時間制御手段14とを有するものであるから 、単位延長時間Te内に通過する車両の有無によって、信号機6,7の青点灯が 最短青時間Tsから最長青時間Tmax の間で切り換えられ、車両の通行が途切れ た段階で青点灯を切換えると共に、車両の通行量に応じた青点灯を行うものであ るから、上り下りの交通量が異なる場合でも、一方のみが渋滞することが解消さ れ、車両の待ち時間が短くなり、上り下り車両の通行を効率よく制御することが できる。また、検知手段8,9は停止線などの道路工事区間5の近くに設置する だけでよく、制御装置10と連結する配線等が短くて済み、装置全体を安価に提供 できる。さらに、1サイクル長さが車両の通行により変化するため、無駄な待ち 時間がなくなり、効率のよい交互通行を行うことができる。
【0017】 図4及び図5は本考案の第2実施例を示し、上記第1実施例と同一部分に同一 符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、検出手段8, 9を道路工事区間5から離れた渋滞の及ばない位置に設置し、信号機6,7の点 灯を制御する制御装置20には、時間の経過をカウントするタイマーなどの計時手 段21と点灯時間設定手段22が設けられ、この点灯時間設定手段22は、キーボード などの設定値入力手段23により前記信号機6,7の最短青時間Ts、両信号機6 ,7を同時に赤点灯にする全赤時間Tr、さらに場合によっては1サイクル長さ Cの最大値Tcを任意に設定でき、さらに後述する飽和交通流量を入力できるよ うになっており、これらを記憶できるようになっている。さらにその点灯時間制 御手段22は、前記検出手段8,9からの車両の検出信号により、時間当たりの車 両の通過台数である交通量Qu,Qdを求める交通量演算手段24と、飽和交通流 量設定手段25とを備え、前記点灯時間制御手段22は、前記交通量演算手段24によ って得られる上り下りの交通量Qu,Qdと、予め前記設定値入力手段23よりの 入力により設定した上り下りの飽和交通流量Su,Sdに基づき前記信号機6, 7の最適な1サイクル長さCと上り下りの信号機6,7の最適な青点灯時間とを 算出して信号機6,7を制御する。例えばその1サイクル長さCと上り下りの信 号機6,7の青時間の振り分けは、英国道路研究所のWEBSTERの式に基づ いてなされ、この式は片側交互通行における最適な1サイクル長Cの算定式であ り、以下にそれに基づく3式を示す。
【0018】
【数2】
【0019】
【数3】
【0020】
【数4】
【0021】 ここでArは1サイクル長さCにおける必要全赤時間であって、前記全赤時間 Trを2倍したものであり、λは飽和度,Quは上り車線2の交通量(台/青1 時間)、Q2は下り車線3の交通量(台/青1時間)、Suは上りの飽和交通流 量(台/青1時間)、Sdは下りの飽和交通流量(台/青1時間)、Co及びC mは1サイクル長さCの算出基準であり、飽和交通流量Su,Sdは道路の幅、 勾配などの条件によって得られる周知のものである。
【0022】 そして前記式2乃至式4より得られたCo及びCmより経験的に最適な1サイ クル長さCが得られ、Co>Cmの場合、1サイクル長さCは次式となり、
【0023】
【数5】
【0024】 また、Co<Cmの場合、1サイクル長さCは次式となり、
【0025】
【数6】
【0026】 尚、上記式5及び式6において「1.1」を乗じたのは略1割りの余裕を見込 むためであり、得られた最適な1サイクル長さCより、各方向の飽和交通流量S u,Sdと交通量Qu,Qdとの割合から次の式7及び式8により、前記1サイ クル長さCにおける上りの信号機6の青点灯時間Guと下りの信号機7の青点灯 時間Gdとが算出される。
【0027】
【数7】
【0028】
【数8】
【0029】 そして前記点灯時間制御手段22は、上記式1乃至式8の演算を行い、1サイク ル長さCを制御すると共に、各信号機6,7の青点灯時間Gu,Gdの制御を行 う。尚、これら1サイクル長さC及び青点灯時間Gu,Gdは、前記交通量Su ,Sdの変化により1サイクルごとに変更するよう制御したり、あるいは例えば 10分間隔ごとに変えるようにしてもよい。
【0030】 このように本実施例では、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区間5 の両端に仮設置される片側交通用信号機6,7において、道路工事区間5の両側 に設けられ車両の通行を検出する検出手段8,9と、これら検出手段8,9によ り検出した車両の検出信号により両信号機6,7をそれぞれ青,赤点灯と全赤点 灯と赤,青点灯と全赤点灯の1サイクルで制御する制御装置20とを備え、この制 御装置20は、前記検出信号により上りと下りの車線の交通量Qu,Qdを算出す る交通量演算手段24と、この交通量演算手段24により得られた上りと下りの車線 の交通量Qu,Qdと上りと下りの車線の飽和交通流量Su,Sdとにより信号 機6,7の1サイクル長さCを制御し、かつ各交通量Qu,Qdに応じてを各信 号機6,7の青点灯時間を制御する点灯時間制御手段22とを具備するものである から、最適な1サイクル長さCと各信号機6,7の青点灯時間Gu,Gdを得る ことができ、これにより上り下りの両方向に渋滞が発生するような場合でも、両 方向の渋滞長さを均等に保つことができ、両方向の車両の待ち時間が均等となり 、また、交通量の少ない閑散時においても、信号待ちを最小にすることができ、 車両の通行を効率よく制御することができる。そして特に両方向とも渋滞した場 合にあっても、最適な1サイクル長さCによって交互交通を行うため、一方の車 両のみが全数通過するまで他方の車両が長時間待たされるようなことがなく、待 機状態においても車両の完全停止時間が短く、車両が除々に前進するため運転者 の苛々も少ないものとなる。
【0031】 尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内に おいて種々の変形実施が可能である。例えば検出手段は、車両の通行を検出でき るものであれば、各種のセンサを用いることができる。また、第1実施例におい ては、点灯時間制御手段12により、一方の車両の通行が少ない場合は、他方の信 号機の最長青時間を延長するように制御してもよい。さらに、第2実施例におい ては、点灯時間制御手段22により、上述した式から青点灯時間Gu,Gdが極端 に短い値になった場合は、例えば前記最短青時間Tsの設定値により最低8秒以 上にするように制御したり、また、前記最大値Tcの設定値により1サイクル長 さCも経験上良好となる最大で180秒に制限するよう制御してもよい。さらに 、各実施例において、停電等が生じた場合は、図示しない内部バッテリーにより 、例えば30分間程度機能を維持するようにしてもよい。さらにまた、第2実施 例においては、隣接する固定信号機に対して簡易型交通信号機6,7のサイクル を連動させることもでき、例えばその隣接信号機のサイクル長を調べ、制御装置 10に時刻制御で記憶させ、隣接する固定信号機とサイクルを連動するようにして もよい。
【0032】
【考案の効果】
請求項1の本考案は、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区間の両端 に仮設置される片側交通用信号機において、前記道路工事区間の両側に前記各信 号機に対応して設けられ車両の通行を検出する検出手段と、これら検出手段によ り検出した検出信号により前記対応する信号機の青、赤点灯時間を制御して切換 える制御装置とを備え、この制御装置は、信号機の最短、最長青時間を設定可能 な点灯時間設定手段と、前記最短青時間の終了前の切換待機時間内に、前記車両 の検出信号が入力されると、単位延長時間だけ青点灯時間を延長し、かつその延 長した単位延長時間内に前記検出信号が入力されると、前記最長青時間に達する まで前記青点灯時間を単位延長時間ごとに延長する点灯時間制御手段とを有する ものであり、車両の待ち時間を軽減し、車両を効率よく通すことができる片側交 通用信号機を提供することができる。
【0033】 また請求項2の考案は、上りと下りの車両が交互に通行する道路工事区間の両 端に仮設置される片側交通用信号機において、前記道路工事区間の両側に設けら れ車両の通行を検出する検出手段と、これら検出手段により検出した車両の検出 信号により両信号機をそれぞれ青,赤点灯と全赤点灯と赤,青点灯と全赤点灯の 1サイクルで制御する制御装置とを備え、この制御装置は、前記検出信号により 上りと下りの車線の交通量を算出する交通量演算手段と、この交通量演算手段に より得られた上りと下りの車線の交通量と上りと下りの車線の飽和交通流量とに より信号機の前記1サイクル長さを制御し、かつ各交通量に応じてを各信号機の 青点灯時間を制御する制御手段とを具備するものであり、車両の待ち時間を軽減 し、車両を効率よく通すことができる片側交通用信号機を提供することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す平面説明図である。
【図2】本考案の第1実施例を示すフローチャート図で
ある。
【図3】本考案の第1実施例を示す説明図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す平面説明図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す1サイクル長さCに
おける青点灯時間Gu,Gd及び全赤時間Trの時間線
図である。
【符号の説明】
1 道路 2 上り車線 3 下り車線 5 道路工事区間 6,7 信号機 8,9 検出手段 10 制御装置 Ts 最短青時間 Tmax 最長青時間 Tk 切換待機時間 Te 単位延長時間 22 点灯時間制御手段 24 交通量演算手段 Qu,Qd 交通量 Su,Sd 飽和交通流量

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上りと下りの車両が交互に通行する道路
    工事区間の両端に仮設置される片側交通用信号機におい
    て、前記道路工事区間の両側に前記各信号機に対応して
    設けられ車両の通行を検出する検出手段と、これら検出
    手段により検出した検出信号により前記対応する信号機
    の青、赤点灯時間を制御して切換える制御装置とを備
    え、この制御装置は、信号機の最短、最長青時間を設定
    可能な点灯時間設定手段と、前記最短青時間の終了前の
    切換待機時間内に、前記車両の検出信号が入力される
    と、単位延長時間だけ青点灯時間を延長し、かつその延
    長した単位延長時間内に前記検出信号が入力されると、
    前記最長青時間に達するまで前記青点灯時間を単位延長
    時間ごとに延長する点灯時間制御手段とを有することを
    特徴とする片側交通用信号機。
  2. 【請求項2】 上りと下りの車両が交互に通行する道路
    工事区間の両端に仮設置される片側交通用信号機におい
    て、前記道路工事区間の両側に設けられ車両の通行を検
    出する検出手段と、これら検出手段により検出した車両
    の検出信号により両信号機をそれぞれ青,赤点灯と全赤
    点灯と赤,青点灯と全赤点灯の1サイクルで制御する制
    御装置とを備え、この制御装置は、前記検出信号により
    上りと下りの車線の交通量を算出する交通量演算手段
    と、この交通量演算手段により得られた上りと下りの車
    線の交通量と上りと下りの車線の飽和交通流量とにより
    信号機の前記1サイクル長さを制御し、かつ各交通量に
    応じてを各信号機の青点灯時間を制御する制御手段とを
    具備することを特徴とする片側交通用信号機。
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