JPH09269078A - 弁 - Google Patents

Info

Publication number
JPH09269078A
JPH09269078A JP7855496A JP7855496A JPH09269078A JP H09269078 A JPH09269078 A JP H09269078A JP 7855496 A JP7855496 A JP 7855496A JP 7855496 A JP7855496 A JP 7855496A JP H09269078 A JPH09269078 A JP H09269078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
driving force
coil spring
force generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7855496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3772381B2 (ja
Inventor
Katsuzo Konakawa
勝蔵 粉川
Yasuaki Tawa
泰昭 田和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP07855496A priority Critical patent/JP3772381B2/ja
Publication of JPH09269078A publication Critical patent/JPH09269078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3772381B2 publication Critical patent/JP3772381B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液ガスなどを利用する装置の、流れる通路を
開閉する弁に関するもので、弁の抵抗を低減する。 【解決手段】 弁体1と、弁座2と、コイルバネ3と、
駆動力発生部10と、制御部11より構成し、弁体1に
対向して弁座2とコイルバネ3を設け、コイルバネ3の
コイルピッチ12、13を複数値とし、駆動力発生部1
0を制御部11で動作させる時、この制御部11は動作
を繰り返した後動作させる。そのため、圧縮の小さい時
はコイルバネ3全体のバネ常数で荷重値が決まり、圧縮
が大きくなるとコイルバネ3のコイルピッチA10は密
着しバネの機能がなくなり、密着していないコイルピッ
チB13のバネ常数で荷重値が決まるため、弁体1の動
作時のバネ常数を大幅に小さくしてかつ、制御部11は
動作を繰り返した後動作させ駆動力発生部10は弁体1
の運動量を順次増加させて弁体1を動作させ重量とコイ
ルバネ3と釣合ながらスムーズに動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液ガス等の流体の
流れを利用する装置の、流れる通路を開閉する弁に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の弁体と弁座とコイルバネより構成
した弁は、冷媒回路の電磁弁、逆止弁、あるいはブンゼ
ン型液体燃焼装置のノズル部開閉する弁等多く用いられ
ている。この様な弁は、例えば特公平5−320603
号公報に示されるように、図8のような構成になってい
る。
【0003】すなわち、弁体1と、弁座2と、コイルバ
ネ3より構成し、弁体2に対向して弁座1とコイルバネ
3を設けてある。弁座2は、通路構成部材4に嵌合して
取付け接続口5、6の間を弁体1により連通を開閉す
る。コイルバネ3は、一端を弁体1に接し他端を液体7
を介して通路構成部材4に固定してある。液体7は調節
ピストン8と調節ボルト9により加圧力を変化できる。
【0004】上記構成において、その動作を以下に説明
する。閉弁時弁体1は、弁座2にコイルバネ3により圧
接している。そのため、接続口5から接続口6に至る通
路は連通を遮閉している。接続口5の圧力が高くなりコ
イルバネ3の力以上となると、コイルバネ3はこの力で
縮み、弁体1は、弁座2から離れ、接続口5から接続口
6に至る通路は連通する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
て、閉弁時は、弁体1と弁座2の漏れがなく通路の遮断
することが要望される性能である。このため、弁体1を
弁座2にコイルバネ3により圧接して、この圧接力で弁
の気密を保っている。この為にはコイルバネ3は十分に
強くする必要がある。また、動作を速くし応答性を向上
する為にもコイルバネ3は強くする必要がある。そし
て、開弁動作の圧力は、弁体1のポート径(大きさ)と
コイルバネ3の荷重値(強さ)で設定している。一方開
弁時は、弁座2と離れた弁体1の間隙により接続口5か
ら接続口6に至る通路の流れ抵抗を出来るだけ小さくす
ることが要望される性能である。このためには、弁座2
から弁体1が出来るだけ離れた位置まで移動しコイルバ
ネ3は圧縮される必要がある。
【0006】このことから、コイルバネ3は閉弁時の必
要な荷重値を維持して出来るだけ小さいバネ常数に設計
しているが、コイルバネ3の等ピッチのバネ常数は、バ
ネの材質、線形、平均径、巻き数で決まる。
【0007】バネ常数Kは
【0008】
【数1】
【0009】で表され、バネ常数Kは一定値となり、変
形量に対して荷重の増加はリニアである。バネ常数Kを
小さくするためには、バネの線径dを細く、コイル巻き
数を多く、コイル平均径を大きくすればよい。しかし、
挫屈等動作の安定性と応力による変形等信頼性から限界
があり、弁座2から弁体1が十分に離れた位置まで移動
できるコイルバネ3のバネ常数を小さくすることは困難
であり、接続口5から接続口6に至る通路の流れ抵抗が
大きく、この損失抵抗により開弁時十分な流量を確保で
きなかった。また、バネ常数Kを小さくすると、弁体1
は弁座2から離れて動く開弁時、弁体1の自重による運
動量によって、弁体1は開弁時の停止位置より大きくバ
ウンドしてコイルバネ3の変形や音の発生を生じた。そ
のため、バネ常数は大きく設定する必要があった。
【0010】従来例では、そのため、コイルバネ3の一
端を弁体1に接し他端を液体7を介して通路構成部材4
に固定し、液体7は調節ピストン8と調節ボルト9によ
り加圧力を変化できる。このため、調節ボルト9を回す
と調節ピストン8が動き液体7の溜まる位置が変わり、
液体7を介して通路構成部材4に固定するコイルバネ3
の位置が動くためコイルバネ8の強さを変更できる。し
かし、バネ常数と荷重強さは調節ボルト9を動かした場
合のみ変化し、通常使用中は固定となり、この時のバネ
常数はリニアである。このため、動作圧力は調節可能で
あるが、バネ常数を大幅に小さくしてかつ、コイルバネ
3の変形や音の発生を防止することは困難であった。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、弁体
と、弁座と、コイルバネと、駆動力発生部と、制御部よ
り構成し、前記弁体に対向して前記弁座と前記コイルバ
ネを設け、前記コイルバネのコイルピッチを複数値と
し、前記駆動力発生部と前記弁体を接続し、この駆動力
発生部を前記制御部で動作させる時、この制御部は動作
を繰り返した後動作させるものである。すなわち、圧縮
の小さい時はコイルバネ全体のバネ常数で荷重値が決ま
り、圧縮が大きくなるとコイルバネのピッチの小さい部
分は密着しバネの機能がなくなり、密着していないピッ
チのバネ常数のみで荷重値が決まる。そして、弁の動作
させる時、制御部は動作を繰り返した後動作させること
により、駆動力発生部は弁体の運動量を順次増加させて
弁体を動作させるため、重量とコイルバネと釣合ながら
スムーズに動作する。そのため、ピッチをそれぞれの値
に設定する事により、弁体の動作時のバネ常数を大幅に
小さくしてかつ、開閉動作は動作を繰り返した後動作さ
せるため弁体のバウンドや衝撃によるコイルバネの変形
や音の発生を防止し、弁の流れ抵抗を小さく音の発生の
なく信頼性の向上を図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、弁体と、弁座と、複数ピッチのコイルバネ
と、駆動力発生部と、制御部より構成し、前記弁体に対
向して前記弁座と前記コイルバネを設け、前記駆動力発
生部と前記弁体を接続し、この駆動力発生部を前記制御
部で動作させる時、この制御部は動作を繰り返した後動
作を完了させるものである。また、この制御部は動作を
順次動作時間を長く繰り返した後動作を完了させる。そ
して、駆動力発生部の温度を検出する温度検出手段と、
この温度検出手段の出力に応じて前記制御部は動作を前
記動作を繰り返す時間あるいは回数を増減させて動作さ
せるものである。
【0013】本発明は上記構成によって圧縮の小さい時
はコイルバネ全体のバネ常数で荷重値が決まり、圧縮が
大きくなるとコイルバネのピッチの小さい部分は密着し
バネの機能がなくなり、密着していないピッチのバネ常
数で荷重値が決まる。そのため、ピッチをそれぞれの値
に設定する事により、弁体の動作時のバネ常数を大幅に
小さくしてかつ、そして、弁の動作させる時、制御部は
動作を繰り返した後動作させることにより、駆動力発生
部は弁体の運動量を順次増加させて弁体を動作を完了さ
せるため、重量とコイルバネと釣合ながらスムーズに動
作する。そのため、コイルバネの変形や音の発生を防止
し、弁の流れ抵抗を小さく音の発生がなく信頼性の向上
を図れる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は弁体と、弁座と、複数ピ
ッチのコイルバネと、駆動力発生部と、これを動作させ
る制御部を備え、前記弁体に対向して前記弁座と前記コ
イルバネを設け、前記駆動力発生部と前記弁体を接続
し、前記駆動力発生部を動作をさせる時、この制御部は
動作を繰り返させた後動作を完了させるものである。
【0015】本発明は上記構成によって、圧縮の小さい
時はコイルバネ全体のバネ常数で荷重値が決まり、圧縮
が大きくなるとコイルバネのピッチの小さい部分は密着
しバネの機能がなくなり、密着していないピッチのバネ
常数で荷重値が決まる。そのため、ピッチをそれぞれの
値に設定する事により、弁体の動作時のバネ常数を大幅
に小さくしてかつ、そして、弁の動作させる時、制御部
は動作を繰り返した後動作を完了させることにより、駆
動力発生部は弁体の運動量を順次増加させて弁体を動作
させるため、重量とコイルバネと釣合ながらスムーズに
動作する。そのため、コイルバネの変形や音の発生を防
止し、弁の流れ抵抗を小さく音の発生がなく信頼性の向
上を図れる。
【0016】さらにこの制御部は動作を順次動作時間を
長く繰り返させた後動作を完了させるものである。
【0017】そして、駆動力発生部を前記制御部で動作
させ弁を開閉動作させる時、制御部は動作を繰り返した
後動作させることにより、駆動力発生部は弁体の運動量
を順次増加させて弁体を動作させるため、重量とコイル
バネと釣合ながらスムーズに動作する。そのため、弁体
の動作は、駆動力発生部を制御部で動作開始させると、
最初は制御部が動作を繰り返すため力が小さくゆっくり
と動き、その後、力が100%で速く動作するため、コ
イルバネの変形や弁体と弁座が当たり衝撃音の発生を防
止できる。また、制御部は動作を順次動作時間を長く繰
り返した後動作させることにより、駆動力発生部を制御
部で動作開始させると、次第に制御部が動作を繰り返す
時間が長くなるため力が順次増加するため、弁体の動作
は、最初遅くその後次第に速く動作するため、コイルバ
ネの変形や弁体と弁座が当たり衝撃音の発生を防止で
き、かつ、弁の応答速度を速くできる。
【0018】また電磁力による駆動力発生部の温度を検
出する温度検出手段と、この温度検出手段の出力に応じ
て制御部は動作を繰り返す時間あるいは回数を増減させ
るものである。
【0019】そして駆動力発生部の温度により変化する
電磁力に対して、この温度検出手段の出力に応じて制御
部は動作を繰り返す時間あるいは回数を増減して弁体を
動作させるため、温度変化による駆動力発生部の力を弁
体の運動量に合わせて順次増加させて弁体を動作させる
ため、重量とコイルバネと釣合ながらスムーズに動作す
る。
【0020】また冷媒加熱器と、この冷媒加熱器の上方
に配設された上部の受液部と下部の気液セパレータ液溜
部に仕切る仕切り板を内部に有する容器と、前記冷媒加
熱器と前記気液セパレータ液溜部を連通する入口管と出
口管と、前記仕切り板に弁を有する熱搬送部と、前記気
液セパレータ液溜部,放熱器,および前記受液部を順次
接続した環状の循環路からなる熱搬送装置の前記弁は、
駆動力発生部とこの駆動力発生部の駆動軸と弁座と弁体
と複数ピッチのコイルバネと制御部で構成し、この弁体
に対向して前記駆動軸と前記コイルバネを設け、前記駆
動力発生部と前記弁体を接続し、この駆動力発生部を前
記制御部で動作させる時、この制御部は動作を繰り返さ
せた後動作を完了させるものである。
【0021】そしてこの制御部は動作を繰り返した後動
作させる事により、弁が開弁した時の抵抗を大幅に小さ
くでき、液冷媒を受液部からセパレータ液溜部に移動さ
せる時間を短くなり熱搬送力の増大が可能となり、開閉
弁時は、動作させる時、この制御部は動作を繰り返した
後動作させるため、弁体の動作が最初遅くその後次第に
速く動作するため、コイルバネの変形や弁体と弁座が当
たり衝撃音の発生を防止でき、かつ、弁の応答速度を速
くできる。
【0022】また気化器に開口したノズル部に設けた弁
座と、この弁座に当接する弁体と、前記弁体に接続した
駆動力発生部と、弁体と前記駆動力発生部の間に複数ピ
ッチのコイルバネを設け、前記駆動力発生部と前記弁体
を接続し、この駆動力発生部を前記制御部で動作させる
時、この制御部は動作を繰り返させた後動作を完了させ
るものである。
【0023】そして制御部は動作を繰り返した後動作さ
せる事により、液体燃料ガスが噴出するノズル部を閉止
する弁座と弁体は高レベル気密が必要であり弁座と弁体
を強いコイルバネにより圧接しているが、弁座から駆動
力発生部の力により弁体を離す時、コイルバネのコイル
ピッチの一部を大きくし複数値とし弁体が弁座から十分
に離れる位置以後のバネ常数を大幅に大きくでき、制御
部で動作させる時、動作を繰り返した後動作を完了させ
るため、大きくバウンドすることなくコイルバネの変形
や音の発生を生じる事がない。
【0024】(実施例1)以下本発明の実施例1を図1
で説明する。図1において、図8と同一符号は同一部材
を示し同一機能を有しているので詳細な説明は省略し、
異なる点を中心に説明する。1は弁体であり、弁座2
と、コイルバネ3と、駆動力発生部10と、制御部11
より構成している。弁体1に対向して弁座2とコイルバ
ネ3を設けて弁体1を弁座2にコイルバネ3の力で押し
付けるように取り付けてある。コイルバネ3はコイルピ
ッチA12のバネAとコイルピッチB13のバネBの複
数値(2種類)としてある。弁座2は通路構成部材4に
嵌合、咬しめ等により密着して固定し、通路構成部材4
は接続口5、6により夫々回路に接続している。コイル
バネ3は他端を保持部14にて保持し、この保持部14
は弁座2にピン15で止めてある。弁座2には、開口部
16が設けてある。駆動力発生部10と弁体1は駆動力
発生部10の駆動軸17で接続し、この駆動力発生部1
0は制御部11で動作させる。この制御部11は駆動力
発生部10を動作させるとき、動作を繰り返させた後動
作させる。
【0025】上記構成において、バネAとバネBのバネ
常数は異なり、1つのバネでバネ常数を複数にできるも
のである。すなわち、荷重が小さく圧縮量が小さい時は
コイルバネ3全体のバネ常数で荷重値が決まり、圧縮が
大きくなるとコイルバネ3のピッチの小さい部分は密着
しバネの機能がなくなり、密着していないピッチのバネ
常数で荷重値が決まる。そのため、ピッチをそれぞれの
値に設定する事により、弁体の動作時のバネ常数を大幅
に小さくしてかつ、コイルバネ3の変形や音の発生を防
止し、弁の流れ抵抗を小さく音の発生がなく信頼性の向
上を図れる。
【0026】コイルバネをバネA、バネBの2つのコイ
ルピッチについて説明する。コイルピッチA10<コイ
ルピッチB11とすると、 L0 :コイルバネの自由長 G:横弾性係数 d:バネの線径 D:コイル平均径 Na:コイル巻き数 L0 A:ピッチAの自由長 NA:コイル巻き数 L0 B:ピッチAの自由長 NB:コイル巻き数 コイルピッチA10のバネ常数KAは
【0027】
【数2】
【0028】コイルピッチB11のバネ常数KBは
【0029】
【数3】
【0030】となり、コイルバネ3全体のバネ常数KT
【0031】
【数4】
【0032】いま、荷重Wをこのコイルバネ3に加えた
場合、コイルピッチA10はW/KA のひずみであり、
コイルピッチB11はW/KB のひずみであり、コイル
バネ3全体は(W/KA+W/KB)=W/KT のひずみ
である。そして、NA>NBの場合、すなわちコイルピッ
チA10<コイルピッチB11、荷重を増加してコイル
ピッチA10のひずみが(自由長L0 A−d×NA)とな
った時にコイルピッチA10は密着する。このため、コ
イルバネ3のバネ常数はKTからKBになる。NA>NBで
あるからKBはKTより大きくなる。よって、NAをNBに
対して大幅に大きく設定した時、弁体1が弁座2から十
分に離れる位置まではバネ常数を小さくし、さらに大き
くバウンドするバネ常数を大幅に大きくできる。
【0033】すなわち、図2に示す荷重と弁の動きにつ
いて説明する。弁座2に弁体1が接した時洩れを防止す
るため荷重Sが必要である。弁体1が弁座2より離れる
に従いコイルバネ3は圧縮し荷重が増加する。そして、
流体の流れ圧力とつり合った位置で弁体1は停止する。
この時の弁座2と弁体1の隙間を流体は流れる。この隙
間が大きい程流体の流れ抵抗は小さくなり流量の増大が
図れる。また、最初弁体1は弁座2から離れて動く開弁
時、弁体1の自重による運動量によって、弁体1は開弁
時の停止位置より大きくバウンドしてコイルバネ3の過
大変形や弁体1が保持部12に当たり大きい音の発生を
生じるのを防止するために弁ストローク最大の位置d点
の荷重を大きくする必要がある。今までのコイルバネピ
ッチが等間隔のバネは破線で示すようにバネ常数が一定
値であり、弁体が弁座より離れるに従いコイルバネを圧
縮し荷重はリニアに増加する。そこで、弁ストロークa
の弁座2に弁体1が接する時必要な荷重Sと弁ストロー
ク最大の位置d点の荷重P1によりバネ常数は決まり、
弁ストロークb点で流体の流れ圧力とつり合って弁体1
は停止する。本実施例のバネは実線で示すようにバネ常
数が2つの値で有り、弁体1が弁座2より離れるに従い
コイルバネ3全体を圧縮し荷重がリニアに増加するa−
c間とコイルバネピッチAが密着しコイルバネBの部分
のみがバネでありコイルバネBのバネ常数で動作するc
−d間の折れ線状になる。そこで、弁ストロークaの弁
座2に弁体1が接する時必要な荷重Sを通るバネ常数の
小さい(コイルバネピッチAを小さく)線と、弁ストロ
ーク最大の位置d点の荷重P1より大きい荷重値P2を
通りバネ常数の大きい(コイルバネピッチBを大きく)
線により設定すると、流体の流れ圧力とつり合って弁体
1が停止する弁ストローク点は点bから点cとなり、弁
体1は弁座2より大きく開口し流れ抵抗が小さく流量が
増加する。そして、弁ストローク最大の位置d点の荷重
は、P1より大きいP2であり、弁体1は開弁時の停止
位置より大きくバウンドしすることがなくコイルバネ3
の過大変形や弁体1が保持部12に当たり大きい音の発
生を生じるのを防止できる。
【0034】そして、弁体1に接続した駆動力発生部1
0は、バネ常数を小さく設定できるため、駆動力発生部
10の力を小さくできる。また、駆動力発生部10を制
御部11で動作させ弁を開閉動作させる時、制御部11
は動作を繰り返した後動作させることにより、駆動力発
生部10は弁体1の運動量を順次増加させて弁体1を動
作させるため、重量とコイルバネ3と釣合ながらスムー
ズに動作する。そのため、弁体1の動作は、駆動力発生
部10を制御部11で動作開始させると、最初は制御部
10が動作を繰り返すため力が小さくゆっくりと動き、
その後、力が100%で速く動作するため、コイルバネ
3の変形や弁体1と弁座2が当たり衝撃音の発生を防止
できる。図3に駆動力発生部10を動作させる制御部1
1の動作を示す。弁を開弁または閉弁する指示が発生す
る(使用条件から制御部11に入力があった時)と、制
御部11は駆動力発生装置10に動作ONまたはOFFの指
示を出し短時間これを維持するその後動作前の状態に短
期間戻し再度これを繰り返す。この動作を繰り返した
後、前記弁を開弁または閉弁する指示に合わせた動作を
駆動力発生部10に指示を出す。このため、駆動力発生
装置10はこの指示に応じて力を発生し、弁体1に力を
加える。前記繰り返す時間が短いため、弁体1に加わる
力は順次増減し弁体1はスムーズに動く。すなわち、開
弁時は駆動力発生装置10から弁体1に加わる力が増加
し閉止圧力より大きくなると弁体1は弁座2より離れ、
弁体1が開弁した位置に近くなった時駆動力発生装置1
0の力を連続とし弁体1弁座2の距離を大きくする。ま
た、閉弁時は、駆動力発生装置10から弁体1に加わる
力が減少し弁体1はコイルバネ3の力とのバランスでゆ
っくり弁座2に近づき、弁体1が弁座2に接触した後駆
動力発生装置10の力を連続してOFFとし閉止圧力を保
つ。
【0035】(実施例2)また、別の実施例である図4
に駆動力発生部10を動作させる制御部11の動作を示
す。制御部11は動作を順次動作時間を長く繰り返した
後動作させることにより、駆動力発生部10を制御部1
1で動作開始させると、次第に制御部11が動作を繰り
返す時間が長くなるため力が順次増加する。このため、
弁体1の動作は、開弁する場合も閉弁する場合も最初遅
くその後次第に速く動作するため、コイルバネ3の変形
や弁体と弁座が当たり衝撃音の発生を防止でき、かつ、
弁体1の動作が速くなり弁の応答速度を速くできる。そ
して、電磁コイル等の電磁力により構成する駆動力発生
部10を用い、電磁力による駆動力発生部10に温度を
検出する温度抵抗体、サーミスタ等の温度検出手段18
を取付け、この温度検出手段18の出力に応じて制御部
11は動作を繰り返す時間あるいは回数を増減させる。
【0036】電磁コイル等の電磁力により構成する駆動
力発生部10は、通電すると温度が変化し、かつ温度に
より駆動力発生部10の力が変化する。そのことによ
り、駆動力発生部10の温度により変化する電磁力に対
して、この温度検出手段18の出力に応じて制御部11
は動作を繰り返す時間あるいは回数を増減して弁体1を
動作させるため、温度変化による駆動力発生部10の力
を弁体1の運動量に合わせて順次増加させて弁体1を動
作させるため、重量とコイルバネと釣合ながらスムーズ
に動作できる。すなわち、駆動力発生部10の温度が上
昇すると駆動力発生部10の力が小さく変化する。この
ため、温度検出手段18の出力が高温を制御部11に出
力し、制御部11は動作を繰り返す時間を長くあるいは
回数を増加して弁体1を動作させるため、駆動力発生部
10の力は弁体1とコイルバネ3に合わせた力に一定と
なる。
【0037】(実施例3)別の実施例である図5に示
す。図6はこの部分拡大図である。19は、冷媒加熱器
20の上方に配置された容器であり、この容器19を上
部の受液部21と下部の気液セパレータ液溜部22に仕
切り板23により仕切っている。冷媒加熱器20と気液
セパレータ液溜部22を入口管24と出口管25で連通
してある。26は、バーナ27を有する冷媒加熱器20
と気液セパレータ液溜部22を環状管路に接続し、受液
部21と気液セパレータ液溜部22の間に開閉弁27を
設けた管路と前記環状管路に接続した熱搬送部である。
28は気液セパレータ液溜部22、放熱器29、第2逆
止弁30、受液部21を順次配管接続した環状の循環路
である。容器19は、鉄アルミ等金属を成型した後ブレ
ージング、溶接で仕切り板23と一体に形成し、開閉弁
27は仕切り板23と接合または、一体構成とし、開閉
弁27は電磁コイル31とプランジャに接続した駆動軸
32よりなる駆動力発生部33と、仕切り板23と一体
に構成した弁座34と弁体35とコイルバネ36より構
成する。そして、弁体35に対向して当接させて駆動軸
32とコイルバネ36を設け、駆動発生部33に接続し
て開閉弁27の開閉を制御する制御部37を設けてい
る。コイルバネ36はコイルピッチを複数値としてあ
る。駆動軸32と弁体35の当接部は、間隙を設けて構
成しており開閉弁27が閉止させる時は駆動軸32と弁
体35は離れている。弁体35は、テフロン、ナイロン
等の樹脂で構成しこの弁体35に鉄、アルミ等の金属で
構成した接触部38を取付け、この接触部38に駆動軸
32を間隙を介して当接して接続している。また、制御
部37は、駆動力発生部33の開閉弁27に電気的に接
続し開閉弁27を開閉動作させ、この動作させる時、こ
の制御部37は動作を繰り返した後動作させる制御する
ものであり、そして、制御部37は、バーナ27の燃焼
量を増減する燃焼量可変装置39と温度検知器40に電
気的に接続してある。この図5は開閉弁27が閉成した
図である。
【0038】上記構成において、開閉弁27の開閉動作
とバーナ27での燃焼により冷媒加熱による熱搬送の暖
房を行なう。ここで冷媒の流れは、開閉弁27が閉状態
の時に、ガスの冷媒が放熱器29で凝縮液化し過冷却と
なって放熱した後この液冷媒が液冷媒戻り管から第2逆
止弁30を介して受液部21に流入し、このガス冷媒が
凝縮することにより受液部21内の圧力が低下し、急激
に受液部21へ液冷媒が流入する。この受液部21内が
液冷媒で満液状態になると液冷媒の流れは停止する。そ
こで、開閉弁27を開とすると、受液部21と気液セパ
レータ液溜部22とは連通して均圧状態となり、受液部
21内の液冷媒は重力により開閉弁27を通り気液セパ
レータ液溜部22内へ流入する。この時、受液部21の
液冷媒と置換する気液セパレータ液溜部22のガス冷媒
は、開閉弁27を通り受液器21へと流れる。
【0039】次に、受液器21内の液冷媒が全て流れ出
た時、開閉弁27を再び閉にすると、受液器21内でガ
ス冷媒の凝縮が始まり、受液部21が瞬時に減圧され低
圧となる。そのため、受液部21内に放熱器29の凝縮
過冷却した液冷媒が吸引され、受液部21が液冷媒で満
たされるサイクルを繰り返す。ここで、コイルバネ36
はコイルピッチを複数値としてあるため、弁体35が弁
座34から十分に離れる位置まではバネ常数を小さく
し、その後の位置はバネ常数を大幅に大きくできる。そ
のため、開閉弁27が開弁した時のこの弁座34と弁体
35を通過する液冷媒ガス冷媒の流れ抵抗を大幅に小さ
くでき、液冷媒を受液部21からセパレータ液溜部22
に移動させる時間を短くなる。そのため、前記冷媒のサ
イクル時間が短くなり、時間当たりのサイクル回数が増
加でき熱搬送能力の増大が可能となる。そして、コイル
バネ36のハネ常数が小さい事は、駆動発生部33の動
作力も小さくて十分に動作を行うことができるため、駆
動力発生部33の消費電力が小さくなり、駆動力発生部
33は小型にできコンバクト化と低コスト化が可能とな
る。
【0040】この駆動力発生部33を制御部37で動作
させる時、制御部37は動作を繰り返した後動作させ
る。そのため、弁体1に加わる力は順次増減し弁体35
はスムーズに動く。すなわち、開弁時は駆動力発生装置
33から弁体35に加わる力が増加し閉止圧力より大き
くなると弁体35は弁座34より離れ、弁体35が開弁
した位置に近くなった時駆動力発生装置33の力を連続
とし弁体35と弁座34の距離を大きくする。また、駆
動力発生装置33の力は、弁体35に順次増加して加わ
るため、弁体35が大きくバウンドしすることなくコイ
ルバネの変形や音の発生を生じる事がないことから、駆
動力発生装置33の力を強く設定できるため、開弁時の
駆動力発生装置33の力がコイルバネ36より強くでき
弁体35と弁座34の間隙を大きくできる。この事によ
り、弁が開弁した時の抵抗を大幅に小さくでき、液冷媒
を受液部21からセパレータ液溜部22に移動させる時
間を短くなり熱搬送能力の増大が可能となり、開弁閉弁
時の動作させる時、この制御部37は動作を繰り返した
後動作させため、弁体35の動作が最初遅くその後次第
に速く速く動作するため、コイルバネ36の変形や弁体
35と弁座34が当たり衝撃音の発生を防止でき、か
つ、弁の応答速度を速くできる。また、開弁以上の弁ス
トロークのバネ常数が大きくできるため駆動力発生部3
3が弁体35を押した場合も弁体35が開弁時の停止位
置より大きくバウンドすることなくコイルバネ36の変
形や音の発生を生じる事がないため摩耗が少なく、より
確実な動作を長期適に保証できるものである。そして、
駆動入力は減少し、熱搬送のための入力としては開閉弁
27の入力のみであり経済性が高いものである。また、
受液部21と気液セパレータ液溜部22を一つの容器1
9で構成したため部品点数が少なくなり、またこのため
ロー付け箇所の減少になり信頼性が向上し、かつコンパ
クト、低コストとなる。
【0041】(実施例4)別の実施例を図7に示す。こ
れは、加熱した気化管中に液体燃料を圧送して気化さ
せ、ノズルより高速で噴出させて燃焼するブンゼン型液
体燃焼器である。気化管41に密接してヒータ42を取
付け、この気化管41の一端にには燃料ポンプ43と連
接した燃料供給パイプ44が接続され、他端には0.5
mm〜0.8mm程度の開口を有するノズル部45が設
けて有る。気化管41を加熱するヒータ42は気化管4
1近傍の温度を検出するサーミスタ46により通電をO
N−OFF制御する。そして、気化器41に開口したノ
ズル部45には弁座47を設け、この弁座47に当接す
る弁体48と、弁体48に接続した駆動力発生部49を
設け、弁体48と駆動力発生部49の間にコイルバネ5
0を設けてある。このコイルバネ50はコイルピッチを
複数値としてある。駆動力発生部49と弁体48を接続
してある。
【0042】駆動力発生部49を制御する制御部51を
設け、駆動力発生部49は制御部51で動作させる時、
この制御部51は動作を繰り返した後動作させる。ブン
ゼン型液体燃焼器が停止する時は、気化器41内に残っ
た燃料ガスが燃焼せずに放散すると非常に不快な臭いを
発生するため、気化器41は瞬時に閉塞する必要があ
る。また、運転開始時はノズル部45からの燃料ガスの
噴出スピードにより燃焼ガスを吸引するため、ノズル部
45の燃料ガス噴出スピードは良好な燃焼を行うのに重
要である。そのため、液体燃料ガスが噴出するノズル部
45を閉止する弁座47と弁体48は高レベル気密が必
要であり弁座47と弁体48を強いコイルバネ50によ
り圧接している。弁座47から駆動力発生部49の力に
より弁体48を離す時、コイルバネ50のコイルピッチ
の一部を他の部分より大きくし複数値してある事によ
り、弁体48が弁座47から十分に離れる位置以後のバ
ネ常数を大幅に大きくできる。
【0043】このため、弁体48は弁座47から十分に
離れる位置以後はバネ常数が大幅に大大きく荷重が急激
に増加するため直ちにこの動作のブレーキがかかり、バ
ウンドしてコイルバネの変形や音の発生を生じる事が無
い。また、弁体48が弁座47から十分に離れる位置ま
でのバネ常数は小さくできるため、弁体48は弁座47
から確実に距離を保つことが可能となり、弁座47と弁
体48間の抵抗が小さく安定するためノズル部45の燃
料ガス噴出スピードは安定して高速に維持でき、良好な
燃焼を保てるものである。開弁閉弁時の動作させる時、
この制御部51は動作を繰り返した後動作させるため、
弁体48の動作が最初遅くその後次第に速く動作できる
ため、コイルバネ50の変形や弁体48と弁座47が当
たり衝撃音の発生を防止でき、かつ、弁の応答速度を速
くできる。また、開弁以上の弁ストロークのバネ常数が
大きくできるため駆動力発生部49が弁体48を押した
場合も弁体48が開弁時の停止位置より大きくバウンド
することなくコイルバネ50の変形や音の発生を生じる
事がないため摩耗が少なく、より確実な動作を長期適に
保証できるものである。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の弁は、弁体と、弁
座と、コイルバネと、駆動力発生部と、制御部より構成
し、前記弁体に対向して前記弁座と前記コイルバネを設
け、前記コイルバネのコイルピッチを複数値とし、前記
駆動力発生部と前記弁体を接続し、この駆動力発生部を
前記制御部で動作させる時、この制御部は動作を繰り返
した後動作させるので以下の効果がある。
【0045】(1)圧縮の小さい時はコイルバネ全体の
バネ常数で荷重値が決まり、圧縮が大きくなるとコイル
バネのピッチの小さい部分は密着しバネの機能がなくな
り、密着していないピッチのバネ常数で荷重値が決まる
ため、弁体の動作時のバネ常数を大幅に小さくしてか
つ、制御部は動作を繰り返した後動作させることによ
り、駆動力発生部は弁体の運動量を順次増加させて弁体
を動作させるため、重量とコイルバネと釣合ながらスム
ーズに動作する。そして、弁体の動作は最初遅くその後
次第に速く速く動作するため、コイルバネの変形や弁体
と弁座が当たり衝撃音の発生を防止できる。
【0046】(2)制御部は動作を順次動作時間を長く
繰り返した後動作させることにより、制御部で動作開始
させると、次第に力が順次増加する。このため、弁体の
動作は、開弁する場合も閉弁する場合も最初遅くその後
次第に滑らかに速く速く動作するため、コイルバネの変
形や弁体と弁座が当たり衝撃音の発生を防止でき、か
つ、弁体の動作が速くなり弁の応答速度を速くできる。
【0047】(3)駆動力発生部の温度を検出する温度
検出手段の出力に応じて制御部は動作を繰り返す時間あ
るいは回数を増減させることにより、駆動力発生部の温
度により変化する電磁力に対して、この温度検出手段の
出力に応じて制御部は動作を繰り返す時間あるいは回数
を増減して弁体を動作させるため、温度変化による駆動
力発生部の力を弁体の運動量に合わせて順次増加させて
弁体を動作させるため、重量とコイルバネと釣合ながら
スムーズに動作する。
【0048】(4)冷媒加熱器の上方に配設された上部
の受液部と下部の気液セパレータ液溜部に仕切る仕切り
板を内部に有する容器の仕切り板に弁を有する熱搬送部
の弁を、駆動力発生部の駆動軸と弁座と弁体とコイルバ
ネと制御部で構成し、前記コイルバネのコイルピッチを
複数値とし、前記駆動力発生部を前記制御部で動作させ
る時、制御部は動作を繰り返した後動作させる事によ
り、弁が開弁した時の抵抗を大幅に小さくでき、熱搬送
能力の増大が可能となり、コイルバネの変形や弁体と弁
座が当たり衝撃音の発生を防止でき、かつ、弁の応答速
度を速くできる。
【0049】(5)気化器に開口したノズル部に設けた
弁座と弁体と、この弁体に接続した駆動力発生部との間
にコイルバネを設け、このコイルバネのコイルピッチを
複数値とし、前記駆動力発生部を制御部で動作させる
時、この制御部は動作を繰り返した後動作させる事によ
り、大きくバウンドすることなくコイルバネの変形や音
の発生を生じる事がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1の弁の構成断面図 (b)同コイルバネの側面図
【図2】同実施例1と従来の弁の荷重と弁ストローク図
【図3】同実施例1の弁の動作指示と駆動力発生部の動
作図
【図4】本発明の実施例2の弁の動作指示と駆動力発生
部の動作図
【図5】同実施例3の具体的使用例の弁の構成断面図
【図6】同実施例3の弁部の部分拡大構成断面図
【図7】本発明の実施例4の弁の構成断面図
【図8】従来の弁の構成断面図
【符号の説明】
1 弁体 2 弁座 3 コイルバネ 10 駆動力発生部 11 制御部 12 コイルピッチA 13 コイルピッチB

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁体と、弁座と、複数ピッチのコイルバネ
    と、駆動力発生部と、これを動作させる制御部を備え、
    前記弁体に対向して前記弁座と前記コイルバネを設け、
    前記駆動力発生部と前記弁体を接続し、前記駆動力発生
    部を動作させる時、前記制御部は動作を繰り返させた後
    動作を完了させる弁。
  2. 【請求項2】この制御部は動作を順次動作時間を長く繰
    り返させた後動作を完了させる請求項1記載の弁。
  3. 【請求項3】電磁力による駆動力発生部の温度を検出す
    る温度検出手段と、この温度検出手段の出力に応じて制
    御部は動作を繰り返す時間あるいは回数を増減させる請
    求項1記載の弁。
  4. 【請求項4】冷媒加熱器と、この冷媒加熱器の上方に配
    設された上部の受液部と下部の気液セパレータ液溜部に
    仕切る仕切り板を内部に有する容器と、前記冷媒加熱器
    と前記気液セパレータ液溜部を連通する入口管と出口管
    と、前記仕切り板に弁を有する熱搬送部と、前記気液セ
    パレータ液溜部、放熱器、および前記受液部を順次接続
    した環状の循環路からなる熱搬送装置の前記弁は、駆動
    力発生部とこの駆動力発生部の駆動軸と弁座と弁体と複
    数ピッチのコイルバネと制御部で構成し、この弁体に対
    向して前記駆動軸と前記コイルバネを設け、前記駆動力
    発生部と前記弁体を接続し、この駆動力発生部を前記制
    御部で動作させる時、この制御部は動作を繰り返した後
    動作を完了させる弁。
  5. 【請求項5】気化器に開口したノズル部に設けた弁座
    と、この弁座に当接する弁体と、前記弁体に接続した駆
    動力発生部と、前記弁体と前記駆動力発生部の間に複数
    ピッチのコイルバネを設け、前記駆動力発生部と前記弁
    体を接続し、この駆動力発生部を前記制御部で動作させ
    る時、この制御部は動作を繰り返させた後動作を完了さ
    せる弁。
JP07855496A 1996-04-01 1996-04-01 弁およびそれを使用した熱搬送装置、液体燃焼器 Expired - Fee Related JP3772381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07855496A JP3772381B2 (ja) 1996-04-01 1996-04-01 弁およびそれを使用した熱搬送装置、液体燃焼器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07855496A JP3772381B2 (ja) 1996-04-01 1996-04-01 弁およびそれを使用した熱搬送装置、液体燃焼器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09269078A true JPH09269078A (ja) 1997-10-14
JP3772381B2 JP3772381B2 (ja) 2006-05-10

Family

ID=13665144

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07855496A Expired - Fee Related JP3772381B2 (ja) 1996-04-01 1996-04-01 弁およびそれを使用した熱搬送装置、液体燃焼器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3772381B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980079212A (ko) * 1997-04-30 1998-11-25 토니 헬샴 중장비용 유압장치의 메인컨트롤밸브
WO2001007807A1 (en) * 1999-07-23 2001-02-01 Raval - Agricultural Cooperative Societies Ltd. Silenced valve
JP2004151011A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Marktec Corp 磁粉探傷試験用磁粉液散布装置
JP2015224710A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 開閉装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19980079212A (ko) * 1997-04-30 1998-11-25 토니 헬샴 중장비용 유압장치의 메인컨트롤밸브
WO2001007807A1 (en) * 1999-07-23 2001-02-01 Raval - Agricultural Cooperative Societies Ltd. Silenced valve
US6688330B1 (en) 1999-07-23 2004-02-10 Raval Agriculture Cooperative Societies Ltd. Silenced valve
JP2004151011A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Marktec Corp 磁粉探傷試験用磁粉液散布装置
JP2015224710A (ja) * 2014-05-28 2015-12-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 開閉装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3772381B2 (ja) 2006-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6386834B1 (en) Control valve of displacement variable compressor
CN100373052C (zh) 活塞式压缩机和无级调整其输送量的方法
JP2712760B2 (ja) 燃料噴射弁
JP4709462B2 (ja) ガス圧縮機
JP2730593B2 (ja) 内燃機関のための電磁弁を有する弁制御装置
CN100523671C (zh) 制冷剂压缩机
US6804970B2 (en) Method of controlling refrigeration cycle
JPH07504475A (ja) 電磁駆動往復ポンプの励起コイルの駆動用回路
JP4620454B2 (ja) 圧力パルス発生方法及び圧力パルス発生装置
JPH0674751B2 (ja) 液体または気体エネルギ−の伝送を行うフリ−ピストン・モ−タ
JPH09144918A (ja)
JP2005528563A5 (ja)
JP2003083244A (ja) 斜板型可変容量圧縮機
JPH09269078A (ja)
JP3413385B2 (ja) 冷媒流路の切換弁
JP4336866B2 (ja) ヒートポンプサイクル
US20030183073A1 (en) Piston stroke limiting device for a reciprocating compressor
JP2000230481A (ja) 容量可変型圧縮機のクランク圧制御機構
JP2742897B2 (ja) 電磁ポンプ
JP6588161B2 (ja) 高圧燃料供給ポンプ
US5236010A (en) Weight controlled valve
EP1236895B1 (en) Electromagnetically operated pump
JP3692581B2 (ja) 熱搬送装置
JP2787116B2 (ja) パイロット式電磁弁
JP3227571B2 (ja) 石油燃焼器用バーナの燃料流量制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060206

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees