JPH09267682A - 自動車用ランプ制御回路 - Google Patents

自動車用ランプ制御回路

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JPH09267682A
JPH09267682A JP7912596A JP7912596A JPH09267682A JP H09267682 A JPH09267682 A JP H09267682A JP 7912596 A JP7912596 A JP 7912596A JP 7912596 A JP7912596 A JP 7912596A JP H09267682 A JPH09267682 A JP H09267682A
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Fumiaki Mizuno
史章 水野
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスの車体への組付けの作業性の
向上や信頼性の確保を行う。 【解決手段】 フロントIPS50をフロントランプ部
10の近傍に配設し、リアIPS80をリアランプ部2
0の近傍に配設し、フロントIPS50とリアIPS8
0の間を1本の電力線P2、1本の信号線S2及びアー
スラインGNDで接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に配設され
たランプの点灯を制御するための自動車用ランプ制御回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の自動車用ランプ制御回路の
配線を模式的に示す図である。一般に自動車は、図5に
示すように、車体1のフロントに左から順に配設された
サイドターンランプ(左)11L、フロントターンランプ
(左)12L、ヘッドランプ(左高)13L、ヘッドランプ
(左低)14L、コーナリング/クリアランスランプ(左)
15L、コーナリング/クリアランスランプ(右)15
R、ヘッドランプ(右低)14R、ヘッドランプ(右高)1
3R、フロントターンランプ(右)12R及びサイドター
ンランプ(右)11Rを備えるとともに、車体1のリアに
左から順に配設されたリアターンランプ(左)21L、ス
トップランプ(左)22L、テールランプ(左)23L、バ
ックアップランプ(左)24L、ライセンスランプ25、
バックアップランプ(右)24R、テールランプ(右)23
R、ストップランプ(右)22R及びリアターンランプ
(右)21Rを備えている。
【0003】フロントの左右のコーナリング/クリアラ
ンスランプ15L,15Rと、リアのストップランプ
(左)22L及びテールランプ(左)23Lと、テールラン
プ(右)23R及びストップランプ(右)22Rとは、それ
ぞれ1電球に2本のフィラメントが配設されて構成され
ている。
【0004】運転席近傍に配置されたジョイントボック
ス30内には、各ランプへの通電をオン、オフするリレ
ーがランプ数に対応する数だけ配設されており、電力線
Pがエンジンルーム2内のバッテリー31から、信号線
Sが運転席前方のインストルメントパネル32に配設さ
れた操作スイッチや図略のブレーキペダルから、それぞ
れジョイントボックス30に引き込まれている。また、
ジョイントボックス30内の各リレーからフロントの対
応する各ランプとを接続するワイヤハーネスW11がエ
ンジンルーム2を通って配設され、ジョイントボックス
30内の各リレーからリアの対応する各ランプとを接続
するワイヤハーネスW12が車室3を通って配設されて
いる。ワイヤハーネスW11,W12は、ジョイントボ
ックス30内の各リレーと対応する各ランプとを接続す
る電力供給のための電線の束である。
【0005】そして、信号線Sを介して入力される電気
信号に応じて各ランプに対応するリレーをオン、オフさ
せることによって、それぞれ動作論理が異なる各ランプ
の点灯及び消灯を個別に制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5に示す
ように、ワイヤハーネスW11,W12の本数が多く、
エンジンルーム2と車室3との境界を多数の電線が越え
ることになるため、ワイヤハーネスW11,W12の車
体1への組付けの作業性の向上や信頼性の確保が困難に
なっていた。
【0007】また、最近は、例えばフロント側のフォグ
ランプやリア側のハイマウントストップランプなどのよ
うにランプ数が増加する傾向にあるため、複雑なワイヤ
ハーネスの車体への組付けが更に困難になってくる。一
方、ランプ数の増加に応じてランプへの電源供給に用い
るリレーの個数が増加するために、ジョイントボックス
30の大型化を招くこととなり、運転席近傍へのジョイ
ントボックス30の取付けも困難になる。
【0008】このように、複雑化したワイヤハーネス
は、重量の増大と線束径の大型化を招いており、数mm
の車両スペースや数gの車両重量を重要視する自動車に
おいては大きい問題になる。そこで、1本の信号線で複
数のランプに対する制御信号を伝送する多重通信を行う
ことによって、ワイヤハーネスの省線化を図ることが考
えられる。
【0009】しかしながら、その場合には、別途、多重
通信を行うための多重通信ユニットを配設する必要があ
るために、ワイヤハーネスの省線化が図れても、省スペ
ース化を実現することができない虞れがあった。
【0010】本発明は、上記問題を解決するもので、ワ
イヤハーネスの車体への組付けの作業性を向上するとと
もに信頼性を確保し得る自動車用ランプ制御回路を提供
することを目的とする。
【0011】また、本発明は、省スペース化が可能な自
動車用ランプ制御回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、指示信号出力
部から出力される自動車のフロントランプ部に配設され
たランプ群の動作を指示するフロントランプ指示信号及
びリアランプ部に配設されたランプ群の動作を指示する
リアランプ指示信号に応じて電源から上記各ランプ部の
ランプへの電力供給を制御する自動車用ランプ制御回路
において、フロントランプ制御回路部と、リアランプ制
御回路部と、上記電源と上記フロントランプ制御回路部
とを接続する第1の電力線と、上記電源と上記リアラン
プ制御回路部とを接続する第2の電力線と、上記フロン
トランプ制御回路部と上記リアランプ制御回路部とを接
続する多重通信用の信号線とを備え、上記フロントラン
プ制御回路部は、上記フロントランプ部と上記電源との
間に設けられ、制御端子に入力される制御信号に応じて
上記フロントランプ部の各ランプと上記電源との接続を
オン、オフする半導体スイッチング素子からなる第1の
スイッチング部と、上記フロントランプ指示信号及びリ
アランプ指示信号を受信するとともに、受信した上記リ
アランプ指示信号を上記信号線を介して上記リアランプ
制御回路部に送信する第1の多重通信部と、上記受信し
たフロントランプ指示信号を用いて上記第1のスイッチ
ング部の半導体スイッチング素子のオン、オフを制御す
る第1の制御部とが第1の基板上に一体的に形成されて
なり、上記リアランプ制御回路部は、上記リアランプ部
と上記電源との間に設けられ、制御端子に入力される制
御信号に応じて上記リアランプ部の各ランプと上記電源
との接続をオン、オフする半導体スイッチング素子から
なる第2のスイッチング部と、上記リアランプ指示信号
を上記信号線を介して受信する第2の多重通信部と、上
記受信したリアランプ指示信号を用いて上記第2のスイ
ッチング部の半導体スイッチング素子のオン、オフを制
御する第2の制御部とが第2の基板上に一体的に形成さ
れてなる(請求項1)。
【0013】この構成によれば、電源及びフロントラン
プ制御回路部とリアランプ制御回路部との間は、第2の
電力線と信号線とで接続されることにより、その間の電
線本数が削減され、これによって車体重量が低減され
る。また、フロントランプ制御回路部及びリアランプ制
御回路部は、それぞれ第1、第2の基板上に一体的に形
成されてなるので、小型化される。
【0014】また、請求項1記載の自動車用ランプ制御
回路において、上記フロントランプ制御回路部は、上記
第1の基板上に一体的に形成され、上記第1のスイッチ
ング部に生じる回路異常の有無を検出する第1の異常検
出部を備え、上記第1の制御部は、更に上記検出した回
路異常の有無を用いて上記第1のスイッチング部の半導
体スイッチング素子のオン、オフを制御するもので、上
記リアランプ制御回路部は、上記第2の基板上に一体的
に形成され、上記第2のスイッチング部に生じる回路異
常の有無を検出する第2の異常検出部を備え、上記第2
の制御部は、更に上記検出した回路異常の有無を用いて
上記第2のスイッチング部の半導体スイッチング素子の
オン、オフを制御するものである(請求項2)。
【0015】この構成によれば、第1のスイッチング部
に回路異常が生じると、第1の制御部により、例えば第
1のスイッチング部の半導体スイッチング素子をオフに
することによって電流を遮断するなどの処理が可能にな
り、第2のスイッチング部に回路異常が生じると、第2
の制御部により、例えば第2のスイッチング部の半導体
スイッチング素子をオフにすることによって電流を遮断
するなどの処理が可能になる。
【0016】なお、上記請求項2の構成において、上記
第1、第2の異常検出部として、上記電源と上記第1、
第2のスイッチング部との間における過電圧発生の有無
を検出する第1、第2の過電圧検出手段を備えてもよ
い。この構成によれば、それぞれ過電圧発生が検出され
ると、例えば電流を遮断するなどの処理が可能になる。
【0017】また、上記請求項2の構成において、上記
第1、第2の異常検出部として、上記第1、第2のスイ
ッチング部から上記各ランプに流れる電流を検出する第
1、第2の電流検出手段と、検出した電流レベルを判別
する第1、第2の判別手段を備えてもよい。この構成に
よれば、検出した電流レベルによって過電流の発生や各
ランプの短絡、断線などが検出され、例えば電流を遮断
するなどの処理が可能になる。
【0018】また、請求項1又は2記載の自動車用ラン
プ制御回路において、上記フロントランプ制御回路部
は、上記フロントランプ部の近傍に配設されてなり、上
記リアランプ制御回路部は、上記リアランプ部の近傍に
配設されてなる(請求項3)。
【0019】この構成によれば、フロントランプ部の各
ランプから第1のスイッチング部までの距離が短縮され
ることにより、各ランプと半導体スイッチング素子を接
続する電線の寸法が短縮される。また、リアランプ部の
各ランプから第2のスイッチング部までの距離が短縮さ
れることにより、各ランプと半導体スイッチング素子を
接続する電線の寸法が短縮され、これによって電線全体
の重量が低減されることとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】図4は本発明に係る自動車用ラン
プ制御回路の配線を示す図である。自動車の車体1は、
フロントランプ部10と、リアランプ部20とを備えて
いる。
【0021】フロントランプ部10は、左から順に配設
されたサイドターンランプ(左)11L、フロントターン
ランプ(左)12L、ヘッドランプ(左高)13L、ヘッド
ランプ(左低)14L、コーナリング/クリアランスラン
プ(左)15L、コーナリング/クリアランスランプ(右)
15R、ヘッドランプ(右低)14R、ヘッドランプ(右
高)13R、フロントターンランプ(右)12R及びサイ
ドターンランプ(右)11Rを備えている。
【0022】リアランプ部20は、左から順に配設され
たリアターンランプ(左)21L、ストップ・テールラン
プ(左)26L、バックアップランプ(左)24L、ライセ
ンスランプ25、バックアップランプ(右)24R、スト
ップ・テールランプ(右)26R及びリアターンランプ
(右)21Rを備えている。
【0023】フロントランプ部10の左右のコーナリン
グ/クリアランスランプ15L,15Rは、それぞれ1
電球に2本のフィラメントが配設されて構成されてい
る。
【0024】車体1は、前部に配設されたエンジンルー
ム2と、その後部に配設された車室3とを備え、車室3
は、前端部に配設された運転席4を備えている。エンジ
ンルーム2の適所にはバッテリー31が配設されてお
り、このバッテリー31は、図略のエンジンのスタータ
モータを駆動するとともに、車体1の各部に電力を供給
するものである。上記運転席4は、インストルメントパ
ネル32、ハンドル33、方向指示レバー34及びブレ
ーキペダル35や図略のアクセルペダルなどを備えてお
り、このインストルメントパネル32、ハンドル33、
方向指示レバー34及びブレーキペダル35などによっ
て操作表示部40が構成されている。
【0025】エンジンルーム2内のフロントランプ部1
0の近傍には、後述するフロントIPS(Intelligent
Power Switch)50が配設され、このフロントIPS5
0とフロントランプ部10の各ランプとは点灯の電力を
供給するためのワイヤハーネスW1で接続され、フロン
トIPS50とバッテリー31の正極端子とは電源供給
のための電力線P1で接続され、フロントIPS50と
操作表示部40とは信号伝送のための信号線S1で接続
されている。
【0026】また、車室3内のリアランプ部20の近傍
には、後述するリアIPS80が配設され、このリアI
PS80とリアランプ部20の各ランプとは点灯の電力
を供給するためのワイヤハーネスW2で接続されてい
る。
【0027】また、フロントIPS50とリアIPS8
0とは、電源供給のための電力線P2及び信号伝送のた
めの信号線S2で接続され、バッテリー31のアース端
子とフロントIPS50及びリアIPS80とは、アー
スラインGNDで接続されている。
【0028】次に、図1〜図3を用いてフロントIPS
50及びリアIPS80について説明する。図1、図2
は本発明に係る自動車用ランプ制御回路の一実施形態を
示すブロック図、図3は多重通信部43,75,105
を示すブロック図である。
【0029】フロントIPS50は、図2に示すよう
に、電源部51、スイッチング部60及びインテリジェ
ント部70を備え、これらがプリント回路基板や半導体
基板などの基板上に一体的に形成されている。なお、各
部が配置された基板上を樹脂でモールドするようにして
もよい。
【0030】電源部51は、バッテリー31に接続さ
れ、フロントランプ部10の各ランプ及びフロントIP
S50の各部に電圧を供給する内部電源である。
【0031】スイッチング部60は、図1に示すよう
に、半導体スイッチング素子61〜68を備えている。
半導体スイッチング素子61〜68は、電界効果トラン
ジスタ(FET)や絶縁ゲート型バイポーラトランジス
タ(IGBT)などからなり、電源部51とフロントラ
ンプ部10の各ランプとの接続をオン、オフさせるもの
である。
【0032】インテリジェント部70は、図2に示すよ
うに、過電圧検出部71、電流検出部72、温度検出部
73、駆動部74、及び後述する多重通信部75を備え
ている。
【0033】過電圧検出部71は、電源部51の電源供
給ラインに接続され、過電圧の有無を検出するものであ
る。電流検出部72は、スイッチング部60の各素子6
1〜68からフロントランプ部10の各ランプへの信号
ラインにそれぞれ接続された電流検出回路721〜72
8からなり、電流を検出することにより過電流や各ラン
プの短絡及び断線等を検出するものである。温度検出部
73は、サーミスタなどからなり、周囲温度を検出して
過熱の有無を検出するものである。駆動部74は、多重
通信部75からの信号により各素子61〜68をオン、
オフさせる駆動信号を出力するものである。
【0034】リアIPS80は、フロントIPS50と
ほぼ同様の構成を有している。すなわち、図2に示すよ
うに、電源部81、スイッチング部90及びインテリジ
ェント部100を備え、これらがプリント回路基板や半
導体基板などの基板上に一体的に形成されている。電源
部81は、バッテリー31に接続され、リアランプ部2
0の各ランプ及びリアIPS80の各部に電圧を供給す
る内部電源である。
【0035】スイッチング部90は、図1に示すよう
に、半導体スイッチング素子91〜97を備えている。
半導体スイッチング素子91〜97は、電界効果トラン
ジスタ(FET)や絶縁ゲート型バイポーラトランジス
タ(IGBT)などからなり、電源部81とリアランプ
部20の各ランプとの接続をオン、オフさせるものであ
る。
【0036】インテリジェント部100は、図2に示す
ように、過電圧検出部101、電流検出部102、温度
検出部103、駆動部104、及び後述する多重通信部
105を備えている。
【0037】過電圧検出部101は、電源部81の電源
供給ラインに接続され、過電圧の有無を検出するもので
ある。電流検出部102は、スイッチング部90の各素
子91〜97からリアランプ部20の各ランプへの信号
ラインにそれぞれ接続された電流検出回路1021〜1
027からなり、電流を検出することにより過電流や各
ランプの短絡及び断線等を検出するものである。温度検
出部103は、サーミスタなどからなり、周囲温度を検
出して過熱の有無を検出するものである。駆動部104
は、多重通信部105からの信号により各素子91〜9
7をオン、オフさせる駆動信号を出力するものである。
【0038】また、操作表示部40は、操作スイッチ部
41、表示部42、及び後述する多重通信部43を備え
ている。操作スイッチ部41は、上記インストルメント
パネル32などに配設された操作スイッチ、方向指示レ
バー34やブレーキペダル35への操作によりオンされ
るスイッチなどからなる。表示部42は、インストルメ
ントパネル32に配設され、フロントIPS50やリア
IPS80で検出された上記過電圧、過電流や各ランプ
の短絡及び断線などの回路異常の警告表示を行うもので
ある。
【0039】多重通信部43は、図3に示すように、パ
ラレル/シリアル(P/S)変換部431及びシリアル
/パラレル(S/P)変換部432を備え、多重通信部
75は、同様に、P/S変換部751及びS/P変換部
752を備え、多重通信部105は、同様に、P/S変
換部1051及びS/P変換部1052を備え、それぞ
れ論理回路などで構成されている。
【0040】P/S変換部431,751,1051
は、それぞれマルチプレクサなどからなり、パラレルに
入力される制御信号をシリアルに変換するもので、変換
したシリアル制御信号をそれぞれS/P変換部752,
1052,752に送信するものである。
【0041】S/P変換部432,752,1052
は、それぞれデマルチプレクサなどからなり、シリアル
に入力される制御信号をパラレルに変換するもので、変
換した制御信号をそれぞれ表示部42、駆動部74、駆
動部104に送るものである。
【0042】また、多重通信部75,105は、上記過
電圧、過電流や各ランプの短絡及び断線などの回路異常
が生じたときに、駆動部74,104を介して電流遮断
などの処理を行うものである。
【0043】ここで、多重通信部75における信号の流
れについて説明する。P/S変換部431から送信され
てくる制御信号は、S/P変換部752でパラレルに変
換されて、フロントランプ部10に対応する制御信号は
矢印Aに示すように駆動部74に送られ、リアランプ部
20に対応する制御信号は矢印Bに示すようにP/S変
換部751を介してS/P変換部1052に送信され
る。
【0044】また、P/S変換部1051から送信され
てくる制御信号は、矢印Cに示すように一旦S/P変換
部752でパラレルに変換されてP/S変換部751に
送られ、矢印Dに示すように上記各部71〜73からP
/S変換部751に送られてくる制御信号とともにP/
S変換部751でシリアルに変換されて、S/P変換部
432に送信される。
【0045】次に、動作例について説明する。例えば運
転者が方向指示レバー34を左折方向に操作すると、そ
の旨の信号が多重通信部43から多重通信部75に送信
され、更に多重通信部105に送信される。そして、多
重通信部75から駆動部74に制御信号が送られ、駆動
部74から半導体スイッチング素子68に駆動信号が送
られてオンし、サイドターンランプ(左)11L及びフロ
ントターンランプ(左)12Lが点灯する。また、多重通
信部105から駆動部104に制御信号が送られ、駆動
部104から半導体スイッチング素子96に駆動信号が
送られてオンし、リアターンランプ(左)21Lが点灯す
る。
【0046】また、運転者がブレーキペダル35を操作
すると、その旨の信号が多重通信部43から多重通信部
75に送信され、更に多重通信部105に送信される。
そして、多重通信部105から駆動部104に制御信号
が送られ、駆動部104から半導体スイッチング素子9
1,92に駆動信号が送られてオンし、ストップ・テー
ルランプ(右)26R及びストップ・テールランプ(左)2
6Lが点灯する。
【0047】一方、運転者がインストルメントパネル3
2で図略のテールランプ点灯スイッチを操作すると、そ
の旨の信号が多重通信部43から多重通信部75に送信
され、更に多重通信部105に送信される。そして、多
重通信部105から駆動部104に所定のデューティ比
(<1)で周波数が100Hz以上のPWM制御信号が
送られ、駆動部104から半導体スイッチング素子9
1,92に駆動信号が送られて上記デューティ比でオ
ン、オフを繰り返す。これによってストップ・テールラ
ンプ(右)26R及びストップ・テールランプ(左)26L
が上記ブレーキ操作のときに比べて低輝度で点灯する。
【0048】更に、バッテリー31〜フロントIPS5
0〜フロントランプ部10〜アースラインGNDにおい
て、過電圧や過電流が生じた場合や、フロントIPS5
0近傍で過熱が生じた場合には、電流が遮断されたり、
インストルメントパネル32に警告表示が行われる。
【0049】また、バッテリー31〜リアIPS80〜
リアランプ部20〜アースラインGNDにおいて、過電
圧や過電流が生じた場合や、リアIPS80近傍で過熱
が生じた場合には、電流が遮断されたり、フロントIP
S50を経由して信号が送信されてインストルメントパ
ネル32に警告表示が行われる。
【0050】このように、フロントIPS50とリアI
PS80の間を1本の電力線P2、1本の信号線S2及
びアースラインGNDで接続するようにしたので、ワイ
ヤハーネスを極めて簡素化することができ、これによっ
てワイヤハーネスの組付けの作業性及び信頼性を向上さ
せることができ、自動車の生産性を大幅に向上させるこ
とができるとともに、車体重量を低減することができ
る。
【0051】また、フロントIPS50をフロントラン
プ部10の近傍に配設し、リアIPS80をリアランプ
部20の近傍に配設したので、ワイヤハーネスW1,W
2を短縮することができ、これによって更に車体重量を
低減することができる。
【0052】また、半導体スイッチング素子91,92
を所定のデューティ比でオン、オフを繰り返させてラン
プへの供給電流量を制御することによって輝度を調整す
るようにしたので、ストップ・テールランプ(右)26R
及びストップ・テールランプ(左)26Lをそれぞれ1本
のフィラメントで形成してストップランプ及びテールラ
ンプとして兼用することができ、これによって部品点数
を削減することができる。
【0053】なお、上記実施形態において、IPS5
0,80は、それぞれ過電圧検出部71,101、電流
検出部72,102及び温度検出部73,103などの
回路の異常を検出するための異常検出部を備えたが、本
発明はこれに限られず、上記異常検出部を備えなくても
よく、また、一部のみを備えたり、他の異常を検出する
異常検出部を備えるようにしてもよい。
【0054】また、上記実施形態において、IPS5
0,80は、それぞれ電源部51,81を備えたが、本
発明はこれに限られず、バッテリー31から直接IPS
50,80の各部に電源を供給するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源及びフロントランプ制御回路部とリアランプ制御回
路部との間を、第2の電力線と信号線とで接続するよう
にしたので、その間の電線本数を削減することができ、
これによって、部品点数を削減するとともに、車体重量
を低減することができる。また、フロントランプ制御回
路部及びリアランプ制御回路部は、それぞれ第1、第2
の基板上に一体的に形成するようにしたので、各回路部
の小型化を図ることができ、これによって省スペース化
が実現できる。
【0056】また、第1、第2のスイッチング部に生じ
る回路異常の有無を検出する第1、第2の異常検出部を
備えることにより、第1、第2のスイッチング部に回路
異常が生じると、電流を遮断するなどの処理を行うこと
ができる。
【0057】また、フロントランプ制御回路部をフロン
トランプ部の近傍に配設し、リアランプ制御回路部をリ
アランプ部の近傍に配設することにより、各ランプと半
導体スイッチング素子を接続する電線の寸法を短縮する
ことができ、これによって電線全体の重量を低減できる
ことから車体重量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用ランプ制御回路の一実施
形態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る自動車用ランプ制御回路の一実施
形態を示すブロック図である。
【図3】多重通信部を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る自動車用ランプ制御回路の配線を
示す図である。
【図5】従来の自動車用ランプ制御回路の配線を模式的
に示す図である。
【符号の説明】
10 フロントランプ部 20 リアランプ部 31 バッテリー(電源) 40 操作表示部(指示信号出力部) 50 フロントIPS(フロントランプ制御回路部) 51 電源部 60 スイッチング部(第1のスイッチング部) 61〜68 半導体スイッチング素子 70 インテリジェント部 71 過電圧検出部(第1の異常検出部) 72 電流検出部(第1の異常検出部) 73 温度検出部(第1の異常検出部) 74 駆動部 75 多重通信部(第1の多重通信部、第1の制御部) 80 リアIPS(リアランプ制御回路部) 81 電源部 90 スイッチング部(第2のスイッチング部) 91〜97 半導体スイッチング素子 100 インテリジェント部 101 過電圧検出部(第2の異常検出部) 102 電流検出部(第2の異常検出部) 103 温度検出部(第2の異常検出部) 104 駆動部 105 多重通信部(第2の多重通信部、第2の制御
部) GND アースライン P1 電力線(第1の電力線) P2 電力線(第2の電力線) S1 信号線 S2 信号線(多重通信用の信号線)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指示信号出力部から出力される自動車の
    フロントランプ部に配設されたランプ群の動作を指示す
    るフロントランプ指示信号及びリアランプ部に配設され
    たランプ群の動作を指示するリアランプ指示信号に応じ
    て電源から上記各ランプ部のランプへの電力供給を制御
    する自動車用ランプ制御回路において、フロントランプ
    制御回路部と、リアランプ制御回路部と、上記電源と上
    記フロントランプ制御回路部とを接続する第1の電力線
    と、上記電源と上記リアランプ制御回路部とを接続する
    第2の電力線と、上記フロントランプ制御回路部と上記
    リアランプ制御回路部とを接続する多重通信用の信号線
    とを備え、上記フロントランプ制御回路部は、上記フロ
    ントランプ部と上記電源との間に設けられ、制御端子に
    入力される制御信号に応じて上記フロントランプ部の各
    ランプと上記電源との接続をオン、オフする半導体スイ
    ッチング素子からなる第1のスイッチング部と、上記フ
    ロントランプ指示信号及びリアランプ指示信号を受信す
    るとともに、受信した上記リアランプ指示信号を上記信
    号線を介して上記リアランプ制御回路部に送信する第1
    の多重通信部と、上記受信したフロントランプ指示信号
    を用いて上記第1のスイッチング部の半導体スイッチン
    グ素子のオン、オフを制御する第1の制御部とが第1の
    基板上に一体的に形成されてなり、上記リアランプ制御
    回路部は、上記リアランプ部と上記電源との間に設けら
    れ、制御端子に入力される制御信号に応じて上記リアラ
    ンプ部の各ランプと上記電源との接続をオン、オフする
    半導体スイッチング素子からなる第2のスイッチング部
    と、上記リアランプ指示信号を上記信号線を介して受信
    する第2の多重通信部と、上記受信したリアランプ指示
    信号を用いて上記第2のスイッチング部の半導体スイッ
    チング素子のオン、オフを制御する第2の制御部とが第
    2の基板上に一体的に形成されてなることを特徴とする
    自動車用ランプ制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用ランプ制御回路
    において、上記フロントランプ制御回路部は、上記第1
    の基板上に一体的に形成され、上記第1のスイッチング
    部に生じる回路異常の有無を検出する第1の異常検出部
    を備え、上記第1の制御部は、更に上記検出した回路異
    常の有無を用いて上記第1のスイッチング部の半導体ス
    イッチング素子のオン、オフを制御するもので、上記リ
    アランプ制御回路部は、上記第2の基板上に一体的に形
    成され、上記第2のスイッチング部に生じる回路異常の
    有無を検出する第2の異常検出部を備え、上記第2の制
    御部は、更に上記検出した回路異常の有無を用いて上記
    第2のスイッチング部の半導体スイッチング素子のオ
    ン、オフを制御するものであることを特徴とする自動車
    用ランプ制御回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の自動車用ランプ制
    御回路において、上記フロントランプ制御回路部は、上
    記フロントランプ部の近傍に配設されてなり、上記リア
    ランプ制御回路部は、上記リアランプ部の近傍に配設さ
    れてなることを特徴とする自動車用ランプ制御回路。
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