JPH09266460A - 送受信システム - Google Patents

送受信システム

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Publication number
JPH09266460A
JPH09266460A JP8074593A JP7459396A JPH09266460A JP H09266460 A JPH09266460 A JP H09266460A JP 8074593 A JP8074593 A JP 8074593A JP 7459396 A JP7459396 A JP 7459396A JP H09266460 A JPH09266460 A JP H09266460A
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JP
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circuit
signal
video
receiving
audio signal
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Application number
JP8074593A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kosugi
弘 小杉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/14Systems for two-way working

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信システムにおいて、2者間での音声の
やり取りにおける遅延をなくすことを課題とする。 【解決手段】 送信手段T1、音声処理手段T2、受信
手段T3からなる送信側システムと、受信手段R1、合
成手段R4、送信手段R5及び遅延手段R3とからなる
受信側システムとを有し、音声によるやり取りに用いる
音声に対しては、時間軸上における映像信号の位置への
一致処理を施さないよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば中継用とし
て人工衛星を用いた送受信システムや、地上だけで通信
を行う送受信システムに適用して好適な送受信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】中継用として人工衛星を用いた送受信シ
ステムとしては、例えば図8に示すようなものが提案さ
れている。この図8に示される送受信システムは、D−
SNG(Digital−Satellite New
s Gathering)と称されるシステムである。
このシステムは、映像や音声等の情報を、ディジタルデ
ータの状態で送受信するシステムである。そして、この
図8に示す送受信システムは、現場の映像及び音声を、
人工衛星7を介して、局のスタジオに送信すること、並
びに現場にいるレポータ1とスタジオ内にいるアナウン
サ20とが、互いに音声でやり取りを行うことを可能に
したものである。図8において、送信側が上段に示さ
れ、受信側が下段に示されている。この図8の例では、
現場が送信側となり、スタジオが受信側となる。
【0003】〔接続及び構成〕この図8に示される送受
信システムは、送信側システムと、人工衛星7と、受信
側システムとで構成される。送信側システムは、次に示
す構成要素からなる。 ビデオ・カメラ3・・・現場にいるレポータ1及びその
背景を撮影するためのものである。 マイクロフォン2・・・レポータ1の音声を集音するた
めのものである。 符号化回路50・・・・上記ビデオ・カメラ3からの撮
像映像信号の符号化並びにマイクロフォン2からの音声
信号の処理を行うためのものである。符号化は例えばM
PEG(Moving Picture Engine
ering Group) 高出力増幅回路4・・・符号化回路50からの出力を、
送信用に増幅するためのものである。 切り換え回路5・・・・送信時には高出力増幅回路4の
出力をアンテナ6に供給し、受信時にはアンテナ6から
の受信信号を、後述する低雑音増幅回路8に供給するた
めのものである。 アンテナ6・・・・・・人工衛星7を中継して、信号の
送受信を行うためのものである。 復号化回路100・・・低雑音増幅回路8からの出力の
内の映像信号の復号化、並びに音声信号の再生処理を行
うためのものである。 増幅回路10・・・・・復号化回路100からの音声信
号を電流増幅するためのものである。 イヤフォーン・・・・・受信した音声信号をモニタする
ためのものである。 マイクロフォン・・・・現場にいるレポータ1の音声を
集音するためのものである。
【0004】また、この図8に示される受信側システム
は、次に示す構成要素からなる。尚。符号化回路50と
復号化回路100は、送信側と同じ構成であるので、同
一符号を付し、その詳細説明を省略している。 ビデオカメラ23・・・スタジオ内にいるアナウンサ2
0やその背景等を撮影するためのものである。 高出力増幅回路24、切り換え回路25、低雑音増幅回
路28、アンテナ26、増幅回路30、イヤフォーン2
1及びマイクロフォン21の各機能は、送信側システム
の高出力増幅回路4、切り換え回路5、低雑音増幅回路
8、アンテナ6、増幅回路10、イヤフォーン11及び
マイクロフォン2の各機能と同じである。 CRT32・・・・・・アナウンサが、現場の映像を、
モニタするためのものである。 合成回路33・・・・・ビデオカメラ23からの撮像映
像信号及びマイクロフォン21からの集音音声信号、並
びに受信映像及び音声信号を切り換え等により合成し、
当該合成信号を、出力端子34から出力するためのもの
である。
【0005】〔動作〕動作説明は、現場の映像及び現場
にいるレポータ1の音声と、スタジオ内の映像及びスタ
ジオにいるアナウンサ20の音声とが時分割的に切り換
えられて放送用として送出される場合において、現場に
いるレポータ1とスタジオにいるアナウンサ20とが音
声でやりとりをする場合を前提とする。
【0006】ビデオカメラ3によって撮影された現場の
映像の映像信号は、符号化回路50においてフレーム
間、若しくはフレーム内で符号化される。同時にマイク
ロフォン2によって集音された現場のレポータ1の音声
の音声信号は、符号化回路50において、映像信号と共
に時分割的に多重化される。多重化された信号が、高出
力増幅回路4及び切り換え回路5を経た後に、アンテナ
6によって電波として出力される。この電波は、人工衛
星7を中継して、受信側26のアンテナ26に受波され
る。
【0007】アンテナ26からの受信信号は、切り換え
回路25及び低雑音増幅回路28を介して復号化回路1
00に供給される。復号化回路100は、受信信号は、
復号化回路100において、映像信号と音声信号とに分
けられる。そして、映像信号は、復号化回路100にお
いて復号化処理が施される。即ち、復号化回路100に
おいては、フレーム間差分画像の符号化された映像信号
の復号化、フレーム内符号化された映像信号の復号化が
行われる。そして復号化回路100からの映像信号及び
音声信号、合成回路34に供給される。また一方、音声
信号は、増幅回路30を介してイヤフォーン31に、映
像信号は、CRT32に夫々供給される。
【0008】ビデオカメラ23からのスタジオ内の映像
の映像信号及びアナウンサ20の音声の音声信号と、復
号化回路100からの受信映像及び音声信号は、合成回
路33により、時分割的に出力端子34から出力される
ことで、送出用の映像及び音声信号として合成される。
【0009】以上の説明では、現場のレポータ1からの
音声が、スタジオ内にいるアナウンサ20に到達するま
でを説明している。現場のレポータ1からの音声が、ス
タジオ内にいるアナウンサ20に到達すると、アナウン
サ20は、その応答を音声で行う。アナウンサ20が応
答すると、その応答音声は、マイクロフォン21で集音
される。マイクロフォン21からの音声信号は符号化回
路50に供給され、ビデオカメラ23で撮像され、この
符号化回路50で符号化された映像信号と多重化された
後に、高出力増幅回路24及び切り換え回路25を介し
てアンテナ26に供給され、このアンテナ26から電波
として出力される。この電波は、人工衛星7で中継され
た後に、アンテナ6で受波される。
【0010】アンテナ6からの受信信号は、切り換え回
路5及び低雑音増幅回路8を介して復号化回路100に
供給される。ここで、符号化されている映像信号は、復
号化された後に出力端子9から出力される。この出力端
子にCRTが接続されている場合は、スタジオ内の映像
をモニタすることができる。一方、音声信号は、増幅回
路10を介してイヤフォン11に供給され、このイヤフ
ォン11から音声として出力される。よって、現場にい
るレポータ1とスタジオ内にいるアナウンサ20は音声
による交信を行うことができる。勿論、出力端子9にC
RTを接続すれば、音声のみならず、映像による交信を
行うこともできる。
【0011】次に、図9を参照して、図8に示した符号
化回路50及び復号化回路100の各内部構成について
夫々説明する。図9Aは符号化回路50の内部構成を、
図9Bは復号化回路100の内部構成について示してい
る。
【0012】図9Aに示されているように、符号化回路
50は、入力端子51を介して供給される映像信号を、
ディジタル映像信号に変換するためのA−Dコンバータ
52と、このA−Dコンバータ52からのディジタル映
像信号を符号化する映像符号化回路53と、入力端子5
5を介して供給される音声信号を、ディジタル音声信号
に変換するためのA−Dコンバータ56と、このA−D
コンバータ56からのディジタル音声信号を符号化する
音声符号化回路57と、この音声符号化回路57からの
符号化音声データを遅延する遅延回路58と、映像符号
化回路53からの符号化映像データと、遅延回路58か
らの符号化音声データとを加算する加算回路54と、こ
の加算回路54の出力を伝送用に符号化し出力端子60
を介して出力する伝送符号化回路59とで構成される。
また、音声符号化回路57では、例えばサブサンプリン
グ等の圧縮処理が行われる。
【0013】ここで、上記遅延回路58は、映像符号号
化回路53からの映像信号の出力タイミングに対し、対
応する映像信号に加算すべき音声信号の加算タイミング
を合致させるために設けられている。例えば1フレーム
毎の映像信号の符号化に費やされる時間が、音声信号の
符号化に費やされる時間よりも大幅に長いからである。
【0014】また、上記映像符号化回路53において
は、フレーム間符号化とフレーム内符号化が選択的に行
われている。フレーム間符号化は、周知なように、現在
の映像信号と1フレーム過去の映像信号との差分を符号
化する処理である。フレーム内符号化は、現在の映像信
号をそのまま符号化する処理である。そして、符号化と
は、フレーム間差分信号若しくは現在の映像信号に対
し、DCT(Discrete Cosign Tra
nsform)やウエーブレット変換、次に量子化、ラ
ンレングスやハフマン等の可変長符号化処理が施される
ことを意味する。
【0015】また、図9Bに示す復号化回路100は、
入力端子101を介して供給される伝送用に符号化され
ている受信信号を復号化する、伝送復号化回路102
と、この伝送復号化回路102からの出力を、映像信号
と音声信号とに分離するデータ分離回路103と、この
データ分離回路103からの映像信号を復号化する映像
復号化回路104と、この映像復号化回路104からの
出力をアナログ映像信号に変換し、当該アナログ映像信
号を出力端子106を介して出力するD−Aコンバータ
105と、データ分離回路103からの音声信号を復号
化する音声復号化回路107と、遅延回路108と、こ
の遅延回路108の出力をアナログ音声信号に変換し、
当該アナログ音声信号を出力端子110から出力するD
−Aコンバータ109と、D−Aコンバータ105から
のアナログ映像信号と、D−Aコンバータ109からの
アナログ音声信号とを加算し、当該加算信号を、出力端
子112を介して合成回路33に供給する加算回路11
1とで構成される。
【0016】ここで、上記遅延回路108は、映像復号
化回路104からの映像信号の出力タイミングに対し、
対応する音声信号の出力タイミングを合致させるために
設けられている。例えば1フレーム毎の映像信号の符号
化に費やされる時間が、音声信号の符号化に費やされる
時間よりも大幅に長いからである。
【0017】また、上記映像復号化回路104において
は、図9Aに示した映像符号化回路53で行われる符号
化処理と反対の処理が行われる。即ち、上記映像復号化
回路104では、符号化された映像信号を復号化(可変
長符号化されたデータの復号化)が行われ、次に、当該
映像信号に対し、逆量子化処理、次にIDCT(Inv
erse Discrete Cosign Tran
sform)処理が施される。これによって、フレーム
間差分信号若しくはフレーム映像信号が得られる。そし
て、映像復号化回路104では、更に、上記フレーム間
差分信号と既に復号化されている映像信号と、当該フレ
ーム間差分信号に対応して供給される動きベクトルデー
タが用いられ、元のフレーム映像信号が復元される。
【0018】例えばBピクチャが1フレーム前のIピク
チャとの差分の符号化処理によって得られるものとする
と次のようになる。即ち、符号化時においては、Bピク
チャの注目ブロックに最もレベル配列の近いIピクチャ
のブロックが検出されると共に、当該Bピクチャの注目
ブロックから上記Iピクチャのブロックまでのx及びy
方向の移動量データ、即ち、動きベクトルデータが、得
られる。そして、当該Bピクチャの注目ブロックと、上
記Iピクチャのブロックとの差分が、符号化され、当該
符号化データが、上記動きベクトルデータと多重化され
て伝送される。
【0019】よって、復号化は、次のようにして行われ
る。即ち、映像復号化回路104においては、復元後の
Iピクチャの上記ブロックに対し、上記差分データが加
算され、上記Bピクチャの注目ブロックが復元されるの
である。動きベクトルデータは、差分データを加算すべ
き、復元後のIピクチャの対象ブロックを抽出するため
に用いられる。
【0020】次に、図10を参照して、図8に示した送
受信システムで用いられているデータフォーマットにつ
いて説明する。このデータフォーマットは、一般に「ス
カイプラス」と称されているフォーマットである。
【0021】図10に示すように、1単位の送信データ
は、システムデータSYSTEM、第1AUXデータA
UX1、第2AUXデータAUX2、映像や音声等の各
種データからなるパケットPacket、リード・ソロ
モン・コードRSからなる。図8に示されているよう
に、各データのデータ長は、実線の矢印D1で示すパケ
ットデータ単位となる水平方向において次のような値と
なっている。即ち、システムデータSYSTEM及び第
1のAUXデータAUX1は夫々1バイト、第2のAU
XデータAUX2はA_sizeバイト、パケットPa
cketはPs_sizeバイト、リード・ソロモン・
コードRSは12倍とである。また、図8に示されてい
るように、各データのデータ長は、実線の矢印D2で示
される送出方向となる垂直方向において、夫々64バイ
トである。
【0022】尚、A_sizeの値は、伝送レート(M
bps)に応じて次のように規定されている。 伝送レート A_size 6.144 8 12.288 4 24.576 2 49.152 1 40.96 1
【0023】また、H_size(パケット方向)の値
は、圧縮レートに応じて次のように規定されている。 圧縮レート H_size 1/2 96 2/3 128 3/4 144 4/5 128 5/6 160 7/8 168
【0024】そして、パケットサイズP_sizeと、
上記パケット方向のサイズH_sizeと、第1のAU
XデータAUX1のサイズA_sizeの関係は次の通
りである。 P_size=H_size−A_size−14
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図9
Aに示した映像符号化回路53における映像信号の符号
化、並びに図9Bに示した映像復号化回路100におけ
る映像信号の復号化に夫々費やされる時間は、例えばフ
レーム等の単位内の音声信号の符号化や復号化に費やさ
れる時間よりもかなり多い。従って、図8に示した送受
信システムにおいては、現場にいるレポータ1とスタジ
オにいるアナウンサ20との応答に時間的なずれが生じ
る。例えば、現場にいるレポータ1が、スタジオにいる
アナウンサ20に向かって「オーイ」と呼びかけると、
その音声信号は、その瞬間から、送信システムの符号化
回路50における処理遅延時間と、受信システムの復号
化回路100における処理遅延時間との合計の時間分だ
け遅延して、スタジオにいるアナウンサ20に伝達され
る。よって、スタジオ内にいるアナウンサ20は、現場
からの呼びかけに対して、上記遅延時間分だけ経過した
後に、応答することになる。そして、このような状態が
放送されるとすると、視聴者は、上記2者間のやりとり
に不自然さを感じることは言うまでもないであろう。
【0026】ここで図11を参照して、送信局501か
ら受信局503に対して情報を送信する場合においてど
のくらいの遅延があるのかについて説明する。地球の軌
道上に、夫々120度の間隔で、3つの人工衛星7a、
7b及び7cが配置されている場合を条件とする。ここ
で、人工衛星7a、7b及び7cの間隔を120度とし
ているのは、地球との電波のやり取りを全て網羅するた
めに最低必要とされる人工衛星の数が“3”個だからで
ある。
【0027】送信局501から受信局503までの通信
経路は、この図11に示されるように、送信局501か
ら人工衛星7aまでの経路P1→人工衛星7aから中継
局502までの経路P2→中継局502から人工衛星7
bまでの経路P3→人工衛星7bから受信局503まで
の経路P4の4つの経路からなる。そして、経路P1に
おいては、送信局501の送信時の符号化による遅延時
間EDL1の遅延があり、経路P2においては、中継局
502における受信時の復号化による遅延時間DDL1
の遅延があり、経路P3においては、中継局502にお
ける送信時の符号化による遅延時間EDL2の遅延があ
り、経路P4においては、受信局503における受信時
の復号化による遅延時間DDL2の遅延がある。
【0028】つまり、送信局501から受信局503ま
での通信経路の全遅延時間は、上記各経路P1〜P4に
おける遅延時間の合計EDL1+DDL1+EDL2+
DDL2となる。尚、これは、通信回線中に人工衛星が
含まれる場合のみに限られるものではなく、地上だけで
通信する場合でも同様である。遅延時間は、伝送すべき
情報が、符号化回路50や復号化回路100をいくつ通
過するのかで決まるからである。何れにしても、この図
1に示される例においては、その遅延時間が非常に大き
いものとなる。従って、もしも、送信局501が上述し
た現場で、受信局503が上述したスタジオだった場合
においては、現場にいるレポータ1とスタジオ内にいる
アナウンサ20とのやり取りが、円滑とはならない。
【0029】例えば、レポータ1が「どうですか?」
と、アナウンサ20に問いかけると、その瞬間から、ア
ナウンサ20が応答するまでの時間は、上記遅延時間と
アナウンサ20がレポータ1からの問いかけを聴いてか
ら応答をするまでの時間との合計の時間となる。従っ
て、この状態が放送されると、視聴者は非常に不自然な
応答であると感じてしまうことは疑う余地なく、また、
レポータ1とアナウンサ20の応答が円滑とならない。
【0030】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、音声による応答を円滑にすることのできる送受
信システムを提案しようとするものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の地点の
映像とその第1の地点にいる人の音声を、送受信機能を
有する送信側システムにより、第2の地点にある送受信
機能を有する受信側システム対して送信し、上記受信側
システムにおいて、上記第1の地点の映像及び音声と、
上記第2の地点の映像及びその第2の地点にいる人の音
声とを合成して送出すると共に、上記第2の地点にいる
人の音声を上記受信側システムに送信して、第1の地点
にいる人と、第2の地点にいる人との間で音声によるや
り取りを行う送受信システムであって、上記第1の地点
にいる人と第2の地点にいる人との間でのやり取りにお
いては時間軸上における映像の位置に対し、音声の位置
を合わせるための遅延処理を施さないようにしたもので
ある。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図7を順次参照し
て本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0033】本発明〜の実施の形態の説明は、次に示す
項目説明を各項目の先頭に記載し、各項目について次に
示す順序で説明する。
【0034】*概要 A.本発明の概要説明(図1) *第1の実施の形態 B.送受信システムの説明(図2) C.図2に示した符号化回路及び復号化回路の説明(図
3) D.図3に示したデータ分離回路の説明(図4) E.伝送時のデータフォーマット(図5) *第2の実施の形態 F.送受信システムの説明(図6) G.図6に示した符号化回路及び復号化回路の説明(図
7)
【0035】[概要]
【0036】A.本発明の概要説明(図1)
【0037】図1は、本発明の概要を説明するための説
明図である。この図1において、紙面において左側の一
点鎖線よりも左側が送信側システムを示し、紙面におい
て右側の一点鎖線よりも右側が受信側システムを示して
いる。送信側システムは、例えば現場に配置された実況
中継用の車であり、受信側システムは、例えば放送局の
スタジオである。この例では、現場の映像及び音声と、
スタジオの映像及び音声を合成し、この出力を、放送用
として用いる場合について示している。従って、現場の
映像とスタジオ内の映像は、図1の右側に示されている
ように、例えば視聴者側で1つの画面として見ることが
でき、且つ、現場のレポータ1と、スタジオ内のアナウ
ンサ20の音声によるやり取りを、視聴者側のスピーカ
で同時若しくは時分割的に聞くことができる。また、こ
の図1において、太い実線の矢印は、レポータ1の音声
の音声信号(第1の音声信号)を、太い破線の矢印は、
アナウンサ20の音声の音声信号を示している。
【0038】〔接続及び構成〕この図1に示す送受信シ
ステムは、送信側システムと、受信側システムとで構成
される。送信側システムは、送信回路T1と、音声処理
回路T2と、受信回路T3とで構成される。ここで、受
信回路T3を有しているのにもかかわらず、送信側シス
テムと称しているのは、この通信において主体となるこ
とが、現場の映像及び音声の受信側システムへの送信だ
からである。また、この場合においては、受信回路T3
は、音声の受信のみに使用される。勿論、映像の受信も
可能である。
【0039】ここで、上記送信回路T1は、映像信号の
符号化回路を含む。また、上記受信回路T3は、映像信
号の復号化回路を含む。送信回路T1においては、映像
信号が符号化されると共に、この符号化による遅延時間
分だけ音声信号が遅延される。これを以下第1の音声信
号と称する。そして、音声処理回路T2においては、映
像信号の出力タイミングに合致させられることはなく、
そのまま出力される。これを以下第2の音声信号と称す
る。簡単に言えば、送信回路T1から出力される映像及
び第1の音声信号に対して、第2の音声信号が多重化さ
れる。
【0040】また、受信側システムは、受信回路R1
と、音声処理回路R2と、遅延回路R3と、合成回路R
4と、送信回路R5とで構成される。ここで、上記受信
回路R1は、映像信号の復号化回路を含む。また、上記
送信回路R5は、映像信号の符号化回路を含む。また、
上記音声処理回路R2は、例えばスタジオ内における音
声を処理する回路である。遅延回路R3は、送信側シス
テムの送信回路T1の符号化による遅延時間DEL1
と、受信システムの受信回路R1の復号化による遅延時
間DEL2との合計の時間DEL1+DEL2である。
【0041】合成回路R4は、受信回路R1からの復号
後の映像信号と、遅延回路R3からの遅延時間DEL1
+DEL2だけ遅延されたスタジオ内の音声の音声信号
とを切り換え等により合成し、出力端子Toutから出
力する。尚、送信回路R5を有しているのにもかかわら
ず、この受信側システムを受信側としているのは、送信
側システムを送信側としていることと同様の理由であ
り、この理由については既に説明した。
【0042】〔動作〕現場からの映像及び音声と、スタ
ジオ内での映像及び音声を、切り換え等により合成し、
放送用として出力する場合について説明する。
【0043】現場の映像の映像信号及び現場のレポータ
1の音声の音声信号は、送信回路T1を介して送信され
る。このとき、レポータ1の音声の音声信号は、音声処
理回路T2にも供給される。そして、音声処理回路T2
において所定の処理が施された後に、送信回路T1から
の出力の重畳される。ここで、「所定の処理」とは、例
えば処理遅延が殆どない音声圧縮処理等である。つま
り、送信回路T1に供給されたレポータ1の音声の音声
信号であるところの第1の音声信号は、送信回路T1に
供給された同じフレームの映像信号に対する処理による
遅延時間DEL1と同じ時間だけ遅延された後に送信さ
れるが、音声処理回路T2に供給された音声信号である
ところの第2の音声信号は、殆ど遅延されないまま送信
される。ここが送信側におけるポイントである。
【0044】送信側システムからの映像信号、並びに第
1及び第2の音声信号は、受信側システムの受信回路R
1で受信される。受信回路R1で受信された受信信号の
内、第1の音声信号は、映像信号の復号化処理による遅
延時間DEL2の分だけ遅延される。復号化処理の施さ
れた映像信号及び第1の音声信号は、合成回路R4に供
給される。
【0045】また、受信回路R1で受信された受信信号
の内、第2の音声信号が、音声として、スタジオ内のア
ナウンサ20に伝達される。これにより、スタジオ内の
アナウンサ20は、現場のレポータ1からの呼びかけに
対し、音声による応答を行う。この応答音声は、音声信
号として音声処理回路R2、遅延回路R3及び送信回路
R5に夫々供給される。遅延回路R3に供給された音声
信号は、送信側システムの送信回路T1で発生する遅延
時間DEL1と、受信側システムの受信回路R1で発生
する遅延時間DEL2との合計の時間だけ遅延された後
に、合成回路R4に供給される。
【0046】一方、スタジオ内のアナウンサ20の音声
の音声信号は、送信回路R5を介して送信される。この
とき、スタジオ内にいるアナウンサ20の音声の音声信
号は、音声処理回路R2にも供給される。そして、音声
処理回路R2において所定の処理が施された後に、送信
回路R5からの出力に重畳される。ここで、「所定の処
理」とは、受信側システムについてした説明と同様に、
例えば処理遅延が殆どない音声圧縮処理等である。
【0047】この例においては、送信回路R5と送信回
路T1とが同じものであり、音声処理回路R2と音声処
理回路T2とが同じものであることを前提としている。
よって、送信回路R5に供給されたアナウンサ20の音
声の音声信号であるところの音声信号は、送信回路R5
に供給された同じフレームの映像信号に対する処理によ
る遅延時間(DEL1)と同じ時間だけ遅延された後に
送信されるが、音声処理回路R2に供給された音声信号
であるところの第2の音声信号は、殆ど遅延されないま
ま送信される。
【0048】つまり、現場にいるレポータ1とスタジオ
内にいるアナウンサ20とのやり取りは、音声処理回路
T2及び音声処理回路R2で夫々処理された殆ど遅延の
ない音声信号が用いられて行われる。即ち、太い実線の
矢印で示されるように、遅延の殆どない送信側の第1の
音声信号と、太い破線で示されるように、遅延の殆どな
い受信側の音声信号とが用いられて行われる。よって、
現場にいるレポータ1とスタジオ内にいるアナウンサ2
0は、互いに相手の応答を早く受けることができる。
【0049】そして、合成回路R4に供給される受信信
号、即ち、現場の映像の映像信号及びレポータ1の音声
の音声信号は、遅延時間DEL1と遅延時間DEL2と
の合計時間だけ遅延されたところの、スタジオ内にいる
アナウンサ20の映像の映像信号及びアナウンサ20の
音声の音声信号と、切り換え等により合成される。この
合成信号は、出力端子Toutから出力される。これに
よって、現場にいるレポータ1と、スタジオ内にいるア
ナウンサ20との音声によるやり取りには、時間差がな
くなるので、視聴者が不自然さを感じないようにするこ
とができる。
【0050】〔効果〕以上の説明から明かなように、レ
ポータ1とアナウンサ20とのやり取りでは、殆ど遅延
のない受信側の第1の音声信号及び送信側の音声信号と
を用いるようにした。よって、レポータ1とアナウンサ
20の音声によるやり取りにおける時間差をなくすこと
により、現場とスタジオとの間のやり取りを円滑にする
ことができる。また、スタジオ内にいるアナウンサ20
の音声の音声信号を、遅延回路R3で遅延時間DEL1
+遅延時間DEL2の合計時間分だけ遅延した後に、当
該遅延信号を、合成回路R4において、既に遅延時間D
EL1+遅延時間DEL2の合計時間分だけ遅延してい
る受信信号と合成するようにした。よって、視聴者に対
し、時間差の殆どない、現場のレポータ1とスタジオ内
のアナウンサ20とのやり取りを放送することができ
る。以下、より詳しい例を、実施の形態として説明す
る。
【0051】[第1の実施の形態]
【0052】B.送受信システムの説明(図2)
【0053】図2は、一実施の形態としての送受信シス
テムの構成例を示す構成図である。この図2において、
図8と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明
を省略する。
【0054】〔接続及び構成〕この図2から明かなよう
に、本形態においては、送信側システム及び受信側シス
テムの各符号化回路150に、本線系とは別系統の音声
処理系151が夫々設けられ、送信側システム及び受信
側システムの各復号化回路200に、本線系とは別系統
の音声処理系201が夫々設けられている。これら別系
統の音声処理系151及び201は、夫々現場にいるレ
ポータ1と、スタジオ内にいるアナウンサ20との間で
遅延なく音声でのやり取りを行えるようにするためのも
のである。つまり、音声処理系151及び201におい
ては、処理遅延は殆どない。従って、現場にいるレポー
タ1とスタジオ内にいるアナウンサ20は、国内におけ
る電話を用いた音声によるやり取りと同様に、音声によ
るやり取りを行うことができる。尚、送信側システムの
符号化回路150の内部構成は、受信側システムの符号
化回路150の内部構成と同様なので、同一の符号を付
している。また、送信側システムの復号化回路200の
内部構成は、受信側システムの復号化回路200の内部
構成と同様なので、同一の符号を付している。
【0055】〔動作〕次に動作について説明する。現場
からの映像及び音声と、スタジオ内での映像及び音声
を、切り換え等により合成し、放送用として出力する場
合について説明する。
【0056】ビデオカメラ3からの現場の映像の映像信
号、並びにマイクロフォン2からのレポータ1の音声の
音声信号は、符号化回路150で夫々処理された後に、
高出力増幅回路4及び切り換え回路5を介してアンテナ
6から電波として出力される。このとき、レポータ1の
音声の音声信号は、音声処理回路151にも供給され
る。即ち、レポータ1の音声の音声信号は、符号化回路
150の本線系で処理されると共に、本線系とは別系統
の音声処理回路151においても供給される。以下、本
線系で処理された音声信号を、主音声信号と称し、音声
処理回路151で処理された音声信号を、副音声信号と
称する。主音声信号は、映像信号の符号化処理による遅
延時間と同じ時間だけ遅延されるが、副音声信号は殆ど
遅延されない。音声処理回路151において所定の処理
が施されて得られる副音声信号は、符号化回路150内
の本線の信号に重畳される。ここで、「所定の処理」と
は、例えば処理遅延が殆どない音声圧縮処理等である。
【0057】送信側システムからの映像信号、並びに主
及び副音声信号は、受信側システムのアンテナ26で受
波された後に、受信信号として、切り換え回路25及び
低雑音増幅回路28を介して、復号化回路200に供給
される。復号化回路200に供給された受信信号の内、
主音声信号は、映像信号の復号化処理による遅延時間と
同じ時間だけ遅延される。副音声信号は、遅延されない
でそのまま出力される。
【0058】復号化回路200からの副音声信号は、増
幅回路30を介してスタジオ内のアナウンサ20が装着
しているイヤフォーン31から音声として出力される。
また、復号化回路200からの映像信号は、CRT32
に供給され、その管面に画像として表示される。これに
よって、スタジオ内にいるアナウンサ20は、現場から
の映像及び音声をモニタすることができる。但し、イヤ
フォーン31から出力される音声は殆ど遅延されていな
いが、CRT32に表示される映像は遅延しているの
で、音声と映像とに時間的なずれがある。ここで重要な
のは、音声による現場とのやり取りである。また、復号
化回路200からの映像及び副音声信号は、合成回路3
3に供給される。
【0059】一方、現場にいるレポータ1と音声による
やり取りを行っているスタジオ内にいるアナウンサ20
の音声は、マイクロフォン21により集音され、音声信
号として符号化回路150に供給されると共に、遅延回
路202にも供給される。また、スタジオ内にいるアナ
ウンサ20及びその背景の映像等は、ビデオカメラ23
により撮像され、映像信号として符号化回路150に供
給されると共に、遅延回路202にも供給される。ここ
で、遅延回路202は、送信側システムの符号化回路1
50における映像信号の符号化処理による遅延時間と、
受信側システムの復号化回路200における映像信号の
復号化処理による遅延時間との合算時間と等しい時間だ
け、上記マイクロフォン21からの音声信号及び上記ビ
デオカメラ23からの映像信号を、夫々遅延する。
【0060】これは、送信側システムからの映像及び音
声信号の時間的位置に対し、受信側システムの映像及び
音声信号の時間的位置を合致させるためである。現場か
らの映像及び音声信号と、スタジオからの映像及び音声
信号は、合成回路33において合成される。合成の方法
としては、例えばスイッチャを用いた切り換えや、映像
特殊効果装置を用いた信号そのものの混合等である。例
えば図1に示したように、現場の映像とスタジオ内の映
像が、1つの画面として合成され、且つ、現場の音声と
スタジオの音声が、1つの音声として合成され、これら
合成映像及び音声信号が、放送される。よって、視聴者
は、モニタ上の画面内に、現場の様子とスタジオの様子
が映出されている状態を見ることができると共に、現場
にいるレポータ1と、スタジオにいるアナウンサ20と
の音声の遅れのないやり取りを聞くことができる。
【0061】C.図2に示した符号化回路及び復号化回
路の説明(図3)
【0062】図3Aは、図2に示した符号化回路150
の内部構成を示す構成図、図3Bは、図2に示した復号
化回路200の内部構成を示す構成図である。この図3
A及びBにおいて、図9A及びBに示した構成要素と同
じものについては、同一符号を付し、その詳細説明を省
略する。
【0063】〔符号化回路150の説明〕図3Aに示さ
れている符号化回路150の内部構成と、図9Aに示し
た符号化回路50の内部構成とで異なるのは、音声処理
回路61及び加算回路62からなる別系統の音声処理回
路151が追加されていることである。つまり、図2に
おいて説明した音声処理回路151は、この図3Aに示
される音声処理回路61及び加算回路62からなる。
【0064】図9Aと異なる部分についてのみ動作の説
明を行う。入力端子55を介して供給される音声信号
は、A−Dコンバータ56においてディジタル音声信号
に変換された後に、音声符号化回路57及び音声処理回
路61に夫々供給される。音声処理回路61において
は、単純な音声処理、例えばプリ・エンファシス等の処
理や、情報量を減らす必要があるときには単純なサンプ
ルレートの変換処理が行われる。ここで、サンプルレー
トの変換としては、例えば48KHzでサンプリングさ
れた音声信号を、24KHzでサンプリングされた音声
信号に変換することや、サンプリングによって得られた
ディジタル音声データのビット長を短くすること等(単
純な下位ビットの間引き等)である。
【0065】音声処理回路61からのディジタル音声デ
ータは、加算回路62において、加算回路54からの映
像及び音声データと加算される。加算回路62からの加
算出力は、伝送符号化回路59に供給される。ここで重
要なことは、音声処理回路61からのディジタル音声デ
ータに対し、加算回路54からのディジタル映像及び音
声データが、映像符号化回路53における処理遅延時間
分だけ遅れていることである。この音声処理回路61か
らのディジタル音声データは、現場にいるレポータ1
と、スタジオ内にいるアナウンサ20とのやり取りに用
いられる。
【0066】〔復号化回路200の説明〕図3Bに示さ
れている復号化回路200の内部構成と、図9Bに示し
た復号化回路100の内部構成とで異なるのは、音声処
理回路111及び出力端子112からなる別系統の音声
処理回路201が追加されていることである。つまり、
図2において説明した音声処理回路201は、この図3
Bに示される音声処理回路111及び出力端子112か
らなる。
【0067】図9Bと異なる部分についてのみ動作の説
明を行う。入力端子101を介して供給される受信信号
は、伝送復号化回路102において復号化される。この
伝送復号化回路102からの出力は、データ分離回路1
03に供給され、このデータ分離回路103において、
映像信号、主音声信号、副音声信号の3つの信号に分離
される。データ分離回路103からの副音声信号は、音
声処理回路111に供給され、ここで、例えばデ・エン
ファシス処理等が施された後に、出力端子112を介し
て出力される。
【0068】D.図3に示したデータ分離回路の説明
(図4)
【0069】図4は、図3に示したデータ分離回路10
3の内部構成例を示す構成図である。この図4に示され
ているように、データ分離回路103は、入力端子10
3aを介して供給される復号後のデータから、同期信号
を検出する同期信号検出回路103bと、復号後のデー
タから、クロック信号を検出するクロック検出回路10
3cと、同期検出回路103bからの検出同期信号と、
クロック検出回路103cからのクロック信号とに基い
て、映像信号用、主音声信号用、副音声信号用、並びに
データ用の書き込み制御信号を夫々出力する書き込みタ
イミング制御回路103dと、映像信号用の映像FIF
O(First In First Out)メモリ1
03eと、主音声信号用のFIFOメモリ103gと、
副音声信号用のFIFOメモリ103iと、データ用の
FIFOメモリ103kと、上記各FIFOメモリ10
3e、103g、103i及び103kに夫々読み出し
制御信号を供給する読み出しタイミング制御回路103
nとで構成される。
【0070】次に動作について説明する。受信データ
は、入力端子103aを介して、映像信号用のFIFO
メモリ103e、主音声信号用のFIFOメモリ103
g、副音声信号用のFIFOメモリ103i及びデータ
用のFIFOメモリ103kに夫々供給される。一方、
受信データは、同期検出回路103b及びクロック検出
回路103cにも夫々供給される。同期検出回路103
bにおいては、受信データから、同期信号が抽出され
る。抽出された同期信号は、書き込みタイミング制御回
路103dに供給される。クロック検出回路103cに
おいては、受信データから、クロック信号が抽出され
る。抽出されたクロック信号は、書き込みタイミング制
御回路103dに供給される。
【0071】書き込みタイミング制御回路103dは、
同期検出回路103bからの同期信号と、クロック検出
回路103cからのクロック信号とに基いて、受信信号
中の映像信号の期間、主音声信号の期間、副音声信号の
期間並びにデータの期間だけ夫々アクティブとなる書き
込み制御信号を生成し、これらの書き込み制御信号を、
映像信号用のFIFOメモリ103e、主音声信号用の
FIFOメモリ103g、副音声信号用のFIFOメモ
リ103i並びにデータ用のFIFOメモリ103kに
夫々供給する。よって、映像信号用のFIFOメモリ1
03eには、受信信号中の映像信号のみが書き込まれ、
主音声信号用のFIFOメモリ103gには、受信信号
中の主音声信号のみが書き込まれ、副音声信号用のFI
FOメモリ103iには、受信信号中の副音声信号のみ
が書き込まれ、データ用のFIFOメモリ103kに
は、受信信号中のデータのみが書き込まれる。各FIF
Oメモリ103e、103g、103i及び103kに
夫々書き込まれた映像信号、主音声信号、副音声信号及
びデータは、読み出しタイミング制御回路103nから
の読み出し制御信号により、夫々読み出され、出力端子
103f、103h、103j及び103mから夫々出
力される。
【0072】E.伝送時のデータフォーマット(図5)
【0073】図5は、伝送時のデータフォーマットを示
す説明図である。この図5において、図10と対応する
部分には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。こ
の図5に示される伝送時のデータフォーマットと、図1
0に示したデータフォーマットとの違いは、例えばタイ
トル、コメント等のようなオプションとしてのデータD
ATA用のエリア、映像信号VIDEO用のエリア、並
びに音声信号AUDIO用のエリアを設けたことであ
る。そして更に、音声信号AUDIO用のエリアには、
主音声信号A1用のエリアと、副音声信号A2用のエリ
アが設けられている。ここでいう主音声信号A1は、図
4を参照して説明した主音声信号に対応し、副音声信号
A2は、図4を参照して説明した副音声信号に対応す
る。主音声信号A1は遅延音声信号であり、副音声信号
A2は、非遅延音声信号である。
【0074】〔第1の実施の形態における効果〕以上説
明したように、この形態においては、図5に示したよう
に、伝送フォーマットとして、映像の遅延に合わせて遅
延されている主音声信号A1及び遅延されていない副音
声信号A2のエリアを設けている。そして、受信側で
は、上記フォーマットの受信データから、図5に示した
各データを夫々分離し、遅延されていない副音声信号
を、スタジオ内にいるアナウンサ20に供給すると共
に、当該アナウンサの応答音声信号及びスタジオ内の映
像信号を、送信側システムでの符号化処理による遅延時
間と、受信側システムでの復号化処理による遅延時間と
の合算の時間だけ遅延させ、当該遅延映像及び音声信号
と、送信側システムから送信される現場の映像の映像信
号及び現場の音声の音声信号とを合成して放送用として
用いる。よって、現場にいるレポータ1とスタジオにい
るアナウンサ20とのやり取りから処理遅延による時間
差をなくした状態の番組を、視聴者に対して提供するこ
とができる。そして、スタジオからの音声信号も、上述
と同様にして現場のレポータ1に送信することができる
ので、現場にいるレポータ1及びスタジオにいるアナウ
ンサ20間におけるやり取りに対し、処理遅延による影
響を与えないようにすることで、やり取りを円滑に行う
ことができる。
【0075】[第2の実施の形態]
【0076】F.送受信システムの説明(図6)
【0077】図6は、第2の実施の形態を示す構成図で
ある。この図6において図2と対応する部分には同一符
号を付し、その詳細説明を省略する。
【0078】この図6に示す送受信システムと、図2に
示した送受信システムの最も大きな違いは、次の通りで
ある。図2に示した受信側システムでは、主音声信号と
副音声信号を用い、副音声信号をそのまま送信し、主音
声信号を映像信号に合わせるために遅延した後に送信し
ていた。しかしながら、図6に示す送受信システムで
は、主音声信号のみを用い、当該主音声信号を遅延せず
にそのまま送出し、受信側システムにおいて、上記主音
声信号をそのまま現場とスタジオとのやり取りに使用す
ると共に、当該主音声信号を放送用として送出するにあ
たり、映像信号に対する符号化及び復号化処理による処
理遅延時間分だけ、主音声信号を遅延するようにしてい
る。
【0079】具体的には、送信側システム並びに受信側
システムの各符号化回路250及び復号化回路300の
内部構成が異なる。また、受信側システムの復号化回路
300の出力段に、遅延回路301を設けている。この
遅延回路301は、上述したように、主音声信号を、送
信側システムの符号化回路250で生じる映像信号の処
理による遅延時間と、受信側システムの復号化回路30
0で生じる映像信号の処理による遅延時間との合算時間
分だけ遅延するためのものである。
【0080】また、図2に示した送受信システムでは、
遅延回路202と合成回路304を用いた場合を説明し
たが、この図6に示す送受信システムでは、遅延回路3
03及び304、加算回路305及びスイッチ306を
用いている。即ち、ビデオカメラ23からの映像信号
は、遅延回路303において、上記合算時間分だけ遅延
され、マイクロフォン21からの音声信号は、遅延回路
304において、上記合算時間分だけ遅延される。そし
て、遅延回路303からの映像信号と、遅延回路304
からの音声信号は、加算回路305において加算(多重
化)される。この加算回路305からの加算信号は、ス
イッチ306の一方の固定接点306aに供給される。
【0081】一方、復号化回路300からの音声信号
は、遅延回路301において上記合算時間分だけ遅延さ
れた後に、加算回路302に供給される。また、復号化
回路300からの映像信号は、加算回路302に供給さ
れる。加算回路302からの加算信号は、スイッチ30
6の他方の固定接点306bに供給される。このスイッ
チ306の可動接点306cは、図示しない受信システ
ムの送出制御系からのスイッチング信号により、一方ま
たは他方の固定接点306aまたは306bに接続され
る。これによって、現場からの映像及び音声信号、並び
にスタジオ内の映像及び音声信号が、時分割的に出力端
子307から出力され、図示しない送出系から送出され
る。
【0082】簡単にまとめると、次のようになる。即
ち、現場のレポータ1の音声の音声信号は、遅延される
ことなく、送信側システムから送信される。一方、現場
の映像の映像信号は、符号化回路250において、符号
化処理により遅延された後に、送信側システムから送信
される。送信された映像及び音声信号は、受信側システ
ムのアンテナ26で受波され、切り換え回路25及び低
雑音増幅回路28を介して復号化回路300に供給され
る。復号化回路300において、受信映像信号は、復号
化されるが、この復号化処理にかかる時間分だけ遅延す
る。受信音声信号は、この復号化回路300において、
復号化処理が施されるが、その復号化処理は、例えば単
純なデ・エンファシス処理や補間処理等のように、処理
遅延が殆どない処理である。この受信音声信号は、その
まま増幅回路30に供給され、スタジオ内にいるアナウ
ンサ20のイヤフォーン31から、音声として出力され
る。
【0083】尚、スタジオ内にいるアナウンサ20の音
声の音声信号も、同様に、遅延されないまま送信され、
送信側システムにおいて、上述と同様の処理が施された
後に、増幅回路10を介してレポータ1のイヤフォーン
11に供給され、このイヤフォーン11から音声として
出力される。従って、現場のレポータ1とスタジオのア
ナウンサ20は、応答の遅延のない正常な音声によるや
り取りを行うことができる。このとき、CRT32の管
面上に映出されている映像は、アナウンサ20が聞いて
いる現場のレポータ1の音声に対して時間的に遅れたも
のであるが、これについては問題とはならない。現場の
レポータ1とスタジオ内のアナウンサ20とのやり取り
は、音声のみのやり取りだからである。
【0084】また、受信音声信号は、遅延回路301に
おいて、符号化処理で生ずる遅延時間と復号化処理で生
ずる遅延時間の合算の時間分だけ遅延される。一方、受
信映像信号は、そのまま出力される。よって、加算回路
302においては、受信映像信号と、この受信映像信号
に対応した受信音声信号が加算される。また、スタジオ
内の映像の音声及び映像信号は、遅延回路303及び3
04により、上記遅延回路301の遅延時間と同じ時間
だけ夫々遅延される。遅延回路303及び304からの
音声及び映像信号は、加算回路305において加算され
た後に、スイッチ306の一方の固定接点306aに供
給される。よって、現場の映像及び音声と、スタジオの
映像及び音声は、時間軸上における位置が揃えられた後
に、スイッチ306により、送出用として合成される。
そしてこの合成信号が、放送される。
【0085】G.図6に示した符号化回路及び復号化回
路の説明(図7)
【0086】図7Aは、図6に示した符号化回路250
の内部構成例を示す構成図、図7Bは、図6に示した復
号化回路300の内部構成例を示す構成図である。この
図7A及びBにおいて、夫々図3A及びBと対応する部
分には、同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0087】図7Aに示す符号化回路250と、図3A
に示した符号化回路150との違いは、図7Aに示す符
号化回路250では、図3Aに示した符号化回路150
で用いられていた遅延回路58と、音声処理回路61
と、加算回路62とが用いられていないことである。つ
まり、この例では、既に図6を参照して説明したよう
に、主音声信号のみを用い、この主音声信号を、映像信
号の処理により生ずる遅延時間分だけ遅延せずに、その
まま伝送するのである。
【0088】また、図7Bに示す復号化回路300と、
図3Bに示した復号化回路200との違いは、図7Bに
示す復号化回路300では、図3Bに示した復号化回路
200で用いられていた音声処理回路113と、遅延回
路108と、加算回路11とが用いられていないことで
ある。つまり、この例では、D−Aコンバータ105か
らのアナログ映像信号は、出力端子106a及び106
bを夫々介して、図6に示したCRT32及び加算回路
302に夫々供給されると共に、D−Aコンバータ10
9からのアナログ音声信号は、出力端子110a及び1
10bを夫々介して、図6に示した増幅回路30及び遅
延回路301に夫々供給される。
【0089】〔第2の実施の形態における効果〕このよ
うに、本例においては、送受信システムにおいて、音声
信号を1系統とし、当該音声信号を、送信側システムで
遅延せずに送信し、受信側システムにおいては、送信側
システムの符号化処理による遅延時間と、受信側システ
ムの復号化処理による遅延時間との合算時間分だけ、受
信音声信号を遅延するようにした。よって、音声信号の
系統を1系統と最小限にできると共に、現場及びスタジ
オ間における音声のやり取りを円滑にすることができる
という効果がある。
【0090】〔図11に示す例における第1及び第2の
実施の形態のもたらす効果〕図11を参照して説明した
ように、送信局501から受信局503に対して音声に
よるメッセージを送信する場合の合算遅延時間は、ED
L1+DDL1+EDL2+DDL2となる。しかしな
がら、上記第1及び第2の実施の形態として説明した送
受信システムを、上記送信局501、中継局502及び
受信局503で使用した場合には、やり取りの音声その
ものには距離による遅延以外の遅延は発生しない。上記
遅延時間EDL1、DDL1、EDL2、DDL2は、
最終的な放送用の音声信号が遅延される、映像信号の符
号化や復号化によって生じる遅延時間と同じ遅延時間だ
からである。つまり、やり取りに用いる音声信号は、映
像信号に合致させるために遅延されないからである。よ
って、図11に示す例においても、音声のやり取りで
は、システムによる遅延はないのである。
【0091】〔変形例〕尚、上記第1、第2の実施の形
態において、各符号化回路における音声符号化処理は、
サンプリング周波数を48KHzから24KHzに落と
す、いわゆるダウンコンバートのみにしても良い。その
場合には、情報量が減るので、音質は下がるが、その分
だけ音声情報の伝達速度を高速にすることができる。
【0092】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、第1の地点の
映像とその第1の地点にいる人の音声を、送受信機能を
有する送信側システムにより、第2の地点にある送受信
機能を有する受信側システム対して送信し、上記受信側
システムにおいて、上記第1の地点の映像及び音声と、
上記第2の地点の映像及びその第2の地点にいる人の音
声とを合成して送出すると共に、上記第2の地点にいる
人の音声を上記受信側システムに送信して、第1の地点
にいる人と、第2の地点にいる人との間で音声によるや
り取りを行う送受信システムであって、上記第1の地点
にいる人と第2の地点にいる人との間でのやり取りにお
いては時間軸上における映像の位置に対し、音声の位置
を合わせるための遅延処理を施さないようにしたので、
第1の地点にいる人と第2の地点にいる人との間でのや
り取りにおいて時間的遅れをなくすことができ、且つ、
音声を時間軸上における映像の位置と一致させることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を説明するための説明図である。
【図2】第1の実施の形態を示す送受信システムの構成
図である。
【図3】図2に示した符号化回路及び復号化回路の内部
構成図である。 〔図3A〕 図2に示した符号化回路150の内部構成
例を示す構成図である。 〔図3B〕 図2に示した復号化回路200の内部構成
例を示す構成図である。
【図4】図3Bに示したデータ分離回路103の内部構
成例を示す構成図である。
【図5】データフォーマットの一例を示す説明図であ
る。
【図6】第2の実施の形態を示す送受信システムの構成
図である。
【図7】図6に示した符号化回路及び復号化回路の内部
構成図である。 〔図7A〕 図6に示した符号化回路250の内部構成
例を示す構成図である。 〔図7B〕 図6に示した復号化回路300の内部構成
例を示す構成図である。
【図8】従来の送受信システムの一例を示す構成図であ
る。
【図9】図8に示した符号化回路及び復号化回路の内部
構成図である。 〔図9A〕 図8に示した符号化回路50の内部構成例
を示す構成図である。 〔図9B〕 図8に示した復号化回路100の内部構成
例を示す構成図である。
【図10】 データフォーマットの一例を示す説明図で
ある。
【図11】 従来の送受信システムを用いた場合におけ
る伝送遅延を説明するための説明図である。
【符号の説明】
T1 送信手段、T2 音声処理手段、T3 受信手
段、R1 受信手段、R2 音声処理手段、R3 遅延
手段、R4 合成手段、R5 送信手段 1 レポー
タ、2 マイクロフォン、3 ビデオカメラ、4 高出
力増幅回路、5 切り換え回路、6 アンテナ、7 人
工衛星、8 低雑音増幅回路、10 増幅回路、11
イヤフォン、20 アナウンサ、21 マイクロフォ
ン、23 ビデオカメラ、24 高出力増幅回路、25
切り換え回路、26 アンテナ、28低雑音増幅回
路、30 増幅回路、31 イヤフォン、32 CR
T、33合成回路、150 符号化回路、151 音声
処理回路、200 復号化回路、201 音声処理回
路、202 遅延回路、61 音声処理回路、62 加
算回路、113 音声処理回路、250 符号化回路、
300 復号化回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の地点の映像とその第1の地点にい
    る人の音声を、送受信機能を有する送信側システムによ
    り、第2の地点にある送受信機能を有する受信側システ
    ム対して送信し、上記受信側システムにおいて、上記第
    1の地点の映像及び音声と、上記第2の地点の映像及び
    その第2の地点にいる人の音声とを合成して送出すると
    共に、上記第2の地点にいる人の音声を上記受信側シス
    テムに送信して、第1の地点にいる人と、第2の地点に
    いる人との間で音声によるやり取りを行う送受信システ
    ムであって、 上記第1の地点にいる人と第2の地点にいる人との間で
    のやり取りにおいては時間軸上における映像の位置に対
    し、音声の位置を合わせるための遅延処理を施さないよ
    うにしたことを特徴とする送受信システム。
  2. 【請求項2】 映像信号及び当該映像信号と時間軸上で
    の位置が一致された第1の音声信号を送信するための送
    信手段と、上記第1の音声信号と同じ内容、且つ、上記
    映像信号と時間軸上での位置が一致されない第2の音声
    信号を処理する音声処理手段と、少なくとも音声信号を
    受信するための受信手段とからなる送信側システムと、 上記送信側システムからの映像信号、第1及び第2の音
    声信号を受信する受信手段と、受信側の音声信号を送信
    する送信手段と、受信側の音声信号及び受信側の映像信
    号を、上記送信側システムにおける映像信号に対する圧
    縮処理による第1の遅延時間と、上記受信手段での映像
    信号に対する伸長処理による第2の遅延時間との合算の
    遅延時間に等しい時間だけ遅延する遅延手段と、上記受
    信手段からの映像信号及び第1の音声信号と、上記遅延
    手段からの受信側の映像及び音声信号とを合成する合成
    手段とからなる受信側システムとからなる送受信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 映像信号及び音声信号を送信するための
    送信手段と、少なくとも音声信号を受信するための受信
    手段とからなる送信側システムと、 上記送信側システムからの映像信号及び音声信号を受信
    する受信手段と、受信側の音声信号を送信する送信手段
    と、受信側の音声信号及び受信側の映像信号を、上記送
    信側システムにおける映像信号に対する圧縮処理による
    第1の遅延時間と、上記受信手段での映像信号に対する
    伸長処理による第2の遅延時間との合算の合算遅延時間
    に等しい時間だけ遅延する第1の遅延手段と、上記受信
    手段からの音声信号を上記合算遅延時間に等しい時間だ
    け遅延する第2の遅延手段と、上記受信手段からの映像
    信号及び音声信号と、上記遅延手段からの受信側の映像
    及び音声信号とを合成する合成手段とからなる受信側シ
    ステムとからなる送受信システム。
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