JPWO2016152063A1 - データ受信装置、データ伝送システム、データ受信方法およびデータ伝送方法 - Google Patents

データ受信装置、データ伝送システム、データ受信方法およびデータ伝送方法 Download PDF

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Abstract

このデータ受信装置は、受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファと、第1のバッファに保持されたエラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信装置に要求して欠損パケットを回復する処理を行い、前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力する第1の制御部とを具備する。

Description

本技術は、QoS機能を備えるデータ受信装置、データ伝送システム、データ受信方法およびデータ伝送方法に関する。
通信中でのネットワーク品質の低下に伴うパケットロスは、映像の劣化やフリーズ、音声の乱れなどの不具合を引き起こす。そこで、ネットワークを使って伝送される映像および音声の品質を高く維持する品質制御(QoS:Quality of Service)が求められる。QoSの仕組みには、例えば、パケット再送機能(ARQ:Automatic Repeat reQuest)と前方エラー訂正機能(FEC:Forward Error Correction)などがある。
例えば特許文献1には、ARQとFECを組み合わせたハイブリッドARQという技術において、FECで復元できなかったパケットのみARQによって再送することが記載されている。
特開2004−159042号公報
しかしながら、ARQやFECなどによるQoSを用いたデータ通信およびその応用においては未だ改善すべき課題が多々残されている。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、QoSを用いたデータ通信およびその応用のもつ様々な課題を解決することにある。
上記の課題を解決するために、本技術に係るデータ受信装置は、
受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファと、
前記第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信元に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、
前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力する第1の制御部と
を具備する。
前記特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻が、特定の第1のデータ訂正許容時間が経過した第1の時刻および前記第1のデータ訂正許容時間よりも短い特定の第2のデータ訂正許容時間が経過した第2の時刻であり、
前記第1の制御部は、前記第1の時刻に読み出された前記エラー訂正ブロックに対するエラー訂正の結果を第1のエラー訂正データとして出力し、前記第2の時刻に読み出された前記エラー訂正ブロックに対するエラー訂正の結果を第2のエラー訂正データとして出力するように構成されたものであってよい。
前記パケットは映像および音声のデータを含み、
前記データ受信装置は、
前記第1のエラー訂正データを放送用データとして出力するための第1の出力インタフェースと、
前記第2のエラー訂正データを放送局のスタジオモニターおよびスタジオスピーカに出力するための第2の出力インタフェースと
をさらに具備するものであってよい。
前記パケットは映像および音声のデータを含み、
前記データ受信装置は、
前記第1のエラー訂正データを放送局の収録機器に出力するための第1の出力インタフェースと、
前記第2のエラー訂正データを放送局の収録モニターおよび収録スピーカに出力するための第2の出力インタフェースと
をさらに具備するものであってよい。
前記第1の制御部は、前記送信装置からのストリームの受信中、外部のコントロール機器からの指令をもとに前記第1のデータ訂正許容時間を動的に変更するように構成されたものであってよい。
本技術に係るデータ伝送システムは、
受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファと;
前記第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信装置に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、
前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力する第1の制御部と;
を具備するデータ受信装置と、
送信するパケットを少なくとも前記エラー訂正ブロックの単位で保持可能な第2のバッファを有するデータ送信装置と、
前記複数のデータ訂正許容時間の中で最長のデータ訂正許容時間を設定するとともに、前記第2のバッファによる前記エラー訂正ブロックの保持時間を前記最長のデータ訂正許容時間に設定する第2の制御部を有するコントロール機器と
を具備するデータ伝送システム。
本技術に係るデータ伝送システムにおいて、
前記第2の制御部は、エラーレートおよび伝送遅延の少なくともいずれか一方をもとに前記最長のデータ訂正許容時間を制御するように構成されてもよい。
前記コントロール機器は、前記最長のデータ訂正許容時間の設定のためのユーザからの入力を受け付けるユーザインタフェースを有するものであってよい。
前記ユーザインタフェースは、前記最長のデータ訂正許容時間の他のデータ訂正許容時間の設定のためのユーザからの入力を受け付けるものであってもよい。
本技術に係るデータ受信方法は、
第1の制御部が、
受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信装置に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、
前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、
前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力する。
本技術に係るデータ伝送方法は、
コントロール機器の第2の制御部が、
受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信装置に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力するデータ受信装置の、前記互いに異なる複数のデータ訂正許容時間の中の最長のデータ訂正許容時間を設定するとともに、前記データ受信装置とコネクションが設定されたデータ送信装置の、送信パケットを保持する第2のバッファの前記エラー訂正ブロックの保持時間を前記最長のデータ訂正許容時間に設定する。
以上のように、本技術によれば、QoSを用いたデータ通信およびその応用のもつ様々な課題を解決することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術に係る第1の実施形態のデータ伝送システムの構成を示す図である。 図1のデータ送信装置10のハードウェア構成を示す図である。 図1のデータ受信装置30のハードウェア構成を示す図である。 図1のデータ伝送システム1におけるQoS機能の構成を示す図である。 図1のデータ伝送システム1を採用した現場およびスタジオの全体的なシステム構成を示す図である。 エラー訂正許容時間が1つだけ設定された場合の掛け合い時の動作のタイミングチャートである。 第1のエラー訂正許容時間と第2のエラー訂正許容時間が設定された場合の掛け合い時の動作のタイミングチャートである。 コネクション毎の管理用のGUIを示す図である。 エラー訂正許容時間の変更方法を説明するための図である。 本技術に係る変形例1の収録システムの構成を示す図である。
以下、本技術に係る実施形態を図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は本技術に係る第1の実施形態のデータ伝送システムの構成を示す図である。
このデータ伝送システム1は、カメラおよびマイクにより得た映像および音声のデータ(ストリーム)を伝送するシステムである。このデータ伝送システム1は、データ送信装置10と、ネットワーク20と、データ受信装置30と、コントロール機器40とで構成される。
ネットワーク20は、例えば、LTE(Long Term Evolution)などのWWAN(Wireless Wide Area Network)21、インターネットなどのWAN22、およびこれら複数のネットワーク20の組み合わせなどであり、通信トラフィックが時々刻々と変化する通信路である。
データ送信装置10は、例えば、カメラに着脱自在に装着されるアダプタ形態のもの、あるいは、カメラに一体に組み込まれたものであってよい。本実施形態では、アダプタ形態のデータ送信装置10が想定されている。
データ受信装置30は、データ送信装置10より送信された映像および音声のデータを受信して、スタジオモニターおよびスタジオスピーカに出力したり、スイッチャーなどを通じて放送処理部やビデオサーバなどの収録機器に出力する装置である。
コントロール機器40は、データ送信装置10とデータ受信装置30とのコネクション管理などを行う。コントロール機器40は、データ送信装置10およびデータ受信装置30と例えばネットワーク20を通じて接続される。
[データ送信装置10のハードウェア構成]
図2はデータ送信装置10のハードウェア構成を示す図である。
データ送信装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、カメラインタフェース13、ネットワークインタフェース14およびバス15などのハードウェア要素を有する。
CPU11は、メモリ12に格納されたプログラムに基づいてデータ送信装置10の制御や各種演算処理を行う。
メモリ12には、CPU11により実行されるプログラムなどが格納される。また、メモリ12にはカメラインタフェース13を通じてカメラおよびマイクから伝送された映像および音声から生成された送信用のパケットを保持するための送信バッファなどの領域が割り当てられる。
カメラインタフェース13は、主にカメラおよびマイクから出力された映像および音声を入力するためのインタフェースである。
ネットワークインタフェース14は、主にWWANに対応するネットワークインタフェースである。但し、ネットワークインタフェース14は、WANに対応するネットワークインタフェースであってもよい。
[データ受信装置30のハードウェア構成]
図3はデータ受信装置30のハードウェア構成を示す図である。
データ受信装置30は、例えば、CPU31(第1の制御部)、メモリ32、ネットワークインタフェース33、第1のA/V出力インタフェース34、第2のA/V出力インタフェース35およびバス36などのハードウェア要素を有する。
CPU31は、メモリ32に格納されたプログラムに基づいてデータ送信装置10の動作を制御する。
メモリ32には、CPU31により実行されるプログラムなどが格納される。また、メモリ32にはネットワークインタフェース33を通じてデータ送信装置10より伝送されてきたデータを保持するA/Vストリーム構築バッファなどの領域が割り当てられる。
ネットワークインタフェース33は、主にWANに対応するネットワークインタフェース33である。但し、必ずしもWAN対応である必要はなくWWANに対応するネットワークインタフェースであってもよい。
第1のA/V出力インタフェース34は、データ受信装置30にて受信された映像および音声のデータをA/Vスイッチャーなどのスタジオ機器に出力する。第1のA/V出力インタフェース34は、例えばSDI(Serial Digital Interface)などである。
第2のA/V出力インタフェース34は、データ受信装置30にて受信された映像および音声のベースバンドデータをスタジオモニター、スタジオスピーカなどのスタジオ機器に出力する。
[QoS機能の構成]
次に、このデータ伝送システム1のQoS(Quality of Service)機能について説明する。
図4は、本実施形態のデータ伝送システム1におけるQoS機能の構成を示す図である。
なお、図4に示すデータ送信装置10内のブロックおよびデータ受信装置30内のブロックにおいて、バッファ以外のものはCPU31がメモリ32に格納されたプログラムを実行することによって実現される機能である。但し、エンコーダ、デコーダ、FECなどの演算量の大きい一部機能はハードウェア化されたものであってよい。
[データ送信装置10のQoS機能]
データ送信装置10のQoS機能は、主にエンコーダ101、FECユニット102、送信バッファ103(第2のバッファ)、制御RXユニット104およびARQユニット105で構成される。
エンコーダ101は、カメラにより撮像された映像および例えばカメラに搭載されたマイクロフォンなどにより得た音声を符号化してFECユニット102に供給する。
FEC(Forward Error Correction)ユニット102は、エンコーダ101より供給された映像および音声の符号系列にエラー訂正符号を付加してFECブロックを生成し、このFECブロックを所定のサイズ毎に分割して複数のパケットを生成し、生成された各パケットを送信バッファ103に出力する。
送信バッファ103は、受信装置(ARQユニット302)からのパケット再送要求にそなえて少なくも1ブロック分の送信パケットを保持し、保持された送信パケットをネットワークインタフェース33を用いてネットワーク20に送り出す。
制御RXユニット104は、データ受信装置30の制御TXユニットとの間で各種の要求の受け渡しのための処理を行う。例えば、制御RXユニット104は、データ受信装置30からのパケット再送要求を受信してARQユニット105にわたす。
ARQユニット105は、制御RXユニット104よりわたされたパケット再送要求に対して該当する送信パケットを再送するように送信バッファ103に指示する。
[データ受信装置30のQoS機能]
データ受信装置30のQoS機能は、主に、A/Vストリーム構築バッファ301(第1のバッファ)、ARQユニット302、制御TXユニット303、第1のFECユニット304、第2のFECユニット305、第1のデコーダ306および第2のデコーダ307で構成される。
A/Vストリーム構築バッファ301は、受信したパケットをFECブロックの単位で保持し、エラー訂正許容時間が経過した時点で読み出す。
本実施形態のQoS機能では、2つのエラー訂正許容時間が設定される。その1つはQoSを重視した第1のエラー訂正許容時間である。第1のエラー訂正許容時間は、パケット再送がより多くの回数繰り返されることによって、ARQとFECによる高いパケットロス回復率が得られるように決められる時間である。もう1つは遅延時間の短縮を重視した第2のエラー訂正許容時間である。第2のエラー訂正許容時間は、より具体的には、現場とスタジオとの間での掛け合いのためスタジオスタッフに提示される映像および音声として妥当な品質が得られるように決められる時間である。各々の長さの関係は、第1のエラー訂正許容時間>第2のエラー訂正許容時間である。
A/Vストリーム構築バッファ301に保持されたFECブロックは、保持時間が第2のエラー訂正許容時間に達した時刻(第2の時刻)に、A/Vストリーム構築バッファ301に残したまま第2のFECユニット305に読み出され、続いて保持時間が第1のエラー訂正許容時間に達した時刻(第1の時刻)に第1のFECユニット304に読み出され、A/Vストリーム構築バッファ301から消去される。
なお、データ送信装置10の送信バッファ103の保持時間は、外部のコントロール機器40によって第1のエラー訂正許容時間に合せて設定される。
第1のFECユニット304は、A/Vストリーム構築バッファ301から保持時間が第1のエラー訂正許容時間を経過したことを契機に読み出されたFECブロックに対してエラー訂正を行い、その結果を第1のデコーダ306に出力する。
第1のデコーダ306は、第1のFECユニット304によるエラー訂正の結果を復号する。復号された映像および音声は第1のA/V出力インタフェース34によって放送用の映像および音声として例えばA/Vスイッチャーおよび音声ミキサーなどに供給される。
第2のFECユニット305は、A/Vストリーム構築バッファ301から保持時間が第2のエラー訂正許容時間を経過したことを契機に読み出されたFECブロックのエラー訂正を行い、その結果を第2のデコーダ307に供給する。
第2のデコーダ307は、第2のFECユニット305によるエラー訂正の結果を復号する。復号された映像および音声は第2のA/V出力インタフェース34によって、例えばスタジオ内のスタジオモニターおよびスタジオスピーカに出力される。
ARQユニット302は、FECブロックにおけるパケットロスの判定を行い、欠損パケットの再送要求を制御TXユニット303を用いてデータ送信装置10にリアルタイム送信する。パケットロスの判定方法としては、第1のFECユニット304にてパケットロスを回復できない場合に、A/Vストリーム構築バッファ301に保持されたパケットのシーケンス番号の欠落などからパケットロスを判定する方法などがある。あるいは、第1のFECユニット304によるパケットロスの回復可否の判定結果によらず、A/Vストリーム構築バッファ301に保持されたパケットのシーケンス番号の欠落などからパケットロスを判定してもよい。
制御TXユニット303は、データ送信装置10の制御RXユニット104との間で各種の要求の受け渡しのための処理を行う。制御TXユニット303はARQユニット302からのパケット再送要求の依頼に従ってデータ送信装置10にパケット再送要求をリアルタイム送信する。
[現場およびスタジオのシステム構成例]
図5は図1のデータ伝送システム1を採用した現場およびスタジオの全体的なシステム構成を示す図である。
現場には、現場カメラ2、現場マイク3、音声受信機4および上記のデータ送信装置10が存在する。一方、スタジオには、上記のデータ受信装置30の他、スタジオモニター51、スタジオスピーカ52、スタジオカメラ53、スタジオマイク54、音声ミキサー55、音声送信機56、A/Vスイッチャー57、マスタースイッチャー58などが存在する。
現場カメラ2は、現場を撮像するカメラである。現場マイク3は現場の音声を集める。現場カメラ2および現場マイク3で得られた映像および音声はデータ送信装置10によってスタジオに送信される。
音声受信機4は、スタジオの音声送信機56から固定無線回線などを通じて送信された音声を受信する装置である。
スタジオモニター51は、データ受信装置30にて受信された現場の映像を表示するためのモニターである。
スタジオスピーカ52は、データ受信装置30にて受信された現場の音声を発声するためのスピーカである。
スタジオカメラ53は、スタジオの映像を撮像するためのカメラである。
スタジオマイク54は、スタジオの音声を集めるためのマイクである。
音声ミキサー55は、データ受信装置30にて受信された現場の音声とスタジオマイク54で得たスタジオの音声とを合成する。
音声送信機56は、音声ミキサー55で得た合成音声を固定無線回線などを通じて現場の音声受信機4に送信する。
A/Vスイッチャー57は、現場側とスタジオ側との間で映像を切り替える機器である。A/Vスイッチャー57は、現場側の映像からスタジオ側の映像への切り替え時にスタジオの映像と音声ミキサー55の合成音声に対して任意の長さの遅延時間を挿入できる機能を有する。
マスタースイッチャー58は、A/Vスイッチャー57により選択された映像および音声の出力先を切り替えるための機器である。出力先としては映像および音声を放送する処理を行う放送処理部、映像および音声を収録する収録機器などがある。
[データ伝送システム1の動作]
次に、図5に示した現場およびスタジオの全体的なシステムにおいて、現場とスタジオとの間で行われる掛け合い時の動作を説明する。
まず、比較例として、エラー訂正許容時間が1つだけ設定された場合の掛け合い時の動作を説明し、次に、第1のエラー訂正許容時間と第2のエラー訂正許容時間が設定された場合の掛け合い時の動作を説明する。
図6はエラー訂正許容時間が1つだけ設定された場合の掛け合い時の動作のタイミングチャートである。同図において、時間軸に沿って並ぶ一つ一つの矩形は1秒の時間単位を示す。設定されたエラー訂正許容時間は2秒とする。
現場では現場カメラ2によって現場の映像が撮影され、現場マイク3によって現場の音声が集められる。現場カメラ2によって撮影された現場の映像と現場マイク3によって得られた現場の音声は、現場のデータ送信装置10からスタジオのデータ受信装置30に送られる。スタジオのデータ受信装置30は現場の映像と音声を受信すると、受信した現場の映像と音声をA/Vストリーム構築バッファ301に保持する。
A/Vストリーム構築バッファ301から保持時間がエラー訂正許容時間である2秒に達した時刻にFECブロックが読み出され、エラー訂正および復号が行われる。復号された映像はA/Vスイッチャー57に出力されるとともにスタジオモニター51に出力される。また、復号された音声はスタジオスピーカ52に出力されるとともに音声ミキサー55に出力される。音声ミキサー55に出力された現場の音声は、ここでスタジオの音声と合成され、合成音声がA/Vスイッチャー57と音声送信機56に出力される。これにより、スタジオモニター51およびスタジオスピーカ52を通してスタジオのスタッフは現場の映像と音声を視聴することができる。
現場側を選択するようにA/Vスイッチャー57が制御されると、A/Vスイッチャー57によって選択された現場の映像および音声ミキサー55によって得られた合成音声がマスタースイッチャー58に供給される。マスタースイッチャー58の出力先として放送処理部が設定されている場合、現場の映像と音声は放送処理部に出力され、現場の映像と音声が放送される。
スタジオでは、スタジオモニター51およびスタジオスピーカ52に出力された現場の映像および音声を視聴したアナウンサーなどから現場のレポーターなどに対して質問や呼び掛けなどが行われる。この際、スタジオカメラ53によって撮影されたスタジオの映像はA/Vスイッチャー57に出力され、スタジオマイク54によって得られたスタジオの音声は音声ミキサー55で現場の音声と合成されてA/Vスイッチャー57と音声送信機56に供給される。
時間軸上のt8のタイミングでA/Vスイッチャー57がスタジオ側に切り替えたものとする。これにより、現場の映像に代えてスタジオの映像と、音声ミキサー55により得た合成音声がA/Vスイッチャー57によってマスタースイッチャー58に出力され、マスタースイッチャー58によって放送処理部に出力される。これによりスタジオの映像と合成音声が放送される。
また、音声ミキサー55で得た合成音声は随時、音声送信機56によって現場の音声受信機4に送信される。
その後、時間軸上のt13のタイミングでA/Vスイッチャー57が再度現場側に切り替えたものとする。このとき現場からの映像と音声はデータ受信装置30に既に受信されているもののエラー訂正許容時間である2秒遅れてA/Vスイッチャー57および音声ミキサー55に出力されるため、結果的に切り替わり直後に2秒間の映像と音声の途切れが発生する。この遅延時間(エラー訂正許容時間)を短くして途切れの時間を短くしようとすると、パケットロス回復率が下がり、放送される映像と音声の品質が劣化する。
次に、図7を参照して、第1のエラー訂正許容時間と第2のエラー訂正許容時間が設定された場合の掛け合い時の動作を説明する。
ここで、第1のエラー訂正許容時間が2秒に設定され、第2のエラー訂正許容時間が1秒に設定されている場合を想定する。
現場では現場カメラ2によって現場の映像が撮影され、現場マイク3によって現場の音声が集められる。現場カメラ2によって撮影された現場の映像と現場マイク3によって得られた現場の音声は、現場のデータ送信装置10からスタジオのデータ受信装置30に送られる。スタジオのデータ受信装置30は現場の映像と音声を受信すると、受信した現場の映像と音声をA/Vストリーム構築バッファ301に保持する。
A/Vストリーム構築バッファ301からは保持時間が第2のエラー訂正許容時間(1秒)に達した時刻(第2の時刻)にFECブロックが読み出され、エラー訂正および復号が行われる。復号された映像はスタジオモニター51に出力され、復号された音声はスタジオスピーカ52に出力される。これにより、スタジオモニター51およびスタジオスピーカ52を通してスタジオのスタッフは現場の映像と音声を視聴することができる。
また、A/Vストリーム構築バッファ301からは保持時間が第1のエラー訂正許容時間(2秒)に達した時刻(第1の時刻)にFECブロックが読み出され、エラー訂正および復号が行われる。復号された映像はA/Vスイッチャー57に出力され、復号された音声は音声ミキサー55に出力される。音声ミキサー55に出力された現場の音声は、ここでスタジオの音声と合成され、合成音声がA/Vスイッチャー57と音声送信機56に出力される。
現場側を選択するようにA/Vスイッチャー57が制御されると、A/Vスイッチャー57によって選択された現場の映像および音声ミキサー55によって得られた合成音声がマスタースイッチャー58に供給される。マスタースイッチャー58の出力先として放送処理部が設定されている場合、現場の映像と音声は放送処理部に出力され、現場の映像と音声が放送される。
スタジオでは、スタジオモニター51およびスタジオスピーカ52に出力された現場の映像および音声を視聴したアナウンサーなどから現場のレポーターなどに対して質問や呼び掛けなどが行われる。この際、スタジオカメラ53によって撮影されたスタジオの映像はA/Vスイッチャー57に出力され、スタジオマイク54によって得られたスタジオの音声は音声ミキサー55で現場の音声と合成されてA/Vスイッチャー57と音声送信機56に出力される。
時間軸上のt8のタイミングでA/Vスイッチャー57がスタジオ側に切り替えたものとする。これにより、現場の映像に代えてスタジオの映像と、音声ミキサー55により得た合成音声がA/Vスイッチャー57によってマスタースイッチャー58に出力され、マスタースイッチャー58によって放送処理部に出力されることによって放送される。
ところで、現場の映像と音声の遅延時間は第1のエラー訂正許容時間である2秒であるのに対し、スタジオ側からの掛け合いは、第2のエラー訂正許容時間である1秒の映像と音声に対応して行われる。すなわち、スタジオの映像と音声は現場の映像と音声に対して1秒先のものになる。このため、A/Vスイッチャー57の出力を現場側からスタジオ側に単に切り替えただけでは、スタジオ側の映像および音声の最初の1秒が欠落してしまう。この点を補うために、A/Vスイッチャー57には、少なくとも第1のエラー訂正許容時間(2秒)と第2のエラー訂正許容時間(1秒)との差分の遅延量を有する遅延回路(バッファメモリ)が設けられている。A/Vスイッチャー57は、この遅延回路を用いて、スタジオ側の映像と音声ミキサー55により得た合成音声を遅延させてマスタースイッチャー58に出力する。これにより、現場側からスタジオ側への切り替えを挟んで映像と音声の連続性を確保することが可能になる。
その後、t13のタイミングでA/Vスイッチャー57が再度現場側に切り替えたものとする。このとき現場からの映像と音声は第1のエラー訂正許容時間である2秒遅れてA/Vスイッチャー57および音声ミキサー55に出力されるものの、現場からスタジオに対する掛け合いは、放送より1秒だけ先に現場に届いたスタジオの音声を聞いて行われるので、放送上は1秒だけ映像および音声が途切れるだけで済む。
以上が本実施形態のデータ伝送システム1による掛け合い時の動作である。
以上のように、本実施形態のデータ伝送システム1によれば、現場から受信された映像および音声のデータから2種類のエラー訂正許容時間によって放送用の高品質な映像および音声とスタジオ用の短遅延時間の映像および音声を得ることができる。これにより、例えば、現場とスタジオとの間での掛け合い時に、放送用の映像および音声が途切れる時間を短縮することができる。また、放送用の映像および音声を生成する場合の第1のエラー訂正許容時間の設定の自由度が高くなるので、高品質な映像および音声を放送することができる。
[管理用GUI]
図1に示すように、データ送信装置10とデータ受信装置30とのコネクションを管理するコントロール機器40には制御用のアプリケーションプログラムがインストールされる。コントロール機器40のCPU42(第2の制御部)は、制御用のアプリケーションプログラムをもとに管理用のグラフィカルユーザインタフェース(GUI:Graphical User Interface)をコントロール機器40に接続されたモニター41に表示させる。
図8は、コネクション毎の管理用のGUIを示す図である。
このGUIにおいて、左側の領域にはサムネイル表示エリア81が設けられている。サムネイル表示エリア81には各コネクションのサムネイル82が表示される。サムネイル82は、データ受信装置30にて復号された放送用の映像などから作成される。右側の領域には、サムネイル表示エリア81でユーザにより選択されたサムネイル82に対応するコネクションに関する管理エリア83が設けられる。
管理エリア83には、データ受信装置30にて復号された放送用の映像のプレビュー84、音声が伝送されているかを確認できるゲージ85が設けられている。
また、管理エリア83には、データ送信装置10からデータ受信装置30へのストリーム伝送の状態を確認できるステータス表示エリア86が設けられている。ステータス表示エリア86には、エラーレート(パケットロス率)と、通信レートを1つの時間軸上で示すグラフ87が表示される。
さらに、管理エリア83には、コネクションの通信条件を設定するための設定エリア88がある。設定エリア88には、データ受信装置30の制御開始を指示するための制御開始ボタン88a、データ受信装置30のA/V出力ポートを設定するための出力ポート設定部88b、A/Vストリームをファイルとして保存するかどうかを設定するためのファイル化設定部88c、ストリーム伝送の最大ビットレートを設定する最大ビットレート設定部88d、最小ビットレートを設定する最小ビットレート設定部88e、第1のエラー訂正許容時間を設定するための第1の遅延時間設定部88f、第2のエラー訂正許容時間を設定するための第2の遅延時間設定部88g、映像と音声との間での優先して伝送する方を選択するための優先伝送設定部88h、上の設定内容の反映を指示するための設定確定ボタン88i、ストリーム伝送の開始を指示するためのストリーミング開始ボタン88jなどが設けられている。上の各種の設定部は、例えば、プルダウンメニューなどで構成される。
このGUIを用いて行われる操作の一例を説明する。
ユーザは、ステータス表示エリア86に表示されたエラーレート(パケットロス率)と通信ビットレートのグラフ87を監視し、例えば、エラーレートが高くなってきたときや通信ビットレートが低くなってきたときに設定エリア88の第1の遅延時間設定部88fを用いて第1のエラー訂正許容時間をより長い時間に変更する。
また、このとき、エラーレートの上昇や通信ビットレートの低下の程度が著しい場合には、スタジオ側の映像および音声の劣化の程度も著しくなることが予測されるので、第1のエラー訂正許容時間の変更に加えて、第2の遅延時間設定部88gを用いて第2のエラー訂正許容時間もより長い時間に変更するようにしてもよい。
設定確定ボタン88iが操作されると、コントロール機器40のCPU42は、図9に示すように、第1のエラー訂正許容時間を変更するための指示を受信装置30に送信する。受信装置30のCPU31は、このコントロール機器40からの指示に従って第1のエラー訂正許容時間をリアルタイムに変更する。また、コントロール機器40のCPU42は、送信装置10の送信バッファ103におけるFECブロックの保持時間を、変更された第1のエラー訂正許容時間に合わせるための指示を送信装置10に送信する。送信装置10のCPU11は、このコントロール機器40からの指示に従って送信バッファ103におけるFECブロックの保持時間を、変更された第1のエラー訂正許容時間に合わせる。
<変形例1>
本技術に係るデータ伝送システムは、現場とスタジオとの間での掛け合いの場のみならず、現場の映像および音声を放送局のスタッフがモニタリングしながらサーバなどの収録機器に収録する場においても利用できる。
図10は、放送局の収録システムの構成を示す図である。
この収録システム90は、主にデータ受信装置30と、収録モニター91と、収録スピーカ92と、収録機器93とを備える。
データ受信装置30において、第1のエラー訂正許可時間によって生成された現場の映像と音声は第1のA/V出力インタフェース34によって収録機器93に出力される。
また、データ受信装置30において、第2のエラー訂正許可時間によって生成された現場の映像と音声は第2のA/V出力インタフェース35によって収録モニター91と収録スピーカ92に出力される。収録スタッフは、収録モニター91に表示された現場の映像と収録スピーカ92より出力された現場の音声を視聴し、適宜、現場の映像と音声の収録開始と収録終了の指示を収録機器93に与える。
収録機器93は、収録スタッフによって指示された収録開始から収録終了までの期間の現場の映像と音声のデータを収録する。
収録モニター91と収録スピーカ92に出力される現場の映像と音声は、収録機器93に出力される映像と音声よりも第1のエラー訂正許容時間と第2のエラー訂正許容時間との時間差分先行したものであるため、収録したい場面の期間を、十分な余裕をもって収録機器93に指示することができる。このため、収録したい場面の映像と音声を漏れなくかつ無駄なく収録することができる。
なお、このような放送局の収録システム第1の実施形態のデータ伝送システム1を応用する場合には、QoS重視の第1のエラー訂正許容時間を例えば10秒など、十分長い時間に設定してもよい。
<変形例2>
第1の実施形態では、第1のエラー訂正許容時間を管理GUIを用いてユーザがマニュアルで設定できることとしたが、第1のエラー訂正許容時間を通信時にエラーレートや伝送遅延などに応じて適応的に制御するようにしてもよい。
すなわち、図9に示したように、コントロール機器40のCPU42(第2の制御部)は制御用のアプリケーションプログラムに従い、通信時のエラーレートおよび伝送遅延の少なくともいずれか一方を監視し、検出された結果に応じて第1のエラー訂正許容時間をリアルタイムに変更するための指示を受信装置30に送信する。受信装置30のCPU31は、このコントロール機器40からの指示に従って第1のエラー訂正許容時間をリアルタイムに変更する。ここで、第1のエラー訂正許容時間は2段階以上に変更できるものとしてもよい。
また、コントロール機器40のCPU42は、第1のエラー訂正許容時間の変更に伴い、送信装置10の送信バッファ103におけるFECブロックの保持時間を第1のエラー訂正許容時間に合わせるための指示を送信装置10に送信する。送信装置10のCPU11は、このコントロール機器40からの指示に従って送信バッファ103におけるFECブロックの保持時間を、変更された第1のエラー訂正許容時間に合わせる。
このように通信時に第1のエラー訂正許容時間をより長い時間にリアルタイムに変更することによって、エラーによって一度破綻した映像および音声を、欠損パケットの回復によって修復できる機会が得られる。
<変形例3>
管理GUIに関しては次のような変形例が挙げられる。
コントロール機器40のCPU42は、コネクションが設定されたデータ送信装置10とデータ受信装置30からバッファに割り当て可能なメモリ容量などの情報を収集する。CPU42は、収集した各装置の情報をもとに、管理GUIの第1の遅延時間設定部88fに設定可能な第1のエラー訂正許容時間の上限値を制限する。コントロール機器40のCPU42は、ユーザより第1のエラー訂正許容時間の設定値として上限値を超える値が設定されようとした場合、この設定を拒否して設定値を上限値に自動的に置き換える。これにより、不当な第1のエラー訂正許容時間が設定されることを防止することができる。
<変形例4>
上記の実施形態では、エラー訂正許容時間として第1のエラー訂正許容時間と第2のエラー訂正許容時間の2つを設定することとしたが、互いに異なる3つ以上のエラー訂正許容時間を設定しておき、各々のエラー訂正許容時間が経過した各時刻のFECブロックに対するエラー訂正結果を出力するようにしてもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファと、
前記第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信元に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、
前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力する第1の制御部と
を具備するデータ受信装置。
(2)前記(1)に記載のデータ受信装置であって、
前記特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻が、特定の第1のデータ訂正許容時間が経過した第1の時刻および前記第1のデータ訂正許容時間よりも短い特定の第2のデータ訂正許容時間が経過した第2の時刻であり、
前記第1の制御部は、前記第1の時刻に読み出された前記エラー訂正ブロックに対するエラー訂正の結果を第1のエラー訂正データとして出力し、前記第2の時刻に読み出された前記エラー訂正ブロックに対するエラー訂正の結果を第2のエラー訂正データとして出力するように構成されたデータ受信装置。
(3)前記(2)に記載のデータ受信装置であって、
前記パケットは映像および音声のデータを含み、
前記データ受信装置は、
前記第1のエラー訂正データを放送用データとして出力するための第1の出力インタフェースと、
前記第2のエラー訂正データを放送局のスタジオモニターおよびスタジオスピーカに出力するための第2の出力インタフェースと
をさらに具備するデータ受信装置。
(4)前記(1)ないし(3)のいずれかに記載のデータ受信装置であって、
前記第1の制御部は、ストリームの受信中、外部のコントロール機器からの指令をもとに前記第1のデータ訂正許容時間を動的に変更するように構成された
データ受信装置。
(5)前記(2)に記載のデータ受信装置であって、
前記パケットは映像および音声のデータを含み、
前記データ受信装置は、
前記第1のエラー訂正データを放送局の収録機器に出力するための第1の出力インタフェースと、
前記第2のエラー訂正データを放送局の収録モニターおよび収録スピーカに出力するための第2の出力インタフェースと
をさらに具備するデータ受信装置。
(6)受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファと;
前記第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信装置に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、
前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力する第1の制御部と;
を具備するデータ受信装置と、
送信するパケットを少なくとも前記エラー訂正ブロックの単位で保持可能な第2のバッファを有するデータ送信装置と、
前記複数のデータ訂正許容時間の中で最長のデータ訂正許容時間を設定するとともに、前記第2のバッファによる前記エラー訂正ブロックの保持時間を前記最長のデータ訂正許容時間に設定する第2の制御部を有するコントロール機器と
を具備するデータ伝送システム。
(7)前記(6)に記載のデータ伝送システムであって、
前記第2の制御部は、エラーレートおよび伝送遅延の少なくともいずれか一方をもとに前記最長のデータ訂正許容時間を制御するように構成された
データ伝送システム。
(8)前記(6)または(7)に記載のデータ伝送システムであって、
前記コントロール機器は、前記最長のデータ訂正許容時間の設定のためのユーザからの入力を受け付けるユーザインタフェースをさらに有する
データ伝送システム。
(9)前記(8)に記載のデータ伝送システムであって、
前記ユーザインタフェースは、前記最長のデータ訂正許容時間の他のデータ訂正許容時間の設定のためのユーザからの入力を受け付ける
データ伝送システム。
1…データ伝送システム
10…送信装置
20…ネットワーク
30…受信装置
31…CPU
34…第1のA/V出力インタフェース
35…第2のA/V出力インタフェース
40…コントロール機器
41…モニター
42…CPU
51…スタジオモニター
52…スタジオスピーカ
88f…第1の遅延時間設定部
88g…第2の遅延時間設定部
90…収録システム
91…収録モニター
92…収録スピーカ
93…収録機器
101…エンコーダ
102…FECユニット
103…送信バッファ
105…ARQユニット
301…A/Vストリーム構築バッファ
302…ARQユニット
304…第1のFECユニット
305…第2のFECユニット
306…第1のデコーダ
307…第2のデコーダ

Claims (11)

  1. 受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファと、
    前記第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信元に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、
    前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力する第1の制御部と
    を具備するデータ受信装置。
  2. 請求項1に記載のデータ受信装置であって、
    前記特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻が、特定の第1のデータ訂正許容時間が経過した第1の時刻および前記第1のデータ訂正許容時間よりも短い特定の第2のデータ訂正許容時間が経過した第2の時刻であり、
    前記第1の制御部は、前記第1の時刻に読み出された前記エラー訂正ブロックに対するエラー訂正の結果を第1のエラー訂正データとして出力し、前記第2の時刻に読み出された前記エラー訂正ブロックに対するエラー訂正の結果を第2のエラー訂正データとして出力するように構成された
    データ受信装置。
  3. 請求項2に記載のデータ受信装置であって、
    前記パケットは映像および音声のデータを含み、
    前記データ受信装置は、
    前記第1のエラー訂正データを放送用データとして出力するための第1の出力インタフェースと、
    前記第2のエラー訂正データを放送局のスタジオモニターおよびスタジオスピーカに出力するための第2の出力インタフェースと
    をさらに具備するデータ受信装置。
  4. 請求項3に記載のデータ受信装置であって、
    前記第1の制御部は、ストリームの受信中、外部のコントロール機器からの指令をもとに前記第1のデータ訂正許容時間を動的に変更するように構成された
    データ受信装置。
  5. 請求項2に記載のデータ受信装置であって、
    前記パケットは映像および音声のデータを含み、
    前記データ受信装置は、
    前記第1のエラー訂正データを放送局の収録機器に出力するための第1の出力インタフェースと、
    前記第2のエラー訂正データを放送局の収録モニターおよび収録スピーカに出力するための第2の出力インタフェースと
    をさらに具備するデータ受信装置。
  6. 受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファと;
    前記第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信装置に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、
    前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力する第1の制御部と;
    を具備するデータ受信装置と、
    送信するパケットを少なくとも前記エラー訂正ブロックの単位で保持可能な第2のバッファを有するデータ送信装置と、
    前記複数のデータ訂正許容時間の中で最長のデータ訂正許容時間を設定するとともに、前記第2のバッファによる前記エラー訂正ブロックの保持時間を前記最長のデータ訂正許容時間に設定する第2の制御部を有するコントロール機器と
    を具備するデータ伝送システム。
  7. 請求項6に記載のデータ伝送システムであって、
    前記第2の制御部は、エラーレートおよび伝送遅延の少なくともいずれか一方をもとに前記最長のデータ訂正許容時間を制御するように構成された
    データ伝送システム。
  8. 請求項7に記載のデータ伝送システムであって、
    前記コントロール機器は、前記最長のデータ訂正許容時間の設定のためのユーザからの入力を受け付けるユーザインタフェースをさらに有する
    データ伝送システム。
  9. 請求項8に記載のデータ伝送システムであって、
    前記ユーザインタフェースは、前記最長のデータ訂正許容時間の他のデータ訂正許容時間の設定のためのユーザからの入力を受け付ける
    データ伝送システム。
  10. 第1の制御部が、
    受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信装置に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、
    前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、
    前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力する
    データ受信方法。
  11. コントロール機器の第2の制御部が、
    受信したパケットを少なくともエラー訂正ブロックの単位で保持可能な第1のバッファに保持された前記エラー訂正ブロックにおける欠損パケットの再送を送信装置に要求して前記欠損パケットを回復する処理を行い、前記第1のバッファから前記エラー訂正ブロックを、特定の互いに異なる複数のデータ訂正許容時間が各々経過した各時刻に読み出し、前記各々の時刻に読み出された前記各エラー訂正ブロックに対するエラー訂正を行って、各々のエラー訂正の結果を出力するデータ受信装置の、前記互いに異なる複数のデータ訂正許容時間の中の最長のデータ訂正許容時間を設定するとともに、前記データ受信装置とコネクションが設定されたデータ送信装置の、送信パケットを保持する第2のバッファの前記エラー訂正ブロックの保持時間を前記最長のデータ訂正許容時間に設定する
    データ伝送方法。
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