JP2549616B2 - 時分割多重伝送装置および方法 - Google Patents

時分割多重伝送装置および方法

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JP2549616B2 JP59254220A JP25422084A JP2549616B2 JP 2549616 B2 JP2549616 B2 JP 2549616B2 JP 59254220 A JP59254220 A JP 59254220A JP 25422084 A JP25422084 A JP 25422084A JP 2549616 B2 JP2549616 B2 JP 2549616B2
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    • H04J3/062Synchronisation of signals having the same nominal but fluctuating bit rates, e.g. using buffers
    • H04J3/0626Synchronisation of signals having the same nominal but fluctuating bit rates, e.g. using buffers plesiochronous multiplexing systems, e.g. plesiochronous digital hierarchy [PDH], jitter attenuators
    • H04J3/0629Synchronisation of signals having the same nominal but fluctuating bit rates, e.g. using buffers plesiochronous multiplexing systems, e.g. plesiochronous digital hierarchy [PDH], jitter attenuators in a network, e.g. in combination with switching or multiplexing, slip buffers

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、互いに異なるサンプル周波数またはクロッ
ク信号周波数をもつ複数のアナログまたはディジタルの
形態の情報信号、たとえば符号化信号を時分割多重して
1つの伝送路により伝送する時分割多重伝送装置および
方法に関し、たとえば、放送衛星からのテレビジョン電
波を受信し、その受信信号をテレビジョン共同視聴設備
などの有線システムに再送信するにあたり、とくに、符
号化されている音声信号を復調することなく、符号化信
号のままの形態で複数チャンネル(ここでいうチャンネ
ルとは映像チャンネル数に対応した衛星放送のチャンネ
ル数を意味するものとする)の信号を時分割多重信号に
まとめ共同視聴設備の1チャンネル分の伝送路(現行テ
レビジョン放送では帯域幅6MHzの伝送路)に再送信する
場合に用いて好適な時分割多重伝送装置および方法に関
するものである。
〔従来技術〕
放送衛星からのテレビジョン電波を広帯域のチャンネ
ル共用有線システムに対して再送信することを考える際
に、放送衛星の電波は帯域幅27MHzの周波数変調波であ
るため、映像および音声の両信号ともいったんベースバ
ンド信号に復調し、そのベースバンド信号により再度搬
送波を変調して標準方式のテレビジョン信号を形成して
再送信する方法がある。
この方法によれば、映像信号は効率よく伝送できるに
しても、衛星放送の音声伝送において、折角受信品位を
高めるために符号変調方式を採用していることの意味が
なくなってしまうし、音声信号以外の独立データを伝送
することも出来ない。
また、他の方法として、符号変調された音声信号をテ
レビジョン1チャンネル分の6MHzの伝送路に送信し、ま
たは、複数の符号変調された音声信号を周波数分割多重
して同じ6MHzの伝送路に送信することも考えられるが、
その場合には伝送路の使用効率が悪かったり、広帯域増
幅器で複数の音声信号を同時増幅するときに相互変調ひ
ずみが生じ易いなどの欠点がある。
この問題を避ける方法として、複数の音声信号を時分
割多重することも考えられるが、この場合、衛星からの
電波を受信した際の符号変調された音声信号について、
それぞれの符号変調のクロック信号周波数は発局(番組
の送出局)の違いなどによりわずかに異なるのが一般的
であり、そのため共通のクロック信号を用いて時分割多
重信号にすることは容易ではない。
〔目 的〕
そこで、本発明の目的は、上述した複数の符号変調さ
れた音声信号など複数の情報信号を時分割多重信号にし
て伝送するに際し、各情報信号ごとのサンプル信号また
はクロック信号の周波数の違いにより生ずる諸問題を排
除して、共通のクロック信号により複数の情報信号を時
分割多重信号化して1つの伝送路により伝送し得るよう
にした時分割多重伝送装置および方法を提供することに
ある。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するために、本発明は、 Nチャンネル(Nは2以上の整数)のデジタル信号を
時分割多重して単一の伝送路上に送出する際に、各々の
チャンネルに含まれるデジタル信号が所定ビット長を有
するフレームを単位としたフレーム列により構成され、
各々のフレーム中には、各チャンネル毎の独立したクロ
ック信号により形成されたフレーム同期信号および情報
信号が含まれているとき、以下に示す(a)〜(f)の
各手段を具備することにより、フレームの1周期中にフ
レーム同期信号および時間軸圧縮した複数の前記情報信
号を含んだ時分割多重信号を送出することを特徴とする
時分割多重伝送装置である。
(a)前記Nチャンネルの各信号系におけるクロック周
波数のうちから、最高の周波数を検出する周波数比較手
段; (b)前記最高の周波数をN逓倍した周波数を有するク
ロック信号を発生する逓倍手段; (c)前記Nチャンネルの各チャンネル毎に複数フレー
ム分のデータを記憶するフレームデータ記憶領域と、既
定のビットパターンをダミーデータとして予め記憶して
あるダミー記憶領域とを備えた記憶手段; (d)各チャンネル毎に独立して前記記憶手段にフレー
ムデータを書き込む際に、複数ある前記フレームデータ
記憶領域に対して、所定の順序に従って循環的にフレー
ムデータを書き込む書き込み制御手段; (e)前記記憶手段に記憶されている各チャンネル毎の
フレームデータを時分割的かつ連続的に読み出すため
に、複数の前記フレームデータ記憶領域を所定の順序に
従って循環的に順次アクセスすると共に、いずれかの前
記フレームデータ記憶領域に対する書き込み処理が終了
しないうちに当該フレームデータ記憶領域から読み出し
を行うタイミングに達した場合には、当該フレームデー
タ記憶領域の読み出しを行うことなく前記ダミーデータ
を読み出して当該フレームデータの替わりに置き換える
読み出し制御手段;および (f)前記記憶手段から読み出された時分割信号にフレ
ーム同期信号を付加して伝送路に送出する同期付加手
段。
また、その他の本発明は、 送信側に於いて、 Nチャンネル(Nは2以上の整数)のデジタル信号を
時分割多重して単一の伝送路上に送出する際に、各々の
チャンネルに含まれるデジタル信号が所定ビット長を有
するフレームを単位としたフレーム列により構成され、
各々のフレーム中には、各チャンネル毎の独立したクロ
ック信号により形成されたフレーム同期信号および情報
信号が含まれているとき、 各チャンネル毎のクロック信号に従って記憶手段にフ
レームデータを書き込む際に、複数あるフレームデータ
記憶領域に対して、所定の順序に従って循環的にフレー
ムデータを書き込み、 前記Nチャンネルの各信号系における最高クロック周
波数をN逓倍し、得られたN逓倍クロック信号に従って
前記記憶手段に記憶されている各チャンネル毎のフレー
ムデータを時分割的かつ連続的に読出すために、複数の
前記フレームデータ記憶領域を所定の順序に従って循環
的に順次アクセスすると共に、 いずれかの前記フレームデータ記憶領域に対する書き
込み処理が終了しないうちに当該フレームデータ記憶領
域から読み出しを行うタイミングに達した場合には、当
該フレームデータ記憶領域の読み出しを行うことなく既
定のダミーデータを読み出して当該フレームデータの替
わりに置き換え、 前記記憶手段から読み出された時分割信号にフレーム
同期信号を付加して伝送路に送出することにより、フレ
ームの1周期中にフレーム同期信号および時間軸圧縮し
た複数の前記情報信号を含んだ時分割多重信号を送出
し、 受信側において、 送信側から送られてきた前記時分割多重信号に付加さ
れたフレーム同期信号に同期して、前記時間軸圧縮した
複数の前記情報信号を各チャンネル毎の時間軸伸長用記
憶手段における各記憶領域に循環的に振り分けて書き込
む際に、前記ダミーデータが検出された場合には、当該
ダミーデータを該時間軸伸長用記憶手段に書き込むこと
なく廃棄すると同時に、該伸長用記憶手段の読み出しク
ロック周波数を低下して読み出しタイミングを遅らせ、 その後、前記時間軸伸長用記憶手段におけるいずれか
の記憶領域から当該時間軸圧縮信号の時間軸伸長用読み
出しが終了しないうちに、当該記憶領域への書き込みが
行われる場合には、当該記憶領域への書き込みを行うこ
となく補助記憶領域に当該時間軸圧縮信号を記憶させる
と共に、次の時間軸伸長用読み出し時点から前記低下し
たクロック周波数を元の周波数に戻し、 前記各チャンネル毎の時間軸伸長用記憶手段から前記
情報信号を各チャンネル毎に読み出し、時間軸伸長が完
了した各チャンネル毎の前記情報信号にフレーム同期信
号をそれぞれ付加し、各チャンネル毎のフレーム列を再
生することを特徴とする時分割多重伝送方法である。
〔実施例〕
以下に図面を参照して本発明を詳細に説明する。
本発明を説明するのに先立って本発明に適用すること
のできる衛星放送の音声信号について概略説明を加え
る。
衛星放送では、音声をディジタル信号の形態で伝送す
ることにより品質の高い音声を再生できるようにしてい
るが、そのためにはアナログ音声信号を符号化して符号
変調信号に変換する。この符号変調信号に、各種の制御
信号や伝送誤りを訂正するための誤り訂正符号などを付
加し、第6図に示すような信号形式を構成する。このよ
うなディジタル信号によれば、ダイナミックレンジが広
く、SN比が高く、伝送雑音などに耐えることができる高
品質な音声を伝送することができる。
ここで、衛星放送における音声信号の伝送モードに
は、モードAとモードBの2つがある。モードAには、
チャンネルが4つあり、そのうちの2つをテレビジョン
音声放送に利用し、残りの2つを独立した音声放送に利
用する。モードBでは、モードAに比べてチャンネル
数、独立データの伝送容量は少ないが、音声信号の帯域
幅が20kHz(Aモードでは15kHz)と広くなっており、よ
り音質の良い放送を楽しめる。ここで、モードAとモー
ドBの切り替えやステレオまたはモノーラルの切り替え
などは、符号変調信号に付加されている制御信号で自動
的に行う。
以下に、2チャンネル(それぞれA,Bチャンネルとす
るが、ここでいうチャンネルは衛星放送の映像チャンネ
ル数に対応し、上記のAモード,Bモードが有している音
声チャンネルを意味するものではない)の衛星放送音声
符号変調信号について時分割多重伝送システムの場合を
例にとって本実施例を説明するが、帯域制限の許容する
範囲で任意所望のチャンネル数について同様のシステム
構成で伝送可能である。なお、以下では、Aチャンネル
のクロック周波数がBチャンネルより高いものとする。
2チャンネルの衛星放送波の音声副搬送波をQPSK復調
し、得られた2.048Mbit/sのビットストリームを多重す
る場合のエンコーダ部の回路構成を第1図に示し、デコ
ーダ部の回路構成を第2図に示し、それら各部の信号の
タイミングチャートを第3図(A)〜(G)に示す。
第1図に示すエンコーダ部において、1および2はそ
れぞれAおよびBチャンネルのクロック信号再生回路で
あり、入力端子24および25から供給される各チャンネル
の符号変調(PCM)信号入力、すなわち2.048Mbit/sのビ
ットストリームを受けて、各チャンネルのクロック信号
が再生される。これらクロック信号は後述する1フレー
ムメモリ7〜9および12〜14に入力データをそれぞれ書
き込んで記憶するためのクロック信号として用いられ
る。
さらに、AおよびBチャンネルの各PCM信号をフレー
ム同期信号検出回路3および4に供給し、各フレーム同
期信号を検出し、これらフレーム同期信号をそれぞれフ
レームメモリ書き込み制御回路5および6に供給する。
これら書き込み制御回路5および6で生成した書き込
み制御信号により切替スイッチ19および20をそれぞれ切
り替えて、各チャンネルごとの3つの1フレームメモリ
(すなわちMA1〜MA3およびMB1〜MB3)7〜9および12〜
14に、クロック信号再生回路1および2からの各クロッ
ク信号のタイミングで、各チャンネルのPCM信号入力を
順次に書き込んでいく。ここで、両チャンネルAとBの
間ではクロック信号の周波数に差があるので、各チャン
ネルでの書き込みタイミングは第3図(A)および
(B)に示すようになる。図中のA1,A2,A3……およびB
1,B2,B3,……は、それぞれ、AおよびBチャンネルのフ
レームデジタルを示し、その上に記入してあるMA1,MA2,
MA3……およびMB1,MB2,MB3……はそれらフレームデータ
が書き込まれていくフレームメモリを示している。
図中の符号10および15は、それぞれ、AおよびBチャ
ンネルについてのダミー用の1フレーム固定メモリ(RO
M)(DMYAおよびDMYB)であり、あらかじめ所定のダミ
ーデータを書き込んでおく。
クロック信号再生回路1および2からの各チャンネル
のクロック信号をクロック周波数比較回路17に供給し、
両クロック信号のうち周波数の高い方のクロック信号を
選択して出力し、そのクロック信号を周波数2逓倍器18
に供給して、周波数を2逓倍して読み出しクロック信号
とする。それと共に、この回路17からは、いずれのチャ
ンネルのクロック信号が選択されたのかを示すクロック
信号選択情報をも取り出して、読み出し制御回路11に転
送する。読み出し制御回路11にはフレーム同期信号検出
回路3および4からの各フレーム同期信号を供給し、ク
ロック周波数比較回路17からのクロック信号選択情報に
応じて、いずれかのフレーム同期信号を選択し、それに
対応してフレームメモリ間およびチャンネル間を切り替
える読み出し制御信号を出力する。
この読み出し制御信号を切替スイッチ21,22および23
に供給して、スイッチ23によりフレームメモリ7〜10お
よび12〜15のいずれかをチャンネル交互に選択し、各チ
ャンネルにおいては、スイッチ21または22によりフレー
ムメモリ7〜10または12〜15を切り替え、選択されたメ
モリから周波数2逓倍器18からの読み出しクロック信号
のタイミングで第3図(C)に示すように記憶データの
読み出しを行う。
すなわち、クロック周波数の最も高いチャンネル(第
3図(A)および(B)の例では、Aチャンネル)にお
いて、第3番目の1フレームメモリ回路9(MA3)の書
き込み開始時点(t3)で、あらかじめ任意所望に定めて
おいたチャンネルの順番で読み出しを開始する。以後、
図示の例では、Aチャンネル,Bチャンネルの順で交互に
記憶データを読み出して行く。
このようなタイミングとした場合は、クロック周波数
の最も高いチャンネル(本例ではAチャンネル)の読み
出しは、書き込みに対して、2フレーム期間だけ一定の
遅れとなるが、他のクロック周波数の低い方のチャンネ
ル(Bチャンネル)では、読み出しと書き込みの位相が
ずれるため、第3図(C)のt8時点のように、同一フレ
ームメモリ内で書き込みと読み出しとがタイミングとし
て重なる場合が生じる。
この事態を避けるために、読み出しを行う前に、その
メモリが書き込み動作中でないことを常に確認し、書き
込み状態である場合は、フレーム固定メモリ(1フレー
ムROM)15よりダミーデータDを読み出す。すなわち、
各チャンネルの書き込みクロック周波数の差により決ま
る周期でダミーデータDが伝送されることとなる。たと
えば第3図(C)において、t8時点では、フレームデー
タB6を読み出そうとすると、未だ書き込みが終了してい
ないので、ダミーデータDを挿入して、クロック信号が
連続するようにする。
また、Aチャンネル側のフレーム固定メモリ(1フレ
ームROM)10は、AチャンネルよりBチャンネルが高い
クロック周波数のとき使用されることになる。
以上のような構成により、最もクロック周波数の高い
チャンネル(Aチャンネル)の1フレーム周期で2フレ
ーム(Nチャンネルの場合はNフレーム)の列(以下単
位フレーム列とする)が繰り返される形態となって伝送
される。
なお、各フレームの同期ビットは、フレーム同期信号
再付加回路16により、第4図のようなフォーマットで読
み出し制御回路11からの読み出し制御信号のタイミング
で、再付加され、その出力端子26から多重化PCM信号を
出力する。すなわち、図示のように単位フレーム列の先
頭にフレーム同期ビットとしての16ビットと、各フレー
ムの先頭にダミーデジタルか否か等を判別するための情
報としての8ビットが付加されている。
なお、第4図はチャンネルAおよびBからなる2チャ
ンネルの場合を示したが、Nチャンネルの場合には、第
5図に示すように各チャンネルのフレームが多重化され
る。この場合、さらに単位フレーム列の最終フレームの
後部に余りのビットが付加される。
第2図は本発明におけるデコーダ部の回路構成を示
し、その入力端子51に、エンコーダ部で得られ、第3図
(C)に示した4.096Mbit/sのビットストリームが入力
されるものとする。このビットストリームを、フレーム
同期信号およびダミーデータ情報検出回路31およびクロ
ック信号再生回路32に供給し、前者からはフレーム同期
信号とダミーデータ情報を検出し、後者からは書き込み
クロック信号を再生する。
これら書き込みクロック信号およびフレーム同期信号
を読み出しクロック信号発生回路33に供給して、読み出
しクロック信号を生成する。検出回路31からのフレーム
同期信号を書き込み制御回路34に供給し、その書き込み
制御信号に基づいて、チャンネル切替スイッチ44および
フレーム切替スイッチ45および46の動作を制御する。同
様に、検出回路31からのフレーム同期信号を読み出し制
御回路43に供給して、その読み出し制御信号に基づい
て、フレーム切替スイッチ47および48の動作を制御す
る。
端子51から入力されたビットストリームは、各フレー
ムの先頭に付加された情報(フレーム同期)によりスイ
ッチ44の切り替えでチャンネル別に振り分けられ、スイ
ッチ45および46の切り替えにより第3図(D)および
(F)に示すようなタイミングで各チャンネルの3つの
フレームメモリ(MA1〜MA3およびMB1〜MB3)35〜37およ
び39〜41に順次に抜き出され、クロック信号再生回路32
で再生した書き込みクロック信号のタイミングで書き込
まれていく。
これらフレームメモリ35〜37および39〜41に書き込ま
れたデータは、読み出し制御回路43の制御下で第3図
(E)および(G)のように、スイッチ47および48の切
り替えにより、2フレーム期間の遅れで読み出しクロッ
ク信号発生回路33からの読み出しクロック信号により書
き込み時の1/2のクロックレートで読み出される。
また、入力ビットストリームに、第3図(C)に示す
ようにダミーデータDの情報が認められると、その時点
(t8)でデータDの書き込みを中止し(第3図
(F))、かつそのチャンネル(Bチャンネル)の読み
出しクロック信号の周波数を下げて、第3図(G)に示
すフレームデータB4からデータの時間長を伸長して読み
出すようにする。この際、通常時との周波数差は、個別
受信を行う衛星放送用受信機の音声PCM信号デコーダの
入力として許容できる範囲までの値とする。
また、フレームデータを伸長した時点より、Bチャン
ネルにおいて1フレーム当りの書き込みに対して読み出
しの位相が遅れるので、このまま継続すると第3図に示
す時点t9のように同一フレームメモリ(この場合MB3)
上で書き込みと読み出しが重なるタイミングが生じる。
すなわち、フレームメモリMB3は読み出し中なので、こ
のときのデータB9を、フレームメモリMB3に書き込むこ
とができず、第2図に示す1フレームテンポラリーレジ
スタ(TPB)42に書き込み、且つ、読み出しが行われる
際の読み出しクロック信号の周波数もこの時点(t9)の
次のフレームの読み出し時点から通常のクロック周波数
に戻す。また、データB9を読み出すときには、読み出し
制御回路43により制御してテンポラリーレジスタ(TP
B)42から読み出すよう切り替えスイッチ48を切り替え
る。
同様の処理をAチャンネルにおいても行うことができ
るように、1フレームテンポラリーレジスタ(TPA)38
をAチャンネルのフレームメモリ35〜37と並設する。こ
れは、送信側のエンコーダ入力において、Bチャンネル
の方がクロック周波数が高い場合に使用状態となる。
以上のように順次読み出された各フレームデータに
は、フレーム同期信号再付加回路49および50において、
ダミー情報ビット(第4図参照)の代わりに本来のフレ
ーム同期信号が再付加され、既存の衛星放送音声PCM信
号デコーダで復調可能な信号としてから、出力端子52お
よび53からAおよびBチャンネルの出力を取り出す。
なお、Nチャンネル多重伝送の場合は、伝送時のクロ
ックレートがN倍となるが、基本的には、2チャンネル
伝送時と同様の構成により実現可能である。
さらに、以上の実施例においても、またNチャンネル
の多重伝送の場合でも各チャンネルが有するクロック周
波数のうち最も高い周波数の2倍またN倍を多重伝送の
ための基準クロック信号(伝送信号のクロック信号)と
したが、基準クロック信号の周波数はそれ以上の周波数
としてもよい。この場合、各チャンネルの情報信号を再
配列して時分割多重信号にすると各フレーム当たりに空
白時間を生ずるので、この部分に他の情報信号を多重し
て伝送することを可能にする。
[効 果] 以上の説明から明らかなように、本発明によれば複数
の情報信号に共通のクロック信号を用いて、情報信号を
そのままの形で多重伝送するので、ベースバンド信号に
復調し再変調する方式のように音質劣化を伴わず、独立
データの伝送にも支障をきたさない。すなわち、フレー
ム同期ビット(16ビット)が付加された情報フレームよ
り構成されるNチャンネルの音声PCMビットストリーム
において、各チャンネルのクロック周波数が微妙に異る
場合であっても、それらを音質劣化および独立データの
欠落なしに多重伝送することができる。
しかもまた、ディジタル−ディジタル変換のような複
雑な回路構成を必要とせず、受信側におけるデコーダの
出力信号は、もとの2.048Mbit/sのビットストリームと
なっているため、既存の衛星放送音声PCM信号復調用の
集積回路(IC)が使用可能であるなどの利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるエンコーダ部の回路構成の一例
を示すブロック線図、 第2図は本発明におけるデコーダ部の回路構成の一例を
示すブロック線図、 第3図(A)〜(G)はそれら各部の信号タイミング関
係を示すタイミングチャート、 第4図および第5図は本発明におけるフレームの構成を
それぞれ、2チャンネル多重およびNチャンネル多重の
場合について示す線図、 第6図は衛星放送の音声信号伝送フォーマットの全体構
成を示す線図である。 1,2……クロック信号再生回路、 3,4……フレーム同期信号検出回路、 5,6……フレームメモリ書き込み制御回路、 7〜9,12〜14……1フレームメモリ、 10,15……ダミー用1フレーム固定メモリ、 11……読み出し制御回路、 16……フレーム同期信号再付加回路、 17……クロック周波数比較回路、 18……周波数2逓倍器、 19,20……フレームメモリ切替スイッチ、 21,22……フレームメモリ切替スイッチ、 23……チャンネル切替スイッチ、 24,25……入力端子、 26……出力端子、 31……フレーム同期信号およびダミーデータ情報検出回
路、 32……クロック信号再生回路、 33……読み出しクロック信号発生回路、 34……書き込み制御回路、 35〜37,39〜41……1フレームメモリ、 38,42……1フレームテンポラリーレジスタ、 43……読み出し制御回路、 44……チャンネル切替スイッチ、 45,46……フレーム切替スイッチ、 47,48……フレーム切替スイッチ、 49,50……フレーム同期信号再付加回路、 51……入力端子、 52,53……出力端子。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Nチャンネル(Nは2以上の整数)のデジ
    タル信号を時分割多重して単一の伝送路上に送出する際
    に、各々のチャンネルに含まれるデジタル信号が所定ビ
    ット長を有するフレームを単位としたフレーム列により
    構成され、各々のフレーム中には、各チャンネル毎の独
    立したクロック信号により形成されたフレーム同期信号
    および情報信号が含まれているとき、以下に示す(a)
    〜(f)の各手段を具備することにより、フレームの1
    周期中にフレーム同期信号および時間軸圧縮した複数の
    前記情報信号を含んだ時分割多重信号を送出することを
    特徴とする時分割多重伝送装置。 (a)前記Nチャンネルの各信号系におけるクロック周
    波数のうちから、最高の周波数を検出する周波数比較手
    段; (b)前記最高の周波数をN逓倍した周波数を有するク
    ロック信号を発生する逓倍手段; (c)前記Nチャンネルの各チャンネル毎に複数フレー
    ム分のデータを記憶するフレームデータ記憶領域と、既
    定のビットパターンをダミーデータとして予め記憶して
    あるダミー記憶領域とを備えた記憶手段; (d)各チャンネル毎に独立して前記記憶手段にフレー
    ムデータを書き込む際に、複数ある前記フレームデータ
    記憶領域に対して、所定の順序に従って循環的にフレー
    ムデータを書き込む書き込み制御手段; (e)前記記憶手段に記憶されている各チャンネル毎の
    フレームデータを時分割的かつ連続的に読み出すため
    に、複数の前記フレームデータ記憶領域を所定の順序に
    従って循環的に順次アクセスすると共に、いずれかの前
    記フレームデータ記憶領域に対する書き込み処理が終了
    しないうちに当該フレームデータ記憶領域から読み出し
    を行うタイミングに達した場合には、当該フレームデー
    タ記憶領域の読み出しを行うことなく前記ダミーデータ
    を読み出して当該フレームデータの替わりに置き換える
    読み出し制御手段;および (f)前記記憶手段から読み出された時分割信号にフレ
    ーム同期信号を付加して伝送路に送出する同期付加手
    段。
  2. 【請求項2】送信側に於いて、 Nチャンネル(Nは2以上の整数)のデジタル信号を時
    分割多重して単一の伝送路上に送出する際に、各々のチ
    ャンネルに含まれるデジタル信号が所定ビット長を有す
    るフレームを単位としたフレーム列により構成され、各
    々のフレーム中には、各チャンネル毎の独立したクロッ
    ク信号により形成されたフレーム同期信号および情報信
    号が含まれているとき、 各チャンネル毎のクロック信号に従って記憶手段にフレ
    ームデータを書き込む際に、複数あるフレームデータ記
    憶領域に対して、所定の順序に従って循環的にフレーム
    データを書き込み、 前記Nチャンネルの各信号系における最高クロック周波
    数をN逓倍し、得られたN逓倍クロック信号に従って前
    記記憶手段に記憶されている各チャンネル毎のフレーム
    データを時分割的かつ連続的に読出すために、複数の前
    記フレームデータ記憶領域を所定の順序に従って循環的
    に順次アクセスすると共に、 いずれかの前記フレームデータ記憶領域に対する書き込
    み処理が終了しないうちに当該フレームデータ記憶領域
    から読み出しを行うタイミングに達した場合には、当該
    フレームデータ記憶領域の読み出しを行うことなく既定
    のダミーデータを読み出して当該フレームデータの替わ
    りに置き換え、 前記記憶手段から読み出された時分割信号にフレーム同
    期信号を付加して伝送路に送出することにより、フレー
    ムの1周期中にフレーム同期信号および時間軸圧縮した
    複数の前記情報信号を含んだ時分割多重信号を送出し、 受信側において、 送信側から送られてきた前記時分割多重信号に付加され
    たフレーム同期信号に同期して、前記時間軸圧縮した複
    数の前記情報信号を各チャンネル毎の時間軸伸長用記憶
    手段における各記憶領域に循環的に振り分けて書き込む
    際に、前記ダミーデータが検出された場合には、当該ダ
    ミーデータを該時間軸伸長用記憶手段に書き込むことな
    く廃棄すると同時に、該伸長用記憶手段の読み出しクロ
    ック周波数を低下して読み出しタイミングを遅らせ、 その後、前記時間軸伸長用記憶手段におけるいずれかの
    記憶領域から当該時間軸圧縮信号の時間軸伸長用読み出
    しが終了しないうちに、当該記憶領域への書き込みが行
    われる場合には、当該記憶領域への書き込みを行うこと
    なく補助記憶領域に当該時間軸圧縮信号を記憶させると
    共に、次の時間軸伸長用読み出し時点から前記低下した
    クロック周波数を元の周波数に戻し、 前記各チャンネル毎の時間軸伸長用記憶手段から前記情
    報信号を各チャンネル毎に読み出し、時間軸伸長が完了
    した各チャンネル毎の前記情報信号にフレーム同期信号
    をそれぞれ付加し、各チャンネル毎のフレーム列を再生
    する ことを特徴とする時分割多重伝送方法。
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