JPH05199189A - デジタル信号伝送装置 - Google Patents

デジタル信号伝送装置

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JPH05199189A
JPH05199189A JP825492A JP825492A JPH05199189A JP H05199189 A JPH05199189 A JP H05199189A JP 825492 A JP825492 A JP 825492A JP 825492 A JP825492 A JP 825492A JP H05199189 A JPH05199189 A JP H05199189A
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circuit
signal
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signals
terminal
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JP825492A
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Takeshi Kawamura
剛 川村
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】同じ伝送の帯域幅で互いに相関した複数のデジ
タル信号をDPCM信号に変調した信号のダイナミック
レンジを拡大する。 【構成】互いに相関した複数のデジタル信号に対してダ
イナミックレンジが高い信号は低い周波数でサンプリン
グし、またダイナミックレンジが低い信号は高い周波数
でサンプリングしてDPCM信号に変調し、伝送すると
ともに、これを受信側で復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ信号等のデ
ジタル信号を限られた帯域で伝送及び記録再生する際に
使用されるデジタル信号伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送のようなデジタルオーデ
ィオ信号を伝送するデジタル信号伝送装置では、伝送す
るオーディオデータに同期データ、制御データ、誤り訂
正符号を付加し、Aモード(4チャンネル)及びBモー
ド(2チャンネル)の2つの伝送方式で伝送するように
なっている。
【0003】上記のAモード及びBモードの伝送方式
は、元の信号のデータ容量が異なっているが、サンプリ
ング周波数とビット数を変更して対処しており、ハイビ
ジョン用の衛星放送では、図11(a)、(b)で示す
ように、Aモードは8ビット、サンプリング周波数32
kHzのDPCM、Bモードは11ビット、サンプリン
グ周波数48kHzのDPCMを使用している。いずれ
の方式とも準瞬時圧伸を行い、限られたビット数で高い
ダイナミックレンジを得ている。
【0004】ところで、上記の準瞬時圧伸とは、オーデ
ィオデータを1msごとに区切り、(そのため1つのブ
ロックに含まれるサンプリング数は、それぞれ32又は
48となっている。)その中で、最大レベルと最大レベ
ルの周波数を検出し、図12に示すように、オーディオ
信号の最大レベルがオーバフローするか否かを判別し、
オーバーフローしている場合には、伝送系の最大レベル
をオーディオ信号の最大レベルに合わせて送っている。
図12では、オーディオ信号の最大レベルが伝送系の最
大レベルより2ビット分(12dB)高く、2ビット分
伝送系の最大レベルを高く(圧縮)している様子を示し
ている。この時の圧縮する量(ビット数)はレンジビッ
トに書き込んでおり、圧縮により、ノイズレベルも上昇
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデジタル信
号伝送装置では、信号周波数が高くなるほど、ノイズレ
ベルが上昇するという問題を有している。即ち、例えば
アナログのオーディオ信号の最大レベルが1VP-Pで、
圧縮回路に入力されるデジタルオーディオデータが16
ビットに直線量子化されているとする。そして、Aモー
ドに変調した場合、デジタルオーディオデータの最小レ
ベルは15.2μVであるので、圧縮しない時のDPC
Mの最小レベルも15.2μVとなる。Aモードに変調
したデータのビット数は8ビットであるから、最大レベ
ルは3.9mVとなる。従って、図13に示すように、
サンプリングポイント間(例えばx(t)とx(t+
τ)の間)のレベル差(l)が3.9mV以下ならば圧
縮する必要がない。
【0006】しかし、上記のレベル差(l)が9mVあ
ったとすると、上述の8ビットでは、最大レベルが3.
9mVであるため、伝送することができない。従って、
この場合には、最大レベルを2ビット(12dB)あげ
て15.6mVとすることで、8ビットからなるデータ
で伝送することが可能になるが、最大レベルを2ビット
上昇させたことにより、最小レベルも2ビット上げて6
0.8μVとなり、ノイズレベルの上昇を招いてしま
う。
【0007】このように、従来のデジタル信号伝送装置
は、準瞬時圧伸を行うことで、限られたビット数で高い
ダイナミックレンジを得ることができるようになった
が、図12に示すように、周波数が高く且つレベルの大
きい信号の場合には、圧縮を行うことにより、ノイズレ
ベルの上昇を招くという問題があった。従って、本発明
は、信号周波数が高く且つレベルが大きい信号であって
も、ダイナミックレンジを狭くさせないデジタル信号伝
送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するため、信号伝送のサンプリング周波数をアナログ
信号からデジタル信号に変換するサンプリング周波数の
整数倍に上げ、周波数の低い部分にはダイナミックレン
ジの広い信号をサンプリングし、周波数の高い部分には
ダイナミックレンジの狭い信号をサンプリングする変調
回路を有した伝送系と、この信号から各デジタル信号を
抽出する復調回路を有した受信系とからなっていること
を特徴としている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、オーディオデジタルデー
タ(左:L、右:R、中央:C、後方:S)のうち、ダ
イナミックレンジの高い中央(C)の信号を周波数の低
い領域で変調し、ダイナミックレンジの低い後方(S)
の信号は周波数の高い領域で変調し、左(L)、右
(R)の信号はその中間の領域で変調するものである。
従って、デジタル信号伝送装置は、同じ伝送の帯域幅で
DPCMのダイナミックレンジを拡大することが可能と
なる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明すれ
ば、以下のようになる。本発明のデジタル信号伝送装置
は、オーディオ信号をデジタル化して伝送する伝送系
と、デジタル信号化されたオーディオ信号を受信してア
ナログ信号化する受信系とからなり、伝送系は、図1に
示すように、アナログオーディオ信号が入力されるA/
D変換回路1を有している。
【0011】上記のアナログオーディオ信号は、例えば
Aモードの場合、L(左)、R(右)、C(中央)、S
(後方)の4チャンネルのオーディオ信号からなってお
り、A/D変換回路1は、入力された上記各チャンネル
のオーディオ信号を、サンプリング周波数32kHz、
16ビットの直線量子化されたデジタル信号に変換す
る。
【0012】上記のA/D変換回路1は、各出力端子が
変調回路2に接続されており、この変調回路2は、図4
に示すように、各チャンネルのデジタル信号化されたオ
ーディオ信号L、R、C、Sが入力される入力端子2
l、2r、2c、2sを有している。入力端子2l、2
r、2c、2sは、ラッチ回路16、17、18、19
のD端子16d、17d、18d、19dに接続されて
おり、これらのラッチ回路16、17、18、19は上
記のD端子16d、17d、18d、19dの他、クロ
ック端子16c、17c、18c、19c及びQ端子1
6q、17q、18q、19qを有している。
【0013】上記のラッチ回路16のクロック端子16
cには、NANDck信号を出力するNAND回路33
の出力端子が接続されており、このNAND回路33
は、2入力のローアクティブの入力端子と1入力のハイ
アクティブの入力端子とを有している。そして、ハイア
クティブの入力端子には、128kHzのck信号を出
力するクロック発生器31が接続されており、このクロ
ック発生器31は、上記のNAND回路33の他、ラッ
チ回路19のクロック端子19c及びカウンター32の
入力端子にも接続されている。
【0014】また、上記のNAND回路33のローアク
ティブの入力端子には、上記のカウンター32の出力端
子32a、32bがそれぞれ接続されており、このカウ
ンター32の出力端子32aは、128kHzのck信
号の1/2分周した64kHzの1/2ck信号を出力
し、出力端子32bは128kHzのck信号を1/4
分周した32kHzの1/4ck信号を出力するように
なっている。そして、64kHzの1/2ck信号を出
力する出力端子32aは、NAND回路33の他、上述
のラッチ回路17のクロック端子17cに接続されてい
ると共に、1/2ck信号を反転させた反転1/2ck
信号を出力するインバータ回路34を介してラッチ回路
18のクロック端子18cに接続されている。
【0015】上記のラッチ回路16、17、18、19
は、各ck信号が入力されるタイミングで、出力信号
L、R、C、SをQ端子16q、17q、18q、19
qから出力するようになっており、これらのQ端子16
q、17q、18q、19qは、加算器20、21、2
2、23に接続されている。
【0016】即ち、加算器20は、ラッチ回路16、1
8、19のQ端子16q、18q、19qが接続され、
出力信号L+C+Sを出力するようになっており、加算
器21は、ラッチ回路17、19のQ端子出力17q、
19qが接続され、出力信号R+Sを出力するようにな
っており、加算器22は、ラッチ回路16、19のQ端
子出力16q、19qが接続され、出力信号L+Sを出
力するようになっており、加算器23は、ラッチ回路1
7、19のQ端子出力17q、19qが接続され、出力
信号R+Sを出力するようになっている。
【0017】上記加算器20、21、22、23は、ラ
ッチ24、25、26、27のD端子24d、25d、
26d、27dにそれぞれ接続されており、これらのラ
ッチ回路24、25、26、27のクロック端子24
c、25c、26c、27cには、NAND回路35、
36、37、38の出力端子が接続されている。
【0018】上記のNAND回路35は、2入力のロー
アクティブの入力端子と1入力のハイアクティブの入力
端子を有しており、ローアクティブの入力端子には、上
述の128kHzのck信号を出力するクロック発生器
31と32kHzの1/4ck信号を出力するカウンタ
ー32の出力端子32bとが接続され、ハイアクティブ
の入力端子には、64kHzの1/2ck信号を出力す
るカウンター32の出力端子32aが接続されている。
【0019】またNAND回路36は、2入力のローア
クティブの入力端子と1入力のハイアクティブの入力端
子を有しており、ローアクティブの入力端子には、上記
のクロック発生器31とカウンター32の出力端子32
aとが接続され、ハイアクティブの入力端子には、カウ
ンター32の出力端子32bが接続されている。
【0020】またNAND回路37は、1入力のローア
クティブの入力端子と2入力のハイアクティブの入力端
子を有しており、ローアクティブの入力端子には、上記
のクロック発生器31が接続され、ハイアクティブの入
力端子には、カウンター32の出力端子32aと32b
が接続されている。
【0021】またNAND回路38は、3入力のローア
クティブの入力端子を有しており、これらのローアクテ
ィブの入力端子には、上記のクロック発生器31とカウ
ンター32の出力端子32aと32bが接続されてい
る。
【0022】上記のNAND回路35、36に接続され
たラッチ回路24、25のQ端子24q、25qは、マ
ルチプレクサ28の入力端子28a、28bにそれぞれ
接続されており、NAND回路37、38に接続された
ラッチ回路26、27のQ端子26q、27qは、マル
チプレクサ29の入力端子29a、29bにそれぞれ接
続されている。
【0023】そして、両マルチプレクサ28、29は、
ラッチ回路39のQ端子39qに接続されており、ラッ
チ回路39のQ端子39qからの出力信号で入力端子2
8a、28b、29a、29bと出力端子28c、29
cとの接続状態が切り換えられるようになっている。こ
れにより、マルチプレクサ28は、入力端子28a、2
8bに入力される出力信号L+C+Sと出力信号R+S
である出力信号α、βを交互に出力するようになってお
り、マルチプレクサ29は、入力端子29a、29bに
入力される出力信号L+Sと出力信号R+Sである出力
信号γ、δを交互に出力するようになっている。
【0024】上記のマルチプレクサ28、29の出力端
子28c、29cは、マルチプレクサ30の入力端子3
0a、30bにそれぞれ接続されており、このマルチプ
レクサ30の入力端子30a、30bと出力端子30c
とは、ラッチ回路40のQ端子40cからの出力信号で
接続状態が切り換えられるようになっている。
【0025】上記のマルチプレクサ28、29の接続状
態を切り換えるラッチ回路39は、D端子39dが図4
のカウンター32の出力端子32aに接続されており、
このD端子39dには、64kHzの1/2ck信号が
入力されるようになっている。
【0026】また、マルチプレクサ30の接続状態を切
り換えるラッチ回路40は、D端子40dが図4のカウ
ンター32の出力端子32bに接続されており、このD
端子40dには、32kHzの1/4ck信号が入力さ
れるようになっている。そして、これらのラッチ回路3
9、40のクロック端子39c、40cは、図4のクロ
ック発生器31に接続されており、128kHzのck
信号が入力されるようになっている。
【0027】上記のラッチ回路40で接続状態が切り換
えられるマルチプレクサ30は、マルチプレクサ28か
らの出力信号α、βとマルチプレクサ29からの出力信
号γ、δとを順次出力するようになっており、これらの
出力信号α、β、γ、δを出力する出力端子30cは、
図1に示すように、準瞬時圧伸を行う圧縮回路3に接続
されている。
【0028】上記の圧縮回路3は、図3に示すように、
入力された出力信号α、β、γ、δを準瞬時圧伸により
8ビットのDPCM信号になるように8×128ビット
のオーディオデータと16ビットのレンジビットとして
出力するようになっている。この圧縮回路3は、図1に
示すように、信号多重回路4に接続されており、信号多
重回路4は、入力されたDPCM信号に図3の128ビ
ットのデータと22ビットの制御データとを挿入するよ
うになっている。
【0029】尚、上記のデータは、一般の放送の際に、
放送局で挿入されるファクシミリやテレミュージック等
のためのデータとして準備されているものである。ま
た、制御データは、Aモード及びBモードの区別、ステ
レオ信号及びモノラル信号の区別をするためのものであ
る。
【0030】上記の信号多重回路4は、8×16ビット
の誤り訂正符号を形成する訂正符号付加回路5を介して
ビットインターリーブ回路6に接続されており、このイ
ンターリーブ回路6は、一部のデータが欠落した場合
に、他の部分のデータを入れ替えて欠落したデータを補
修するようになっている。そして、このインターリーブ
回路6は、フレーム同期付加回路7に接続されており、
このフレーム同期付加回路7は、16ビットのフレーム
同期データを付加して多重信号として出力するようにな
っている。
【0031】次に、デジタル信号伝送装置の受信系は、
図2に示すように、多重信号制御データを読み出す制御
符号検出回路8と、伝送時に行われたデータの入れ替え
を元の順番に戻すビットデインターリーブ回路9と、同
期を検出してそれぞれの回路に出力するクロックを決定
するフレーム同期検出回路10とを有しており、これら
の各回路8、9、10には、上述の伝送系から出力され
た多重信号が入力されるようになっている。
【0032】上記のビットデインターリーブ回路9は、
伝送系で生じたデータの誤りを検出して、訂正可能なデ
ータについての訂正を行う誤り訂正回路11に接続され
ている。この誤り訂正回路11は、上述の制御符号検出
回路8が接続された信号分離回路12を介し伸長回路1
3に接続されており、この信号分離回路12は、多重信
号からオーディオデータ及びレンジビットを分離するよ
うになっている。また、伸長回路13は、多重信号を直
線量子化して出力信号α、β、γ、δを出力するように
なっている。
【0033】上記の伸長回路13は、復調回路14に接
続されている。この復調回路14は、図7に示すよう
に、ラッチ回路41、42、43、44を有しており、
これらのラッチ回路41、42、43、44のD端子4
1d、42d、43d、44dには、上述の出力信号
α、β、γ、δが入力されるようになっている。
【0034】上記のラッチ回路41、42、43、44
のクロック端子41c、42c、43c、44cには、
NAND回路53、54、55、52の出力端子が接続
されている。NAND回路52は、3入力のローアクテ
ィブの入力端子を有しており、これらの入力端子には、
128kHzのck信号を出力するクロック発生器50
と、64kHzの1/2ck信号を出力するカウンター
回路51の出力端子51aと、32kHzの1/4ck
信号を出力するカウンター回路51の出力端子51bと
が接続されている。
【0035】また、NAND回路53は、2入力のロー
アクティブの入力端子と、1入力のハイアクティブの入
力端子を有しており、ローアクティブの入力端子は、上
記のクロック発生器50とカウンター回路51の出力端
子51bとが接続され、ハイアクティブの入力端子に
は、カウンター回路51の出力端子51aが接続されて
いる。
【0036】また、NAND回路54は、2入力のロー
アクティブの入力端子と、1入力のハイアクティブの入
力端子を有しており、ローアクティブの入力端子は、上
記のクロック発生器50とカウンター回路51の出力端
子51aとが接続され、ハイアクティブの入力端子に
は、カウンター回路51の出力端子51bが接続されて
いる。
【0037】また、NAND回路55は、1入力のロー
アクティブの入力端子と、2入力のハイアクティブの入
力端子を有しており、ローアクティブの入力端子は、上
記のクロック発生器50が接続され、ハイアクティブの
入力端子には、カウンター回路51の出力端子51a、
bが接続されている。
【0038】上記のNAND回路53、54、55、5
2が接続されたラッチ回路41、42、43、44は、
NAND回路53、54、55、52からの出力信号の
タイミングでD端子41d、42d、43d、44dに
入力された出力信号α、β、γ、δをQ端子41q、4
2q、43q、44qから出力し、ラッチするようにな
っている。そして、出力信号αを出力するラッチ回路4
1のQ端子41qは、32kHzのLPF回路45に接
続されており、LPF回路45は、出力信号αから出力
信号Cのみを通過させるようになっている。
【0039】また、出力信号β、δを出力するラッチ回
路42、44のQ端子42q、44qは、64kHzの
LPF回路46、48に接続されており、これらのLP
F回路46、48は、出力信号β、δから出力信号Rの
みを通過させるようになっている。また、出力信号γを
出力するラッチ回路43のQ端子43qは、64kHz
のLPF回路47に接続されており、このLPF回路4
7は、出力γから出力信号Lのみを通過させるようにな
っている。
【0040】ラッチ回路41のQ端子41qとLPF回
路45、47の出力端子は、減算器49に接続され、上
記Q端子41qの出力信号αより、LPF回路45、4
7の出力信号C、Lを減算して出力信号Sを導出する。
【0041】そして、これらのオーディオ信号L、R、
C、Sを出力する復調回路14は、図2に示すように、
D/A変換回路15に接続されており、このD/A変換
回路15は、上記のオーディオ信号L、R、C、Sをア
ナログ信号化して、4チャンネルのアナログオーディオ
信号として出力する。
【0042】次に、デジタル信号伝送装置の動作につい
て説明する。まず、伝送系の動作を図5ないし図6のタ
イミングチャートに基づき説明する。4チャンネルのア
ナログオーディオ信号は、図1に示すように、A/D変
換回路1に入力され、32kHzのサンプリング周波数
で16ビットの直線量子化されたデジタル信号であるオ
ーディオ信号L、R、C、Sに変換されることになる。
そして、これらのオーディオ信号L、R、C、Sは、図
4に示すようにラッチ回路16、17、18、19にそ
れぞれ入力される。
【0043】この際、ラッチ回路16、17、18、1
9のクロック端子16c、17c、18c、19cに
は、NAND回路33のNANDck信号と、カウンタ
ー32の64kHzの1/2ck信号と、インバータ回
路34で反転された64kHzの反転1/2ck信号
と、クロック発生器31の128kHzのck信号とが
入力されている。そして、ラッチ回路16、17、1
8、19は、上記の各信号のタイミングで出力信号L、
R、C、Sを出力することになる。
【0044】上記の出力信号L、R、C、Sは、加算器
20、21、22、23を介してラッチ回路24、2
5、26、27に入力されることになり、これらのラッ
チ回路24、25、26、27は、AND回路35、3
6、37、38から出力される信号のタイミングで出力
信号L+C+S、R+S、L+S、R+Sを出力するこ
とになる。
【0045】上記のラッチ回路24、25、26、27
から出力された出力信号L+C+S、R+S、L+S、
R+Sは、出力信号α、β、γ、δとしてマルチプレク
サ28、29に入力される。これらのマルチプレクサ2
8、29は、ラッチ回路39の出力信号のタイミングで
出力信号α、β、γ、δをマルチプレクサ30に出力す
ることになる。そして、マルチプレクサ30は、ラッチ
回路40の出力信号のタイミングで出力状態を切り換
え、128kHzの周波数で出力信号α、β、γ、δを
順次出力することになる。
【0046】上記の出力信号α、β、γ、δは、図1に
示すように、圧縮回路3に入力されることになり、圧縮
回路3は、出力信号α、β、γ、δを8ビットの準瞬時
圧伸のDPCM信号に変換し、8×128ビットのオー
ディオデータと16ビットのレンジビットとに変換する
ことになる。そして、このDPCM信号は、信号多重回
路4により、図3の出力信号128ビットのデータと2
2ビットの制御データが付加され、更に訂正符号付加回
路5で8×16ビットの誤り訂正符号を形成し、ビット
インターリーブ回路6で一部のデータが欠落した場合
に、その部分のデータを入れ替えて欠落したデータを補
修し、その後フレーム同期付加回路7により、16ビッ
トのフレーム同期データが付加されて多重信号として出
力されることになる。
【0047】次に、受信系の動作を図8のタイミングチ
ャートに基づき説明する。図1の伝送系から出力された
多重信号は、図2に示すように、受信系の制御符号検出
回路8、ビットデインターリーブ回路9及びフレーム同
期検出回路10に入力されることになる。そして、多重
信号のチャンネルの種類を信号分離回路12に伝達する
と共に、DPCM信号のビット数を伸長回路13に伝達
することになる。
【0048】また、上記の多重信号は、ビットデインタ
ーリーブ回路9により、伝送時に入れ替えられたデータ
が元の順番に戻され、誤り訂正回路11により、誤りが
訂正された後、信号分離回路12によりデータ及びレン
ジビットが抽出されることになる。そして、この多重信
号は、伸長回路13により、直線量子化した出力信号
α、β、γ、δに変換された後、復調回路14へ出力さ
れることになる。
【0049】上記の出力信号α、β、γ、δは、図7で
示すように、ラッチ回路41、42、43、44に入力
されることになる。この際、上記のラッチ回路41、4
2、43、44のクロック端子41c、42c、43
c、44cには、AND回路53、54、55、52か
らの出力信号が入力されており、これらのAND回路5
3、54、55、52の出力信号は、クロック発生器5
0から出力された128kHzのck信号をカウンター
51で分周させ、それぞれ31.3μsの周期で互いに
90゜づつ位相をずらせたものである。
【0050】これにより、ラッチ回路41、42、4
3、44は、ラッチ回路41が出力信号αを出力し、ラ
ッチ回路42が出力信号βを出力し、ラッチ回路43が
出力信号γを出力し、ラッチ回路44が出力信号δを出
力することになる。そして、上記のラッチ回路41の出
力信号は、カットオフ周波数が32kHzのLPF回路
45に入力されることになり、このLPF回路45は、
出力信号が有する出力信号L+C+Sのうち、32kH
zよりも低い出力信号Cを通過させることになる。
【0051】また、ラッチ回路42、44の出力信号R
+Sは、カットオフ周波数が64kHzのLPF回路4
6、48に入力されることになり、このLPF回路4
6、48は、出力信号が有する出力信号R+Sのうち、
64kHzよりも低い出力信号Rを通過させることにな
る。また、ラッチ回路43の出力信号L+Sは、カット
オフ周波数が64kHzのLPF回路47に入力される
ことになり、このLPF回路47は、出力信号が有する
出力信号L+Sのうち、64kHzよりも低い出力信号
Lを通過させることになる。
【0052】このように、本実施例のデジタル信号伝送
装置は、出力信号Cを128kHzでサンプリングされ
た信号の4回に1回しか書き込まないのに対し、出力信
号L、Rを2回に1回、出力信号Sを4回とも書き込む
ようになっている。これにより、デジタル信号伝送装置
は、図9に示すように、最もオーディオレベルが高い出
力信号Cをダイナミックレンジが高い周波数の低い領域
に位置させることができ、L、Rの信号は中間の周波数
領域に位置させ、低域オーディオ信号の周波数成分が多
く、且つダイナミックレンジの狭いSの信号を高い領域
に位置させることができる。
【0053】従って、図10に示すように、32kHz
の周波数でサンプリングされるオーディオ信号Cを最も
ダイナミックレンジのとれる9ビット、64kHzの周
波数でサンプリングされるオーディオ信号L、Rを8ビ
ット、128kHzの周波数でサンプリングされるオー
ディオ信号Sを7ビットのダイナミックレンジにできる
ことから、デジタル信号伝送装置は、同じ伝送の帯域幅
でオーディオデータのダイナミックレンジを拡大するこ
とができる。
【0054】
【発明の効果】本発明のデジタル信号伝送装置は、以上
のように、互いに相関した複数のデジタル信号をDPC
M信号に変換して、伝送及び受信するデジタル信号伝送
装置が、C信号等のダイナミックレンジの高い信号をダ
イナミックレンジが高くなる周波数の低い領域でサンプ
リングし、S信号等のダイナミックレンジの低い信号を
ダイナミックレンジが低くなる周波数の高い領域でサン
プリングする変調回路を有した伝送系と、それらの信号
を各デジタル信号を抽出する復調回路を有した受信系と
からなる構成である。これにより、信号レベルが高く、
高域の信号が比較的多いC信号等の信号は、ダイナミッ
クレンジが高くとれる周波数の低い領域でサンプリング
され、信号レベルが低く、周波数の高い信号が比較的少
ないS信号等の信号は、ダイナミックレンジが少ない周
波数の高い領域でサンプリングされるため同じ伝送の帯
域幅でDPCM信号のダイナミックレンジを拡大するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の送信系の一実施例のブロック図。
【図2】 本発明の受信系の一実施例のブロック図。
【図3】 本発明に用いるフォーマットの一実施例。
【図4】 本発明の一実施例の要部のブロック図。
【図5】 図4の動作説明に供するタイミングチャー
ト。
【図6】 図4の動作説明に供するタイミングチャー
ト。
【図7】 本発明の一実施例の要部のブロック図。
【図8】 図7の動作説明に供するタイミングチャー
ト。
【図9】 本発明に用いるデジタル信号の周波数分布を
示す図。
【図10】 本発明の周波数帯域を示す図。
【図11】 従来例のフォーマットを示す図。
【図12】 従来例の周波数帯域を示す図。
【図13】 従来例の波形図。
【符号の説明】 1 A/D変換回路 2 変調回路 14 復調回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに相関した複数のデジタル信号をDP
    CM信号に変換して伝送及び受信するデジタル信号伝送
    装置において、 アナログ信号からデジタル信号に変換するサンプリング
    周波数の複数倍の周波数を信号伝送のサンプリング周波
    数とし、上記デジタル信号を加え合わせて、ダイナミッ
    クレンジが高い信号は低い周波数領域でサンプリング
    し、ダイナミックレンジが低い信号は高い周波数領域で
    サンプリングする変調回路を有した伝送系と、上記信号
    から各デジタル信号を抽出する復調回路を有した受信系
    とからなることを特徴とするデジタル信号伝送装置。
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