JP2953500B2 - ディジタル信号伝送システム - Google Patents

ディジタル信号伝送システム

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JP2953500B2
JP2953500B2 JP8082257A JP8225796A JP2953500B2 JP 2953500 B2 JP2953500 B2 JP 2953500B2 JP 8082257 A JP8082257 A JP 8082257A JP 8225796 A JP8225796 A JP 8225796A JP 2953500 B2 JP2953500 B2 JP 2953500B2
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clock
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村上  真人
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル信号伝
送システム及びそれに用いる送信装置と受信装置に係わ
り、特に複数の複合映像信号をそれぞれ符号化して得ら
れる複数のコンポジットディジタル信号を時分割多重技
術を用いて直列に伝送する伝送路で、コンポーネントデ
ィジタル信号を伝送する伝送システム及びそれに用いる
送信装置と受信装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のディジタル信号伝送システ
ムの一例の構成図を示す。同図に示すように、この従来
のディジタル信号伝送システムは、ケーブル40を介し
て接続された時分割多重器30及び時分割分離器50
に、送信装置20及び受信装置60が夫々接続された構
成である。
【0003】送信装置20は1個の入力端子10にコン
ポーネントシリアルディジタル信号が入力される。この
コンポーネントシリアルディジタル信号をデコーダ21
でパラレルディジタル信号に変換した後、このパラレル
ディジタル信号中のクロックを所定周波数に変換した第
2のクロックを用いて、コンポーネントパラレルディジ
タル信号にダミーデータを付加して第2のサンプリング
周波数の冗長パラレルディジタル信号を生成する。冗長
パラレルディジタル信号をシリアル信号に変換してから
第2のクロックの周波数を所定周波数に逓倍したスイッ
チング信号により2つの出力端子へ1ビットずつ交互に
振り分けて2つの出力端子よりそれぞれ第2の伝送速度
の疑似的な第2のシリアルディジタル信号として出力す
る。少なくとも2つの疑似的な第2のシリアルディジタ
ル信号を2チャンネルのシリアルディジタル信号として
時分割多重する時分割多重器からケーブル40を介して
時分割分離器に伝送する。時分割分離器により2つの疑
似的な第2のシリアルディジタル信号から抽出した第3
のクロックを所定周波数に逓倍した第4のクロックを用
いて2つの疑似的な第2のシリアルディジタル信号を1
系統のシリアルディジタル信号に変換してから冗長パラ
レルディジタル信号に変換する。この後、冗長パラレル
ディジタル信号から第4のクロックを所定周波数に分周
した信号に基づいてダミーデータを削除してコンポーネ
ントパラレルディジタル信号に復元し、コンポーネント
パラレルディジタル信号をエンコードしてコンポーネン
トシリアルディジタル信号に復元する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタル信号
の伝送方法における第一の問題点は、受信側でコンポー
ネントシリアルディジタル信号を復元する際に2つの信
号の内の一方でもビットスリップを起こしてしまうと、
永久に同期を回復することが不可能となることである。
その理由は、送信側で一つのコンポーネントシリアルデ
ィジタル信号から分離・生成された2つの疑似的な第2
のシリアルディジタル信号ではもともと信号内に重畳さ
れていた同期信号まで分離されてしまい、パラレルディ
ジタル信号への変換が正常に行われなくなるからであ
る。
【0005】第二の問題点は、たとえ前記のようなビッ
トスリップが起こらなかったとしても、装置内の温度の
変化などで生じるシリアルディジタル信号の低周波の位
相変化により、2つのシリアルディジタル信号の位相関
係が崩れ1ビット以上位相がずれると受信側で正常にコ
ンポーネント信号に復元することができなくなることで
ある。その理由は、やはり第一の問題点と同様に2つに
分離された疑似的な第2のシリアルディジタル信号自身
が同期情報を持たないためである。
【0006】それ故に本発明の課題は、複数チャンネル
のコンポジットシリアルディジタル信号を時分割多重し
て一つの伝送路で伝送するディジタル信号伝送システム
において、システム内部の構成になんら変更を加えるこ
と無く、コンポジットシリアルディジタル信号と伝送速
度の異なる信号を伝送し得るようにすることにある。本
発明の他の課題は、上述したディジタル信号伝送システ
ムにより安定した動作を与える送信装置と受信装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、送信装
置と受信装置とを含むディジタル信号伝送システムにお
いて、前記送信装置は、入力されたコンポーネントシリ
アルディジタル信号からコンポーネントパラレルディジ
タル信号と27MHzのクロックを出力するコンポーネ
ントシリアル/パラレル変換回路(101)と、前記コ
ンポーネントパラレルディジタル信号と前記27MHz
クロックを受けパラレル信号と同期検出信号とを出力す
るY/C分離回路(102)と、前記27MHzクロッ
クを受け2分周した13.5MHzクロックを生成する
送信側分周回路(103)と、前記13.5MHzクロ
ックを受けこれに同期した35/33倍の周波数の1
4.3MHzクロックを生成する逓倍回路(104)
と、前記Y/C分離回路からのパラレル信号の前記1
3.5MHzクロックでの書込みと前記14.3MHz
クロックでの読み出しとを行う送信側メモリ(105,
106)と、前記パラレル信号に受信側での同期検出に
必要なフレームパターンを挿入するTRS出力回路(1
07)と、前記パラレル信号と前記フレームパターンと
を合成し疑似コンポジットパラレル信号を出力するスイ
ッチング回路(108)と、前記疑似コンポジットパラ
レル信号を受け疑似コンポジットシリアルディジタル信
号に変換するコンポジットパラレル/シリアル変換回路
(109,110)とを含み、前記受信装置は、前記コ
ンポジットシリアルディジタル信号を受け疑似コンポジ
ットパラレル信号に変換すると同時にこれに同期した1
4.3MHzクロックを出力し、またフレームパターン
であるTRS信号を検出したときに検出信号を出力する
コンポジットシリアル/パラレル変換回路(201,2
02)と、前記14.3MHzクロックを受けこれに同
期した33/35の周波数を出力する受信側分周回路
(203)と、前記同期検出信号を受けメモリへのデー
タの書込みを制御する制御回路(204,205)と、
前記制御回路によって制御され、前記14.3MHzク
ロックでの書込みと前記13.5MHzクロックでの読
み出しとを行う受信側メモリ(206,207)と、前
記受信側メモリからのデータ出力と前記13.5MHz
クロックを受けコンポーネントパラレルディジタル信号
を出力するY/C合成回路(208)と、前記コンポー
ネントパラレルディジタル信号を受けコンポーネントシ
リアルディジタル信号に変換・出力するコンポーネント
パラレル/シリアル変換回路(209)とを含むことを
特徴とするディジタル信号伝送システムが得られる。
【0008】
【0009】
【0010】また本発明によれば、送信装置からのンポ
ジットシリアルディジタル信号を受け疑似コンポジット
パラレル信号に変換すると同時にこれに同期した14.
3MHzクロックを出力し、またフレームパターンであ
るTRS信号を検出したときに検出信号を出力するコン
ポジットシリアル/パラレル変換回路(201,20
2)と、前記14.3MHzクロックを受けこれに同期
した33/35の周波数を出力する受信側分周回路(2
03)と、送信装置からの同期検出信号を受けメモリへ
のデータの書込みを制御する制御回路(204,20
5)と、前記制御回路によって制御され、前記14.3
MHzクロックでの書込みと13.5MHzクロックで
の読み出しとを行う受信側メモリ(206,207)
と、前記受信側メモリからのデータ出力と前記13.5
MHzクロックとを受けコンポーネントパラレルディジ
タル信号を出力するY/C合成回路(208)と、前記
コンポーネントパラレルディジタル信号を受けコンポー
ネントシリアルディジタル信号に変換・出力するコンポ
ーネントパラレル/シリアル変換回路(209)とを含
むことを特徴とする受信装置が得られる。
【0011】また本発明によれば、時分割分離器により
並列に取り出された二つの疑似的な第2のシリアルディ
ジタル信号を冗長パラレルディジタル信号に変換し同期
検出信号と第3のクロックを出力する第2のシリアル/
パラレル変換回路と、同期検出信号を受け冗長パラレル
ディジタル信号のメモリへの書込みおよび同期パターン
を除くパラレルディジタル信号の読み出しを制御する書
込み制御手段と、第3のクロックから所定周波数のクロ
ックに分周し第2のクロックを生成する分周回路と、第
2及び第3のクロックに基づき前記制御手段による制御
を受け冗長パラレルディジタル信号の書込み及び同期パ
ターンを除く第2のパラレルディジタル信号を読み出す
受信側メモリと、前記受信側メモリから並列に出力され
た二種の第2のパラレルディジタル信号を受け第1のパ
ラレルディジタル信号に復元するY/C合成回路と、第
1のパラレルディジタル信号を第1のシリアルディジタ
ル信号に復元する第2のパラレル/シリアル変換回路と
を有することを特徴とする受信装置が得られる。
【0012】また本発明によれば、第1の伝送速度の第
1のシリアルディジタル信号を第1のサンプリング周波
数の第1のパラレルディジタル信号に変換した後、第1
のパラレルディジタル信号を第2のパラレルディジタル
信号と同期検出信号とに分離し、前記第1のパラレルデ
ィジタル信号中の第1のクロックを分周して生成した第
2のクロックを用いて、前記第2のパラレルディジタル
信号をそれぞれメモリに書込み、前記第2のクロックの
周波数を所定周波数に逓倍した第3のクロックを用い
て、前記メモリから第3のパラレルディジタル信号とし
て読みだし、前記同期検出信号をスイッチング信号とし
て動作するスイッチャにより前記第3のパラレルディジ
タル信号にダミーデータを挿入し、冗長パラレルディジ
タル信号を生成してこれをシリアルディジタル信号に変
換して少なくとも2つの疑似的な第2のシリアルディジ
タル信号を2チャンネルのシリアルディジタル信号とし
て時分割多重する時分割多重器から伝送路を介して時分
割分離器に伝送して、前記時分割分離器により前記2つ
の疑似的な第2のシリアルディジタル信号を並列に取り
だし、前記時分割分離器より並列に取り出された二つの
疑似的な第2のシリアルディジタル信号から冗長パラレ
ルディジタル信号に変換した後、冗長パラレルディジタ
ル信号から抽出した第3のクロックと同期検出信号とに
基づいて冗長パラレルディジタル信号から同期パターン
を削除した部分をメモリに書込み、第3のクロックを所
定の周波数に分周した第4のクロックを用いてメモリか
ら読みだし、第1のパラレルディジタル信号に復元し、
前記第1のパラレルディジタル信号をエンコードして第
1のシリアルディジタル信号に復元することを特徴とす
るディジタル信号伝送方法が得られる。
【0013】ここで、前記時分割多重器は、少なくとも
3以上の複数チャンネルの第2の伝送速度の第2のシリ
アルディジタル信号入力端子を有し、そのうちの2チャ
ンネルの入力端子に2つの疑似的な第2のシリアルディ
ジタル信号が入力されて第2のシリアルディジタル信号
と共に1系統に時分割多重するものであることは好まし
い。
【0014】
【作用】本発明では、送信装置において第1の伝送速度
の第1のシリアルディジタル信号を2つの出力端子より
それぞれ第2の伝送速度の疑似的な第2のシリアルディ
ジタル信号に変換して出力するが、この信号内に同期信
号を含んだ状態で出力するようにしたため、受信装置に
おいて2つの入力チャンネルより受信する第2の伝送速
度の第2のシリアルディジタル信号がそれぞれ位相がず
れたり、ビットがずれて正しくパラレルディジタル信号
に変換できなくなっても同期を復帰させることができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明の実施の一形態によるディジ
タル信号伝送システムの構成図を示す。同図において、
送信装置1は入力端子100より入力された1系統のコ
ンポーネントシリアルディジタル信号を2系統のコンポ
ジットシリアルディジタル信号に変換して出力端子11
1及び112より時分割多重器300へ出力する。時分
割多重器30、ケーブル40及び時分割分離器50は前
記した従来のコンポジットシリアルディジタル信号の時
分割伝送システムを構成している。
【0016】受信装置2は時分割分離器50から入力端
子210及び211を介して入力される2系統のコンポ
ジットシリアルディジタル信号を1系統のコンポーネン
トシリアルディジタル信号に復元して出力端子200へ
出力する。
【0017】ここで、コンポーネントシリアルディジタ
ル信号は輝度信号Yをサンプリング周波数13.5MH
zでサンプリング後量子化ビット数10ビットで量子化
及び符号化して得られたディジタル輝度信号と、2種類
の色差信号(色信号)CR及びCBをそれぞれサンプリ
ング周波数6.75MHzで別々にサンプリング後、量
子化ビット数10ビットで量子化及び符号化して得られ
た2種類のディジタル色差信号とが、例えば第1のディ
ジタル色差信号、ディジタル輝度信号、第2のディジタ
ル色差信号、ディジタル輝度信号の順を周期として順次
時系列的に直列に合成されたシリアル信号であり、その
伝送速度は270Mbpsである。なお、コンポーネン
トパラレルディジタル信号は、ディジタル輝度信号と2
種類のディジタル色差信号とが並列に伝送されるパラレ
ル信号である。
【0018】一方、コンポジットシリアルディジタル信
号は、輝度信号と輝度信号の高周波領域に帯域共用多重
化された搬送色信号とからなる多重化信号であるアナロ
グ複合映像信号(コンポジット信号)をサンプリング周
波数14.3MHzでサンプリング後、量子化ビット数
10ビットで量子化及び符号化して得られたコンポジッ
トパラレルディジタル信号を1ビットずつ直列に合成し
てなるシリアル信号であり、その伝送速度は143MH
zである。
【0019】送信装置1は第1のシリアル/パラレル変
換回路101、Y/C分離回路102、2分周回路10
3、35/33逓倍回路104、送信側メモリ(1Hメ
モリ)105及び106、同期パターン生成回路10
7、スイッチング回路108、及びパラレル/シリアル
変換回路109及び110を含んでいる。シリアル/パ
ラレル変換回路101は、入力されたコンポーネントシ
リアルディジタル信号をデコードしてコンポーネントパ
ラレルディジタル信号を出力する。シリアル/パラレル
変換回路101の出力中には、コンポーネントシリアル
ディジタル信号から抽出した、繰り返し周波数27MH
zのクロック(CLK)も含まれている。
【0020】Y/C分離回路102はコンポーネントパ
ラレル信号を13.5MHzのコンポーネントパラレル
輝度信号とコンポーネントパラレル色差信号に分離し、
同時に同期検出信号を出力する。
【0021】2分周回路103は27MHzクロックを
入力として受け、これを2分周して13.5MHzクロ
ックを出力する。また、35/33逓倍回路104は1
3.5MHzクロックを入力として受けて、周波数にし
て35/33倍の周波数の14.3MHzのクロックを
出力する。ここで14.3MHzという周波数はコンポ
ジットパラレル信号のサンプリング周波数に相当するも
のである。
【0022】送信側メモリ105及び106は上記1
3.5MHzをクロックとして用いてコンポーネントパ
ラレル輝度信号及びコンポーネントパラレル色差信号を
書込み、35/33逓倍器104からの14.3MHz
クロックを読みだしクロックとして読み出しを行う。
【0023】同期パターン生成回路107では、上記1
4.3MHzクロックをサンプリング周波数とした同期
パターンを生成し、スイッチング回路108で同期検出
信号をスイッチング信号として送信側メモリ105及び
106からの読みだしデータと同期パターンを切り替え
ることにより14.3MHzクロックをサンプリング周
波数とする疑似的なコンポジットパラレルディジタル信
号を生成する。
【0024】第1のパラレル/シリアル変換回路109
では上記の疑似的なコンポジットパラレルディジタル信
号を疑似的なコンポジットシリアルディジタル信号に変
換する。
【0025】また、受信装置2は第2のシリアル/パラ
レル変換回路201及び202、33/35分周回路2
03、メモリの書込み制御手段204及び205、受信
側メモリ(1Hメモリ)206及び207、Y/C合成
回路208、及び第2のパラレル/シリアル変換回路2
09を含んでいる。第2のシリアル/パラレル変換回路
201は入力端子210を介して入力された伝送速度1
43MHzの疑似的なコンポジットシリアルディジタル
信号を14.3MHzをサンプリング周波数とする疑似
的なコンポジットパラレルディジタル信号に変換すると
共に14.3MHzのクロックを出力する。33/35
分周回路203では14.3MHzクロックを受け1
3.5MHzクロックを生成する。書込み制御手段20
4では同期検出信号を受けメモリの書込み制御信号を生
成する。受信側メモリ206及び207ではこの制御信
号を受け14.3MHzクロックに基づき書込みを、1
3.5MHzクロックに基づき読みだしを行い、第2の
コンポーネントパラレルディジタル信号(輝度信号・色
差信号の2種)を並列に生成する。
【0026】Y/C合成回路208では並列に得られた
第2のコンポーネントパラレルディジタル信号を合成
し、第1のコンポーネントパラレルディジタル信号に復
元し、第2のパラレル/シリアル変換回路209は第1
のコンポーネントパラレルディジタル信号を第1のコン
ポーネントシリアルディジタル信号に復元して出力端子
200へコンポーネントシリアルディジタル信号を出力
する。
【0027】このような構成のディジタル信号伝送シス
テムにおいて、コンポーネントシリアルディジタル信号
にはもともと同期パターンが重畳されている。これと同
様の同期パターンを上述したように疑似的なコンポジッ
トシリアルディジタル信号に重畳させることによって2
つの並列な疑似的なコンポジットシリアルディジタル信
号の同期を維持することにより1系統のコンポーネント
シリアルディジタル信号の伝送をより安定にするもので
ある。
【0028】次に、図1のディジタル信号伝送システム
の動作について説明する。入力端子100に入力された
コンポーネントシリアルディジタル信号は、第1のシリ
アル/パラレル変換回路101に供給されてコンポーネ
ントパラレルディジタル信号に変換され、10ビット並
列にY/C分離回路102に供給される一方、シリアル
/パラレル変換回路101によりコンポーネントシリア
ルディジタル信号自身から抽出された27MHzのクロ
ックが2分周回路103に供給されて周波数が2分周さ
れて13.5MHzとされる。さらにこの13.5MH
zのクロックは35/33逓倍回路104に供給されて
14.3MHzとされる。
【0029】Y/C分離回路102はコンポーネントパ
ラレルディジタル信号をサンプリング周波数13.5M
Hzのコンポーネントパラレルディジタル輝度信号とコ
ンポーネントパラレルディジタル色差信号に分離し送信
側メモリ105及び106へと供給する。また同時にY
/C分離回路102はコンポーネントパラレルディジタ
ル信号から同期信号を抽出し検出信号をスイッチング回
路108へと出力する。送信側メモリ105及び06に
は1水平走査期間(1H)分のY/C分離回路102の
出力コンポーネントパラレルディジタル信号を13.5
MHzのクロックに基づいて書込む一方、14.3MH
zのクロックで読み出しを行い、スイッチング回路10
8へと供給する。スイッチング回路108では同期検出
信号に応じて送信側メモリ105及び106の読みだし
データと同期パターン生成回路107からの同期パター
ンを切り替え、疑似的なコンポジットパラレルディジタ
ル信号としてパラレル/シリアル変換回路109及び1
10に供給する。パラレル/シリアル変換回路109及
び110では2種の疑似的なコンポジットパラレルディ
ジタル信号を疑似的なコンポジットシリアルディジタル
信号として並列に出力端子111及び112から出力さ
れる。
【0030】ここで、「疑似的なコンポジットシリアル
ディジタル信号」とは、伝送速度はコンポジットシリア
ルディジタル信号と同等の143Mbpsであるが、デ
ータの中身は同期信号以外は輝度信号のみあるいは色差
信号のみに分離された、本来のコンポジットシリアルデ
ィジタル信号とは異なるフォーマットの信号であるとい
う意味である。
【0031】出力端子111及び112より取り出され
た2系統の伝送速度143Mbpsの疑似的なコンポジ
ットシリアルディジタル信号は、時分割多重器30のN
個の入力端子のうちの2つの入力端子に入力され、ここ
で他のN−2個の入力端子に入力されるコンポジットシ
リアルディジタル信号と共に時分割多重された後、ケー
ブル40を介して時分割分離器50に供給されて時分割
分離され、出力端子210及び211に上記の2系統の
伝送速度143Mbpsの疑似コンポジットシリアルデ
ィジタル信号が取り出される。
【0032】入力端子210及び211に入力された一
方の疑似的なコンポジットシリアルディジタル信号はシ
リアル/パラレル変換回路201及び202に供給され
て疑似的なコンポジットパラレルディジタル信号に変換
され受信側メモリ206及び207に供給されると同時
に、同期パターンの検出及び14.3MHzのクロック
の抽出が行われる。14.3MHzクロックは33/3
5分周回路203に供給されて13.5MHzクロック
を生成する。受信側メモリ206及び207では、1
4.3MHzクロックを書込みクロックとして、書込み
制御手段204及び205によって同期検出信号から生
成された制御信号にもとづいて疑似的なコンポジットパ
ラレルディジタル信号の書込みが行われ、同時に13.
5MHzクロックによって読み出しが行われ、第2のコ
ンポーネントパラレルディジタル信号としてY/C合成
回路208に供給される。この時、送信側で付加された
同期パターンはメモリからは読み出されない。Y/C合
成回路208では並列な二つの第2のコンポーネントパ
ラレルディジタル信号から第1のコンポーネントパラレ
ルディジタル信号を復元しパラレル/シリアル変換回路
209に供給する。パラレル/シリアル変換回路209
はこれを受けてコンポーネントシリアルディジタル信号
に復元し、出力端子200へ出力する。
【0033】このように、図1のディジタル信号伝送シ
ステムによれば、二つの並列な疑似的なコンポジットシ
リアルディジタル信号それぞれに同期パターンを重畳さ
せているので、片方が同期外れを起こした場合でも最大
1Hの遅れで同期を回復させることができる。
【0034】なお、本発明は図1のディジタル信号伝送
システムに限定されるものではなく、例えば伝送路の一
例としてケーブル40を用いる他に、光ファイバーケー
ブル、無線伝送路なども用いることができることは勿論
である。また、伝送するディジタル信号はコンポジット
信号及びコンポーネント信号として説明したが、これに
限らずデータ等のディジタル信号の伝送にも適用可能で
ある。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の伝送速度の第1のシリアルディジタル信号を複数
の第2の伝送速度の第2のシリアルディジタル信号を伝
送する伝送路を用いて伝送する場合でも、第2のシリア
ルディジタル信号の各々に同期信号を重畳させているた
め、同期外れから復帰することができ、より安定した伝
送が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるディジタル信号伝
送システムの構成図である。
【図2】従来のディジタル信号伝送システムの一例の構
成図である。
【符号の説明】
1 送信装置 100 入力端子 101 シリアル/パラレル変換回路 102 Y/C分離回路 103 2分周回路 104 35/33逓倍回路 105,106 送信側メモリ 107 同期パターン生成回路 108 スイッチング回路 109,110 パラレル/シリアル変換回路 111,112 出力端子 30 時分割多重器 40 ケーブル 50 時分割分離器 2 受信装置 210,211 入力端子 201,202 シリアル/パラレル変換回路 203 33/35分周回路 204,205 書込み制御手段 206,207 受信側メモリ(1Hメモリ) 208 Y/C合成回路 209 パラレル/シリアル変換回路 200 出力端子

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信装置と受信装置とを含むディジタル
    信号伝送システムにおいて、 前記送信装置は、入力されたコンポーネントシリアルデ
    ィジタル信号からコンポーネントパラレルディジタル信
    号と27MHzのクロックを出力するコンポーネントシ
    リアル/パラレル変換回路と、前記コンポーネントパラ
    レルディジタル信号と前記27MHzクロックを受けパ
    ラレル信号と同期検出信号とを出力するY/C分離回路
    と、前記27MHzクロックを受け2分周した13.5
    MHzクロックを生成する送信側分周回路と、前記1
    3.5MHzクロックを受けこれに同期した35/33
    倍の周波数の14.3MHzクロックを生成する逓倍回
    路と、前記Y/C分離回路からのパラレル信号の前記1
    3.5MHzクロックでの書込みと前記14.3MHz
    クロックでの読み出しとを行う送信側メモリと、前記パ
    ラレル信号に受信側での同期検出に必要なフレームパタ
    ーンを挿入するTRS出力回路と、前記パラレル信号と
    前記フレームパターンとを合成し疑似コンポジットパラ
    レル信号を出力するスイッチング回路と、前記疑似コン
    ポジットパラレル信号を受け疑似コンポジットシリアル
    ディジタル信号に変換するコンポジットパラレル/シリ
    アル変換回路とを含み、 前記受信装置は、前記コンポジットシリアルディジタル
    信号を受け疑似コンポジットパラレル信号に変換すると
    同時にこれに同期した14.3MHzクロックを出力
    し、またフレームパターンであるTRS信号を検出した
    ときに検出信号を出力するコンポジットシリアル/パラ
    レル変換回路と、前記14.3MHzクロックを受けこ
    れに同期した33/35の周波数を出力する受信側分周
    回路と、前記同期検出信号を受けメモリへのデータの書
    込みを制御する制御回路と、前記制御回路によって制御
    され、前記14.3MHzクロックでの書込みと前記1
    3.5MHzクロックでの読み出しとを行う受信側メモ
    リと、前記受信側メモリからのデータ出力と前記13.
    5MHzクロックを受けコンポーネントパラレルディジ
    タル信号を出力するY/C合成回路と、前記コンポーネ
    ントパラレルディジタル信号を受けコンポーネントシリ
    アルディジタル信号に変換・出力するコンポーネントパ
    ラレル/シリアル変換回路とを含むことを特徴とするデ
    ィジタル信号伝送システム。
  2. 【請求項2】 送信装置からのンポジットシリアルディ
    ジタル信号を受け疑似コンポジットパラレル信号に変換
    すると同時にこれに同期した14.3MHzクロックを
    出力し、またフレームパターンであるTRS信号を検出
    したときに検出信号を出力するコンポジットシリアル/
    パラレル変換回路と、前記14.3MHzクロックを受
    けこれに同期した33/35の周波数を出力する受信側
    分周回路と、送信装置からの同期検出信号を受けメモリ
    へのデータの書込みを制御する制御回路と、前記制御回
    路によって制御され、前記14.3MHzクロックでの
    書込みと13.5MHzクロックでの読み出しとを行う
    受信側メモリと、前記受信側メモリからのデータ出力と
    前記13.5MHzクロックとを受けコンポーネントパ
    ラレルディジタル信号を出力するY/C合成回路と、前
    記コンポーネントパラレルディジタル信号を受けコンポ
    ーネントシリアルディジタル信号に変換・出力するコン
    ポーネントパラレル/シリアル変換回路とを含むことを
    特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】 時分割分離器により並列に取り出された
    二つの疑似的な第2のシリアルディジタル信号を冗長パ
    ラレルディジタル信号に変換し同期検出信号と第3のク
    ロックを出力する第2のシリアル/パラレル変換回路
    と、同期検出信号を受け冗長パラレルディジタル信号の
    メモリへの書込みおよび同期パターンを除くパラレルデ
    ィジタル信号の読み出しを制御する書込み制御手段と、
    第3のクロックから所定周波数のクロックに分周し第2
    のクロックを生成する分周回路と、第2及び第3のクロ
    ックに基づき前記制御手段による制御を受け冗長パラレ
    ルディジタル信号の書込み及び同期パターンを除く第2
    のパラレルディジタル信号を読み出す受信側メモリと、
    前記受信側メモリから並列に出力された二種の第2のパ
    ラレルディジタル信号を受け第1のパラレルディジタル
    信号に復元するY/C合成回路と、第1のパラレルディ
    ジタル信号を第1のシリアルディジタル信号に復元する
    第2のパラレル/シリアル変換回路とを有することを特
    徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 第1の伝送速度の第1のシリアルディジ
    タル信号を第1のサンプリング周波数の第1のパラレル
    ディジタル信号に変換した後、第1のパラレルディジタ
    ル信号を第2のパラレルディジタル信号と同期検出信号
    とに分離し、前記第1のパラレルディジタル信号中の第
    1のクロックを分周して生成した第2のクロックを用い
    て、前記第2のパラレルディジタル信号をそれぞれメモ
    リに書込み、前記第2のクロックの周波数を所定周波数
    に逓倍した第3のクロックを用いて、前記メモリから第
    3のパラレルディジタル信号として読みだし、前記同期
    検出信号をスイッチング信号として動作するスイッチャ
    により前記第3のパラレルディジタル信号にダミーデー
    タを挿入し、冗長パラレルディジタル信号を生成してこ
    れをシリアルディジタル信号に変換して少なくとも2つ
    の疑似的な第2のシリアルディジタル信号を2チャンネ
    ルのシリアルディジタル信号として時分割多重する時分
    割多重器から伝送路を介して時分割分離器に伝送して、
    前記時分割分離器により前記2つの疑似的な第2のシリ
    アルディジタル信号を並列に取りだし、前記時分割分離
    器より並列に取り出された二つの疑似的な第2のシリア
    ルディジタル信号から冗長パラレルディジタル信号に変
    換した後、冗長パラレルディジタル信号から抽出した第
    3のクロックと同期検出信号とに基づいて冗長パラレル
    ディジタル信号から同期パターンを削除した部分をメモ
    リに書込み、第3のクロックを所定の周波数に分周した
    第4のクロックを用いてメモリから読みだし、第1のパ
    ラレルディジタル信号に復元し、前記第1のパラレルデ
    ィジタル信号をエンコードして第1のシリアルディジタ
    ル信号に復元することを特徴とするディジタル信号伝送
    方法。
  5. 【請求項5】 前記時分割多重器は、少なくとも3以上
    の複数チャンネルの第2の伝送速度の第2のシリアルデ
    ィジタル信号入力端子を有し、そのうちの2チャンネル
    の入力端子に2つの疑似的な第2のシリアルディジタル
    信号が入力されて第2のシリアルディジタル信号と共に
    1系統に時分割多重するものである請求項4記載のディ
    ジタル信号伝送方法。
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