JP2947827B2 - マルチチャンネル音声出力装置 - Google Patents
マルチチャンネル音声出力装置Info
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- JP2947827B2 JP2947827B2 JP1222235A JP22223589A JP2947827B2 JP 2947827 B2 JP2947827 B2 JP 2947827B2 JP 1222235 A JP1222235 A JP 1222235A JP 22223589 A JP22223589 A JP 22223589A JP 2947827 B2 JP2947827 B2 JP 2947827B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ハイビジョン受信機等のマルチチャンネ
ル音声出力装置に関するものである。
ル音声出力装置に関するものである。
ハイビジョンテレビは、高精細度、大画面で、高臨場
感を得られると言われている。そのハイビジョンテレビ
に対応した音声方式として、提案された3−1方式(前
方3チャンネル、後方1チャンネル)の4チャンネルス
テレオプログラムは複数人で視聴する場合を考慮して、
広範囲で映像と音像とのずれが少なく、良好な視聴がで
きるように工夫された方式である。
感を得られると言われている。そのハイビジョンテレビ
に対応した音声方式として、提案された3−1方式(前
方3チャンネル、後方1チャンネル)の4チャンネルス
テレオプログラムは複数人で視聴する場合を考慮して、
広範囲で映像と音像とのずれが少なく、良好な視聴がで
きるように工夫された方式である。
しかし、ハイビジョン受像機を現行テレビジョン受信
機(以下、TVという)などの2チャンネル音声出力装置
と接続し、上記の3−1方式4チャンネルプログラムを
受信した場合について考ええみる。
機(以下、TVという)などの2チャンネル音声出力装置
と接続し、上記の3−1方式4チャンネルプログラムを
受信した場合について考ええみる。
この場合、送信されてくる4チャンネル(LF:前方左
チャンネル、RF:前方右チャンネル、C:前方センターチ
ャンネル、S:後方サラウンドチャンネル)の音声を合成
し、2チャンネル音声にする必要がある。
チャンネル、RF:前方右チャンネル、C:前方センターチ
ャンネル、S:後方サラウンドチャンネル)の音声を合成
し、2チャンネル音声にする必要がある。
次に、その合成法を以下に述べる。「JASコンファレ
ンス'88予稿集、P220〜225記載のオーディオからみたハ
イビジョン」によると、3−1方式のプログラムは下記
の(1)式にしたがって2チャンネルに合成すると、音
質をあまり劣化させることなく、許容できる2チャンネ
ル音声に合成できると記されている。
ンス'88予稿集、P220〜225記載のオーディオからみたハ
イビジョン」によると、3−1方式のプログラムは下記
の(1)式にしたがって2チャンネルに合成すると、音
質をあまり劣化させることなく、許容できる2チャンネ
ル音声に合成できると記されている。
この(1)式において、Lは合成左チャンネル、Rは
合成右チャンネルである。
合成右チャンネルである。
第2図は従来のハイビジョン受信機の音声制御装置の
ブロック図である。この第2図において、25は衛星から
送信されてくる電波(12GHz)を受信し、1GHzの信号に
変換するパラボナアンテナ、26はパラボナアンテナ25か
ら送られた信号から必要なチャンネルを選択し、MUSEベ
ースバンド信号を出力するMUSEチューナである。
ブロック図である。この第2図において、25は衛星から
送信されてくる電波(12GHz)を受信し、1GHzの信号に
変換するパラボナアンテナ、26はパラボナアンテナ25か
ら送られた信号から必要なチャンネルを選択し、MUSEベ
ースバンド信号を出力するMUSEチューナである。
なお、ここで用いるMUSEとは、Multiple SubNyquist
Sampling Encodingの略で、現行TV NTSC放送の5倍以上
あるハイビジョンテレビの情報を衛星放送1チャンネル
に帯域圧縮して伝送する方式を表わし、音声4チャンネ
ルも情報圧縮され、映像信号の垂直帰線区間に時間多重
されている。
Sampling Encodingの略で、現行TV NTSC放送の5倍以上
あるハイビジョンテレビの情報を衛星放送1チャンネル
に帯域圧縮して伝送する方式を表わし、音声4チャンネ
ルも情報圧縮され、映像信号の垂直帰線区間に時間多重
されている。
27はローパスフィルタ、28はA/D(アナログ/ディジ
タル)変換器、29はMUSE音声ディジタル信号処理部、30
〜33はD/A(ディジタル/アナログ)変換器、34〜37は
ローパスフィルタである。
タル)変換器、29はMUSE音声ディジタル信号処理部、30
〜33はD/A(ディジタル/アナログ)変換器、34〜37は
ローパスフィルタである。
ローパスフィルタ34,36,37の出力は加算器38で加算
し、ローパスフィルタ35,36,37の出力を加算器39で加算
するようにしており、これらの加算器38,39は4チャン
ネル音声を2チャンネル音声に合成するためのものであ
る。
し、ローパスフィルタ35,36,37の出力を加算器39で加算
するようにしており、これらの加算器38,39は4チャン
ネル音声を2チャンネル音声に合成するためのものであ
る。
40〜43は4チャンネル出力/合成2チャンネル出力の
切換同期式スイッチであり、切換同期式スイッチ40はロ
ーパスフィルタ34の出力と加算器38の出力を選択し、切
換同期式スイッチ41はローパスフィルタ35の出力と加算
器39の出力を選択し、切換同期式スイッチ42,43はそれ
ぞれローパスフィルタ36,37の出力とアース電位とを選
択するものである。
切換同期式スイッチであり、切換同期式スイッチ40はロ
ーパスフィルタ34の出力と加算器38の出力を選択し、切
換同期式スイッチ41はローパスフィルタ35の出力と加算
器39の出力を選択し、切換同期式スイッチ42,43はそれ
ぞれローパスフィルタ36,37の出力とアース電位とを選
択するものである。
44〜47はハイビジョン音声のメインとなる4チャンネ
ルステレオシステムに接続するための4チャンネルステ
レオ用音声出力端子であり、切換同期式スイッチ40〜43
の出力を出力している。
ルステレオシステムに接続するための4チャンネルステ
レオ用音声出力端子であり、切換同期式スイッチ40〜43
の出力を出力している。
一方、48,49は従来の2チャンネルステレオシステ
ム、もしくはステレオTVの音声入力などに接続するため
の2チャンネル専用の2チャンネルステレオ用音声出力
端子であり、それぞれ切換同期式スイッチ40,41の出力
を取り出している。
ム、もしくはステレオTVの音声入力などに接続するため
の2チャンネル専用の2チャンネルステレオ用音声出力
端子であり、それぞれ切換同期式スイッチ40,41の出力
を取り出している。
次に動作について説明する。パラボなアンテナ25で受
信されたMUSE信号はMUSEチューナ26に送信され、そこで
MUSEベースバンド信号に変換されて、ローパスフィルタ
27を通りA/D変換器28でディジタル化された後、MUSE音
声ディジタル信号処理部29に送られる。
信されたMUSE信号はMUSEチューナ26に送信され、そこで
MUSEベースバンド信号に変換されて、ローパスフィルタ
27を通りA/D変換器28でディジタル化された後、MUSE音
声ディジタル信号処理部29に送られる。
ここで、送信されてくる音声プログラムの形式が、3
−1方式、4チャンネルステレオの場合を例にとって考
える。
−1方式、4チャンネルステレオの場合を例にとって考
える。
MUSE音声ディジタル信号処理部29より出力される4チ
ャンネルのディジタル音声信号LF,RF,C,S(LF:前方左チ
ャンネル、RF:前方右チャンネル、C:前方センターチャ
ンネル、S:後方サラウンドチャンネル)はそれぞれD/A
コンバータ30〜33で、アナログ音声信号に変換され、ロ
ーパスフィルタ34〜37で折り返しノイズが除去されるの
であるが、以下、受信側の音声出力装置が4チャンネル
ステレオシステムか、2チャンネルステレオシステムか
に分けて説明する。
ャンネルのディジタル音声信号LF,RF,C,S(LF:前方左チ
ャンネル、RF:前方右チャンネル、C:前方センターチャ
ンネル、S:後方サラウンドチャンネル)はそれぞれD/A
コンバータ30〜33で、アナログ音声信号に変換され、ロ
ーパスフィルタ34〜37で折り返しノイズが除去されるの
であるが、以下、受信側の音声出力装置が4チャンネル
ステレオシステムか、2チャンネルステレオシステムか
に分けて説明する。
(i) 4チャンネルステレオの場合 ローパスフィルタ34〜37を通った信号は加算器38,39
および切換同期式スイッチ40〜43に送られる。加算器3
8,39では、前述の(1)式によって4チャンネルを2チ
ャンネルに合成するわけであるが、切換同期式スイッチ
40〜43は「1」の側に閉じており、CH1CH4の4チャンネ
ルステレオ用音声出力端子44〜47からはそれぞれ、アナ
ログ音声信号LF,RF,C,Sが出力される。
および切換同期式スイッチ40〜43に送られる。加算器3
8,39では、前述の(1)式によって4チャンネルを2チ
ャンネルに合成するわけであるが、切換同期式スイッチ
40〜43は「1」の側に閉じており、CH1CH4の4チャンネ
ルステレオ用音声出力端子44〜47からはそれぞれ、アナ
ログ音声信号LF,RF,C,Sが出力される。
一方、CH5,CH6の2チャンネルステレオ用音声出力端
子48,49からは、それぞれアナログ音声信号LF,RFのみが
得られる。
子48,49からは、それぞれアナログ音声信号LF,RFのみが
得られる。
(ii) 2チャンネルステレオの場合 この場合、切換同期式スイッチ40〜43は「2」の側に
閉じており、CH1,CH2の4チャンネルステレオ用音声端
子44,45からは合成された2チャンネルの音声が出力さ
れる。
閉じており、CH1,CH2の4チャンネルステレオ用音声端
子44,45からは合成された2チャンネルの音声が出力さ
れる。
このとき、CH3,CH4の4チャンネルステレオ専用音声
出力端子46,47からは何も出力されない。
出力端子46,47からは何も出力されない。
一方、CH5,CH6の2チャンネルステレオ専用音声出力
端子48,49からも合成された2チャンネル音声出力が出
力される。
端子48,49からも合成された2チャンネル音声出力が出
力される。
従来のハイビジョン受信機のマルチチャンネル音声出
力装置は以上のように構成されているので、4チャンネ
ル音声プログラムを受信する場合、2チャンネルステレ
オ専用音声出力系路は、4チャンネルステレオ用音声出
力系路と兼用しているので、4チャンネル/合成2チャ
ンネルの切換同期式スイッチ40〜43を切り換えて4チャ
ンネルステレオを選択しているときは、2チャンネルス
テレオ専用音声出力端子48,49からの合成2チャンネル
音声の出力が不可能であるという問題点があった。
力装置は以上のように構成されているので、4チャンネ
ル音声プログラムを受信する場合、2チャンネルステレ
オ専用音声出力系路は、4チャンネルステレオ用音声出
力系路と兼用しているので、4チャンネル/合成2チャ
ンネルの切換同期式スイッチ40〜43を切り換えて4チャ
ンネルステレオを選択しているときは、2チャンネルス
テレオ専用音声出力端子48,49からの合成2チャンネル
音声の出力が不可能であるという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、例えば、4チャンネルのマルチチャンネル
ステレオ用アナログ音声信号出力端子からマルチチャン
ネルステレオを再生しているときにでも、2チャンネル
専用アナログ音声信号出力端子からはマルチチャンネル
音声出力とは独立して、常に合成された2チャンネルの
音声が出力できるマルチチャンネル音声出力装置を得る
異を目的とする。
れたもので、例えば、4チャンネルのマルチチャンネル
ステレオ用アナログ音声信号出力端子からマルチチャン
ネルステレオを再生しているときにでも、2チャンネル
専用アナログ音声信号出力端子からはマルチチャンネル
音声出力とは独立して、常に合成された2チャンネルの
音声が出力できるマルチチャンネル音声出力装置を得る
異を目的とする。
この発明に係るマルチチャンネル音声出力装置は、マ
ルチチャンネル音声信号を合成し、2チャンネルステレ
オ信号に変換する2チャンネル合成手段と、上記マルチ
チャンネル音声信号と上記2チャンネル合成手段の出力
信号を視聴者の指示により切り換える音声信号選択手段
と、上記音声信号選択手段の出力信号を外部に出力する
第1の音声出力端子と、上記第1の音声出力端子とは別
に上記2チャンネル合成手段の出力信号を直接外部に出
力する第2の音声出力端子とを備えるようにしたもので
ある。
ルチチャンネル音声信号を合成し、2チャンネルステレ
オ信号に変換する2チャンネル合成手段と、上記マルチ
チャンネル音声信号と上記2チャンネル合成手段の出力
信号を視聴者の指示により切り換える音声信号選択手段
と、上記音声信号選択手段の出力信号を外部に出力する
第1の音声出力端子と、上記第1の音声出力端子とは別
に上記2チャンネル合成手段の出力信号を直接外部に出
力する第2の音声出力端子とを備えるようにしたもので
ある。
この発明においては、上述のように構成したことによ
り、第1の音声出力端子の出力としてマルチチャンネル
音声信号と2チャンネル合成手段の出力信号のいずれの
音声信号を選択しても、第2の音声出力端子からは常時
2チャンネル合成手段の出力信号である2チャンネルス
テレオ信号が出力される。
り、第1の音声出力端子の出力としてマルチチャンネル
音声信号と2チャンネル合成手段の出力信号のいずれの
音声信号を選択しても、第2の音声出力端子からは常時
2チャンネル合成手段の出力信号である2チャンネルス
テレオ信号が出力される。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図はこの発明の一実施例によるマルチチャンネル音声
出力装置の構成を示すブロック図である。ただし、第2
図の従来例におけるMUSE音声ディジタル信号処理部29以
前の構成は、この発明においても同様であるので、この
第1図においては図示を省略している。
1図はこの発明の一実施例によるマルチチャンネル音声
出力装置の構成を示すブロック図である。ただし、第2
図の従来例におけるMUSE音声ディジタル信号処理部29以
前の構成は、この発明においても同様であるので、この
第1図においては図示を省略している。
この第1図において、4チャンネル放送の一例とし
て、3−1方式4チャンネルプログラムが送信されてき
た場合を考えてみる。
て、3−1方式4チャンネルプログラムが送信されてき
た場合を考えてみる。
第1図において、1〜4はディジタル音声信号入力端
子であり、それぞれLF(前方左チャンネル)、RF(前方
右チャンネル)、C(前方センターチャンネル)、S
(後方サラウンドチャンネル)のディジタル音声信号の
入力端子となるものである。
子であり、それぞれLF(前方左チャンネル)、RF(前方
右チャンネル)、C(前方センターチャンネル)、S
(後方サラウンドチャンネル)のディジタル音声信号の
入力端子となるものである。
これらのディジタル音声信号入力端子1〜4は第2図
で示したMUSE音声ディジタル信号処理部29の出力端子
と、D/A変換器5〜8の入力端子に接続されている。
で示したMUSE音声ディジタル信号処理部29の出力端子
と、D/A変換器5〜8の入力端子に接続されている。
このD/A変換器5〜8の出力はローパスフィルタ9〜1
2を通して、切換同期式スイッチ13〜18の「1」側端子
に接続されている。
2を通して、切換同期式スイッチ13〜18の「1」側端子
に接続されている。
また、13,14はそれぞれ4チャンネル音声で送信され
るプログラムを2チャンネル音声プログラムに合成する
2チャンネル合成手段としての加算器であり、加算器13
は左チャンネル合成用であり、加算器14は右チャンネル
合成用である。
るプログラムを2チャンネル音声プログラムに合成する
2チャンネル合成手段としての加算器であり、加算器13
は左チャンネル合成用であり、加算器14は右チャンネル
合成用である。
加算器13には、ローパスフィルタ9の出力LF、ローパ
スフィルタ11の出力C、ローパスフィルタ12の出力Sが
それぞれ入力されるようになっている。
スフィルタ11の出力C、ローパスフィルタ12の出力Sが
それぞれ入力されるようになっている。
また、加算器14には、ローパスフィルタ10の出力RF、
ローパスフィルタ11の出力C、ローパスフィルタ12の出
力Sが入力されるようになっている。
ローパスフィルタ11の出力C、ローパスフィルタ12の出
力Sが入力されるようになっている。
加算器13の出力は切換同期式スイッチ15の「2」側お
よびCH5の2チャンネルステレオ専用アナログ音声信号
出力端子25に出力するようになっている。
よびCH5の2チャンネルステレオ専用アナログ音声信号
出力端子25に出力するようになっている。
加算器14の出力は切換同期式スイッチ16の「2」側お
よびCH6の2チャンネルステレオ専用アナログ音声信号
出力端子24に出力するようになっている。
よびCH6の2チャンネルステレオ専用アナログ音声信号
出力端子24に出力するようになっている。
上記切換同期式スイッチ17,18の各「2」側はアース
されている。各切換同期式スイッチ15〜18はそれぞれ4
チャンネルステレオ用アナログ音声信号出力端子19〜22
にCH1〜CH4の出力を選択して出力するようになってい
る。
されている。各切換同期式スイッチ15〜18はそれぞれ4
チャンネルステレオ用アナログ音声信号出力端子19〜22
にCH1〜CH4の出力を選択して出力するようになってい
る。
この切換同期式スイッチ15〜18は4チャンネル音声信
号で送信されてくるプログラムと2チャンネル音声プロ
グラムとを視聴者の指示により切り換える音声信号選択
手段となるものである。
号で送信されてくるプログラムと2チャンネル音声プロ
グラムとを視聴者の指示により切り換える音声信号選択
手段となるものである。
また、4チャンネルステレオ用アナログ音声信号出力
端子19〜22は第1の音声出力端子として使用されてお
り、2チャンネルステレオ専用アナログ音声信号出力端
子23,24は第2の音声出力端子として使用されている。
端子19〜22は第1の音声出力端子として使用されてお
り、2チャンネルステレオ専用アナログ音声信号出力端
子23,24は第2の音声出力端子として使用されている。
次に動作について説明する。ディジタル音声入力端子
1〜4より、それぞれ、ディジタル音声信号LF,RF,C,S
の音声信号がD/A変換器5〜8に入力されるとき、受信
側での出力装置は、4チャンネルステレオシステムの場
合と、2チャンネルステレオシステムの場合が考えられ
る。以下に、それぞれの場合の動作について説明する。
1〜4より、それぞれ、ディジタル音声信号LF,RF,C,S
の音声信号がD/A変換器5〜8に入力されるとき、受信
側での出力装置は、4チャンネルステレオシステムの場
合と、2チャンネルステレオシステムの場合が考えられ
る。以下に、それぞれの場合の動作について説明する。
(i) 4チャンネルステレオシステムの場合 入力されたディジタル音声信号LF,RF,C,SはD/Aコンバ
ータ5〜8で、アナログ音声信号に変換され、ローパス
フィルタ9〜12を通された後、切換同期式スイッチ15〜
18の各「1」側に送られるとともに、加算器13,14に送
られる。4チャンネルステレオシステムの場合は、切換
同期式スイッチ15〜18は「1」の方に閉じており、4チ
ャンネルステレオ用アナログ音声信号出力端子19〜22か
らは、それぞれアナログ音声信号LF,RF,C,Sがそのまま
出力される。
ータ5〜8で、アナログ音声信号に変換され、ローパス
フィルタ9〜12を通された後、切換同期式スイッチ15〜
18の各「1」側に送られるとともに、加算器13,14に送
られる。4チャンネルステレオシステムの場合は、切換
同期式スイッチ15〜18は「1」の方に閉じており、4チ
ャンネルステレオ用アナログ音声信号出力端子19〜22か
らは、それぞれアナログ音声信号LF,RF,C,Sがそのまま
出力される。
つまり、CH1の4チャンネルステレオ用アナログ音声
信号出力端子19からはLFが、CH2の4チャンネルステレ
オ用アナログ音声信号出力端子20からはRFが、CH3の4
チャンネルステレオ用アナログ音声信号出力端子21から
はCが、CH4の4チャンネルステレオ用アナログ音声信
号出力端子22からはSが出力される。
信号出力端子19からはLFが、CH2の4チャンネルステレ
オ用アナログ音声信号出力端子20からはRFが、CH3の4
チャンネルステレオ用アナログ音声信号出力端子21から
はCが、CH4の4チャンネルステレオ用アナログ音声信
号出力端子22からはSが出力される。
一方、加算器13はアナログ音声信号LF,C,Sを合成し
て、CH5の2チャンネルステレオ専用アナログ音声信号
出力端子25に合成2チャンネル音声信号を出力する。
て、CH5の2チャンネルステレオ専用アナログ音声信号
出力端子25に合成2チャンネル音声信号を出力する。
同様にして、加算器14はアナログ音声信号RF,C,Sを合
成して、CH6の2チャンネルステレオ専用アナログ音声
信号出力端子26に合成2チャンネル音声を出力される。
成して、CH6の2チャンネルステレオ専用アナログ音声
信号出力端子26に合成2チャンネル音声を出力される。
(ii) 2チャンネルステレオシステムの場合 入力されたディジタル音声信号は、4チャンネルステ
レオシステムの場合と同じ系路でローパスフィルタ9〜
12を通過後、切換同期式スイッチ15〜18および加算器1
3,14に送られる。
レオシステムの場合と同じ系路でローパスフィルタ9〜
12を通過後、切換同期式スイッチ15〜18および加算器1
3,14に送られる。
2チャンネルステレオシステムの場合には、切換同期
式スイッチ15〜18は「2」側に閉じているので、CH1,CH
2の4チャンネルステレオ用アナログ音声信号出力端子1
9,20からはそれぞれ加算器13,14で合成された2チャン
ネルのアナログ音声が出力される。
式スイッチ15〜18は「2」側に閉じているので、CH1,CH
2の4チャンネルステレオ用アナログ音声信号出力端子1
9,20からはそれぞれ加算器13,14で合成された2チャン
ネルのアナログ音声が出力される。
このとき、CH3,CH4の4チャンネルステレオ用アナロ
グ音声信号出力端子21,22からは何も出力されない。
グ音声信号出力端子21,22からは何も出力されない。
一方、CH5およびCH6の2チャンネルステレオ用アナロ
グ音声信号出力端子23,24からは、4チャンネルステレ
オシステムの場合と同様に、合成2チャンネルのアナロ
グ音声が出力される。
グ音声信号出力端子23,24からは、4チャンネルステレ
オシステムの場合と同様に、合成2チャンネルのアナロ
グ音声が出力される。
また、上記実施例では、3−1方式4チャンネルステ
レオ音声信号を受信した場合を例にとって説明したが、
ハイビジョン音声には、多彩な音声出力モードが考えら
れ、2−2方式4チャンネルステレオ(前方2チャンネ
ル、LF:フロント左チャンネル、RF:フロント右チャンネ
ル、後方2チャンネル、LB:リア左チャンネル、RB:リア
右チャンネル)のモードを受信するときには、加算器1
3,14の係数を変えることによって、CH1の4チャンネル
ステレオ用アナログ音声信号出力端子19およびCH5の2
チャンネルステレオ専用アナログ音声信号出力端子23か
らはLF+LBのミックス音声を、CH2の4チャンネルステ
レオ用アナログ音声出力端子20およびCH6の2チャンネ
ルステレオ専用アナログ音声信号出力端子24からは、RF
+RBのミックス音声を出力させることが可能であり、上
記実施例と同様の効果を奏する。
レオ音声信号を受信した場合を例にとって説明したが、
ハイビジョン音声には、多彩な音声出力モードが考えら
れ、2−2方式4チャンネルステレオ(前方2チャンネ
ル、LF:フロント左チャンネル、RF:フロント右チャンネ
ル、後方2チャンネル、LB:リア左チャンネル、RB:リア
右チャンネル)のモードを受信するときには、加算器1
3,14の係数を変えることによって、CH1の4チャンネル
ステレオ用アナログ音声信号出力端子19およびCH5の2
チャンネルステレオ専用アナログ音声信号出力端子23か
らはLF+LBのミックス音声を、CH2の4チャンネルステ
レオ用アナログ音声出力端子20およびCH6の2チャンネ
ルステレオ専用アナログ音声信号出力端子24からは、RF
+RBのミックス音声を出力させることが可能であり、上
記実施例と同様の効果を奏する。
以上のように、この発明に係るマルチチャンネル音声
出力装置によれば、マルチチャンネル音声信号を合成
し、2チャンネルステレオ信号に変換する2チャンネル
合成手段と、上記マルチチャンネル音声信号と上記2チ
ャンネル合成手段の出力信号を視聴者の指示により切り
換える音声信号選択手段と、上記音声信号選択手段の出
力信号を外部に出力する第1の音声出力端子と、上記第
1の音声出力端子とは別に上記2チャンネル合成手段の
出力信号を直接外部に出力する第2の音声出力端子とを
備えることにより、マルチチャンネルステレオ用アナロ
グ音声信号の出力系路の他に、独立に2チャンネル専用
アナログ音声信号の出力系路を持つように構成したの
で、ハイビジョン受信機を現行TVなどの2チャンネルス
テレオの音声出力装置に接続する場合にでも、この2チ
ャンネルステレオ専用の出力端子に接続していれば、常
に、合成2チャンネル音声を楽しむことができる効果が
ある。
出力装置によれば、マルチチャンネル音声信号を合成
し、2チャンネルステレオ信号に変換する2チャンネル
合成手段と、上記マルチチャンネル音声信号と上記2チ
ャンネル合成手段の出力信号を視聴者の指示により切り
換える音声信号選択手段と、上記音声信号選択手段の出
力信号を外部に出力する第1の音声出力端子と、上記第
1の音声出力端子とは別に上記2チャンネル合成手段の
出力信号を直接外部に出力する第2の音声出力端子とを
備えることにより、マルチチャンネルステレオ用アナロ
グ音声信号の出力系路の他に、独立に2チャンネル専用
アナログ音声信号の出力系路を持つように構成したの
で、ハイビジョン受信機を現行TVなどの2チャンネルス
テレオの音声出力装置に接続する場合にでも、この2チ
ャンネルステレオ専用の出力端子に接続していれば、常
に、合成2チャンネル音声を楽しむことができる効果が
ある。
第1図はこの発明の一実施例によるマルチチャンネル音
声出力装置を示すブロック図、第2図は従来のマルチチ
ャンネル音声出力装置を示すブロック図である。 5〜8……D/A変換器、13,14……加算器、15〜18……切
換同期式スイッチ、19〜22……4チャンネルステレオ用
アナログ音声信号出力端子、23,24……2チャンネルス
テレオ専用アナログ音声信号出力端子、26……MUSEチュ
ーナ、29……MUSE音声ディジタル信号処理部。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
声出力装置を示すブロック図、第2図は従来のマルチチ
ャンネル音声出力装置を示すブロック図である。 5〜8……D/A変換器、13,14……加算器、15〜18……切
換同期式スイッチ、19〜22……4チャンネルステレオ用
アナログ音声信号出力端子、23,24……2チャンネルス
テレオ専用アナログ音声信号出力端子、26……MUSEチュ
ーナ、29……MUSE音声ディジタル信号処理部。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】マルチチャンネル音声信号を合成し、2チ
ャンネルステレオ信号に変換する2チャンネル合成手段
と、 上記マルチチャンネル音声信号と上記2チャンネル合成
手段の出力信号を視聴者の指示により切り換える音声信
号選択手段と、 上記音声信号選択手段の出力信号を外部に出力する第1
の音声出力端子と、 上記第1の音声出力端子とは別に上記2チャンネル合成
手段の出力信号を直接外部に出力する第2の音声出力端
子とを備えたことを特徴とするマルチチャンネル音声出
力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1222235A JP2947827B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | マルチチャンネル音声出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1222235A JP2947827B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | マルチチャンネル音声出力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0385831A JPH0385831A (ja) | 1991-04-11 |
JP2947827B2 true JP2947827B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=16779230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1222235A Expired - Fee Related JP2947827B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | マルチチャンネル音声出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2947827B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100682490B1 (ko) * | 1998-07-09 | 2007-02-15 | 소니 가부시끼 가이샤 | 오디오신호처리장치 및 오디오장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05300110A (ja) * | 1992-04-21 | 1993-11-12 | Fujitsu General Ltd | 音声受信回路 |
-
1989
- 1989-08-29 JP JP1222235A patent/JP2947827B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100682490B1 (ko) * | 1998-07-09 | 2007-02-15 | 소니 가부시끼 가이샤 | 오디오신호처리장치 및 오디오장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0385831A (ja) | 1991-04-11 |
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