JPH0926616A - ストロボ充電回路 - Google Patents

ストロボ充電回路

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JPH0926616A
JPH0926616A JP7176405A JP17640595A JPH0926616A JP H0926616 A JPH0926616 A JP H0926616A JP 7176405 A JP7176405 A JP 7176405A JP 17640595 A JP17640595 A JP 17640595A JP H0926616 A JPH0926616 A JP H0926616A
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JP
Japan
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transistor
turned
voltage
time
primary
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Pending
Application number
JP7176405A
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English (en)
Inventor
Katsumi Motomura
克美 本村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/678,705 priority patent/US5895983A/en
Publication of JPH0926616A publication Critical patent/JPH0926616A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33569Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ストロボ充電回路の無駄な電池の電力消費を
なくす。 【解決手段】 一次コイルの両端に接続された第1及び
第2トランジスタは、駆動制御回路からの駆動パルスの
入力で互いに向きが逆の一次側電流を交互に流す。これ
によって、二次コイルには交流の二次側電流が流れ全波
整流を行う整流回路で整流され、メインコンデサを充電
する。各トランジスタは、スイッチング信号S1,S2
に応答して時間Tonの遅れでONとなり、時間Tof
fの遅れでOFFとなる。駆動制御回路は、一方のスイ
ッチング信号の駆動パルスの送出停止に応じて一方のト
ランジスタがOFFとなってから、他方のトランジスタ
がONとなるように、時間Taが経過した時点で他方の
パルス列信号の駆動パルスを送出し始めるため、互いに
向きが逆の一次側電流が同時に流れて一次コイルの誘導
磁界が打ち消されることなく二次側電圧が誘導されてメ
インコンデンサが充電される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ充電回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストロボ発光を行うためには、ストロボ
発光に先立ってメインコンデンサを高電圧に充電してお
く必要がある。このため、ストロボ充電回路は、電源の
低電圧を高電圧に変換し、この高電圧によって流れる電
流をメインコンデンサに給電してメインコンデンサを充
電するようになっている。このようなストロボ充電回路
では、トランジスタや電界効果型トランジスタ(以下、
FETという)等の1個の半導体スイッチング素子に適
当な間隔で駆動パルスを入力して、半導体スイッチング
素子をON,OFFし、昇圧トランスの一次コイルに断
続的に一次電圧を印加するようにしたものがある。この
ストロボ充電回路では、半導体スイッチング素子がON
となった時に、一次コイルに流れる一次側電流で昇圧ト
ランスの二次コイルに二次側電圧を誘導させ、この二次
電圧で出力される二次側電流をダイオード等により半波
整流してメインコンデンサに給電し、メインコンデンサ
を充電するようにしている。
【0003】このようなストロボ充電回路では、半導体
スイッチング素子がONとなっている時にのみ誘導され
た二次側電圧(起電力)でメインコンデンサを充電して
いるから、メインコンデンサは断続的に充電されること
になり、充電時間が長くなるといった問題があった。こ
の問題を解決するために、特開平7−29689号公報
に記載されたストロボ(フラッシュ)充電回路が知られ
ている。
【0004】特開平7−29689号公報に記載のスト
ロボ充電回路では、2個の半導体スイッチング素子を、
一次コイルの両端に接続するとともに、この一次コイル
の中間タップに電池を接続し、これらの半導体スイッチ
ング素子を互いに逆位相のパルス列信号(スイッチング
信号)で交互に駆動するようにしたものである。そし
て、各半導体スイッチング素子を交互に駆動することに
より、一次コイルの中間タップから一端方向に流れる一
次側電流と中間タップから他端方向に流れる一次側電流
とを交互に流し、昇圧トランスの二次コイルに互いに向
きが逆となる二次側電圧(起電力)を交互に誘導するプ
ッシュプル動作を行い、これらの二次側電圧で流れる交
流の二次側電流を例えばダイオードブリッジからなる整
流回路で全波整流して、メインコンデンサを充電するよ
うになっている。これによれば、一方の半導体スイッチ
ング素子がOFFとなっている時には、他方の半導体ス
イッチング素子がONとなって、連続的にメインコンデ
ンサを充電するための二次側電圧を誘導することができ
るから、メインコンデンサが連続的に充電されて充電時
間を短縮することができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体スイ
ッチング素子は、スイッチング信号の変化に応じてO
N,OFFするが、スイッチング信号の変化に応答して
ONからOFF,OFFからONに変化するには応答時
間を必要とし、またONからOFFとなる時間の方が、
OFFからONとなる時間よりも長いことが知られてい
る。このため、互いに逆位相の各スイッチング信号で各
半導体スイッチング素子を駆動すると、一方の半導体ス
イッチング素子が完全にOFFとなる前に、他方の半導
体スイッチング素子ONとなってしまう。すなわち、2
個の半導体スイッチング素子が同時にONとなるため、
昇圧トランスの一次コイルには、中間タップから一端方
向に流れる一次側電流と、他端方向に流れる一次側電流
とが同時に流れてしまうことになる。
【0006】このように、中間タップを境にして、互い
に逆方向の一次側電流が同時に流れている間では、各一
次側電流が流れることによって誘導された一次コイルの
磁界は、互いに向きが逆となるため打ち消しあってしま
い、一次コイルに誘導された磁界で二次側電圧が誘導さ
れる二次コイルには、二次側電圧が生じなくなってしま
う。このため、半導体スイッチング素子が同時にONと
なっている期間中では、電池からは各一次側電流を合わ
せた電流が流れて電力が消費されるが、メインコンデン
サが充電されないといった問題があった。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、無駄な電池の電力の消費を防止するように
したプッシュプル動作を行うストロボ充電回路を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、駆動制御手段は、第1及び第2の半導体
スイッチング素子を交互にオン・オフさせる際に、各々
のオン期間がそれぞれ他方のオフ期間よりも短いスイッ
チング信号を出力し、各々のオン期間の前後では第1及
び第2の半導体スイッチング素子が共にオフ状態となる
ようにしたものである。
【0009】
【作用】第1及び第2の半導体スイッチング素子は、駆
動制御手段からのスイッチング信号に対して応答の遅れ
を持ってオン状態となって、一次コイルに一次側電流を
流し始め、応答の遅れを持ってオフ状態となって一次コ
イルに一次側電流を流さなくなる。第1及び第2の半導
体スイッチング素子は、オン状態になると電池の電圧を
一次コイルに印加して互いに向きが逆の一次側電流を一
次コイルに流す。そして、各スイッチング素子は、各々
のオン期間が他方のオフ期間よりも短いスイッチング信
号でオン・オフされ、一方の半導体スイッチング素子が
スイッチング信号に応答してオフ状態となって一次コイ
ルに一次側電流を流さなくなってから、他方の半導体ス
イッチング素子がスイッチング信号に応答してオン状態
となるように作動されて、流れる方向が互いに逆の一次
側電流を同時に流さないので、メインコンデンサの充電
に寄与しない一次側電流が流れなくなり、電池の電力の
無駄な消費がされない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を実施したストロボ充電回
路を示す図2において、ストロボ充電回路は、ストロボ
放電管(図示せず)に放電電流を流してストロボ発光さ
せるためのメインコンデンサ10と、メインコンデンサ
10を充電するたの電力供給源となる電池11と、電池
11の電圧をメインコンデンサ10の充電用に高電圧に
変換するための昇圧トランス12と、昇圧トランス12
の一次コイル12aに電池10の電圧を印加する半導体
スイッチング素子としての第1トランジスタ13aと第
2トランジスタ13bと、昇圧トランス12の二次コイ
ル12bからの交流電流を全波整流する整流回路14
と、メインコンデンサ10の充電電圧を検出するための
電圧検出回路15と、駆動制御回路16とから構成され
ている。なお、電池11は、例えばカメラでは給送モー
タ等を駆動するためのカメラの電源用の電池であってよ
い。また、半導体スイッチング素子としては、トランジ
スタの代わりに電界効果型トランジスタ(FET)等を
用いてもよい。
【0011】昇圧トランス12は、互いに誘導結合され
た一次コイル12aと二次コイル12bとからなり、一
次コイル12aには中間タップ20が設けられている。
この中間タップ20には、電池11のプラス端子が接続
され、電池11のマイナス端子は接地(GND)されて
いる。第1トランジスタ13aは、コレクタ端子が一次
コイル12aの一端21に接続され、エミッタ端子が接
地(GND)されている。また、第2トランジスタ13
bは、コレクタ端子が一次コイル12aの他端22に接
続され、エミッタが接地(GND)されている。各トラ
ンジスタ13a,13bは、ベース端子にそれぞれ入力
される駆動制御回路16からの駆動用のスイッチング信
号S1,S2に応答して駆動され、ON状態,OFF状
態になる。なお、本実施例では、トランジスタがコレク
タ電流を流し始めた状態からコレクタ電流が完全に流さ
なくなった状態までをON状態とし、トランジスタがコ
レクタ電流を流していない状態のことをOFF状態とし
ている。
【0012】第1トランジスタ13aがON状態となる
と、一次コイル12aの中間タップ20と一端21の間
に電池11の電圧が印加され、一次コイル12aには、
中間タップ20から一端21方向に一次側電流I1Aが流
れる。また、第2トランジスタ13bがON状態となる
と、一次コイル12aの中間タップ20と他端22の間
に電池11の電圧が印加され、一次コイル12aには、
中間タップ20から他端22方向に一次側電流I1Bが流
れる。
【0013】各一次側電流I1A,I1Bが流れると、二次
コイル12bには、一次コイル12aの中間タップ20
と一端21もしくは他端22との間の巻線数と二次コイ
ル12bの巻線数との比に応じた高電圧の交流の二次側
電圧が誘導される。一次側電流I1Aが流れた時には、二
次コイル12bに誘導された二次側電圧によって、二次
コイル12bの一端24から他端25方向に二次側電流
2Aが流れ、一次側電流I1Bが流れた時には、二次コイ
ル12bに発生した二次側電圧によって、二次コイル1
2bの他端25から一端24方向に二次側電流I2Bが流
れる。
【0014】整流回路14は、例えばダイーオドブリッ
ジを構成したダイオード14a〜14dからなり、整流
回路14の入力端子26a,26bは、二次コイル12
bの一端24と他端25とにそれぞれ接続され、一方の
出力端27aはメインコンデンサ10のプラス端子側に
接続され、他方の出力端27bは接地されてメインコン
デンサ10のマイナス端子に接続されている。このよう
に接続することにより、二次コイル12b流れる交流の
二次側電流I2A,I2Bは、整流回路14で全波整流され
て、メインコンデンサ10を充電する。
【0015】電圧検出回路15は、直列に接続された2
個の抵抗15a,15bで構成され、一端がメインコン
デンサ10のプラス端子に接続され、他端が接地されて
いる。この電圧検出回路15は、抵抗15aと抵抗15
bとメインコンデンサ10の充電電圧を分圧して参照電
圧として取り出す。この参照電圧は、メインコンデンサ
10の充電電圧の上昇に比例して上昇する。駆動制御回
路16は、この参照電圧を監視することによって、メイ
ンコンデンサ10の充電電圧を監視し、メインコンデン
サ10の充電電圧が規定充電電圧(例えば、300V)
に達した時点で、スイッチング信号S1,S2の送出を
停止してメインコンデンサ10の充電を停止する。
【0016】駆動制御回路16は、第1トランジスタ1
3aの駆動を制御するためにスイッチング信号S1を、
第2トランジスタ13bの駆動を制御するためにスイッ
チング信号S2を発生して、第1トランジスタ13a,
第2トランジスタ13bにそれぞれ送る。スイッチング
信号S1は、第1トランジスタ13aをONとする時に
は、所定の電圧値とされ、このスイッチング信号S1が
所定の電圧値となると、すなわち駆動パルスが第1トラ
ンジスタaに入力されると、この駆動パルスの入力に応
答して第1トランジスタ13aが作動し、コレクタ−エ
ミッタ間がON状態となる。なお、この駆動パルスは、
昇圧トランス12の特性等を考慮して適切なパルス幅に
されている。
【0017】また、スイッチング信号S1が動作電圧以
下(例えば0V)となると、すなわち駆動パルスの入力
が停止すると、これに応答して第1トランジスタ13a
のコレクタ−エミッタ間がOFF状態となる。スイッチ
ング信号S2も、スイッチング信号S1と同様であり、
駆動パルスの入力に応答して第2トランジスタ13bの
コレクタ−エミッタ間がON状態となり、駆動パルスの
入力の停止に応答して第2トランジスタ13bのコレク
タ−エミッタ間がOFF状態となる。
【0018】駆動制御回路16は、スイッチング信号S
1の駆動パルスの送出終了後から所定の時間Taが経過
した時点で、スイッチング信号S2の駆動パルスの送出
を開始し、同様にスイッチング信号S2の駆動パルスを
送出終了後から時間Taが経過した時点でスイッチング
信号S1の駆動パルスの送出を開始する。
【0019】以下に、時間Taについて説明する。半導
体スイッチング素子、例えばトランジスタのベース電圧
としてパルス電圧を印加した時に、このトランジスタの
コレクタ電流が流れ始める(ON状態となる)までに
は、パルス電圧の印加開始から所定の応答時間(以下、
時間Tonと称する)が必要であり、またパルス電圧の
印加が終了してからコレクタ電流が「0」(OFF状
態)となるまでにも、所定の応答時間(以下、時間To
ffと称する)が必要であることが知られている。ま
た、この時間Tonと時間Toffは、半導体スイッチ
ング素子の種類によって決まる時間であるが、一般に時
間Toffの方が長いことが知られている。
【0020】例えばスイッチング信号S1,S2を互い
に逆位相とすると、一方のトランジスタ、例えば第1ト
ランジスタ13aに対する駆動パルスの入力停止と同時
に、他方の第2トランジスタ13bに対する駆動パルス
の入力が開始されることになる。そして、第1トランジ
スタ13aは、駆動パルスの入力停止から時間Toff
が経過した時点でOFF状態となり、第2トランジスタ
13bは、駆動パルスの入力開始から時間Tonが経過
した時点でON状態となるが、時間Toffの方が時間
Tonよりも長いから、第1トランジスタ13aがOF
F状態となる前に、第2トランジスタ13bがON状態
となる
【0021】したがって、第1トランジスタ13a及び
第2トランジスタ13bは、同時にON状態となってし
まう。各トランジスタ13a,13bが、同時にON状
態となると、昇圧トランス12の一次コイル12aに
は、中間タップ20から一端21方向に流れる一次側電
流I1Aと他端22方向に流れる一次側電流I1Bとが同時
に流れる状態となる。ところで、昇圧トランス12は、
一次コイル12aに電流が流れることによって誘導され
た磁界によって、二次コイル12aに二次側電圧を誘導
する。しかしながら、同時に流れる一次側電流I1Aと一
次側電流I1Bの流れる向きは、互いに逆方向であるか
ら、これらの一次側電流I1A,I1Bによって誘導される
一次コイル12aの磁界は、互いに逆となって打ち消し
あってしまう。
【0022】このため、二次コイル12bには、二次側
電圧がほとんど誘導されないから、二次側電流I2A,I
2Bのどちらも流れないので、メインコンデンサ10は充
電されない。一方、電池11は、各トランジスタ13
a,13bのコレクタ電流すなわち一次側電流I1A,I
1Bが流れているから、電力が消費されてしまう。したが
って、電池11は、メインコンデンサ10を充電しない
無駄な電力を消費することになってしまう。
【0023】このような理由から、駆動パルスに対する
応答の遅れを考慮して、各トランジスタ13a,13b
が同時にON状態にならないように、一方のスイッチン
グ信号の駆動パルスの送出終了後から他方の駆動パルス
を送出するまで時間間隔として時間Taを設定し、スイ
ッチング信号S1,S2のそれれぞれの駆動パルスを出
力しているON期間が、それぞれ他方の駆動パルスを出
力していないOFF期間よりも短くされており、それぞ
れの駆動パルスの発生している前後で、各トランジスタ
13a,13bが共にオフ状態となるようにされてい
る。
【0024】このストロボ充電回路では、図1に示すよ
うに、時間Taは、第1トランジスタ13aまたは第2
トランジスタ13bへの駆動パルスの入力を停止してト
ランジスタがOFF状態になるまでの時間Toffか
ら、トランジスタに駆動パルスを入力してトランジスタ
がON状態となるまでの時間Tonの差、もしくはこの
差よりも僅かに長い程度に設定してある。これにより、
一方のトランジスタがOFF状態となったと同時に、他
方のトランジスタがOFF状態からON状態となるよう
にしている。すなわち、同時にOFF状態となる時間を
極めて短くすることにより、連続的に向きが異なる二次
側電圧を二次コイル12bに誘導して、メインコンデン
サ12が充電されない時間を無くし、メインコンデンサ
10の充電時間が長くならないようにしている。なお、
図1では、説明のために時間Ton,Toffの長さを
誇張して描いてある。
【0025】また、第1トランジスタ13aと第2トラ
ンジスタ13bとして、駆動パルスの入力に対する応答
の遅れが同じ特性のトランジスタを用いることにより、
スイッチング信号S1,S2のそれぞれは、一方の駆動
パルスの送出停止した時点から同じ時間Taが経過した
時点で、他方が駆動パルスが送出するようにすることが
できる。この時間Taは、使用するトランジスタによっ
て異なるが、一般的に0.5μs〜5μsの間である。
さらに、この時間Taは、使用する半導体スイッチング
素子の種類、例えば、FETとトランジスタによっても
異なることはいうまでもない。
【0026】次に、上記ストロボ充電回路の作用につい
て説明する。駆動制御回路16は、例えば充電開始ボタ
ン(図示せず)が押されることにより、充電開始が指示
される。充電開始の指示がされると、駆動制御回路16
は、スイッチング信号S1とスイッチング信号S2を発
生して、スイッチング信号S1を第1トランジスタ13
aのベース端子に、スイッチング信号S2を第2トラン
ジスタ13bのベース端子に送る。
【0027】第1トランジスタ13aは、駆動パルスが
入力されると、ベース電圧が印加されてベース電流が流
れ、駆動パルスが入力されてから時間Tonが経過した
時点でON状態となって、コレクタ電流を流すようにな
り、この後に飽和領域で作動するようになる。このよう
にして、第1トランジスタ13aがON状態となってい
る期間中では、中間タップ20と一端21との間の一次
コイル12aには、電池11の電圧が印加されて、中間
タップ20と一端21方向に一次側電流I1Aが流れ、こ
れにより昇圧トランス12の二次コイル12bに高電圧
の二次側電圧が誘導される。この二次側電圧により、二
次コイル12bには、一端24から他端25方向に二次
側電流I2Aが流れ、この二次側電流I2Aは、ダイオード
14a,14bを流れてメインコンデンサ10に給電さ
れ、メインコンデンサ10が充電される。
【0028】そして、所定の時間が経過すると、駆動制
御回路16は、スイッチング信号S1の電圧を0Vにす
ることにより、第1トランジスタ13aへの駆動パルス
の送出を停止する。これにより、第1トランジスタ13
aへの駆動パルスの入力が停止され、第1トランジスタ
13aのベース電圧が0Vとなる。第1トランジスタ1
3aは、ベース電圧が0Vとなった直後では、応答の遅
れからすぐにコレクタ電流を減少させることはなく、所
定の時間(蓄積時間)が経過してから、コレクタ電流を
徐々に減少させ、ベース電圧が0Vとなった時点から時
間Toffが経過した時点でOFF状態となり、コレク
タ電流すなわち一次側電流I1Aを完全に流さなくなる。
【0029】一方、駆動制御回路16は、スイッチング
信号S1の駆動パルスの送出終了後から、時間Taが経
過した時点で、スイッチング信号S2の駆動パルスを送
出を開始し、この駆動パルスが第2トランジスタ13b
に入力される。これにより、第2トランジスタ13b
は、ベース電圧が印加されてベース電流が流れ、駆動パ
ルスが入力されてから時間Tonが経過した時点でON
状態となり、コレクタ電流を流し始め、この後に飽和領
域で作動するようになる。このようにして、第2トラン
ジスタ13bがON状態となっている期間中では、中間
タップ20と他端22との間の一次コイル12aには、
電池11の電圧が印加されて、中間タップ20と他端2
2方向に一次側電流I1Bが流れる。これにより昇圧トラ
ンス12の二次コイル12bには、第1トランジスタ1
3aがON状態となっている時と逆向きの高電圧の二次
側電圧が誘導され、他端25から一端24方向に二次側
電流I2Bが流れる。この二次側電流I2Bは、ダイオード
14c,14dを流れてメインコンデンサ10に給電さ
れ、メインコンデンサ10が充電される。
【0030】ここで、スイッチング信号S2の駆動パル
スは、スイッチング信号S1の駆動パルスの入力停止か
ら時間Taが経過した時点で、第2トランジスタ13b
に入力されるから、第1トランジスタ13aがOFF状
態となってから、第2トランジスタ13bがON状態と
なる。すなわち、各トランジスタ13a,13bは、少
なくとも瞬間的に、同時にOFF状態とされた後に、第
2トランジスタ13bがオン状態となる。したがって、
第2トランジスタ13bがコレクタ電流(一次側電流I
1B)を流し始めた時には、第1トランジスタ13aは完
全にコレクタ電流(一次側電流I1A)を流さなくなって
いるので、一次コイル12aに流れる電流は、中間タッ
プ20から他端22方向に流れる一次側電流I1Bだけと
なり、二次コイル12bには、この一次側電流I1Bに応
じた二次側電圧が発生する。これにより、電池11から
流れた電流(=一次側電流I1B)が無駄なく高電圧に変
換されて、メインコンデンサ10に充電される。
【0031】次に、駆動制御回路16は、スイッチング
信号S2の駆動パルスの送出開始から所定の時間が経過
すると、この駆動パルスの送出を停止する。これによ
り、第2トランジスタ13bの駆動パルスの入力が停止
され、ベース電圧が0Vとなって、第2トランジスタ1
3bは、第1トランジスタ13aと同様にして、ベース
電圧が0Vとなった時点から時間Toffが経過した後
に完全にOFF状態となり、コレクタ電流すなわち一次
側電流I1Bを完全に流さなくなる。
【0032】第2トランジスタ13bへの駆動パルスの
入力が停止されてから時間Taが経過すると、再び駆動
制御回路16から駆動パルスが第1トランジスタ13a
に入力される。これにより、第2トランジスタ13bが
OFF状態となってから、第1トランジスタ13aがO
N状態となり、一次コイル12aに一次側電流I1Aが流
れ始める。以降、同様にして、第1トランジスタ13a
及び第2第2トランジスタ13bが交互にON状態,O
FF状態とされて、一次コイル12aに一次側電流
1A,I1Bを交互に流し、二次コイル12aに交流の二
次側電圧を誘導して、二次側電流I2A,I2Bを交互に流
す。そして、この二次側電流I2A,I2Bを整流回路14
で整流して、メインコンデンサ10に給電し、連続的に
メインコンデンサ10を充電する。
【0033】以上のようにして、各トランジスタ13
a,13bの駆動パルスに対する応答の遅れを考慮し
て、各スイッチング信号S1,S2の駆動パルスを送出
し、第1トランジスタ13aと第2トランジスタ13b
とが同時にON状態とならようにしているため、メイン
コンデンサ10の充電に寄与しない一次側電流I1A,I
1Bが流れないので、電池11は、無駄な電力が消費され
なくなる。
【0034】メインコンデンサ10の充電が進むと、メ
インコンデンサ10の充電電圧が上昇し、この上昇に比
例して電圧検出回路15によって分圧された参照電圧が
上昇する。そして、駆動制御回路16は、参照電圧が所
定の電圧に達した時点で、メインコンデンサが規定充電
電圧まで充電されたと判断して、スイッチング信号S
1,S2の送出を停止し、メインコンデンサ10の充電
を終了する。
【0035】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のストロボ
充電回路によれば、昇圧トランスの一次コイルの両端に
それぞれ接続された第1及び第2の半導体スイッチング
素子を駆動制御手段で交互にオン・オフ制御して、一次
コイルの中間タップに接続された電池の電圧を一次コイ
ルに入力して、昇圧トランスの二次コイルから高電圧に
変換し、二次コイルから出力される電流を全波整流の後
にメインコンデンサに給電して充電を行うようにしたス
トロボ充電回路で、第1及び第2の半導体スイッチング
素子を交互にオン・オフさせる際に、各々のオン期間が
それぞれ他方のオフ期間よりも短いスイッチング信号を
出力して、各々のオン期間の前後において第1及び第2
の半導体スイッチング素子が共にオフ状態となるように
したから、電池からの電流が流れているにもかかわら
ず、一次コイルに互いに向きが逆の電流が流れているた
めに二次コイルに二次側電圧が発生せず、メインコンデ
ンサの充電されないといったことが発生しなくなるの
で、電池の電力の無駄な消費を防止することができ、効
率良く短時間にメインコンデンサを充電することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイッチング信号と各トランジスタのコレクタ
電流の関係を示す波形図である。
【図2】本発明を実施したストロボ充電回路の回路図で
ある。
【符号の説明】
10 メインコンデンサ 11 電池 12 昇圧トランス 12a 一次コイル 12b 二次コイル 13a,13b トランジスタ 14 整流回路 16 駆動制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次コイルに入力される電圧を高電圧に
    変換して二次コイルから出力する昇圧トランスと、前記
    一次コイルの中間タップに接続された電池と、一次コイ
    ルの両端にそれぞれ接続された第1及び第2の半導体ス
    イッチング素子と、これらの半導体スイッチング素子を
    交互にオン・オフ制御する駆動制御手段とを備え、前記
    第1及び第2の半導体スイッチング素子を交互にオン・
    オフしたときに二次コイルから出力される電流を全波整
    流の後にメインコンデンサに給電して充電を行うストロ
    ボ充電回路において、 前記駆動制御手段は、第1及び第2の半導体スイッチン
    グ素子を交互にオン・オフさせる際に、各々のオン期間
    がそれぞれ他方のオフ期間よりも短いスイッチング信号
    を出力し、各々のオン期間の前後では第1及び第2の半
    導体スイッチング素子が共にオフ状態となるようにした
    ことを特徴とするストロボ充電回路。
JP7176405A 1995-07-12 1995-07-12 ストロボ充電回路 Pending JPH0926616A (ja)

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