JP2837886B2 - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

Info

Publication number
JP2837886B2
JP2837886B2 JP25131489A JP25131489A JP2837886B2 JP 2837886 B2 JP2837886 B2 JP 2837886B2 JP 25131489 A JP25131489 A JP 25131489A JP 25131489 A JP25131489 A JP 25131489A JP 2837886 B2 JP2837886 B2 JP 2837886B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
turned
secondary coil
coil
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP25131489A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03117364A (ja
Inventor
聡 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP25131489A priority Critical patent/JP2837886B2/ja
Publication of JPH03117364A publication Critical patent/JPH03117364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2837886B2 publication Critical patent/JP2837886B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rectifiers (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トランスの一次側への直流電圧をスイッチ
ングし、二次側の誘起電圧を整流、平滑するスイッチン
グ電源回路の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、トランスの一次側に印加された直流電圧をスイ
ッチングすることにより、二次側に生じる交流電圧を整
流、平滑して負荷に供給するようにしたスイッチング電
源回路が、例えば第5図〜第7図に示すように、各種知
られている。
すなわち、第5図に示すフォワード方式(ON−ON方
式)のスイッチング電源回路では、直流電源1が接続さ
れた後、駆動回路3からの駆動パルスによりスイッチン
グ用のトランジスタQ1がオン、オフ駆動されると、トラ
ンスT5の一次側コイルL51への電流がスイッチングさ
れ、二次側コイルL52に電圧が誘起される。この誘起電
圧により生じる電流はダイオードD4およびチョークコイ
ルL4で整流、平滑された後、負荷2に供給される。一
方、上記トランジスタQ1がオフのときはチョークコイル
L4に蓄積された電力がフライホイール用ダイオードD5
通して負荷2に供給される。
また、第6図のフォワード方式のスイッチング電源回
路は大電力用のプッシュプル方式のスイッチング電源回
路である。すなわち、このスイッチング電源回路では、
直流電源1が接続された後、駆動回路4からの駆動パル
スによりスイッチング用トランジスタQ7,Q8が交互にオ
ン、オフ駆動され、トランスT5の一次側コイルL61,L62
に交互に逆向きの電流が流れる。このため、二次側コイ
ルL63,L64に交流電圧が誘起され、この誘起電圧により
生じる交流電流がダイオードD6,D7により整流され、更
にチョークコイルL4およびコンデンサC2により平滑され
て負荷2に供給される。
また、上記駆動パルスは回路の安全動作を考慮してト
ランジスタQ7,Q8を共にオフにするデッド期間が形成さ
れ、チョークコイルL4に蓄積された電力がこのデッド期
間中、ダイオードD6もしくはダイオードD7を通して負荷
2に供給されるようにしている。
さらに、第7図のスイッチング電源回路は上記プッシ
ュプル方式のスイッチング電源回路にフライホイール用
ダイオードD8を設けたものである。すなわち、このスイ
ッチング電源回路では、デッド期間中、チョークコイル
L4の蓄積電力がダイオードD8を通して負荷2に供給され
るようにしている。このようにデッド期間中の負荷2へ
の電力供給により、その変動が低減される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記第5図のスイッチング電源回路では、上述したよ
うにトランジスタQ1がオフの間、チョークコイルL4、負
荷2およびダイオードD5のループに電流が流れて、ダイ
オードD5は順方向にバイアスされている。ところが、次
にトランジスタQ1がオンしてダイオードD5に二次側コイ
ルL52の誘起電圧が逆バイアスとして印加されると、ダ
イオードの特性上、ダイオード内部のRN接合部のキャリ
アの消滅する短時間だけ、ダイオードD5に逆方向電流
(リカバリ電流)が流れる。そして、この逆方向電流が
ダイオードD5、二次側コイルL52およびダイオードD4
ループを形成して流れることにより、スイッチング電源
回路の高周波ノイズ発生の原因となっていた。
また、上記第6図のスイッチング電源回路では、例え
ばトランジスタQ7のオフ直後のデッド期間にチョークコ
イルL4、二次側コイルL63、ダイオードD6のループに電
流が流れ、ダイオードD6は順方向にバイアスされてい
る。ところが、デッド期間が経過してトランジスタQ8
オンすると、ダイオードD7が二次側コイルL64により順
方向にバイアスされ、上記第5図のスイッチング電源回
路の場合と同様に、ダイオードD6に二次側コイルL64
誘起電圧が逆バイアスとして印加される。この結果、上
述したように、ダイオードD6に逆方向電流が流れて高周
波ノイズが発生する。この高周波ノイズは出力電力が大
きさに比例して大きくなる。
さらに、上記第7図のスイッチング電源回路では、デ
ッド期間経過後、トランジスタQ7またはトランジスタQ8
がオンすると、上記第5図および第6図のスイッチング
電源回路の場合と同様に、ダイオードD8は順方向電流が
流れている状態で逆バイアス電圧が印加されることにな
り、逆方向電流が流れて高周波ノイズを発生する。
一方、上記高周波ノイズを低減するために、抵抗とコ
ンデンサからなるスナバ回路を並列接続したものがある
が、ダイオードのスイッチング速度が遅くなるととも
に、ダイオードでの損失、発熱が問題になる。
また、上記高周波ノイズが発生しないフライバック方
式(ON−OFF方式)のスイッチング電源回路が知られて
いる。すなわち、このスイッチング電源回路はスイッチ
ング用のトランジスタがオンしたとき、二次側のダイオ
ードに電流が流れないようにトランスの一次側および二
次側コイルの巻線の極性を設定して逆方向電流を流さな
いようにしたものである。ところが、フライバック方式
のスイッチング電源回路はその構成上、大電力用には不
向きであり、汎用性に欠ける点がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、高周波
ノイズの発生を低減させるフォワード方式のスイッチン
グ電源回路を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、トランスの一
次側コイルの中点と両端との間にそれぞれ接続されたス
イッチング手段と、該スイッチング手段を交互にオンさ
せる駆動回路と、二次側コイルの中点と両端との間に誘
起される電圧をそれぞれ整流して共通ラインに導く整流
手段と、共通ライン上に設けられ各整流手段からの出力
を平滑するインダクタンスを含む平滑手段とを有し、平
滑手段の出力を負荷に供給するフォワード方式のスイッ
チング電源回路であって、上記整流手段は、二次側コイ
ルの一端側と平滑手段との間に接続された第1のスイッ
チング素子と、二次側コイルの他端側と平滑手段との間
に接続された第2のスイッチング素子と、トランスの一
次側コイルと磁気結合された他の二次側コイルの両端が
それぞれ上記第1、第2のスイッチング素子の制御端子
に接続されると共に、上記他の二次側コイルの中点と上
記第1、第2のスイッチング素子の制御端子との間に、
前記インダクタンスと磁気結合された二次コイルをそれ
ぞれ接続したことを特徴とするものである。
(作用) 上記構成のスイッチング電源回路によれば、トランス
の一次側のスイッチング手段のオンオフに同期して、二
次側の第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素
子とが交互にオンされる。第1のスイッチング素子がオ
ンする時点では、他の二次側コイルを介して第2のスイ
ッチング素子の制御端子に入力される逆極性の電圧によ
り該第2のスイッチング素子がオフにされる。逆に、第
2のスイッチング素子がオンする時点では、他の二次側
コイルを介して第1のスイッチング素子の制御端子に入
力される逆極性の電圧により該第1のスイッチング素子
がオフにされる。このため、各スイッチング手段が交互
にオンするのと同期してオンするスイッチング素子とは
異なる方のスイッチング素子がオフされることになるの
で、高周波ノイズの発生が低減される。
〔実施例〕
第1図は本発明にかかるスイッチング電源回路の第1
実施例の回路図である。
直流電源1は電池等からなり、直流電圧を本スイッチ
ング電源回路に供給するものである。スイッチング用の
トランジスタQ1は駆動回路3からの駆動パルスによりオ
ン、オフ駆動されるものである。そして、トランジスタ
Q1が駆動回路3からのパルス信号を入力してオンする
と、直流電源1からの電流がトランスT1の一次側コイル
L1に流れる。駆動回路3は所定周波数のパルスからなる
駆動パルスをトランジスタQ1のベースに出力してトラン
ジスタQ1を駆動するものである。コンデンサC1は平滑用
コンデンサである。
トランスT1の二次側コイルL2〜L4は一次側コイルL1
電流が流れると、電圧を誘起するものである。二次側コ
イルL2は負荷2に電力を供給するためのもので、二次側
コイルL3はトランジスタQ2をオンさせるためのものであ
る。また、二次側コイルL4はトランジスタQ3をオフにす
るためのものである。トランジスタQ2は二次側コイルL2
に誘起される電圧を整流するもので、オンの期間中、チ
ョークコイルL4を通して二次側コイルL2の誘起電圧によ
り生じる電流を負荷2に供給する。トランジスタQ3はオ
ンの期間中、チョークコイルL4の蓄積電力を負荷2に供
給するループを形成させるものである。
チョークコイルL4はトランジスタQ2がオン期間に蓄積
した電力を、トランジスタQ2のオフ期間に負荷2に供給
するためのものである。コンデンサC2は平滑用コンデン
サである。
次に、上記第1実施例の動作について説明する。
直流電源1が接続された後、駆動回路3からの駆動パ
ルスによりトランジスタQ1がオンすると、直流電源1か
らの電流がトランスT1の一次側コイルL1に流れ、二次側
コイルL2〜L4に電圧がそれぞれ誘起される。この二次側
コイルL3,L4の誘起電圧によりトランジスタQ1のオンと
同時にトランジスタQ2がオンするとともにトランジスタ
Q3がオフになる。そして、二次側コイルL2の誘起電圧に
よる電流がトランジスタQ2およびチョークコイルL4を通
して負荷2へ供給される。
一方、トランジスタQ1がオフになると、二次側コイル
L2〜L4の電圧もローレベルになり、上記トランジスタQ1
のオフと同時にトランジスタQ2がオフになるとともにト
ランジスタQ3がオンする。このため、チョークコイルL4
の蓄積電力がトランジスタQ3を通して負荷2へ供給され
る。
次に、駆動回路3から駆動パルスが入力されてトラン
ジスタQ1がオンすると、これと同時にトランジスタQ2
オンするとともにトランジスタQ3がオフになり、電流が
トランジスタQ2およびチョークコイルL4を経て負荷2へ
供給される。すなわち、上述したトランジスタQ1〜Q3
オン、オフ動作が繰り返されて、電力が負荷2へ供給さ
れる。
このように第1実施例では、二次側コイルL3,L4を用
いてトランジスタQ2,Q3をオン、オフ駆動するので、簡
単な回路構成でトランジスタQ2,Q3のオン、オフ動作を
トランジスタQ1のオン、オフ動作に同期させることがで
きる。
次に、本発明にかかるスイッチング電源回路の第2実
施例について第2図を用いて説明する。なお、図中、第
1図と同一符号が付されたものは同一物を示す。
トランスT2の二次側コイルL6,L7は駆動回路3からの
駆動パルスでトランジスタQ1がオン、オフされ、一次側
コイルL5に電流が流れると、電圧がそれぞれ誘起される
ものである。ダイオードD1およびコンデンサC3は上記二
次側コイルL7の誘起電圧を整流、平滑し、抵抗R1,R2
通してフォトカプラPIを構成する受光トランジスタおよ
びトランジスタQ6に供給するためのものである。フォト
カプラPIを構成する発光ダイオードは駆動回路3からの
駆動パルスの出力期間中、点灯して上記受光トランジス
タをオンするものである。
トランジスタQ6は上記受光トランジスタがオンする
と、オフになる。そして、このトランジスタQ6がオフに
なると、抵抗R2を通してトランジスタQ4,Q5のベースに
ハイレベルが出力される。一方、上記受光トランジスタ
がオフになると、抵抗R1を通してトランジスタQ6のベー
スにハイレベルが印加されてトランジスタQ6がオンし、
トランジスタQ4,Q5のベースがローレベルになる。
トランジスタQ4はオン期間中、チョークコイルL4を通
して二次側コイルL6の誘起電圧に生じる電流を負荷2に
供給するものである。トランジスタQ5はオン期間中、チ
ョークコイルL4の蓄積電力を負荷2に供給するループを
形成させるものである。
次に、上記第2実施例の動作について説明する。
直流電源1が接続されると、駆動回路3からのの駆動
パルスによりトランジスタQ1がオンするとともに、フォ
トカプラPIを構成する発光ダイオードが点灯してフォト
カプラPIを構成する受光トランジスタをオンする。この
ため、直流電源1からの電流がトランスT2の一次側コイ
ルL5に流れ、二次側コイルL6,L7に電圧がそれぞれ誘起
される。
一方、上記受光トランジスタのオンによりトランジス
タQ6がオフになり、抵抗R2を通してトランジスタQ4,Q5
のベースにハイレベルが出力される。このため、トラン
ジスタQ1のオンと同時にトランジスタQ4がオンするとと
もにトランジスタQ5がオフになり、二次側コイルL6の誘
起電圧による電流がトランジスタQ4およびチョークコイ
ルL4を通して負荷2へ供給される。
一方、駆動回路3からの駆動パルスのハイ期間が終了
すると、トランジスタQ1がオフになるとともにフォトカ
プラPIを構成する発光ダイオードが消灯されてフォトカ
プラPIを構成する受光トランジスタがオフになる。する
と、二次側コイルL6,L7の電圧もローレベルになる。ま
た、上記受光トランジスタのオフによりトランジスタQ6
がオンしてトランジスタQ4,Q5のベースがそれぞれロー
レベルになる。このため、トランジスタQ1のオフと同時
にトランジスタQ4がオフになるとともにトランジスタQ5
がオンする。そして、チョークコイルL4の蓄積電力がト
ランジスタQ5を通して負荷2へ供給される。
次に、駆動回路3から駆動パルスが入力されてトラン
ジスタQ1がオンすると、これと同時にトランジスタQ4
オンするとともにトランジスタQ5がオフになり、電流が
トランジスタQ4およびチョークコイルL4を経て負荷2へ
供給される。すなわち、上述したトランジスタQ1,Q4
よびQ5のオン、オフ動作が繰り返されて、電力が負荷2
へ供給される。
このように第2実施例では、駆動回路3からの駆動パ
ルスを用いて二次側のトランジスタを駆動するので、応
答性を高めることができる。
なお、第2実施例では、一次、二次間の絶縁を確実に
するためにフォトカプラPIを用いたが、一次、二次間の
絶縁を必要としない場合には、フォトカプラPIを用いず
に駆動回路3からの駆動パルスで直接トランジスタQ4,Q
5を駆動するようにしてもよい。
次に、本発明にかかるスイッチング電源回路の第3実
施例について第3図を用いて説明する。なお、図中、第
1図と同一符号が付されたものは同一物を示す。
駆動回路4はスイッチング用のトランジスタQ7,Q8
それぞれ駆動パルスを出力してトランジスタQ7,Q8を交
互にオン、オフさせるものである。上記駆動パルスには
トランジスタQ7,Q8を共にオフにするデッド期間が形成
されている。
トランジスタQ7はオン期間中、トランスT3の一次側コ
イルL8に電流を流して二次側コイルL10,L11,L15およびL
16にそれぞれ電圧を誘起させるものである。トランジス
タQ8はオンすると、トランスT3の一次側コイルL9に電流
を流して二次側コイルL10,L11,L15,L16にそれぞれ逆極
性の電圧を誘起させるものである。
トランジスタQ9は二次側コイルL10に誘起される電流
を整流するもので、二次側コイルL15から誘起電圧がベ
ースに印加される間オンして二次側コイルL10の誘起電
圧による電流をチョークトランスT31の一次側コイルL14
を通して負荷2に供給する。また、トランジスタQ10
トランジスタQ8のオン期間中、一次側コイルL9に流れる
電流により二次側コイルL16に誘起された逆極性の電圧
によってオフにされる。トランジスタQ10は二次側コイ
ルL11に誘起される電流を整流するもので、二次側コイ
ルL16の誘起電圧がベースに印加される間オンして二次
側コイルL11の誘起電圧による電流をチョークトランスT
31の一次側コイルL14を通して負荷2に供給する。ま
た、トランジスタQ9はトランジスタQ7がオン期間中、一
次側コイルL8に流れる電流により二次側コイルL15に誘
起された逆極性の電圧によってオフにされる。
チョークトランスT31は互いに逆極性の二次側コイルL
12,L11が形成されている。これらの二次側コイルL12,L
11にはデッド期間に一次側コイルL14の電流が遮断され
ることによってそれぞれ逆極性の電圧が誘起されるもの
である。そして、二次側コイルL12に誘起された電圧が
ダイオードD2を通してトランジスタQ9のベースに印加さ
れることにより、トランジスタQ9がオンする。また、二
次側コイルL13に誘起された電圧がダイオードD3を通し
てトランジスタQ10のベースに印加されることにより、
トランジスタQ10がオンする。
なお、ダイオードD2,D3はトランスT3の二次側コイルL
15,L16の誘起電圧がチョークトランスT31の二次側コイ
ルL12,L13に印加されて、チョークトランスT31の一次側
コイルL14に電圧を誘起しないようにするものである。
次に、上記第3実施例の動作について説明する。
直流電源1が接続され、駆動回路4からの駆動パルス
により、例えば、まずトランジスタQ8がオンすると、ト
ランスT3の一次側コイルL9に電流が流れる。この一次電
流により、二次側コイルL15に誘起された電圧がトラン
ジスタQ9のベースに印加されてトランジスタQ9がオン
し、二次側コイルL10の誘起電圧による電流をチョーク
トランスT31の一次側コイルL14を通して負荷2に供給す
る。
そして、上記駆動パルスの送出が終了すると、トラン
ジスタQ8がオフになってデッド期間に移行する。このと
き、チョークトランスT31の二次側コイルL12,L13にそれ
ぞれ電圧が誘起され、これらの誘起電圧がそれぞれダイ
オードD2,D3を通してトランジスタQ9,Q10の各ベースに
印加される。このため、上記トランジスタQ9,Q10がそれ
ぞれオンしてチョークトランスT31の一次側コイルL14
蓄積電力が上記トランジスタQ9,Q10およびトランスT3
二次側コイルL10,L11を通して負荷2へ供給される。
次に、次周期の駆動パルスにより、トランジスタQ7
オンすると、トランスT3の一次側コイルL8に電流が流れ
る。この一次電流により、二次側コイルL16に誘起され
た電圧がトランジスタQ10のベースに印加されてトラン
ジスタQ10がオンする。このため、二次側コイルL11の誘
起電圧による電流がチョークトランスT31の一次側コイ
ルL14を通して負荷2に流れる。こののち、トランジス
タQ7がオフになってデッド期間に移行すると、上述同様
チョークトランスT31の二次側コイルL12,L13の誘起電圧
により、トランジスタQ9,Q10がそれぞれオンしてチョー
クトランスT31の一次側コイルL14の蓄積電力が負荷2へ
供給される。
さらに、次周期の駆動パルスにより、トランジスタQ7
がオンすると、トランジスタQ9がオンし、二次側コイル
L10の誘起電圧による電流がチョークトランスT31の一次
側コイルL14を通して負荷2に供給される。すなわち、
上述したトランジスタQ7とQ8およびトランジスタQ9とQ
10のオン、オフ動作が交互に繰り返され、電力が負荷2
へ供給される。
このように第3実施例では、トランスT3の二次側コイ
ルL10,L11に加えてチョークトランスT31の二次側コイル
L12,L13を設けたことにより、簡単な回路構成でデッド
期間中、トランジスタQ9,Q10の駆動を行うことができ
る。
次に、本発明にかかるスイッチング電源回路の第4実
施例について説明する。なお、図中、第3図と同一符号
が付されたものは同一物を示す。
第4実施例では、上記第3実施例のチョークトランス
T31およびダイオードD2,D3に代えて、一次側コイルL21
および二次側コイルL22からなるチョークトランスT41
よびトランジスタQ11を設けたものである。
すなわち、チョークトランスT41の二次側コイルL22
トランジスタQ7,Q8のいずれかのオン期間中、トランジ
スタQ11のベースに誘起電圧(逆方向バイアス)を印加
してトランジスタQ11をオフにするものである。また、
上記二次側コイルL22はトランジスタQ7,Q8が共にオフに
なるデッド期間中、トランジスタQ11のベースに逆向き
の誘起電圧(順方向バイアス)を印加してトランジスタ
Q11をオンさせるものである。トランジスタQ11は上記デ
ッド期間中、オンしてチョークトランスT41の一次側コ
イルL21の蓄積電力を負荷2へ供給するものである。
このように第4実施例では、チョークトランスT41
よびトランジスタQ11からなる簡単な回路構成でデッド
期間中、チョークトランスT41の一次側コイルL21の蓄積
電力を負荷2へ供給することができる。
なお、第3実施例および第4実施例は、ハーフブリッ
ジ方式やブリッジ方式のスイッチング電源回路にもダイ
オードに代えてトランジスタを用いることにより、適用
可能である。
〔発明の効果〕
本発明は、スイッチング素子を用いるので、逆方向電
流による高周波ノイズの発生を低減することができる。
また、トランスの一次側のスイッチング時点と同期して
二次側のスイッチング素子をオン、オフするようにした
ので、スイッチング素子に逆向きの電圧が印加される時
点では常にスイッチング素子がオフになる。このため、
大電力用のスイッチング電源回路であっても逆方向電流
に起因する高周波ノイズを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるスイッチング電源回路の第1実
施例の回路図、第2図は本発明にかかるスイッチング電
源回路の第2実施例の回路図、第3図は本発明にかかる
スイッチング電源回路の第3実施例の回路図、第4図は
本発明にかかるスイッチング電源回路の第4実施例の回
路図、第5図〜第7図は従来のスイッチング電源回路の
回路図である。 1……直流電源、2……負荷、3,4……駆動回路、Q1〜Q
11……トランジスタ、T1〜T3……トランス、T31,T41
…チョークトランス、L1〜L11,L15,L16……トランスの
コイル、L12〜L14,L21,L22……チョークトランスのコイ
ル、PI……フォトカプラ、D2,D3……ダイオード。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスの一次側コイルの中点と両端との
    間にそれぞれ接続されたスイッチング手段と、該スイッ
    チング手段を交互にオンさせる駆動回路と、二次側コイ
    ルの中点と両端との間に誘起される電圧をそれぞれ整流
    して共通ラインに導く整流手段と、共通ライン上に設け
    られ各整流手段からの出力を平滑するインダクタンスを
    含む平滑手段とを有し、平滑手段の出力を負荷に供給す
    るフォワード方式のスイッチング電源回路であって、上
    記整流手段は、二次側コイルの一端側と平滑手段との間
    に接続された第1のスイッチング素子と、二次側コイル
    の他端側と平滑手段との間に接続された第2のスイッチ
    ング素子と、トランスの一次側コイルと磁気結合された
    他の二次側コイルの両端がそれぞれ上記第1、第2のス
    イッチング素子の制御端子に接続されると共に、上記他
    の二次側コイルの中点と上記第1、第2のスイッチング
    素子の制御端子との間に、前記インダクタンスと磁気結
    合された二次コイルをそれぞれ接続したことを特徴とす
    るスイッチング電源回路。
JP25131489A 1989-09-26 1989-09-26 スイッチング電源回路 Expired - Lifetime JP2837886B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25131489A JP2837886B2 (ja) 1989-09-26 1989-09-26 スイッチング電源回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25131489A JP2837886B2 (ja) 1989-09-26 1989-09-26 スイッチング電源回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03117364A JPH03117364A (ja) 1991-05-20
JP2837886B2 true JP2837886B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=17220966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25131489A Expired - Lifetime JP2837886B2 (ja) 1989-09-26 1989-09-26 スイッチング電源回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2837886B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5430640A (en) * 1992-04-30 1995-07-04 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Power supply

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03117364A (ja) 1991-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5959850A (en) Asymmetrical duty cycle flyback converter
KR100689349B1 (ko) D.c.-d.c. 컨버터 및 이 컨버터에서의 일차측 및 이차측간 절연 유지 방법
JP2773195B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH0530147B2 (ja)
JP2002064980A (ja) スイッチング電源回路
US4424556A (en) Self-oscillating DC to DC converter
JP2513381B2 (ja) 電源回路
JP2837886B2 (ja) スイッチング電源回路
JPH0691750B2 (ja) インバータ装置
JP3768317B2 (ja) 周期的に操作されるスイッチングトランジスタ用制御回路
JP2002136122A (ja) スイッチング電源装置
JP3010903B2 (ja) 電圧共振型スイッチング電源
JPH0229828Y2 (ja)
CA2356187A1 (en) A synchronous flyback converter
JP3279073B2 (ja) スイッチング電源回路
JPH1023747A (ja) 昇圧形電圧変換回路
JPH0218703Y2 (ja)
JP2672333B2 (ja) 定電流入力型dc/dcコンバータ
JPH0224114B2 (ja)
JPH0329988Y2 (ja)
JPH0312066Y2 (ja)
JPH048703Y2 (ja)
JPH0368631B2 (ja)
JP3595737B2 (ja) 自励フライバック・コンバータ
JPH0638524A (ja) Dc−dcコンバータ