JPH0329988Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0329988Y2 JPH0329988Y2 JP1986007971U JP797186U JPH0329988Y2 JP H0329988 Y2 JPH0329988 Y2 JP H0329988Y2 JP 1986007971 U JP1986007971 U JP 1986007971U JP 797186 U JP797186 U JP 797186U JP H0329988 Y2 JPH0329988 Y2 JP H0329988Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transformer
- switching transistor
- voltage
- inductance
- converter device
- Prior art date
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- Expired
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 6
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
本考案は、高効率のフライバツク形のコンバー
タ装置に関する。
タ装置に関する。
[考案の技術的背景とその問題点]
第7図は、従来のフライバツク形コンバータ装
置の一例の概要を示すブロツク図である。すなわ
ち電源1に直列にトランス2の一次巻線およびス
イツチング・トランジスタ3のコレクタ・エミツ
タを接続している。
置の一例の概要を示すブロツク図である。すなわ
ち電源1に直列にトランス2の一次巻線およびス
イツチング・トランジスタ3のコレクタ・エミツ
タを接続している。
そしてトランス2の二次側出力をダイオード4
で整流し、コンデンサ5で平滑して直流を得る。
なお、スイツチング・トランジスタ3のベースに
は適宜なパルス幅のパルス信号を与えてスイツチ
ング制御する。
で整流し、コンデンサ5で平滑して直流を得る。
なお、スイツチング・トランジスタ3のベースに
は適宜なパルス幅のパルス信号を与えてスイツチ
ング制御する。
しかしながら、このようなものでは、フライバ
ツク形コンバータの性質上、トランス2は飽和し
ないようにコアにギヤツプを設ける必要があり、
このため一次側と二次側の結合は疎である。
ツク形コンバータの性質上、トランス2は飽和し
ないようにコアにギヤツプを設ける必要があり、
このため一次側と二次側の結合は疎である。
したがつて、特にスイツチング周波数が高い場
合、あるいは多出力の場合等は上述のように疎接
合のトランスを用いると効率が低下し、また多出
力の場合は、その1出力を安定化するように一次
側を制御しても、他の出力の電圧変動を押えられ
ない問題があつた。
合、あるいは多出力の場合等は上述のように疎接
合のトランスを用いると効率が低下し、また多出
力の場合は、その1出力を安定化するように一次
側を制御しても、他の出力の電圧変動を押えられ
ない問題があつた。
[考案の目的]
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
フライバツク形コンバータであつて、コアにギヤ
ツプを設けないのでトランスを密結合にでき、そ
れによつて損失を減少し、特に多出力電源の安定
度を大幅に改善することができるコンバータ装置
を提供することを目的とするものである。
フライバツク形コンバータであつて、コアにギヤ
ツプを設けないのでトランスを密結合にでき、そ
れによつて損失を減少し、特に多出力電源の安定
度を大幅に改善することができるコンバータ装置
を提供することを目的とするものである。
[考案の概要]
本考案は、トランスの一次側に並列に、スイツ
チングトランジスタがONの期間中にエネルギを
蓄積するインダクタンスを設けたことを特徴とす
るものである。
チングトランジスタがONの期間中にエネルギを
蓄積するインダクタンスを設けたことを特徴とす
るものである。
[考案の実施例]
以下本考案の一実施例を第1図に示すブロツク
図を参照して詳細に説明する。
図を参照して詳細に説明する。
電源11に直列にトランス12の一次巻線およ
びスイツチング・トランジスタ13のコレクタ・
エミツタを接続している。そしてトランス12の
二次側出力を、ダイオード14で整流し、コンデ
ンサ15で平滑して直流を得る。
びスイツチング・トランジスタ13のコレクタ・
エミツタを接続している。そしてトランス12の
二次側出力を、ダイオード14で整流し、コンデ
ンサ15で平滑して直流を得る。
なお、上記トランス12は一次巻線と二次巻線
が密結合で理想に近い伝達特性を有するものであ
る。
が密結合で理想に近い伝達特性を有するものであ
る。
さらに、トランス12の一次側に並列に、イン
ダクタンス(チヨーク・コイル)を接続し、スイ
ツチング・トランジスタがON期間、エネルギを
蓄積するようにしている。
ダクタンス(チヨーク・コイル)を接続し、スイ
ツチング・トランジスタがON期間、エネルギを
蓄積するようにしている。
なお、スイツチング・トランジスタのベースに
は適宜なパルス幅のパルス信号を与えてスイツチ
ング制御する。
は適宜なパルス幅のパルス信号を与えてスイツチ
ング制御する。
このような構成であれば、スイツチング・トラ
ンジスタ13がONの期間にインダクタンス16
とトランス12の一次巻線N3に流れる電流i1,
i2によつて、それぞれe1,e2なるエネルギーが蓄
えられる。但し、i1>i2である為エネルギーは、
e1>e2となる。又、この時にトランス12の二次
巻線N4に発生する電圧は、ダイオード14に逆
方向電圧となる為、全てのエネルギーはインダク
タンス16、トランス12に蓄えられた状態にな
る。次にスイツチング・トランジスタ13が
OFFになると、逆起電力の発生によりインダク
タンス16に逆電圧が発生する。この時、トラン
ス12にも同様に逆電圧が発生するが、トランス
12の二次巻線N4に発生する電圧は、ダイオー
ド14を通しコンデンサ15に直流電圧として蓄
積される。又、この時、トランス12の一次巻線
N3の蓄積エネルギー(スイツチング・トランジ
スタ13がON期間の蓄積エネルギー)e2はイン
ダクタンス16のエネルギーe1に比べて少ない為
すぐに二次側に伝達されてなくなるが、その時同
時に発生するインダクタンス16の逆起電力によ
るエネルギーはトランス12の一次巻線N3に流
れその電流は二次巻線N4を通して負荷へ流れる
ことになる。第8図に第1図の各部の電流i1〜i4
及び電圧を示す。ここでトランス12はコアにギ
ヤツプの無い、理想に近い伝達特性を有するもの
であり、二次側にも巻線比に相当する電圧が発生
する。
ンジスタ13がONの期間にインダクタンス16
とトランス12の一次巻線N3に流れる電流i1,
i2によつて、それぞれe1,e2なるエネルギーが蓄
えられる。但し、i1>i2である為エネルギーは、
e1>e2となる。又、この時にトランス12の二次
巻線N4に発生する電圧は、ダイオード14に逆
方向電圧となる為、全てのエネルギーはインダク
タンス16、トランス12に蓄えられた状態にな
る。次にスイツチング・トランジスタ13が
OFFになると、逆起電力の発生によりインダク
タンス16に逆電圧が発生する。この時、トラン
ス12にも同様に逆電圧が発生するが、トランス
12の二次巻線N4に発生する電圧は、ダイオー
ド14を通しコンデンサ15に直流電圧として蓄
積される。又、この時、トランス12の一次巻線
N3の蓄積エネルギー(スイツチング・トランジ
スタ13がON期間の蓄積エネルギー)e2はイン
ダクタンス16のエネルギーe1に比べて少ない為
すぐに二次側に伝達されてなくなるが、その時同
時に発生するインダクタンス16の逆起電力によ
るエネルギーはトランス12の一次巻線N3に流
れその電流は二次巻線N4を通して負荷へ流れる
ことになる。第8図に第1図の各部の電流i1〜i4
及び電圧を示す。ここでトランス12はコアにギ
ヤツプの無い、理想に近い伝達特性を有するもの
であり、二次側にも巻線比に相当する電圧が発生
する。
ことろで、第7図に示すような、従来のフライ
バツク形コンバータにおいてはトランス2が飽和
しないように、コアにギヤツプを設けている。こ
のため、一次側N1(第2図a)と二次側N2
(第2図b)の巻線が疎結合で、その波形も異な
り、特に一次側はOFFの時にスパイク・ノイズ
Sが発生している。したがつて、このようなもの
では漏洩磁束も多く、効率も低い。
バツク形コンバータにおいてはトランス2が飽和
しないように、コアにギヤツプを設けている。こ
のため、一次側N1(第2図a)と二次側N2
(第2図b)の巻線が疎結合で、その波形も異な
り、特に一次側はOFFの時にスパイク・ノイズ
Sが発生している。したがつて、このようなもの
では漏洩磁束も多く、効率も低い。
これに対して、上記実施例のものでは、トラン
ス12は、一次側と二次側の巻線が密結合で、良
好な伝達特性を有するものを用い得るので一次側
N3(第3図a)と二次側N4(第3図b)およ
びインダクタンス16(第3図c)に発生する電
圧波形はほぼ相似形であり、スパイク・ノイズも
発生せず、高効率を得られる。
ス12は、一次側と二次側の巻線が密結合で、良
好な伝達特性を有するものを用い得るので一次側
N3(第3図a)と二次側N4(第3図b)およ
びインダクタンス16(第3図c)に発生する電
圧波形はほぼ相似形であり、スパイク・ノイズも
発生せず、高効率を得られる。
さらに、従来の、フライバツク形コンバータで
は、スイツチング・トランジスタのOFF時に発
生する、逆起電力によつてスイツチング・トラン
ジスタが破損することがある。
は、スイツチング・トランジスタのOFF時に発
生する、逆起電力によつてスイツチング・トラン
ジスタが破損することがある。
このため、トランスの一次側スナバー回路とし
て抵抗とコンデンサ、またはこれにダイオードを
組合わせて用いているが、このスナバー回路でか
なりの損失を生じる。これに対して上記実施例に
よれば、ほとんどのエネルギが二次側へ伝達され
るので、スナバー回路が不要またはここでの損失
を極めて小さくできる。
て抵抗とコンデンサ、またはこれにダイオードを
組合わせて用いているが、このスナバー回路でか
なりの損失を生じる。これに対して上記実施例に
よれば、ほとんどのエネルギが二次側へ伝達され
るので、スナバー回路が不要またはここでの損失
を極めて小さくできる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、たとえば二次巻線側の出力電圧を一次側へ
負帰還して基準電圧と比較し、その差分に応じて
スイツチング・トランジスタのON期間または
ON周期を制御して出力電圧を安定化するよにし
てもよい。
なく、たとえば二次巻線側の出力電圧を一次側へ
負帰還して基準電圧と比較し、その差分に応じて
スイツチング・トランジスタのON期間または
ON周期を制御して出力電圧を安定化するよにし
てもよい。
また、第4図に示すように複数の出力を有する
ものにも応用できる事は勿論である。このような
構成で、その一出力を安定化した場合、第7図に
示すような従来のものでは、他の出力の電圧変動
は約10%程度であるが、上記実施例の場合には複
数の二次巻線を設けてその一出力を安定化した場
合、各出力の電圧変動を5%程度とすることが可
能である。
ものにも応用できる事は勿論である。このような
構成で、その一出力を安定化した場合、第7図に
示すような従来のものでは、他の出力の電圧変動
は約10%程度であるが、上記実施例の場合には複
数の二次巻線を設けてその一出力を安定化した場
合、各出力の電圧変動を5%程度とすることが可
能である。
また本考案の他の実施例として第5図、第6図
に示すような自励式のリンギング・チヨーク・コ
ンバータにも応用することができる。
に示すような自励式のリンギング・チヨーク・コ
ンバータにも応用することができる。
なお、ここで第5図に示すものはベース巻線を
トランス17に巻回したものである。
トランス17に巻回したものである。
また、第6図に示すものはベース巻線をインダ
クタンス18に巻回したものである。
クタンス18に巻回したものである。
[考案の効果]
以上のように本考案によれば、比較的簡単な構
成で効率を向上することができ、多出力電源の場
合も安定度を著しく改善できるコンバータ装置を
提供することができる。
成で効率を向上することができ、多出力電源の場
合も安定度を著しく改善できるコンバータ装置を
提供することができる。
第1図は本考案の一実施例を示すブロツク図、
第2図は従来のコンバータの動作を説明する波形
図、第3図は上記実施例の動作を説明する波形
図、第4図、第5図、第6図は本考案の各別の他
の実施例を示すブロツク図、第7図は従来のコン
バータを示すブロツク図、第8図は第1図の各部
の電流及び電圧の一例を示す波形図である。 11……電源、12……トランス、13……ス
イツチング・トランジスタ、14……ダイオー
ド、15……コンデンサ、16……インダクタン
ス。
第2図は従来のコンバータの動作を説明する波形
図、第3図は上記実施例の動作を説明する波形
図、第4図、第5図、第6図は本考案の各別の他
の実施例を示すブロツク図、第7図は従来のコン
バータを示すブロツク図、第8図は第1図の各部
の電流及び電圧の一例を示す波形図である。 11……電源、12……トランス、13……ス
イツチング・トランジスタ、14……ダイオー
ド、15……コンデンサ、16……インダクタン
ス。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) フライバツク形のスイツチングレギユレータ
に於いて、 スイツチングトランジスタと電源との間に直
列に接続されスイツチングトランジスタがON
期間にエネルギを蓄積するインダクタンスと、 一次巻線を上記インダクタンスに並列に接続
し二次巻線側から出力を得るトランスとを具備
するコンバータ装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のもの
において、 トランスは複数の二次巻線を有することを特
徴とするコンバータ装置。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のもの
において、 リンギング・チヨーク形であることを特徴と
するコンバータ装置。 (4) 実用新案登録請求の範囲第2項に記載のもの
において、 複数の二次巻線の一つの電圧を一次側へ負帰
還して出力電圧を安定化することを特徴とする
コンバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986007971U JPH0329988Y2 (ja) | 1986-01-23 | 1986-01-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986007971U JPH0329988Y2 (ja) | 1986-01-23 | 1986-01-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62122490U JPS62122490U (ja) | 1987-08-04 |
JPH0329988Y2 true JPH0329988Y2 (ja) | 1991-06-25 |
Family
ID=30791921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986007971U Expired JPH0329988Y2 (ja) | 1986-01-23 | 1986-01-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0329988Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839891A (ja) * | 1971-09-20 | 1973-06-12 |
-
1986
- 1986-01-23 JP JP1986007971U patent/JPH0329988Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839891A (ja) * | 1971-09-20 | 1973-06-12 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62122490U (ja) | 1987-08-04 |
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