JPH09264653A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH09264653A
JPH09264653A JP8072409A JP7240996A JPH09264653A JP H09264653 A JPH09264653 A JP H09264653A JP 8072409 A JP8072409 A JP 8072409A JP 7240996 A JP7240996 A JP 7240996A JP H09264653 A JPH09264653 A JP H09264653A
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duct
damper
refrigerator
damper device
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Junichi Kubota
順一 久保田
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパー装置の凍結による動作不良の発生を
未然に防止できる冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 案内ダクト26内にシール部を有したダ
ンパー装置31を設ける。シール部に当接して風路を閉
塞するダンパー33を設ける。シール部よりも上方の空
間と野菜室用ダクトを連通する排水路39を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体内を区画
壁にて区画すると共に、冷却器からの冷気を送風機にて
各室内に分配供給して成る冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種冷蔵庫は、例えば実公平6
−12301号公報(F25D23/00)に示されて
いる。図7及び図8に係る従来の冷蔵庫101を示す。
冷蔵庫101は鋼板製の外箱102と、硬質樹脂製の内
箱103間に発泡ポリウレタン等の断熱材104を現場
発泡方式にて充填して成る前面開口の断熱箱体106か
ら構成されている。この断熱箱体106の庫内は、前記
内箱103と一体に成形され、内部に成形断熱材107
が収納された上区画壁108及び下区画壁109とによ
って上下三室に区画されており、上区画壁108の上方
を冷蔵室111、下区画壁109の下方を野菜室11
2、それらの間を冷凍室113とされている。
【0003】そして、冷蔵室111の前面開口は回動式
の断熱扉114によって開閉自在に閉塞されると共に、
冷凍室113及び野菜室112は、上面開口の容器11
4A、116A、117Aを備えた引き出し式の断熱扉
115、116(冷凍室113はこれら上下二段)、1
17によりそれぞれ開閉自在に閉塞されている。
【0004】また、冷凍室113の奥部には仕切板12
1にて冷却室122が区画形成されており、この冷却室
122内に冷却器123が縦設されている。この冷却器
123の上方には送風機124が設けられており、仕切
板121の上部及び中央部には冷凍室用吐出口113A
が、また、下部には冷凍室用吸込口113Bが形成され
ている。
【0005】更に、上区画壁108内の成形断熱材10
7内後部にはそれを上下に貫通するかたちで案内ダクト
126が形成されており、この案内ダクト126は送風
機124を迂回するかたちで冷却室122内と冷蔵室1
11内奥下端部とを連通している。一方、冷蔵室111
の奥部には内箱103背面と間隔を存して背面ダクト板
127が取り付けられており、この背面ダクト板127
と内箱103間に上下に延在する冷蔵室背面ダクト12
8が形成されている。
【0006】この冷蔵室背面ダクト128の下端は、冷
蔵室111の下奥部の上区画壁108上に設けられた断
熱製のダンパーケース131に連通接続され、このダン
パーケース131の下部は前記案内ダクト126の上端
に連通しており、このダンパーケース131内において
冷蔵室背面ダクト128と案内ダクト126は連通され
ている。また、このダンパーケース131内には冷蔵室
111内の温度を検出して冷蔵室背面ダクト128への
流路を開閉するダンパー装置132が収納されており、
背面ダクト板127の前面には冷蔵室用吐出口111A
が形成されている。
【0007】このダンパーケース131の前側には周囲
の冷蔵室111内と略仕切られた氷温コーナー133が
構成されており、ダンパーケース131にはこの氷温コ
ーナー133用の吐出口133Aも形成されている。係
るダンパー装置132は、ガス封入式のベローズが内蔵
された本体132Aと、この本体132Aより上方に突
出して設けられたダンパー132Bとから構成されてお
り、このダンパー132Bを前後に移動させることによ
ってダンパーケース131内の風路入口131Aを開閉
するものである。
【0008】また、氷温コーナー133奥部には野菜室
112への冷気導入口134が形成されており、この冷
気導入口134と野菜室112内に形成した野菜室吐出
口112Aは、断熱材104内を降下する野菜室用ダク
ト136にて連通されている。更に、下区画壁109内
の成形断熱材107内には野菜室帰還ダクト138が形
成され、野菜室112内上部と冷却室122下部を連通
している。
【0009】以上の構成で、冷却器123と周知の冷凍
サイクルを構成する図示しない圧縮機及び前記送風機1
24が運転されると、冷却器123にて冷却された冷気
は送風機124により冷凍室用吐出口113Aより冷凍
室113内に吹き出される。そして、冷凍室113内を
循環して冷却した後、冷気は下部の冷凍室用吸込口11
3Bから冷却室122内下部に帰還する。これによっ
て、冷凍室113は所定の冷凍温度(−20℃程)に維
持される。
【0010】また、送風機124より吹き出された冷気
の一部は案内ダクト126に流入し、ダンパー装置13
2を経て冷蔵室背面ダクト128内を上昇した後、冷蔵
室用吐出口111A・・より冷蔵室111内に吹き出さ
れる。ダンパー装置132は冷蔵室111内の温度に基
づいてダクト128への冷気供給を制御し、冷蔵室11
1内の温度を所定の冷蔵温度(例えば+3℃程)に維持
する。尚、氷温コーナー133内は狭い領域に比較的多
量の冷気が供給されるため、例えば0℃〜−1℃程の低
温に冷却される。
【0011】冷蔵室111内(氷温コーナー133内を
含む)を循環した冷気は、前記冷気導入口134より野
菜室用ダクト136に流入し、そこを経て野菜室用吐出
口112Aより野菜室112内に吐出される。そして、
野菜室112内を循環し、容器117A内を間接的に冷
却した後、冷気は下区画壁109内に形成した野菜室帰
還ダクト138内を経て冷却室122内下部に帰還す
る。これによって、容器117A内の野菜は乾燥が防が
れた状態で+6℃〜+7℃程の温度に保冷される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、庫内の
冷却サイクル運転によりダンパー132B上部に結露が
生じた場合やダンパー132B上部より誤って冷蔵室1
1内の食品の煮汁などの水分がこぼされた場合には、そ
れらの流入した水分がダンパー軸部に付着してしまう。
この場合、ダンパー132Bに付着した水分は冷却室1
22内より吹き出される冷気により凍結してしまい、ダ
ンパー132Bの正常な動作に支障を来す問題があっ
た。
【0013】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、ダンパー装置の凍結によ
る動作不良を未然に防止することができる冷蔵庫を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
冷蔵庫は、断熱箱体内を区画壁により区画することによ
り、第1の貯蔵室と第2の貯蔵室を構成すると共に、冷
却器により冷却された冷気を送風機によって両貯蔵室内
に分配供給して成るものであって、冷却器からの冷気を
第2の貯蔵室内に案内するダクトと、シール部及びこの
シール部に当接して風路を閉塞するダンパーを有してダ
クト内を流通する冷気量を調節するダンパー装置と、シ
ール部よりも上方の空間に開口した排水路とを備えてい
るものである。
【0015】また、請求項2の発明の冷蔵庫は請求項1
において、排水路はダンパー装置よりも下方の貯蔵室に
連通しているものである。
【0016】また、請求項3の発明の冷蔵庫は、断熱箱
体内を区画壁により区画することにより、冷凍室と、こ
の冷凍室上方の冷蔵室と、冷凍室下方の野菜室を構成す
ると共に、冷凍室後部に設けた冷却器により冷却された
冷気を送風機によって各室内に分配供給して成るもので
あって、冷却器からの冷気を冷蔵室内に案内する案内ダ
クトと、この案内ダクト内に設けられ、シール部及びこ
のシール部に当接して風路を閉塞するダンパーを有して
案内ダクト内を流通する冷気量を調節するダンパー装置
と、冷蔵室と野菜室を連通する野菜室用ダクトと、シー
ル部よりも上方の空間と野菜室用ダクトとを連通する排
水路とを備えているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の冷蔵庫1の正面図(扉
を除く一部透視。)、図2は本発明の冷蔵庫1の縦断側
面図、図3は冷蔵庫1の案内ダクト26部分の拡大縦断
側面図、図4はダンパー装置31の横断下面図、図5は
ダンパー装置31の縦断正面図、図6はダンパー装置3
1の縦断側面図をそれぞれ示している。冷蔵庫1は鋼板
製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3間に発泡ポリウレタ
ン等の断熱材4を現場発泡方式にて充填して成る前面開
口の断熱箱体6から構成されている。
【0018】この断熱箱体6の庫内は、前記内箱3と一
体に成形され、内部に成形断熱材5、7が収納された上
区画壁8、及び、同様に内部に成形断熱材10が収納さ
れた下区画壁9によって上下三室に区画されており、上
区画壁8の上方を冷蔵室11(第2の貯蔵室)、下区画
壁9の下方を野菜室12、それらの間を冷凍室13(第
1の貯蔵室)とされている。
【0019】そして、冷蔵室11の前面開口は回動式の
断熱扉14によって開閉自在に閉塞されると共に、冷凍
室13及び野菜室12は、前述同様の上面開口の図示し
ない容器を備えた引き出し式の断熱扉15、16(冷凍
室13はこれら上下二段)、17によりそれぞれ開閉自
在に閉塞されている。
【0020】また、冷凍室13の奥部には仕切板21に
て冷却室22が区画形成されており、この冷却室22内
に冷却器23が縦設されている。この冷却器23の上方
には送風機24が設けられており、仕切板21の上部及
び中央部には冷凍室用吐出口13A・・が、また、下部
には冷凍室用吸込口13B・・が形成されている。
【0021】更に、上区画壁8内後部の成形断熱材7は
例えば発泡スチロールなどから成り、該成形断熱材7内
にはそれを上下に貫通するかたちで案内ダクト26が形
成されている。また、冷蔵室11内奥下端部に位置する
成形断熱材7上面となる位置には案内ダクト26の上端
開口20が形成されており、この案内ダクト26は、送
風機24を迂回するかたちで冷却室22内と開口20と
を連通している。
【0022】また、成形断熱材7(上区画壁8)の開口
20の周縁部52より外側の部分には図3に示す如く凹
部51が成形されており、これによって、開口20の周
縁部52はその外側の部分、即ち、凹部51よりも高く
なっている。尚、凹部51を形成せず、周縁部52をそ
の外側よりも高く成形しても良い。
【0023】一方、冷蔵室11の奥部には内箱3背面と
間隔を存して背面ダクト板27が取り付けられており、
この背面ダクト板27と内箱3間に上下に延在する冷蔵
室背面ダクト28が形成されている。この冷蔵室背面ダ
クト28の下端は、前記開口20を上から塞ぐかたちで
案内ダクト26上端に連通されている。また、背面ダク
ト板27の前面には複数の冷蔵室用吐出口11A・・・
が形成されている。
【0024】そして、前記成形断熱材7内の案内ダクト
26上端部にダンパー装置31が取り付けられている。
このダンパー装置31は、図4〜図6に示す如く上下面
が開口した矩形状のケース32と、このケース32内に
回動自在に設けられたダンパー33と、ケース32の外
面に取り付けられてダンパー33を回転駆動するステッ
ピングモータ或いはDCモータなどから成るモータ34
とから構成されている。
【0025】前記ケース32の上端開口全周には外側に
広がるフランジ36が形成されており、ケース32の内
面周囲にはシール部37が張出形成されている。このシ
ール部37は全体として前方に低く傾斜しており、下方
となるシール部37前縁部上とケース32との隅角部に
は凹所37Aが形成されている。また、この凹所37A
の側面に位置するケース32側方には後述する如く排水
路39が形成され、シール部37の前縁部上の空間、即
ち、凹所37A内に開口している。
【0026】そして、係る凹所37A上方にて左右に差
し渡された軸部33Aにてダンパー33は図中矢印方向
に回動自在とされ、ダンパー33の周縁がシール部37
上面に当接してケース32内の風路を閉塞すると共に、
垂直状態ではケース32内の風路を略全開する。前記モ
ータ34の出力軸はこのダンパー33の軸部33Aに連
結されている。
【0027】そして、係るダンパー装置31は成形断熱
材7を上区画壁8内に組み込む以前に、成形断熱材7内
の案内ダクト26内に上端の開口20から挿入されて取
り付けて置く。これによって、ケース32内の風路は案
内ダクト26の一部となる。このとき、ケース32の外
面は案内ダクト26の内面に密接すると共に、ケース3
2の全周に設けられたフランジ36は開口20の周縁部
52の上面に気密的に当接して案内ダクト26とダンパ
ー装置31間をシールする。また、モータ34は成形断
熱材7内に埋設されるかたちとなる。このようにダンパ
ー装置31が取り付けられた状態で、成形断熱材7は上
区画壁7内に組み込まれる。
【0028】尚、各図では前述の氷温コーナーが構成さ
れていないが、同様のコーナーを冷蔵室11内下部に設
けても設けなくても差し支えない。
【0029】また、冷蔵室11の下奥部には野菜室12
への冷気導入口41が形成されており、この冷気導入口
41と野菜室12内に形成した野菜室吐出口12Aは、
断熱材4内を降下する野菜室用ダクト42にて連通され
ている。
【0030】また、前記開口20の外周の凹部51底面
には、成形断熱材7内に埋設形成された排水パイプ56
の上端が連通接続されており、この排水パイプ56は成
形断熱材7内を向かって右方に向かって低く傾斜しなが
ら延在している。この排水パイプ56の下端は前記野菜
室用ダクト42の側壁に連通開口され、凹部51は野菜
室用ダクト42を介して、それより下方の野菜室12内
に連通されている。
【0031】前記排水路39は上記排水パイプ56の下
方に略平行して成形断熱材7内に埋設形成されており、
右方に向かって低く傾斜しながら延在し、その下端も前
記野菜室用ダクト42の側壁に連通開口されている。こ
れによって、ダンパー装置31の凹所37Aは排水路3
9、野菜室用ダクト42を介して、それより下方の野菜
室12内に連通される。また、下区画壁9内の成形断熱
材10内には野菜室帰還ダクト43が形成され、野菜室
12内上部と冷却室22下部を連通している。
【0032】以上の構成で、冷却器23と周知の冷凍サ
イクルを構成する図示しない圧縮機及び前記送風機24
が運転されると、冷却器23にて冷却された冷気は送風
機24により冷凍室用吐出口13Aより冷凍室13内に
吹き出される。そして、冷凍室13内を循環して冷却し
た後、冷気は下部の冷凍室用吸込口13Bから冷却室2
2内下部に帰還する。これによって、冷凍室13は所定
の冷凍温度(−20℃程)に維持される。
【0033】また、送風機24より吹き出された冷気の
一部は案内ダクト26に流入し、ダンパー装置31のケ
ース32内(ダンパー33有り)を経て開口20から冷
蔵室背面ダクト28に流入する。そして、冷気は当該ダ
クト28内を上昇した後、冷蔵室用吐出口11A・・・
より冷蔵室11内に吹き出される。
【0034】ダンパー装置31のモータ34は、冷蔵室
11内の温度を検出するセンサーを備えた図示しない制
御装置により制御され、ダンパー33を図6中矢印の如
く回転駆動してケース32(案内ダクト26)内を流通
する冷気量を調整する。これによって、冷蔵室背面ダク
ト28への冷気供給が制御され、冷蔵室11内の温度は
所定の冷蔵温度(例えば+3℃程)に維持される。
【0035】また、冷蔵室11内を循環した冷気は、前
記冷気導入口41より野菜室用ダクト42に流入し、そ
こを経て野菜室用吐出口12Aより野菜室12内に吐出
される。そして、野菜室12内を循環し、図示しない容
器内を間接的に冷却した後、冷気は下区画壁9内に形成
した野菜室帰還ダクト43内を経て冷却室22内下部に
帰還する。これによって、容器内の野菜は乾燥が防がれ
た状態で+6℃〜+7℃程の温度に保冷される。
【0036】ダンパー装置31のフランジ36が当接す
る開口20の周縁部52は、その外側の部分、即ち、凹
部51よりも高く設定されているので、冷蔵室11内に
食品の煮汁などの水分がこぼされた場合にも、これらの
漏水は凹部51内に流入して受容され、排水パイプ56
に排出される。
【0037】更に、凹部51で受容し切れなかった漏水
がダンパー装置31内に流入した場合、或いは、冷却運
転によってダンパー装置31内に結露水が生じた場合、
これらの水分はシール部37の下縁上の凹所37Aに集
約され、図5に矢印で示す如くそこに開口している排水
路39に排出される。
【0038】排水路パイプ40に排出された水分、及
び、前記排出パイプ56に排出された漏水は野菜室用ダ
クト42に流出し、そこを流下して野菜室12へと導か
れる。そして、野菜室12内へ流入した漏水は、やがて
冷却器23へ霜となって付着し、その後ドレン水となっ
て外部に排出処理される。
【0039】これにより、ダンパー装置31内に設けた
ダンパー33にそれらの水分が付着するのを阻止でき
る。従って、ダンパー33が凍結し、動作不能に陥る不
都合を未然に防止できる。
【0040】また、排水路39は冷凍室13下方の野菜
室12に冷気を供給する野菜室用ダクト42に連通され
ているので、排水路39の形状を簡素化することがで
き、組立作業性の改善とコストの低減を図ることができ
るようになると共に、冷蔵室11を経ていない冷気の一
部が排水路39から野菜室用ダクト42に直接供給され
ることになるので、野菜室12の冷却不良も改善され
る。
【0041】尚、実施例では断熱箱体6内に上から冷蔵
室11、冷凍室13、野菜室12を区画形成したが、請
求項1においては係るレイアウトに限られるものでは無
く、左右方向に各室を区画形成したものでも本発明は有
効である。
【0042】更に、ダンパー装置はモータ式のものに限
定されるものではなく、温度によるガス圧の変化を利用
したダンパー装置などの機械式ダンパーを用いても良
い。更にまた、区画壁の断熱材にウレタンフォームを用
いても良く、区画壁に設けるダクトをインジェクション
成形などの成形品としても良い。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、区画壁により区画された第2の貯蔵室内に冷気を案
内するダクト内を流通する冷気量をダンパー装置にて調
節すると共に、このダンパー装置のシール部よりも上方
の空間に開口した排水路を設けているので、ダンパー装
置内に結露水やその他の漏水などの水分が流入した場合
にも、排水路により排出処理することが可能となる。
【0044】従って、係る水分によりダンパーが凍結し
て動作不良を来す不都合を未然に解消することが可能と
なり、円滑且つ的確な冷気量制御を実現することができ
るようになるものである。
【0045】請求項2の発明によれば、上記に加えて排
水路をダンパー装置よりも下方の貯蔵室に連通させたの
で、ダンパー装置に流入した水分は排水路を経てそれよ
り低い貯蔵室に排出処理されるようになる。従って、排
水路形状を簡素化することができるようになり、組立作
業性の改善とコストの低減を図ることができるようにな
るものである。
【0046】請求項3の発明によれば、冷凍室の冷却器
からの冷気を冷蔵室内に案内する案内ダクト内にダンパ
ー装置を設け、このダンパー装置のシール部よりも上方
の空間と野菜室用ダクトとを排水路にて連通させたの
で、ダンパー装置内に結露水やその他の漏水などの水分
が流入した場合にも、これらの水分を排水路により野菜
室用ダクトを経て野菜室内に排出処理することが可能と
なる。
【0047】従って、係る水分によりダンパーが凍結し
て動作不良を来す不都合を未然に解消することが可能と
なり、円滑且つ的確な冷気量制御を実現することができ
るようになる。特に、排水路は冷凍室下方の野菜室に冷
気を供給する野菜室用ダクトに連通されているので、排
水路形状を簡素化することができ、組立作業性の改善と
コストの低減を図ることができるようになると共に、冷
蔵室を経ていない冷気の一部が排水路から野菜室用ダク
トに直接供給されることになるので、野菜室の冷却不良
も改善されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の一部透視正面図である。
【図2】本発明の冷蔵庫の縦断側面図である。
【図3】本発明の冷蔵庫の案内ダクト部分の拡大縦断側
面図である。
【図4】ダンパー装置の横断下面図である。
【図5】ダンパー装置の縦断正面図である。
【図6】ダンパー装置の縦断側面図である。
【図7】従来の冷蔵庫の縦断側面図である。
【図8】従来の冷蔵庫の一部透視平面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 4 断熱材 6 断熱箱体 7 成形断熱材 8 上区画壁 9 下区画壁 11 冷蔵室 12 野菜室 13 冷凍室 20 開口 21 仕切板 23 冷却器 24 送風機 31 ダンパー装置 32 ケース 33 ダンパー 34 モータ 37 シール部 37A 凹所 39 排水路 42 野菜室用ダクト 52 周縁部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内を区画壁により区画すること
    により、第1の貯蔵室と第2の貯蔵室を構成すると共
    に、冷却器により冷却された冷気を送風機によって両貯
    蔵室内に分配供給して成る冷蔵庫において、 前記冷却器からの冷気を前記第2の貯蔵室内に案内する
    ダクトと、シール部及びこのシール部に当接して風路を
    閉塞するダンパーを有して前記ダクト内を流通する冷気
    量を調節するダンパー装置と、前記シール部よりも上方
    の空間に開口した排水路とを備えたことを特徴とする冷
    蔵庫。
  2. 【請求項2】 排水路はダンパー装置よりも下方の貯蔵
    室に連通していることを特徴とする請求項1記載の冷蔵
    庫。
  3. 【請求項3】 断熱箱体内を区画壁により区画すること
    により、冷凍室と、この冷凍室上方の冷蔵室と、前記冷
    凍室下方の野菜室を構成すると共に、前記冷凍室後部に
    設けた冷却器により冷却された冷気を送風機によって各
    室内に分配供給して成る冷蔵庫において、 前記冷却器からの冷気を前記冷蔵室内に案内する案内ダ
    クトと、この案内ダクト内に設けられ、シール部及びこ
    のシール部に当接して風路を閉塞するダンパーを有して
    前記案内ダクト内を流通する冷気量を調節するダンパー
    装置と、前記冷蔵室と野菜室を連通する野菜室用ダクト
    と、前記シール部よりも上方の空間と前記野菜室用ダク
    トとを連通する排水路とを備えたことを特徴とする冷蔵
    庫。
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