JPH09263610A - 磁気記録媒体用結合剤及び磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体用結合剤及び磁気記録媒体

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JPH09263610A
JPH09263610A JP9919496A JP9919496A JPH09263610A JP H09263610 A JPH09263610 A JP H09263610A JP 9919496 A JP9919496 A JP 9919496A JP 9919496 A JP9919496 A JP 9919496A JP H09263610 A JPH09263610 A JP H09263610A
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JP
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vinyl chloride
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JP9919496A
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Masahiro Yamakawa
雅裕 山川
Katsuya Nakamura
勝也 中村
Shinichi Kondo
伸一 近藤
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乳化重合又は微細懸濁重合により得られた塩化
ビニル系重合体ラテックス中の遊離の塩類、界面活性
剤、未反応単量体などの不純分を効率的に除去した、高
純度で熱安定性に優れた磁気記録媒体用結合剤、及び、
ドロップアウトが少なく、耐久性に優れた高性能の磁気
記録媒体を提供する。 【解決手段】メチルエチルケトン不溶分が0.25重量
%以下であって、150℃における塩化水素発生までの
時間が10分以上である熱安定性を有する塩化ビニル−
アリル化合物共重合体よりなることを特徴とする磁気記
録媒体用結合剤、及び該共重合体を磁性粉の結合剤とす
る磁性塗料を塗付してなることを特徴とする磁気記録媒
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体用結
合剤及び磁気記録媒体に関する。さらに詳しくは、本発
明は、熱安定性に優れ、磁性粉の損傷の少ない磁気記録
媒体用結合剤、及び、ドロップアウトが少なく、耐久性
に優れた高性能の磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気テープやフロッピーディス
クなどの磁気記録媒体は、有機高分子を結合剤として強
磁性粉末を有機溶媒中に分散させた磁性塗料を、高分子
フィルムやシート上に塗付することにより製造される。
塩化ビニル共重合体は、強靭な上に優れた磁性粉分散性
を有することから、磁気記録媒体用結合剤として広く用
いられている。かかる塩化ビニル共重合体は、溶液重
合、乳化重合、微細懸濁重合などにより製造されてい
る。溶液重合では、溶剤への連鎖移動のため高重合度の
共重合体を得がたく、また塗膜の高強度化のための架橋
点となる水酸基を導入するためのケン化反応により重合
体が劣化するために、得られる重合体は化学的な熱安定
性に乏しい。このような欠点を改良するために、熱安定
性に優れるアリル型の単量体を共重合することが試みら
れたが、溶液重合では溶媒への連鎖移動が激しく、アリ
ル型の単量体の共重合は困難であった。一方、乳化重合
(播種乳化重合を含む)や微細懸濁重合では、アリル型
の単量体を共重合して所望の重合度を有し、熱安定性に
優れた共重合体を得ることは可能であるが(特開平2−
209972号公報)、ラジカル重合性単量体を乳化重
合又は微細懸濁重合することにより得られる重合体ラテ
ックスには、遊離の塩類、界面活性剤、水溶性又は溶解
度に見合う未反応単量体などの不純分が水に溶存してい
る。磁気記録媒体の磁性層形成に必要な磁気記録媒体用
結合剤においては、上記のごとき不純分の存在は、磁気
記録媒体のドロップアウト、磁気ヘッドの汚染などの弊
害につながっている。乳化重合又は微細懸濁重合によっ
て得られた重合体の精製法としては、古くから硫酸アル
ミニウムやポリ塩化アルミニウムのような2価以上の金
属塩の添加により、通常アニオン性界面活性剤に覆われ
ている重合体粒子を凝集せしめ、得られた凝集体をろ過
器にかけて脱水しつつ、イオン交換水などの清浄な水で
洗浄する方法が行われている。しかし、この方法ではろ
材に凝集体がしばしば目詰りを起こし、有効な脱水が行
えず、したがって洗浄水による洗浄も十分できないとい
う事態が頻発した。また、凝集体内部にとり込まれた不
純分は、洗浄水によって除去しきれないので、安定に洗
浄操業を行うことができた場合でも不純分はまだ多く存
在していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、乳化重合又
は微細懸濁重合により得られた重合体ラテックス中の遊
離の塩類、界面活性剤、未反応単量体などの不純分を効
率的に除去した、高純度で熱安定性に優れた磁気記録媒
体用結合剤、及び、ドロップアウトが少なく、耐久性に
優れた高性能の磁気記録媒体を提供することを目的とし
てなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、塩化ビニルとア
リル化合物の共重合体ラテックスを限外ろ過膜により濃
縮し、次いで水を加えて希釈する操作を繰り返して行う
ことにより、不純分を効率的に除去し、熱安定性に優れ
た磁気記録媒体用結合剤が得られることを見いだし、こ
の知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、(1)メチルエチルケトン不溶分が0.
25重量%以下であって、150℃における塩化水素発
生までの時間が10分以上である熱安定性を有する塩化
ビニル−アリル化合物共重合体よりなることを特徴とす
る磁気記録媒体用結合剤、(2)塩化ビニル−アリル化
合物共重合体が、塩化ビニルとアリルグリシジルエーテ
ルとの共重合体である第(1)項記載の磁気記録媒体用結
合剤、及び、(3)メチルエチルケトン不溶分が0.2
5重量%以下であって、150℃における塩化水素発生
までの時間が10分以上である熱安定性を有する塩化ビ
ニル−アリル化合物共重合体を磁性粉の結合剤とする磁
性塗料を塗付してなることを特徴とする磁気記録媒体、
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の磁気記録媒体用結合剤
は、乳化重合(播種乳化重合を含む)又は微細懸濁重合
により得られる塩化ビニル−アリル化合物共重合体ラテ
ックスから製造することができる。乳化重合は、アニオ
ン性界面活性剤などを乳化剤とし、水性媒体中に乳化分
散させた単量体のミセルを反応の場として、通常30〜
80℃の範囲の温度において、水溶性重合開始剤を用い
て重合体粒子を発生させて重合反応を開始する方法であ
る。重合の進行に伴って、粒子が肥大化してミセルが崩
壊する。その後は微細粒子の発生は少なく、初期に発生
した重合体粒子の個数を維持しつつ重合反応が進行す
る。一般に、乳化重合で得られるラテックスの重合体粒
子の粒径は非常に小さく、シャープな粒径分布を有して
おり、平均粒子径は0.01〜0.6μmである。播種乳
化重合は、あらかじめ通常の乳化重合や微細懸濁重合に
より調製された重合体粒子を核として、上記の乳化重合
と同様の乳化剤及び重合開始剤を用いて、水性媒体中で
粒子の肥大化重合反応を行わせる重合方法である。この
方法によれば、平均粒子径0.1〜2μmの肥大化され
た重合体粒子をもつラテックスが得られる。微細懸濁重
合では、油溶性の重合開始剤が用いられ、重合開始前に
水性媒体中に単量体、重合開始剤、界面活性剤及び所望
に応じて高級脂肪酸などの重合助剤、その他の添加剤を
加えてプレミックスし、ホモジナイザにより均質化処理
して油滴の粒径調整を行う。ホモジナイザとしては、例
えば、コロイドミル、振動撹拌機などが用いられる。均
質化処理された混合液は重合装置に送られ、通常30〜
80℃の範囲の温度において重合反応が行われる。微細
懸濁重合において使用される界面活性剤としては、例え
ば、ラウリル硫酸エステルナトリウムなどアニオン性界
面活性剤類、ソルビタンモノオレエートなどノニオン性
界面活性剤類、セチルピリジニウムクロリドなどのカチ
オン性界面活性剤などが挙げられ、これらは1種又は2
種以上を組み合わせて用いてもよい。微細懸濁重合で
は、以上のような成分を含む液を均質化処理したのち、
これを重合装置に送り重合反応を行わせる。得られる重
合体ラテックスの粒子の大きさは、通常0.1〜2μm
にまたがる広い粒径分布を有する。
【0006】本発明に係る塩化ビニル−アリル化合物共
重合体は、乳化重合又は微細懸濁重合による塩化ビニル
とアリル化合物との共重合体である。本発明に係るアリ
ル化合物は、アリルクロリド、アリルアルコール、アリ
ルエチルエーテル、アリル−2−ヒドロキシエチルエー
テル、アリルグリシジルエーテル、メタリルグリシジル
エーテルなどが挙げられるが、更にこれらと共重合可能
な単量体を加えた共重合体であってもよい。かかる共重
合可能な単量体としては、例えば、フッ化ビニルなどの
ハロゲン化ビニル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルな
どのカルボン酸ビニルエステル;メチルビニルエーテ
ル、イソブチルビニルエーテル、セチルビニルエーテル
などのビニルエーテル;グリシジルアクリレート、グリ
シジルメタクリレート、グリシジル−p−ビニルベンゾ
エート、メチルグリシジルイタコネート、グリシジルエ
チルマレエート、グリシジルビニルスルホネート、グリ
シジルアリルスルホネート、グリシジルメタリルスルホ
ネートなどの不飽和酸のグリシジルエステル類;ブタジ
エンモノオキサイド、ビニルシクロヘキセンモノオキサ
イド、2−メチル−5,6−エポキシヘキセンなどのエ
ポキシ基を有する単量体;塩化ビニリデン、フッ化ビニ
リデンなどのビニリデン化合物;モノメチルマレエー
ト、ジエチルマレエート、モノブチルマレエート、ブチ
ルベンジルマレエート、ジ−2−ヒドロキシエチルマレ
エート、ジメチルイタコネート、メチル(メタ)アクリレ
ート、エチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートなどの不飽和カルボン酸エステル類;無水マレイン
酸、無水イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、(メタ)ア
クリル酸などの不飽和カルボン酸及びその酸無水物;N
−フェニルマレイミド、アクリルアミド、N−メチロー
ルアクリルアミドなどの不飽和カルボン酸アミド;エチ
レン、プロピレンなどのオレフィン;(メタ)アクリロニ
トリルなどの不飽和ニトリル類などを挙げることができ
る。これらは必要があれば1種または2種以上を使用す
ることができるが、これらの総量が塩化ビニル−アリル
化合物共重合体の50重量%以下でないと、強度が低下
するおそれがある。
【0007】また、磁気記録媒体用結合剤として好適な
重合体であるためには、重合体が溶剤中で高い磁性粉分
散力を持つ必要があり、そのためにアニオン性又はカチ
オン性の親水性基などを有することが好ましい。アニオ
ン性又はカチオン性の親水性基としては、例えば、カル
ボキシル基並びに硫黄若しくはりんを含む酸及びその塩
からなる群より選ばれるアニオン性親水性基、又は−N
+123-、−NR12・HX1より選ばれるカチオ
ン性親水性基などを挙げることができる。ただし、
1、R2及びR3はアルキル基、アルケニル基又はアル
コキシ基を表し、X及びX1はハロゲン、硫酸、りん酸
若しくは硝酸などの無機酸残基、又はカルボン酸、酸性
硫酸エステル若しくは酸性りん酸エステルなどの有機酸
残基を表す。したがって、本発明に係る塩化ビニル−ア
リル化合物共重合体は、これらの親水性基を有する単量
体を、さらに共単量体成分とする重合体であってもよ
い。あるいは重合反応過程で、例えば、エポキシ基を開
環して付加するなどのin situにてこれら親水性
基が重合体に導入されるような反応形式による重合体で
あってもよい。塩化ビニルを構成単位にもつ重合体の熱
安定性を高めるために、脱塩化水素反応の起点となる分
岐や二重結合などの重合体分子中の不規則な構造の生成
を抑止するアリル化合物等の活性水素化合物の添加や、
さらには塩化水素捕捉能をもつエポキシ基を有する単量
体との共重合を行うことが有効である。特に、活性水素
を有するアリル化合物であって、かつエポキシ基を有す
るアリルグリシジルエーテルのごときエポキシ基を有す
るアリル化合物との共重合は、熱安定性を高める上で好
ましい。
【0008】しかし、アリルグリシジルエーテル等のア
リル化合物は、乳化重合又は微細懸濁重合によれば塩化
ビニルとの共重合が可能であるが、溶液重合による塩化
ビニルとの共重合は通常は困難である。従って、磁気記
録媒体用結合剤として特に適した塩化ビニルとアリル化
合物の共重合体を工業的に得るためには、乳化重合又は
微細懸濁重合によることが好ましい。かかる共重合体中
のアリル化合物単位の量は、全単量体単位の1〜40重
量%であることが好ましく、1.5〜30重量%である
ことがより好ましい。また、磁気記録媒体用結合剤とし
て好適な重合体であるためには、磁性粉及び結合剤を含
む有機溶剤からなる磁性塗料を、ポリエステルフイルム
などの非磁性基体上に塗布したのち、結合剤である重合
体に架橋処理を施し得るものであれば、得られる磁気記
録媒体は耐久性の良好なものとなる。このような架橋性
の官能基としては、水酸基やエポキシ基が有効であるの
で、本発明に用いる重合体としては、上記の単量体と共
重合可能な、水酸基やエポキシ基を有する単量体を共重
合したものであることが更に好ましい。
【0009】乳化重合又は微細懸濁重合によって製造さ
れた重合体ラテックスは、限外ろ過膜により濃縮するこ
とができる。限外ろ過膜は、物理的に明瞭な多数の微細
な孔を有する分離膜であり、本発明においては、直径1
〜5nmの比較的大きい化学成分の分子や、直径5〜1
00nmのコロイド粒子が通過できる微細孔を有するろ
過膜であれば特に制限なく使用することができる。この
ような限外ろ過膜を構成する材料としては、例えば、ポ
リエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリビニルアルコ
ール、ポリアミド、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラ
フルオロエチレン、ポリアクリロニトリル、酢酸セルロ
ースなどの有機高分子や、多孔質ガラス、セラミックス
などの無機材料を挙げることができる。限外ろ過膜モジ
ュールの形状としては、中空糸型、平膜型、管型、スパ
イラル巻型などいずれも使用可能であるが、特に中空糸
型及び管型を好適に使用することができる。本発明にお
いては、中空糸型又は管型などのモジュールの管路を流
れるろ過原液である重合体ラテックスに圧力をかけるこ
とにより、直径1〜100nmの大きさである遊離の界
面活性剤、塩類、未反応単量体などを含む水が管壁の微
細孔から流出し、重合体ラテックスがより不純分の少な
いものとなって濃縮される。重合体ラテックスにかける
圧力は、通常1〜7kg/cm2程度であることが望まし
い。本発明において、使用する限外ろ過膜の微細孔の孔
径は、重合体ラテックスの重合体の粒径と、除去すべき
不純物の大きさを考慮して、重合体が通過せず、不純物
が通過する孔径を選択することができる。限外ろ過装置
を出た重合体ラテックスに水を追加して希釈し、再び限
外ろ過にかけることにより、さらに不純分の少ない重合
体ラテックスが得られる。この濃縮、希釈操作を連続的
に繰返すことにより重合体ラテックスは精製される。
【0010】限外ろ過による精製の程度は電気伝導度で
判定することができる。重合体を磁気記録媒体用結合剤
として用いる場合は、重合体ラテックスの固形分濃度4
0±2重量%、温度30±2℃基準で、重合体ラテック
スの電気伝導度が800μS/cm以下、好ましくは50
0μS/cm以下になるまで精製することが望ましい。上
記の重合体ラテックスの固形分濃度及び温度において、
重合体ラテックスの電気伝導度が800μS/cmを超え
ると、重合体ラテックス中の不純物が多いため、このよ
うな重合体を結合剤として用いた磁気記録媒体は信号が
ドロップアウトしやすくなる。重合体ラテックスの電気
伝導度は、ラテックス中の不純物の量が一定であって
も、重合体の組成、重合体ラテックス固形分濃度及び重
合体ラテックス温度によって変化するので、一定の組成
の重合体のラテックスについて、あらかじめ固形分濃度
及び温度と電気伝導度の関係を求めておけば、前記の基
準からずれた場合の電気伝導度の目標値を図より求める
ことができる。図1は、重合体ラテックスの固形分濃度
及び温度と電気伝導度の関係の一例を示すグラフであ
る。重合体ラテックスの精製のための限外ろ過の操作温
度は、通常25〜40℃、好ましくは33〜37℃であ
る。限外ろ過の操作温度が25℃未満であると、一般に
ろ過効率が落ちる。また、限外ろ過の操作温度が40℃
を超えると、重合体ラテックス粒子の重合体が官能基を
有する場合など反応を起こしやすくなる。例えば、重合
体がエポキシ基を有する場合は、限外ろ過の操作温度が
40℃を超えるとエポキシ基が開環するおそれがある。
精製の過程でpHの変化を起こしやすいラテックスの場
合、pH計を設置して制御することも可能である。限外ろ
過における重合体ラテックスの流速は、線速度で1〜5
m/sec、好ましくは2〜4m/secとすることが望まし
い。重合体ラテックスの流速が1m/sec未満であって
も、5m/secを超えても、重合体粒子は凝集しやすく
なるおそれがある。本発明において、精製された重合体
ラテックスを、噴霧乾燥などによって乾燥することによ
り、高純度重合体が得られる。乾燥された重合体の純度
は、メチルエチルケトン不溶分の多少で判定できる。重
合体5.0gをメチルエチルケトン95.0gに添加し、
60℃で4時間溶解操作を行い、10,000rpm、30
分間の遠心分離後、上澄み液を除去したのち、さらにメ
チルエチルケトンを加えて同一条件で遠心分離を行い、
不溶分を乾燥して重量を求めて重合体に対する重量%を
得る。この不溶分が0.25重量%以下であれば、不純
分が少ない。また、塩化ビニルのホモ重合体および共重
合体の熱安定性は、加熱によって脱塩化水素が起こりに
くいか否かで判定できる。すなわち、重合体1.0gを
試験管にとり、その開口部にコンゴーレッド試験紙をあ
てつつ150℃に加熱し、発生する塩化水素ガスにより
試験紙が変色するまでの時間が10分以上であれば、重
合体の熱安定性は良い。
【0011】以下に本発明の態様を示す。 (1)メチルエチルケトン不溶分が0.25重量%以下
であって、150℃における塩化水素発生までの時間が
10分以上である熱安定性を有する塩化ビニル−アリル
化合物共重合体よりなることを特徴とする磁気記録媒体
用結合剤。 (2)塩化ビニル−アリル化合物共重合体が、塩化ビニ
ルとアリルグリシジルエーテルとの共重合体である第
(1)項記載の磁気記録媒体用結合剤。 (3)塩化ビニル−アリル化合物共重合体が、カルボキ
シル基並びに硫黄若しくはりんを含む酸及びその塩から
なる群より選ばれるアニオン性親水性基又は−N+1
23-、−NR12・HXより選ばれるカチオン性親
水性基を有する共単量体との共重合体である第(1)項又
は第(2)項記載の磁気記録媒体用結合剤。 (4)メチルエチルケトン不溶分が0.25重量%以下
であって、150℃における塩化水素発生までの時間が
10分以上である熱安定性を有する塩化ビニル−アリル
化合物共重合体を磁性粉の結合剤とする磁性塗料を塗付
してなることを特徴とする磁気記録媒体。 (5)塩化ビニル−アリル化合物共重合体が、塩化ビニ
ルとアリルグリシジルエーテルとの共重合体である第
(4)項記載の磁気記録媒体。 (6)塩化ビニル−アリル化合物共重合体が、カルボキ
シル基並びに硫黄若しくはりんを含む酸及びその塩から
なる群より選ばれるアニオン性親水性基又は−N+1
23-、−NR12・HXより選ばれるカチオン性親
水性基を有する共単量体との共重合体である第(4)項又
は第(5)項記載の磁気記録媒体。
【0012】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、以下の実施例において、
評価は下記の方法により行った。 (1)平均重合度 JIS K 6721にしたがって測定する。 (2)メチルエチルケトン不溶分 磁気記録媒体用結合剤5.0gにメチルエチルケトン9
5.0gを加えて、撹拌下で60℃、4時間で溶解し、
遠心分離器にて、5℃、10,000rpm、30分の条件
で不溶分を分離し、上澄み液を除去したのち、さらにメ
チルエチルケトンを加えて同一条件で遠心分離を行い、
上澄み液を除去してメチルエチルケトン不溶分を得た。
これを減圧乾燥機にて60℃、3時間で乾燥後重量を測
定し、はじめに溶解した試料量に対する重量%で表す。
結合剤中のメチルエチルケトン不溶分が多いと、表面形
成時、カレンダー汚れが発生して磁気記録媒体の表面を
荒らし、ドロップアウトを発生させたり、耐久性に悪影
響を与える。 (3)熱安定性 磁気記録媒体用結合剤1.0gを15ml試験管にとり、
その開口部をコンゴーレッド試験紙を挟んだ脱脂綿で栓
をして、150℃のオイルバス中に置き、発生する塩化
水素によってコンゴーレッド試験紙が変色するまでの時
間を測定する。 (4)磁性粉の損傷性 コバルト被着磁性酸化鉄100g、磁気記録媒体結合剤
20g及びメチルエチルケトン200gを顔料分散機に
て90分間分散して作製した磁性塗料を、80℃で3時
間加熱したのち、テトラヒドロフランで希釈し、さらに
水を加え、水相中の磁性酸化鉄から遊離したコバルトイ
オン量を、イオンクロマトグラフィーで測定する。コバ
ルトイオンの溶出の多いもの(対磁性酸化鉄ppm)ほど
磁性粉を損傷し、その性能を低下させる。 (5)ドロップアウト個数 作製した磁気テープを、40℃、相対湿度80%の雰囲
気下に24時間置いたのち、HR−D180[日本ビク
ター(株)製]の記録再生装置を使用して、1分間におけ
る15μsec、−12dB以上の欠落の数をドロップア
ウトカウンター[VHOICZ TG7(Shibas
oku製)]で計測し、○(15個/分以下)、△(1
6〜30個/分)、×(31個/分以上)で判定する。 (6)耐久性試験 作製した磁気テープを、40℃、相対温度80%の雰囲
気下において荷重100gを掛け、粒度3μmの研磨紙
[日本ミクロコーティング(株)製]を張りつけた直径6
0mmの回転ドラムに接触させて、150rpmで30分回
転させ、磁性塗料が研磨紙に付着した汚れの程度を目視
して、○(汚れなし)、△(汚れ少しあり)、×(汚れ
が多い)の3段階で判定する。 重合体製造例1 脱イオン水300重量部、アリルグリシジルエーテル1
8重量部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重
量部、炭酸水素ナトリウム1重量部、過硫酸カリウム4
重量部を、撹拌機付き重合器に仕込み、減圧脱気後、塩
化ビニル100重量部を仕込んで50℃で重合を開始し
た。重合開始直後から、2−ヒドロキシプロピルメタク
リレート5重量部を、連続して8時間を要して重合器に
注入した。重合器内の圧力が3kg/cm2Gまで低下した
ところで冷却し、未反応塩化ビニルを回収して重合体ラ
テックス(A)を得た。この重合体ラテックスを少量サ
ンプリングし、メチルエチルケトンを添加して凍結凝固
し、水洗、乾燥後分析したところ、共重合体の重合度は
260、塩化ビニル単位含有量は87重量%、アリルグ
リシジルエーテル単位含有量は8重量%、結合酸量はS
4として0.8重量%であった。 重合体製造例2 過硫酸カリウムに代えて過りん酸カリウムを使用した以
外は、重合体製造例1と同様に操作して重合体ラテック
ス(B)を得た。重合体製造例1と同様にして分析した
ところ、共重合体の重合度は260、塩化ビニル単位含
有量は87重量%、アリルグリシジルエーテル単位含有
量は8重量%、結合酸量はPO4として0.9重量%であ
った。 重合体製造例3 メタノール117重量部、メチルセルロース0.6重量
部、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エステル
0.2重量部を、撹拌機付き重合器に仕込み、減圧脱気
後、塩化ビニル100重量部、酢酸ビニル10重量部を
仕込み50℃で撹拌した。その後3,5,5−トリメチル
ヘキサノイルパーオキシド0.6重量部を仕込んで重合
を開始すると同時に、メタノール80重量部に溶解させ
たスチレンスルホン酸ナトリウム3重量部と2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート8重量部とを、8時間で全
量添加し終えるように、一定速度で連続的に仕込んだ。
反応開始より10時間後、重合器の圧力が2kg/cm2
まで低下した時点で冷却し、未反応塩化ビニルを回収し
たのち脱液し、1,000重量部のメタノールで洗浄
後、さらに脱イオン水1,000重量部で2回洗浄し
た。このスラリーを脱水、乾燥して重合体(C)を得
た。重合体(C)の重合度は340、塩化ビニル単位含
有量は87重量%、結合酸量はSO3として0.6重量%
であった。 実施例1 [重合体ラテックスの精製]重合体ラテックス(A)
を、下記の操作により精製、乾燥して、磁気記録媒体用
結合剤を得た。図2は、重合体ラテックス精製装置の構
成を示す説明図である。容量10m3のホールドタンク2
に、4.5m3のラテックスを受け入れたのち、循環ポン
プ4を運転して、ラテックスを限外ろ過膜よりなるろ過
部5を通してホールドタンクへ120m3/hrの流量でラ
テックス循環配管3を通じて循環させ、ラテックス中の
塩類、乳化剤、水溶性の未反応単量体などをろ水排出配
管6よりろ水として排出して濃縮した。循環ポンプの起
動後にホールドタンクに設置されたレベル計10の指示
値が50%となった時点で、イオン交換水をレベル計で
85%を指示するまでイオン交換水供給配管1より供給
して希釈を行った。その後は、60%〜85%のレベル
の範囲で希釈と濃縮を繰り返して、ラテックスの精製を
行った。なお、ラテックスの温度は温度検出器8により
検出し、供給されるイオン交換水とホールドタンクのジ
ャケット7に流れる温水の温度を調製してラテックスの
温度を30±2℃に保った。電気伝導度検出器9により
ラテックスの電気伝導度を検出し、ラテックスの固形分
濃度が40±2%となる液レベルの電気伝導度が345
μS/cmとなったとき工程をとめ、ラテックスを乾燥工
程へ送り、噴霧乾燥を行って磁気記録媒体用結合剤を得
た。各精製回におけるイオン交換水を加えた希釈後のラ
テックス容量の、希釈前のラテックス容量に対する比の
総ての積として示される総希釈倍率は786倍であっ
た。磁気記録媒体用結合剤中のメチルエチルケトン不溶
分は、0.21重量%であった。また、熱安定性は30
分であり、磁性粉の損傷性は50ppmであった。 [磁気テープの製造]コバルト被着磁性酸化鉄(比表面
積42m2/g)100重量部、上で得られた磁気記録媒
体用結合剤100重量部、ポリウレタン樹脂(a)10
重量部、メチルエチルケトン/シクロヘキサノン/トル
エン混合溶剤(重量比1/1/1)150重量部、カー
ボンブラック2重量部、アルミナ4重量部、ミリスチン
酸2重量部、ブチルステアレート1重量部からなる混合
物を、サンドミルにて90分間高速分散したのち、これ
に上記の混合溶剤60重量部及びポイリイソシアネート
(b)13重量部を加え、さらに15分間分散して磁性
塗料を調製した。得られた磁性塗料をポリエステルフィ
ルム上に塗布し、磁場配向したのち乾燥し、次いでカレ
ンダーロールで平滑処理し、60℃で24時間養生して
磁気テープを作製した。ただし、ポリウレタン樹脂
(a)は、1,4−ブタンジオールアジペート−MDI
系ポリウレタン樹脂、重量平均分子量70,000、水
酸基含有量0.3重量%であり、ポリイソシアネート
(b)は、商品名コロネートL、日本ポリウレタン工業
(株)製、トリメチロールプロパン−TDIアダクトであ
る。得られた磁気テープのドロップアウト個数は、6個
/分であった。また、耐久性試験において、研磨紙に汚
れは付着しなかった。 実施例2 重合体ラテックス(B)を用いて、実施例1と同じ操作
を繰り返した。ラテックスの電気伝導度が286μS/
cmとなったとき精製工程をとめたところ、総希釈倍率は
303倍であった。磁気記録媒体用結合剤中のメチルエ
チルケトン不溶分は、0.20重量%であった。また、
熱安定性は25分であり、磁性粉の損傷性は60ppmで
あった。磁気テープのドロップアウト個数は、5個/分
であり、耐久性試験において、研磨紙に汚れは付着しな
かった。 比較例1 重合体ラテックス(A)を用い、ラテックスの精製を十
分に行うことなく、実施例1と同様な操作を繰り返し
た。総希釈倍率117倍で精製工程をとめたが、このと
きのラテックスの電気伝導度は965μS/cmであっ
た。磁気記録媒体用結合剤中のメチルエチルケトン不溶
分は、0.28重量%であった。また、熱安定性は30
分であり、磁性粉の損傷性は50ppmであった。磁気テ
ープのドロップアウト個数は、32個/分であり、耐久
性試験において、研磨紙に汚れが少し付着した。 比較例2 溶液重合により得られた重合体(C)を用いて、実施例
1と同様な操作を繰り返した。重合体(C)中のメチル
エチルケトン不溶分は、0.51重量%であった。ま
た、熱安定性は3分であり、磁性粉の損傷性は660pp
mであった。磁気テープのドロップアウト個数は、47
個/分であり、耐久性試験において、研磨紙に多くの汚
れが付着した。実施例1〜2及び比較例1〜2の結果
を、まとめて第1表に示す。
【0013】
【表1】
【0014】実施例1〜2の本発明の磁気記録媒体用結
合剤は、メチルエチルケトン不溶分の量が0.20〜0.
21重量%と少なく、これらの結合剤を用いて製造した
実施例1〜2の磁気テープは、ドロップアウトの個数が
少なく、耐久性においても優れている。これに対して、
不純分が十分に除去されていない重合体ラテックスより
得られた比較例1の磁気記録媒体用結合剤は、メチルエ
チルケトン不溶分の量が0.28重量%と多く、この結
合剤を用いて製造した比較例1の磁気テープは、ドロッ
プアウトの個数が多く、耐久性においても劣っている。
さらに、溶液重合により製造された重合体Cは、メチル
エチルケトン不溶分が0.51重量%と一層多く、この
重合体を磁気記録媒体用結合剤として用いて製造した比
較例2の磁気テープは、ドロップアウトの個数がきわめ
て多く、耐久性も著しく劣っている。
【0015】
【発明の効果】本発明の磁気記録媒体用結合剤は、不純
物及び不溶分が少ないので、熱安定性に優れ、磁性粉の
損傷性が低く、ドロップアウトが少なく、耐久性に優れ
た、高性能で信頼性の高い磁気記録媒体を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、重合体ラテックスの固形分濃度及び温
度と、電気伝導度の関係の一例を示すグラフである。
【図2】図2は、重合体ラテックス精製装置の構成を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 イオン交換水供給配管 2 ホールドタンク 3 ラテックス循環配管 4 循環ポンプ 5 ろ過部 6 ろ水排出配管 7 ジャケット 8 温度検出器 9 電気伝導度検出器 10 レベル計

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メチルエチルケトン不溶分が0.25重量
    %以下であって、150℃における塩化水素発生までの
    時間が10分以上である熱安定性を有する塩化ビニル−
    アリル化合物共重合体よりなることを特徴とする磁気記
    録媒体用結合剤。
  2. 【請求項2】塩化ビニル−アリル化合物共重合体が、塩
    化ビニルとアリルグリシジルエーテルとの共重合体であ
    る請求項1記載の磁気記録媒体用結合剤。
  3. 【請求項3】メチルエチルケトン不溶分が0.25重量
    %以下であって、150℃における塩化水素発生までの
    時間が10分以上である熱安定性を有する塩化ビニル−
    アリル化合物共重合体を磁性粉の結合剤とする磁性塗料
    を塗付してなることを特徴とする磁気記録媒体。
JP9919496A 1996-03-28 1996-03-28 磁気記録媒体用結合剤及び磁気記録媒体 Pending JPH09263610A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010031234A (ja) * 2008-06-26 2010-02-12 Tosoh Corp 塩化ビニル系樹脂ラテックス及びその製造方法
US8932985B2 (en) 2009-12-10 2015-01-13 Tosoh Corporation Vinyl chloride-based resin latexes, processes for producing the same, and thermal transfer image-receiving sheet obtained using the same

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