JPH09263163A - ヒンジ付きシート構造 - Google Patents

ヒンジ付きシート構造

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JPH09263163A
JPH09263163A JP9949596A JP9949596A JPH09263163A JP H09263163 A JPH09263163 A JP H09263163A JP 9949596 A JP9949596 A JP 9949596A JP 9949596 A JP9949596 A JP 9949596A JP H09263163 A JPH09263163 A JP H09263163A
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JP
Japan
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seat cushion
lock
seat
hinge
arm
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Application number
JP9949596A
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English (en)
Inventor
Kenichi Niwa
健一 丹羽
Masanori Sugiura
正則 杉浦
Noboru Fukushima
暢 福島
Hideo Niihori
秀雄 新堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺の荷物等を積載可能な長尺かつ平坦な荷
台をリヤシート後方のラゲージスペースに連続して確保
可能とする。 【構成】 シートクッション12のヒンジ部16が、第1の
ヒンジ16-1と第2のヒンジ16-2との組み合わせによりな
るダブルヒンジとして構成されている。そして、第1の
ロック機構50のロックによってシートクッション12を着
座位置に保持可能とするとともに、第2のロック機構52
のロック解除によって、シートクッションの回動が倒立
位置から更に前方の反転位置間で保障可能となってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フロントシート
の後方に配設され、シートクッションの跳ね上げおよび
シートバックの前倒しのもとで、当該シート部分を後方
のラゲージスペースに連続した荷台として利用可能とす
るヒンジ付きシート構造に関する。
【0002】
【従来の技術】1ボックスタイプ車や2ボックスタイプ
車等のような、荷物の収納されるラゲージスペース(荷
物室)を乗員スペース(乗員室)に連続して持つ自動車
のリヤシートとして、たとえば、シートクッションの跳
ね上げおよびシートバックの前倒し等の可能な、いわゆ
るヒンジ付きシートが広く提供されている。
【0003】このようなヒンジ付きシートにおいては、
シートクッションの前端、および、シートバックの下端
が、個別のヒンジ部を介して床面にそれぞれ連結され、
倒立位置程度までのシートクッションの跳ね上げ、およ
び、シートクッションの跳ね上げにより生じた空きスペ
ースへのシートバックの前倒しによって、シートバック
の背面が、ラゲージスペースに連続した平坦な荷台とし
て利用可能となっている。
【0004】この種のヒンジ付きシートとして、たとえ
ば、シートクッションの前端をリンクで支持した実開昭
58−059626号公報に開示する構成が知られている。この
構成においては、リンクの下端、つまりは床面サイドの
枢着点を支点としてシートクッションが回動し、倒立位
置がシートクッションの跳ね上げ位置として設定され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した公
知のヒンジ付きシートにおいては、跳ね上げられたシー
トクッションが倒立位置で保持されるため、ヒンジ付き
シートによりラゲージスペースが前方に拡張されるとは
いえ、これにより得られる平坦なスペースの長さ、つま
り奥行はさほど長く得られず、スキー板等の長尺の荷物
の積載が容易に行えない。
【0006】そこで、たとえば、シートクッションの前
端を1本のリンクで回動可能に支持し、リンクを折り畳
むことでシートクッションを下降位置で保持可能とする
構成が、実開平02−030733号公報において開示されてい
る。この構成においては、シートクッションの下降によ
って生じた上部スペースにシートバックを前倒しするこ
とにより、シートバックの背面が、ラゲージスペースに
連続した荷台として使用できる。そして、フロントシー
トのシートバックを後倒しにし、このフロントシートの
着座面を荷台とすることによって、ラゲージスペースか
らフロントシートの前方、つまりはインパネに至るまで
の長尺の連続したスペースが確保できる。
【0007】しかしながら、ヒンジ付きシートにおいて
は、前倒しされたリヤシートのシートバックの背面が、
ラゲージスペースの載置面に対してほぼ平坦に連続する
ように設定されるため、このシートバックの背面上にフ
ロントシートのシートバックを後倒しにすると、それに
よって形成される荷台は平坦とはならない。
【0008】このような、平坦でないスペースに長尺の
荷物を載置すると、荷物が不安定となり、走行時の振動
等によってガタつき、更にその位置がずれやすい。つま
り、平坦でないスペースに荷物を載置することによっ
て、着座者、ひいてはドライバーの安全性、快適性の低
下を招く虞れがある。
【0009】この発明は、長尺の荷物等を積載可能な長
尺かつ平坦な荷台をリヤシート後方のラゲージスペース
に連続して確保可能とするヒンジ付きシート構造の提供
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、シートクッションの前端部から
前方かつ下方に延出して、支持アームが設けられ、シー
トクッションのヒンジ部が、支持アームの前端を床面に
対して回動自在に支持する第1のヒンジと、シートクッ
ションの前端部を支持アームの自由端部に対して回動自
在に支持する第2のヒンジとの組み合わせによりなるダ
ブルヒンジとして構成されている。
【0011】また、床面サイド、シートクッションサイ
ドのいずれかに枢着点を持つリンクアームが、リンクア
ームの長孔状のガイド孔への連結ピンの遊挿を伴う対応
部材への他端部の連結によって、床面、シートクッショ
ンの前端部間に架設され、ガイド孔内での連結ピンの移
動範囲により、第1のヒンジを中心としたシートクッシ
ョンの回動領域を着座位置から倒立位置までに規定して
いる。
【0012】そして、床面に対するロックによってシー
トクッションを着座位置に保持する第1のロック機構
が、シートクッションの着座位置でのロック解除操作を
可能に設けられるとともに、そのロックによって支持ア
ームに対するシートクッションの回動を規制し、そのロ
ック解除によって倒立位置から更に前方の反転位置への
シートクッションの回動を保障する第2のロック機構
が、第1のヒンジを回動中心としたシートクッションの
跳ね上げ状態でのみロック解除操作可能に設けられてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、この発明に係るヒンジ
付きシート構造においては、ヒンジ付きシート10を形成
するシートクッション12、シートバック14が、個別のヒ
ンジ部16、18 を介してそれぞれ床面20に連結されてい
る。そして、図1に加えて図2を見るとわかるように、
この発明では、シートクッションのヒンジ部16が、第1
のヒンジ16-1と第2のヒンジ16-2との組み合わせにより
なるダブルヒンジとして構成されている。
【0015】なお、図1に示すシートバック14のヒンジ
部18は、起立した通常の着座位置から前倒し位置までの
間でシートバックを回動可能に支持すれば足り、また、
その構成としては実開昭58−059626号公報等で開示した
公知のものが利用できため、このヒンジ部に関してはこ
こでは詳細に説明しない。
【0016】図2に加えて図3を見るとわかるように、
たとえば、略く字形状の左右一対の支持アーム22(L、R)
が、シートクッション12の前端部の左右に離反した位置
で、シートクッションの前方かつ下方に延出して設けら
れている。そして、図1ないし図3に示すように、支持
アーム22(L、R) の前端が、床面20、たとえばフロントシ
ート(後述する)の配置部20a とシートクッション12の
配置部20b との間の立ち上がり部20c のヒンジブラケッ
ト26(L、R) に回動自在にそれぞれ連結、支持され、この
連結部が、シートクッションのヒンジ部16の第1のヒン
ジ16-1として形成されている。
【0017】なお、図2に示すように、ヒンジブラケッ
ト26(L、R) は、たとえば、ボルト27等によって固定され
ている。
【0018】図2、図3に示すように、この実施の形態
においては、挿通孔を形成するそれぞれの連結片22a、26
a への連結ピンの連続した挿入によって、支持アーム2
2、ヒンジブラケット26間を連結し、この連結ピンを、
支持アーム22の回動中心となる第1のヒンジ16-1として
いる。なお、第1のヒンジ16-1となる連結ピンとして、
たとえば、ブッシュ28を介して挿通されたスプリングピ
ンが利用できる。
【0019】また、この発明においては、シートクッシ
ョン12の前端部を支持アーム22(L、R) の自由端部に回動
可能に連結することで、この連結部をシートクッション
のヒンジ部16の第2のヒンジ16-2として機能させてい
る。
【0020】たとえば、シートクッション12の骨格をな
すシートクッションフレーム30の前端に、左右方向に延
びた支持ロッドが一体的に設けられ、この支持ロッドを
支持アーム22の自由端部において軸支することで、シー
トクッションの第2のヒンジ16-2としている。
【0021】図2、図3に示すように、左右一対の縦壁
32L、32R を有するベースブラケット32が、支持アーム22
の自由端への基部32a の固着のもとで、左右の支持アー
ム間に架設され、一対の縦壁間での、ブッシュ34を介し
た架設により、シートクッションの第2のヒンジ(支持
ロッド)16-2が、支持アームに対して軸支されている。
【0022】図3を見るとわかるように、この実施の形
態においては、ベースブラケットの縦壁32(L、R) 間での
第2のヒンジ16-2の架設を容易にするように、たとえ
ば、ベースブラケットの一方の縦壁32R を他方の縦壁32
L および基部32a からなる本体部に対して別体に成形し
ている。そして、たとえば、ボルト36による、別体の縦
枠32R の下端折曲片32b 、ベースブラケットの基部32a
および支持アーム22R の共締めによって、ベースブラケ
ット32の組み立て、および、支持アームへのベースブラ
ケットの固定が同時に可能となっている。
【0023】なお、他サイドの支持アーム22L 、ベース
ブラケット32間は、たとえば、溶着等によって連結、固
定される。
【0024】図3に示す参照符号38は、第2のヒンジ16
-2をベースブラケット32の本体部となる縦壁32L に対し
て枢着するための止めねじであり、この止めねじでの枢
着により、ベースブラケット32の組み立て時における第
2のヒンジの端末の脱落等に起因する作業の煩雑化を防
止している。
【0025】このようなシートクッションのヒンジ部16
によれば、シートクッション12が、第1のヒンジ16-1、
第2のヒンジ16-2の双方を中心として前後方向に回動さ
れる。
【0026】ここで、この発明においては、第1のヒン
ジ(スプリングピン)16-1を中心としたシートクッショ
ン12の回動領域θ1 が、たとえば、ヒンジブラケット26
L に一端の枢着されたリンクアーム40によって、図1の
実線および図2で示す着座位置から、図1の一点鎖線お
よび図4で示す倒立位置までに規定されている。
【0027】図2、図3に示すように、リンクアーム40
の一端は、たとえば、ヒンジブラケット26L の側部の折
曲により一体的に形成された支持片42に、枢支ピン44に
よって枢着され、その自由端サイドが、ベースブラケッ
トの縦壁32L に対し、連結ピン46を介して連結されてい
る。
【0028】ここで、この発明においては、リンクアー
ム40が長孔状のガイド孔48を有して形成され、このガイ
ド孔への連結ピン46の遊挿により、リンクアームの自由
端サイドがベースブラケットの縦壁32L に対して連結さ
れている。ガイド孔48は、各端末での連結ピン46の係合
のもとでシートクッション12の着座位置、倒立位置をそ
れぞれ規定する長さに形成されている。
【0029】たとえば、図1の実線および図2で示す着
座位置を、シートクッション12の初期状態と仮定する。
図2に実線で示すように、この初期状態においては、連
結ピン46が、リンクアーム40の枢着端サイドでのガイド
孔48の端末に位置している。この初期状態から、第1の
ヒンジ16-1を中心としてシートクッション12を前方に回
動させる、つまり跳ね上げると、リンクアーム40が、シ
ートクッションの回動に追従して、一端の枢着点となる
枢支ピン44の回りを対応方向に回動する。
【0030】そして、連結ピン46が、リンクアーム40の
自由端サイドでのガイド孔48の端末に係合されると、以
降への連結ピンの移動が規制されるため、シートクッシ
ョン12の回動は、図1に一点鎖線で示す倒立位置で阻止
される。
【0031】ここで、この発明においては、第1、第2
のヒンジ16-1、16-2 に対応して設けられた第1、第2の
ロック機構50、52 のロックによって、各ヒンジを中心と
したシートクッション12の回動が個別に規制されてい
る。
【0032】図5に示すように、第1のヒンジ16-1に対
応する第1のロック機構50は、シートクッション12を着
座位置に保持可能に、たとえば、床面20、シートクッシ
ョン間に設けられている。また、図2に示すように、第
2のヒンジ16-2に対応する第2のロック機構52は、その
ロックのもとで支持アーム22に対するシートクッション
12の回動を規制可能に、たとえば、支持アーム、シート
クッション間に設けられている。
【0033】図5に加えて図6を見るとわかるように、
第1のロック機構50は、床面のシートクッション載置部
20a の後部にボルト54等によって固定されたフック56
と、フックに係合可能なロック片58a を下端に一体に有
するロックアーム58とを備え、ロックアームが、シート
クッションフレーム30の後端に固着されたブラケット60
に、支軸62を介して回動自在に設けられている。
【0034】ブラケット60は、たとえば、左右の側部に
一対の支持片60a を有して成形され、支持片を後方に延
出させて、止めねじ64等によりシートクッションフレー
ム30の後端に固定されている。そして、ロックアーム58
が、たとえば、ブラケットの一対の支持片60a を外方か
ら抱持可能な左右一対の側壁58b を有して成形され、支
軸62による側壁、支持片の連続した挿通によって枢支さ
れている。
【0035】なお、ロックアームのロック片58a は、た
とえば、略コ字形状に折曲されたロッド材から形成さ
れ、側壁58b への各端部の固着によって、ロックアーム
58の下方に延出して設けられている。
【0036】ロックアーム58は、ロックばね66の偏倚力
のもとで、フック56へのロック片58a の係合方向に偏倚
されている。ロックばね66として、たとえば、支軸62に
巻装可能に対称方向に巻かれた左右の巻装部66a を持つ
ねじりばねが利用でき、巻装部を支軸に巻装するととも
に、巻装部間の延出端66b をブラケット60の係止片60b
に、各端末66c をロックアーム58の上端の係合溝58c に
それぞれ係止して、ロックばねは対応する偏倚力をロッ
クアームに付与可能に配置されている。
【0037】また、ロックアーム58は、たとえば、回動
中心となる支軸62の架設された側壁58b に対する逆サイ
ドに延出された左右一対の支持片58d を有して形成さ
れ、この左右の支軸間に、連結ロッド68が架設されてい
る。そして、この連結ロッド68への一端の連結によっ
て、ロック解除片70が、ロックばね66の偏倚力に抗した
方向への回動力をロックアーム58に付与可能に設けられ
ている。
【0038】ロック解除片70として、たとえば、ストラ
ップが利用でき、このストラップの他端は、シートクッ
ション12の着座位置での牽引操作を可能に、通常、シー
トクッションの後端から上方に延出されている。
【0039】また、図2、図3を見るとわかるように、
第2のロック機構52は、支持アーム22の自由端部に固着
された係合孔付きのブラケット72と、当該係合孔72a に
挿入、係合可能なロックピン74とを備えている。ブラケ
ット72は、たとえば、ベースブラケットの基部32a のほ
ぼ中央に突設されている。
【0040】ロックピン74は、その軸線方向に移動可
能、つまりは進退可能に、たとえば、取り付けプレート
76とカバー78との組み合わせからなるケーシング80によ
って支持され、ボルト82、ナット83によるシートクッシ
ョンフレーム30へのケーシングの固着によって、シート
クッション12の前端部の対応箇所に配設されている。
【0041】図2、図3に加えて図7を見るとわかるよ
うに、ロックピン74は、カバー78の一対の縦壁78a 間に
架設、軸支され、たとえば、枢支ピン84によって取り付
けプレート76に中間部の枢着された操作レバー86の一端
が、連結ピン88を介してロックピンに連動可能に連結さ
れている。
【0042】そして、ロックばね90が、ブラケットの係
合孔72a に対する挿入方向への偏倚力をロックピン74に
付与可能に設けられている。ロックばね90として、たと
えば、枢支ピン84に巻装され、ロックピン74に所望の偏
倚力を付与可能に、各端末をカバーの縦壁78a 、操作レ
バー86にそれぞれ係止させたねじりばねが利用できる。
【0043】このような第2のロック機構52のロック状
態、つまり、ブラケットの係合孔72a へのロックピン74
の挿入、係合状態においては、第2のヒンジ16-2を中心
としたシートクッション12の回動は阻止される。つま
り、第2のロック機構52のロック状態においては、シー
トクッション12が支持アーム22に対して保持されるた
め、シートクッションは、第1のヒンジ16-1を中心とし
て、着座位置と倒立位置との間で、支持アームと一体的
に回動される(図4参照)。
【0044】ここで、第2のロック機構52の操作レバー
86は、図2に示すように、シートクッション12の下面サ
イドに位置し、シートクッションの裏面からにおいての
み、その操作が可能となるため、図2に示すシートクッ
ションの着座位置においてはその解除操作は行えず、図
4に示すような、シートクッションの跳ね上げ状態での
操作レバーの露出時にのみ、その操作が可能となる。
【0045】たとえば、上述したヒンジ付きシート10を
フロントシート92の後方に位置するリヤシートとして配
置し、フロントシート、リヤシートを通常の着座位置に
設定した状態での自動車室内のレイアウトを図8に示
す。この状態においては、リヤシート(ヒンジ付きシー
ト)10のシートバック14の後方が、通常のラゲージスペ
ース94として規定、利用される。
【0046】このような着座状態から、ストラップ(ロ
ック解除片)70の牽引のもとで第1のロック機構50をロ
ック解除し(図5参照)、リヤシートのシートクッショ
ン12を床面20に対してフリーにすると、第1のヒンジ16
-1を中心とした回動、つまりはシートクッションの跳ね
上げが可能となる。この場合においては、第2のロック
機構52がロック状態にあるため、支持アーム22に対する
保持のもとで、シートクッション12は支持アームと一体
的に回動される。
【0047】第1のヒンジ16-1を中心としてシートクッ
ション12を跳ね上げ、その回動がリンクアーム40によっ
て規制されると、シートクッションは、図1の一点鎖線
および図9に示す倒立位置に規定される。そして、図9
に示すように、このシートクッション12の跳ね上げによ
り空きスペースとなった床面のシートクッション配置部
20a にシートバック14を前倒しすると、前倒しされたシ
ートバックの背面14aが、ラゲージスペース94に連続す
る平坦な荷台として利用できる。
【0048】このように、シートクッション12を倒立位
置まで跳ね上げ、これにより生じた空きスペースにシー
トバック14を前倒しにし、シートバックの背面14a を荷
台として利用することで、通常のラゲージスペース94の
奥行を越える長さの荷物の収納、積載が可能となる。
【0049】ここで、図9に示す倒立位置においてシー
トクッション12がバタつくと、シートクッションとの接
触等により、シートバックの裏面14a に載置した荷物の
安全性の低下を招く虞れがある。そこで、この発明にお
いては、リンクアーム40によって、シートクッション12
を倒立位置で保持可能としている。
【0050】図3、図4に示すように、連結ピン46の挿
入、係合可能なロック孔96が、リンクアームのガイド孔
48に連続して設けられている。ロック孔96は、シートク
ッション12の倒立時において連結ピン46の位置する部
分、つまり、リンクアーム40の自由端サイドでのガイド
孔48の端末に連続して、枢支ピン44を中心とする円弧上
に延びて形成されている。
【0051】第1のヒンジ16-1を中心としてシートクッ
ション12が跳ね上げられると、連結ピン46がリンクアー
ムのガイド孔48を移動して自由端サイドの端末に係合す
る。すると、図4に実線で示すように、ガイド孔48に連
続したロック孔96の形成により、ガイド孔の当該部分が
図中上方で開口しているため、枢支ピン44を中心とした
リンクアーム40の回動により、図4に一点鎖線で示すよ
うに、連結ピン46がロック孔に挿入、係合される。な
お、この場合のリンクアーム40の回動は、通常、リンク
アームの自重のもとで行われる。
【0052】このように、連結ピン46の挿入、係合可能
なロック孔96を、リンクアームのガイド孔48の当該部分
に連続して設け、シートクッション12の倒立位置で連結
ピンをロック孔に挿入、係合させることで、倒立位置に
おける、第1のヒンジ16-1を中心としたシートクッショ
ンの回動が確実に規制される。つまり、このリンクアー
ム40が、シートクッション12を倒立位置に保持するため
の保持手段として機能するため、倒立位置におけるシー
トクッションのバタつき等が防止でき、シートクッショ
ンを倒立させたレイアウトにおける荷物の安全性等が確
実に向上される。
【0053】ロック孔96による連結ピン46の係合は、リ
ンクアーム40に一体に設けられた解除片40a の引き上げ
のもとで容易に解除できる(図3、図4参照)。なお、
リンクアーム40による、倒立位置でのシートクッション
12の保持の解除の後、シートクッションを図4における
時計方向に押圧すれば、第1のヒンジン16-1を中心とし
た回動のもとで、シートクッションが初期の着座位置に
戻されることはいうまでもない。
【0054】図4に示すようなシートクッション12の倒
立位置においては、シートクッション12の下面サイドで
の露出により、第2のロック機構52の操作レバー86の操
作が可能となる。そして、このような状態で、操作レバ
ー86を、図7に矢印で示すようなシートクッション12に
対する前方に回動させると、操作レバーの回動に伴う後
退により、ロックピン74がブラケットの係合孔72a から
離反して、ロックピン、係合孔間の係合、つまりは第2
のロック機構52のロックが解除される(図4参照)。
【0055】すると、シートクッション12が、支持アー
ム22に対してフリーとなるため、図1の二点鎖線および
図10に示すように、第2のヒンジ16-2を中心とした、
更に前方、つまりは反転方向へのシートクッションの回
動が可能となる。
【0056】つまり、図1を見るとわかるように、この
発明においては、実線で示す着座位置から一点鎖線で示
す倒立位置までを第1のヒンジ16-1によるシートクッシ
ョン12の回動領域θ1 とするのに加えて、倒立位置から
2点鎖線で示す反転位置までを第2のヒンジ16-2による
回動領域θ2 として規定している。
【0057】第1のヒンジ16-1を中心とするシートクッ
ション12の回動半径r1と、第2のヒンジ16-2を中心とす
るシートクッションの回動半径r2とを図1において比較
するとわかるように、半径r2は半径r1に比較して十分に
短くなっていることがわかる。つまり、倒立位置から反
転位置までを第2のヒンジ16-2による回動領域θ2 とし
て規定すれば、反転時における、フロントシート92への
シートクッション12の干渉が防止できる。
【0058】そして、図11に示すように、第2のヒン
ジ16-2を中心としてシートクッション12を反転位置まで
回動させ、更に、フロントシートのシートバック98を後
倒しにしてシートクッションの下面上に重ねて配置すれ
ば、シートバックの背面14aおよびフロントシートのシ
ートバック98のクッション面98a 、シートクッション10
0 のクッション面100aからなる平坦な荷台が、リヤシー
ト後方のラゲージスペース94に連続して規定される。
【0059】このように、フロントシートのシートバッ
ク98の後傾によって荷台を形成すると、ラゲージスペー
ス94に連続するスペースが、フロントシート前方のイン
パネ(図示しない)まで延長される。つまり、自動車室
内に、ラゲージスペース94からインパネに至るまでの長
尺の奥行を持つ平坦な荷物スペースが得られるため、ス
キー板等の長尺の荷物においても、ガタつくことのない
安定した収納、積載が容易に可能となる。
【0060】なお、図11に一点鎖線で示すように、フ
ロントシートのシートバック98を後倒しにせず、着座位
置のまま保持すれば、シートバックの背面14a 、シート
クッション12の下面12a を荷台するフロントシートのシ
ートバック98の背面までの荷物スペースがラゲージスペ
ース94に連続して得られることはいうまでもない。
【0061】上記のように、この発明のヒンジ付きシー
ト構造においては、シートクッション12のヒンジ部16
が、第1のヒンジ16-1、第2のヒンジ16-2との組み合わ
せからなるダブルヒンジとして構成されている。
【0062】このようなダブルヒンジとしてなるヒンジ
部16によれば、第1のヒンジ16-1を中心とした着座位置
から倒立位置までの回動領域θ1 によって、シートクッ
ション12の倒立位置が前方に設定できるため、シートバ
ック14の前倒しを保障する空きスペースが、床面のシー
トクッション配置部20a に十分に確保できる。そして、
第2のヒンジ16-2を中心とした倒立位置から反転位置ま
での回動領域θ2 においては、その回動半径r2が十分に
小さくできるため、フロントシート92との干渉を伴わな
いシートクッション12の反転が容易に得られる。
【0063】従って、シートクッション12の反転作業
が、作業の煩雑化を伴うことなく、簡単、安全に行うこ
とができる。
【0064】そして、シートクッション12の反転位置
が、床面のフロントシート配置部20bにより近い位置に
設定できるため、フロントシートのシートバック98を後
倒しした際における、荷台となるリヤシートのシートバ
ックの背面14a 、フロントシートのシートバック、シー
トクッションのクッション面98a、100aの平坦化が可能と
なる。
【0065】従って、リヤシート後方のラゲージスペー
ス94に連続した長尺の荷物スペースが、自動車室内の奥
行に相当する範囲で確保でき、スキー板等の長尺の荷物
の安定した収納、積載が可能となる。
【0066】また、シートクッション12の跳ね上げまた
は反転に伴うシートバック14の前倒し、および、フロン
トシートのシートバック98の後倒し等、各シートの設定
状況を変えることによって、自動車室内のレイアウトが
適宜変えられるため、収納、積載する荷物、および、乗
員の人数等に応じた設定が容易に得られる。
【0067】更に、この発明によれば、リンクアーム40
によって第1のヒンジ16-1を中心とした回動領域を規定
するとともに、リンクアームのガイド孔48に連続するロ
ック孔96を設けることによって、シートクッション12を
倒立位置に保持可能とするため、第1、第2のヒンジ16
-1、16-2 による回動領域が明確に分割できる。そして、
倒立位置におけるシートクッション12のバタつきが確実
に阻止されるため、このバタつきに起因する荷物の損傷
等が十分に防止できる。
【0068】ここで、この発明の実施の形態において
は、第1のロック機構50を床面のフック56と、フックに
係合可能なロック片58a を持つロックアーム58との組み
合わせを有する構成として、また、第2のロック機構52
を係合孔付きのブラケット72と係合孔に挿入、係合可能
なロックピン74との組み合わせを有する構成として、そ
れぞれ具体化している。しかし、第1のロック機構50は
シートクッション12を床面20に対して保持可能に、ま
た、第2のロック機構52はシートクッションを支持アー
ム22に対して保持可能にそれぞれ形成されれば足りるた
め、これらに限定されず、他の手段から、第1、第2の
ロック機構をそれぞれ構成してもよい。
【0069】しかしながら、この実施の形態に示す第
1、第2のロック機構50、52 によれば、第1、第2のヒ
ンジ16-1、16-2 に対応する適切なロック、ロック解除が
それぞれ可能となるため、操作性、ロックの確実性等が
向上される。
【0070】また、この実施の形態においては、第1の
ロック機構52のロック解除片として、ロックアーム58の
連結ロッド68に一端の連結されたストラップ70を例示し
ているが、シートクッション12の着座位置において操作
可能な形状であれば足りるため、これに限定されず、他
の手段、たとえば、ロックアームに連動可能な操作レバ
ー等を、ロック解除片として利用してもよい。
【0071】更に、リンクアーム40は、ヒンジブラケッ
ト26L の支持片42に一端を枢着し、自由端部をベースブ
ラケットの縦壁32L に連結ピン46によって連結している
が、これとは逆に、ベースブラケットの縦壁、つまりは
シートクッションサイドに一端を枢着する構成としても
よい。
【0072】なお、この発明の実施の形態においては明
記していないが、シートクッション12、シートバック14
の全体を跳ね上げ、前倒しする構成、また、シートクッ
ション、シートバックを部分的に分割し、その分割部分
を跳ね上げ、前倒しする構成のいずれのヒンジ付きシー
ト10にも、この発明が応用できることはいうまでもな
い。
【0073】上述した発明の実施の形態は、この発明を
説明するためのものであり、この発明を何等限定するも
のでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施さ
れたものも全てこの発明に包含されることはいうまでも
ない。
【0074】
【発明の効果】上記のように、この発明に係るヒンジ付
きシート構造によれば、前方でのシートクッションの倒
立、および、小さい半径による反転動作が容易に確保で
きるため、シートバックの前倒しの可能な空きスペース
の確保、および、フロントシートに干渉しないシートク
ッションの反転動作が容易に確保できる。従って、シー
トクッションの倒立、反転が、作業の煩雑化を伴うこと
なく、簡単、安全に行える。
【0075】そして、シートクッションの反転により、
フロントシートのシートバックを後倒しした際における
荷台の平坦化が容易に確保できる。従って、リヤシート
後方のラゲージスペースに連続した長尺の荷物スペース
が、自動車室内の奥行に相当する範囲で確保でき、スキ
ー板等の長尺の荷物の安定した収納、積載が可能とな
る。
【0076】また、ヒンジ付きシート、フロントシート
の設定状況を変えることによって、自動車室内のレイア
ウトが適宜変えられるため、収納、積載する荷物、およ
び、乗員の人数等に応じた設定が容易に得られる。
【0077】更に、この発明によれば、リンクアームの
ガイド孔に連続するロック孔を設けることによって、シ
ートクッションを倒立位置に保持可能とするため、倒立
位置におけるシートクッションのバタつきの阻止によ
り、このバタつきに起因する荷物の損傷等が十分に防止
できる。
【0078】そして、第1のロック機構を床面のフック
と、フックに係合可能なロック片を持つロックアームと
の組み合わせを有する構成とするとともに、第2のロッ
ク機構を係合孔付きのブラケットと係合孔に挿入、係合
可能なロックピンとの組み合わせを有する構成とすれ
ば、第1、第2のヒンジに対応する適切なロック、ロッ
ク解除がそれぞれ可能となるため、操作性、ロックの確
実性等が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るヒンジ付きシート構造におけ
る、シートクッションの回動領域を示す模式図である。
【図2】着座位置における、シートクッションのヒンジ
部、および、第1のロック機構を中心としたヒンジ付き
シート構造の部分的な概略縦断面図である。
【図3】シートクッションのヒンジ部、および、第2の
ロック機構を中心とした、ヒンジ付きシート構造の部分
的な概略分解斜視図である。
【図4】倒立位置における、シートクッションのヒンジ
部、および、第2のロック機構を中心としたヒンジ付き
シート構造の部分的な概略縦断面図である。
【図5】第1のロック機構を中心とした、着座位置にお
ける、ヒンジ付きシート構造の部分的な概略縦断面図で
ある。
【図6】第1のロック機構を中心とした、ヒンジ付きシ
ート構造の部分的な概略分解斜視図である。
【図7】第2のロック機構の概略平面図である。
【図8】フロントシート、ヒンジ付きシートの着座状態
における自動車室内の模式図である。
【図9】ヒンジ付きシートのシートクッションの跳ね上
げ状態およびシートバックの前倒し状態における自動車
室内の模式図である。
【図10】反転位置における、シートクッションのヒン
ジ部、および、第2のロック機構を中心としたヒンジ付
きシート構造の部分的な概略縦断面図である。
【図11】ヒンジ付きシートのシートクッションの反転
状態、シートバックの前倒し状態およびフロントシート
のシートバックの後倒し状態における自動車室内の模式
図である。
【符号の説明】
10 ヒンジ付きシート 12 シートクッション 14 シートバック 16 シートクッションのヒンジ部 16-1 第1のヒンジ 16-2 第2のヒンジ 18 シートバックのヒンジ部 20 床面 22(L、R) 支持アーム 40 リンクアーム 46 連結ピン 48 リンクアームのガイド孔 50 第1のロック機構 52 第2のロック機構 56 フック 58 ロックアーム 58a ロック片 66 ロックばね 70 ストラップ(ロック解除片) 72 ブラケット 72a 係合孔 74 ロックピン 86 操作レバー 90 ロックばね 92 フロントシート 94 ラゲージスペース 96 リンクアームのロック孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉浦 正則 愛知県岡崎市橋目町中新切1番地 三菱自 動車エンジニアリング株式会社岡崎事業所 内 (72)発明者 福島 暢 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 (72)発明者 新堀 秀雄 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に対して設けられた個別のヒンジ部
    での連結によって、シートクッションを着座位置から跳
    ね上げ可能とするとともに、シートバックを着座位置か
    ら前倒し可能としたヒンジ付きシートにおいて、 支持アームが、シートクッションの前端部から前方かつ
    下方に延出して設けられ、 シートクッションのヒンジ部が、支持アームの前端を床
    面に対して回動自在に支持する第1のヒンジと;シート
    クッションの前端部を支持アームの自由端部に対して回
    動自在に支持する第2のヒンジと;の組み合わせにより
    なるダブルヒンジとして構成されるとともに、 床面サイド、シートクッションサイドのいずれかに枢着
    点を持つリンクアームが、リンクアームの長孔状のガイ
    ド孔への連結ピンの遊挿を伴う対応部材への他端部の連
    結によって、床面、シートクッションの前端部間に架設
    され、ガイド孔内での連結ピンの移動範囲により、第1
    のヒンジを中心としたシートクッションの回動領域を着
    座位置から倒立位置までに規定し、 床面に対するロックによってシートクッションを着座位
    置に保持する第1のロック機構が、シートクッションの
    着座位置でのロック解除操作を可能に設けられるととも
    に、そのロックによって支持アームに対するシートクッ
    ションの回動を規制し、そのロック解除によって倒立位
    置から更に前方の反転位置へのシートクッションの回動
    を保障する第2のロック機構が、第1のヒンジを回動中
    心としたシートクッションの跳ね上げ状態でのみロック
    解除操作可能に設けられたことを特徴とするヒンジ付き
    シート構造。
  2. 【請求項2】 床面に対して設けられた個別のヒンジ部
    での連結によって、シートクッションを着座位置から跳
    ね上げ可能とするとともに、シートバックを着座位置か
    ら前倒し可能としたヒンジ付きシートにおいて、 支持アームが、シートクッションの前端部から前方かつ
    下方に延出して設けられ、 シートクッションのヒンジ部が、支持アームの前端を床
    面に対して回動自在に支持する第1のヒンジと;シート
    クッションの前端部を支持アームの自由端部に対して回
    動自在に支持する第2のヒンジと;の組み合わせにより
    なるダブルヒンジとして構成されるとともに、 床面サイド、シートクッションサイドのいずれかに枢着
    点を持つリンクアームが、リンクアームの長孔状のガイ
    ド孔への連結ピンの遊挿を伴う対応部材への他端部の連
    結によって、床面、シートクッションの前端部間に架設
    され、ガイド孔内での連結ピンの移動範囲により、第1
    のヒンジを中心としたシートクッションの回動領域を着
    座位置から倒立位置までに規定するとともに、枢着端を
    中心とする円弧上でガイド孔に連続して設けられたロッ
    ク孔への連結ピンの挿入、係合によって、シートクッシ
    ョンを倒立位置に保持可能とし、 床面に対するロックによってシートクッションを着座位
    置に保持する第1のロック機構が、シートクッションの
    着座位置でのロック解除操作を可能に設けられるととも
    に、そのロックによって支持アームに対するシートクッ
    ションの回動を規制し、そのロック解除によって倒立位
    置から更に前方の反転位置へのシートクッションの回動
    を保障する第2のロック機構が、第1のヒンジを回動中
    心としたシートクッションの跳ね上げ状態でのみロック
    解除操作可能に設けられたことを特徴とするヒンジ付き
    シート構造。
  3. 【請求項3】 第1のロック機構が、床面に設けられた
    フックと;フックに係合可能なロック片を下端に有して
    形成されて、シートクッションのブラケットに枢着され
    たロックアームと;フックへのロック片の係合方向にロ
    ックアームを偏倚するロックばねと;ロックばねの偏倚
    力に抗した方向への回動力をロックアームに付与可能
    に、一端をロックアームに連結したロック解除片と;を
    備えて、シートクッションの後端部に配設された請求項
    1または2記載のヒンジ付きシート構造。
  4. 【請求項4】 第2のロック機構が、支持アームの自由
    端部に設けられた係合孔付きのブラケットと;ブラケッ
    トの係合孔に遊挿、係合可能な先端部を有するロックピ
    ンと;ロックピンを軸線方向に摺動自在に支持して、シ
    ートクッションの前端部下面に設けられたケーシング
    と;一端がロックピンに連動可能に連結され、ケーシン
    グへの中間部の枢着によって他端をケーシングの外部に
    延出させた操作レバーと;係合孔に対する係合方向に突
    出方向への偏倚力をロックピンに付与可能とするロック
    ばねと;を備えて、シートクッションの前端部に設けら
    れた請求項1ないし3のいずれか記載のヒンジ付きシー
    ト構造。
JP9949596A 1996-03-29 1996-03-29 ヒンジ付きシート構造 Pending JPH09263163A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009023414A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Shiroki Corp シートクッション支持装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009023414A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Shiroki Corp シートクッション支持装置

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990316