JPH09262932A - 突板貼り化粧板の製造方法 - Google Patents

突板貼り化粧板の製造方法

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JPH09262932A
JPH09262932A JP9780296A JP9780296A JPH09262932A JP H09262932 A JPH09262932 A JP H09262932A JP 9780296 A JP9780296 A JP 9780296A JP 9780296 A JP9780296 A JP 9780296A JP H09262932 A JPH09262932 A JP H09262932A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
veneer
adhesive
paper material
impregnated
Prior art date
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Pending
Application number
JP9780296A
Other languages
English (en)
Inventor
Ichirou Kuwamori
一郎 鍬守
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衝撃に強くてきずが付きにくく、更にはひび
割れにも強い突板貼り化粧板の製造方法を提供する。 【解決手段】 合板10の表面に40〜230g/m2
の紙材11を接着剤Aを介して接合する工程と、紙材1
1に硬化後は硬度が高くて浸透性を有する樹脂Bを塗布
して含浸硬化させる工程と、樹脂Bが含浸硬化した紙材
の表面に浸透性のよい接着剤Cを塗布して突板12を貼
着する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐きず性能を付与
した突板貼り化粧板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】床板等に使用する突板貼り化粧板は、単
に合板の表面に突板を貼着しただけでは、床板上に置い
た物やキャスター等によってきずが入り易いので、耐き
ず性を付与するために、基材と突板との間に熱硬化性の
樹脂を含浸した樹脂含浸紙を入れることが行われ、樹脂
含浸紙に含まれる熱硬化性樹脂によって突板の表面硬度
を保つようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記樹
脂含浸紙に大量の樹脂を含浸すると、熱圧締中に樹脂が
染み出し結果として大量の樹脂を突板と基材との間に介
入させることは困難であるという問題があった。また、
硬化後硬度の高い樹脂を樹脂含浸紙に含浸させると、接
着不良や曲面部分に樹脂含浸紙を均一に被せることがで
きない等の問題があり、ハンドリングも悪くなるので、
結果として製品が割高になるという問題があった。本発
明はかかる事情に鑑みてなされたもので、衝撃に強くて
きずが付きにくく、更にはひび割れにも強い突板貼り化
粧板の製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の突板貼り化粧板の製造方法は、合板の表面に40
〜230g/m2 の紙材を接着剤を介して接合する工程
と、前記紙材に硬化後は硬度が高くて浸透性を有する樹
脂を塗布して含浸硬化させる工程と、前記樹脂が含浸硬
化した紙材の表面に浸透性のよい接着剤を塗布して突板
を貼着する工程とを有している。
【0005】以上において、合板とは通常床板として使
用される基材であって、厚みが5〜12mm程度のラワ
ン合板を使用するのが好ましい。突板は厚みが0.2〜
0.6mm程度のナラやケヤキ等の綺麗な杢目を有する
ものを使用するのが好ましい。また、硬化後は硬度が高
くて高い浸透性を有する樹脂とは、例えばポリエステル
アクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン樹脂等
をいう。これらの樹脂の乾燥は、熱風ドライヤー、紫外
線照射装置、湿度硬化等の手段が接着剤の種類に応じて
なされる。紙材の表面に塗布する浸透性のよい接着剤に
は、例えばユリア・メラミン樹脂等がある。
【0006】請求項1記載の突板貼り化粧板の製造方法
においては、合板の表面に目付量が40〜230g/m
2 の紙材を接着剤を介して貼着し、その上に硬度が高く
て浸透性を有する樹脂を塗布して含浸硬化させているの
で、この硬化した樹脂が突板の裏側を補強し、耐きず性
のよい突板貼り化粧板となる。そして、前記紙材の表面
に貼着する突板は、浸透性のよい接着剤を塗布すること
によって紙材中に接着剤が侵入し、突板の接合性が向上
される。このように突板と合板との中間に配置される紙
材に硬化後に硬度の大きい樹脂を含浸させるようにした
ので、湿分も遮断され合板の伸縮が少なくなって、突板
のひび割れも減少する。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る突板貼り化粧板の製造方法によって製造された
突板の断面図である。
【0008】図1に示すように、5〜12mmのラワン
合板からなる基材10の表面に接着剤Aを塗布する。こ
の場合の接着剤Aは、貼着する紙材への浸透が厚みにし
て2〜10%程度しか浸透しないように、比較的浸透性
の小さい接着剤(例えば、SBR(スチレン・ブタジエ
ン・ラバー)、ラテック系)を使用する。接着剤Aを基
材10の表面に塗布した後に、目付量が40〜230g
/m2 の紙材(パルプ紙)11を貼着する。ここで、紙
材11の目付量が40g/m2 未満の場合には、次工程
で含浸する樹脂Bの量が不足して耐きず性が不足し、紙
材11の目付量が230g/m2 を越えると、耐きず性
も飽和し更には紙が厚過ぎて樹脂Bの含浸量が余分に必
要となって不経済となるからである。
【0009】次に、貼着した紙材11の上に、前述した
ような硬化後は硬度が高くて浸透性のよい樹脂Bを塗布
する。これによって紙材11の表面から約80%の厚み
の部分まで樹脂が含浸する。そして、樹脂Bの硬化を促
すために、樹脂の種類に応じて熱風、紫外線、湿気硬化
等の硬化手段を施す。
【0010】前記樹脂Bが80%程度硬化した状態で、
前述したような浸透性の高い接着剤Cを塗布し、その上
から突板12を貼着する。これによって、突板12が紙
材11上に強固に貼着される。以上の処理において、接
着剤A、C、樹脂Bの塗布はロールコータによって行っ
てもよいし、スプレッダによって行ってもよい。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の突板貼り化粧板の製造方
法は、以上の説明からも明らかなように、合板の上に貼
着した40〜230g/m2 の紙材に硬化後硬度の高い
浸透性を有する樹脂を塗布しているので、必要量の樹脂
を効率的に含浸させることができて、耐きず性を有する
突板貼り化粧板を製造することができる。また、この紙
材を貼着する接着剤と、紙材に含浸する樹脂と、突板を
貼着する接着剤を分けているので、接着剤及び樹脂をム
ラなく塗布することができ、更に合板の表面が曲面であ
っても支障なく施工ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る突板貼り化粧板の
製造方法によって製造された突板の断面図である。
【符号の説明】
10 合板 11 紙材 12 突板 A 接着剤 B 樹脂 C 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合板の表面に40〜230g/m2 の紙
    材を接着剤を介して接合する工程と、 前記紙材に硬化後は硬度が高くて浸透性を有する樹脂を
    塗布して含浸硬化させる工程と、 前記樹脂が含浸硬化した紙材の表面に浸透性のよい接着
    剤を塗布して突板を貼着する工程とを有することを特徴
    とする突板貼り化粧板の製造方法。
JP9780296A 1996-03-26 1996-03-26 突板貼り化粧板の製造方法 Pending JPH09262932A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079427A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Daiken Trade & Ind Co Ltd 化粧板及び化粧板の製造方法
JP2010180632A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Daiken Corp 化粧板及び化粧板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009079427A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Daiken Trade & Ind Co Ltd 化粧板及び化粧板の製造方法
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