JP2007090590A - 可撓性化粧ボード - Google Patents

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JP2007090590A
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Ken Kondo
建 近藤
Kamisato Ikeda
宰聡 池田
Eisuke Kuriyama
英祐 栗山
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Aica Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】 フレキシビリティがあり、常温において曲面加工が可能な化粧ボードを得る。
【解決手段】 半裁された中密度繊維板の、少なくとも片面に化粧層を形成し、反対側に防湿層を形成する。化粧層は、合成樹脂コート紙、化粧単板、天然木突板、人工突板、塩ビシートや、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を基材とし、絵柄層、直接或いは他の層を介して電子放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を設けたポリオレフィン系の化粧シートで形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は半裁された中密度繊維板を用いた可撓性化粧ボードに関する。
従来、合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)などの木質系基材の表面に化粧層を形成した化粧ボードが知られている。これらの化粧ボードは壁面に施工されることがあるが、平面部にこれらの化粧ボードを使用しても、曲面部には可撓性に乏しいため曲面部には使用できない。そのため、塩化ビニルシート、オレフィンシートなど異なる素材の可撓性化粧シートを使用するのが殆どで、例えば300mmRに対応できる素材はこれらのシートに限られていた。
特開2001−260109号公報 特開平9−287274号公報 特開平11−170210号公報 特開平9−187802号公報 特開平11−333803号公報 特開2000−6108号公報
しかしながら、平面部と曲面部に用いる素材が異なるため、色調・質感が異なり意匠的に壁面としての違和感を生じることがあり、調和を図ろうとすると、所謂「色合わせ」が極めて困難なものであった。また、仮に色合わせができても素材質感は同一にできない点が課題となっていた。
本発明はかかる状況に鑑み検討されたもので、半裁された中密度繊維板の少なくとも片面に化粧層が形成されてなることを特徴とする可撓性化粧ボードである。
本発明の可撓性化粧ボードは、壁面の平面部及び曲面部に適用できるため、意匠的に調和のとれた仕上がりとなる。また、平面部を施工する業者で曲面部をも施工できる。以下、本発明について詳細に説明する。
本発明では基材として半裁された中密度繊維板(MDF)を用いる。半裁された中密度繊維板(MDF)は、中密度繊維板(MDF)をローラにより移動させながら刃物により厚み方向の中央部で切断したものである。中密度繊維板(MDF)には、湿式法と乾式法に基づくものがあるが、本発明では特に限定されない。湿式法は、木材チップを解繊した木質繊維を水中に分散し、このスラリーにフェノール樹脂やメラミン樹脂などを添加して、走行する金網上に流し、吸引によりマット化し、加熱加圧して樹脂を硬化し繊維を結合する方法であり、乾式法による場合は解繊した木質繊維に樹脂液を添加し、乾燥させ走行する金網上に吸引により捕集し層状に堆積させてマット化し、加熱加圧して樹脂を硬化し繊維を結合する方法である。
化粧層は、化粧シートを用いて半裁面側や裏面側に形成されるが、化粧シートとしては、電子放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を有する合成樹脂コート紙、化粧単板、天然木突板、人工突板、塩ビシートや、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を基材とし、絵柄層、直接或いは他の層を介して電子放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を設けたポリオレフィン系の化粧シート、化粧板用の化粧紙に熱硬化性樹脂を含浸し、乾燥させた樹脂含浸化粧紙、化粧紙に熱硬化性樹脂が含浸された樹脂含浸紙の表面に電子放射線硬化性樹脂層が形成されたプレコート化粧紙、薄葉紙に模様印刷を施した後に、アミノアルキッド樹脂、アクリレート樹脂、ウレタン樹脂などを塗布したコート紙などが挙げられる。中でも電子放射線硬化型樹脂からなる表面保護層を設けたポリオレフィン系の化粧シート、乾燥させた樹脂含浸化粧紙が耐摩耗性、耐殺傷性に優れ好ましい。
前記の電子放射線硬化型樹脂としては、具体的には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基を有する単量体、プレポリマー又はポリマーが挙げられる。尚、ここで、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基又はメタアクリロイル基の意味する。
接着剤を必要とする際は、公知の接着剤、例えば、水性ビニルウレタン系の接着剤、ウレタン系の接着剤、酢酸ビニル系の接着剤、尿素系の接着剤、エポキシ系の接着剤、合成ゴム系の接着剤を用いればよい。特に、架橋密度の高い電子放射線硬化性樹脂を用いて硬化した物は、耐摩耗性、表面硬度、耐薬品性、耐汚染性等の物性に優れ好ましい。
片面側に化粧層を、他方の面には反り、透湿を防ぐ目的で防湿層を形成してもよく、防湿層としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリテトラフロロエチレン等の合成樹脂シート、アルミニウム、ステンレス等の金属箔、フェノール樹脂、メラミン樹脂等を含浸させた樹脂含浸紙、樹脂含浸布、上記合成樹脂シートの表裏面に紙やアルミニウム箔をラミネートした防湿紙など透湿度の低い材料が適する。或いはパラフィンワックスやウレタンシーラーなどの防湿剤を塗布してもよく、塗布する方法としてはスプレーによる吹き付け、ロールコーターによる塗布などが挙げられる。以下、実施例について図面に基づいて詳細に説明する。
実施例1
図1は実施例1の可撓性化粧ボードの構成断面図であり、半裁された厚み1.0〜1.2mmの中密度繊維板の半裁面側に化粧層として、アクリル系の電子線硬化型合成樹脂層が形成された合成樹脂コート紙が積層されており、総厚みは1.2〜1.4mmである。積層一体化は温度50℃、圧力2.0kgf/cm、時間8秒の条件で平板プレス機を用いた。
実施例2
図2は実施例2の可撓性化粧ボードの構成断面図であり、半裁された厚み1.0〜1.2mmの中密度繊維板の半裁面側に化粧層として、電子線硬化型合成樹脂層が形成されたコート紙が積層され、反対側には防湿層として、ポリエチレン性防湿紙が積層されており、総厚みは1.3.〜1.5mmである。積層一体化は温度50℃、圧力2.0kgf/cm、時間8秒の条件で平板プレス機を用いた。
実施例3
図3は実施例3の可撓性化粧ボードの構成断面図であり、半裁された厚み1.0〜1.2mmの中密度繊維板の半裁面側及び裏面側に化粧層として、電子線硬化型合成樹脂層が形成されたコート紙が積層されており、総厚みは1.3.〜1.5mmである。積層一体化は温度50℃、圧力2.0kgf/cm、時間8秒の条件で平板プレス機を用いた。
実施例4
図4は実施例4の可撓性化粧ボードの構成断面図であり、半裁された厚み1.0〜1.2mmの中密度繊維板の裏面に化粧層として、電子線硬化型合成樹脂層が形成されたコート紙が積層され、半裁面側には防湿層として、ポリエチレン性防湿紙が積層されており、総厚みは1.3.〜1.5mmである。積層一体化は温度50℃、圧力2.0kgf/cm、時間8秒の条件で平板プレス機を用いた。
試験方法は以下の通りとした。
可撓性;常温で規定のRに沿う半円の曲げ合板に手力で貼り合わせた際の表面の破断現象が起こらないレベル。
平面引っ張り強度;18mmパーティクルボードにクロロプレン系接着剤で可撓性化粧ボードを貼着し、貼着面が2センチ角の引っ張り冶具をシアノアクリレート系接着剤で表面に貼着する。引っ張り冶具に沿って表面からカッターで芯材迄切り込みを入れ、5mm/分の引っ張り速度で平面引っ張り強度(kgf/cm2)を測定した。
実施例1の可撓性化粧ボードの構成断面図。 実施例2の可撓性化粧ボードの構成断面図。 実施例3の可撓性化粧ボードの構成断面図。 実施例4の可撓性化粧ボードの構成断面図。
符号の説明
1 化粧層
3 半裁中密度繊維板
4 半裁面
5 防湿層
9 可撓性化粧ボード

Claims (1)

  1. 半裁された中密度繊維板の、少なくとも片面に化粧層が形成されてなることを特徴とする可撓性化粧ボード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103144179A (zh) * 2013-04-07 2013-06-12 黑龙江华信家具有限公司 低碳环保节能高级生态门及制作方法

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