JPH09262504A - フローティングノズル及びフローティング方法 - Google Patents
フローティングノズル及びフローティング方法Info
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- JPH09262504A JPH09262504A JP7548996A JP7548996A JPH09262504A JP H09262504 A JPH09262504 A JP H09262504A JP 7548996 A JP7548996 A JP 7548996A JP 7548996 A JP7548996 A JP 7548996A JP H09262504 A JPH09262504 A JP H09262504A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄いウェブに対してバタツキとシワの発生を
抑制できるフローティングノズル及びフローティング方
法を提供する。 【解決手段】 スリット2を少なくとも1つ以上有する
フローティングノズル1の幅方向の両端部に側板3を設
け、側板3とウェブの端部との幅方向距離をLとしたと
き、1mm≦L≦300mmであり、側板3のウェブ方
向の高さをHとしたとき、1mm≦Hを満たすことを特
徴とする。これにより、スリットから噴射された気体
は、ウェブを浮上させ、かつ側板3に衝突した後、ウェ
ブ3の両端を持ち上げる方向に流れるため、低いテンシ
ョンでも薄いウェブをバタツキやシワ無く走行させるこ
とができる。
抑制できるフローティングノズル及びフローティング方
法を提供する。 【解決手段】 スリット2を少なくとも1つ以上有する
フローティングノズル1の幅方向の両端部に側板3を設
け、側板3とウェブの端部との幅方向距離をLとしたと
き、1mm≦L≦300mmであり、側板3のウェブ方
向の高さをHとしたとき、1mm≦Hを満たすことを特
徴とする。これにより、スリットから噴射された気体
は、ウェブを浮上させ、かつ側板3に衝突した後、ウェ
ブ3の両端を持ち上げる方向に流れるため、低いテンシ
ョンでも薄いウェブをバタツキやシワ無く走行させるこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙,フイルム,金属
箔などからなるウェブの上に形成された塗膜を、気体で
乾燥もしくは熱処理するために用いるフローティングノ
ズル及びフローティング方法に関する。
箔などからなるウェブの上に形成された塗膜を、気体で
乾燥もしくは熱処理するために用いるフローティングノ
ズル及びフローティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塗工機などの乾燥で用いられるウェブの
フローティング方法としては、特開昭56−51266
号公報に開示されている。これは図9の(a)に示すよ
うに、スリットを有する複数のフローティングノズル1
(以下、ノズルと略す)を位置を違えて上下で配置し、
ウェブ4がサインカーブ状で走行するように、前記の各
ノズル1のスリットから気体、例えば、熱風をウェブ4
に吹き付けて浮上させる方法である。
フローティング方法としては、特開昭56−51266
号公報に開示されている。これは図9の(a)に示すよ
うに、スリットを有する複数のフローティングノズル1
(以下、ノズルと略す)を位置を違えて上下で配置し、
ウェブ4がサインカーブ状で走行するように、前記の各
ノズル1のスリットから気体、例えば、熱風をウェブ4
に吹き付けて浮上させる方法である。
【0003】また、図10の(a)に示すように、ノズ
ル1がウェブ4の一方の面の側、例えば、下側のみに1
列に配置され、ウェブ4に熱風などの気体を各ノズル1
から吹き付ける片面フローティング方法が知られてい
る。この方法の場合、ウェブ4とノズル1の表面の隙間
における風速が速いために、ある場所で負圧が生じウェ
ブ4をノズル1の側へ吸い寄せる効果が生じることを利
用したものである。
ル1がウェブ4の一方の面の側、例えば、下側のみに1
列に配置され、ウェブ4に熱風などの気体を各ノズル1
から吹き付ける片面フローティング方法が知られてい
る。この方法の場合、ウェブ4とノズル1の表面の隙間
における風速が速いために、ある場所で負圧が生じウェ
ブ4をノズル1の側へ吸い寄せる効果が生じることを利
用したものである。
【0004】ウェブ4に塗料などを塗工した直後に、熱
風をその塗膜表面に直接に吹き付けた場合には、塗膜表
面が荒れるこれを避けるため、片面フローティング方法
では反塗工面の側にのみノズル1を配置してフローティ
ングさせている。
風をその塗膜表面に直接に吹き付けた場合には、塗膜表
面が荒れるこれを避けるため、片面フローティング方法
では反塗工面の側にのみノズル1を配置してフローティ
ングさせている。
【0005】ノズル1の形状としては図7の(a)
(b)(c)に示すように、スリット2をふたつ設け、
側面から見た形状が多角形型や半円形型、長方形型など
のものがある。また、図8の(a)(b)(c)に示す
ように、スリット2は一つで、側面から見た形状が多角
形型、半円形型、長方形型などのものがある。
(b)(c)に示すように、スリット2をふたつ設け、
側面から見た形状が多角形型や半円形型、長方形型など
のものがある。また、図8の(a)(b)(c)に示す
ように、スリット2は一つで、側面から見た形状が多角
形型、半円形型、長方形型などのものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年の磁気記録媒体の
長時間記録化のため、テープの厚みを薄くする要望がさ
らに高まっている。テープ厚みを薄くするほど、乾燥時
においてテープテンションが高いとテープが延びてしま
いダメージを受けるため、できる限り乾燥のテンション
を下げることが必要である。
長時間記録化のため、テープの厚みを薄くする要望がさ
らに高まっている。テープ厚みを薄くするほど、乾燥時
においてテープテンションが高いとテープが延びてしま
いダメージを受けるため、できる限り乾燥のテンション
を下げることが必要である。
【0007】図9の(b)は図9の(a)に矢印Aで示
すようにウェブ走行方向の下流側から観察した図であ
る。同様に、図10の(b)は図10の(a)に矢印A
で示すようにウェブ走行方向の下流側から観察した図で
ある。
すようにウェブ走行方向の下流側から観察した図であ
る。同様に、図10の(b)は図10の(a)に矢印A
で示すようにウェブ走行方向の下流側から観察した図で
ある。
【0008】従来のフローティング方法でテンションを
下げていくと、ウェブ4は図9の(b)に破線で示すよ
うに幅方向〔矢印B方向〕の両端部のバタツキが激しく
なり、ノズル1に接触するなどの問題でテープ製品に致
命的故障が生じた。
下げていくと、ウェブ4は図9の(b)に破線で示すよ
うに幅方向〔矢印B方向〕の両端部のバタツキが激しく
なり、ノズル1に接触するなどの問題でテープ製品に致
命的故障が生じた。
【0009】また、近年の磁気記録媒体の高性能化にお
いて、テープの表面をできるかぎり平滑にする要望が高
まっている。これに対応して図10の(a)に示すフロ
ーティング方法により塗工直後のテープ表面には熱風を
吹き付けないことでテープ表面が荒れることを抑制す
る。しかし磁気テープのように厚みで十数ミクロンから
数ミクロンときわめて薄いウェブをフローティングする
場合、図10に示す方法では上側から気体をウェブに吹
き付けていないので、ウェブを幅方向に気体の力で押し
広げようとすることができず、その結果、図10の
(b)に示すようにウェブ4にシワCと両端部に激しい
バタツキが生じ、上記と同様にテープ製品に致命的欠陥
が生じた。
いて、テープの表面をできるかぎり平滑にする要望が高
まっている。これに対応して図10の(a)に示すフロ
ーティング方法により塗工直後のテープ表面には熱風を
吹き付けないことでテープ表面が荒れることを抑制す
る。しかし磁気テープのように厚みで十数ミクロンから
数ミクロンときわめて薄いウェブをフローティングする
場合、図10に示す方法では上側から気体をウェブに吹
き付けていないので、ウェブを幅方向に気体の力で押し
広げようとすることができず、その結果、図10の
(b)に示すようにウェブ4にシワCと両端部に激しい
バタツキが生じ、上記と同様にテープ製品に致命的欠陥
が生じた。
【0010】本発明は、厚みの薄いウェブにおいても、
低テンション時にバタツキやシワの発生が抑制できるフ
ローティングノズル及びフローティング方法を提供する
ことを目的とする。
低テンション時にバタツキやシワの発生が抑制できるフ
ローティングノズル及びフローティング方法を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、第1の発明のフローティングノズルは、スリットを
少なくとも1つ以上有するフローティングノズルの幅方
向の両端部に側板を設け、前記側板とウェブの端部との
幅方向距離をLとしたとき、“ 1mm ≦L ≦ 3
00mm ”であり、前記側板の前記ウェブ方向の高さ
をHとしたとき、“ 1mm ≦ H ”に設定したこ
とを特徴とする。
に、第1の発明のフローティングノズルは、スリットを
少なくとも1つ以上有するフローティングノズルの幅方
向の両端部に側板を設け、前記側板とウェブの端部との
幅方向距離をLとしたとき、“ 1mm ≦L ≦ 3
00mm ”であり、前記側板の前記ウェブ方向の高さ
をHとしたとき、“ 1mm ≦ H ”に設定したこ
とを特徴とする。
【0012】第2の発明のフローティング方法は、幅方
向の両端部に側板を設けたフローティングノズルのスリ
ットから気体をウェブに噴射すると同時に、前記気体の
一部を前記側板に衝突させて、前記フローティングノズ
ルに対して前記ウェブを浮上させることを特徴とする。
向の両端部に側板を設けたフローティングノズルのスリ
ットから気体をウェブに噴射すると同時に、前記気体の
一部を前記側板に衝突させて、前記フローティングノズ
ルに対して前記ウェブを浮上させることを特徴とする。
【0013】第3の発明のフローティングノズルは、幅
方向に連続したスリットを少なくとも1つ以上設け、前
記スリットのウェブ走行方向の下流側には幅方向の中央
部もしくは両端部に前記スリットの幅方向寸法よりも短
い補助スリットを設け、かつ前記ノズルの幅方向の両端
部に側板を設けたことを特徴とする。
方向に連続したスリットを少なくとも1つ以上設け、前
記スリットのウェブ走行方向の下流側には幅方向の中央
部もしくは両端部に前記スリットの幅方向寸法よりも短
い補助スリットを設け、かつ前記ノズルの幅方向の両端
部に側板を設けたことを特徴とする。
【0014】
(実施の形態1)(実施の形態1)のノズル1は図1の
(a)〜(d)に示すように2つのスリット2を有して
おり、ノズルの幅方向の両端部には側板3を備えてい
る。ノズル1を側面から見た形状は、図1の(a)に示
すように平面を組み合わせた多角形型、図1の(b)に
示すように半円形型、図1の(c)に示すように長方形
型のいずれでもよく、またこれら形状以外の形であって
も効果は損なわれない。
(a)〜(d)に示すように2つのスリット2を有して
おり、ノズルの幅方向の両端部には側板3を備えてい
る。ノズル1を側面から見た形状は、図1の(a)に示
すように平面を組み合わせた多角形型、図1の(b)に
示すように半円形型、図1の(c)に示すように長方形
型のいずれでもよく、またこれら形状以外の形であって
も効果は損なわれない。
【0015】さらに、側板3は図1の(d)に示すよう
に、ウェブ幅に応じて側板3を幅方向〔矢印B方向〕に
移動させて位置固定するような構造でも良い。この場
合、側板3はネジ等によりノズル1に固定し、移動させ
るときはネジなどをゆるめて移動させる。
に、ウェブ幅に応じて側板3を幅方向〔矢印B方向〕に
移動させて位置固定するような構造でも良い。この場
合、側板3はネジ等によりノズル1に固定し、移動させ
るときはネジなどをゆるめて移動させる。
【0016】側板の寸法は以下の範囲とすることによ
り、第1の発明の目的である厚みの薄いウェブにおいて
も、低テンション時にバタツキやシワの発生が抑制でき
るフローティングノズルを構成することができる。
り、第1の発明の目的である厚みの薄いウェブにおいて
も、低テンション時にバタツキやシワの発生が抑制でき
るフローティングノズルを構成することができる。
【0017】側板3の役割は、スリット2からウェブ4
に向けて噴射された気体がウェブ4と衝突後、ウェブ走
行方向と幅方向に流れ、特に幅方向の気体の流れが側板
3に衝突してウェブ2の方向へ変化させることにある。
に向けて噴射された気体がウェブ4と衝突後、ウェブ走
行方向と幅方向に流れ、特に幅方向の気体の流れが側板
3に衝突してウェブ2の方向へ変化させることにある。
【0018】この結果、ウェブ2の両端部に対する浮上
力が、側板2を設けていない従来のノズル、例えば図7
や図8に示すノズルに比べて格段に大きくすることがで
きる。従って、このウェブ両端部における浮上力のアッ
プによりウェブ両端部のバタツキを抑制することが可能
となる。
力が、側板2を設けていない従来のノズル、例えば図7
や図8に示すノズルに比べて格段に大きくすることがで
きる。従って、このウェブ両端部における浮上力のアッ
プによりウェブ両端部のバタツキを抑制することが可能
となる。
【0019】さらに本発明者の検討の結果、側板3の寸
法が以下の特定寸法とすることで本発明の効果が達成で
きることを確認した。図2の(b)と(c)に示すよう
に、側板3とウェブ4エッヂとの距離をLとしたとき、
“ 1mm ≦ L ≦ 300mm ”であり、側板
3の高さをHとしたとき、“ 1mm ≦ H ”を満
たすように構成する。なお、図2の(c)は図2の
(b)をウェブ走行方向の下流側から観察した図であ
る。
法が以下の特定寸法とすることで本発明の効果が達成で
きることを確認した。図2の(b)と(c)に示すよう
に、側板3とウェブ4エッヂとの距離をLとしたとき、
“ 1mm ≦ L ≦ 300mm ”であり、側板
3の高さをHとしたとき、“ 1mm ≦ H ”を満
たすように構成する。なお、図2の(c)は図2の
(b)をウェブ走行方向の下流側から観察した図であ
る。
【0020】Lの長さが1mmよりも短いと、ウェブ4
を走行させるときのウェブの幅方向の蛇行により側板3
とウェブ4のエッヂとが接触し、ウェブに傷などの製品
品質上の問題が生じる。またLの長さが300mmより
も大きいと、前記した幅方向に流れる気体が側板3と衝
突してウェブ4の方向に流れが変化しても、ウェブ4の
エッヂと側板3との距離が大きすぎて、ウェブ4の両端
部を浮上させる力とはならない。このため、Lの長さが
300mmよりも大きいと、ウェブ両端部にバタツキが
生じてしまう。また側板3のHの寸法が1mmよりも小
さいと、前記した幅方向に流れる気体の大半が側板3と
衝突せず、そのままノズル1の外部へと流出してしま
い、ウェブ4の両端を浮上させる力とはならない。
を走行させるときのウェブの幅方向の蛇行により側板3
とウェブ4のエッヂとが接触し、ウェブに傷などの製品
品質上の問題が生じる。またLの長さが300mmより
も大きいと、前記した幅方向に流れる気体が側板3と衝
突してウェブ4の方向に流れが変化しても、ウェブ4の
エッヂと側板3との距離が大きすぎて、ウェブ4の両端
部を浮上させる力とはならない。このため、Lの長さが
300mmよりも大きいと、ウェブ両端部にバタツキが
生じてしまう。また側板3のHの寸法が1mmよりも小
さいと、前記した幅方向に流れる気体の大半が側板3と
衝突せず、そのままノズル1の外部へと流出してしま
い、ウェブ4の両端を浮上させる力とはならない。
【0021】本実施の形態の範囲である寸法Hが1mm
以上では、幅方向に流れる気体が衝突してウェブ方向に
変化させることができ、その結果、ウェブ4の両端部を
浮上させることが可能となる。
以上では、幅方向に流れる気体が衝突してウェブ方向に
変化させることができ、その結果、ウェブ4の両端部を
浮上させることが可能となる。
【0022】ノズル1を側板3の上面から見た形状は、
図2に示すように少なくともノズル1のウェブ走行方向
〔矢印F方向〕の長さと同等以上とする。また側板3の
ウェブ走行方向の両端部には、図2の(a)に示すよう
に、両側に開くような形状としても良い。この理由は、
ウェブ4が蛇行しても、側板3のエッヂと衝突して切断
しないようにするためである。
図2に示すように少なくともノズル1のウェブ走行方向
〔矢印F方向〕の長さと同等以上とする。また側板3の
ウェブ走行方向の両端部には、図2の(a)に示すよう
に、両側に開くような形状としても良い。この理由は、
ウェブ4が蛇行しても、側板3のエッヂと衝突して切断
しないようにするためである。
【0023】本実施の形態の効果を確認するため、側板
3の寸法として、L= 0.5 mm,1mm,300m
m,350mm、このときのH=20mmで固定、さら
にL=50mmで固定して、H= 0.5 mm,1mm,
5mmの以上の7種類のノズルを製作し、ノズルから熱
風を風速10m/secで噴射しウェブを浮上させて、
ウェブ両端のバタツキやウェブエッヂと側板との接触状
態を確認した。
3の寸法として、L= 0.5 mm,1mm,300m
m,350mm、このときのH=20mmで固定、さら
にL=50mmで固定して、H= 0.5 mm,1mm,
5mmの以上の7種類のノズルを製作し、ノズルから熱
風を風速10m/secで噴射しウェブを浮上させて、
ウェブ両端のバタツキやウェブエッヂと側板との接触状
態を確認した。
【0024】ウェブとしては厚さ5μm、幅500mm
のポリエチレンテレフタレートフイルム、ウェブテンシ
ョンは幅500mmのウェブに2Kgをかけた(以下、
このウェブテンションを2〔Kg/幅〕と表記する)。
その結果を(表1)にまとめて示す。
のポリエチレンテレフタレートフイルム、ウェブテンシ
ョンは幅500mmのウェブに2Kgをかけた(以下、
このウェブテンションを2〔Kg/幅〕と表記する)。
その結果を(表1)にまとめて示す。
【0025】
【表1】
【0026】この結果から本実施の形態による側板寸法
の範囲内、すなわち“テスト番号2”“テスト番号3”
“テスト番号6”“テスト番号7”であればウェブ両端
部のバタツキはなく、さらに側板とウェブエッヂとが接
触しない優れたノズルに構成できることが明らかであ
る。
の範囲内、すなわち“テスト番号2”“テスト番号3”
“テスト番号6”“テスト番号7”であればウェブ両端
部のバタツキはなく、さらに側板とウェブエッヂとが接
触しない優れたノズルに構成できることが明らかであ
る。
【0027】(実施の形態2)図3〜図6は(実施の形
態2)を示す。この(実施の形態2)のフローティング
方法は、図3または図4に示すように、ノズル1の位置
を互いに違えてウェブ4に対して上下に複数のノズル1
を配置するか、もしくは図6の(a)に示すようにウェ
ブ4の一方の面側に1列に配置された複数のノズル1か
らウェブ4に向けて気体を噴射し、ウェブ4を浮上させ
ながら走行させるフローティング方法である。なお、図
6の(b)は図6の(a)に矢印Aで示すようにウェブ
走行方向の下流側から観察した図である。図4において
は上側のノズル1には側板3を有していない。
態2)を示す。この(実施の形態2)のフローティング
方法は、図3または図4に示すように、ノズル1の位置
を互いに違えてウェブ4に対して上下に複数のノズル1
を配置するか、もしくは図6の(a)に示すようにウェ
ブ4の一方の面側に1列に配置された複数のノズル1か
らウェブ4に向けて気体を噴射し、ウェブ4を浮上させ
ながら走行させるフローティング方法である。なお、図
6の(b)は図6の(a)に矢印Aで示すようにウェブ
走行方向の下流側から観察した図である。図4において
は上側のノズル1には側板3を有していない。
【0028】ノズル1は図1に示したようにスリット2
を少なくとも1つ以上有しており、ノズル1の幅方向の
両端部には側板3を備えている。ノズル1を側面から見
た形状は図1の(a)に示すように平面を組み合わせた
多角形型、図1の(b)に示すように半円形型、図1の
(c)に示すように長方形型いずれでもよく、またこれ
ら形状以外の形であっても本実施の形態の効果は損なわ
れない。また側板3は図1の(d)に示すように、ウェ
ブ幅に応じて側板3を幅方向に移動させるような構造で
も良い。この場合の側板3はネジ等によりノズル1に固
定し、移動させるときはネジなどを緩めて移動させる。
を少なくとも1つ以上有しており、ノズル1の幅方向の
両端部には側板3を備えている。ノズル1を側面から見
た形状は図1の(a)に示すように平面を組み合わせた
多角形型、図1の(b)に示すように半円形型、図1の
(c)に示すように長方形型いずれでもよく、またこれ
ら形状以外の形であっても本実施の形態の効果は損なわ
れない。また側板3は図1の(d)に示すように、ウェ
ブ幅に応じて側板3を幅方向に移動させるような構造で
も良い。この場合の側板3はネジ等によりノズル1に固
定し、移動させるときはネジなどを緩めて移動させる。
【0029】側板3の役割は、スリット2からウェブ4
に向けて噴射された気体がウェブ4と衝突後、ウェブ走
行方向と幅方向に流れ、特に幅方向の気体の流れが側板
3に衝突してウェブ2の方向へ変化させることにある。
この結果、ウェブ2の両端部に対する浮上力が、側板2
を設けていない従来のノズル、例えば図7や図8に示す
従来のノズルを用いた図9および図10に示した従来の
フローティング方法に比べて格段に大きくすることがで
きる。
に向けて噴射された気体がウェブ4と衝突後、ウェブ走
行方向と幅方向に流れ、特に幅方向の気体の流れが側板
3に衝突してウェブ2の方向へ変化させることにある。
この結果、ウェブ2の両端部に対する浮上力が、側板2
を設けていない従来のノズル、例えば図7や図8に示す
従来のノズルを用いた図9および図10に示した従来の
フローティング方法に比べて格段に大きくすることがで
きる。
【0030】従って、このウェブ両端部における浮上力
のアップによりウェブ両端部のバタツキを抑制すること
が可能となる。側板3の上面から見た形状は、図2の
(a)(b)に示すように少なくともノズル1のウェブ
走行方向の長さと同等以上とする。また側板3のウェブ
走行方向の両端部には、図2の(a)に示すように両側
に開くような形状としても良い。この理由は、ウェブ4
が蛇行しても、側板3のエッヂと衝突して切断しないよ
うにするためである。
のアップによりウェブ両端部のバタツキを抑制すること
が可能となる。側板3の上面から見た形状は、図2の
(a)(b)に示すように少なくともノズル1のウェブ
走行方向の長さと同等以上とする。また側板3のウェブ
走行方向の両端部には、図2の(a)に示すように両側
に開くような形状としても良い。この理由は、ウェブ4
が蛇行しても、側板3のエッヂと衝突して切断しないよ
うにするためである。
【0031】本実施の形態の効果を確認するため、側板
を取り付けたノズルを図3に示すようにウェブに対して
上下に配置したタイプと、図4に示すように側板3を取
り付けたノズル1を下側のみに配置し、上側は従来のノ
ズルを配置したタイプ、及び図5に示すようにウェブの
一方の面側にのみ側板3を取り付けたノズル1を一列に
配置したタイプ、以上3つの方法でウェブをフローティ
ングさせた。
を取り付けたノズルを図3に示すようにウェブに対して
上下に配置したタイプと、図4に示すように側板3を取
り付けたノズル1を下側のみに配置し、上側は従来のノ
ズルを配置したタイプ、及び図5に示すようにウェブの
一方の面側にのみ側板3を取り付けたノズル1を一列に
配置したタイプ、以上3つの方法でウェブをフローティ
ングさせた。
【0032】ノズル1から熱風を風速10m/secで
噴射しウェブを浮上させて、ウェブ4の両端のバタツキ
を確認した。ウェブとしては厚さ5μm、幅500mm
のポリエチレンテレフタレートフイルム、ウェブテンシ
ョンは2Kg/幅であり、ウェブの走行速度は100m
/minである。
噴射しウェブを浮上させて、ウェブ4の両端のバタツキ
を確認した。ウェブとしては厚さ5μm、幅500mm
のポリエチレンテレフタレートフイルム、ウェブテンシ
ョンは2Kg/幅であり、ウェブの走行速度は100m
/minである。
【0033】また比較例として、従来のフローティング
方法である図9に示すウェブに対して従来のノズルをノ
ズルを上下に配置したタイプ、および図10に示すウェ
ブの一方の面側にのみ従来のノズルを配置したタイプの
2つの方法でウェブを上記と同様の条件でフローティン
グさせた。
方法である図9に示すウェブに対して従来のノズルをノ
ズルを上下に配置したタイプ、および図10に示すウェ
ブの一方の面側にのみ従来のノズルを配置したタイプの
2つの方法でウェブを上記と同様の条件でフローティン
グさせた。
【0034】その結果を(表2)にまとめて示す。
【0035】
【表2】
【0036】なお、テスト番号2の図4に示す方法につ
いてバタツキは実用上問題ないことが確認できた。これ
は本実施の形態による側板3を取り付けたノズルにより
ウェブ両端部のバタツキを抑制するだけでなく、少なく
とも隣に配置した従来のノズルにおけるバタツキをも抑
制する効果があることを示している。
いてバタツキは実用上問題ないことが確認できた。これ
は本実施の形態による側板3を取り付けたノズルにより
ウェブ両端部のバタツキを抑制するだけでなく、少なく
とも隣に配置した従来のノズルにおけるバタツキをも抑
制する効果があることを示している。
【0037】以上の結果から本実施の形態によるフロー
ティング方法、すなわちテスト番号“テスト番号1”
“テスト番号2”“テスト番号3”によれば、従来のフ
ローティング方法に比べてウェブ両端部のバタツキがな
い優れた方法であることが明らかである。
ティング方法、すなわちテスト番号“テスト番号1”
“テスト番号2”“テスト番号3”によれば、従来のフ
ローティング方法に比べてウェブ両端部のバタツキがな
い優れた方法であることが明らかである。
【0038】(実施の形態3)図5(a)(b)は(実
施の形態3)のノズル1を示す。このノズル1は、幅方
向〔矢印B方向〕に連続したスリット2を少なくとも1
つ以上〔図5ではスリット2は一つ〕設け、スリット2
のウェブ走行方向〔矢印F方向〕の下流側には図5の
(a)に示すように幅方向の中央部、もしくは図5の
(b)に示すように両端部にスリット2の幅方向寸法よ
りも短い補助スリット5を設け、さらにノズル1の幅方
向両端部に側板3が設けられている。
施の形態3)のノズル1を示す。このノズル1は、幅方
向〔矢印B方向〕に連続したスリット2を少なくとも1
つ以上〔図5ではスリット2は一つ〕設け、スリット2
のウェブ走行方向〔矢印F方向〕の下流側には図5の
(a)に示すように幅方向の中央部、もしくは図5の
(b)に示すように両端部にスリット2の幅方向寸法よ
りも短い補助スリット5を設け、さらにノズル1の幅方
向両端部に側板3が設けられている。
【0039】ノズル1を側面から見た形状は図5では半
円形型であるが、平面を組み合わせた多角形型、長方形
型いずれでもよく、またこれら形状以外の形であっても
本実施の形態の効果は損なわれない。また側板3は図1
の(d)に示すように、ウェブ幅に応じて側板3を幅方
方向に移動させるような構造でも良い。この場合の側板
3はネジ等によりノズル1に固定し、移動させるときは
前記ネジ等を緩めて移動させる。
円形型であるが、平面を組み合わせた多角形型、長方形
型いずれでもよく、またこれら形状以外の形であっても
本実施の形態の効果は損なわれない。また側板3は図1
の(d)に示すように、ウェブ幅に応じて側板3を幅方
方向に移動させるような構造でも良い。この場合の側板
3はネジ等によりノズル1に固定し、移動させるときは
前記ネジ等を緩めて移動させる。
【0040】図5および図6に示すように、スリット2
からウェブ4に向けて噴射された気体がウェブ4と衝突
後にウェブ走行方向と幅方向に流れる。幅方向の流れを
側板3に衝突させ、流れをウェブ4の方向へ向けること
によりウェブ4の両端部における浮上力を増大させ、ウ
ェブ4の両端部のバタツキを抑制することができる。さ
らに中央部もしくは両端部には補助スリット5を設けて
あるため、ここから噴射された気体によってウェブの中
央部もしくは両端部に局部的にウェブ4を押し上げる力
が作用する。
からウェブ4に向けて噴射された気体がウェブ4と衝突
後にウェブ走行方向と幅方向に流れる。幅方向の流れを
側板3に衝突させ、流れをウェブ4の方向へ向けること
によりウェブ4の両端部における浮上力を増大させ、ウ
ェブ4の両端部のバタツキを抑制することができる。さ
らに中央部もしくは両端部には補助スリット5を設けて
あるため、ここから噴射された気体によってウェブの中
央部もしくは両端部に局部的にウェブ4を押し上げる力
が作用する。
【0041】この力はウェブ4を幅方向へ伸ばす力とな
り、シワ発生が抑制できる。従って補助スリット5から
噴射される気体でウェブ幅方向に対して局所的な浮上力
を発生させるためのものであるから、補助スリット5は
スリット2の幅方向寸法よりも短くなければならない。
り、シワ発生が抑制できる。従って補助スリット5から
噴射される気体でウェブ幅方向に対して局所的な浮上力
を発生させるためのものであるから、補助スリット5は
スリット2の幅方向寸法よりも短くなければならない。
【0042】側板3の上面から見た形状は、図2に示す
ように少なくともノズル1のウェブ走行方向長さと同等
以上とする。また側板3のウェブ走行方向両端部には、
図2の(a)に示すように、両側に開くような形状とし
ても良い。この理由は、ウェブ4が蛇行しても、側板3
のエッヂと衝突して切断しないようにするためである。
ように少なくともノズル1のウェブ走行方向長さと同等
以上とする。また側板3のウェブ走行方向両端部には、
図2の(a)に示すように、両側に開くような形状とし
ても良い。この理由は、ウェブ4が蛇行しても、側板3
のエッヂと衝突して切断しないようにするためである。
【0043】本実施の形態の効果を確認するため、図5
の(a)に示す補助スリット5が中央部にある本実施の
形態のノズルと、図5の(b)に示す補助スリット5が
両端部にある本実施の形態のノズルの以上2つのタイプ
で、図6に示すようにウェブの一方の面側にのみノズル
を配置しウェブをフローティングさせた。
の(a)に示す補助スリット5が中央部にある本実施の
形態のノズルと、図5の(b)に示す補助スリット5が
両端部にある本実施の形態のノズルの以上2つのタイプ
で、図6に示すようにウェブの一方の面側にのみノズル
を配置しウェブをフローティングさせた。
【0044】スリット2の幅は600mm、補助スリッ
ト5の幅は、上記2タイプともに100mmとした。ノ
ズルから熱風を風速10m/secで噴射しウェブを浮
上させて、ウェブ両端のバタツキとシワを確認した。ウ
ェブとしては厚さ5μm、幅500mmのポリエチレン
テレフタレートフイルム、ウェブテンションは2Kg/
幅、ウェブの走行速度は100m/minである。比較
例として、従来のノズルである図8のものを図10のよ
うに配置し上記と同様の条件でフローティングさせた。
ト5の幅は、上記2タイプともに100mmとした。ノ
ズルから熱風を風速10m/secで噴射しウェブを浮
上させて、ウェブ両端のバタツキとシワを確認した。ウ
ェブとしては厚さ5μm、幅500mmのポリエチレン
テレフタレートフイルム、ウェブテンションは2Kg/
幅、ウェブの走行速度は100m/minである。比較
例として、従来のノズルである図8のものを図10のよ
うに配置し上記と同様の条件でフローティングさせた。
【0045】その結果を(表3)にまとめて示す。
【0046】
【表3】
【0047】以上の結果から本実施の形態によるノズ
ル、すなわち“テスト番号1”“テスト番号2”によれ
ば、ウェブ両端部のバタツキがなく、さらにウェブへの
シワ発生を抑制することが格段に優れていることが明ら
かである。
ル、すなわち“テスト番号1”“テスト番号2”によれ
ば、ウェブ両端部のバタツキがなく、さらにウェブへの
シワ発生を抑制することが格段に優れていることが明ら
かである。
【0048】また、本実施の形態のノズルを図3に示す
ウェブに対してノズルを上下に配置するタイプでも上記
と同様に、ウェブの両端部のバタツキとシワを抑制する
効果があることも確認しており、本実施の形態のノズル
はウェブに対する配置に関係なく効果が発揮されるもの
である。
ウェブに対してノズルを上下に配置するタイプでも上記
と同様に、ウェブの両端部のバタツキとシワを抑制する
効果があることも確認しており、本実施の形態のノズル
はウェブに対する配置に関係なく効果が発揮されるもの
である。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載のフローティングノズルに
よると、スリットを少なくとも1つ以上有するフローテ
ィングノズルの幅方向の両端部に側板を設け、前記側板
とウェブの端部との幅方向距離をLとしたとき、“ 1
mm ≦ L ≦ 300mm”であり、前記側板の前
記ウェブ方向の高さをHとしたとき、“ 1mm ≦H
”に設定したため、側板を設けたことによってウェブ
の両端部に対する浮上力が向上し、低テンション時にバ
タツキやシワの発生の抑制に寄与できる。
よると、スリットを少なくとも1つ以上有するフローテ
ィングノズルの幅方向の両端部に側板を設け、前記側板
とウェブの端部との幅方向距離をLとしたとき、“ 1
mm ≦ L ≦ 300mm”であり、前記側板の前
記ウェブ方向の高さをHとしたとき、“ 1mm ≦H
”に設定したため、側板を設けたことによってウェブ
の両端部に対する浮上力が向上し、低テンション時にバ
タツキやシワの発生の抑制に寄与できる。
【0050】請求項2記載のフローティング方法による
と、幅方向両端部に側板を設けたフローティングノズル
のスリットから気体をウェブに噴射すると同時に、前記
気体の一部を前記側板に衝突させて、前記フローティン
グノズルに対して前記ウェブを浮上させるため、厚みの
薄いウェブにおいても、低テンション時にバタツキやシ
ワの発生が抑制できる。
と、幅方向両端部に側板を設けたフローティングノズル
のスリットから気体をウェブに噴射すると同時に、前記
気体の一部を前記側板に衝突させて、前記フローティン
グノズルに対して前記ウェブを浮上させるため、厚みの
薄いウェブにおいても、低テンション時にバタツキやシ
ワの発生が抑制できる。
【0051】請求項3記載のフローティングノズルによ
ると、幅方向に連続したスリットを少なくとも1つ以上
設け、前記スリットのウェブ走行方向の下流側には幅方
向の中央部もしくは両端部に前記スリットの幅方向寸法
よりも短い補助スリットを設け、かつ前記ノズルの幅方
向の両端部に側板を設けたため、補助スリットから噴射
された気体によってウェブの中央部もしくは両端部に局
部的にウェブを押し上げる力が作用し、ウェブを幅方向
へ伸ばす力となりシワ発生が抑制できる。
ると、幅方向に連続したスリットを少なくとも1つ以上
設け、前記スリットのウェブ走行方向の下流側には幅方
向の中央部もしくは両端部に前記スリットの幅方向寸法
よりも短い補助スリットを設け、かつ前記ノズルの幅方
向の両端部に側板を設けたため、補助スリットから噴射
された気体によってウェブの中央部もしくは両端部に局
部的にウェブを押し上げる力が作用し、ウェブを幅方向
へ伸ばす力となりシワ発生が抑制できる。
【0052】請求項4記載のフローティングノズルによ
ると、請求項1,請求項3において、側板のウェブ走行
方向長さを、フローティングノズルのウェブ走行方向の
寸法以上に設定したため、ウェブの両端部に対する浮上
力が格段に大きくなり、ウェブ両端部のバタツキを抑制
することが可能となる。
ると、請求項1,請求項3において、側板のウェブ走行
方向長さを、フローティングノズルのウェブ走行方向の
寸法以上に設定したため、ウェブの両端部に対する浮上
力が格段に大きくなり、ウェブ両端部のバタツキを抑制
することが可能となる。
【0053】このように本発明によると、きわめて薄い
フイルムなどのウェブを低テンションで走行させたと
き、ウェブにバタツキの発生やシワの発生を抑制するこ
とができる。その結果、磁気テープや写真フイルムなど
のウェブへコーティングする製品、あるいはレジスト等
のドライシート関係の製品を安定且つきわめて高い歩留
まりで製造することが可能となった。
フイルムなどのウェブを低テンションで走行させたと
き、ウェブにバタツキの発生やシワの発生を抑制するこ
とができる。その結果、磁気テープや写真フイルムなど
のウェブへコーティングする製品、あるいはレジスト等
のドライシート関係の製品を安定且つきわめて高い歩留
まりで製造することが可能となった。
【図1】(実施の形態1)における各ノズルの斜視図
【図2】(実施の形態1)におけるノズルの平面図と側
面図
面図
【図3】(実施の形態2)におけるフローティング方法
の第1の例を示す側面図
の第1の例を示す側面図
【図4】(実施の形態2)におけるフローティング方法
の第2の例を示す側面図
の第2の例を示す側面図
【図5】(実施の形態3)における各ノズルの斜視図
【図6】(実施の形態3)におけるノズルの配置図
【図7】従来の各ノズルの斜視図
【図8】従来の各ノズルの斜視図
【図9】従来のフローティング方法の側面図
【図10】従来のフローティング方法の側面図
1 ノズル 2 スリット 3 側板 4 ウェブ 5 補助スリット
Claims (4)
- 【請求項1】 スリットを少なくとも1つ以上有するフ
ローティングノズルの幅方向の両端部に側板を設け、前
記側板とウェブの端部との幅方向距離をLとしたとき、
“ 1mm ≦ L ≦ 300mm ”であり、前記
側板の前記ウェブ方向の高さをHとしたとき、“ 1m
m ≦ H ”に設定したフローティングノズル。 - 【請求項2】 幅方向両端部に側板を設けたフローティ
ングノズルのスリットから気体をウェブに噴射すると同
時に、前記気体の一部を前記側板に衝突させて、前記フ
ローティングノズルに対して前記ウェブを浮上させるフ
ローティング方法。 - 【請求項3】 幅方向に連続したスリットを少なくとも
1つ以上設け、前記スリットのウェブ走行方向の下流側
には幅方向の中央部もしくは両端部に前記スリットの幅
方向寸法よりも短い補助スリットを設け、かつ前記ノズ
ルの幅方向の両端部に側板を設けたフローティングノズ
ル。 - 【請求項4】 側板のウェブ走行方向長さは、フローテ
ィングノズルのウェブ走行方向の寸法以上に設定した請
求項1,請求項3記載のフローティングノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7548996A JPH09262504A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | フローティングノズル及びフローティング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7548996A JPH09262504A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | フローティングノズル及びフローティング方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262504A true JPH09262504A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13577759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7548996A Pending JPH09262504A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | フローティングノズル及びフローティング方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09262504A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012110829A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Honda Motor Co Ltd | 高粘度材料の塗布装置 |
JP2015131705A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | Jfeスチール株式会社 | 帯状体の搬送装置および搬送方法 |
DE102021133369A1 (de) | 2021-12-15 | 2023-06-15 | Olbrich Gmbh | Schwebedüse für einen Schwebetrockner, Schwebetrockner, Anordnung eines Schwebetrockners und einer Warenbahn und Verfahren zur Kantenstabilisierung einer Warenbahn in einem Schwebetrockner |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP7548996A patent/JPH09262504A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012110829A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Honda Motor Co Ltd | 高粘度材料の塗布装置 |
JP2015131705A (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | Jfeスチール株式会社 | 帯状体の搬送装置および搬送方法 |
DE102021133369A1 (de) | 2021-12-15 | 2023-06-15 | Olbrich Gmbh | Schwebedüse für einen Schwebetrockner, Schwebetrockner, Anordnung eines Schwebetrockners und einer Warenbahn und Verfahren zur Kantenstabilisierung einer Warenbahn in einem Schwebetrockner |
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