JP2782516B2 - ウエブの無接触搬送装置 - Google Patents
ウエブの無接触搬送装置Info
- Publication number
- JP2782516B2 JP2782516B2 JP63232592A JP23259288A JP2782516B2 JP 2782516 B2 JP2782516 B2 JP 2782516B2 JP 63232592 A JP63232592 A JP 63232592A JP 23259288 A JP23259288 A JP 23259288A JP 2782516 B2 JP2782516 B2 JP 2782516B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- web
- air
- air blowing
- width
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H23/00—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
- B65H23/04—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally
- B65H23/24—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs longitudinally by fluid action, e.g. to retard the running web
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2406/00—Means using fluid
- B65H2406/10—Means using fluid made only for exhausting gaseous medium
- B65H2406/11—Means using fluid made only for exhausting gaseous medium producing fluidised bed
- B65H2406/112—Means using fluid made only for exhausting gaseous medium producing fluidised bed for handling material along preferably rectilinear path, e.g. nozzle bed for web
Landscapes
- Advancing Webs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプラスチックフィルム,紙などの長尺帯状支
持体(以下「ウエブ」という)の無接触搬送装置に関す
る、特に写真用フィルム・印画紙等の写真感光材料や写
真製版材,磁気録音テープ等の磁気記録材料,感圧複写
紙・感熱複写紙等記録材料の製造において、連続走行し
ているウエブの無接触搬送装置に関するものである。
持体(以下「ウエブ」という)の無接触搬送装置に関す
る、特に写真用フィルム・印画紙等の写真感光材料や写
真製版材,磁気録音テープ等の磁気記録材料,感圧複写
紙・感熱複写紙等記録材料の製造において、連続走行し
ているウエブの無接触搬送装置に関するものである。
プラスチックフィルム,紙などのウエブを搬送する方
法としては、ローラを使用する装置が従来広く用いられ
ているが、ローラによる搬送はウエブと接触せざるをえ
ないため、条件によってはスリキズ,シワなどが発生
し、製品を損傷させることがある。又両面に塗膜を有す
るウエブの場合は特に品質を害するので、その対策とし
てウエブに対して空気を噴出し、空気の圧力でウエブを
浮上させて無接触で搬送する装置が用いられている。
法としては、ローラを使用する装置が従来広く用いられ
ているが、ローラによる搬送はウエブと接触せざるをえ
ないため、条件によってはスリキズ,シワなどが発生
し、製品を損傷させることがある。又両面に塗膜を有す
るウエブの場合は特に品質を害するので、その対策とし
てウエブに対して空気を噴出し、空気の圧力でウエブを
浮上させて無接触で搬送する装置が用いられている。
当初これらのウエブの無接触搬送装置のなかでは、ウ
エブの進行方向に、ウエブの両面をはさむように静圧支
持型の空気吹出箱をたがいちがいに配置し、その空気吹
出箱よりウエブに対向する空気吹出箱の面より垂直に噴
出する空気によりウエブを進行方向に連続した波状に浮
上させて、搬送する無接触搬送装置が一般によく用いら
れていた(例えば特公昭53−551号,特公昭54−38525号
各公報)。このとき、ウエブを安定して搬送するために
は空気吹出箱の形状,大きさ,空気噴出口の配置間隔等
に十分な注意が拂われければならない。特開昭54−7284
7号公報に、それらの条件の一部がしめされているが、
これによれば、空気吹出箱の両縁にある空気噴出口の噴
出角度は吹出面に対し垂直方向に噴出するスリットであ
り、その前後縁部の噴出口の間隔Wと空気圧力の作用位
置(ウエブの同側の空気吹出箱の配置間隔)間隔Pは
「W≧P/6」の関係に保つことが搬送が安定することで
あり、Wについては、比較的に小さい方がよい(「好ま
しくは、ウエブ幅の1/5以下)と示されており、結局現
実には、空気圧力の作用位置間隔Pが小さいことが搬送
の安定条件とされて来た。
エブの進行方向に、ウエブの両面をはさむように静圧支
持型の空気吹出箱をたがいちがいに配置し、その空気吹
出箱よりウエブに対向する空気吹出箱の面より垂直に噴
出する空気によりウエブを進行方向に連続した波状に浮
上させて、搬送する無接触搬送装置が一般によく用いら
れていた(例えば特公昭53−551号,特公昭54−38525号
各公報)。このとき、ウエブを安定して搬送するために
は空気吹出箱の形状,大きさ,空気噴出口の配置間隔等
に十分な注意が拂われければならない。特開昭54−7284
7号公報に、それらの条件の一部がしめされているが、
これによれば、空気吹出箱の両縁にある空気噴出口の噴
出角度は吹出面に対し垂直方向に噴出するスリットであ
り、その前後縁部の噴出口の間隔Wと空気圧力の作用位
置(ウエブの同側の空気吹出箱の配置間隔)間隔Pは
「W≧P/6」の関係に保つことが搬送が安定することで
あり、Wについては、比較的に小さい方がよい(「好ま
しくは、ウエブ幅の1/5以下)と示されており、結局現
実には、空気圧力の作用位置間隔Pが小さいことが搬送
の安定条件とされて来た。
したがって、従来の装置は、空気吹出箱を多数必要と
し、噴出空気も多量となることから設備コスト,ランニ
ングコストを多く必要とした。そこで本出願人は先に従
来の欠点を解消し小量の噴出空気で安定した搬送が実現
できる、又設備・運転経費の節減ができる、ウエブの無
接触搬送方法を出願した(特開昭63−27360号公報)。
し、噴出空気も多量となることから設備コスト,ランニ
ングコストを多く必要とした。そこで本出願人は先に従
来の欠点を解消し小量の噴出空気で安定した搬送が実現
できる、又設備・運転経費の節減ができる、ウエブの無
接触搬送方法を出願した(特開昭63−27360号公報)。
即ち第3図に示すようにウエブ1の進行方向に、ウエ
ブ1の両面をはさむように静圧支持型の空気吹出箱3を
たがいちがいに配置し、ウエブ1を進行方向に連続した
波状に浮上させて搬送するウエブ1の無接触搬送方法に
おいて、該静圧支持型の空気吹出箱3の両縁にある空気
噴出口4a,4bからの空気噴出角度θが噴出面に垂直な面
に対し内側に∠15゜〜∠45゜であり、両縁にある空気噴
出口の間隔Wが少なくとも20cm以上で、該ウエブ幅の30
%〜80%であるを特徴とするウエブの無接触搬送方法で
ある。
ブ1の両面をはさむように静圧支持型の空気吹出箱3を
たがいちがいに配置し、ウエブ1を進行方向に連続した
波状に浮上させて搬送するウエブ1の無接触搬送方法に
おいて、該静圧支持型の空気吹出箱3の両縁にある空気
噴出口4a,4bからの空気噴出角度θが噴出面に垂直な面
に対し内側に∠15゜〜∠45゜であり、両縁にある空気噴
出口の間隔Wが少なくとも20cm以上で、該ウエブ幅の30
%〜80%であるを特徴とするウエブの無接触搬送方法で
ある。
しかしながら、ウエブを、シワ・バタツキなく安定し
て搬送するためには、2本の空気噴出口4a,4bから噴出
する空気の噴出量・噴出速度が同等で、かつ噴出角度が
対称であることが、極めて重要である。この同等性、対
称性が、不十分な場合、空気吹出箱とウエブが接触し、
製品故障が発生する。この傾向は薄物ウエブの搬送に使
用する場合空気噴出口4a,4b間隔が大きい大型の空気吹
出箱ほど、顕著である。
て搬送するためには、2本の空気噴出口4a,4bから噴出
する空気の噴出量・噴出速度が同等で、かつ噴出角度が
対称であることが、極めて重要である。この同等性、対
称性が、不十分な場合、空気吹出箱とウエブが接触し、
製品故障が発生する。この傾向は薄物ウエブの搬送に使
用する場合空気噴出口4a,4b間隔が大きい大型の空気吹
出箱ほど、顕著である。
2本の空気噴出口から噴出する空気の噴出量・噴出速
度を同等にし、噴出角度を対称にするためには、2本の
空気吹出口の形状が同一(又は対称)になるように、非
常に高精度の機械加工が必要となるが、これは、技術的
にも、価格的にも容易なことではない。まして、前述の
大型の空気吹出箱の場合は、さらに高精度の加工が必要
となり、実現は非常に困難となる。加えて、空気吹出箱
が、高温雰囲気で使用される場合は、熱歪みが発生し空
気噴出口の精度の維持は、さらに困難となる。したがっ
て、接触の危険性を避けるために、噴出風量を増大し、
ウエブの浮上量を大きくして使用していたが、本質的な
不安定性は、回避できず、また、風量の増大によりエネ
ルギーコストも高価なものとなっていた。
度を同等にし、噴出角度を対称にするためには、2本の
空気吹出口の形状が同一(又は対称)になるように、非
常に高精度の機械加工が必要となるが、これは、技術的
にも、価格的にも容易なことではない。まして、前述の
大型の空気吹出箱の場合は、さらに高精度の加工が必要
となり、実現は非常に困難となる。加えて、空気吹出箱
が、高温雰囲気で使用される場合は、熱歪みが発生し空
気噴出口の精度の維持は、さらに困難となる。したがっ
て、接触の危険性を避けるために、噴出風量を増大し、
ウエブの浮上量を大きくして使用していたが、本質的な
不安定性は、回避できず、また、風量の増大によりエネ
ルギーコストも高価なものとなっていた。
本発明の目的は上記問題点を解消し、少量の噴出空気
でもウエブのシワ・バタツキの発生がなく、ウエブと空
気吹出箱との接触の危険性がない、安定したウエブの無
接触搬送装置を提供することにある。
でもウエブのシワ・バタツキの発生がなく、ウエブと空
気吹出箱との接触の危険性がない、安定したウエブの無
接触搬送装置を提供することにある。
本発明の上記目的はウエブの進行方向に、ウエブの両
面をはさむように静圧支持型の空気吹出箱をたがいちが
いに配置し、ウエブを進行方向に連続した波状に浮上さ
せて搬送するウエブの無接触搬送装置において、該静圧
支持型空気吹出箱の両縁空気噴出口の間の中央部に段差
のある凸部を設けたことを特徴とするウエブの無接触搬
送装置によって達成される。
面をはさむように静圧支持型の空気吹出箱をたがいちが
いに配置し、ウエブを進行方向に連続した波状に浮上さ
せて搬送するウエブの無接触搬送装置において、該静圧
支持型空気吹出箱の両縁空気噴出口の間の中央部に段差
のある凸部を設けたことを特徴とするウエブの無接触搬
送装置によって達成される。
又本発明の上記目的は、前記の無接触搬送装置におい
て該段差のある凸が、ウエブの進行方向の幅bが両縁空
気噴出口間の距離Wの30〜70%,噴出口面よりの立上り
高さaが5〜25mm,立上りの面の噴出口面との角度θが
∠45〜∠135゜,ウエブ幅方向の長さcがウエブの幅以
上であることを特徴とする無接触搬送装置によって尚効
果的に達成される。
て該段差のある凸が、ウエブの進行方向の幅bが両縁空
気噴出口間の距離Wの30〜70%,噴出口面よりの立上り
高さaが5〜25mm,立上りの面の噴出口面との角度θが
∠45〜∠135゜,ウエブ幅方向の長さcがウエブの幅以
上であることを特徴とする無接触搬送装置によって尚効
果的に達成される。
本発明における静圧支持型の空気吹出箱とは、第3図
(b)に示す様にダクト兼チャンバー2に配置される空
気吹出箱3のウエブ1に対向する噴出口面5の前後縁部
に空気噴出口4a,4bを有し、噴出する空気によりウエブ
ン1とウエブに対向する空気吹出箱の噴出口面5との間
の空間を主として静圧で維持することによりウエブを支
える方式の空気吹出箱をいう。
(b)に示す様にダクト兼チャンバー2に配置される空
気吹出箱3のウエブ1に対向する噴出口面5の前後縁部
に空気噴出口4a,4bを有し、噴出する空気によりウエブ
ン1とウエブに対向する空気吹出箱の噴出口面5との間
の空間を主として静圧で維持することによりウエブを支
える方式の空気吹出箱をいう。
本発明の空気吹出箱の両縁にある空気噴出口4a,4bに
は噴出方向をつけるためにスリットガイド部6が必要で
あり、空気噴出口も一般にスリット型にすることが好ま
しいが、空気噴出口の穴の形状はスリットに限らず多数
の孔が列となったものを用いてもよい。尚、空気吹出箱
の前後縁部の空気噴出口4a,4bの間に補充的に空気噴出
口を設けることを妨げるものではない。更に空気噴出箱
の両縁にある空気噴出口より噴出する空気の噴出方向は
噴出口面5に垂直上方に向ってでなく、内側に向って∠
15゜〜∠45゜にすることが必要である。
は噴出方向をつけるためにスリットガイド部6が必要で
あり、空気噴出口も一般にスリット型にすることが好ま
しいが、空気噴出口の穴の形状はスリットに限らず多数
の孔が列となったものを用いてもよい。尚、空気吹出箱
の前後縁部の空気噴出口4a,4bの間に補充的に空気噴出
口を設けることを妨げるものではない。更に空気噴出箱
の両縁にある空気噴出口より噴出する空気の噴出方向は
噴出口面5に垂直上方に向ってでなく、内側に向って∠
15゜〜∠45゜にすることが必要である。
本発明において該静圧支持型空気吹出箱の両縁の空気
噴出口の間の中央部に段差のある凸部を設けるというこ
とは、第3図(b)に示すように静圧支持型空気吹出箱
の中央部のウエブの浮上量Hcが最大であり、両縁の空気
噴出口4a,4b上のウエブ浮上量Hcが最小となる。すなわ
ち、ウエブはHsが大きいほど、空気噴出箱と接触する可
能性が、小さくなる。Hsを大きくするには、同一の搬送
条件ならば、空気吹出箱からの気体噴出量の増大で可能
だが、そうすることによってウエブのバタツキが生じ易
く、また、ランニングコストも増大してしまう。又第4
図a,bに示すように、空気吹出箱の空気噴出口面5上ウ
エブ両側に相当する所にガイド板7を儲け、ウエブ横方
向に流出する気体を制限して、ウエブの浮上量を増大さ
せることも可能である。しかし、剛性の小さいウエブに
おいては、ガイド板7に衝突した気流によって、ウエブ
は、両端で、上向きの力を受け、ウエブ幅方向中央部に
クニック8が生じ、製品故障に到ることがある。したが
って、低剛性のウエブに対しては、横方向に流出する気
流を制限することは、好ましくない。
噴出口の間の中央部に段差のある凸部を設けるというこ
とは、第3図(b)に示すように静圧支持型空気吹出箱
の中央部のウエブの浮上量Hcが最大であり、両縁の空気
噴出口4a,4b上のウエブ浮上量Hcが最小となる。すなわ
ち、ウエブはHsが大きいほど、空気噴出箱と接触する可
能性が、小さくなる。Hsを大きくするには、同一の搬送
条件ならば、空気吹出箱からの気体噴出量の増大で可能
だが、そうすることによってウエブのバタツキが生じ易
く、また、ランニングコストも増大してしまう。又第4
図a,bに示すように、空気吹出箱の空気噴出口面5上ウ
エブ両側に相当する所にガイド板7を儲け、ウエブ横方
向に流出する気体を制限して、ウエブの浮上量を増大さ
せることも可能である。しかし、剛性の小さいウエブに
おいては、ガイド板7に衝突した気流によって、ウエブ
は、両端で、上向きの力を受け、ウエブ幅方向中央部に
クニック8が生じ、製品故障に到ることがある。したが
って、低剛性のウエブに対しては、横方向に流出する気
流を制限することは、好ましくない。
そこで第1図に示すように、本発明は空気吹出箱3の
空気噴出口面5にウエブ1の全幅に渡ってウエブ幅方向
に段差のある凸部9を設けることで、風量を増大せず
に、最小浮上量Hsを大きくすることが可能となる。スリ
ット4a,4bから噴出した、空気吹出箱の空気噴出口面5
に沿った気流は、凸部9の立上がり面と衝突し、一部が
反転し、Hsを増大させる。このときクニックは発生しな
い。
空気噴出口面5にウエブ1の全幅に渡ってウエブ幅方向
に段差のある凸部9を設けることで、風量を増大せず
に、最小浮上量Hsを大きくすることが可能となる。スリ
ット4a,4bから噴出した、空気吹出箱の空気噴出口面5
に沿った気流は、凸部9の立上がり面と衝突し、一部が
反転し、Hsを増大させる。このときクニックは発生しな
い。
段差のある凸部9の立上がり面は必ずしも垂直ではな
くても、噴出口面との角度θが∠45〜∠135゜の間であ
ればよい。
くても、噴出口面との角度θが∠45〜∠135゜の間であ
ればよい。
また、段差のある凸部9により、スリット〜スリット
間隔(空気噴出口の距離)Wの大きな空気吹出箱の使用
時に生じ易い2本のスリットの形状(精度)の違いに起
因する、浮上不安定性の解消も可能である。
間隔(空気噴出口の距離)Wの大きな空気吹出箱の使用
時に生じ易い2本のスリットの形状(精度)の違いに起
因する、浮上不安定性の解消も可能である。
段差のある凸部9によって、2本のスリットから噴出
する気流の一部を相互に無関係にすることにより、相互
干渉が、減少するため、特別に高精度のスリットを使用
しなくても、安定した浮上が可能となる。
する気流の一部を相互に無関係にすることにより、相互
干渉が、減少するため、特別に高精度のスリットを使用
しなくても、安定した浮上が可能となる。
段差のある凸部9の大きさは、重要である。過大な場
合、ウエブ1と凸部9との距離が、かえって、小さくな
ってしまい、ここで、接触の危険性が生じてしまう。段
差のある凸部9の大きさは、ウエブ進行方向の幅bが空
気吹出箱のスリットとスリットとの間隔Wの30〜70%,
高さaが5mm〜25mm,立上り面の噴出口面との角度θは∠
45〜∠135゜の間にあることが好ましい。凸部の長さc
は、少なくとも、ウエブの幅が必要である。
合、ウエブ1と凸部9との距離が、かえって、小さくな
ってしまい、ここで、接触の危険性が生じてしまう。段
差のある凸部9の大きさは、ウエブ進行方向の幅bが空
気吹出箱のスリットとスリットとの間隔Wの30〜70%,
高さaが5mm〜25mm,立上り面の噴出口面との角度θは∠
45〜∠135゜の間にあることが好ましい。凸部の長さc
は、少なくとも、ウエブの幅が必要である。
更に段差のある凸部9の実施態様について説明を加え
ると、 第2図(a)に示すように凸部は、1段でなく、
2段以上の多段でも、良好な結果が得られる。
ると、 第2図(a)に示すように凸部は、1段でなく、
2段以上の多段でも、良好な結果が得られる。
2本のスリットを有する空気吹出箱だけでなく、
スリットに代えて、穴列を有するタイプの空気吹出箱に
対しても、採用できる。
スリットに代えて、穴列を有するタイプの空気吹出箱に
対しても、採用できる。
凸部は、ウエブ幅方向に、必ずしも、連続である
必要はない。第2図(b)に様に途中に、断続部があっ
ても、効果は認められる。
必要はない。第2図(b)に様に途中に、断続部があっ
ても、効果は認められる。
凸部の断面は、必ずしも、一様である必要はな
い。ウエブ幅方向、ウエブ進行方向で、変化していて
も、さしつかえない。
い。ウエブ幅方向、ウエブ進行方向で、変化していて
も、さしつかえない。
凸部の材質、構造は、限定するものでない。板の
曲げ加工によって製作しても、中実の一体物でもよい。
また、凸部に若干の通気性があっても、気体の流れに対
して抵抗となりうるものであれば、使用可能である。
曲げ加工によって製作しても、中実の一体物でもよい。
また、凸部に若干の通気性があっても、気体の流れに対
して抵抗となりうるものであれば、使用可能である。
凸部は、1本である必要はない。第2図(c)に
示す様に、複数に分けて使用することも可能である。
示す様に、複数に分けて使用することも可能である。
両縁の空気噴出口の間隔W=600mmの空気噴出箱3の
空気噴出口面5に高さa=10mm、ウエブ進行方向の幅b
=300mm、ウエブ幅方向の長さc=1200mmの金属製の凸
部を設け、ウエブ幅1000mm、ウエブ厚さ100μmのPETウ
エブをテンション=5kg/幅の条件で浮上させた。その時
の空気吹出箱1ヶ当りの吹出風量は15m3/分であった。
空気噴出口面5に高さa=10mm、ウエブ進行方向の幅b
=300mm、ウエブ幅方向の長さc=1200mmの金属製の凸
部を設け、ウエブ幅1000mm、ウエブ厚さ100μmのPETウ
エブをテンション=5kg/幅の条件で浮上させた。その時
の空気吹出箱1ヶ当りの吹出風量は15m3/分であった。
この時、シワ、バタツキのない安定した浮上が可能で
あり、最低浮上量Hsは、37mmに達した。凸部なしの場合
は、同噴出風量で、凸部のない第3図に示す空気吹出箱
のHs=25mmであり、また浮上不安定で、時々ウエブと空
気吹出箱の接触が、発生した。すなわち、本発明によ
り、風量の増大なしに、最低浮上量Hsの12mmの増大と、
安定した浮上が可能となり、接触の危険性のない搬送が
実現できた。
あり、最低浮上量Hsは、37mmに達した。凸部なしの場合
は、同噴出風量で、凸部のない第3図に示す空気吹出箱
のHs=25mmであり、また浮上不安定で、時々ウエブと空
気吹出箱の接触が、発生した。すなわち、本発明によ
り、風量の増大なしに、最低浮上量Hsの12mmの増大と、
安定した浮上が可能となり、接触の危険性のない搬送が
実現できた。
上記に示すように本発明によるウエブの無接触搬送装
置は、 風量を、増大することなく、最低浮上量の増大が
可能であり、接触の危険が低減できる。従来の浮上量
を、維持する場合には、風量の低減が可能であり、エネ
ルギーコストが節約できる。
置は、 風量を、増大することなく、最低浮上量の増大が
可能であり、接触の危険が低減できる。従来の浮上量
を、維持する場合には、風量の低減が可能であり、エネ
ルギーコストが節約できる。
大型(Wが大)の空気吹出箱あるいは、高温の空
気吹出箱を使用した搬送工程において、空気噴出口のス
リット精度(スリット幅、スリット角度)の影響を受け
にくくバタツキ等のない安定した浮上が可能となった。
気吹出箱を使用した搬送工程において、空気噴出口のス
リット精度(スリット幅、スリット角度)の影響を受け
にくくバタツキ等のない安定した浮上が可能となった。
空気噴出口のスリットに、特に高精度を、必要と
せず、空気吹出箱の製作コストの低減が、可能となっ
た。
せず、空気吹出箱の製作コストの低減が、可能となっ
た。
第1図は本発明の無接触搬送装置の空気吹出箱を説明す
る透視図、第2図(a),(b),(c)は本発明の他
の実施態様を説明する空気吹出箱の透視図、第3図は従
来の無接触搬送装置の透視図(a)と空気吹出箱とウエ
ブとの関係を説明するための横断面図、第4図は従来の
無接触搬送の他の例の透視図(a)と正面図(b)であ
る。 1……ウエブ 2……ダクト兼チャンバー 3……空気吹出箱 4a,4b……空気噴出口 5……噴出口面 6……スリットガイド 7……ガイド板 8……クニック 9……凸部
る透視図、第2図(a),(b),(c)は本発明の他
の実施態様を説明する空気吹出箱の透視図、第3図は従
来の無接触搬送装置の透視図(a)と空気吹出箱とウエ
ブとの関係を説明するための横断面図、第4図は従来の
無接触搬送の他の例の透視図(a)と正面図(b)であ
る。 1……ウエブ 2……ダクト兼チャンバー 3……空気吹出箱 4a,4b……空気噴出口 5……噴出口面 6……スリットガイド 7……ガイド板 8……クニック 9……凸部
Claims (2)
- 【請求項1】ウエブの進行方向に、ウエブの両面をはさ
むように静圧支持型の空気吹出箱をたがいちがいに配置
し、ウエブを進行方向に連続した波状に浮上させて搬送
するウエブの無接触搬送装置において、該静圧支持型空
気吹出箱の両縁空気噴出口の間の中央部に段差のある凸
部を設けたことを特徴とするウエブの無接触搬送装置。 - 【請求項2】前記段差のある凸部が、ウエブ進行方向の
幅bが両縁空気噴出口間の距離Wの30〜70%,噴出口面
よりの立上り高さaが5〜25mm,立上りの面の噴出口面
との角度θが∠45゜〜∠135゜,ウエブ幅方向の長さc
がウエブの幅以上であることを特徴とする請求項1記載
のウエブの無接触搬送装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63232592A JP2782516B2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | ウエブの無接触搬送装置 |
EP89117292A EP0360213B1 (en) | 1988-09-19 | 1989-09-19 | Non-contact web conveying apparatus |
DE68921274T DE68921274T2 (de) | 1988-09-19 | 1989-09-19 | Berührungslose Bahntransportvorrichtung. |
US08/443,677 US5480086A (en) | 1988-09-19 | 1995-05-18 | Non-contact web conveying apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63232592A JP2782516B2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | ウエブの無接触搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0281852A JPH0281852A (ja) | 1990-03-22 |
JP2782516B2 true JP2782516B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=16941773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63232592A Expired - Fee Related JP2782516B2 (ja) | 1988-09-19 | 1988-09-19 | ウエブの無接触搬送装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5480086A (ja) |
EP (1) | EP0360213B1 (ja) |
JP (1) | JP2782516B2 (ja) |
DE (1) | DE68921274T2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE504708C2 (sv) * | 1995-09-13 | 1997-04-07 | Valmet Karlstad Ab | Sätt och anordning för överföring av en snabbt löpande färdigtorkad fiberbana, särskilt en tissuebana, från en anordning och längs en förutbestämd bana till en efterföljande anordning |
US6050316A (en) * | 1997-04-18 | 2000-04-18 | United Container Machinery, Inc. | Single facer preheater |
US6110095A (en) * | 1997-04-18 | 2000-08-29 | United Container Machinery Inc. | Apparatus for heating corrugated paperboard |
US6155320A (en) * | 1997-04-24 | 2000-12-05 | United Container Machinery, Inc. | Method and apparatus for injecting steam at a single facer bonding nip |
US6004432A (en) * | 1998-01-28 | 1999-12-21 | Beloit Technologies, Inc. | Sheet turn with vectored air supply |
US6256904B1 (en) | 1998-05-06 | 2001-07-10 | Imation Corp. | Controlling float height of moving substrate over curved plate |
US6290164B1 (en) | 2000-03-01 | 2001-09-18 | Kt Equipment (International) Inc. | Method and apparatus for supplying strip material |
US8413920B2 (en) * | 2003-06-13 | 2013-04-09 | The Procter & Gamble Company | Method and apparatus for unwinding a roll of web material |
US7311234B2 (en) * | 2005-06-06 | 2007-12-25 | The Procter & Gamble Company | Vectored air web handling apparatus |
US7694433B2 (en) | 2005-06-08 | 2010-04-13 | The Procter & Gamble Company | Web handling apparatus and process for providing steam to a web material |
US8177940B2 (en) * | 2009-03-04 | 2012-05-15 | Andritz Inc. | Apparatus and method for stabilizing a moving web having transitions in a surface adjacent the web |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3549070A (en) * | 1969-02-27 | 1970-12-22 | Tec Systems | Floatation of sheet materials |
US3587177A (en) * | 1969-04-21 | 1971-06-28 | Overly Inc | Airfoil nozzle |
US3873013A (en) * | 1973-10-04 | 1975-03-25 | Tec Systems | High velocity web floating air bar having center exhaust means |
DE2556442C2 (de) * | 1975-12-15 | 1984-09-06 | Gerhardt, Hans-Joachim, Prof. M.Sc. Dipl.-Ing., 5100 Aachen | Vorrichtung zur schwebend Führung von Warenbahnen |
JPS6018474B2 (ja) * | 1976-06-10 | 1985-05-10 | 株式会社クボタ | 浮上分離装置 |
JPS53551A (en) * | 1976-06-25 | 1978-01-06 | Hitachi Ltd | Winch |
JPS5472847A (en) * | 1977-11-22 | 1979-06-11 | Fuji Photo Film Co Ltd | Method of conveying web |
US4182472A (en) * | 1978-07-13 | 1980-01-08 | W. R. Grace & Co. | Contactless turning guide for running webs |
US4201323A (en) * | 1978-10-12 | 1980-05-06 | W. R. Grace & Co. | High velocity web floating air bar having a recessed Coanda plate |
US4601116A (en) * | 1985-05-16 | 1986-07-22 | Worldwide Converting Machinery, Inc. | Coanda nozzle dryer |
US4698914A (en) * | 1986-05-29 | 1987-10-13 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Setting/drying process for flexible web coating |
DE3716468A1 (de) * | 1987-05-16 | 1988-12-01 | Hilmar Vits | Vorrichtung zum trocknen von freigefuehrten materialbahnen mittels freigefuehrter luftkissenduesen |
US4785986A (en) * | 1987-06-11 | 1988-11-22 | Advance Systems, Inc. | Paper web handling apparatus having improved air bar with dimensional optimization |
-
1988
- 1988-09-19 JP JP63232592A patent/JP2782516B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-09-19 EP EP89117292A patent/EP0360213B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-09-19 DE DE68921274T patent/DE68921274T2/de not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-05-18 US US08/443,677 patent/US5480086A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5480086A (en) | 1996-01-02 |
EP0360213B1 (en) | 1995-02-22 |
JPH0281852A (ja) | 1990-03-22 |
EP0360213A2 (en) | 1990-03-28 |
EP0360213A3 (en) | 1991-02-27 |
DE68921274D1 (de) | 1995-03-30 |
DE68921274T2 (de) | 1995-06-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2782516B2 (ja) | ウエブの無接触搬送装置 | |
JPS594629B2 (ja) | リヨウメンヒフクウエブザイシヨリソウチ | |
JP4501713B2 (ja) | エア浮上搬送装置 | |
JPS6346199B2 (ja) | ||
JPH07106823B2 (ja) | ウエブの無接触搬送方法 | |
US4790468A (en) | Floating type web guiding device | |
JP6420967B2 (ja) | 異物除去装置 | |
EP0959033B1 (en) | Method and apparatus for web flutter containment, and application to web splicing | |
US4938406A (en) | Air jetting box | |
JP4229670B2 (ja) | 薄板状材の搬送方法及び装置 | |
JP2008081230A (ja) | ウエブ搬送装置及び搬送方法 | |
JP4171293B2 (ja) | 薄板状材の搬送方法及び装置 | |
JPH033848A (ja) | 空気吹出箱 | |
JP2015016979A (ja) | エアターンバー | |
JPH03102058A (ja) | ウエブの無接触搬送装置 | |
JP2021142517A (ja) | 除塵装置及び除塵方法 | |
JP7098179B2 (ja) | 除塵装置 | |
JPH09262504A (ja) | フローティングノズル及びフローティング方法 | |
JPH05124746A (ja) | シート状物用エアコンベア装置 | |
JPH0632502A (ja) | 無接触搬送装置 | |
JPH04354751A (ja) | 搬送装置 | |
JPS59100381A (ja) | フロ−テイング乾燥用ノズル | |
JPH0243154A (ja) | ストリップの流体支持装置 | |
JPS6123062A (ja) | エアホイル型ノズル | |
JPS628385B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080522 Year of fee payment: 10 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |