JPH0632502A - 無接触搬送装置 - Google Patents

無接触搬送装置

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JPH0632502A
JPH0632502A JP18704192A JP18704192A JPH0632502A JP H0632502 A JPH0632502 A JP H0632502A JP 18704192 A JP18704192 A JP 18704192A JP 18704192 A JP18704192 A JP 18704192A JP H0632502 A JPH0632502 A JP H0632502A
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JP
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web
gas
boxes
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JP18704192A
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English (en)
Inventor
Koji Ozaki
浩司 尾▲崎▼
Ichiro Miyagawa
一郎 宮川
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 気体を吹出口より噴出することにより連続的
に走行するウェブを支持する無接触搬送装置において、 (1)ウェブ方向転換用気体吹出箱をウェブの幅方向で
傾動可能とし、ウェブ支持用気体吹出箱も併設すること
を特徴とする無接触搬送装置。 (2)上下に配置されたウェブ方向転換用気体吹出箱を
同方向に同時に傾動させることを特徴とする無接触搬送
装置。 (3)ウェブ転回用気体吹出箱の上部に気体吸引装置を
取り付けたことを特徴とする無接触搬送装置。 (4)ウェブ支持用気体吹出箱をウェブ幅方向に傾動可
能とすることを特徴とする無接触搬送装置。 (5)すべての気体吹出箱につばを設けたことを特徴と
する無接触搬送装置。 によって達成。 【効果】 ウェブの無接触搬送において蛇行が減少し、
安定な搬送を可能とする無接触搬送装置の提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無接触搬送装置に関し、
詳しくは無接触搬送あるいは転回の際におけるウェブの
片寄りを防止し、安定な搬送を可能とする無接触搬送装
置に関する。
【0002】
【発明の背景】無接触搬送装置については、例えば特公
昭51-45819号記載のように公知であるが、このままでは
ウェブを安定に所定の位置を走行させるのは非常に困難
である。即ちウェブの種類、物性によるつれ、ウェブの
カーリングあるいは、搬送張力と浮上用気体圧力とのバ
ランス等によりウェブがばたつき又は片寄りを起こし、
搬送経路の中央を安定に走らない場合がでてくる。
【0003】このような場合の対策としては、例えば特
開昭63-9356号にはウェブの進行方向にガイド面に沿っ
てのびるガイド板を設ける方法、あるいは特開昭62-167
162号にはウェブのガイド面への導入部あるいは導出部
にウェブの進行方向に平行でかつウェブ面に垂直な整流
板を複数個設ける方法が開示されている。
【0004】しかしこのような方法ではウェブのばたつ
きあるいは片寄りをなくし、安定な搬送を確保すること
はできない。特にハロゲン化銀写真感光材料の乾燥工程
のように傷がつき易く、乾燥むらの発生を極度に抑えな
ければならない場合には非常に厳しく搬送の安定性が要
求され、未だ十分な解決に至っていないのが現状であ
る。
【0005】
【発明の目的】上記のような問題に対し、本発明の目的
は、ウェブの無接触搬送において蛇行を減少し、安定な
搬送を可能とする無接触搬送装置を提供することにあ
る。
【0006】
【発明の構成】本発明の上記目的は、気体を吹出口より
噴出することにより連続的に走行するウェブを支持する
無接触搬送装置において、 (1)ウェブ方向転換用気体吹出箱をウェブの幅方向で
傾動可能とし、ウェブ支持用気体吹出箱も併設すること
を特徴とする無接触搬送装置 (2)上下に配置されたウェブ方向転換用気体吹出箱を
同方向に同時に傾動させることを特徴とする無接触搬送
装置 (3)ウェブ転回用気体吹出箱の上部に気体吸引装置を
取り付けたことを特徴とする無接触搬送装置 (4)ウェブ支持用気体吹出箱をウェブ幅方向に傾動可
能とすることを特徴とする無接触搬送装置 (5)すべての気体吹出箱につばを設けたことを特徴と
する無接触搬送装置 によって達成される。
【0007】尚、本発明においては、ウェブをサイン波
状に支持することが好ましい。
【0008】サイン状に走行させることにより、搬送張
力を有効に働かせ、蛇行を減少する効果が期待できる。
【0009】以下、本発明について具体的に説明する。
【0010】(1)について、図1は(1)項説明用斜
視図である。同図において、1はウェブであり、2は方
向転換用気体吹出箱(以後、RVという)、3はウェブ
支持用気体吹出箱(以後、MDという)である。RV2
は箱の中心を支点として同図矢印に示す方向に上下でき
るようにする。ウェブの両側に検知器をおきウェブが片
寄りを起こした場合を検知し、方向転回の際に上記のよ
うにRV2を傾けることによりウェブの走行を中心にも
どすことができる。
【0011】その上、MD3を併設することで、RV間
のフリースパン部が長くなることによるベース振動の増
大や、蛇行量が増加することを抑制できる。例えばRV
の直後がフリースパンの場合、RVのわたりの部分の浮
き量が顕著に低下したり、振動が増加したりする。浮き
量低下を防止するために実開昭55-63338号や実開平2-87
059号で開示されているわたり部分の風量を増やす方法
がある。しかし、この方法はわたり部での振動が増加
し、特にRVを可変させる場合は、面擦れの危険性が増
大し、好ましくない。また振動を低下させるためには吹
き出しの風速をなるべく抑える必要がある。このあい反
する現象を解決するためにはウェブを両面から支持可能
にするMD3を併設することが最も効果的である。また
RV2を可変させる場合はウェブをサイン状に支持する
ことが直線状に支持する場合よりも振動や蛇行を抑える
上で非常に効果的である。
【0012】図5はMDをサイン状に配置し、ウェブを
サイン状に搬送する場合の説明図である。
【0013】RVの傾動については、従来より公知の方
法が知られており、本発明においては特に限定はない。
例えば特開昭62-157165号、実公昭61-2676号等に記載の
油圧あるいはモーター駆動による方法を用いることがで
きる。
【0014】(2)図2は(2)項説明用断面図であ
る。同図において、1はウェブであり、2a、2bは方
向転換用気体吹出箱(RV)である。ウェブの片寄りを
検知した場合、この2a、2bを傾動することにより修
正する。ウェブ幅方向の傾動により片寄りを制御する場
合、ウェブにつれが発生したり、局所的なウェブの浮き
量低下等の問題が発生することがある。これはウェブの
張力バランスが幅方向で大きく崩れてしまうためである
が、これによってまず問題になるのはウェブのつれであ
る。これが大きい場合は搬送不可能も起こり得る。また
それにより局所的な浮き量低下は否めない。そこで上下
に配置されたRV2a、2bを同時に同方向に傾動する
ことでウェブの幅方向の張力バランスを崩すこと無しに
ウェブの搬送位置を制御することが可能となる。それに
より張力バランスに起因する局所的な浮き量低下を大幅
に制御できることも可能となった。
【0015】(3)図3は(3)項説明用斜視図であ
る。同図(a)において、RV2により浮上転回するウ
ェブ1の上部をとり囲むように気体吸引箱4を設置す
る。これによりRV2による吹き出し圧力と吸引負圧に
よるバランスでウェブは走行するがウェブが片寄りを起
こした場合には、同図(b)に示すように気体吸引箱4
を傾動することによりウェブの幅方向における吸引負圧
を変化することによりウェブの片寄りを補正するのであ
る。
【0016】(4)図4は(4)項説明用斜視図であ
る。同図において、MD3によりウェブ1が浮上搬送さ
れるが、ウェブが片寄りを起こした場合にはこのMD3
を幅方向に傾動させることにより幅左右の吹き出し圧力
を変化することにより片寄りを修正することができる。
特にRVを傾動可能とした場合、その傾動につれてウェ
ブの幅方向の張力バランスが崩れる。また、蛇行量が大
きいときはRVだけで蛇行を修正しようとすると非常に
おおきな角度を傾動させなければならず、ウェブのつれ
や最悪の場合、折れ曲がり等の致命的な故障を引き起こ
す場合がある。それを回避するためにはRVだけでなく
MDも傾動させることで蛇行の修正を行うことが好まし
い。特にRV間が5m以上ある場合にその効果は大き
い。
【0017】(5)図6は(6)項説明用斜視図であ
る。つばの形状はウェブの蛇行を防止できるものであれ
ばその形状は特に限定はなく、図6はその1例であり、
図6(a)は傾斜板の場合、同図(b)は直立壁、同図
(c)は板ばねによるものであるが、これらに限定され
るものではない。蛇行が大きくなるとウェブがガイドよ
り外れ走行不能の事態も起こる。つばによる蛇行防止に
は限界があり、補助的手段として用いるが、つばの個数
が少ないと1個1個の蛇行修正のための負荷が大きくな
り、つばへの接触が多くなり、最終的にはウェブの破断
や折れ曲がり等の故障を引き起こす。したがって、つば
をすべてのMDまたはRVに設置することで、1個当た
りの負荷量を軽減し、ウェブの破断や折れ曲がり等の故
障を未然に防ぎながら蛇行防止に効果を上げることがで
きる。
【0018】以上の蛇行防止対策のいずれの方法をとる
かはウェブの種類、塗布液の種類、塗布条件例えば塗布
速度、乾燥条件等によりことなり一概にはいえないが、
これらを単独でも併用してもよくまたその設置の場所な
らびに設置数も状況により適宜決定することができる。
【0019】
【実施例】
実施例1 ウェブとしてトリアセテートベースを用い、特開昭57-6
3163号記載の無接触両面塗布搬送装置に対して本発明の
各種蛇行防止装置をそれぞれ設置し、塗布、乾燥を行っ
た。その際、塗布張力の変化その他により蛇行する条件
を設定し、蛇行防止装置を使用しない場合、単独使用の
場合、併用の場合等についてテストした。
【0020】その条件は以下の通りである。
【0021】(塗布条件) 塗布液 : 界面活性剤としてサポニンを添加した5%
のゼラチン溶液 ウェブ : 厚み120μm、幅1000mm 塗布装置: 両面無接触塗布装置 塗布条件: 膜厚(wet) : 100μm、 塗布幅
: 960mm 張力:20Kg/m 塗布速度:100m/min その結果いずれの方法でも蛇行防止の効果が認められ
た。蛇行の発生し易い場所、蛇行の程度により本発明の
各種方法を併用することが好ましい。
【0022】しかし、いずれの場合も気体吹出箱をサイ
ン状に配置し、ウェブをサイン状に走行させることなら
びにガイドにつばを設置することは基本的な条件として
好ましいことであった。
【0023】
【発明の効果】本発明により、ウェブの無接触搬送にお
いて蛇行が減少し、安定な搬送を可能とする無接触搬送
装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】方向転換用気体吹出箱の傾動による蛇行防止の
説明斜視図
【図2】複数の方向転換用気体吹出箱の傾動による蛇行
防止の説明断面図
【図3】転回用気体吹出箱の傾動による蛇行防止の説明
斜視図
【図4】気体吹出箱の傾動による蛇行防止の説明斜視図
【図5】ウェブをサイン波状に支持する蛇行防止の説明
断面図
【図6】つばの断面図
【符号の説明】
1 ウェブ 2、2a、2b 方向転換用気体吹出箱(RV) 3 ウェブ支持用気体吹出箱(MD) 4 気体吸引箱

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体を吹出口より噴出することにより連
    続的に走行するウェブを支持する無接触搬送装置におい
    て、ウェブ方向転換用気体吹出箱をウェブの幅方向で傾
    動可能とし、ウェブ支持用気体吹出箱も併設することを
    特徴とする無接触搬送装置。
  2. 【請求項2】 気体を吹出口より噴出することにより連
    続的に走行するウェブを支持する無接触搬送装置におい
    て、上下に配置されたウェブ方向転換用気体吹出箱を同
    方向に同時に傾動させることを特徴とする無接触搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 気体を吹出口より噴出することにより連
    続的に走行するウェブを支持する無接触搬送装置におい
    て、ウェブ転回用気体吹出箱の上部に気体吸引装置を取
    り付けたことを特徴とする無接触搬送装置。
  4. 【請求項4】 気体を吹出口より噴出することにより連
    続的に走行するウェブを支持する無接触搬送装置におい
    て、ウェブ支持用気体吹出箱をウェブ幅方向に傾動可能
    とすることを特徴とする無接触搬送装置。
  5. 【請求項5】 気体を吹出口より噴出することにより連
    続的に走行するウェブを支持する無接触搬送装置におい
    て、すべての気体吹出箱につばを設けたことを特徴とす
    る無接触搬送装置。
JP18704192A 1992-07-14 1992-07-14 無接触搬送装置 Pending JPH0632502A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015000801A (ja) * 2013-06-18 2015-01-05 株式会社Ihi ウェブ搬送装置
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KR20180072787A (ko) * 2016-03-04 2018-06-29 가부시키가이샤 아이에이치아이 띠 형상체 반송 장치

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