JPH09261455A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH09261455A
JPH09261455A JP8093526A JP9352696A JPH09261455A JP H09261455 A JPH09261455 A JP H09261455A JP 8093526 A JP8093526 A JP 8093526A JP 9352696 A JP9352696 A JP 9352696A JP H09261455 A JPH09261455 A JP H09261455A
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JP
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image data
image
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transmission
algorithms
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JP8093526A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ukegawa
猛 受川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は画像データを2値化する前に複数のア
ルゴリズムで画像処理して、高品質な画像を送信できる
ファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】読取部2で原稿の画像を読み取り、A/D
コンバータ3でディジタルの多値画像データに変換す
る。この多値画像データを画像処理部4と画像処理部5
で、それぞれ異なるアルゴリズムにより、等倍/変倍処
理、非中間調/中間調、原稿サイズ処理及びミリメート
ル系/インチ系処理等の各種画像処理を行うとともに2
値化する。このとき、送信先の送信モードがメモり15
に記憶されていると、当該送信モードのアルゴリズムと
他のアルゴリズムで画像処理する。画像処理された2値
画像データを、S/P変換部6、7、マルチプレクサ8
及びラインバッファ9、10を介してDCR17に転送
して、符号化した後、蓄積メモリ16に蓄積し、送信
時、相手先ファクシミリ装置の性能を取得して、相手先
性能に応じた2値画像データを蓄積メモリ16から選択
して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、読み取った多値画像データを予め複
数のアルゴリズムにより画像処理した後、2値化するフ
ァクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ファクシミリ装置の普及に伴っ
て、原稿の画像を読み取る読取部の高精度化、受信した
画像データを記録紙に記録出力する記録部の高精度化、
通信速度の高度化及び画像処理の高度化が進んでおり、
また、使用されているファクシミリ装置の機能も多種多
様なものとなっている。
【0003】従来、異なる走査線密度のファクシミリ装
置間での通信時に発生する画質の劣化を防止するファク
シミリ装置が提案されている(特開平5−268460
号公報参照)。このファクシミリ装置は、原稿読取時の
走査線密度の長さの単位をミリメートル系及びインチ系
の2系統整備する読取手段を備え、読取時に前回の通信
結果の相手機能力に応じて、走査線密度の単位系を自動
的に切り替えることを特徴としている。
【0004】また、本出願人は、先に、原稿の画像をフ
ァクシミリ装置の最高線密度でメモリに蓄積することに
より、送信時の画質を向上させるファクシミリ装置を提
案している(特開平4−30664号公報参照)。この
ファクシミリ装置は、原稿を読み取った画情報を蓄積す
るメモリを備えたファクシミリ装置において、読み取っ
た画情報を蓄積する際に、オペレータの希望する線密度
を記憶するとともに、実際に原稿を読み取り、読み取っ
た画情報を上記メモリに蓄積するとき、装置の最高線密
度で蓄積し、蓄積された画情報の送信時には、上記最高
線密度または上記オペレータ希望線密度と相手ファクシ
ミリの線密度能力を比較し、能力が一致した線密度に変
換して送信することを特徴としている。
【0005】さらに、従来から、読み取った画像データ
を2値化し、送信相手先のファクシミリ装置の機能に合
わせて、縮小処理や線密度変換処理等の画像処理を行う
ファクシミリ装置が出現しており、これらの従来のファ
クシミリ装置は、いずれも、送信先のファクシミリ装置
の機能に合わせて画像処理するため、2値化された画像
データに対して画像処理している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、いずれも1つ
のアルゴリズムにより画像処理して2値化していたた
め、その後、相手先の機能に合わせて、画像処理する
と、2値画像データに対して画像処理することとなり、
画質が悪化するという問題があった。
【0007】そこで、請求項1記載の発明は、原稿を走
査して得た多値画像データを複数のアルゴリズムで同時
に画像処理して、送信先の機能に応じて、複数のアルゴ
リズムで画像処理した複数の画像データの1つを選択し
て、2値化した後、送信することにより、多値画像デー
タを画像処理した画像品質の良好な画像データを送信す
ることのできるファクシミリ装置を提供することを目的
としている。
【0008】請求項2記載の発明は、原稿を走査して得
た多値画像データを複数のアルゴリズムで同時に画像処
理し、その後2値化して画像記憶手段に記憶し、送信先
の機能に応じて画像記憶手段の複数の画像データの1つ
を選択して送信することにより、多値画像データを画像
処理した画像品質の良好な画像データを送信することの
できるファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】請求項3記載の発明は、線密度変換処理、
誤差拡散法とディザ法による疑似中間調処理、当倍/変
倍処理及びインチ系/ミリメートル系データ変換処理に
おける複数のアルゴリズムで画像処理することにより、
画像品質の良好な画像データを送信することのできるフ
ァクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項4記載の発明は、過去の送信相手の
送信モードを相手先毎に記憶して、送信時にオペレータ
により選択されたアルゴリズムと記憶している当該相手
先の送信モードが異なると、少なくとも当該異なる2種
類のアルゴリズムで多値画像データを画像処理すること
により、送信相手により適切に適した高品質の画像デー
タを送信することのできるファクシミリ装置を提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、原稿を走査して取得した多値画像デ
ータを2値画像データに変換して送信するファクシミリ
装置において、前記多値画像データを複数のアルゴリズ
ムで同時に画像処理した後、2値画像データに変換し、
送信時、送信先の機能に応じて当該複数のアルゴリズム
で画像処理した複数の画像データの1つを選択して送信
することにより、上記目的を達成している。
【0012】上記構成によれば、原稿を走査して得た多
値画像データを複数のアルゴリズムで画像処理して、2
値化した後、送信先の機能に応じて当該複数のアルゴリ
ズムで画像処理した複数の画像データの1つを選択して
送信するので、多値画像データを画像処理した画像品質
の良好な画像データを送信することができる。
【0013】請求項2記載の発明のファクシミリ装置
は、原稿を走査して取得した多値画像データを2値画像
データに変換した後、画像記憶手段に蓄積し、当該画像
記憶手段に記憶した2値画像データを送信するファクシ
ミリ装置において、前記多値画像データを複数のアルゴ
リズムで同時に画像処理した後、2値画像データに変換
して前記画像記憶手段に記憶し、送信時、送信先の機能
に応じて当該画像記憶手段の複数の画像データの1つを
選択して送信することにより、上記目的を達成してい
る。
【0014】上記構成によれば、原稿を走査して得た多
値画像データを複数のアルゴリズムで同時に画像処理し
た後、2値化して画像記憶手段に記憶し、送信先の機能
に応じて画像記憶手段の複数の画像データの1つを選択
して送信するので、多値画像データを画像処理した画像
品質の良好な画像データを送信することができる。
【0015】上記各場合において、例えば、請求項3に
記載するように、前記複数のアルゴリズムは、線密度変
換処理、誤差拡散法とディザ法による中間調処理、当倍
/変倍処理及びインチ系/ミリメートル系データ変換処
理等におけるアルゴリズムであってもよい。
【0016】上記構成によれば、線密度変換処理、誤差
拡散法とディザ法による疑似中間調処理、当倍/変倍処
理及びインチ系/ミリメートル系データ変換処理におけ
る複数のアルゴリズムで画像処理するので、画像品質の
良好な画像データを送信することができる。
【0017】また、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、送信時の前記アルゴリズ
ムを選択する選択手段と、過去の送信相手の前記送信モ
ードを相手先毎に記憶する記憶手段と、送信時、前記記
憶手段から当該送信相手先の前記送信モードを読み出
し、当該読み出した送信モードと前記選択手段により選
択されたアルゴリズムが異なると、少なくとも当該読み
出した送信モードのアルゴリズムと当該選択されたアル
ゴリズムの2種類のアルゴリズムにより前記多値画像デ
ータを画像処理することにより、上記目的を達成してい
る。
【0018】上記構成によれば、過去の送信相手の送信
モードを相手先毎に記憶して、送信時にオペレータによ
り選択されたアルゴリズムと記憶している当該相手先の
送信モードが異なると、少なくとも当該異なる2種類の
アルゴリズムで多値画像データを画像処理するので、送
信相手により一層適切に適した高品質の画像データを送
信することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて、詳細に説明する。なお、以下に
述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0020】図1〜図3は、本発明のファクシミリ装置
の一実施の形態を適用したファクシミリ装置を示す図で
あり、図1は、本実施の形態のファクシミリ装置1の回
路ブロック図である。
【0021】図1において、ファクシミリ装置1は、読
取部2、A/Dコンバータ3、画像処理部4、5、S/
P変換部6、7、マルチプレクサ8、ラインバッファ
(LB)9、10、記録部11、操作部12、モデム1
3、MPU(Micro ProcessingUnit )14、メモリ1
5、蓄積メモリ16及びDCR17等を備えており、各
部は、バス18に接続されている。
【0022】読取部2は、例えば、CCD(Charge Cou
pled Device )を利用したイメージスキャナが利用され
ており、原稿を走査して、原稿の画像を読み取ってアナ
ログの画信号としてA/Dコンバータ3に出力する。
【0023】A/Dコンバータ3は、読取部2から入力
されるアナログの画信号をディジタルの多値画像データ
に変換し、画像処理部4及び画像処理部5に出力する。
【0024】画像処理部4及び画像処理部5は、同じ画
像処理機能を有し、後述するMPU14の制御下で動作
して、非中間調/中間調処理、等倍/変倍処理、線密度
変換処理(例えば、16本/mmと8本/mmの線密度
変換処理)等の各種画像処理を行うとともに、画像処理
した画像データを2値画像データに変換して、それぞれ
S/P変換部6及びS/P変換部7にシリアルに出力す
る。
【0025】S/P変換部6及びS/P変換部7は、そ
れぞれ画像処理部4及び画像処理部5から入力されるシ
リアルの2値画像データをパラレルの画像データに変換
して、マルチプレクサ8に出力する。
【0026】マルチプレクサ16は、MPU14の制御
下で動作して、S/P変換部6から入力される画像デー
タとS/P変換部7から入力される画像データを順次選
択し、バス18を介してそれぞれラインバッファ9及び
ラインバッファ10に出力する。
【0027】ラインバッファ9及びラインバッファ10
は、1ライン分の画像データを記憶する容量を有してお
り、ラインバッファ9及びラインバッファ10に記憶さ
れた画像データは、それぞれMPU14により、順次、
DCR17に転送される。
【0028】DCR(符号化・復号化部)17は、画像
データを蓄積メモリ16へ蓄積する際の効率化及び伝送
時間の短縮化を図るために、所定の符号化方式に従って
画像データを符号化し、また、符号化された画像データ
を復号化する。すなわち、DCR17は、ラインバッフ
ァ9及びラインバッファ10から転送されてきたそれぞ
れの画像データを所定の符号化方式で符号化して、蓄積
メモリ16に出力し、蓄積メモリ16は、DCR17で
符号化された各画像データを画像データ毎に蓄積する。
【0029】蓄積メモリ(画像記憶手段)16は、ハー
ドディスクあるいはRAM等で構成され、DCR17で
符号化された画像データ、すなわち、画像処理部4と画
像処理部5で異なるアルゴリズムで画像処理され、2値
化された後、DCRで符号化された画像データを蓄積す
るとともに、受信した符号化された画像データを蓄積す
る。
【0030】記録部11は、例えば、電子写真式記録装
置あるいはサーマル素子を利用したサーマル記録装置等
が利用され、相手方から受信した画像データやレポート
等を記録紙に記録出力するするとともに、コピーモード
において、読取部2で読み取った原稿の画像を記録紙に
記録出力する。
【0031】操作部12は、テンキーやスタートキー等
の各種操作キーを備えるとともに、LCD(Liquid Cry
stal Display:液晶表示装置)等のディスプレイが設け
られている。操作部12は、各種操作キーにより、送信
操作や線密度等の各種送信モードの設定等の各種命令が
入力され、ディスプレイに操作キーから入力された命令
内容やファクシミリ装置1からオペレータに通知する各
種情報を表示する。
【0032】モデム13は、PSTN(Public Swiched
Telephone Network)等の回線に接続され、MPU14
の制御下で動作して、送信信号を変調するとともに、受
信信号の復調を行う。また、ファクシミリ装置1は、図
示しないが、相手ファクシミリ装置との間でファクシミ
リ制御信号を交換して、ファクシミリ装置の通信手順を
実行する通信制御部等を備えている。
【0033】MPU14は、CPU(Central Processi
ng Unit )、ROM(Read Only Memory)及びRAM等
を備えており、ROMには、ファクシミリ装置1の基本
プログラム及び後述する画像処理プログラム等の各種プ
ログラムが格納されているとともに、基本プログラム及
び画像処理プログラムを実行するのに必要なシステムデ
ータや各種データを格納している。MPU14は、RO
M内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとし
て使用してファクシミリ装置1の各部を制御し、ファク
シミリ装置1としての基本処理を実行するとともに、後
述する画像処理を実行する。
【0034】メモリ15は、例えば、バッテリバックア
ップされたRAM、あるいは、SRAM(Static RA
M)等が使用され、メモリ15には、後述する画像処理
で使用する相手先毎の送信モード、例えば、非中間調/
中間調、中間調の処理アルゴリズム、原稿サイズ、線密
度等が格納される。
【0035】次に、作用を説明する。ファクシミリ装置
1は、原稿を読み取った多値画像データを複数のアルゴ
リズムで画像処理した後、2値化し、当該複数のアルゴ
リズムで画像処理した画像データのうち、相手先の機能
に応じた画像データを選択して送信するところにその特
徴がある。
【0036】以下、この画像処理について、説明する。
まず、線密度について説明すると、ファクシミリ装置1
のオペレータが、微細字(例えば、16本/mm)を選
択して送信操作した場合には、MPU14は、読取部2
を駆動して、セットされた原稿の画像を順次読み取り部
2により読み取らせ、A/Dコンバータ3でディジタル
変換させた後、例えば、画像処理部4にオペレータの選
択した16本/mmで画像処理させるとともに、画像処
理部5に8本/mmで画像処理させる。画像処理部4及
び画像処理部5の処理した画像データを、それぞれS/
P変換部6、7でパラレルデータに変換して、マルチプ
レクサ8及びラインバッファ9、10を介して蓄積メモ
リ16に蓄積させ、全ての原稿の画像データを16本/
mmと8本/mmで画像処理して、蓄積メモリ16に蓄
積させる。したがって、蓄積メモリ16に格納されてい
る画像データは、2値化する前に16本/mm及び8本
/mmの線密度に画像に画像処理しているので、高品質
な画像データとなっている。
【0037】その後、相手先を発呼し、ファクシミリ通
信プロトコルで相手先のファクシミリ装置の性能を取得
すると、当該相手先の性能に応じた画像データを蓄積メ
モリ16から読み出して、送信する。例えば、いま、相
手先が16本/mmの画像データを受信可能であれば、
16本/mmの画像データを蓄積メモリ16から読み出
して、送信し、相手先が8本/mmの画像データの性能
であれば、8本/mmの画像データを蓄積メモリ16か
ら読み出して、送信する。
【0038】したがって、読み取った画像データを2値
化する前に、複数の線密度で画像処理して、蓄積メモリ
16に蓄積しておき、送信時に、従来のように、1種類
の線密度で画像処理して、送信時に相手先の性能に合わ
せて2値画像データの線密度変換を行うことなく、相手
先ファクシミリ装置の性能に応じた線密度の画像データ
を蓄積メモリ16から選択して送信することができ、送
信画像の画質を向上させることができる。
【0039】次に、中間調画像処理について説明する。
中間調画像において、一般的に、多値画像データの画素
毎のレベルを所定の複数のスレッシュ値が設定されたマ
トリクスデータと比較し、該比較結果に基づいて二値化
処理することにより中間調画像を表現するディザ法及び
多値画像データを画素毎に量子化処理した出力画像デー
タと入力画像データとの二値化誤差を周辺画素データに
拡散した結果を所定の設定されたスレッシュ値に基づい
て二値化処理することにより中間調画像を表現する誤差
拡散法等の中間調処理方法があり、誤差拡散法は、写真
等の中間調画像を高品位に画像処理することができる
が、記録部が感熱式記録部である場合、誤差拡散法によ
り画像処理された画像データを記録すると、ドットがつ
ぶれて黒っぽくなる。
【0040】そこで、ファクシミリ装置1は、オペレー
タが操作部12で中間調画像を選択して送信操作した場
合には、ディザ法と誤差拡散法の2種類で画像処理し
て、蓄積メモリ16に蓄積する。
【0041】すなわち、MPU14は、操作部12によ
り中間調画像が選択された場合には、読取部2の読み取
った画像データを、例えば、画像処理部4に誤差拡散法
により中間調画像処理させ、画像処理部5にディザ法に
より中間調画像処理させる。これら各画像処理部4、5
の処理した画像データをそれぞれ二値化した後、蓄積メ
モリ16に蓄積する。
【0042】その後、相手先を発呼し、ファクシミリ通
信プロトコルで相手先のファクシミリ装置の機種を取得
すると、当該相手先が高速機(G4機)の場合には、誤
差拡散法により画像処理した画像データを蓄積メモリ1
6から読み出して、送信し、当該相手先がその他の機種
(G3機)の場合には、ディザ法により画像処理した画
像データを蓄積メモリ16から読み出して、送信する。
【0043】したがって、読み取った画像データを2値
化する前に、複数の中間調処理方法により中間調画像処
理して、蓄積メモリ16に蓄積しておき、送信時に、相
手先ファクシミリ装置の性能に応じた中間調画像処理方
法の画像データを蓄積メモリ16から選択して送信する
ことができ、送信画像の画質を向上させることができ
る。
【0044】次に、画像サイズ処理について説明する。
ファクシミリ装置としては、種々の記録サイズの記録
部、例えば、A4、B4、B5等の各種記録サイズのも
のがあり、複数の記録サイズの記録を行うファクシミリ
装置もあるが、一般に、1種類の記録サイズの記録を行
うファクシミリ装置が多い。また、複数の記録サイズの
記録を行うファクシミリ装置においても、最大記録サイ
ズは、制限されており、例えば、最大記録サイズがA4
サイズで、B5サイズの記録をも行うものがある。
【0045】そこで、ファクシミリ装置1は、例えば、
読取部2で読み取った画像データを画像処理部4と画像
処理部5で、読取部2にセットされた原稿の等倍の画像
データと縮小あるいは拡大処理した画像データに画像処
理させて、蓄積メモリ16に蓄積する。
【0046】すなわち、MPU14は、例えば、B4サ
イズの原稿が読取部2にセットされると、例えば、画像
処理部4にB4サイズの画像処理、すなわち、等倍の画
像処理を行わせ、画像処理部5にA4サイズに縮小する
画像処理を行わせる。MPU14は、これらB4サイズ
の画像データとA4サイズの画像データを蓄積メモリ1
6に蓄積する。
【0047】その後、相手先を発呼し、ファクシミリ通
信プロトコルで相手先のファクシミリ装置の記録サイズ
を取得すると、当該相手先の記録サイズがB4サイズの
場合には、B4サイズの画像データを蓄積メモリ16か
ら読み出して、送信し、当該相手先の記録サイズがA4
サイズの場合には、A4サイズの画像データを蓄積メモ
リ16から読み出して、送信する。
【0048】したがって、読み取った画像データを2値
化する前に、複数のサイズで画像処理して、蓄積メモリ
16に蓄積しておき、送信時に、相手先ファクシミリ装
置の記録サイズに応じたサイズの画像データを蓄積メモ
リ16から選択して送信することができ、送信画像の画
質を向上させることができる。
【0049】次に、インチ系とミリメートル系の画像処
理について説明する。ファクシミリ装置としては、イン
チ系の画像を取り扱うものとミリメートル系の画像を取
り扱うものとがあり、送信先の性能に応じて、処理する
必要がある。
【0050】そこで、ファクシミリ装置1は、画像処理
部4と画像処理部5でインチ系とミリメートル系の画像
処理を行って、蓄積メモリ16に蓄積する。
【0051】すなわち、MPU14は、読取部2の読み
取った原稿の画像データを、例えば、画像処理部4にイ
ンチ系の画像処理を行わせ、画像形成物質5にミリメー
トル系の画像処理を行わせる。MPU14は、これらイ
ンチ系の画像データとミリメートル系の画像データを蓄
積メモリ16に蓄積する。
【0052】その後、相手先を発呼し、ファクシミリ通
信プロトコルで相手先のファクシミリ装置の機種を取得
すると、当該相手先がG4機の場合には、インチ系の画
像データを蓄積メモリ16から読み出して送信し、当該
相手先がG3機の場合には、ミリメートル系の画像デー
タを蓄積メモリ16から読み出して送信する。
【0053】したがって、読み取った画像データを2値
化する前に、インチ系とミリメートル系の画像処理を行
って、蓄積メモリ16に蓄積しておき、送信時に、相手
先ファクシミリ装置の機種に応じたインチ系あるいはミ
リメートル系の画像データを蓄積メモリ16から選択し
て送信することができ、送信画像の画質を向上させるこ
とができる。
【0054】上記各画像処理は、予め設定された処理方
法あるいは操作部12で設定された処理方法により行っ
てもよく、さらに、メモリ15に記憶した過去の送信時
の履歴に基づいて画像処理方法を決定して画像処理して
もよい。
【0055】次に、過去の履歴に基づいて画像処理方法
を決定して、画像処理して、相手先の性能に応じた画像
データを選択して送信する場合について、図2及び図3
のフローチャートに基づいて説明する。なお、図2及び
図3においては、原稿サイズを決定する場合について示
しており、以下、この原稿サイズを決定して画像処理
し、相手先の性能に応じて送信する場合について説明す
る。
【0056】ファクシミリ装置1のオペレータは、送信
時、原稿、例えば、B4サイズの原稿を読取部2にセッ
トし、必要な送信モードを設定して、送信相手先を入力
した後、送信を開始させる所定のキー、例えば、スター
トキーを投入する。
【0057】情報記録装置1のMPU14は、図2に示
すように、いま、B4サイズの原稿が読み取り部2にセ
ットされ(ステップS1)、操作部12のテンキーある
いはワンタッチキー等により送信相手先の電話番号が入
力されると(ステップS2)、メモリ15に当該送信先
の性能情報が記憶されているかを当該相手先の電話番号
に基づいてチェックする(ステップS3)。
【0058】メモリ15に当該送信先の性能情報が記憶
されているときには、MPU14は、当該性能情報から
記録サイズがB4サイズかどうかチェックし(ステップ
S4)、記録サイズが原稿サイズ、すなわち、B4サイ
ズでないときには、読取部2にセットされた原稿のサイ
ズ(B4サイズ)と、メモリ15に記憶されている当該
相手先の性能情報の示している記録サイズ、例えば、A
4サイズと、で、画像処理部4と画像処理部5に画像処
理を行わせて、蓄積メモリ16に蓄積する(ステップS
5)。
【0059】上記ステップS3で、メモリ15に当該送
信相手先の性能情報が記憶されていないときには、MP
U14は、ステップS5に移行して、読取部2にセット
された原稿のサイズ(B4サイズ)と、他の記録サイ
ズ、例えば、通常のファクシミリ装置が備えていること
の多い記録サイズ、例えば、A4サイズと、で画像処理
部4と画像処理部5に画像処理を行わせて、蓄積メモリ
16に蓄積する(ステップS5)。
【0060】また、上記ステップS4で、メモリ15に
記憶されている当該送信先の性能情報が、読取部2にセ
ットされた原稿の原稿サイズ(B4サイズ)であるとき
には、読取部2にセットされた原稿の原稿サイズと当該
相手先の記録サイズが一致していると判断して、画像処
理部4あるいは画像処理部5の一方に当該セットされた
原稿の原稿サイズ(B4サイズ)で画像処理を行わせ、
蓄積メモリ15に蓄積する(ステップS6)。
【0061】次に、送信時の処理について、図3のフロ
ーチャートに基づいて説明する。ファクシミリ装置1の
MPU14は、全ての原稿の画像データを上記処理によ
り蓄積メモリ16に蓄積すると、図3に示すように、相
手先を発呼し(ステップP1)、通常のファクシミリ制
御手順により相手ファクシミリ装置とプロトコルの交換
を行って、ファクシミリ送信を行うが、このとき相手先
ファクシミリ装置から送信されてくるNSF(非標準機
能識別信号)/DIS信号(デジタル識別信号)から相
手先の記録サイズを取得して判断する(ステップP
2)。
【0062】MPU14は、相手先の記録サイズを取得
すると、当該記録サイズがB4サイズかどうかチェック
し(ステップP3)、B4サイズのときには、蓄積メモ
リ16からB4サイズの画像データを読み出して、送信
する(ステップP4)。
【0063】ステップP3で、取得した記録サイズがB
4サイズでないときには、当該記録サイズに応じたサイ
ズ、例えば、取得した記録サイズがA4サイズのときに
は、A4サイズの画像データを蓄積メモリ16から読み
出して、送信する(ステップP5)。
【0064】したがって、記録サイズにかかわらず、過
去の送信相手のアルゴリズムを相手先毎にメモリ15に
記憶して、送信時にオペレータにより選択されたアルゴ
リズムと記憶している当該相手先の送信モードのアルゴ
リズムが異なると、少なくとも当該異なる2種類のアル
ゴリズムで多値画像データを画像処理して、蓄積メモリ
16に蓄積するので、送信相手により一層適切に適した
高品質の画像データを送信することができる。
【0065】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0066】例えば、上記実施の形態においては、2個
の画像処理部4、5を設けて、2種類のアルゴリズムで
多値画像データを画像処理しているが、2種類に限るも
のではない。
【0067】また、上記実施の形態においては、原稿サ
イズ、中間調処理等について順次個別に処理する場合に
ついて説明しているが、これらの各画像処理を同時に処
理する場合にも、同様に適用され、一般に、これら複数
の画像処理を同時に行うが、この場合、画像処理部4及
び画像処理部5が異なるアルゴリズムで画像処理する。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、原稿を走査して得た多値画像データを複数の
アルゴリズムで画像処理して、2値化した後、送信先の
機能に応じて当該複数のアルゴリズムで画像処理した複
数の画像データの1つを選択して送信するので、多値画
像データを画像処理した画像品質の良好な画像データを
送信することができる。
【0069】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、原稿を走査して得た多値画像データを複数のア
ルゴリズムで同時に画像処理した後、2値化して画像記
憶手段に記憶し、送信先の機能に応じて画像記憶手段の
複数の画像データの1つを選択して送信するので、多値
画像データを画像処理した画像品質の良好な画像データ
を送信することができる。
【0070】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、線密度変換処理、誤差拡散法とディザ法による
疑似中間調処理、当倍/変倍処理及びインチ系/ミリメ
ートル系データ変換処理における複数のアルゴリズムで
画像処理するので、画像品質の良好な画像データを送信
することができる。
【0071】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、過去の送信相手の送信モードを相手先毎に記憶
して、送信時にオペレータにより選択されたアルゴリズ
ムと記憶している当該相手先の送信モードが異なると、
少なくとも当該異なる2種類のアルゴリズムで多値画像
データを画像処理するので、送信相手により一層適切に
適した高品質の画像データを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適
用したファクシミリ装置の回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置による画像処理を示す
フローチャート。
【図3】図1のファクシミリ装置による送信処理を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 読取部 3 A/Dコンバータ 4、5 画像処理部 6、7 S/P変換部 8 マルチプレクサ 9、10 ラインバッファ 11 記録部 12 操作部 13 モデム 14 MPU 15 メモリ 16 蓄積メモリ 17 DCR 18 バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を走査して取得した多値画像データを
    2値画像データに変換して送信するファクシミリ装置に
    おいて、前記多値画像データを複数のアルゴリズムで同
    時に画像処理した後、2値画像データに変換し、送信
    時、送信先の機能に応じて当該複数のアルゴリズムで画
    像処理した複数の画像データの1つを選択して送信する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】原稿を走査して取得した多値画像データを
    2値画像データに変換した後、画像記憶手段に蓄積し、
    当該画像記憶手段に記憶した2値画像データを送信する
    ファクシミリ装置において、前記多値画像データを複数
    のアルゴリズムで同時に画像処理した後、2値画像デー
    タに変換して前記画像記憶手段に記憶し、送信時、送信
    先の機能に応じて当該画像記憶手段の複数の画像データ
    の1つを選択して送信することを特徴とするファクシミ
    リ装置。
  3. 【請求項3】前記複数のアルゴリズムは、線密度変換処
    理、誤差拡散法とディザ法による中間調処理、当倍/変
    倍処理及びインチ系/ミリメートル系データ変換処理等
    におけるアルゴリズムであることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、送信時の前記ア
    ルゴリズムを選択する選択手段と、過去の送信相手の前
    記送信モードを相手先毎に記憶する記憶手段と、送信
    時、前記記憶手段から当該送信相手先の前記送信モード
    を読み出し、当該読み出した送信モードと前記選択手段
    により選択されたアルゴリズムが異なると、少なくとも
    当該読み出した送信モードのアルゴリズムと当該選択さ
    れたアルゴリズムの2種類のアルゴリズムにより前記多
    値画像データを画像処理することを特徴とする請求項1
    から請求項3記載のファクシミリ装置。
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