JP2003158629A - 通信端末装置 - Google Patents
通信端末装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】画データを縮小又は解像度変換する場合であっ
ても、画質が低下することを極力抑制することが可能な
通信端末装置を提供すること。 【解決手段】読み取りで得た白黒多値の画データを相手
先能力、つまり相手先の記録紙能力及び記録時の解像度
能力に応じて多値で縮小又は解像度変換している。そし
て、多値で縮小又は解像度変換した画データを2値化及
び符号化して画像メモリ80に一旦記憶させてから読み
出して相手先にFAX送信している。そのため、画デー
タを2値で縮小又は解像度変換する従来の構成とは異な
り、縮小又は解像度変換後の画データは、原稿上の画デ
ータとほぼ同一となる。従って、相手先において原稿上
の画データとほぼ同じ受信画データを記録紙上に記録す
ることができる。換言すれば、画データを多値で縮小又
は解像度変換しているため、画質が低下することを極力
抑制することができる。
ても、画質が低下することを極力抑制することが可能な
通信端末装置を提供すること。 【解決手段】読み取りで得た白黒多値の画データを相手
先能力、つまり相手先の記録紙能力及び記録時の解像度
能力に応じて多値で縮小又は解像度変換している。そし
て、多値で縮小又は解像度変換した画データを2値化及
び符号化して画像メモリ80に一旦記憶させてから読み
出して相手先にFAX送信している。そのため、画デー
タを2値で縮小又は解像度変換する従来の構成とは異な
り、縮小又は解像度変換後の画データは、原稿上の画デ
ータとほぼ同一となる。従って、相手先において原稿上
の画データとほぼ同じ受信画データを記録紙上に記録す
ることができる。換言すれば、画データを多値で縮小又
は解像度変換しているため、画質が低下することを極力
抑制することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機能付きファ
クシミリ装置(以下、複合機という)に代表される通信
端末装置に関し、より詳しくは、原稿を読み取りながら
画データを送信するスキャナ送信機能、読み取りで得た
画データを画像メモリに一旦記憶させてから読み出して
送信するメモリ送信機能又はクイックメモリ送信機能に
特徴を有する通信端末装置に関するものである。
クシミリ装置(以下、複合機という)に代表される通信
端末装置に関し、より詳しくは、原稿を読み取りながら
画データを送信するスキャナ送信機能、読み取りで得た
画データを画像メモリに一旦記憶させてから読み出して
送信するメモリ送信機能又はクイックメモリ送信機能に
特徴を有する通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複合機は、読取部で原稿を読
み取りながら画データを送信するスキャナ送信機能及び
読み取りで得た画データを画像メモリに一旦記憶させて
から読み出して送信するメモリ送信機能を備えている。
このメモリ送信機能を備えた複合機では、FAX通信中
に通信エラーが発生した場合であっても、読み取りで得
た画データが画像メモリに記憶されているため、原稿を
読み取り直さなくても、自動的に画データを画像メモリ
から読み出して再送信することができる。
み取りながら画データを送信するスキャナ送信機能及び
読み取りで得た画データを画像メモリに一旦記憶させて
から読み出して送信するメモリ送信機能を備えている。
このメモリ送信機能を備えた複合機では、FAX通信中
に通信エラーが発生した場合であっても、読み取りで得
た画データが画像メモリに記憶されているため、原稿を
読み取り直さなくても、自動的に画データを画像メモリ
から読み出して再送信することができる。
【0003】また、近年では、全頁の原稿の画データを
画像メモリに記憶させる前、即ち第1頁目の原稿の画デ
ータを画像メモリに記憶させた段階で、相手先に発呼し
て画データを送信するクイックメモリ送信機能を備えた
複合機もある。即ち、一般的には、原稿1頁当たりの読
取時間が、その原稿の画データの送信時間よりも短いこ
とから、クイックメモリ送信機能によって、原稿の読み
取りと並行して画データをFAX送信することができ
る。その結果、このようなクイックメモリ送信機能を備
えた複合機では、原稿の読み取りを開始してからFAX
送信が完了するまでの所要時間を短縮することができ
る。
画像メモリに記憶させる前、即ち第1頁目の原稿の画デ
ータを画像メモリに記憶させた段階で、相手先に発呼し
て画データを送信するクイックメモリ送信機能を備えた
複合機もある。即ち、一般的には、原稿1頁当たりの読
取時間が、その原稿の画データの送信時間よりも短いこ
とから、クイックメモリ送信機能によって、原稿の読み
取りと並行して画データをFAX送信することができ
る。その結果、このようなクイックメモリ送信機能を備
えた複合機では、原稿の読み取りを開始してからFAX
送信が完了するまでの所要時間を短縮することができ
る。
【0004】ところで、上記のようなメモリ送信機能又
はクイックメモリ送信機能を用いてFAX送信する場合
において、相手先の記録紙能力が送信側の原稿のサイズ
よりも小さいときには、画データを相手先の記録紙能力
に応じて縮小する必要がある。また、相手先の記録時の
解像度能力が送信側の読み取りの解像度よりも低いとき
には、画データの解像度を相手先の記録時の解像度能力
に応じて変換する必要がある。そのため、これらの場合
には、読み取りで得た白黒多値の画データを2値化及び
符号化して画像メモリに記憶する。そして、画像メモリ
から読み出した画データを復号し、その復号した画デー
タの一部を相手先能力に応じて2値の状態で間引いて、
画データを2値で縮小又は解像度変換する。その後、2
値で縮小又は解像度変換した画データを再度符号化して
画像メモリに一旦記憶させてから読み出して相手先にF
AX送信することになる。
はクイックメモリ送信機能を用いてFAX送信する場合
において、相手先の記録紙能力が送信側の原稿のサイズ
よりも小さいときには、画データを相手先の記録紙能力
に応じて縮小する必要がある。また、相手先の記録時の
解像度能力が送信側の読み取りの解像度よりも低いとき
には、画データの解像度を相手先の記録時の解像度能力
に応じて変換する必要がある。そのため、これらの場合
には、読み取りで得た白黒多値の画データを2値化及び
符号化して画像メモリに記憶する。そして、画像メモリ
から読み出した画データを復号し、その復号した画デー
タの一部を相手先能力に応じて2値の状態で間引いて、
画データを2値で縮小又は解像度変換する。その後、2
値で縮小又は解像度変換した画データを再度符号化して
画像メモリに一旦記憶させてから読み出して相手先にF
AX送信することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のように画データを縮小又は解像度変換する場合には、
読み取りで得た白黒多値の画データを2値化した後、そ
の2値化した後の画データを2値で縮小又は解像度変換
している。そのため、縮小又は解像度変換後の画データ
は、原稿上の画データと大きく異なって、画質が低下す
る。その結果、相手先において記録紙上に記録される受
信画データが見難くなる。
のように画データを縮小又は解像度変換する場合には、
読み取りで得た白黒多値の画データを2値化した後、そ
の2値化した後の画データを2値で縮小又は解像度変換
している。そのため、縮小又は解像度変換後の画データ
は、原稿上の画データと大きく異なって、画質が低下す
る。その結果、相手先において記録紙上に記録される受
信画データが見難くなる。
【0006】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、その目的は、画データを縮小又は
解像度変換する場合であっても、画質が低下することを
極力抑制することが可能な通信端末装置を提供すること
にある。
されたものであって、その目的は、画データを縮小又は
解像度変換する場合であっても、画質が低下することを
極力抑制することが可能な通信端末装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、原稿を読み取る読取
手段と、その読取手段での読み取りで得た画データを相
手先能力に応じて多値で縮小又は解像度変換する制御手
段とを備えた。
めに、請求項1に記載の発明では、原稿を読み取る読取
手段と、その読取手段での読み取りで得た画データを相
手先能力に応じて多値で縮小又は解像度変換する制御手
段とを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の通信端末装置において、相手先能力に関する情報を
記憶する記憶手段を備え、制御手段は、相手先能力に関
する情報に基づいて、読み取りで得た画データを多値で
縮小又は解像度変換する。
載の通信端末装置において、相手先能力に関する情報を
記憶する記憶手段を備え、制御手段は、相手先能力に関
する情報に基づいて、読み取りで得た画データを多値で
縮小又は解像度変換する。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の通信端末装置において、制御手段は、記憶手段に記
憶している相手先能力に関する情報と、ファクシミリ伝
送制御手順のDIS信号に格納されてきた相手先能力に
関する情報とが一致していない場合には、DIS信号に
格納されてきた相手先能力に関する情報に基づいて、読
み取りで得た画データを多値で縮小又は解像度変換す
る。
載の通信端末装置において、制御手段は、記憶手段に記
憶している相手先能力に関する情報と、ファクシミリ伝
送制御手順のDIS信号に格納されてきた相手先能力に
関する情報とが一致していない場合には、DIS信号に
格納されてきた相手先能力に関する情報に基づいて、読
み取りで得た画データを多値で縮小又は解像度変換す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下に、本発明
に係る通信端末装置を複合機に具体化した第1実施形態
について図面を用いて説明する。
に係る通信端末装置を複合機に具体化した第1実施形態
について図面を用いて説明する。
【0011】図1に示すように、複合機1は、MPU1
0、ROM20、RAM30、読取部40、記録部5
0、操作部60、表示部70、画像メモリ80、コーデ
ック90、モデム100及びNCU110から構成さ
れ、各部10〜110がバス120を介してそれぞれ接
続されている。
0、ROM20、RAM30、読取部40、記録部5
0、操作部60、表示部70、画像メモリ80、コーデ
ック90、モデム100及びNCU110から構成さ
れ、各部10〜110がバス120を介してそれぞれ接
続されている。
【0012】MPU10は、複合機1を構成する各部を
制御する。ROM20は、複合機1を制御するためのプ
ログラムを記憶する。また、ROM20は、読取部40
での読み取りで得た多値の画データを必要に応じて多値
で縮小又は解像度変換した後、2値化するプログラムを
記憶する。RAM30は、複合機1に関する各種情報を
一時的に記憶する。
制御する。ROM20は、複合機1を制御するためのプ
ログラムを記憶する。また、ROM20は、読取部40
での読み取りで得た多値の画データを必要に応じて多値
で縮小又は解像度変換した後、2値化するプログラムを
記憶する。RAM30は、複合機1に関する各種情報を
一時的に記憶する。
【0013】読取部40は、原稿の画像を読み取って、
白黒多値(256階調)の画データを得る。また、読取
部40は、原稿有無センサ41及び原稿サイズセンサ4
2を備え、原稿有無センサ41は原稿台上の原稿の有無
を、原稿サイズセンサ42は原稿台に載置された原稿の
サイズを、それぞれ検出して、その検出信号をMPU1
0に出力する。
白黒多値(256階調)の画データを得る。また、読取
部40は、原稿有無センサ41及び原稿サイズセンサ4
2を備え、原稿有無センサ41は原稿台上の原稿の有無
を、原稿サイズセンサ42は原稿台に載置された原稿の
サイズを、それぞれ検出して、その検出信号をMPU1
0に出力する。
【0014】記録部50は、電子写真方式のプリンタか
ら構成され、FAX動作において受信した画データや、
コピー動作において読取部40での読み取りで得た画デ
ータを記録紙上に記録する。
ら構成され、FAX動作において受信した画データや、
コピー動作において読取部40での読み取りで得た画デ
ータを記録紙上に記録する。
【0015】操作部60は、FAX/コピーキー61、
短縮/電話帳キー62、ワンタッチキー63、テンキー
(*,#キーを含む)64、スタートキー65及び解像
度キー66等の各種操作キーを備えている。FAX/コ
ピーキー61は、FAXモード又はコピーモードに設定
するためのものである。短縮/電話帳キー62は、短縮
ダイヤルに予め登録されている相手先の電話番号(FA
X番号を含む)を短縮番号(例えば、001)で指定す
るためのものであるとともに、電話帳に予め登録されて
いる相手先の電話番号を検索して登録番号(例えば、0
001)で指定するためのものである。ワンタッチキー
63は、ワンタッチダイヤルに予め登録されている相手
先の電話番号をワンタッチ番号(例えば、01)で指定
するためのものである。テンキー64は、相手先の電話
番号又はコピー部数等を入力するためのものである。ス
タートキー65は、原稿の読み取り動作を開始させるた
めのものである。解像度キー66は、原稿の読み取りの
解像度を「標準解像度」、「高解像度」又は「超高解像
度」に設定するためのものである。
短縮/電話帳キー62、ワンタッチキー63、テンキー
(*,#キーを含む)64、スタートキー65及び解像
度キー66等の各種操作キーを備えている。FAX/コ
ピーキー61は、FAXモード又はコピーモードに設定
するためのものである。短縮/電話帳キー62は、短縮
ダイヤルに予め登録されている相手先の電話番号(FA
X番号を含む)を短縮番号(例えば、001)で指定す
るためのものであるとともに、電話帳に予め登録されて
いる相手先の電話番号を検索して登録番号(例えば、0
001)で指定するためのものである。ワンタッチキー
63は、ワンタッチダイヤルに予め登録されている相手
先の電話番号をワンタッチ番号(例えば、01)で指定
するためのものである。テンキー64は、相手先の電話
番号又はコピー部数等を入力するためのものである。ス
タートキー65は、原稿の読み取り動作を開始させるた
めのものである。解像度キー66は、原稿の読み取りの
解像度を「標準解像度」、「高解像度」又は「超高解像
度」に設定するためのものである。
【0016】表示部70は、LCDから構成され、複合
機1の動作状態等の各種情報の表示を行う。画像メモリ
80は、読取部40で読み取られてコーデック90で符
号化された画データや、受信画データを一時的に記憶す
る。コーデック90は、読取部40で読み取られてMP
U10で2値化された画データをMH,MR,MMR,
JBIG方式等により圧縮して符号化(エンコード)す
る。また、コーデック90は、画像メモリ80から読み
出された画データを復号(デコード)する。
機1の動作状態等の各種情報の表示を行う。画像メモリ
80は、読取部40で読み取られてコーデック90で符
号化された画データや、受信画データを一時的に記憶す
る。コーデック90は、読取部40で読み取られてMP
U10で2値化された画データをMH,MR,MMR,
JBIG方式等により圧縮して符号化(エンコード)す
る。また、コーデック90は、画像メモリ80から読み
出された画データを復号(デコード)する。
【0017】モデム100は、ITU(国際電気通信連
合)−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手
順に基づいて、V.17,V.27ter,V.29等
に従った送信データの変調及び受信データの復調を行
う。NCU110は、電話回線Lを閉結及び開放すると
ともに、相手先の電話番号に対応したダイヤル信号を送
出する機能及び着信を検出する機能を備えている。
合)−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手
順に基づいて、V.17,V.27ter,V.29等
に従った送信データの変調及び受信データの復調を行
う。NCU110は、電話回線Lを閉結及び開放すると
ともに、相手先の電話番号に対応したダイヤル信号を送
出する機能及び着信を検出する機能を備えている。
【0018】次に、複合機1において、読取部40で原
稿を読み取って、読み取りで得た画データを相手先にF
AX送信するときの動作について、図2及び図3に示す
フローチャートを用いて説明する。尚、この動作は、R
OM20に記憶されたプログラムに基づき、MPU10
の制御により実行される。
稿を読み取って、読み取りで得た画データを相手先にF
AX送信するときの動作について、図2及び図3に示す
フローチャートを用いて説明する。尚、この動作は、R
OM20に記憶されたプログラムに基づき、MPU10
の制御により実行される。
【0019】さて、原稿が読取部40に載置され、短縮
/電話帳キー62、ワンタッチキー63又はテンキー6
4から相手先のFAX番号が入力されるとともに、解像
度キー66から読み取りの解像度が設定された後、スタ
ートキー65が操作されると、図2に示すステップS1
では、原稿サイズセンサ42からの検出信号に基づい
て、原稿が「A4サイズ」以下であるか否かを判断す
る。原稿が「A4サイズ」以下である場合、例えば「A
4サイズ」である場合は、ステップS2に移行する。一
方、原稿が「A4サイズ」を越える場合、例えば「B4
サイズ」又は「A3サイズ」である場合は、図3に示す
ステップS11に移行する。
/電話帳キー62、ワンタッチキー63又はテンキー6
4から相手先のFAX番号が入力されるとともに、解像
度キー66から読み取りの解像度が設定された後、スタ
ートキー65が操作されると、図2に示すステップS1
では、原稿サイズセンサ42からの検出信号に基づい
て、原稿が「A4サイズ」以下であるか否かを判断す
る。原稿が「A4サイズ」以下である場合、例えば「A
4サイズ」である場合は、ステップS2に移行する。一
方、原稿が「A4サイズ」を越える場合、例えば「B4
サイズ」又は「A3サイズ」である場合は、図3に示す
ステップS11に移行する。
【0020】ステップS2では、解像度キー66からの
設定に基づいて、原稿の読み取りの解像度が「標準解像
度」であるか否かを判断する。原稿の読み取りの解像度
が「標準解像度」である場合は、ステップS3に移行す
る。一方、原稿の読み取りの解像度が「標準解像度」を
越える場合、つまり「高解像度」又は「超高解像度」で
ある場合は、図3に示すステップS11に移行する。
設定に基づいて、原稿の読み取りの解像度が「標準解像
度」であるか否かを判断する。原稿の読み取りの解像度
が「標準解像度」である場合は、ステップS3に移行す
る。一方、原稿の読み取りの解像度が「標準解像度」を
越える場合、つまり「高解像度」又は「超高解像度」で
ある場合は、図3に示すステップS11に移行する。
【0021】ステップS3では、読取部40で第1頁目
の原稿を読み取って、読み取りで得た白黒多値の画デー
タを2値化する。そして、その2値化した画データをコ
ーデック90で符号化して画像メモリ80に記憶する。
即ち、ファクシミリ伝送制御手順では、「A4サイズ」
の記録紙能力及び「標準解像度」の記録時の解像度能力
が標準能力として規定されている。従って、相手先がフ
ァクシミリ装置である以上、「A4サイズ」の記録紙能
力及び「標準解像度」の記録時の解像度能力を必ず備え
ている。そこで、前記S1において原稿が「A4サイ
ズ」以下で、且つ前記S2において原稿の読み取りの解
像度が「標準解像度」である場合には、相手先に発呼す
る前、つまりDIS信号に基づいて相手先の記録紙能力
及び記録時の解像度能力を検出する前に、原稿の読み取
りを開始する。尚、前記S1において原稿が「A4サイ
ズ」未満である場合、例えば「B5サイズ」である場合
には、「B5サイズ」の画データを「A4サイズ」に拡
大又は「B5サイズ」の画データに余白を付加して「A
4サイズ」にして画像メモリ80に記憶すればよいこと
は言うまでもない。
の原稿を読み取って、読み取りで得た白黒多値の画デー
タを2値化する。そして、その2値化した画データをコ
ーデック90で符号化して画像メモリ80に記憶する。
即ち、ファクシミリ伝送制御手順では、「A4サイズ」
の記録紙能力及び「標準解像度」の記録時の解像度能力
が標準能力として規定されている。従って、相手先がフ
ァクシミリ装置である以上、「A4サイズ」の記録紙能
力及び「標準解像度」の記録時の解像度能力を必ず備え
ている。そこで、前記S1において原稿が「A4サイ
ズ」以下で、且つ前記S2において原稿の読み取りの解
像度が「標準解像度」である場合には、相手先に発呼す
る前、つまりDIS信号に基づいて相手先の記録紙能力
及び記録時の解像度能力を検出する前に、原稿の読み取
りを開始する。尚、前記S1において原稿が「A4サイ
ズ」未満である場合、例えば「B5サイズ」である場合
には、「B5サイズ」の画データを「A4サイズ」に拡
大又は「B5サイズ」の画データに余白を付加して「A
4サイズ」にして画像メモリ80に記憶すればよいこと
は言うまでもない。
【0022】ステップS4では、テンキー64等から入
力された相手先のFAX番号にNCU110から発呼す
る。ステップS5では、受信側である相手先から送出さ
れてくるDIS信号を受信する。このDIS信号には、
受信側(相手先)の記録紙能力及び記録時の解像度能力
が含まれている。
力された相手先のFAX番号にNCU110から発呼す
る。ステップS5では、受信側である相手先から送出さ
れてくるDIS信号を受信する。このDIS信号には、
受信側(相手先)の記録紙能力及び記録時の解像度能力
が含まれている。
【0023】ステップS6では、クイックメモリ送信機
能を用いて、画像メモリ80から読み出した画データ
を、相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に拘わ
らず、ファクシミリ伝送制御手順において規定されてい
る標準能力で相手先にFAX送信開始する。
能を用いて、画像メモリ80から読み出した画データ
を、相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に拘わ
らず、ファクシミリ伝送制御手順において規定されてい
る標準能力で相手先にFAX送信開始する。
【0024】ステップS7では、原稿有無センサ41か
らの検出信号に基づいて、次頁の原稿が有るか否かを判
断する。次頁の原稿が有る場合は、ステップS8に移行
する。一方、次頁の原稿が無い場合は、ステップS9に
移行する。
らの検出信号に基づいて、次頁の原稿が有るか否かを判
断する。次頁の原稿が有る場合は、ステップS8に移行
する。一方、次頁の原稿が無い場合は、ステップS9に
移行する。
【0025】ステップS8では、前記ステップS3と同
様に、読取部40で次頁の原稿を1枚読み取って、読み
取りで得た白黒多値の画データを2値化及び符号化して
画像メモリ80に記憶する。そして、ステップS6に移
行して、前頁の原稿の画データを送信完了した後、画像
メモリ80から次頁の原稿の画データを読み出してFA
X送信開始する。
様に、読取部40で次頁の原稿を1枚読み取って、読み
取りで得た白黒多値の画データを2値化及び符号化して
画像メモリ80に記憶する。そして、ステップS6に移
行して、前頁の原稿の画データを送信完了した後、画像
メモリ80から次頁の原稿の画データを読み出してFA
X送信開始する。
【0026】ステップS9では、全頁の画データのFA
X送信が完了したか否かを判断する。全頁の画データの
FAX送信が完了した場合は、この処理を終了する。一
方、FAX送信が完了していない場合は、ステップS6
に移行する。即ち、全頁の画データのFAX送信が完了
するまで、ステップS6〜ステップS9の処理を繰り返
し、原稿の読み取り処理と並行して画データの送信処理
を実行する。
X送信が完了したか否かを判断する。全頁の画データの
FAX送信が完了した場合は、この処理を終了する。一
方、FAX送信が完了していない場合は、ステップS6
に移行する。即ち、全頁の画データのFAX送信が完了
するまで、ステップS6〜ステップS9の処理を繰り返
し、原稿の読み取り処理と並行して画データの送信処理
を実行する。
【0027】尚、前記ステップS4の発呼に基づいて相
手先と接続できなかった場合には、リダイヤル待機しな
がらステップS7に移行して、次頁の原稿が有る場合に
は、その原稿を読み取って画データを画像メモリ80に
記憶する。即ち、リダイヤル待機中は、ステップS7及
びステップS8の処理を繰り返し、画データを画像メモ
リ80に記憶したまま送信待ちになる。また、前回の発
呼から所定時間が経過すると、ステップS4に移行し
て、相手先に再発呼し、再発呼に基づいて相手先と接続
できた場合には、ステップS5に移行する。一方、所定
回数リダイヤルしても相手先と接続できなかった場合に
は、画像メモリ80から画データを消去して、未送信レ
ポートを記録紙に記録した後、この処理を終了する。
手先と接続できなかった場合には、リダイヤル待機しな
がらステップS7に移行して、次頁の原稿が有る場合に
は、その原稿を読み取って画データを画像メモリ80に
記憶する。即ち、リダイヤル待機中は、ステップS7及
びステップS8の処理を繰り返し、画データを画像メモ
リ80に記憶したまま送信待ちになる。また、前回の発
呼から所定時間が経過すると、ステップS4に移行し
て、相手先に再発呼し、再発呼に基づいて相手先と接続
できた場合には、ステップS5に移行する。一方、所定
回数リダイヤルしても相手先と接続できなかった場合に
は、画像メモリ80から画データを消去して、未送信レ
ポートを記録紙に記録した後、この処理を終了する。
【0028】前記ステップS1において原稿が「A4サ
イズ」を越える場合又は前記ステップS2において原稿
の読み取りの解像度が「標準解像度」を越える場合に
は、図3に示すステップS11で、テンキー64等から
入力された相手先のFAX番号にNCU110から発呼
する。即ち、相手先のファクシミリ装置がファクシミリ
伝送制御手順において規定されている標準能力しか備え
ていない場合には、画データを「A4サイズ」を越える
記録紙に記録することができないか又は画データを「標
準解像度」を越える解像度で記録することができない。
そこで、相手先能力に応じた画データをFAX送信する
ために、原稿の読み取りを開始する前に、相手先にNC
U110から発呼する。
イズ」を越える場合又は前記ステップS2において原稿
の読み取りの解像度が「標準解像度」を越える場合に
は、図3に示すステップS11で、テンキー64等から
入力された相手先のFAX番号にNCU110から発呼
する。即ち、相手先のファクシミリ装置がファクシミリ
伝送制御手順において規定されている標準能力しか備え
ていない場合には、画データを「A4サイズ」を越える
記録紙に記録することができないか又は画データを「標
準解像度」を越える解像度で記録することができない。
そこで、相手先能力に応じた画データをFAX送信する
ために、原稿の読み取りを開始する前に、相手先にNC
U110から発呼する。
【0029】尚、前記ステップS11の発呼に基づいて
相手先と接続できなかった場合には、前回の発呼から所
定時間が経過すると、相手先に再発呼し、再発呼に基づ
いて相手先と接続できた場合には、ステップS12に移
行する。一方、所定のリダイヤル回数だけ再発呼を繰り
返しても相手先と接続できなかった場合には、その旨の
メッセージとして「しばらくしてからFAXし直して下
さい」を表示部70に表示した後、この処理を終了す
る。
相手先と接続できなかった場合には、前回の発呼から所
定時間が経過すると、相手先に再発呼し、再発呼に基づ
いて相手先と接続できた場合には、ステップS12に移
行する。一方、所定のリダイヤル回数だけ再発呼を繰り
返しても相手先と接続できなかった場合には、その旨の
メッセージとして「しばらくしてからFAXし直して下
さい」を表示部70に表示した後、この処理を終了す
る。
【0030】ステップS12では、相手先から送出され
てくるDIS信号を受信する。ステップS13では、画
データを縮小して相手先にFAX送信する必要があるか
否かを判断する。具体的には、DIS信号に格納されて
きた相手先の記録紙能力と原稿サイズセンサ42からの
検出信号に基づく原稿のサイズとを比較する。そして、
相手先の記録紙能力と原稿のサイズとが同一の場合又は
相手先の記録紙能力が原稿のサイズよりも大きい場合に
は、画データを縮小する必要がないと判断して、ステッ
プS14に移行する。一方、相手先の記録紙能力が原稿
のサイズよりも小さい場合、例えば相手先の記録紙能力
が「A4サイズ」であって、原稿のサイズが「B4サイ
ズ」のときには、「B4サイズ」の画データを「A4サ
イズ」に縮小してFAX送信する必要があると判断し
て、ステップS15に移行する。
てくるDIS信号を受信する。ステップS13では、画
データを縮小して相手先にFAX送信する必要があるか
否かを判断する。具体的には、DIS信号に格納されて
きた相手先の記録紙能力と原稿サイズセンサ42からの
検出信号に基づく原稿のサイズとを比較する。そして、
相手先の記録紙能力と原稿のサイズとが同一の場合又は
相手先の記録紙能力が原稿のサイズよりも大きい場合に
は、画データを縮小する必要がないと判断して、ステッ
プS14に移行する。一方、相手先の記録紙能力が原稿
のサイズよりも小さい場合、例えば相手先の記録紙能力
が「A4サイズ」であって、原稿のサイズが「B4サイ
ズ」のときには、「B4サイズ」の画データを「A4サ
イズ」に縮小してFAX送信する必要があると判断し
て、ステップS15に移行する。
【0031】ステップS14では、読取部40で第1頁
目の原稿を読み取って、白黒多値の画データを得る。ス
テップS15では、読取部40で第1頁目の原稿を読み
取って、読み取りで得た白黒多値の画データの一部を相
手先の記録紙能力に応じて多値の状態で間引いて、画デ
ータを多値で縮小する。
目の原稿を読み取って、白黒多値の画データを得る。ス
テップS15では、読取部40で第1頁目の原稿を読み
取って、読み取りで得た白黒多値の画データの一部を相
手先の記録紙能力に応じて多値の状態で間引いて、画デ
ータを多値で縮小する。
【0032】ステップS16では、画データの解像度を
変換して相手先にFAX送信する必要があるか否かを判
断する。具体的には、DIS信号に格納されてきた相手
先の記録時の解像度能力と解像度キー66からの設定に
基づく原稿の読み取りの解像度とを比較する。そして、
相手先の記録時の解像度能力と原稿の読み取りの解像度
とが同一の場合又は相手先の記録時の解像度能力が原稿
の読み取りの解像度よりも高い場合には、画データの解
像度を変換する必要がないと判断して、ステップS18
に移行する。一方、相手先の記録時の解像度能力が原稿
の読み取りの解像度よりも低い場合、例えば相手先の記
録時の解像度能力が「標準解像度」であって、原稿の読
み取りの解像度が「超高解像度」のときには、画データ
の解像度を「超高解像度」から「標準解像度」に変換し
てFAX送信する必要があると判断して、ステップS1
7に移行する。
変換して相手先にFAX送信する必要があるか否かを判
断する。具体的には、DIS信号に格納されてきた相手
先の記録時の解像度能力と解像度キー66からの設定に
基づく原稿の読み取りの解像度とを比較する。そして、
相手先の記録時の解像度能力と原稿の読み取りの解像度
とが同一の場合又は相手先の記録時の解像度能力が原稿
の読み取りの解像度よりも高い場合には、画データの解
像度を変換する必要がないと判断して、ステップS18
に移行する。一方、相手先の記録時の解像度能力が原稿
の読み取りの解像度よりも低い場合、例えば相手先の記
録時の解像度能力が「標準解像度」であって、原稿の読
み取りの解像度が「超高解像度」のときには、画データ
の解像度を「超高解像度」から「標準解像度」に変換し
てFAX送信する必要があると判断して、ステップS1
7に移行する。
【0033】ステップS17では、前記ステップS14
の読み取りで得た多値の画データ又は前記ステップS1
5において多値で縮小した画データの一部を相手先の記
録時の解像度能力に応じて多値の状態で間引いて、画デ
ータを多値で解像度変換する。
の読み取りで得た多値の画データ又は前記ステップS1
5において多値で縮小した画データの一部を相手先の記
録時の解像度能力に応じて多値の状態で間引いて、画デ
ータを多値で解像度変換する。
【0034】ステップS18では、前記ステップS14
の読み取りで得た多値の画データ、前記ステップS15
において多値で縮小した画データ又は前記ステップS1
7において多値で解像度変換した画データを2値化す
る。そして、その2値化した画データをコーデック90
で符号化して画像メモリ80に記憶する。
の読み取りで得た多値の画データ、前記ステップS15
において多値で縮小した画データ又は前記ステップS1
7において多値で解像度変換した画データを2値化す
る。そして、その2値化した画データをコーデック90
で符号化して画像メモリ80に記憶する。
【0035】ステップS19では、クイックメモリ送信
機能を用いて、画像メモリ80から読み出した画データ
を、相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に応じ
てFAX送信開始する。
機能を用いて、画像メモリ80から読み出した画データ
を、相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に応じ
てFAX送信開始する。
【0036】ステップS20では、原稿有無センサ41
からの検出信号に基づいて、次頁の原稿が有るか否かを
判断する。次頁の原稿が有る場合は、ステップS21に
移行する。一方、次頁の原稿が無い場合は、ステップS
22に移行する。
からの検出信号に基づいて、次頁の原稿が有るか否かを
判断する。次頁の原稿が有る場合は、ステップS21に
移行する。一方、次頁の原稿が無い場合は、ステップS
22に移行する。
【0037】ステップS21では、前記ステップS14
又はステップS15と同様に、読取部40で次頁の原稿
を1枚読み取る。そして、前記ステップS15又はステ
ップS17と同様に、読み取りで得た白黒多値の画デー
タを必要に応じて多値で縮小又は解像度変換して、相手
先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に応じた画デー
タを画像メモリ80に記憶する。その後、ステップS1
9に移行して、前頁の原稿の画データを送信完了した
後、画像メモリ80から次頁の原稿の画データを読み出
してFAX送信開始する。
又はステップS15と同様に、読取部40で次頁の原稿
を1枚読み取る。そして、前記ステップS15又はステ
ップS17と同様に、読み取りで得た白黒多値の画デー
タを必要に応じて多値で縮小又は解像度変換して、相手
先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に応じた画デー
タを画像メモリ80に記憶する。その後、ステップS1
9に移行して、前頁の原稿の画データを送信完了した
後、画像メモリ80から次頁の原稿の画データを読み出
してFAX送信開始する。
【0038】ステップS22では、全頁の画データのF
AX送信が完了したか否かを判断する。全頁の画データ
のFAX送信が完了した場合は、この処理を終了する。
一方、FAX送信が完了していない場合は、ステップS
19に移行する。即ち、全頁の画データのFAX送信が
完了するまで、ステップS19〜ステップS22の処理
を繰り返し、原稿の読み取り処理と並行して画データの
送信処理を実行する。
AX送信が完了したか否かを判断する。全頁の画データ
のFAX送信が完了した場合は、この処理を終了する。
一方、FAX送信が完了していない場合は、ステップS
19に移行する。即ち、全頁の画データのFAX送信が
完了するまで、ステップS19〜ステップS22の処理
を繰り返し、原稿の読み取り処理と並行して画データの
送信処理を実行する。
【0039】以上、詳述したように第1実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)読み取りで得た白黒多値の画データを相手先能
力、つまり相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力
に応じて多値で縮小又は解像度変換している。そして、
多値で縮小又は解像度変換した画データを2値化及び符
号化して画像メモリ80に一旦記憶させてから読み出し
て相手先にFAX送信している。そのため、画データを
2値で縮小又は解像度変換する従来の構成とは異なり、
縮小又は解像度変換後の画データは、原稿上の画データ
とほぼ同一となる。従って、相手先において原稿上の画
データとほぼ同じ受信画データを記録紙上に記録するこ
とができる。換言すれば、画データを多値で縮小又は解
像度変換しているため、画質が低下することを極力抑制
することができる。その結果、相手先において記録紙に
記録される受信画データが見難くなることを極力抑制す
ることができる。
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)読み取りで得た白黒多値の画データを相手先能
力、つまり相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力
に応じて多値で縮小又は解像度変換している。そして、
多値で縮小又は解像度変換した画データを2値化及び符
号化して画像メモリ80に一旦記憶させてから読み出し
て相手先にFAX送信している。そのため、画データを
2値で縮小又は解像度変換する従来の構成とは異なり、
縮小又は解像度変換後の画データは、原稿上の画データ
とほぼ同一となる。従って、相手先において原稿上の画
データとほぼ同じ受信画データを記録紙上に記録するこ
とができる。換言すれば、画データを多値で縮小又は解
像度変換しているため、画質が低下することを極力抑制
することができる。その結果、相手先において記録紙に
記録される受信画データが見難くなることを極力抑制す
ることができる。
【0040】(2)画データを縮小又は解像度変換する
場合には、画データを画像メモリ80に一旦記憶する前
に、相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に応じ
て多値で縮小又は解像度変換している。換言すれば、従
来とは異なり、画データを画像メモリ80に一旦記憶し
た後、画データを縮小又は解像度変換する構成ではな
い。従って、画データを縮小又は解像度変換する場合に
は、画像メモリ80から読み出した画データをそのまま
相手先にFAX送信することができる。
場合には、画データを画像メモリ80に一旦記憶する前
に、相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に応じ
て多値で縮小又は解像度変換している。換言すれば、従
来とは異なり、画データを画像メモリ80に一旦記憶し
た後、画データを縮小又は解像度変換する構成ではな
い。従って、画データを縮小又は解像度変換する場合に
は、画像メモリ80から読み出した画データをそのまま
相手先にFAX送信することができる。
【0041】(3)従来の複合機は、読み取りで得た白
黒多値の画データを2値化及び符号化して画像メモリに
記憶した後、画データを縮小又は解像度変換するため
に、画像メモリから画データを読み出している。そし
て、クイックメモリ送信機能を用いるために、縮小又は
解像度変換した画データを再度符号化して画像メモリに
記憶させてから読み出してFAX送信している。換言す
れば、従来の複合機は、クイックメモリ送信機能を用い
て、相手先能力に応じた画データをFAX送信する場合
には、2度に亘って画データを画像メモリに記憶させる
必要がある。一方、第1実施形態の複合機1は、クイッ
クメモリ送信機能を用いて、相手先能力に応じた画デー
タをFAX送信する場合であっても、画データを画像メ
モリ80に1度記憶させるだけでよい。従って、相手先
能力に応じた画データを送信完了するまでの所要時間を
短縮することができる。
黒多値の画データを2値化及び符号化して画像メモリに
記憶した後、画データを縮小又は解像度変換するため
に、画像メモリから画データを読み出している。そし
て、クイックメモリ送信機能を用いるために、縮小又は
解像度変換した画データを再度符号化して画像メモリに
記憶させてから読み出してFAX送信している。換言す
れば、従来の複合機は、クイックメモリ送信機能を用い
て、相手先能力に応じた画データをFAX送信する場合
には、2度に亘って画データを画像メモリに記憶させる
必要がある。一方、第1実施形態の複合機1は、クイッ
クメモリ送信機能を用いて、相手先能力に応じた画デー
タをFAX送信する場合であっても、画データを画像メ
モリ80に1度記憶させるだけでよい。従って、相手先
能力に応じた画データを送信完了するまでの所要時間を
短縮することができる。
【0042】(4)クイックメモリ送信機能を用いて、
相手先能力に応じた画データをFAX送信している。そ
のため、FAX送信中に通信エラーが発生した場合であ
っても、読み取りで得た画データが画像メモリ80に記
憶されている。従って、原稿を読み取り直さなくても、
自動的に画データを画像メモリ80から読み出して再送
信することができることは言うまでもない。
相手先能力に応じた画データをFAX送信している。そ
のため、FAX送信中に通信エラーが発生した場合であ
っても、読み取りで得た画データが画像メモリ80に記
憶されている。従って、原稿を読み取り直さなくても、
自動的に画データを画像メモリ80から読み出して再送
信することができることは言うまでもない。
【0043】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を説明する。尚、この第2実施形態が前記第1実施
形態と主に異なるのは、RAM30が図4に示す送信履
歴テーブルTを記憶している点である。
形態を説明する。尚、この第2実施形態が前記第1実施
形態と主に異なるのは、RAM30が図4に示す送信履
歴テーブルTを記憶している点である。
【0044】即ち、図4に示すように、RAM30は、
「相手先名」、「FAX番号」、「記録紙能力」、「解
像度能力」及び「送信日時」から構成される送信履歴テ
ーブルTを記憶している。ここで、「相手先名」とは、
受信側である相手先の名称を示す。また、「FAX番
号」とは、相手先のFAX番号を示す。さらに、「記録
紙能力」とは、相手先の記録紙能力、つまり相手先にお
いて記録可能な最大記録紙サイズを示す。また、「解像
度能力」とは、相手先の記録時の解像度能力、つまり相
手先において記録可能な最高解像度を示す。さらに、
「送信日時」とは、相手先にFAX送信を完了した日時
(西暦を含む)を示す。尚、図4に示す送信履歴テーブ
ルTにおいて、最上段の送信履歴は送信日時が最も新し
く、最下段の送信履歴は送信日時が最も古い。
「相手先名」、「FAX番号」、「記録紙能力」、「解
像度能力」及び「送信日時」から構成される送信履歴テ
ーブルTを記憶している。ここで、「相手先名」とは、
受信側である相手先の名称を示す。また、「FAX番
号」とは、相手先のFAX番号を示す。さらに、「記録
紙能力」とは、相手先の記録紙能力、つまり相手先にお
いて記録可能な最大記録紙サイズを示す。また、「解像
度能力」とは、相手先の記録時の解像度能力、つまり相
手先において記録可能な最高解像度を示す。さらに、
「送信日時」とは、相手先にFAX送信を完了した日時
(西暦を含む)を示す。尚、図4に示す送信履歴テーブ
ルTにおいて、最上段の送信履歴は送信日時が最も新し
く、最下段の送信履歴は送信日時が最も古い。
【0045】次に、本実施形態の複合機1におけるFA
X送信時の動作について、図5に示すフローチャートを
用いて説明する。さて、前記第1実施形態と同様に、原
稿が読取部40に載置され、テンキー64等から相手先
のFAX番号が入力されるとともに、解像度キー66か
ら読み取りの解像度が設定された後、スタートキー65
が操作されると、図5に示すステップS31では、図4
に示す送信履歴テーブルTに基づいて、テンキー64等
から入力されたFAX番号が、送信履歴テーブルTの
「FAX番号」に記憶されているか否かを判断する。入
力されたFAX番号が送信履歴テーブルTに記憶されて
いる場合は、ステップS32に移行する。一方、入力さ
れたFAX番号が送信履歴テーブルTに記憶されていな
い場合は、図2に示すステップS1に移行する。
X送信時の動作について、図5に示すフローチャートを
用いて説明する。さて、前記第1実施形態と同様に、原
稿が読取部40に載置され、テンキー64等から相手先
のFAX番号が入力されるとともに、解像度キー66か
ら読み取りの解像度が設定された後、スタートキー65
が操作されると、図5に示すステップS31では、図4
に示す送信履歴テーブルTに基づいて、テンキー64等
から入力されたFAX番号が、送信履歴テーブルTの
「FAX番号」に記憶されているか否かを判断する。入
力されたFAX番号が送信履歴テーブルTに記憶されて
いる場合は、ステップS32に移行する。一方、入力さ
れたFAX番号が送信履歴テーブルTに記憶されていな
い場合は、図2に示すステップS1に移行する。
【0046】図5に示すステップS32では、読取部4
0で第1頁目の原稿を読み取る。そして、送信履歴テー
ブルTに基づいて、読み取りで得た白黒多値の画データ
を必要に応じて多値で縮小又は解像度変換して、相手先
の記録紙能力及び記録時の解像度能力に応じた画データ
を画像メモリ80に記憶する。具体的には、入力された
FAX番号の最新の送信履歴に基づいて、相手先の記録
紙能力が、原稿サイズセンサ42からの検出信号に基づ
く送信側の原稿のサイズよりも小さい場合には、読み取
りで得た白黒多値の画データを相手先の記録紙能力に応
じて多値で縮小する。また、相手先の記録時の解像度能
力が、解像度キー66からの設定に基づく送信側の読み
取りの解像度よりも低い場合には、読み取りで得た白黒
多値の画データを相手先の記録時の解像度能力に応じて
多値で解像度変換する。さらに、相手先の記録紙能力が
送信側の原稿のサイズよりも小さい場合であって、相手
先の記録時の解像度能力が送信側の読み取りの解像度よ
りも低いときには、読み取りで得た白黒多値の画データ
を相手先の記録紙能力に応じて多値で縮小及び解像度変
換する。
0で第1頁目の原稿を読み取る。そして、送信履歴テー
ブルTに基づいて、読み取りで得た白黒多値の画データ
を必要に応じて多値で縮小又は解像度変換して、相手先
の記録紙能力及び記録時の解像度能力に応じた画データ
を画像メモリ80に記憶する。具体的には、入力された
FAX番号の最新の送信履歴に基づいて、相手先の記録
紙能力が、原稿サイズセンサ42からの検出信号に基づ
く送信側の原稿のサイズよりも小さい場合には、読み取
りで得た白黒多値の画データを相手先の記録紙能力に応
じて多値で縮小する。また、相手先の記録時の解像度能
力が、解像度キー66からの設定に基づく送信側の読み
取りの解像度よりも低い場合には、読み取りで得た白黒
多値の画データを相手先の記録時の解像度能力に応じて
多値で解像度変換する。さらに、相手先の記録紙能力が
送信側の原稿のサイズよりも小さい場合であって、相手
先の記録時の解像度能力が送信側の読み取りの解像度よ
りも低いときには、読み取りで得た白黒多値の画データ
を相手先の記録紙能力に応じて多値で縮小及び解像度変
換する。
【0047】そして、これらのように必要に応じて多値
で縮小又は解像度変換した画データを2値化及び符号化
して画像メモリ80に記憶する。尚、画データを縮小又
は解像度変換する必要がない場合には、読み取りで得た
白黒多値の画データを2値化及び符号化して画像メモリ
80に記憶する。即ち、送信履歴テーブルTには、相手
先の「FAX番号」に対応して、相手先の「記録紙能
力」及び相手先の記録時の「解像度能力」が記憶されて
いる。そこで、相手先に発呼する前、つまりDIS信号
に基づいて相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力
を検出する前に、送信履歴テーブルTに基づいて、原稿
の読み取りを開始する。
で縮小又は解像度変換した画データを2値化及び符号化
して画像メモリ80に記憶する。尚、画データを縮小又
は解像度変換する必要がない場合には、読み取りで得た
白黒多値の画データを2値化及び符号化して画像メモリ
80に記憶する。即ち、送信履歴テーブルTには、相手
先の「FAX番号」に対応して、相手先の「記録紙能
力」及び相手先の記録時の「解像度能力」が記憶されて
いる。そこで、相手先に発呼する前、つまりDIS信号
に基づいて相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力
を検出する前に、送信履歴テーブルTに基づいて、原稿
の読み取りを開始する。
【0048】ステップS33では、テンキー64等から
入力された相手先のFAX番号にNCU110から発呼
する。ステップS34では、相手先から送出されてくる
DIS信号を受信した後、図3に示すステップS19に
移行して、クイックメモリ送信機能を用いて、画像メモ
リ80から読み出した画データを、送信履歴テーブルT
に基づく相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に
応じてFAX送信開始する。その後、ステップS20に
おいて「YES」と判断した場合には、ステップS21
に移行して、図5に示すステップS32と同様に、読取
部40で次頁の原稿を1枚読み取って、相手先の記録紙
能力及び記録時の解像度能力に応じた画データを画像メ
モリ80に記憶する。
入力された相手先のFAX番号にNCU110から発呼
する。ステップS34では、相手先から送出されてくる
DIS信号を受信した後、図3に示すステップS19に
移行して、クイックメモリ送信機能を用いて、画像メモ
リ80から読み出した画データを、送信履歴テーブルT
に基づく相手先の記録紙能力及び記録時の解像度能力に
応じてFAX送信開始する。その後、ステップS20に
おいて「YES」と判断した場合には、ステップS21
に移行して、図5に示すステップS32と同様に、読取
部40で次頁の原稿を1枚読み取って、相手先の記録紙
能力及び記録時の解像度能力に応じた画データを画像メ
モリ80に記憶する。
【0049】そして、図3に示すステップS19に移行
して、前頁の原稿の画データを送信完了した後、画像メ
モリ80から次頁の原稿の画データを読み出してFAX
送信開始する。やがて、全頁の画データのFAX送信が
完了すると、ステップS22において「YES」と判断
して、この処理を終了する。
して、前頁の原稿の画データを送信完了した後、画像メ
モリ80から次頁の原稿の画データを読み出してFAX
送信開始する。やがて、全頁の画データのFAX送信が
完了すると、ステップS22において「YES」と判断
して、この処理を終了する。
【0050】尚、図5に示すステップS33の発呼に基
づいて相手先と接続できなかった場合には、リダイヤル
待機しながら図3に示すステップS20に移行して、次
頁の原稿が有る場合には、その原稿を読み取って画デー
タを画像メモリ80に記憶する。即ち、リダイヤル待機
中は、ステップS20及びステップS21の処理を繰り
返し、画データを画像メモリ80に記憶したまま送信待
ちになる。また、前回の発呼から所定時間が経過する
と、図5に示すステップS33に移行して、相手先に再
発呼し、再発呼に基づいて相手先と接続できた場合に
は、ステップS34に移行する。一方、所定回数リダイ
ヤルしても相手先と接続できなかった場合には、画像メ
モリ80から画データを消去して、未送信レポートを記
録紙に記録した後、この処理を終了する。
づいて相手先と接続できなかった場合には、リダイヤル
待機しながら図3に示すステップS20に移行して、次
頁の原稿が有る場合には、その原稿を読み取って画デー
タを画像メモリ80に記憶する。即ち、リダイヤル待機
中は、ステップS20及びステップS21の処理を繰り
返し、画データを画像メモリ80に記憶したまま送信待
ちになる。また、前回の発呼から所定時間が経過する
と、図5に示すステップS33に移行して、相手先に再
発呼し、再発呼に基づいて相手先と接続できた場合に
は、ステップS34に移行する。一方、所定回数リダイ
ヤルしても相手先と接続できなかった場合には、画像メ
モリ80から画データを消去して、未送信レポートを記
録紙に記録した後、この処理を終了する。
【0051】このようにFAX送信が完了すると、第2
実施形態では、送信履歴が作成される。そこで、次にR
AM30の送信履歴テーブルTに送信履歴を作成すると
きの動作について、図6に示すフローチャートを用いて
説明する。
実施形態では、送信履歴が作成される。そこで、次にR
AM30の送信履歴テーブルTに送信履歴を作成すると
きの動作について、図6に示すフローチャートを用いて
説明する。
【0052】さて、FAX送信が完了、つまり図2に示
すステップS9又は図3に示すステップS22において
「YES」と判断すると、図6に示すステップS41で
は、図4に示す送信履歴テーブルTに空き記憶領域が有
るか否かを判断する。送信履歴テーブルTに空き記憶領
域が有る場合は、ステップS42に移行する。一方、送
信履歴テーブルTに空き記憶領域が無い場合は、ステッ
プS43に移行する。
すステップS9又は図3に示すステップS22において
「YES」と判断すると、図6に示すステップS41で
は、図4に示す送信履歴テーブルTに空き記憶領域が有
るか否かを判断する。送信履歴テーブルTに空き記憶領
域が有る場合は、ステップS42に移行する。一方、送
信履歴テーブルTに空き記憶領域が無い場合は、ステッ
プS43に移行する。
【0053】ステップS42では、FAX送信が完了し
た相手先名、FAX番号、記録紙能力、解像度能力及び
送信日時を、送信履歴テーブルTの空き記憶領域に記憶
して、この処理を終了する。
た相手先名、FAX番号、記録紙能力、解像度能力及び
送信日時を、送信履歴テーブルTの空き記憶領域に記憶
して、この処理を終了する。
【0054】ステップS43では、最新の送信履歴を送
信履歴テーブルTに記憶するために、所定の送信履歴を
送信履歴テーブルTから消去して、前記ステップS42
に移行する。具体的には、最も送信回数の多い相手先で
あって最古の送信履歴、つまり図4の場合には「A社」
の最古の送信履歴である下から2段目の送信履歴を消去
する。即ち、送信回数が1回である「C社」又は「D
社」の送信履歴を消去する構成の場合には、「C社」又
は「D社」のファクシミリ装置における記録紙能力及び
記録時の解像度能力の情報が、送信履歴テーブルTから
完全に消去される。そのため、送信履歴テーブルTに基
づいて、「C社」又は「D社」のファクシミリ装置の記
録紙能力及び記録時の解像度能力に応じて画データをF
AX送信することができなくなる。そこで、最も送信回
数の多い相手先であって最古の送信履歴を消去する。
信履歴テーブルTに記憶するために、所定の送信履歴を
送信履歴テーブルTから消去して、前記ステップS42
に移行する。具体的には、最も送信回数の多い相手先で
あって最古の送信履歴、つまり図4の場合には「A社」
の最古の送信履歴である下から2段目の送信履歴を消去
する。即ち、送信回数が1回である「C社」又は「D
社」の送信履歴を消去する構成の場合には、「C社」又
は「D社」のファクシミリ装置における記録紙能力及び
記録時の解像度能力の情報が、送信履歴テーブルTから
完全に消去される。そのため、送信履歴テーブルTに基
づいて、「C社」又は「D社」のファクシミリ装置の記
録紙能力及び記録時の解像度能力に応じて画データをF
AX送信することができなくなる。そこで、最も送信回
数の多い相手先であって最古の送信履歴を消去する。
【0055】以上、詳述したように第2実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)RAM30には、相手先能力に関する情報として
送信履歴テーブルTを記憶している。この送信履歴テー
ブルTには、相手先の「FAX番号」に対応して、相手
先の「記録紙能力」及び相手先の記録時の「解像度能
力」が記憶されている。そして、送信履歴テーブルTに
基づいて、読み取りで得た白黒多値の画データを必要に
応じて多値で縮小又は解像度変換して、相手先の記録紙
能力及び記録時の解像度能力に応じた画データを画像メ
モリ80に記憶している。従って、入力されたFAX番
号が送信履歴テーブルTに記憶されている場合には、送
信履歴テーブルTに基づく相手先の記録紙能力及び記録
時の解像度能力に応じた画データをクイックメモリ送信
することができる。
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)RAM30には、相手先能力に関する情報として
送信履歴テーブルTを記憶している。この送信履歴テー
ブルTには、相手先の「FAX番号」に対応して、相手
先の「記録紙能力」及び相手先の記録時の「解像度能
力」が記憶されている。そして、送信履歴テーブルTに
基づいて、読み取りで得た白黒多値の画データを必要に
応じて多値で縮小又は解像度変換して、相手先の記録紙
能力及び記録時の解像度能力に応じた画データを画像メ
モリ80に記憶している。従って、入力されたFAX番
号が送信履歴テーブルTに記憶されている場合には、送
信履歴テーブルTに基づく相手先の記録紙能力及び記録
時の解像度能力に応じた画データをクイックメモリ送信
することができる。
【0056】(2)上記(1)に加えて、前記第1実施
形態と同様に、画データを縮小又は解像度変換する場合
には、画データを多値で縮小又は解像度変換しているた
め、画質が低下することを極力抑制することができるこ
とは言うまでもない。
形態と同様に、画データを縮小又は解像度変換する場合
には、画データを多値で縮小又は解像度変換しているた
め、画質が低下することを極力抑制することができるこ
とは言うまでもない。
【0057】(3)図4に示す送信履歴テーブルTに基
づいて、「B社」にFAX送信する場合には、「B社」
の最新の送信履歴、つまり上から2段目の送信履歴に基
づいて、「B社」にFAX送信する。そして、FAX送
信が完了して送信履歴を送信履歴テーブルTに作成する
場合において、図4に示すように、送信履歴テーブルT
に空き記憶領域が無いときには、最も送信回数の多い相
手先であって最古の送信履歴、つまり「A社」の最古の
送信履歴である下から2段目の送信履歴を消去してい
る。そのため、「A社」の最古の送信履歴である下から
2段目の送信履歴を消去しても、上から1段目及び上か
ら3段目の「A社」の送信履歴は送信履歴テーブルTに
記憶されたままである。従って、次回「A社」にFAX
送信する場合には、「A社」の最新の送信履歴である上
から1段目の送信履歴に基づいて、「A社」にFAX送
信することができる。
づいて、「B社」にFAX送信する場合には、「B社」
の最新の送信履歴、つまり上から2段目の送信履歴に基
づいて、「B社」にFAX送信する。そして、FAX送
信が完了して送信履歴を送信履歴テーブルTに作成する
場合において、図4に示すように、送信履歴テーブルT
に空き記憶領域が無いときには、最も送信回数の多い相
手先であって最古の送信履歴、つまり「A社」の最古の
送信履歴である下から2段目の送信履歴を消去してい
る。そのため、「A社」の最古の送信履歴である下から
2段目の送信履歴を消去しても、上から1段目及び上か
ら3段目の「A社」の送信履歴は送信履歴テーブルTに
記憶されたままである。従って、次回「A社」にFAX
送信する場合には、「A社」の最新の送信履歴である上
から1段目の送信履歴に基づいて、「A社」にFAX送
信することができる。
【0058】尚、前記各実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・テンキー64から不定形サイズの原稿の幅及び長さが
入力されると、図2に示すステップS1では、入力され
た原稿の幅及び長さに基づいて、原稿が「A4サイズ」
以下であるか否かを判断する構成としてもよい。
て具体化することも可能である。 ・テンキー64から不定形サイズの原稿の幅及び長さが
入力されると、図2に示すステップS1では、入力され
た原稿の幅及び長さに基づいて、原稿が「A4サイズ」
以下であるか否かを判断する構成としてもよい。
【0059】・原稿を縮小又は拡大して読み取って画デ
ータをFAX送信する場合に、テンキー64から縮小又
は拡大倍率が入力されると、図2に示すステップS1で
は、縮小又は拡大後の画データのサイズが「A4サイ
ズ」以下であるか否かを判断する構成としてもよい。ま
た、いわゆる独立変倍機能を用いて原稿を縮小又は拡大
して読み取って画データをFAX送信する場合も同様の
構成としてもよい。尚、これらの場合には、読み取りで
得た画データが多値で縮小又は拡大され、その多値で縮
小又は拡大後の画データが「A4サイズ」を越えるとき
には、その「A4サイズ」を越える画データが相手先能
力に応じて多値で縮小されてFAX送信されることは言
うまでもない。
ータをFAX送信する場合に、テンキー64から縮小又
は拡大倍率が入力されると、図2に示すステップS1で
は、縮小又は拡大後の画データのサイズが「A4サイ
ズ」以下であるか否かを判断する構成としてもよい。ま
た、いわゆる独立変倍機能を用いて原稿を縮小又は拡大
して読み取って画データをFAX送信する場合も同様の
構成としてもよい。尚、これらの場合には、読み取りで
得た画データが多値で縮小又は拡大され、その多値で縮
小又は拡大後の画データが「A4サイズ」を越えるとき
には、その「A4サイズ」を越える画データが相手先能
力に応じて多値で縮小されてFAX送信されることは言
うまでもない。
【0060】・近年のファクシミリ装置は、一般的に記
録時の解像度能力として「標準解像度」の他に「高解像
度」を備えている。そこで、図2に示すステップS2で
は、読み取りの解像度が「高解像度」以下、つまり「標
準解像度」又は「高解像度」であるか否かを判断する構
成としてもよい。このように構成すれば、読み取りの解
像度が「高解像度」以下である場合は、ステップS3に
移行して、第1頁目の原稿を読み取って画データを画像
メモリ80に記憶する。一方、読み取りの解像度が「超
高解像度」である場合は、図3に示すステップS11に
移行して、相手先のFAX番号にNCU110から発呼
する。
録時の解像度能力として「標準解像度」の他に「高解像
度」を備えている。そこで、図2に示すステップS2で
は、読み取りの解像度が「高解像度」以下、つまり「標
準解像度」又は「高解像度」であるか否かを判断する構
成としてもよい。このように構成すれば、読み取りの解
像度が「高解像度」以下である場合は、ステップS3に
移行して、第1頁目の原稿を読み取って画データを画像
メモリ80に記憶する。一方、読み取りの解像度が「超
高解像度」である場合は、図3に示すステップS11に
移行して、相手先のFAX番号にNCU110から発呼
する。
【0061】・図7に示すステップS35及びステップ
S36の処理を図5に示すステップS34の後に追加し
た構成としてもよい。具体的には、図5に示すステップ
S34においてDIS信号を受信した後、図7に示すス
テップS35では、入力されたFAX番号の最新の送信
履歴に記憶している相手先の記録紙能力及び記録時の解
像度能力と、DIS信号に格納されてきた相手先の記録
紙能力及び記録時の解像度能力とが一致しているか否か
を判断する。相手先能力が一致している場合には、図3
に示すステップS19に移行して、クイックメモリ送信
機能を用いて画データをFAX送信開始する。一方、相
手先能力が一致していない場合には、図7に示すステッ
プS36に移行して、画像メモリ80から第1頁目の画
データを消去した後、図3に示すステップS13に移行
し、画データを縮小して相手先にFAX送信する必要が
あるか否かを判断する。このように構成すれば、相手先
において記録時の解像度能力が「標準解像度」であるフ
ァクシミリ装置に代えて、記録時の解像度能力が「超高
解像度」のファクシミリ装置が設置された場合には、D
IS信号に格納されてきた相手先能力に基づいて、新し
いファクシミリ装置の能力に応じた画データをFAX送
信することができる。しかも、かかるFAX送信が完了
すると、新しいファクシミリ装置の能力が送信履歴テー
ブルTに記憶されるため、次回以降のFAX送信時に
は、送信履歴テーブルTに基づいて、新しいファクシミ
リ装置の能力に応じた画データをFAX送信することが
できる。
S36の処理を図5に示すステップS34の後に追加し
た構成としてもよい。具体的には、図5に示すステップ
S34においてDIS信号を受信した後、図7に示すス
テップS35では、入力されたFAX番号の最新の送信
履歴に記憶している相手先の記録紙能力及び記録時の解
像度能力と、DIS信号に格納されてきた相手先の記録
紙能力及び記録時の解像度能力とが一致しているか否か
を判断する。相手先能力が一致している場合には、図3
に示すステップS19に移行して、クイックメモリ送信
機能を用いて画データをFAX送信開始する。一方、相
手先能力が一致していない場合には、図7に示すステッ
プS36に移行して、画像メモリ80から第1頁目の画
データを消去した後、図3に示すステップS13に移行
し、画データを縮小して相手先にFAX送信する必要が
あるか否かを判断する。このように構成すれば、相手先
において記録時の解像度能力が「標準解像度」であるフ
ァクシミリ装置に代えて、記録時の解像度能力が「超高
解像度」のファクシミリ装置が設置された場合には、D
IS信号に格納されてきた相手先能力に基づいて、新し
いファクシミリ装置の能力に応じた画データをFAX送
信することができる。しかも、かかるFAX送信が完了
すると、新しいファクシミリ装置の能力が送信履歴テー
ブルTに記憶されるため、次回以降のFAX送信時に
は、送信履歴テーブルTに基づいて、新しいファクシミ
リ装置の能力に応じた画データをFAX送信することが
できる。
【0062】・図6に示すステップS43において送信
回数の多少に拘わらず最も古い送信履歴、つまり相手先
に拘わらず最下段の送信履歴を消去する構成としてもよ
い。又は最も送信回数の少ない相手先であって最古の送
信履歴を消去する構成としてもよい。又は最も送信回数
の少ない相手先が複数の場合は、それらの相手先の最古
の送信履歴のうち最古の送信履歴を消去する構成として
もよい。これらのように構成すれば、送信履歴テーブル
Tに空き記憶領域が無い場合には、使用する可能性の低
い送信履歴から優先的に消去される。そのため、送信履
歴テーブルTに基づいてFAX送信する場合に支障を来
たすことはほとんどない。
回数の多少に拘わらず最も古い送信履歴、つまり相手先
に拘わらず最下段の送信履歴を消去する構成としてもよ
い。又は最も送信回数の少ない相手先であって最古の送
信履歴を消去する構成としてもよい。又は最も送信回数
の少ない相手先が複数の場合は、それらの相手先の最古
の送信履歴のうち最古の送信履歴を消去する構成として
もよい。これらのように構成すれば、送信履歴テーブル
Tに空き記憶領域が無い場合には、使用する可能性の低
い送信履歴から優先的に消去される。そのため、送信履
歴テーブルTに基づいてFAX送信する場合に支障を来
たすことはほとんどない。
【0063】・スキャナ送信機能を用いて、原稿を読み
取りながら画データを相手先能力に応じて多値で縮小又
は解像度変換してFAX送信する場合に前記各実施形態
を具体化してもよい。
取りながら画データを相手先能力に応じて多値で縮小又
は解像度変換してFAX送信する場合に前記各実施形態
を具体化してもよい。
【0064】さらに、上記各実施形態より把握される技
術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載す
る。 〔1〕請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の通信
端末装置において、原稿の画データを記憶する画像記憶
手段を備え、制御手段は、読み取りで得た画データを相
手先能力に応じて多値で縮小又は解像度変換して画像記
憶手段に一旦記憶させてから読み出して送信する通信端
末装置。このように構成すれば、画データの送信中に通
信エラーが発生した場合であっても、読み取りで得た画
データが画像記憶手段に記憶されているため、原稿を読
み取り直さなくても、自動的に画データを画像記憶手段
から読み出して再送信することができる。
術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載す
る。 〔1〕請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の通信
端末装置において、原稿の画データを記憶する画像記憶
手段を備え、制御手段は、読み取りで得た画データを相
手先能力に応じて多値で縮小又は解像度変換して画像記
憶手段に一旦記憶させてから読み出して送信する通信端
末装置。このように構成すれば、画データの送信中に通
信エラーが発生した場合であっても、読み取りで得た画
データが画像記憶手段に記憶されているため、原稿を読
み取り直さなくても、自動的に画データを画像記憶手段
から読み出して再送信することができる。
【0065】〔2〕請求項2又は請求項3に記載の通信
端末装置において、制御手段は、読み取りで得た画デー
タを相手先能力に応じて多値で縮小又は解像度変換して
送信するとともに、画データを送信完了した場合には、
相手先能力に関する最新情報を記憶手段に記憶させる通
信端末装置。このように構成すれば、次回以降の画デー
タの送信時には、相手先能力に関する最新情報に基づい
て、相手先能力に応じた画データを送信することができ
る。
端末装置において、制御手段は、読み取りで得た画デー
タを相手先能力に応じて多値で縮小又は解像度変換して
送信するとともに、画データを送信完了した場合には、
相手先能力に関する最新情報を記憶手段に記憶させる通
信端末装置。このように構成すれば、次回以降の画デー
タの送信時には、相手先能力に関する最新情報に基づい
て、相手先能力に応じた画データを送信することができ
る。
【0066】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の発明によれば、画データを縮小又
は解像度変換する場合であっても、画質が低下すること
を極力抑制することができる。
ため、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の発明によれば、画データを縮小又
は解像度変換する場合であっても、画質が低下すること
を極力抑制することができる。
【図1】複合機の構成を示すブロック図。
【図2】第1実施形態のFAX送信時の動作を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図3】第1実施形態のFAX送信時の動作を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図4】送信履歴テーブルを示す説明図。
【図5】第2実施形態のFAX送信時の動作を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図6】送信履歴テーブルに送信履歴を作成するときの
動作を示すフローチャート。
動作を示すフローチャート。
【図7】別の実施形態のFAX送信時の動作を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
1…通信端末装置としての複合機、10…制御手段を構
成するMPU、20…制御手段を構成するROM、30
…制御手段及び記憶手段を構成するRAM、40…読取
手段としての読取部、80…画像記憶手段としての画像
メモリ。
成するMPU、20…制御手段を構成するROM、30
…制御手段及び記憶手段を構成するRAM、40…読取
手段としての読取部、80…画像記憶手段としての画像
メモリ。
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿を読み取る読取手段と、その読取手
段での読み取りで得た画データを相手先能力に応じて多
値で縮小又は解像度変換する制御手段とを備えた通信端
末装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の通信端末装置におい
て、相手先能力に関する情報を記憶する記憶手段を備
え、制御手段は、相手先能力に関する情報に基づいて、
読み取りで得た画データを多値で縮小又は解像度変換す
る通信端末装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の通信端末装置におい
て、制御手段は、記憶手段に記憶している相手先能力に
関する情報と、ファクシミリ伝送制御手順のDIS信号
に格納されてきた相手先能力に関する情報とが一致して
いない場合には、DIS信号に格納されてきた相手先能
力に関する情報に基づいて、読み取りで得た画データを
多値で縮小又は解像度変換する通信端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356633A JP2003158629A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001356633A JP2003158629A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003158629A true JP2003158629A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19168122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001356633A Pending JP2003158629A (ja) | 2001-11-21 | 2001-11-21 | 通信端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003158629A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007282125A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置、複合機および画像処理方法 |
-
2001
- 2001-11-21 JP JP2001356633A patent/JP2003158629A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007282125A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置、複合機および画像処理方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050301 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050830 |