JP3698120B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機能付きファクシミリ装置(以下、複合機という)等の画像読取装置に関し、より詳しくは、新聞又は車検証等の地色又は地模様のある特殊原稿や淡い鉛筆書きの特殊原稿の読み取りに適した特殊読取モードを備えた画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複合機は、種々の原稿を適切に読み取るために、FAXモードにおいて「標準モード」、「高画質モード」、「超高画質モード」、「写真モード」の通常読取モードを備えている。また、複合機は、コピーモードにおいて「文字モード」、「文字/写真モード」、「写真モード」の通常読取モードを備えている。
【0003】
ところで、近年においては、さらに多様な原稿に対応するために、上記のような通常読取モードに加えて、「新聞又は車検証モード」、「鉛筆モード」の特殊読取モードを備えた複合機がある。
【0004】
そして、この特殊読取モードを備えた複合機では、FAXモードの通常時には、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」を表示部に表示している。そして、この状態からソフトキーが1回操作される度に、各読取モードに設定されている旨を示す「高画質」、「超高画質」、「写真」、「新聞又は車検証」、「鉛筆」を順次表示部に表示する。一方、コピーモードにおいては、各読取モードに設定されている旨を示す「文字」、「文字/写真」、「写真」、「新聞又は車検証」、「鉛筆」を順次表示部に表示する。即ち、通常読取モードは、特殊読取モードよりも使用頻度が高いことから、優先的に表示している。
【0005】
その結果、原稿に応じていずれかの読取モードに設定されると、その設定された読取モードで原稿を読み取って、その読み取った原稿の画データをFAX送信又はコピーすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の複合機は、通常読取モードに設定する第1キーと、特殊読取モードに設定する第2キーとを互いに独立して設けず、単一のソフトキーの設定操作のみによって、通常読取モード及び特殊読取モードを含む全ての読取モードの中から所定の読取モードを選択する構成である。このため、使用頻度が高い通常読取モードを選択する場合には、通常読取モードに加えて特殊読取モードも選択対象となる結果、読取モードの選択肢が多くなり、全ての読取モードの中から原稿に適した読取モードを選択する操作が煩わしく、原稿に適していない読取モードを選択する可能性もあった。一方、使用頻度が低い特殊読取モードを選択する場合には、使用頻度が低いとはいえ、特殊読取モードを選択するまで何度もソフトキーを操作する必要があり、使用者に対して煩雑なキー操作を強いらせていた。
【0007】
そこで、通常読取モードに設定する第1キーと、特殊読取モードに設定する第2キーとを互いに独立して設け、第1キー又は第2キーの設定操作によって、通常読取モード及び特殊読取モードを含む全ての読取モードの中から所定の読取モードを選択する構成が考えられる。
【0008】
しかし、このような構成の場合には、読取モードの選択肢が少なくなるため、上記のような操作の煩雑化及び誤操作の可能性が低減されるものの、新たに次のような不具合が発生する。即ち、第2キーを操作して特殊読取モードを選択した後、誤って第1キーを操作すると、使用者の意志に反して特殊読取モードが解除されてしまう。
【0009】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、誤操作による不具合を防止することが可能な画像読取装置を提供することにある。また、他の目的は、使用者の意志を確実に反映させることが可能な画像読取装置を提供することにある。さらに、他の目的は、読取モードの設定の操作性を向上させることが可能な画像読取装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、文字原稿の読み取りに適しており、かつ文字の大きさ毎にそれぞれ適した複数の読取密度モードと、文字原稿とは異なる種類の原稿の読み取りに適した少なくとも1つの通常原稿種類モードとを含む通常読取モードの中から所定の通常読取モードに設定する通常設定手段と、通常読取モードでの読み取りに適した原稿とは異なる種類の特殊原稿の読み取りに適した少なくとも1つの特殊原稿種類モードを含む特殊読取モードの中から所定の特殊読取モードに設定する特殊設定手段と、特殊読取モードに設定されている場合には、通常設定手段の設定操作による通常読取モードの選択を不可とする制御手段とを備えた。
【0011】
請求項2に記載の発明では、文字原稿の読み取りに適しており、かつ文字の大きさ毎にそれぞれ適した複数の読取密度モードと、文字原稿とは異なる種類の原稿の読み取りに適した少なくとも1つの通常原稿種類モードとを含む通常読取モードの中から所定の通常読取モードに設定する通常設定手段と、通常読取モードでの読み取りに適した原稿とは異なる種類の特殊原稿の読み取りに適した少なくとも1つの特殊原稿種類モードを含む特殊読取モードの中から所定の特殊読取モードに設定する特殊設定手段と、特殊読取モードに設定されている場合には、特殊読取モードを維持したまま通常設定手段の設定操作による通常読取モードの選択のうち、読取密度モードの選択を可能とし、通常原稿種類モードの選択を不可とする制御手段とを備えた。
【0012】
請求項3に記載の発明では、文字原稿の読み取りに適しており、かつ文字の大きさ毎にそれぞれ適した複数の読取密度モードと、文字原稿とは異なる種類の原稿の読み取りに適した少なくとも1つの通常原稿種類モードとを含む通常読取モードの中から所定の通常読取モードに設定する通常設定手段と、通常読取モードでの読み取りに適した原稿とは異なる種類の特殊原稿の読み取りに適した少なくとも1つの特殊原稿種類モードを含む特殊読取モードの中から所定の特殊読取モードに設定する特殊設定手段と、特殊読取モードに設定されている場合に通常設定手段が操作されたときには、特殊読取モードから通常読取モードに切り替え、通常読取モードに設定されている場合に特殊設定手段が操作されたときには、通常読取モードから特殊読取モードに切り替える制御手段とを備えた。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下に、本発明に係る画像読取装置を複合機に具体化した第1実施形態について図面を用いて説明する。
【0014】
図1に示すように、複合機1は、MPU10、ROM20、RAM30、読取部40、記録部50、操作部60、表示部70、画像メモリ80、コーデック90、モデム100、NCU110及び鳴動部120から構成され、各部10〜120がバス130を介してそれぞれ接続されている。
【0015】
MPU10は、複合機1を構成する各部を制御する。ROM20は、複合機1を制御するためのプログラムを記憶する。RAM30は、複合機1に関する各種情報を一時的に記憶する。
【0016】
読取部40は、原稿上の画像を読み取って、読み取り後の画データに対して読取モードに応じた画像処理を施し、その画像処理後の画データをコーデック90に出力する。記録部50は、電子写真方式のプリンタから構成され、FAX動作において受信した画データ、コピー動作において読取部40で読み取った原稿の画データを記録紙上に記録する。
【0017】
図1及び図2に示すように、操作部60は、複合機1を動作させるための各種キーを備えている。FAXキー61はFAXモードに、コピーキー62はコピーモードにそれぞれ設定するためのキーである。短縮/電話帳キー63は、予め登録した相手先の電話番号(FAX番号を含む)を短縮番号で指定するためのキーであるとともに、予め登録した相手先を電話帳で検索して相手先の電話番号を指定するためのキーである。ワンタッチキー64は、予め登録した相手先の電話番号をワンタッチで指定するためのキーである。テンキー(*,#キーを含む)65は、電話番号やコピー部数等を入力するためのキーである。スタートキー66は、原稿の読み取り動作を開始させるためのキーである。
【0018】
ソフトキー67は、FAXモードにおいて「標準モード」、「高画質モード」、「超高画質モード」、「写真モード」のいずれかの通常読取モードに設定するためのキーである。ここで、「標準モード」とは、普通の大きさの文字の原稿の読み取りに適した読取モードである。「高画質モード」とは、小さな文字の原稿の読み取りに適した読取モードである。「超高画質モード」とは、精密なイラスト又は辞書のような細かい文字の原稿の読み取りに適した読取モードである。「写真モード」とは、写真又は絵の原稿の読み取りに適した読取モードである。そして、FAXモードの通常時には、図3(a)に示すように、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示している。そして、この状態からソフトキー67が1回操作される度に、図3(b)〜(d)に示すように、各読取モードに設定されている旨を示す「高画質」、「超高画質」、「写真」を順次LCD71に表示する。即ち、「標準モード」、「高画質モード」、「超高画質モード」は、いずれも読取密度(画質)モードに相当する。一方、「写真モード」は、通常原稿種類モードに相当する。
【0019】
また、ソフトキー67は、コピーモードにおいて「文字モード」、「文字/写真モード」、「写真モード」のいずれかの通常読取モードに設定するためのキーである。ここで、「文字モード」とは、文字のみの原稿の読み取りに適した読取モードである。「文字/写真モード」とは、文字と写真又は絵とが混在する原稿の読み取りに適した読取モードである。そして、コピーモードの通常時には、図4(a)に示すように、「文字モード」に設定されている旨を示す「文字」をLCD71に表示している。そして、この状態からソフトキー67が1回操作される度に、図4(b),(c)に示すように、各読取モードに設定されている旨を示す「文字/写真」、「写真」を順次LCD71に表示する。尚、コピーモードにおいては、一般的に「超高画質モード」で読取部40に原稿を読み取らせるため、FAXモードとは異なり、「標準モード」、「高画質モード」の設定はない。従って、コピーモードにおける「文字モード」は、FAXモードにおける「超高画質モード」に相当する。そして、「文字/写真モード」、「写真モード」は、いずれも通常原稿種類モードに相当する。
【0020】
勿論、コピーモードにおいて、「標準モード」、「高画質モード」に設定できる構成としてもよい。また、FAXモードにおいて、「文字/写真モード」に設定できる構成としてもよい。
【0021】
図1及び図2に示す新聞/車検証キー68は、「新聞又は車検証モード」の特殊読取モードに設定するためのキーである。鉛筆キー69は、「鉛筆モード」の特殊読取モードに設定するためのキーである。ここで、「新聞又は車検証モード」とは、新聞又は車検証等の地色又は地模様のある特殊原稿の読み取りに適した読取モードである。「鉛筆モード」とは、淡い鉛筆書きの特殊原稿の読み取りに適した読取モードである。これら「新聞又は車検証モード」、「鉛筆モード」は、いずれも特殊原稿種類モードに相当する。そして、一方の特殊読取モードに設定されている場合に、他方の特殊読取モードに対応する新聞/車検証キー68又は鉛筆キー69が操作されると、一方の特殊読取モードは解除され、他方の特殊読取モードに設定される。また、いずれかの特殊読取モードに設定されている場合に、対応する新聞/車検証キー68又は鉛筆キー69が操作されると(2回目の操作)、かかる特殊読取モードは解除される。そして、いずれの特殊読取モードにも設定されていない場合には、ソフトキー67の設定操作による通常読取モードの選択が可能である。
【0022】
尚、説明の便宜上、以下の説明において、ソフトキー67を第1キー、新聞/車検証キー68又は鉛筆キー69を第2キーということがある。即ち、第1キーは通常設定手段に相当し、第2キーは特殊設定手段に相当する。
【0023】
表示部70は、LCD71、第1LED72、第2LED73を備えている。LCD71は、複合機1の動作状態等の各種情報の表示を行う。第1LED72は、「新聞又は車検証モード」に設定されている場合には点灯し、「新聞又は車検証モード」に設定されていない場合には消灯する。第2LED73は、「鉛筆モード」に設定されている場合には点灯し、「鉛筆モード」に設定されていない場合には消灯する。
【0024】
図1に示す画像メモリ80は、読取部40で読み取られてコーデック90で符号化された画データや、受信画データを一時的に記憶する。コーデック90は、読取部40から入力された画データをMH,MR,MMR,JBIG方式等に従って符号化(エンコード)する。また、コーデック90は、画像メモリ80から読み出された画データを復号(デコード)する。
【0025】
モデム100は、ITU−T勧告T.30に従ったファクシミリ伝送制御手順に基づいて、V.17,V.27ter,V.29等に従った送信データの変調及び受信データの復調を行う。NCU110は、電話回線Lを閉結及び開放するとともに、相手先の電話番号に対応したダイヤル信号を送出する機能及び着信を検出する機能を備えている。
【0026】
鳴動部120は、ソフトキー67の設定操作による通常読取モードの選択が不可である旨のナック音を鳴動する。
次に、複合機1において、特殊読取モードでFAX送信の特殊原稿を読み取る場合の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。尚、この動作は、ROM20に記憶されたプログラムに基づき、MPU10の制御により実行される(以下、複合機1の動作について同じ)。
【0027】
まず、図3(a)に示すように、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示させている状態から新聞/車検証キー68又は鉛筆キー69、つまり第2キーが操作された場合の動作を説明する。
【0028】
さて、FAXキー61の操作によりFAXモードに設定されると、図3(a)に示すように、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示させる。そして、この状態から第2キーが操作されると、対応する第1LED72又は第2LED73を点灯させる(S1)。即ち、新聞/車検証キー68が操作された場合には、第1LED72を点灯させて「新聞又は車検証モード」に設定されている旨を報知する。一方、鉛筆キー69が操作された場合には、第2LED73を点灯させて「鉛筆モード」に設定されている旨を報知する。そして、スタートキー66が操作されると(S2でYES)、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「標準モード」との両方が設定された読取モードで読取部40に特殊原稿を読み取らせる(S3)。
【0029】
一方、特殊読取モードに設定されている場合に、いずれかの通常読取モードに設定するソフトキー67、つまり第1キーが操作されると(S4でYES)、第1キーの設定操作による通常読取モードの選択が不可である旨のナック音を鳴動部120に鳴動させる(S5)。即ち、第2キーを操作して特殊読取モードを選択した後、誤って第1キーを操作しても、使用者の意志に反して特殊読取モードが解除されてしまうことはない。
【0030】
ちなみに、「新聞又は車検証モード」では、地色又は地模様を取り除く背景補正処理が施される。一方、「鉛筆モード」では、淡い鉛筆書きの画像と地色とのコントラストを増加させるエッジ強調処理が施される。他方、「写真モード」では、多階調の濃淡を白黒の2値のみで疑似表示する誤差拡散処理又はディザ処理が施される。換言すれば、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」では、読み取り後の画データを原稿の画データと積極的に異ならせる画像処理が施される。一方、「写真モード」では、読み取り後の画データを原稿の画データとほぼ同一にする画像処理が施される。つまり、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「写真モード」とでは相反する画像処理が施される。このため、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「写真モード」との両方が設定されると、画像処理後の画データに不具合が生じる。そこで、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「写真モード」との両方が設定されないようにするためにも、特殊読取モードに設定されている場合には、第1キーの設定操作による通常読取モードの選択を不可としている。
【0031】
次に、複合機1において、図3(b)〜(d)に示すように、各読取モードに設定されている旨を示す「高画質」、「超高画質」、「写真」のいずれかをLCD71に表示させている状態から特殊読取モードでFAX送信の特殊原稿を読み取る場合の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0032】
さて、かかる状態から第2キーが操作されると、対応する第1LED72又は第2LED73を点灯させる(S1)。そして、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示させる。換言すれば、「高画質モード」、「超高画質モード」、「写真モード」のいずれかに設定されている場合に第2キーが操作されたときには、強制的に「標準モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードに移行する。即ち、第2キーの操作を優先的に有効にしている。
【0033】
ちなみに、「高画質モード」又は「超高画質モード」を維持したまま特殊読取モードで読取部40に特殊原稿を読み取らせた場合には、「標準モード」に変更して特殊読取モードで読取部40に特殊原稿を読み取らせた場合と比較して、読取時間が長く、画データ量も多くなる結果、通信料金も高くなる。一方、「写真モード」を維持したまま特殊読取モードで読取部40に特殊原稿を読み取らせた場合には、上記したように相反する画像処理が施されるため、画像処理後の画データに不具合が生じる。そこで、これらの不具合を防止するために「高画質モード」、「超高画質モード」、「写真モード」のいずれかに設定されている場合に第2キーが操作されたときには、強制的に「標準モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードに移行している。その後、スタートキー66が操作されると(S2でYES)、「標準モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードで読取部40に特殊原稿を読み取らせる(S3)。
【0034】
勿論、「写真モード」に設定されている場合に第2キーが操作されたときにのみ、強制的に「標準モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードに移行する構成としてもよい。これらのように構成すれば、少なくとも相反する画像処理が施されないため、特殊原稿に応じた良好な画データを得ることができる。また、読取時間が短く、画データ量も少なくなる結果、通信料金を安くすることができる。
【0035】
次に、複合機1において、特殊読取モードでコピーの特殊原稿を読み取る場合の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、図4(a)に示すように、「文字モード」に設定されている旨を示す「文字」をLCD71に表示させている状態から第2キーが操作された場合の動作を説明する。
【0036】
さて、コピーキー62の操作によりコピーモードに設定されると、図4(a)に示すように、「文字モード」に設定されている旨を示す「文字」をLCD71に表示させる。そして、この状態から第2キーが操作されると、対応する第1LED72又は第2LED73を点灯させる(S1)。そして、スタートキー66が操作されると(S2でYES)、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「文字モード」との両方が設定された読取モードで読取部40に特殊原稿を読み取らせる(S3)。
【0037】
一方、特殊読取モードに設定されている場合に第1キーが操作されると(S4でYES)、第1キーの設定操作による通常読取モードの選択が不可である旨のナック音を鳴動部120に鳴動させる(S5)。即ち、第2キーを操作して特殊読取モードを選択した後、誤って第1キーを操作しても、使用者の意志に反して特殊読取モードが解除されてしまうことはない。ちなみに、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「文字/写真モード」又は「写真モード」とでは相反する画像処理が施される。このため、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「文字/写真モード」又は「写真モード」との両方が設定されると、画像処理後の画データに不具合が生じる。そこで、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「文字/写真モード」又は「写真モード」との両方が設定されないようにするためにも、特殊読取モードに設定されている場合には、第1キーの設定操作による通常読取モードの選択を不可としている。
【0038】
次に、複合機1において、図4(b),(c)に示すように、各読取モードに設定されている旨を示す「文字/写真」、「写真」のいずれかをLCD71に表示させている状態から特殊読取モードでコピーの特殊原稿を読み取る場合の動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。
【0039】
さて、かかる状態から第2キーが操作されると、対応する第1LED72又は第2LED73を点灯させる(S1)。そして、「文字モード」に設定されている旨を示す「文字」をLCD71に表示させる。換言すれば、「文字/写真モード」又は「写真モード」に設定されている場合に第2キーが操作されたときには、強制的に「文字モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードに移行する。即ち、第2キーの操作を優先的に有効にしている。
【0040】
ちなみに、「文字/写真モード」又は「写真モード」を維持したまま特殊読取モードで読取部40に特殊原稿を読み取らせた場合には、上記したように相反する画像処理が施されるため、画像処理後の画データに不具合が生じる。そこで、このような不具合を防止するために「文字/写真モード」又は「写真モード」に設定されている場合に第2キーが操作されたときには、強制的に「文字モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードに移行している。その後、スタートキー66が操作されると(S2でYES)、「文字モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードで読取部40に特殊原稿を読み取らせる(S3)。従って、相反する画像処理が施されないため、特殊原稿に応じた良好な画データを得ることができる。
【0041】
以上、詳述したように第1実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」の特殊読取モードに設定されている場合には、ソフトキー67(第1キー)の設定操作による通常読取モードの選択を不可としている。このため、新聞/車検証キー68又は鉛筆キー69(第2キー)を操作して特殊読取モードを選択した後、誤って第1キーを操作しても、使用者の意志に反して特殊読取モードが解除されてしまうことはなく、特殊読取モードが維持される。しかも、相反する画像処理が施されることもない。従って、誤操作による不具合を防止することができる。
【0042】
(2)使用頻度が高い通常読取モードを選択する場合には、特殊読取モードに設定されていない状態から第1キーを操作すればよい。しかも、特殊読取モードは選択対象から除外されている結果、読取モードの選択肢は少なくなり、原稿に適した読取モードを選択する操作が非常に簡便で、原稿に適していない特殊読取モードを選択する可能性もない。従って、読取モードの設定の操作性を向上させることができる。
【0043】
(3)使用頻度が低い特殊読取モードを選択する場合には、第2キーを操作するだけでよい。しかも、いずれかの通常読取モードに設定されている場合に第2キーを操作すると、その第2キーの操作を優先的に有効にしている。従って、通常読取モードよりも使用頻度は低いものの、特殊読取モードで特殊原稿を読み取ってFAX送信又はコピーする場合には、第2キーの操作が優先される故に非常に簡便である。このようなことからも読取モードの設定、特に特殊読取モードの設定の操作性を向上させることができる。
【0044】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を説明する。尚、この第2実施形態が前記第1実施形態と主に異なるのは、特殊読取モードに設定されている場合には、特殊読取モードを維持したまま第1キーの設定操作による通常読取モードの選択のうち、読取密度モードの選択が可能であり、通常原稿種類モードの選択が不可である点である。即ち、小さな文字の特殊原稿をFAX送信する場合のように、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「高画質モード」又は「超高画質モード」との両方が設定される場合を考慮している。ただし、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「写真モード」との両方が設定されることはない。
【0045】
次に、複合機1において、特殊読取モードでFAX送信の特殊原稿を読み取る場合の動作について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
さて、S11〜S13では、図5に示すS1〜S3と同様の処理を実行する。
【0046】
そして、特殊読取モードに設定されている場合に第1キーが操作されると(S14でYES)、特殊読取モードを維持したまま通常読取モードを変更する(S15)。具体的には、図3(a)に示すように、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示させている状態から第1キーが1回操作される度に、図3(b),(c)に示すように、各読取モードに設定されている旨を示す「高画質」、「超高画質」を順次LCD71に表示させる。ただし、図5に示すS5と同様の理由により、「写真モード」に設定することはできないため、図3(d)に示すように、「写真モード」に設定されている旨を示す「写真」がLCD71に表示されることはない。換言すれば、特殊読取モードに設定されている場合には、特殊読取モードを維持したまま第1キーの設定操作による通常読取モードの選択のうち、「標準モード」、「高画質モード」、「超高画質モード」の選択を可能とし、「写真モード」の選択を不可としている。
【0047】
その後、スタートキー66が操作されると(S12でYES)、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「標準モード」、「高画質モード」、「超高画質モード」のいずれかとの両方が設定された読取モードで読取部40に特殊原稿を読み取らせる(S13)。
【0048】
以上、詳述したように第2実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)特殊読取モードに設定されている場合には、特殊読取モードを維持したまま第1キーの設定操作による通常読取モードの選択のうち、読取密度モードの選択を可能とし、通常原稿種類モードの選択を不可としている。即ち、小さな文字の特殊原稿をFAX送信する場合には、特殊読取モードと「高画質モード」又は「超高画質モード」との両方を設定することができる。従って、使用者の意志を確実に反映させることができる。
【0049】
(2)上記(1)のように、小さな文字の特殊原稿をFAX送信する場合には、第2キーを操作して特殊読取モードを選択した後、第1キーを操作して「高画質モード」又は「超高画質モード」を選択すればよい。しかも、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「写真モード」との両方が設定されることはない結果、相反する画像処理が施されることもない。従って、読取モードの設定の操作性を向上させることができる。
【0050】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を説明する。尚、この第3実施形態が前記第1実施形態と主に異なるのは、特殊読取モードに設定されている場合に第1キーが操作されたときには、特殊読取モードから通常読取モードに切り替え、通常読取モードに設定されている場合に第2キーが操作されたときには、通常読取モードから特殊読取モードに切り替える点である。
【0051】
即ち、色紙にカラー文字、写真又は淡い鉛筆書きの特殊原稿をモノクロでFAX送信する場合には、色紙と文字又は写真との組み合わせによっては、「新聞又は車検証モード」、「鉛筆モード」、「超高画質モード」のいずれの読取モードのときに、相手先で最も鮮明に記録紙に記録されるのか判断し難い。従って、かかる場合には、特殊原稿を「新聞又は車検証モード」、「鉛筆モード」、「超高画質モード」に相当する「文字モード」の各読取モードで試しコピーして、最も鮮明な画像が得られた読取モードでFAX送信する必要がある。そこで、このような場合を考慮して特殊読取モードから通常読取モードに容易に切り替えられるようにしている。また、写真原稿をFAX送信する場合に、誤って第2キーを操作したときのように、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」から「写真モード」に切り替える場合も考慮している。
【0052】
次に、複合機1において、特殊読取モードから通常読取モードに切り替える場合の動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、特殊原稿を「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」で試しコピーした後、「文字モード」で試しコピーする場合の動作を説明する。
【0053】
さて、S21〜S23では、図5に示すS1〜S3と同様の処理を実行する。即ち、特殊原稿を「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」で試しコピーする。
【0054】
そして、特殊読取モードに設定されている場合に第1キーが操作されると(S24でYES)、特殊読取モードから通常読取モードに切り替える(S25)。即ち、第1LED72又は第2LED73を消灯させるとともに、図4(a)に示すように、「文字モード」に設定されている旨を示す「文字」をLCD71に表示させる。その後、スタートキー66が操作されると(S22でYES)、「文字モード」で読取部40に原稿を読み取らせる(S23)。即ち、「文字モード」で試しコピーする。
【0055】
次に、写真原稿をFAX送信する場合に、誤って第2キーを操作したときの動作について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。
さて、FAXキー61の操作によりFAXモードに設定されると、図3(a)に示すように、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示させる。そして、この状態から誤って第2キーが操作されると、対応する第1LED72又は第2LED73を点灯させる(S21)。
【0056】
その後、特殊読取モードに設定されている場合に第1キーが1回操作されると(S24でYES)、特殊読取モードから通常読取モードに切り替える(S25)。即ち、第1LED72又は第2LED73を消灯させるとともに、図3(a)に示すように、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示させる。そして、この状態から第1キーが1回操作される度に(S24でYES)、図3(b)〜(d)に示すように、各読取モードに設定されている旨を示す「高画質」、「超高画質」、「写真」を順次LCD71に表示させる(S25)。このように写真原稿の読み取りに適した「写真モード」に設定された後、スタートキー66が操作されると(S22でYES)、「写真モード」で読取部40に原稿を読み取らせる(S23)。
【0057】
次に、複合機1において、通常読取モードから特殊読取モードに切り替える場合の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、FAXの送信原稿を読み取る場合の動作を説明する。
【0058】
さて、FAXキー61の操作によりFAXモードに設定されると、図3(a)に示すように、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示させる。この状態では、いずれの特殊読取モードにも設定されていないため、第1LED72及び第2LED73を消灯させる(S31)。そして、この状態からスタートキー66が操作されると(S32でYES)、「標準モード」で読取部40に原稿を読み取らせる(S33)。
【0059】
一方、「標準モード」に設定されている場合に第1キーが操作されると(S34でYES)、通常読取モードを変更する(S35)。具体的には、図3(a)に示すように、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示させている状態から第1キーが1回操作される度に、図3(b)〜(d)に示すように、各読取モードに設定されている旨を示す「高画質」、「超高画質」、「写真」を順次LCD71に表示させる。その後、スタートキー66が操作されると(S32でYES)、いずれかの通常読取モードで読取部40に原稿を読み取らせる(S33)。
【0060】
他方、いずれかの通常読取モードに設定されている場合に第2キーが操作されると(S36でYES)、通常読取モードから特殊読取モードに切り替える(S37)。即ち、第2キーに対応する第1LED72又は第2LED73を点灯させるとともに、図3(a)に示すように、「標準モード」に設定されている旨を示す「標準」をLCD71に表示させる。換言すれば、強制的に「標準モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードに移行する。その後、スタートキー66が操作されると(S32でYES)、「標準モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードで読取部40に原稿を読み取らせる(S33)。
【0061】
ちなみに、通常読取モードから特殊読取モードに切り替えた後(S37)、第1キーが操作されると(S34でYES)、特殊読取モードから通常読取モードに切り替える(図7に示すS25と同様)。
【0062】
次に、複合機1において、通常読取モードから特殊読取モードに切り替えてコピー原稿を読み取る場合の動作について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0063】
さて、コピーキー62の操作によりコピーモードに設定されると、図4(a)に示すように、「文字モード」に設定されている旨を示す「文字」をLCD71に表示させる。この状態では、いずれの特殊読取モードにも設定されていないため、第1LED72及び第2LED73を消灯させる(S31)。そして、この状態からスタートキー66が操作されると(S32でYES)、「文字モード」で読取部40に原稿を読み取らせる(S33)。
【0064】
一方、「文字モード」に設定されている場合に第1キーが操作されると(S34でYES)、通常読取モードを変更する(S35)。具体的には、図4(a)に示すように、「文字モード」に設定されている旨を示す「文字」をLCD71に表示させている状態から第1キーが1回操作される度に、図4(b),(c)に示すように、各読取モードに設定されている旨を示す「文字/写真」、「写真」を順次LCD71に表示させる。その後、スタートキー66が操作されると(S32でYES)、いずれかの通常読取モードで読取部40に原稿を読み取らせる(S33)。
【0065】
他方、いずれかの通常読取モードに設定されている場合に第2キーが操作されると(S36でYES)、通常読取モードから特殊読取モードに切り替える(S37)。即ち、第2キーに対応する第1LED72又は第2LED73を点灯させるとともに、図4(a)に示すように、「文字モード」に設定されている旨を示す「文字」をLCD71に表示させる。換言すれば、強制的に「文字モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードに移行する。その後、スタートキー66が操作されると(S32でYES)、「文字モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方が設定された読取モードで読取部40に原稿を読み取らせる(S33)。
【0066】
ちなみに、通常読取モードから特殊読取モードに切り替えた後(S37)、第1キーが操作されると(S34でYES)、特殊読取モードから通常読取モードに切り替える(図7に示すS25と同様)。
【0067】
以上、詳述したように第3実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
・特殊読取モードに設定されている場合に第1キーが操作されたときには、特殊読取モードから通常読取モードに切り替え、通常読取モードに設定されている場合に第2キーが操作されたときには、通常読取モードから特殊読取モードに切り替えている。このため、特殊原稿を「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」で試しコピーした後、「文字モード」で試しコピーする場合や写真原稿をFAX送信する場合に、誤って第2キーを操作したときには、特殊読取モードに設定されている状態から第1キーを操作すればよい。一方、特殊読取モードに設定する場合には、通常読取モードに設定されている状態から第2キーを操作すればよい。しかも、「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」と「写真モード」との両方が設定されることはない。従って、特殊読取モードから通常読取モードに、また通常読取モードから特殊読取モードに容易に切り替えられるため、読取モードの設定の操作性を向上させることができる。
【0068】
尚、前記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・FAXモードにおいて「写真モード」に設定されている場合に第2キーが操作されたときには、「写真モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方は設定することができない旨のメッセージをLCD71に表示させる構成としてもよい。尚、コピーモードにおいても同様に、「文字又は写真モード」又は「写真モード」と「新聞又は車検証モード」又は「鉛筆モード」との両方は設定することができない旨のメッセージをLCD71に表示させる。また、上記メッセージをLCD71に表示させる構成に代えて又は加えて鳴動部120から音で報知する構成としてもよい。このように構成すれば、相反する画像処理が施されるパターンを使用者に認識させることができる。従って、相反する画像処理が施されることを確実に防止することができる。
【0069】
・FAXモードにおいて「高画質モード」又は「超高画質モード」に設定されている場合に第2キーが操作されたときには、「高画質モード」又は「超高画質モード」と特殊読取モードとの両方が設定されている旨のメッセージをLCD71に表示させる構成としてもよい。即ち、「高画質モード」又は「超高画質モード」に設定されているため、通信料金が高くなるので、「標準モード」への設定を促す旨のメッセージをLCD71に表示させる構成としてもよい。また、上記メッセージをLCD71に表示させる構成に代えて又は加えて鳴動部120から音で報知する構成としてもよい。このように構成すれば、「高画質モード」又は「超高画質モード」での読取動作が終了後、リセットキーを操作せずに複合機1から離れると、次の使用者が前の設定のまま読取動作を行って通信料金が高くなるため、読取動作が終了後、リセットキーを操作する必要が有る旨を各使用者に認識させることができる。従って、通信料金を安くすることができる。
【0070】
・新聞/車検証キー68及び鉛筆キー69に代えて、「新聞/車検証モード」及び「鉛筆モード」の特殊読取モードに設定する1つの特殊読取キーを設け、第1LED72及び第2LED73に代えて、特殊読取キーに対応する1つのLEDを設けた構成としてもよい。この場合、特殊読取キーが1回操作される度に、「新聞/車検証モード」、「鉛筆モード」に設定する。即ち、「新聞/車検証モード」又は「鉛筆モード」に設定されている場合にはLEDを点灯させ、「新聞/車検証モード」又は「鉛筆モード」に設定されていない場合にはLEDを消灯させる。
【0071】
さらに、上記各実施形態より把握される技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
〔1〕請求項1に記載の画像読取装置において、通常設定手段は、FAXモードにおいて標準モード、高画質モード、超高画質モード、写真モードの中から所定の読取モードに設定するものであり、制御手段は、高画質モード、超高画質モード、写真モードのいずれかに設定されている場合に特殊設定手段が操作されたときには、強制的に標準モードと特殊読取モードとの両方が設定された読取モードに移行する画像読取装置。このように構成すれば、読取時間が短く、画データ量も少なくなる結果、通信料金を安くすることができる。また、相反する画像処理が施されないため、特殊原稿に応じた良好な画データを得ることができる。
【0072】
〔2〕請求項1に記載の画像読取装置において、メッセージを報知する報知手段を備え、制御手段は、写真モードに設定されている場合に特殊設定手段が操作されたときには、写真モードと特殊読取モードとの両方は設定することができない旨のメッセージを報知手段に報知させる画像読取装置。このように構成すれば、相反する画像処理が施されることを確実に防止することができる。
【0073】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、誤操作による不具合を防止することができる。
【0074】
請求項2に記載の発明によれば、使用者の意志を確実に反映させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、読取モードの設定の操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合機の構成を示すブロック図。
【図2】操作部及び表示部を示す説明図。
【図3】(a)〜(d)FAXモードの通常読取モードを示す説明図。
【図4】(a)〜(c)コピーモードの通常読取モードを示す説明図。
【図5】第1実施形態における特殊読取モードでの読取動作を示すフローチャート。
【図6】第2実施形態における特殊読取モードでの読取動作を示すフローチャート。
【図7】第3実施形態における通常読取モードへの切替動作を示すフローチャート。
【図8】第3実施形態における特殊読取モードへの切替動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…画像読取装置としての複合機、10…制御手段を構成するMPU、20…制御手段を構成するROM、30…制御手段を構成するRAM、67…通常設定手段としてのソフトキー、68…特殊設定手段としての新聞/車検証キー、69…特殊設定手段としての鉛筆キー、71…報知手段としてのLCD、120…報知手段としての鳴動部。

Claims (3)

  1. 文字原稿の読み取りに適しており、かつ文字の大きさ毎にそれぞれ適した複数の読取密度モードと、文字原稿とは異なる種類の原稿の読み取りに適した少なくとも1つの通常原稿種類モードとを含む通常読取モードの中から所定の通常読取モードに設定する通常設定手段と、
    通常読取モードでの読み取りに適した原稿とは異なる種類の特殊原稿の読み取りに適した少なくとも1つの特殊原稿種類モードを含む特殊読取モードの中から所定の特殊読取モードに設定する特殊設定手段と、
    特殊読取モードに設定されている場合には、通常設定手段の設定操作による通常読取モードの選択を不可とする制御手段とを備えた画像読取装置。
  2. 文字原稿の読み取りに適しており、かつ文字の大きさ毎にそれぞれ適した複数の読取密度モードと、文字原稿とは異なる種類の原稿の読み取りに適した少なくとも1つの通常原稿種類モードとを含む通常読取モードの中から所定の通常読取モードに設定する通常設定手段と、
    通常読取モードでの読み取りに適した原稿とは異なる種類の特殊原稿の読み取りに適した少なくとも1つの特殊原稿種類モードを含む特殊読取モードの中から所定の特殊読取モードに設定する特殊設定手段と、
    特殊読取モードに設定されている場合には、特殊読取モードを維持したまま通常設定手段の設定操作による通常読取モードの選択のうち、読取密度モードの選択を可能とし、通常原稿種類モードの選択を不可とする制御手段とを備えた画像読取装置。
  3. 文字原稿の読み取りに適しており、かつ文字の大きさ毎にそれぞれ適した複数の読取密度モードと、文字原稿とは異なる種類の原稿の読み取りに適した少なくとも1つの通常原稿種類モードとを含む通常読取モードの中から所定の通常読取モードに設定する通常設定手段と、
    通常読取モードでの読み取りに適した原稿とは異なる種類の特殊原稿の読み取りに適した少なくとも1つの特殊原稿種類モードを含む特殊読取モードの中から所定の特殊読取モードに設定する特殊設定手段と、
    特殊読取モードに設定されている場合に通常設定手段が操作されたときには、特殊読取モードから通常読取モードに切り替え、通常読取モードに設定されている場合に特殊設定手段が操作されたときには、通常読取モードから特殊読取モードに切り替える制御手段とを備えた画像読取装置。
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