JPH09261080A - ビタビ復号器 - Google Patents

ビタビ復号器

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JPH09261080A
JPH09261080A JP6343396A JP6343396A JPH09261080A JP H09261080 A JPH09261080 A JP H09261080A JP 6343396 A JP6343396 A JP 6343396A JP 6343396 A JP6343396 A JP 6343396A JP H09261080 A JPH09261080 A JP H09261080A
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JP6343396A
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Tetsuya Shimada
哲也 島田
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0056Systems characterized by the type of code used
    • H04L1/0067Rate matching
    • H04L1/0068Rate matching by puncturing
    • H04L1/0069Puncturing patterns
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0045Arrangements at the receiver end
    • H04L1/0054Maximum-likelihood or sequential decoding, e.g. Viterbi, Fano, ZJ algorithms

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の小さいビタビ復号器を提供するこ
と。 【解決手段】 送信側からのシリアルなパンクチャド・
データに対して、NULLデータ挿入とデータ順変更を
行って2ビットの並列受信データ列を生成する。2ビッ
トの並列受信データ列は2ビットずつ順番にブランチ・
メトリック作成部31に並列入力される。パンクチャド
・マスクデータ発生部36は、NULLデータについて
のブランチ・メトリックの作成を禁止するためのマスク
データを作成する。ブランチ・メトリック作成部31
は、並列入力データと畳み込み符号の特徴によって定ま
る期待値とを比較し、比較出力をパンクチャド・マスク
データにより処理し、マスク処理された比較出力をクロ
ックでラッチする。加算比較選択部32やパス・メトリ
ック記憶部33,パス・メモリ34,最尤判定部35
は、通常のビタビ復号器で使用されているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンクチャド符号
を復号するビタビ復号器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は符号拘束長を説明する図、図10
は畳み込み符号器の構成例を示す図、図11は畳み込み
符号器の状態遷移の例を示す図である。先ず、図10の
畳み込み符号器について説明する。同図において、(a)
と(b)はシフトレジスタの構成要素、iは入力データ、
mとnは符号化データをそれぞれ示す。入力ビットiと
(a) の出力と(b) の出力とを排他的論理和したものがm
となり、入力ビットiと(b) の出力とを排他的論理和し
たものがnとなる。
【0003】図9に示すように、符号化データの出力に
関与する入力データの長さは符号拘束長と呼ばれる。図
10の畳み込み符号器の拘束長は3となる。また、図1
0の畳み込み符号器においては、1ビットの入力に対し
2ビットの出力があるので、符号化率は1/2となる。
【0004】図11は図10の畳み込み符号器の状態遷
移を示す。図10のシフトレジスタは、(0,0),
(0,1),(1,0),(1,1)の状態の何れかを
取る。シフトレジスタが(0,0)の状態の下で0が入
力されると、符号化データとして0,0が出力され、シ
フトレジスタの状態は(0,0)のままである。シフト
レジスタが(0,0)の状態の下で1が入力されると、
符号化データとして1,1が出力され、シフトレジスタ
の状態は(1,0)に遷移する。シフトレジスタが
(1,0)の状態の下で1が入力されると、符号化デー
タとして0,1が出力され、シフトレジスタの状態は
(1,1)に遷移する。シフトレジスタが(1,0)の
状態の下で0が入力されると、符号化データとして1,
0が出力され、シフトレジスタの状態は(0,1)に遷
移する。以下、図示の通りである。
【0005】図12はビタビ復号(Viterbi decoding)と
トレリス線図を示す図である。最初に、トレリス線図に
ついて説明する。図示のトレリス線図において、実線は
0の入力を、点線は1の入力を表す。また、状態(0,
0)をA、状態(1,0)をB、状態(0,1)をC、
状態(1,1)をDで表す。初期状態では、畳み込み符
号器の状態がAであると仮定する。状態Aの下で0が入
力されると、符号化データとして00が出力され、状態
はAのままである。状態Aの下で、1が入力されると、
符号化データとして11が出力され、状態はBに遷移す
る。以下、図示の通りである。
【0006】図10の畳み込み符号器において、 符号器入力i =(0 ,1 ,0 ,0 ,…) であるとすると、 符号器出力Y =(00,11,00,11,…) となる。この符号器出力Yは回線等を介して受信機に送
られるが、ノイズ等によって変形され、 受信機入力Y′=(10,11,00,11,…) になったと仮定する。
【0007】次に、ハミング距離について説明する。 Y1=00,11,00 Y′=10,11,00 とのハミング距離は2になる。なお、EORは排他的論
理和を表す。 Y2=11,01,01 Y′=10,11,00 とのハミング距離は3になる。
【0008】状態遷移がA→Aであると、符号器からは
00が出力される。00と1番目の受信器データ=10
のハミング距離は1となる。1行2列目の○の中の1
は、このハミング距離を表す。状態遷移がA→Bである
と、符号器からは11が出力される。11と1番目の受
信器データ=10のハミング距離は1となる。2行2列
目の○の中の1は、このハミング距離を表す。
【0009】状態遷移がA→A→Aであると、符号化デ
ータ列は00,00となる。この符号化データ列=0
0,00と受信データ列=10,11のハミング距離
は、3になる。1行3列目の○の中の3は、このハミン
グ距離を表す。状態遷移がA→A→Bであると、符号化
データ列は00,11になる。この符号化データ列=0
0,11と受信データ列=10,11のハミング距離
は、1となる。2行3列目の○の中の1は、このハミン
グ距離を表す。
【0010】状態遷移がA→B→Cであると、符号化デ
ータ列は11,10になる。この符号化データ列=1
1,10と受信データ列=10,11のハミング距離
は、2となる。3行3列目の○の中の2は、このハミン
グ距離を表す。状態遷移がA→B→Dであると、符号化
データ列は11,01になる。この符号化データ列=1
1,01と受信データ列=10,11のハミング距離
は、2となる。4行3列目の○の中の2は、このハミン
グ距離を表す。
【0011】トレリス線図における○の中の数字は、パ
スメトリックを表す。また、或る状態から或る状態に遷
移した時に生ずる符号化データと,対応する受信データ
とのハミング距離をブランチ・メトリックと呼ぶ。
【0012】1行4列目の状態Aに至るパスとしては、
1行3列の状態Aからの枝路(ブランチ)と3行3列の
状態Cからの枝路の二つがある。状態Aからの枝路を通
る場合の符号化データは00となる。この符号化データ
=00と3番目の受信データ=00のブランチ・メトリ
ックは0であり、遷移元の状態Aのパス・メトリック=
3にブランチ・メトリック=0を加算すると、加算結果
は3になる。状態Cからの枝路を通る場合の符号化デー
タは11となる。この符号化データ=11と3番目の受
信データ=00のブランチ・メトリックは2であり、遷
移元の状態Cのパス・メトリック=2にブランチ・メト
リック=2を加算すると、加算結果は4になる。二つの
加算結果を比較し、小さい方(=3)を1行4列目の状
態Aのパス・メトリックとする。また、この際、枝路が
A→Aであることを記憶する。
【0013】2行4列目の状態Bに至る枝路としては、
1行3列の状態Aからの枝路と、3行3列の状態Cから
の枝路の二つがある。状態Aからの枝路を通る場合の符
号化データは11となる。この符号化データ=11と3
番目の受信データ=00のブランチ・メトリックは2で
あり、遷移元の状態Aのパス・メトリック=3にブラン
チ・メトリック=2を加算すると、加算結果は5にな
る。状態Cからの枝路を通る場合の符号化データは00
となる。この符号化データ=00と3番目の受信データ
=00のブランチ・メトリックは0であり、遷移元の状
態Cのパス・メトリック=2にブランチ・メトリック=
0を加算すると、加算結果は2になる。二つの加算結果
を比較し、小さい方(=2)を2行4列目の状態Bのパ
ス・メトリックとする。また、状態C→Bの枝路が選択
されたことを記憶する。
【0014】4組の受信データ(10,11,00,1
1)を受信した状態の下では、状態Aのパス・メトリッ
クは2であり、最も小さい。この時点では、第1行第5
列の状態AはC→Aの枝路を記憶し、第3行第4列の状
態CはB→Cの枝路が選択されたことを記憶し、第2行
第3列の状態BはA→Bの枝路が選択されたことを記憶
し、第1行第2列の状態AはA→Aの枝路が選択された
ことを記憶し、第1行第1列の状態Aは何も記憶してい
ない。したがって、最も小さいパス・メトリックを得る
ための枝路の順序集合はA→A→B→C→Aとなり、符
号器出力データ列が00,11,10,11らしいと推
定される。
【0015】図13は従来のビタビ復号器の構成例を示
す図、図14はACS部の構成例を示す図である。同図
において、1はブランチ・メトリック作成部、2はAC
S部、3はパス・メトリック記憶部、4はパス・メモ
リ、5は最尤判定部、6−1と6−2は加算器、7は比
較回路、8は選択回路をそれぞれ示している。
【0016】ブランチ・メトリック作成部1は、或る状
態から或る状態に遷移する際に出力される符号化データ
と,受信信号とのハミング距離(ブランチ・メトリッ
ク)を計算するものである。例えば状態数を4とする
と、4×2個のブランチ・メトリックが出力される。
【0017】ACS部2の構成例は図14に示される。
ACSは、Add Compare Selectの略である。ACS部は
各状態に対応して存在し、例えば4個の状態A,B,
C,Dが存在する場合には4個のACS部が存在する。
以下、説明を簡単にするために、ビタビ復号器が図12
のトレリス線図で示される特徴を持つ畳み込み符号を復
号するものとする。
【0018】状態Aに対応するACS部2の場合は、パ
ス・メトリックPM−1は状態Aのパス・メトリックを
示し、パス・メトリックPM−2は状態Cのパス・メト
リックを示し、ブランチ・メトリックBM−1が状態A
からAへの枝路に対応する符号化データ=00と受信デ
ータとの距離を示し、ブランチ・メトリックBM−2は
状態Cから状態Aへの枝路に対応する符号化データ=1
1と受信データとの距離を示す。
【0019】加算器6−1はパス・メトリックPM−1
とブランチ・メトリックBM−1を加算し、加算器6−
2はパス・メトリックPM−2とブランチ・メトリック
BM−2を加算する。これらの加算結果は比較回路7に
入力される。比較回路7は左側に入力される加算結果と
右側に入力される加算結果を比較し、左側の加算結果が
右側の加算結果以下である場合には1を出力し、右側の
加算結果が左側の加算結果より小の場合には0を出力す
る。比較結果は選択回路8に入力される。
【0020】選択回路8は、比較結果が1の場合には左
側の加算結果をパス・メトリックとして出力し、比較結
果が0の場合には右側の加算結果をパス・メトリックと
して出力する。選択回路8から出力されるパス・メトリ
ックは、対応するパス・メトリック記憶部3に書き込ま
れる。
【0021】選択回路8はパス情報も出力する。パス・
メトリックPM−1が状態Aのパス・メトリックであ
り、パス・メトリックPM−2が状態Cのパス・メトリ
ックであるとすると、比較結果が1の場合には、状態A
→Aの枝路が選択されたことが状態Aのパス・メモリに
追加され、比較結果が0の場合には、状態C→Aの枝路
が選択されたことが状態Aのパス・メモリに追加され
る。
【0022】図13のビタビ復号器において、ブランチ
・メトリック作成部1から出力される各ブランチ・メト
リックは、対応するACS部2に入力される。各ACS
部2には、ブランチ・メトリックの外に、パス・メトリ
ック記憶部3から読み出された対応するパス・メトリッ
クと、パス・メモリ4から読み出された対応するパス情
報とが入力される。各ACS部2から出力されるパス・
メトリックは対応するパス・メトリック記憶部3に書き
込まれ、各ACS部2から出力されるパス情報は対応す
るパス・メモリ4に書き込まれる。
【0023】最尤判定部5は、受信データを受信し終わ
ったとき、全てのパス・メトリック記憶部3の内容を読
み出し、最も小さいパス・メトリックを記憶するパス・
メトリック記憶部3を見つけ出す。次に、見つけ出した
パス・メトリック記憶部3に対応するパス・メモリ4の
パス情報を基点とし、パス・メモリ4の内容を参照しな
がら、時間軸を逆方向に辿って枝路の順序集合を求め、
求めた枝路の順序集合から原データを推定する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ビタビ復号器の回路規
模は、復号対象の畳み込み符号を生成する畳み込み符号
器の状態数によって指数関数的に増大する。拘束長Kの
畳み込み符号器は2K-1の状態を持ち、状態に繋がって
いるパスの総数Nsは、符号拘束長Kと符号化率Rによ
り、以下の関係がある。 R=i/o Ns=2(i+k-1) ここで、iは1クロックで畳み込み符号器に入力される
ビット数を表し、oは1クロックで畳み込み符号器から
出力されるビット数を表す。例えば、K=7,R=3/
4の場合は、Ns =512となり、各状態には一つ前の
8状態(2i )と繋がっていることから、基本構成で作
ると、今日のLSI技術では作れない規模となる。
【0025】本発明は、この点に鑑みて創作されたもの
であって、符号化率を向上させた場合でも、回路規模が
入力ビット数に大きく依存しないようにすることで、パ
ンクチャド符号を使った場合でもLSI化を可能にする
ビタビ復号器を提供することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】そしてそのため、請求項
1のビタビ復号器は、畳み込み符号器と符号間引き部を
有するパンクチャド符号送信回路から送信されるシリア
ルなパンクチャド・データを復号するビタビ復号器であ
って、2ビットの並列受信データ作成部と、パンクチャ
ド・マスクデータ発生部と、ブランチ・メトリック作成
部と、畳み込み符号器の構成によって定まる個数の加算
比較選択回路と、生き残りパスを記憶するパス・メモリ
と、パス・メトリックを記憶するパス・メトリック記憶
部と、最尤判定部とを具備し、2ビットの並列受信デー
タ作成部は、受信したシリアルなパンクチャド・データ
列に対してヌルデータ挿入とデータ順変更を行って2ビ
ットの並列受信データ列を作成し、2ビットずつ並列出
力し、パンクチャド・マスクデータ発生部は、カウンタ
とゲートとを有し、ヌルデータに対するブランチ・メト
リックの生成を禁止させるパンクチャド・マスクデータ
を生成し、ブランチ・メトリック作成部は、2ビットの
並列受信データ作成部から出力される2ビットの並列入
力データと畳み込み符号の規則性にしたがった期待値と
を比較し、比較出力をパンクチャド・マスクデータによ
り処理し、マスク処理された比較出力をクロックでラッ
チし、各加算比較選択回路は、1個の状態に対応付けら
れ、対応する状態に到達する二つのパスについて、ブラ
ンチ・メトリック作成部で作成されたブランチ・メトリ
ックとパスメトリックを加算し、2個の加算結果を比較
し、小さい方の加算結果を当該状態のパス・メトリック
としてパス・メトリック記憶部に書き込むと共に、小さ
い加算結果を示すパスを生き残りパスとしてパス・メモ
リに書き込み、最尤判定部は、パス・メトリック記憶部
およびパス・メモリの内容を参照して畳み込み符号器へ
の入力データを推定することを特徴とするものである。
【0027】請求項2のビタ復号器は、請求項1のビタ
ビ復号器において、畳み込み符号器のトレリス線図に従
って、パス・メモリ及びパス・メトリック記憶部のイネ
ーブル制御を行うパスメモリ/パスメトリック・イネー
ブル制御部を設けたことを特徴とするものである。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は畳み込み符号器とパンクチ
ャド符号を説明する図である。パンクチャド符号送信回
路は、図1(a) に示すような畳み込み符号器を有してい
る。この畳み込み符号器は、符号拘束長=7,符号化率
R=1/2のものである。
【0029】図1(b) はパンクチャド・パターン3/4
のパンクチャド符号を示すものである。C0は畳み込み
符号器の一方の出力を表し、C1は畳み込み符号器の他
方の出力を表す。C0(i) はC0側出力のi番目(iは
1,2,…)のビットを表し、C1(i) はC1側出力の
i番目(iは1,2,…)のビットを表す。
【0030】パンクチャド符号送信回路は、図1(a) の
ような畳み込み符号器の他に符号間引き部を有してい
る。図1(b) に示すように、符号間引き部は、ビットC
0(1)を送信ビットとし、C1(1) も送信ビットとし、
出力ビットC0(2) を送信ビットとせず、C1(2) を送
信ビットとし、C0(3) を送信ビットとし、C1(3) を
送信ビットとせず、出力ビットC0(4) を送信ビットと
し、C1(4) も送信ビットとし、出力ビットC0(5) は
送信ビットとせず、C1(5) を送信ビットとし、C0
(6) を送信ビットとし、C1(6) を送信ビットとしな
い。以下、同様な処理が行われる。符号間引き部は、上
述のようにして選択された送信ビットの集合をシリアル
・データの形式で送信するが、シリアル出力順はC0
(1) C1 (1) C0(3) C1(2) C0(4) C1(4) …とな
る。
【0031】図1(c) は図1(a) および図1(b) で説明
したようなパンクチャド符号送信回路と等価な畳み込み
符号器を示す。上述のパンクチャド符号送信回路は、3
ビットの入力データの値および6ビットのシフトレジス
タの値によって定まる4ビットの出力データを出力する
ものであるので、拘束長=9の畳み込み符号器のように
見える。
【0032】受信データ系列はC0(1) C1 (1) C0
(3) C1(2) C0(4) C1(4) …と言うのものである
が、受信側では上述の受信データ系列を並べ換え、NU
LLデータを挿入し、 C0(1) C0(2X)C0(3) C0(4) … C1 (1) C1(2) C1(3X) C1(4) … と言う2ビットの並列受信データ系列を作成する。な
お、C0(2X)やC1(3X)はNULLデータであり、その
値は0でも1でも良い。2ビットの並列受信データ系列
は、2ビットずつブランチ・メトリック作成部11に入
力される。
【0033】受信したシリアルなパンクチャド・データ
列に対してヌルデータ挿入とデータ順変更を行って2ビ
ットの並列受信データ列を作成する2ビットの並列受信
データ作成部の構成例は、図2に示される。同図におい
て、11はシフトレジスタ、12はEOR回路(排他的
論理和回路)、13はフリップフロップ、14と15は
AND回路、16はOR回路、17は8ビットのシフト
レジスタ、18はマルチプレクサ、19は4ビットのシ
フトレジスタ、20はOR回路、21はカウンタ、22
はAND回路、23は反転回路、24はフリップフロッ
プをそれぞれ示している。
【0034】シフトレジスタ11のデータ入力端子には
信号inclkが入力され、クロック入力端子には信号
sysclkが入力され、リセット端子には信号res
etが入力される。信号inclkは、畳み込み及びパ
ンクチャド符号化された入力データDINに同期させた
クロックである。信号sysclkはビタビ復号器のシ
ステム・クロックである。
【0035】排他的論理和回路12は、シフトレジスタ
11のQ0出力と信号sfclkの排他的論理和を取る
ものである。信号sfclkは、シフトレジスタ11の
Q1出力である。フリップフロップ13のクロック入力
端子にはシフトレジスタ11のQ0出力が印加され、フ
リップフロップ13のデータ入力端子にはフリップフロ
ップ13の負側出力が印加される。フリップフロップ1
3の正側出力が信号ffclkとなる。信号ffclk
は、シフトレジスタ11のQ0出力の分周出力である。
【0036】AND回路14には、排他的論理和回路1
2の出力と,信号ffclkの反転とが入力される。A
ND回路15には,シフトレジスタ11のQ0出力と,
信号sfclkの反転と,信号ffclkとが入力され
る。OR回路16には、AND回路14の出力とAND
回路15の出力とが入力される。OR回路16の出力が
信号orc−sになる。
【0037】シフトレジスタ17は、8ビットのもので
ある。シフトレジスタ17のデータ入力端子には畳み込
み及びパンクチャド符号化された入力データDINが入
力され、シフトレジスタ17のクロック入力端子には信
号orc−sが入力され、リセット入力端子にはリセッ
ト信号が入力される。
【0038】マルチプレクサ18の1番目(先頭)のデ
ータ入力端子にはシフトレジスタ17のQ4出力が入力
され、マルチプレクサ18の2番目のデータ入力端子に
はシフトレジスタのQ5出力が入力され、マルチプレク
サ18の3番目のデータ入力端子にはシフトレジスタ1
7のQ3出力が入力され、マルチプレクサ18の4番目
のデータ入力端子にはシフトレジスタのQ2出力が入力
され、マルチプレクサ18の5番目のデータ入力端子に
はシフトレジスタ17のQ7出力が入力され、マルチプ
レクサ18の6番目のデータ入力端子にはシフトレジス
タのQ6出力が入力される。
【0039】マルチプレクサ18は、信号selが0を
示しているときは、1番目のデータ入力端子のデータを
出力端子C1から出力し、2番目のデータ入力端子のデ
ータをC0から出力する。マルチプレクサ18は、信号
selが1を示しているときは、3番目のデータ入力端
子のデータを出力端子C1から出力し、4番目のデータ
入力端子のデータをC0から出力する。マルチプレクサ
18は、信号selが2を示しているときは、5番目の
データ入力端子のデータを出力端子C1から出力し、6
番目のデータ入力端子のデータをC0から出力する。
【0040】シフトレジスタ19は4ビットのものであ
り、そのデータ入力端子には信号resetが入力さ
れ、クロック入力端子には信号inclkが入力され
る。シフトレジスタ19のQ3(先頭はQ0)出力が信
号selrdになる。信号selrdは、OR回路20
とフリップフロップ24のリセット端子に入力される。
【0041】OR回路20には、信号selrdとAN
D回路22の出力が入力される。OR回路20の出力
は、カウンタ21のリセット端子に入力される。カウン
タ21は2ビットのものであり、信号o−ckをカウン
トする。カウンタ21は、20ビット出力と21 ビット
出力を持つ。AND回路22には、カウンタ21の20
ビット出力と21 ビット出力が入力され、カウンタ21
の値が3になると、1を出力する。
【0042】反転回路23は、信号orc−sを反転す
る。反転回路23の出力が信号inv−clkとなる。
フリップフロップ24のクロック入力端子には信号in
v−clkが入力され、データ入力端子には負側出力が
入力される。フリップフロップ24は、分周回路として
動作する。
【0043】図3は図2に示す2ビットの並列受信デー
タ作成部のタイムチャートである。同図において、 rd リセット信号 DIN 畳み込みおよびパンクチャド符号化された入力データ inclk DINに同期させたクロック sysclk ビタビ復号器のシステム・クロック sfclk inclkを入力としsysclkをクロックとしたシフ トレジスタのQ1出力 シフトレジスタのQ0出力とQ1出力の排他的論理和出力 ffclk シフトレジスタのQ0出力の分周出力 orc−s パンクチャド符号化データ4ビットから6ビットを生成す るためのデータ・ラッチ用クロック。inclkの2サイ クルに1回NULL挿入用にクロックを挿入している。 inv−clk orc−sでラッチされたデータ(パンクチャド・データ の復号)をペアリング(C0とC1のペア)し、ビタビ復 号器の入力データとするためのクロックo−ckを生成す るための分周用クロック o−ck 前述参照 sel パンクチャド化された入力データDINをorc−sでラ ッチし、そのデータを並べ換えるためのMPXのセレクト 信号で、0→1→2→0→1…の順に回っている。 selrd 入力データの入れ替えを行う必要があるため、リセット後 4ビット分リセット状態を保持するためのリセット信号。 この間のデータはシフトレジスタにて保持される。 をそれぞれ示している。図3のタイムチャートは上述の
説明から容易に理解できるものと思われるので、図3の
タイムチャートについての説明は省略する。
【0044】図4は2ビットの並列受信データ作成を説
明する図である。図1(a) の畳み込み符号器の第1の出
力端子C0からは、C0(1) ,C0(2) ,C0(3) ,C
0(4) ,C0(5) ,C0(6) ,…と言う符号化データが
出力され、第2の出力端子C1からは、C1(1) ,C1
(2) ,C1(3) ,C1(4) ,C1(5) ,C1(6) ,…と
言う符号化データが出力される。
【0045】符号間引き部によって、第1の符号化デー
タ列C0(1) ,C0(2) ,C0(3),C0(4) ,C0(5)
,C0(6) ,…の中からC0(2) ,C0(5) ,…が間
引かれ、第2の符号化データ列C1(1) ,C1(2) ,C
1(3) ,C1(4) ,C1(5),C1(6) …からC1(3)
,C1(6) …が間引かれ、間引後の第1の符号化デー
タ列と第2の符号化データ列から、C0(1) ,C1(1)
,C0(3) ,C1(2) ,C0(4) ,C1(4) C0(6)
,C1(5) ,…と言うシリアルなパンクチャド・デー
タ列が生成される。
【0046】図2に示す2ビットの並列受信データ作成
部は、NULLデータを挿入し、C0(1) ,C1(1) ,
NULL,C0(3) ,C1(2) ,NULL,C0(4) ,
C1(4) ,NULL,C0(6) ,C1(5) ,NULL,
…を生成する。図3のorc−s行における(C1),
(C0),(C1)がNULLデータに相当する。
【0047】信号rdがオフされてから第6番目の信号
orc−sが立ち上がると、シフトレジスタ17の出力
は、 Q0 NULL Q1 C1(2) Q2 C0(3) Q3 NULL Q4 C1(1) Q5 C0(1) Q6 ― Q7 ― となる。このときは信号selは0を示しているので、
信号C1(1) がマルチプレクサ18の出力端子C1から
出力され、信号C0(1) が出力端子C0から出力され
る。
【0048】信号rdがオフされてから第8番目の信号
orc−sが立ち上がると、シフトレジスタ17の出力
は、 Q0 C1(4) Q1 C0 (4) Q2 NULL Q3 C1(2) Q4 C0(3) Q5 NULL Q6 C1(1) Q7 C0(1) となる。このときは信号selは1を示しているので、
信号C1(2) がマルチプレクサ18の出力端子C1から
出力され、NULLが出力端子C0から出力される。以
下、図示の通りである。
【0049】図5は本発明のビタビ復号器の構成例を示
す図である。同図において、31はブランチ・メトリッ
ク作成部、32はACS部、33はパス・メトリック記
憶部、34はパス・メモリ、35は最尤判定部、36は
パンクチャド・マスクデータ発生部、37はパスメモリ
/パスメトリック・イネーブル制御部をそれぞれ示して
いる。
【0050】ブランチ・メトリック作成部31は、複数
の枝路のそれぞれについて、枝路によって定まる期待値
と2ビット単位の入力データの間のブランチ・メトリッ
クを計算し、計算結果を出力する。
【0051】本発明では、図1のようなパンクチャド符
号を復号化する場合、ACS部の数は64個となる。A
CS部32には、対応するブランチ・メトリックの他
に、対応するパス・メトリック記憶部33の内容と,対
応するパス・メモリ34の内容とが入力される。ACS
部32は、これらのデータに基づいて、パス・メトリッ
ク及びパス情報を生成する。ACS部32によって生成
されたパス・メトリックは対応するパス・メトリック記
憶部33に書き込まれ、ACS部32によって生成され
たパス情報は対応するパス・メモリ34に書き込まれ
る。
【0052】最尤判定部35は、複数のパス・メトリッ
ク記憶部33の中から最も値の小さい値を持つパス・メ
トリック記憶部33を探し出し、探し出したパス・メト
リック記憶部33に対応するパス・メモリ34のパス情
報を基点としてトレース・バックを行い、原データを推
定する。
【0053】パンクチャド・マスクデータ発生部36
は、上述のC0(2X)やC1(3X)のようなNULLデータ
に対するブランチ・メトリックの生成を禁止するための
マスクデータを作成するものである。作成されたマスク
データは、ブランチ・メトリック作成部31に入力され
る。
【0054】パスメモリ/パスメトリック・イネーブル
制御部37は、復号処理の立上げ時におけるパス・メト
リック記憶部33やパス・メモリ34の制御を行うもの
である。リセット信号(図3の信号rdに相当)は、ブ
ランチ・メトリック作成部31,パンクチャド・マスク
データ発生部36,パスメモリ/パスメトリック・イネ
ーブル制御部37,パス・メトリック記憶部33,パス
・メモリ34に印加される。
【0055】図6はパンクチャド・マスクデータ発生部
の構成例を示す図である。同図において、38は2ビッ
トのカウンタ、39と40は反転回路、41はAND回
路、42はOR回路をそれぞれ示している。
【0056】カウンタ38はパラレル入力クロックをカ
ウントするものであり、OR回路42の出力が1になる
とリセットされる。パラレル入力クロックとは2ビット
の並列受信データ系列を2ビットずつブランチ・メトリ
ック作成部31に入力するためのものであり、図2のク
ロックo−ckに相当する。カウンタ38の上側出力は
反転回路39で反転されてマスクデータCM0となり、
カウンタ38の下側出力は反転回路40で反転されてマ
スクデータCM1となる。AND回路41には、カウン
タ18の上側出力と下側出力が入力される。OR回路4
2には、リセット信号(図3の信号rd)とAND回路
41の出力が入力される。
【0057】カウンタ38の内容が00の場合には、マ
スクデータCM0とCM1の両方が1になる。カウンタ
38の内容が01の場合には、マスクデータCM0が0
になり、マスクデータCM1が1になる。カウンタ38
の内容が10の場合には、マスクデータCM0が1にな
り、マスクデータCM1が0になる。カウンタ38の内
容が11になると、カウンタ38の値は00に初期化さ
れる。
【0058】図7はブランチ・メトリック作成部の構成
例を示す図である。同図において、44と45はAND
回路、46と47は排他的論理和回路、48はトライス
テート・ゲート、49はAND回路、50はフリップフ
ロップを示している。
【0059】信号C0とC1は2ビットの並列受信デー
タを示す。信号C0′とC1′は期待値を示す。図12
に示すようなトレリス線図においては、AからAに至る
枝路,CからAに至る枝路,AからBに至る枝路,Cか
らBに至る枝路,BからCに至る枝路,DからCに至る
枝路,BからDに至る枝路,DからDに至る枝路の8個
の枝路が存在するが、図7のブランチ・メトリック作成
部がCからAに至る枝路に対応するものと仮定すると、
期待値C0′C1′は11になる。
【0060】信号C0とC0′は排他的論理和回路46
に入力され、排他的論理和回路46の出力はAND回路
44に入力される。AND回路44は、マスクデータC
M0が1であることを条件として、排他的論理和回路4
6の出力をフリップフロップ50に入力する。同様に、
信号C1とC1′は排他的論理和回路47に入力され、
排他的論理和回路47の出力はAND回路45に入力さ
れる。AND回路45は、マスクデータCM1が1であ
ることを条件として、排他的論理和回路47の出力をフ
リップフロップ50に入力する。フリップフロップ50
の出力がブランチ・メトリックBM−Nになる。なお、
フリップフロップ50は2個のフリップフロップを表
す。
【0061】トライステート・ゲート48が導通状態で
あると、パラレル入力クロックがフリップフロップ50
のクロック入力端子に印加される。第1の状態イネーブ
ル・データがAND回路49の上側入力端子に印加さ
れ、第2の状態イネーブル・データがAND回路49の
下側入力端子に印加され、AND回路49の出力がトラ
イステート・ゲートの制御端子に印加される。第2の状
態イネーブル・データは、図8のトレリス状態テーブル
53から得られる。
【0062】図8はパスメモリ/パスメトリック・イネ
ーブル制御部の構成例を示す図である。同図において、
51はAND回路、52はカウンタ、53はトレリス状
態テーブルをそれぞれ示している。
【0063】復号誤り後、直ぐに受信状態にするため
に、リセット信号でパス・メトリック記憶部33および
パス・メモリ34を初期化するが、リセット後(拘束長
−1)回のパラレル入力の間、トレリス線図に従った状
態でのみ判定する必要がある。このため、リセット後
(拘束長−1)回の間、トレリス線図に従った状態のパ
ス・メモリとパス・メトリックのみイネーブルにする制
御を行う。なお、パラレル入力クロックを制御する信号
としては、トレリス状態テーブル出力の他に、前段のカ
ウンタ出力から生成しても良い。
【0064】トレリス線図が図12に示されるものと仮
定して、図8のパスメモリ/パスメトリック・イネーブ
ル制御部を説明する。トレリス状態テーブル53は、第
0行(先頭行),第1行,第2行を有している。各行は
9ビット構成であり、第1ビットはA→Aの枝路に対す
る状態イネーブル・データ、第2ビットはC→Aの枝路
に対する状態イネーブル・データ、第3ビットはA→B
の枝路に対する状態イネーブル・データ、第4ビットは
C→Bの枝路に対する状態イネーブル・データ、第5ビ
ットはB→Cの枝路に対する状態イネーブル・データ、
第6ビットはD→Cの枝路に対する状態イネーブル・デ
ータ、第7ビットはB→Dの枝路に対する状態イネーブ
ル・データ、第8ビットはD→Dの枝路に対する状態イ
ネーブル・データである。第9ビットはAND回路51
の下側入力端子に印加されるデータである。
【0065】トレリス状態テーブルの第0行においては
ビット1,ビット3及びビット9が1で他のビットは0
であり、第1行においてはビット1,ビット3,ビット
5,ビット7及びビット9が1で他のビットは0であ
り、第2行においてはビット1ないしビット8が1でビ
ット9が0である。
【0066】AND回路51にはパラレル入力クロック
とトレリス状態テーブル53からの読出データのビット
9とが入力される。カウンタ52のクロック入力端子に
はAND回路51の出力が入力され、カウンタ52のリ
セット端子にはリセット信号(図3の信号rd)が入力
される。
【0067】トレリス状態テーブル53からの読出デー
タの第1ビットないし第8ビットは、ブランチ・メトリ
ック作成部31に送られると共にACS部32に送られ
る。ACS部32は、送られて来た読出データをラッチ
する。
【0068】カウンタ52の値が00のときには、トレ
リス状態テーブル53の第0行が読み出される。この読
出データ(00の読出データと言う)の第1ビット,第
3ビット及び第9ビットが1であり、他のビットは0で
ある。この状態の下では、AND回路51はパラレル入
力クロックを通す。
【0069】00の読出データの第1ビットが1である
ので、A→Aの枝路に対応するブランチ・メトリック作
成部(図7を参照)に印加される第2の状態イネーブル
・データは1となる。この結果、パラレル入力クロック
がフリップフロップ50に印加可能になり、AND回路
44の出力およびAND回路45の出力は並列入力クロ
ックの立ち上がりでフリップフロップ50にセットされ
る。
【0070】00の読出データの第1ビットは1,第2
ビットは0であるので、状態Aに対応するACS部(図
14を参照)における右側の回路部分(加算器6−2を
含む部分)はディスエーブルになり、左側の回路部分
(加算器6−1を含む部分)がイネーブルになる。この
結果、状態Aのパス・メトッリクとA→Aの枝路に対応
するブランチ・メトリックとの加算結果が状態Aのパス
・メトリック記憶部33に書き込まれ、A→Aの枝路が
選択されたことが状態Aのパス・メモリ34に書き込ま
れる。
【0071】また、00の読出データの第3ビットが1
であるので、A→Bの枝路に対応するブランチ・メトリ
ック作成部に印加される状態イネーブル・データは1と
なる。この結果、パラレル入力クロックがフリップフロ
ップ50に印加可能になり、AND回路44の出力およ
びAND回路45の出力は並列入力クロックの立ち上が
りでフリップフロップ50にセットされる。
【0072】00の読出データの第3ビットは1,第4
ビットは0であるので、状態Bに対応するACS部にお
ける右側の部分はディスエーブルになり、左側の部分が
イネーブルになる。この結果、状態Aのパス・メトッリ
クとA→Bの枝路に対応するブランチ・メトリックの加
算結果が状態Bのパス・メトリック記憶部33に書き込
まれると共に、A→Bの枝路が選択されたことが状態B
のパス・メモリ34に書き込まれる。
【0073】00の読出データの第5ビットと第6ビッ
トは両方とも0であるので、状態Cに対応するパス・メ
トリック記憶部およびパス・メモリは更新されない。ま
た、00の読出データの第7ビットと第8ビットは両方
とも0であるので、状態Dに対応するパス・メトリック
記憶部およびパス・メモリは更新されない。
【0074】カウンタ52の値が01のときには、トレ
リス状態テーブル53の第1行が読み出される。この読
出データ(01の読出データと言う)の第1ビット,第
3ビット,第5ビット,第7ビット及び第9ビットが1
であり、他のビットは0である。この状態の下では、A
ND回路51はパラレル入力クロックを通す。
【0075】01の読出データの第1ビットが1,第2
ビットが0であるので、状態Aに対応するパス・メトリ
ック記憶部およびパス・メモリは00の読出データの場
合と同じように更新される。また、01の読出データの
第3ビットが1,第4ビットが0であるので、状態Bに
対応するパス・メトリック記憶部およびパス・メモリは
00の読出データの場合と同じように更新される。
【0076】01の読出データの第5ビットが1である
ので、B→Cの枝路に対応するブランチ・メトリック作
成部に印加される状態イネーブル・データは1となる。
この結果、パラレル入力クロックがフリップフロップ5
0に印加可能になり、AND回路44の出力およびAN
D回路45の出力は並列入力クロックの立ち上がりでフ
リップフロップ50にセットされる。
【0077】01の読出データの第5ビットは1,第6
ビットは0であるので、状態Cに対応するACS部にお
ける右側の回路部分はディスエーブルになり、左側の回
路部分がイネーブルになる。この結果、状態Bのパス・
メトッリクとB→Cの枝路に対応するブランチ・メトリ
ックとの加算結果が状態Cのパス・メトリック記憶部3
3に書き込まれ、B→Cの枝路が選択されたことが状態
Cのパス・メモリ34に書き込まれる。
【0078】また、01の読出データの第7ビットが1
であるので、B→Dの枝路に対応するブランチ・メトリ
ック作成部に印加される状態イネーブル・データは1と
なる。この結果、パラレル入力クロックがフリップフロ
ップ50に印加可能になり、AND回路44の出力およ
びAND回路45の出力は並列入力クロックの立ち上が
りでフリップフロップ50にセットされる。
【0079】01の読出データの第7ビットは1,第8
ビットは0であるので、状態Dに対応するACS部にお
ける右側の部分はディスエーブルになり、左側の部分が
イネーブルになる。この結果、状態Bのパス・メトッリ
クとB→Dの枝路に対応するブランチ・メトリックの加
算結果が状態Dのパス・メトリック記憶部33に書き込
まれると共に、B→Dの枝路が選択されたことが状態D
のパス・メモリ34に書き込まれる。
【0080】カウンタ52の値が10のときには、トレ
リス状態テーブル53の第2行が読み出される。この読
出データ(10の読出データと言う)の第1ビットない
し第8ビットが1であり、第9ビットは0である。この
状態の下では、AND回路51はパラレル入力クロック
を通さない。
【0081】10の読出データにおける第1ビットない
し第8ビットが全て1であるので、全ての枝路に対応す
るブランチ・メトリック作成部に印加される状態イネー
ブル・データは1となる。また、状態A,B,C,Dに
対応する全てのACS部において通常の態様で動作が行
われ、パス・メトリック記憶部およびパス・メモリにお
いても通常の態様で更新が行われる。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、パンクチャド符号を復号化するビタビ復号器
の回路規模を小さくすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】畳み込み符号器とパンクチャド符号を示す図で
ある。
【図2】2ビットの並列受信データ作成部の構成例を示
す図である。
【図3】2ビットの並列受信データ作成部のタイムチャ
ートである。
【図4】2ビットの並列受信データの作成を説明する図
である。
【図5】本発明のビタビ復号器の構成例を示す図であ
る。
【図6】パンクチャド・マスクデータ発生部の構成例を
示す図である。
【図7】ブランチ・メトリック作成部の構成例を示す図
である。
【図8】パスメモリ/パスメトリック・イネーブル制御
部の構成例を示す図である。
【図9】符号拘束長を説明する図である。
【図10】畳み込み符号器の構成例を示す図である。
【図11】畳み込み符号器の状態遷移の例を示す図であ
る。
【図12】ビタビ復号とトレリス線図を示す図である。
【図13】従来のビタビ復号器の構成例を示す図であ
る。
【図14】ACS部の構成例を示す図である。
【符号の説明】
6 加算器 7 比較回路 8 選択回路 11 シフトレジスタ 12 EOR回路 13 フリップフロップ 14 AND回路 15 AND回路 16 OR回路 17 8ビットのシフトレジスタ 18 マルチプレクサ 19 4ビットのシフトレジスタ 20 OR回路 21 カウンタ 22 AND回路 23 反転回路 24 フリップフロップ 31 ブランチ・メトリック作成部 32 ACS部 33 パス・メトリック記憶部 34 パス・メモリ 35 最尤判定部 36 パンクチャド・マスクデータ発生部 37 パスメモリ/パスメトリック・イネーブル制御部 38 カウンタ 39 反転回路 40 反転回路 41 OR回路 42 AND回路 44 AND回路 45 AND回路 46 排他的論理和回路 47 排他的論理和回路 48 トライステート・ゲート 49 AND回路 50 フリップフロップ 51 AND回路 52 カウンタ 53 トレリス状態テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳み込み符号器と符号間引き部を有する
    パンクチャド符号送信回路から送信されるシリアルなパ
    ンクチャド・データを復号するビタビ復号器であって、 2ビットの並列受信データ作成部と、 パンクチャド・マスクデータ発生部と、 ブランチ・メトリック作成部と、 畳み込み符号器の構成によって定まる個数の加算比較選
    択回路と、 生き残りパスを記憶するパス・メモリと、 パス・メトリックを記憶するパス・メトリック記憶部
    と、 最尤判定部とを具備し、 2ビットの並列受信データ作成部は、受信したシリアル
    なパンクチャド・データ列に対してヌルデータ挿入とデ
    ータ順変更を行って2ビットの並列受信データ列を作成
    し、2ビットずつ並列出力し、 パンクチャド・マスクデータ発生部は、カウンタとゲー
    トとを有し、ヌルデータに対するブランチ・メトリック
    の生成を禁止させるパンクチャド・マスクデータを生成
    し、 ブランチ・メトリック作成部は、2ビットの並列受信デ
    ータ作成部から出力される2ビットの並列入力データと
    畳み込み符号の規則性にしたがった期待値とを比較し、
    比較出力をパンクチャド・マスクデータにより処理し、
    マスク処理された比較出力をクロックでラッチし、 各加算比較選択回路は、一つの状態に対応付けられ、対
    応する状態に到達する二つのパスについてブランチ・メ
    トリック作成部で作成されたブランチ・メトリックとパ
    スメトリックを加算し、2個の加算結果を比較し、小さ
    い方の加算結果を当該状態のパス・メトリックとしてパ
    ス・メトリック記憶部に書き込むと共に、小さい加算結
    果を示すパスを生き残りパスとしてパス・メモリに書き
    込み、 最尤判定部は、パス・メトリック記憶部およびパス・メ
    モリの内容を参照して畳み込み符号器への入力データを
    推定することを特徴とするビタビ復号器。
  2. 【請求項2】 畳み込み符号器のトレリス線図に従っ
    て、パス・メモリ及びパス・メトリック記憶部のイネー
    ブル制御を行うパスメモリ/パスメトリック・イネーブ
    ル制御部を設けたことを特徴とする請求項1のビタビ復
    号器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000005787A (ko) * 1998-06-09 2000-01-25 이데이 노부유끼 펑쳐드비터비복호방법
JP2008211542A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Nec Electronics Corp ビタビ復号システムおよびビタビ復号方法

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JP2008211542A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Nec Electronics Corp ビタビ復号システムおよびビタビ復号方法

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