JP3250550B2 - パスメモリ回路およびビタビ復号回路 - Google Patents

パスメモリ回路およびビタビ復号回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパスメモリ回路およ
びビタビ復号回路に関わり、詳細には情報通信システム
における受信装置あるいは再生装置等で用いられるパス
メモリ回路およびビタビ復号回路に関する。
【0002】
【従来の技術】無線アクセスシステムや衛星通信システ
ム等の情報通信システムでは、通信路において、通信信
号電力の減衰や雑音の付加の影響を受けやすい。このた
め、受信装置あるいは再生装置で、受信信号の誤り訂正
が行われる。この受信信号の誤りを検出し回復する誤り
訂正は、符号化利得、使用帯域、ハードウェアの複雑さ
等を考慮して種々の誤り訂正方式の中から適切な誤り訂
正方式が選定される。その中の1つに、畳み込み符号
(convolutional code)をビタビアルゴリズム(Viterb
i algorithm)による最尤復号法を用いて復号化を行う
ビタビ復号(Viterbidecoding)回路がある。このビタ
ビ復号回路は、受信信号を、想定される送信信号と比較
し、想定される送信信号の中から最も確からしい系列を
復号信号として推定するものであって、受信信号系列の
周期的な再結合を利用して残存系列を決定することによ
って、非常に効率の良い誤り訂正を実現する回路であ
る。
【0003】図5は、ビタビ復号回路の構成の概要を表
わしたものである。ビタビ復号回路は、ブランチメトリ
ック計算回路10と、ACS(Add Compare Select)回
路11と、メトリックメモリ回路12と、パスメモリ回
路13とから構成されている。このビタビ復号回路は、
送信装置側で4相位相変調(Quadrature Phase ShiftKe
ying:以下、QPSKと略す。)された1組の同相成分
(In phase:以下、Iと略す。)信号および直交成分(Q
uadrature phase:以下、Qと略す。)信号が入力され
る。I信号およびQ信号は、さらに送信装置側の畳み込
み符号化器によって畳み込み処理が行われている。畳み
込み符号化器は、シフトレジスタとmod2の加算器に
より構成され、過去の入力信号を用いて入力信号あるい
はシフトレジスタ内の値を用いて符号化する。このよう
な畳み込み処理が行われたI信号14とQ信号15は、
周波数f1[Hz]のクロック信号CLK1に同期してブ
ランチメトリック計算回路10に入力される。
【0004】ブランチメトリック計算回路10は、受信
信号列と想定される送信信号列との距離を求め、例えば
両者のハミング距離に対応した値をブランチメトリック
値として生成する。ここでは、畳み込み符号化器のシフ
トレジスタ段数に相当し、過去の送信信号の影響の及ぶ
範囲である拘束長(constraint length)をkとする
と、ブランチメトリック計算回路10は、2k本のブラ
ンチ用のブランチメトリック信号BM160〜16
2∧k-1を生成し、ACS(Add Compare Select)回路1
1に供給する。これ以降、例えば“2^k”は2kを表
わすものとする。ブランチメトリック信号BM160
162∧k-1は、拘束長kによって定まる2k-1個の各状
態からそれぞれ“0”が受信されたとき、そして“1”
が受信されたときのブランチのメトリック値を示す。
【0005】ACS回路11は、ブランチメトリック計
算回路10によって生成されたブランチメトリック信号
BM160〜162∧k-1とメトリックメモリ回路12か
ら供給される現メトリック値MN170〜17
2∧(k-1)-1とから、新メトリック値MP180〜18
2∧(k-1)-1とパスセレクト信号PS190〜19
2∧(k-1)-1を生成する。
【0006】図6は、ACS回路11の構成の概要を表
わしたものである。ここでは、拘束長kが“3”である
場合を示す。ACS回路11は、拘束長kによって定ま
る4個の状態ごとに規定された第0〜第3のパスセレク
ト生成回路200〜203から構成されている。第0のパ
スセレクト生成回路200には、ブランチメトリック信
号BM160、164と、メトリックメモリ回路12から
現メトリック値MN170、172とが入力されている。
第0のパスセレクト生成回路200は、メトリックメモ
リ回路12に対して新メトリック値180を供給し、パ
スセレクト信号PS190を生成する。
【0007】第1のパスセレクト生成回路201には、
ブランチメトリック信号BM161、165と、メトリッ
クメモリ回路12から現メトリック値MN170、172
とが入力されている。第1のパスセレクト生成回路20
1は、メトリックメモリ回路12に対して新メトリック
値181を供給し、パスセレクト信号PS191を生成す
る。
【0008】第2のパスセレクト生成回路202には、
ブランチメトリック信号BM162、166と、メトリッ
クメモリ回路12から現メトリック値MN171、173
とが入力されている。第2のパスセレクト生成回路20
2は、メトリックメモリ回路12に対して新メトリック
値182を供給し、パスセレクト信号PS192を生成す
る。
【0009】第3のパスセレクト生成回路203には、
ブランチメトリック信号BM163、167と、メトリッ
クメモリ回路12から現メトリック値MN171、173
とが入力されている。第3のパスセレクト生成回路20
3は、メトリックメモリ回路12に対して新メトリック
値183を供給し、パスセレクト信号PS193を生成す
る。
【0010】このような第0のパスセレクト生成回路2
0は、ブランチメトリック信号160と現メトリック値
170とを加算する第1の加算器210と、ブランチメト
リック信号16 4 と現メトリック値172とを加算する第
2の加算器220と、第1および第2の加算器210、2
0の加算結果の比較結果であるパスセレクト信号PS
190を生成する比較器(CoMParater:CMP)23
0と、パスセレクト信号PS190に基づいて第1および
第2の加算器210、220の加算結果のうちいずれか一
方を選択して新メトリック値MP180として出力する
セレクタ(SELector:以下、SELと略す。)240
を有している。第1〜第3のパスセレクト生成回路20
1〜203は、第0のパスセレクト生成回路200の動作
および構成が同様であるため、説明を省略する。
【0011】すなわち、パスセレクト生成回路は、拘束
長kによって定まる2k-1個の状態ごとに、各状態に入
力されるブランチメトリック信号BMに現メトリック値
MNを加算して、尤度の高いほうを選択し、これに対応
した新メトリック値MPと、パスセレクト信号PSを生
成するようになっている。トレリス(trellis)線図を
用いたとき、この各状態における尤度の優れたパスを示
すパスセレクト信号PSにしたがったパスを選ぶことに
よって、いわゆる生き残りパスが得られる。
【0012】図5に戻って説明を続ける。上述したAC
S回路11から新メトリック値MP180〜18
2∧(k-1)-1が入力されるメトリックメモリ回路12は、
これらをそれぞれ周波数f1[Hz]のクロック信号C
LK1でラッチして、現メトリック値MN170〜17
2∧(k-1)-1としてACS回路11に対して供給する。す
なわち、受信されて復号されるたびにメトリック値を更
新するため、メトリックメモリ回路12は、前クロック
のメトリック値を一旦保持する。
【0013】パスメモリ回路13は、復号されるたびに
ACS回路11から入力されたパスセレクト信号PS1
0〜192∧(k-1)-1によって選択された各状態におけ
る復号データを保持することで、生き残りパスを記憶
し、復号信号25として出力する。
【0014】図7は、パスメモリ回路13の構成の概要
を表わしたものである。ここでは、拘束長kが“3”の
場合を示す。このパスメモリ回路は、第1〜第N段のメ
モリ回路261〜26Nが縦続接続されている。ただし、
Nは任意の整数とする。
【0015】各段のメモリ回路26Mは、それぞれ2k-1
個の状態に対応した記憶要素回路27M1〜27
M2∧(k-1)を有している。ここで、Mは1以上、かつN
以下の整数とする。
【0016】記憶要素回路27MLは、2入力1出力セレ
クタ回路(以下、2 to 1 SELector:以下、2−1SE
Lと略す。)28MLとフリップフロップ回路(Flip Flo
p:以下、FFと略す。)29MLとを有している。Lは
1以上、かつ2k-1の整数とする。
【0017】FF29MLは、周波数f1[Hz]のクロ
ック信号CLK1に同期して2−1SEL28MLの出力
信号をラッチする。2−1SEL28MLには、前段のメ
モリ回路26M-1の2つの異なるFFの出力信号が入力
され、クロック信号CLK1に同期したパスセレクト信
号19L-1によって択一的に選択される。ただし、第1
段のメモリ回路261の2−1SEL281Lについて
は、それぞれ状態“L−1”と状態“L−1+2k-1
に対応したあらかじめ決められた復号データが入力され
るようになっている。例えば、拘束長kが“3”である
図7の場合には、2−1SEL2811には、状態0に対
応した復号データ“0”と状態2に対応した復号データ
“1”とが入力される。同様に、2−1SEL2813
は、状態1に対応した復号データ“0”と状態4に対応
した復号データ“1”とが入力される。
【0018】このようにパスメモリ回路13は、“N×
k-1”個のFFが、クロックCLK1の周期“1/
1”[s]ごとに同時に動作し、逐次次段のメモリ回
路にパスセレクタ信号によって選択された信号を転送す
る。そして、最終段の第N段のメモリ回路26Nの2k-1
個の各状態番号の出力信号として復号信号301〜30
k-1を出力する。
【0019】このようなビタビ復号回路の復号データ
は、2k-1個の各状態番号の出力信号としての復号信号
301〜30k-1のうち、ACS回路でのメトリック値の
尤度が最も優れたものと同一状態番号のデータを復号デ
ータとして決定するML法(Most Likelihood Method)
や、2k-1個の各状態番号の出力信号としての復号信号
301〜30k-1のうちクロックごとに過半数を示す
“0”あるいは“1”を復号データとして決定するMM
(Majority Method)により、決定される。
【0020】ここで、記憶要素回路27mjに着目する。
以下では、mは2以上、かつN以下の整数であって、j
は1以上、かつ2k-1以下の奇数であるものとする。
【0021】図8は、図7に示したパスメモリ回路を構
成する記憶要素回路27mjの接続関係を表わしたもので
ある。ここでは、第m段のメモリ回路26mの記憶要素
回路27mjに対して2段前まで接続される記憶要素回路
を示している。このように記憶要素回路27mjの2−1
SEL28mjの一方の入力端子からは、第(m−1)段
のメモリ回路26m-1の記憶要素回路27(m-1)(j/2)
おけるFF29(m-1)(j /2)の出力信号が入力されてい
る。ここで、“j/2”は、小数点以下を切り上げた整
数を意味するものとし、以下同様である。また、2−1
SEL28mjの他方の入力端子からは、第(m−1)段
のメモリ回路26m-1の記憶要素回路27( m-1)(j/2)
おけるFF29(m-1)(j/2+2∧(k-2))の出力信号が入力
されている。このような記憶要素回路27mjの2−1S
EL28mjは、パスセレクト信号19 j-1にしたがっ
て、入力されるFFの出力信号のうちいずれか一方のF
Fの出力信号を選択する。
【0022】第(m−1)段のメモリ回路26m-1の記
憶要素回路27(m-1)(j/2)における2−1SEL28
(m-1)(j/2)の一方の入力端子からは、第(m−2)段の
メモリ回路26m-2の記憶要素回路27(m-1)(j/4)にお
けるFF29(m-1)(j/4)の出力信号が入力されている。
また、2−1SEL28(m-1)(j/2)の他方の入力端子か
らは、第(m−2)段のメモリ回路26m-2の記憶要素
回路27(m-2)(j/4)におけるFF29
(m-2)(j/4+2∧(k-2))の出力信号が入力されている。こ
のような記憶要素回路27(m-1)(j/2)の2−1SEL2
(m-1)(j/2)は、パスセレクト信号19j/2-1にしたが
って、入力されるFFの出力信号のうちいずれか一方の
FFの出力信号を選択する。
【0023】第(m−1)段のメモリ回路26m-1の記
憶要素回路27(m-1)(j/2+2∧(k-2))における2−1S
EL28(m-1)(j/2+2∧(k-2))の一方の入力端子から
は、第(m−2)段のメモリ回路26m-2の記憶要素回
路27(m-1)(j/4+2∧(k-3))におけるFF29
(m-1)(j/4+2∧(k-3))の出力信号が入力されている。ま
た、2−1SEL28(m-1)(j/2+2∧(k-2))の他方の入
力端子からは、第(m−2)段のメモリ回路26m-2
記憶要素回路27(m-2)(j/4+2∧(k-2)+2∧(k-3))におけ
るFF29(m-2) (j/4+2∧(k-2)+2∧(k-3))の出力信号が
入力されている。このような記憶要素回路27
(m-1)(j/2+2∧(k-2))の2−1SEL28
(m-1)(j/2+2∧(k-2))は、パスセレクト信号19
(j/2+2∧(k-2))にしたがって、入力されるFFの出力信
号のうちいずれか一方のFFの出力信号を選択する。
【0024】次に、記憶要素回路27mjを、拘束長kに
よって定まり、状態番号によって識別される2k-1個の
状態に対応付け、時間経過にともないこのデータが記憶
され状態を示す状態番号が変化する様子について説明
する。
【0025】図9は、任意の時刻“T+2”における記
憶要素回路27mjに記憶されているデータが、時刻“T
+1”および時刻Tにおいて、どの記憶要素回路に記憶
されていたかを表わしたものである。ここでは、記憶要
素回路27mjの状態番号を“j−1”であるものとす
る。時刻“T+2”において、記憶要素回路27mjに記
憶されている状態番号“j−1”によって識別される状
態31mjのデータは、時刻“T+1”において状態番号
“j/2−1”によって識別される状態3
(m-1 )(j/2)、あるいは状態番号“j/2+2k-2
1”によって識別される状態31( m-1)(j/2+2∧(k-2))
に記憶されていたものである。
【0026】同様に、時刻“T+2”において、記憶要
素回路27m(j+1)に記憶されている状態番号“j”によ
って識別される状態31m(j+1)のデータは、時刻“T+
1”において状態番号“j/2−1”によって識別され
る状態31(m-1)(j/2)、あるいは状態番号“j/2+2
k-2−1”によって識別される状態31(m-1)(j/2+2∧(
k-2))に記憶されていたものである。
【0027】時刻“T+1”において、記憶要素回路2
(m-1)(j/2)に記憶されている状態番号“j/2−1”
によって識別される状態31(m-1)(j/2)のデータは、時
刻“T”において状態番号“j/4−1”によって識別
される状態31(m-2)(j/4)、あるいは状態番号“j/4
+2k-2−1”によって識別される状態31(m-2)(j/4
+2∧(k-2))に記憶されていたものである。
【0028】同様に、時刻“T+1”において、記憶要
素回路27(m-1)(j/2+2∧(k-2))に記憶されている状態
番号“j/2+2k-2−1”によって識別される状態3
(m-1) (j/2+2∧(k-2))のデータは、時刻“T”におい
て状態番号“j/4+2k-3−1”によって識別される
状態31(m-2)(j/4+2∧(k-3))、あるいは状態番号“j
/4+2k-2+2k-3−1”によって識別される状態31
(m-2)(j/4+2∧(k-2)+2∧(k-3))に記憶されていたもので
ある。
【0029】このようにパスメモリ回路は、最尤パスの
選択のために生き残りパスを記憶するとともに、高速に
復号処理を行うため、フリップフロップなどのレジスタ
によって構成されることから回路規模が増大し、消費電
力の増加をともなう。しかし、図8および図9に示した
ように、前段の記憶要素回路との間の接続関係に周期性
があるため、これらを利用することによってビタビ復号
による効率の良い復号処理と回路規模の縮小との両立と
を図ることができる。
【0030】例えば特開平8−237145号公報「ビ
タビ復号回路」には、第N段の2つの状態と、これに続
く第(N+1)段の2つの状態とからパスメモリを構成
することによって、周期性に着目した回路構成をとって
回路規模を縮小するとともに、動作周波数を半分にして
消費電力の低減を図る技術が開示されている。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5〜
図9に示した従来のビタビ復号回路およびパスメモリ回
路は、消費電力が大きいという問題があった。これは、
拘束長kで、深さN段のパスメモリ回路では、“N×2
k-1”個のFFを必要とするとともに、周期“1/f1
[s]ごとにクロック信号CLK1により全てのFFの
ラッチ動作が行われるためである。一般的に、低消費電
力と高集積化および低コスト化を実現する相補型金属酸
化膜半導体(Complementary Metal Oxide Semiconducto
r:CMOS)によって回路が構成されるため、このラ
ッチ動作により非常に大きな消費電力を費やしてしま
う。2−1SEL回路と比較してもFFの消費電力が大
きいため、例えば一般的に用いられる拘束長kが“7”
で、深さ60段のパスメモリ回路は、1クロックごとに
“3840”個のFFのラッチ動作が行われることにな
る。
【0032】これは、例えば無線LAN(Local Area N
etwork)装置に代表される無線アクセスシステムでは、
その受信装置として、携帯用パーソナルコンピュータや
携帯端末装置等に組み込まれる場合が想定される。これ
ら携帯用パーソナルコンピュータや携帯端末装置等は、
装置の小型化・軽量化とこれに反するバッテリー動作時
間を長くするため、受信装置に消費電力はできるだけ小
さいほうが都合が良い。したがって、できるだけ消費電
力の小さいビタビ復号回路およびパスメモリ回路の実現
が望まれる。
【0033】これに対して特開平8−237145号公
報に開示された技術では、パスメモリ回路の周期性に着
目して回路構成を変更するとともに、動作周波数を半分
にすることで消費電力の低減を図っている。しかし、こ
の特開平8−237145号公報に開示された技術で
は、ACS回路の構成も変更する必要があり、その導入
にはコスト高を招くという問題がある。
【0034】そこで本発明の目的は、低コストで消費電
力を低減するパスメモリ回路およびビタビ復号回路を提
供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)拘束長kによって定められる複数の状態ごと
に第(m−1)段(mは2以上の自然数)の第(j/
4)の状態(jは2k-1以下の自然数。ただし、除算結
果は小数点切り上げとする。)、第(j/4+2k-2
の状態、第(j/4+2k-3)の状態および第(j/4
+2k-2+2k-3)の状態それぞれの記憶要素回路によっ
て保持されたデータのうちから1つのデータを所定の選
択信号にしたがって択一的に選択する選択手段と、この
選択手段によって選択されたデータを所定のクロック信
号に同期して保持する保持手段とを備える第m段の第j
の状態の記憶要素回路が互いに複数接続された第1およ
び第2のメモリ回路と、(ロ)これら第1および第2の
メモリ回路の最終段の記憶要素回路に状態ごとに保持さ
れたデータを交互に選択出力する交互選択出力手段と、
(ハ)クロック信号の半分の周期を単位とした1時刻前
の第(j/2)および第(j/2+2k-2)の状態のパ
スセレクト信号を保持する第1および第2の保持手段
と、(ニ)現時刻における第jの状態のパスセレクト信
号に応じてこれら第1および第2の保持手段に保持され
たデータのうちいずれか一方を選択して選択信号を生成
する選択信号生成手段とをパスメモリ回路に具備させ
る。
【0036】すなわち請求項1記載の発明では、第m段
(mは2以上の自然数)の第jの状態の記憶要素回路に
おいて、拘束長kによって定められる複数の状態ごとに
第(m−1)段の第(j/4)の状態(jは2k-1以下
の自然数。ただし、除算結果は小数点切り上げとす
る。)、第(j/4+2k-2)の状態、第(j/4+2
k-3)の状態および第(j/4+2k-2+2k-3)の状態
それぞれの記憶要素回路によって保持されたデータのう
から1つのデータを所定の選択信号にしたがって択一
的に選択し、これを所定のクロック信号に同期して保持
する。そして、第1および第2保持手段により、クロッ
ク信号の半分の周期を単位とした1時刻前の第(j/
2)および第(j/2+2k-2)の状態のパスセレクト
信号を保持し、選択信号生成手段により、現時刻におけ
る第jの状態のパスセレクト信号に応じてこれら保持デ
ータのうちいずれか一方を選択して選択信号を生成する
ようにした。このような記憶要素回路を互いに複数接続
して第1および第2のメモリ回路を構成し、その最終段
で交互選択出力手段より記憶要素回路に状態ごとに保持
されたデータを交互に選択出力させる。これにより、従
来のビタビ復号回路の生き残りパスを記憶するパスメモ
リ回路と同数の保持手段を設けながら、動作周波数を半
分にして、同様の復号データを得ることができるため、
処理能力を低下させることなく、消費電力を低減化させ
ることができる。
【0037】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
パスメモリ回路で、所定のクロック信号に同期して出力
信号を反転する反転出力手段を備え、交互選択出力手段
はこの反転出力手段によって反転された出力信号に基づ
いて状態ごとに保持されたデータを交互に選択出力する
ことを特徴としている。
【0038】すなわち請求項2記載の発明では、クロッ
ク信号に同期して反転する出力信号を用いて、第1およ
び第2のメモリ回路の最終段の記憶要素回路に保持され
たデータを交互に選択出力させるようにしたので、装置
の簡素化と、後段の回路に対して同期精度の優れた復号
データを供給することができる。
【0039】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
パスメモリ回路で、少なくとも第1および第2のメモリ
回路と、第1および第2の保持回路は、相補型金属酸化
膜半導体によって構成されていることを特徴としてい
る。
【0040】すなわち請求項3記載の発明では、保持手
段が多用される構成部分を相補型金属酸化膜半導体で構
成するようにしたので、データの遷移時に消費電力が大
きいFFなどの保持回路を用いた場合、動作周波数が半
分にすることによって消費電力もこれに比例してほぼ半
分にすることができ、その効果が顕著となる。
【0041】請求項4記載の発明では、(イ)受信デー
タと想定される送信データとのハミング距離に対応した
ブランチメトリック値を生成するブランチメトリック値
生成手段と、(ロ)このブランチメトリック値生成手段
によって生成されたブランチメトリック値と第1のブラ
ンチメトリック値に第2のブランチメトリック値を生成
し、これに基づいて拘束長によって定まる状態ごとに生
き残りパスを選択するパスセレクト信号を生成するパス
セレクト信号生成手段と、(ハ)パスセレクト信号生成
手段によって生成された第2のブランチメトリック値を
一旦保持し、第1のブランチメトリック値としてパスセ
レクト信号生成手段に供給するブランチメトリック値記
憶手段と、(ニ)拘束長kによって定められる複数の状
態ごとに第(m−1)段(mは2以上の自然数)の第
(j/4)の状態(jは2k-1以下の自然数。ただし、
除算結果は小数点切り上げとする。)、第(j/4+2
k-2)の状態、第(j/4+2k-3)の状態および第(j
/4+2k-2+2k-3)の状態それぞれの記憶要素回路に
よって保持されたデータのうちから1つのデータを所定
の選択信号にしたがって択一的に選択する選択手段と、
この選択手段によって選択されたデータを所定のクロッ
ク信号に同期して保持する保持手段とを備える第m段の
第jの状態の記憶要素回路が互いに複数接続された第1
および第2のメモリ回路と、(ホ)これら第1および第
2のメモリ回路の最終段の記憶要素回路に状態ごとに保
持されたデータを交互に選択出力する交互選択出力手段
と、(ヘ)クロック信号の半分の周期を単位とした1時
刻前の第(j/2)および第(j/2+2k-2)の状態
のパスセレクト信号を保持する第1および第2の保持手
段と、(ト)現時刻における第jの状態のパスセレクト
信号に応じてこれら第1および第2の保持手段に保持さ
れたデータのうちいずれか一方を選択して選択信号を生
成する選択信号生成手段とをビタビ復号回路に具備させ
る。
【0042】すなわち請求項4記載の発明では、請求項
1記載の発明のパスメモリ回路を従来のビタビ復号回路
にそのまま適用することができるので、ビタビ復号回路
の他の構成回路であるブランチメトリック計算回路、A
CS回路およびメトリックメモリ回路等の変更が不要な
ため、低コストで、少ない開発工数により、低消費電力
化を実現するビタビ復号回路を提供することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
【0044】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0045】図1は、本発明の一実施例におけるパスメ
モリ回路の原理的構成を説明するためのものである。こ
こで説明するように構成されたパスメモリ回路は、CM
OS回路からなり、図5に示すビタビ復号回路に対し
て、そのまま適用することができる。ここでは、本実施
例におけるパスメモリ回路のうち、第n段のメモリ回路
における状態番号“j−1”に対応する記憶要素回路を
示す。すなわち、記憶要素回路40(n-1)j、40njは、
第n段のメモリ回路における状態番号“j−1”で識別
される状態に対応した記憶要素回路である。ただし、n
は4以上、かつパスメモリ段数N以下の偶数であるもの
とする。jは、拘束長をkとしたとき、1以上、かつ2
k-1以下の整数であるものとする。記憶要素回路40
(n-1)jは、4入力1セレクタ回路(4 to 1 SELector:
以下、4−1SELと略す。)41(n- 1)jと、4−1S
EL41(n-1)jの出力信号をラッチするFF42(n-1)j
とから構成されている。記憶要素回路40njは、4−1
SEL41njと、4−1SEL41njの出力信号をラッ
チするFF42njとから構成されている。
【0046】4−1SEL41(n-1)jは、前段の第(n
−1)段のメモリ回路における記憶要素回路40
(n-3)(j/4)、40(n-3)(j/4+2∧(k-3))、40
(n-3)(j/4+2∧(k-2))、40
(n-3)(j/4+2∧(k-2)+2∧(k-3))で記憶されたデータが入
力される。記憶要素回路40(n-3)(j/4)は、状態番号
“j/4−1”によって識別される状態に対応した記憶
要素回路である。記憶要素回路40
(n-3)(j/4+2∧(k-3))は、状態番号“j/4+2k-3
1”によって識別される状態に対応した記憶要素回路で
ある。記憶要素回路40(n-3)(j/4+2∧(k-2))は、状態
番号“j/4+2k-2−1”によって識別される状態に
対応した記憶要素回路である。記憶要素回路40
(n-3)(j/4+ 2∧(k-2)+2∧(k-3))は、状態番号“j/4+
k-2+2k-3−1”によって識別される状態に対応した
記憶要素回路である。この4−1SEL41(n-1)jは、
時刻“T+2”におけるパスセレクト信号PS19
jと、パスセレクト信号生成回路43jによって生成され
たパスセレクト信号44jとに基づいて、前段の記憶要
素回路に記憶されたデータのいずれか1つを選択する。
【0047】4−1SEL41njは、前段の第(n−
1)段のメモリ回路における記憶要素回路40
(n-2)(j/4)、40(n-2)(j/4+2∧(k-3))、40
(n-2)(j/4+2∧(k-2))、40
(n-2)(j/4+2∧(k-2)+2∧(k-3))で記憶されたデータが入
力される。記憶要素回路40(n-2)(j/4)は、状態番号
“j/4−1”によって識別される状態に対応した記憶
要素回路である。記憶要素回路40
(n-2)(j/4+2∧(k-3))は、状態番号“j/4+2k-3
1”によって識別される状態に対応した記憶要素回路で
ある。記憶要素回路40(n-2)(j/4+2∧(k-2))は、状態
番号“j/4+2k-2−1”によって識別される状態に
対応した記憶要素回路である。記憶要素回路40
(n-2)(j/4+2∧(k -2)+2∧(k-3))は、状態番号“j/4+
k-2+2k-3−1”によって識別される状態に対応した
記憶要素回路である。この4−1SEL41njは、時刻
“T+2”におけるパスセレクト信号PS19jと、パ
スセレクト信号生成回路43jによって生成されたパス
セレクト信号44jとに基づいて、前段の記憶要素回路
に記憶されたデータのいずれか1つを選択する。
【0048】FF42(n-1)j、42njは、図7で示した
周波数f1[Hz]のクロック信号CLK1の半分の周波
数である周波数f2[Hz]のクロック信号CLK2に同
期して、それぞれ4−1SEL41(n-1)j、41njによ
って選択された選択信号をラッチする。
【0049】パスセレクト信号生成回路43jは、FF
45j、46jと、2−1SEL47jとから構成されて
いる。FF45jは、パスセレクト信号PS19jに対し
て、周波数f1[Hz]のクロック信号CLK1で1クロ
ック前の時刻“T+1”における状態番号“j/2−
1”で識別される状態“j/2の”パスセレクト信号P
S19j/2を、クロック信号CLK1に同期してラッチす
る。FF46jは、パスセレクト信号PS19jに対し
て、周波数f1[Hz]のクロック信号CLK1で1クロ
ック前の時刻“T+1”における状態番号“j/2+2
k-2−1”で識別される状態“j/2+2k-2”のパスセ
レクト信号PS19j/2+2∧(k-2)を、クロック信号CL
1に同期してラッチする。
【0050】2−1SEL47jは、時刻“T+2”に
おけるパスセレクト信号PS19jにより、いずれか一
方が選択されて、パスセレクト信号44jとして、4−
1SEL(n-1)j、41njに供給される。
【0051】すなわち、時刻“T+1”に、状態番号
“j/2−1”によって識別される状態のパスセレクト
信号PS19j/2および、状態番号“j/2+2k-2
1”によって識別される状態のパスセレクト信号PS1
j/2+2∧(k-2)がパスセレクト信号生成回路43jに入
力されると、それぞれFF45j、46jで保持される。
【0052】続いて、周波数f1[Hz]のクロック信
号CLK1の1クロック経過後である時刻“T+2”
に、状態番号“j−1”によって識別される状態のパス
セレクト信号PS19jが入力され、2−1SEL47j
はパスセレクト信号PSj/2、19j/2+2∧(k-2)のうち
いずれか一方を選択する。ここでは、時刻“T+2”に
おけるパスセレクト信号19jが“L”のとき、時刻
“T+1”におけるパスセレクト信号19j/2を選択
し、時刻“T+2”におけるパスセレクト信号19j
“H”のとき、時刻“T+1”におけるパスセレクト信
号19j/2+2∧(k-2)を選択する。2−1SEL47j
よって選択されたパスセレクト信号は、パスセレクト信
号44jとして、4−1SEL41(n-1)j、41njに対
して供給される。
【0053】4−1SEL41(n-1)jは、時刻“T+
2”におけるパスセレクト信号PS19jと、パスセレ
クト信号生成回路43jによって生成されたパスセレク
ト信号44jとに基づいて、前段の記憶要素回路に記憶
されたデータのいずれか1つを選択する。
【0054】ここでは、時刻“T+2”におけるパスセ
レクト信号PS19jが“L”で、パスセレクト信号生
成回路43jによって生成されたパスセレクト信号44j
が“L”の場合、4−1SEL41(n-1)jは、前段の記
憶要素回路40(n-3)(j/4)によって保持されたデータを
選択出力する。
【0055】時刻“T+2”におけるパスセレクト信号
PS19jが“L”で、パスセレクト信号生成回路43j
によって生成されたパスセレクト信号44jが“H”の
場合、4−1SEL41(n-1)jは、前段の記憶要素回路
40(n-3)(j/4+2∧(k-2))によって保持されたデータを
選択出力する。
【0056】時刻“T+2”におけるパスセレクト信号
PS19jが“H”で、パスセレクト信号生成回路43j
によって生成されたパスセレクト信号44jが“L”の
場合、4−1SEL41(n-1)jは、前段の記憶要素回路
40(n-3)(j/4+2∧(k-3))によって保持されたデータを
選択出力する。
【0057】時刻“T+2”におけるパスセレクト信号
PS19jが“H”で、パスセレクト信号生成回路43j
によって生成されたパスセレクト信号44jが“H”の
場合、4−1SEL41(n-1)jは、前段の記憶要素回路
40(n-3)(j/4+2∧(k-2)+2∧(k -3))によって保持された
データを選択出力する。
【0058】このようにして4−1SEL41(n-1)j
よって選択出力されたデータは、FF42(n-1)jによっ
て、周波数“f1/2”[Hz]のクロック信号CLK2
によってリタイミングされる。このリタイミングされた
信号は、選択データ48(n-1 )jとなる。
【0059】同様に、4−1SEL41njは、時刻“T
+2”におけるパスセレクト信号PS19jと、パスセ
レクト信号生成回路43jによって生成されたパスセレ
クト信号44jとに基づいて、前段の記憶要素回路に記
憶されたデータのいずれか1つを選択する。
【0060】ここでは、時刻“T+2”におけるパスセ
レクト信号PS19jが“L”で、パスセレクト信号生
成回路43jによって生成されたパスセレクト信号44j
が“L”の場合、4−1SEL41njは、前段の記憶要
素回路40(n-2)(j/4)によって保持されたデータを選択
出力する。
【0061】時刻“T+2”におけるパスセレクト信号
PS19jが“L”で、パスセレクト信号生成回路43j
によって生成されたパスセレクト信号44jが“H”の
場合、4−1SEL41njは、前段の記憶要素回路40
(n-2)(j/4+2∧(k-2))によって保持されたデータを選択
出力する。
【0062】時刻“T+2”におけるパスセレクト信号
PS19jが“H”で、パスセレクト信号生成回路43j
によって生成されたパスセレクト信号44jが“L”の
場合、4−1SEL41njは、前段の記憶要素回路40
(n-2)(j/4+2∧(k-3))によって保持されたデータを選択
出力する。
【0063】時刻“T+2”におけるパスセレクト信号
PS19jが“H”で、パスセレクト信号生成回路43j
によって生成されたパスセレクト信号44jが“H”の
場合、4−1SEL41njは、前段の記憶要素回路40
(n-2)(j/4+2∧(k-2)+2∧(k-3))によって保持されたデー
タを選択出力する。
【0064】このようにして4−1SEL41njによっ
て選択出力されたデータは、FF42njによって、周波
数“f1/2”[Hz]のクロック信号CLK2によって
リタイミングされる。このリタイミングされた信号は、
選択データ48njとなる。
【0065】記憶要素回路40(n-1)j、40njは、いず
れも状態番号“j−1”によって識別される状態の第n
段のデータを保持することになり、交互に選択データ4
(n -1)j、48njを出力させることで、状態番号“j−
1”の第n段目のパスメモリ回路の出力信号となる。す
なわち、選択データ48(n-1)j、48njを交互に並べた
直列データは、図9における状態番号“j−1”の出力
データに相当する。
【0066】このように本実施例における状態番号“j
−1”の出力データを保持する記憶要素回路4
(n-1)j、40njは、状態番号“j/4−1”、“j/
4+2k-2−1”、“j/4+2k-3−1”、“j/4+
k-2+2k-3−1”に対応する記憶要素回路の中から、
時刻“T+2”における状態番号“j−1”のパスセレ
クト信号PS19jと、時刻“T+1”における状態番
号“j/2−1”のパスセレクト信号PS19j/2およ
び状態番号“j/2+2k-2−1”のパスセレクト信号
PS19j/2+2∧(k-2)とから、直接選択出力するように
した。一方、図9に示すように従来では、状態番号“j
/4−1”、“j/4+2k-2−1”、“j/4+2k-3
−1”、“j/4+2k-2+2k-3−1”に対応する記憶
要素回路の中から、時刻“T+1”において状態番号
“j/2−1”のパスセレクト信号PS19j/2および
状態番号“j/2+2k-2−1”のパスセレクト信号P
S19j/2+2(k-2)から2状態に絞り込み、時刻“T+
2”において状態番号“j−1”のパスセレクト信号P
S19jにより、状態番号“j/2−1”および状態番
号“j/2+2k-2−1”のうちいずれか一方を選択す
る。このように、従来では周波数f1のクロック信号C
LK1の最初の1クロックで2状態に絞り込み、次の1
クロックで1状態に絞り込むようにしているので、周波
数“f1/2”[Hz]のクロック信号CLK2の1クロ
ックにより4状態の中から直接1つを選択する本実施例
における記憶要素回路を適用したパスメモリ回路は、動
作周波数が半分で、全く等価の動作を実現することがで
きる。
【0067】以下、図1に示した本実施例における記憶
要素回路を適用したパスメモリ回路について具体的に説
明する。上述したように、このパスメモリ回路は、図5
に示す従来のビタビ復号回路のパスメモリ回路に置き換
えて、そのまま適用することができる。
【0068】図2は、本実施例におけるパスメモリ回路
の構成の概要を表わしたものである。ここでは、拘束長
kを“3”、パスメモリ段数Nを“60”としている。
このパスメモリ回路は、奇数段のメモリ回路を有する奇
数段メモリ回路部491と、偶数段のメモリ回路を有す
る偶数段メモリ回路部492とを備えている。
【0069】図3は、図2に示した奇数段メモリ回路部
491の構成要部を表わしたものである。本実施例にお
けるパスメモリ回路における第1段のメモリ回路501
は、拘束長kが“3”によって定められる状態番号
“0”〜状態番号“3”に対応して設けられた図1に示
した記憶要素回路511〜514から構成されている。
【0070】状態番号“0”に対応する記憶要素回路5
1の4−1SELには、状態番号“0”に対応するデ
ータ“0”、状態番号“1”に対応するデータ“0”、
状態番号“2”に対応するデータ“1”および状態番号
“3”に対応するデータ“1”が入力され、時刻“T+
2”における状態番号“0”のパスセレクト信号PS1
0および時刻“T+1”における状態番号“0”のパ
スセレクト信号生成回路520によって生成されたパス
セレクト信号530によって、いずれか1つが選択され
る。
【0071】状態番号“1”に対応する記憶要素回路5
2の4−1SELには、状態番号“0”に対応するデ
ータ“0”、状態番号“1”に対応するデータ“0”、
状態番号“2”に対応するデータ“1”および状態番号
“3”に対応するデータ“1”が入力され、時刻“T+
2”における状態番号“1”のパスセレクト信号PS1
1および時刻“T+1”における状態番号“1”のパ
スセレクト信号生成回路521によって生成されたパス
セレクト信号531によって、いずれか1つが選択され
る。
【0072】状態番号“2”に対応する記憶要素回路5
3の4−1SELには、状態番号“0”に対応するデ
ータ“0”、状態番号“1”に対応するデータ“0”、
状態番号“2”に対応するデータ“1”および状態番号
“3”に対応するデータ“1”が入力され、時刻“T+
2”における状態番号“2”のパスセレクト信号PS1
2および時刻“T+1”における状態番号“2”のパ
スセレクト信号生成回路522によって生成されたパス
セレクト信号532によって、いずれか1つが選択され
る。
【0073】状態番号“3”に対応する記憶要素回路5
4の4−1SELには、状態番号“0”に対応するデ
ータ“0”、状態番号“1”に対応するデータ“0”、
状態番号“2”に対応するデータ“1”および状態番号
“3”に対応するデータ“1”が入力され、時刻“T+
2”における状態番号“3”のパスセレクト信号PS1
3および時刻“T+1”における状態番号“3”のパ
スセレクト信号生成回路523によって生成されたパス
セレクト信号533によって、いずれか1つが選択され
る。
【0074】記憶要素回路511〜514それぞれのFF
は、各4−1SELの選択出力信号を、クロック信号C
LK2に同期してラッチする。
【0075】図4は、図2に示した偶数段メモリ回路部
492の構成要部を表わしたものである。本実施例
スメモリ回路における第2段のメモリ回路501は、拘
束長kが“3”によって定められる状態番号“0”〜状
態番号“3”に対応して設けられた図1に示した記憶要
素回路541〜544から構成されている。記憶要素回路
541〜544それぞれの構成は、記憶要素回路511
514と同様である。
【0076】状態番号“0”に対応する記憶要素回路5
1の4−1SELには、状態番号“0”に対応するデ
ータ“0”、状態番号“1”に対応するデータ“1”、
状態番号“2”に対応するデータ“0”および状態番号
“3”に対応するデータ“0”が入力され、時刻“T+
2”における状態番号“0”のパスセレクト信号PS1
0および時刻“T+1”における状態番号“0”のパ
スセレクト信号生成回路520によって生成されたパス
セレクト信号530によって、いずれか1つが選択され
る。
【0077】状態番号“1”に対応する記憶要素回路5
2の4−1SELには、状態番号“0”に対応するデ
ータ“0”、状態番号“1”に対応するデータ“1”、
状態番号“2”に対応するデータ“0”および状態番号
“3”に対応するデータ“0”が入力され、時刻“T+
2”における状態番号“0”のパスセレクト信号PS1
1および時刻“T+1”における状態番号“1”のパ
スセレクト信号生成回路521によって生成されたパス
セレクト信号531によって、いずれか1つが選択され
る。
【0078】状態番号“2”に対応する記憶要素回路5
3の4−1SELには、状態番号“0”に対応するデ
ータ“0”、状態番号“1”に対応するデータ“1”、
状態番号“2”に対応するデータ“0”および状態番号
“3”に対応するデータ“0”が入力され、時刻“T+
2”における状態番号“2”のパスセレクト信号PS1
2および時刻“T+1”における状態番号“2”のパ
スセレクト信号生成回路522によって生成されたパス
セレクト信号532によって、いずれか1つが選択され
る。
【0079】状態番号“3”に対応する記憶要素回路5
4の4−1SELには、状態番号“0”に対応するデ
ータ“0”、状態番号“1”に対応するデータ“1”、
状態番号“2”に対応するデータ“0”および状態番号
“3”に対応するデータ“0”が入力され、時刻“T+
2”における状態番号“3”のパスセレクト信号PS1
3および時刻“T+1”における状態番号“3”のパ
スセレクト信号生成回路523によって生成されたパス
セレクト信号533によって、いずれか1つが選択され
る。
【0080】記憶要素回路541〜544それぞれのFF
は、各4−1SELの選択出力信号を、クロック信号C
LK2に同期してラッチする。
【0081】以下、第3段のメモリ回路503〜第59
段のメモリ回路5059までの奇数段の第(2m−1)の
メモリ回路502m-1(mは、2以上30以下の整数)
は、拘束長kが“3”によって定められる状態番号
“0”〜状態番号“3”に対応して設けられた図1に示
した記憶要素回路514m-3〜514mから構成されてい
る。
【0082】状態番号“0”に対応する記憶要素回路5
4m-3の4−1SELには、前段の各状態番号“0”〜
“3”に対応する記憶要素回路514(m-1)-3〜51
4(m-1)のFFに保持されたデータが入力され、時刻“T
+2”における状態番号“0”のパスセレクト信号PS
190および時刻“T+1”における状態番号“0”の
パスセレクト信号生成回路520によって生成されたパ
スセレクト信号530によって、いずれか1つが選択さ
れる。
【0083】状態番号“1”に対応する記憶要素回路5
4m-2の4−1SELには、前段の各状態番号“0”〜
“3”に対応する記憶要素回路514(m-1)-3〜51
4(m-1)のFFに保持されたデータが入力され、時刻“T
+2”における状態番号“1”のパスセレクト信号PS
191および時刻“T+1”における状態番号“1”の
パスセレクト信号生成回路521によって生成されたパ
スセレクト信号531によって、いずれか1つが選択さ
れる。
【0084】状態番号“2”に対応する記憶要素回路5
4m-1の4−1SELには、前段の各状態番号“0”〜
“3”に対応する記憶要素回路514(m-1)-3〜51
4(m-1)のFFに保持されたデータが入力され、時刻“T
+2”における状態番号“2”のパスセレクト信号PS
192および時刻“T+1”における状態番号“2”の
パスセレクト信号生成回路522によって生成されたパ
スセレクト信号532によって、いずれか1つが選択さ
れる。
【0085】状態番号“3”に対応する記憶要素回路5
4mの4−1SELには、前段の各状態番号“0”〜
“3”に対応する記憶要素回路514(m-1)-3〜51
4(m-1)のFFに保持されたデータが入力され、時刻“T
+2”における状態番号“3”のパスセレクト信号PS
193および時刻“T+1”における状態番号“3”の
パスセレクト信号生成回路523によって生成されたパ
スセレクト信号533によって、いずれか1つが選択さ
れる。
【0086】これら記憶要素回路514m-3〜514mそれ
ぞれのFFは、各4−1SELの選択出力信号を、クロ
ック信号CLK2に同期してラッチする。
【0087】また、第4段のメモリ回路504〜第60
段のメモリ回路5060までの偶数段の第(2m)メモリ
回路502m(mは、2以上30以下の整数)は、拘束長
kが“3”によって定められる状態番号“0”〜状態番
号“3”に対応して設けられた図1に示した記憶要素回
路544m-3〜544mから構成されている。
【0088】状態番号“0”に対応する記憶要素回路5
4m-3の4−1SELには、前段の各状態番号“0”〜
“3”に対応する記憶要素回路544(m-1)-3〜54
4(m-1)のFFに保持されたデータが入力され、時刻“T
+2”における状態番号“0”のパスセレクト信号PS
190および時刻“T+1”における状態番号“0”の
パスセレクト信号生成回路520によって生成されたパ
スセレクト信号530によって、いずれか1つが選択さ
れる。
【0089】状態番号“1”に対応する記憶要素回路5
4m-2の4−1SELには、前段の各状態番号“0”〜
“3”に対応する記憶要素回路544(m-1)-3〜54
4(m-1)のFFに保持されたデータが入力され、時刻“T
+2”における状態番号“1”のパスセレクト信号PS
191および時刻“T+1”における状態番号“1”の
パスセレクト信号生成回路521によって生成されたパ
スセレクト信号531によって、いずれか1つが選択さ
れる。
【0090】状態番号“2”に対応する記憶要素回路5
4m-1の4−1SELには、前段の各状態番号“0”〜
“3”に対応する記憶要素回路544(m-1)-3〜54
4(m-1)のFFに保持されたデータが入力され、時刻“T
+2”における状態番号“2”のパスセレクト信号PS
192および時刻“T+1”における状態番号“2”の
パスセレクト信号生成回路522によって生成されたパ
スセレクト信号532によって、いずれか1つが選択さ
れる。
【0091】状態番号“3”に対応する記憶要素回路5
4mの4−1SELには、前段の各状態番号“0”〜
“3”に対応する記憶要素回路544(m-1)-3〜54
4(m-1)のFFに保持されたデータが入力され、時刻“T
+2”における状態番号“3”のパスセレクト信号PS
193および時刻“T+1”における状態番号“3”の
パスセレクト信号生成回路523によって生成されたパ
スセレクト信号533によって、いずれか1つが選択さ
れる。
【0092】これら記憶要素回路544m-3〜544mそれ
ぞれのFFは、各4−1SELの選択出力信号を、クロ
ック信号CLK2に同期してラッチする。
【0093】各状態番号“0”〜“3”に対応するパス
セレクト信号生成回路520〜523は、図1に示したパ
スセレクト信号生成回路43jに相当する。ここで、状
態番号“X”のパスセレクト信号を“PS_X”と表わ
す。状態番号“0”に対応するパスセレクト信号生成回
路520は、時刻“T+1”における状態番号“0”の
パスセレクト信号“PS_0”と、時刻“T+1”にお
ける状態番号“2”のパスセレクト信号“PS_2”と
が入力されてラッチされた後、図1に示したように時刻
“T+2”のパスセレクト信号“PS_0”によって択
一的に選択されたパスセレクト信号530を生成する。
【0094】状態番号“1”に対応するパスセレクト信
号生成回路521は、時刻“T+1”における状態番号
“0”のパスセレクト信号“PS_0”と、時刻“T+
1”における状態番号“2”のパスセレクト信号“PS
_2”とが入力されてラッチされた後、図1に示したよ
うに時刻“T+2”のパスセレクト信号“PS_1”に
よって択一的に選択されたパスセレクト信号531を生
成する。
【0095】状態番号“2”に対応するパスセレクト信
号生成回路522は、時刻“T+1”における状態番号
“1”のパスセレクト信号“PS_1”と、時刻“T+
1”における状態番号“3”のパスセレクト信号“PS
_3”とが入力されてラッチされた後、図1に示したよ
うに時刻“T+2”のパスセレクト信号“PS_2”に
よって択一的に選択されたパスセレクト信号532を生
成する。
【0096】状態番号“3”に対応するパスセレクト信
号生成回路523は、時刻“T+1”における状態番号
“1”のパスセレクト信号“PS_1”と、時刻“T+
1”における状態番号“3”のパスセレクト信号“PS
_3”とが入力されてラッチされた後、図1に示したよ
うに時刻“T+2”のパスセレクト信号“PS_3”に
よって択一的に選択されたパスセレクト信号533を生
成する。
【0097】第59段のメモリ回路5059の各状態番号
に対応する記憶要素回路51117〜51120の出力データ
550〜553は、それぞれ各状態番号に対応して設けら
れた2−1SEL560〜563の一方の入力端子に入力
される。第60段のメモリ回路5060の各状態番号に対
応する記憶要素回路54117〜54120の出力データ57
0〜573は、それぞれ各状態番号に対応して設けられた
2−1SEL560〜563の他方の入力端子に入力され
る。
【0098】2−1SEL560〜563は、クロック信
号CLK2に同期したトグル形フリップフロップ(Toggl
e Flip-Flop:以下、T−FFと略す。)58の出力信号
を選択制御信号として、それぞれ第59段のメモリ回路
5059の記憶要素回路51 117〜51120の出力データ5
0〜553、あるいは第60段のメモリ回路5060の記
憶要素回路54117〜54120の出力データ570〜573
を交互に選択して、それぞれ復号出力データ590〜5
3として出力する。このようにして選択制御信号を生
成することにより、装置の簡素化とともに、後段の回路
に対してタイミングの基準となるクロック信号CLK2
に対して遅延の少ない同期精度の優れた復号出力データ
を供給することができる。
【0099】このような構成のパスメモリ回路は、時刻
“T+1”にパスセレクト信号生成回路520、52
1に、パスセレクト信号“PS_0”、“PS_2”が
図示しないACS回路より入力されて保持される。同時
に、パスセレクト信号生成回路522、523に、パスセ
レクト信号“PS_1”、“PS_3”が図示しないA
CS回路より入力されて保持される。
【0100】周波数f1[Hz]のクロック信号CLK1
の1クロック経過後の時刻“T+2”には、パスセレク
ト信号生成回路520〜523それぞれに、図示しないA
CS回路から各状態番号“0”〜“3”に対応したパス
セレクト信号“PS_0”〜“PS_3”が入力され
る。
【0101】パスセレクト信号生成回路520では、時
刻“T+1”に入力されて保持したパスセレクト信号
“PS_0”、“PS_2”のいずれか一方を、時刻
“T+2”に入力されたパスセレクト信号“PS_0”
にしたがって選択し、パスセレクト信号530として状
態番号“0”に対応した各記憶要素回路に対して供給す
る。
【0102】パスセレクト信号生成回路521も同様
に、時刻“T+1”に入力されて保持したパスセレクト
信号“PS_0”、“PS_2”のいずれか一方を、時
刻“T+2”に入力されたパスセレクト信号“PS_
1”にしたがって選択し、パスセレクト信号531とし
て状態番号“1”に対応した各記憶要素回路に対して供
給する。
【0103】パスセレクト信号生成回路522では、時
刻“T+1”に入力されて保持したパスセレクト信号
“PS_1”、“PS_3”のいずれか一方を、時刻
“T+2”に入力されたパスセレクト信号“PS_2”
にしたがって選択し、パスセレクト信号532として状
態番号“2”に対応した各記憶要素回路に対して供給す
る。
【0104】パスセレクト信号生成回路523も同様
に、時刻“T+1”に入力されて保持したパスセレクト
信号“PS_1”、“PS_3”のいずれか一方を、時
刻“T+2”に入力されたパスセレクト信号“PS_
3”にしたがって選択し、パスセレクト信号533とし
て状態番号“3”に対応した各記憶要素回路に対して供
給する。
【0105】一方、時刻“T+2”では、第1段のメモ
リ回路501の各記憶要素回路511〜514は、それぞ
れパスセレクト信号生成回路520〜523によって生成
されたパスセレクト信号530〜533にしたがって、状
態番号“0”〜“3”までの計4状態の中から1つを選
択する。そして、選択したデータを周波数が“f1
2”[Hz]のクロック信号CLK2に同期して保持す
るとともに、次段の第3段のメモリ回路503の各記憶
要素回路515〜518に供給する。
【0106】同時に、第2段のメモリ回路502の各記
憶要素回路541〜544も同様に、それぞれパスセレク
ト信号生成回路520〜523によって生成されたパスセ
レクト信号530〜533にしたがって、状態番号“0”
〜“3”までの計4状態の中から1つを選択する。そし
て、選択したデータを周波数が“f1/2”[Hz]の
クロック信号CLK2に同期して保持するとともに、次
段の第4段のメモリ回路504の各記憶要素回路545
548に供給する。
【0107】第3段のメモリ回路503および第4段の
メモリ回路504も同様に、それぞれパスセレクト信号
生成回路520〜523によって生成されたパスセレクト
信号530〜533にしたがって、状態番号“0”〜
“3”に対応する前段の記憶要素回路の出力データの中
から1つを選択する。そして、選択したデータを周波数
が“f1/2”[Hz]のクロック信号CLK2に同期し
て保持するとともに、次段のメモリ回路の各記憶要素回
路に供給する。これを第59段目および第60段目のメ
モリ回路の記憶要素回路まで、同様の選択出力動作を繰
り返す。
【0108】最終的に第59段のメモリ回路5059の状
態番号“0”に対応する記憶要素回路51117の出力デ
ータ550と、第60段のメモリ回路5060の状態番号
“0”に対応する記憶要素回路54117の出力データ5
0とが、2−1SEL560によってクロック信号CL
2の1クロックごとに交互に選択される。このように
多重化出力された信号が、パスメモリ回路の状態番号
“0”の復号出力データ590として出力される。
【0109】同様に、第59段のメモリ回路5059の状
態番号“1”に対応する記憶要素回路51118の出力デ
ータ551と、第60段のメモリ回路5060の状態番号
“1”に対応する記憶要素回路54118の出力データ5
1とが、2−1SEL561によってクロック信号CL
2の1クロックごとに交互に選択される。このように
多重化出力された信号が、パスメモリ回路の状態番号
“1”の復号出力データ591として出力される。第5
9段のメモリ回路5059の状態番号“2”に対応する記
憶要素回路51119の出力データ552と、第60段のメ
モリ回路5060の状態番号“2”に対応する記憶要素回
路54119の出力データ572とが、2−1SEL562
によってクロック信号CLK2の1クロックごとに交互
に選択される。このように多重化出力された信号が、パ
スメモリ回路の状態番号“2”の復号出力データ592
として出力される。第59段のメモリ回路5059の状態
番号“3”に対応する記憶要素回路51120の出力デー
タ553と、第60段のメモリ回路5060の状態番号
“3”に対応する記憶要素回路54120の出力データ5
3とが、2−1SEL563によってクロック信号CL
2の1クロックごとに交互に選択される。このように
多重化出力された信号が、パスメモリ回路の状態番号
“3”の復号出力データ593として出力される。
【0110】ここでは、拘束長kが“3”、パスメモリ
段数が“60”の場合について説明したが、任意の拘束
長、パスメモリ段数のパスメモリ回路にも同様に適用す
ることができる。
【0111】このように本実施例におけるパスメモリ回
路は、各記憶要素回路同士の接続関係に着目して、状態
番号“j−1”の出力データを保持する記憶要素回路4
(n -1)j、40njは、状態番号“j/4−1”、“j/
4+2k-2−1”、“j/4+2k-3−1”、“j/4+
k-2+2k-3−1”に対応する記憶要素回路の中から、
時刻“T+2”における状態番号“j−1”のパスセレ
クト信号PS19jと、時刻“T+1”における状態番
号“j/2−1”のパスセレクト信号PS19j/2およ
び状態番号“j/2+2k-2−1”のパスセレクト信号
PS19j/2+2(k-2)とから、直接選択出力するように
した。これにより、従来より周波数が半分のクロック信
号CLK2に同期させても、同様の復号データが得られ
る。
【0112】また、本実施例におけるパスメモリ回路
は、拘束長k、深さN段の場合、クロック信号CLK2
に同期して動作するFFが“N×2k-1”個、クロック
信号CLK1に同期して動作するFFが2k個、4−1S
ELが“N×2k-1”個、2−1SELが2k個必要とな
る。これを従来のパスメモリ回路と比較すると、クロッ
ク信号CLK1に同期して動作するFFが“N×2k-1
個、2−1SELが“N×2k-1”個必要であったこと
から、回路規模としては大きくなる。一方、FFの消費
電力はデータの遷移の頻度に比例して大きくなるため、
動作周波数に比例する。しかし、本実施例におけるパス
メモリ回路は、動作周波数を半分にすることができるた
め、上述した回路規模の増大による消費電力の増加分を
相殺するだけの低消費電力化を図ることができるように
なる。また、拘束長およびパスメモリ段数が大きいほ
ど、低消費電力化の効果が大きくなる。さらに、本実施
例によるパスメモリ回路は、図5に示したようなビタビ
復号回路の他の構成回路であるブランチメトリック計算
回路、ACS回路およびメトリックメモリ回路の変更が
不要なため、低コストで、かつ少ない開発工数により、
低消費電力化を実現するビタビ復号回路を提供すること
ができる。その結果として、情報通信システムにおける
受信装置の消費電力を低減することができる。したがっ
て、例えば無線LAN装置のように組み込まれた受信回
路に電力を供給する携帯型パーソナルコンピュータや携
帯型端末の電源の消費電力を減らすことができ、携帯型
装置に組み込まれるバッテリーの小型化や、長時間動作
を可能とする。
【0113】なお本実施例におけるパスメモリ回路は、
ディジタル論理回路により構成されるものとして説明し
たが、これに限定されるものではない。例えば、パスメ
モリ回路をソフトウェアにより構成している場合でも、
本実施例におけるパスメモリ回路の構成を適用すること
により、従来のビタビ復号の他の部分を変更することな
く、ビタビ復号を行うことができる。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、従来のビタビ復号回路の生き残りパスを記憶
するパスメモリ回路と同数の保持手段を設けながら、動
作周波数を半分にして、同様の復号データを得ることが
できるため、処理能力を低下させることなく、消費電力
を低減化させることができる。さらに、周辺回路の変更
が不要なビタビ復号回路のパスメモリ回路を提供するこ
とができる。
【0115】また請求項2記載の発明によれば、クロッ
ク信号に同期して反転する出力信号を用いて、最終段の
記憶要素回路に保持されたデータを交互に選択出力させ
るようにしたので、装置の簡素化と、後段の回路に対し
て同期精度の優れた復号データを供給することができ
る。
【0116】さらに請求項3記載の発明によれば、保持
手段が多用される構成部分を相補型金属酸化膜半導体で
構成するようにしたので、データの遷移時に消費電力が
大きいFFなどの保持回路を用いた場合、動作周波数を
半分にすることによって消費電力もこれに比例してほぼ
半分にすることができる。
【0117】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
請求項1記載の発明のパスメモリ回路を従来のビタビ復
号回路にそのまま適用することができるので、ビタビ復
号回路の他の構成回路であるブランチメトリック計算回
路、ACS回路およびメトリックメモリ回路等の変更が
不要なため、低コストで、少ない開発工数により、低消
費電力化を実現するビタビ復号回路を提供することがで
きる。その結果として、情報通信システムにおける受信
装置の消費電力を低減することができる。したがって、
例えば無線LAN装置のように組み込まれた受信回路に
電力を供給する携帯型パーソナルコンピュータや携帯型
端末の電源の消費電力を減らすことができ、携帯型装置
に組み込まれるバッテリーの小型化や、長時間動作を可
能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるパスメモリ回路の原理的構成
を説明するための説明図である。
【図2】拘束長を3、パスメモリ段数を60とした場合
の本実施例におけるパスメモリ回路の構成の概要を示す
ブロック図である。
【図3】本実施例におけるパスメモリ回路の奇数段メモ
リ部の構成要部を示すブロック図である。
【図4】本実施例におけるパスメモリ回路の偶数段メモ
リ部の構成要部を示すブロック図である。
【図5】ビタビ復号回路の構成の概要を示すブロック図
である。
【図6】ACS回路の構成の概要を示すブロック図であ
る。
【図7】従来のパスメモリ回路の構成の概要を示すブロ
ック図である。
【図8】従来のパスメモリ回路を構成する記憶要素回路
の接続関係を示す説明図である。
【図9】従来のパスメモリ回路で、任意の時刻“T+
2”における記憶要素回路に記憶されているデータが、
時刻“T+1”および時刻Tにおいて、どの記憶要素回
路に記憶されていたかを示す説明図である。
【符号の説明】
19j 状態番号“j−1”のパスセレクト信号 19j/2 状態番号“j/2−1”のパスセレクト信号 19j/2+2∧(k-2) 状態番号“j/2+2k-2−1”の
パスセレクト信号 40(n-1)j、40nj 第n段のメモリ回路の状態番号
“j−1”の記憶要素回路 40(n-3)(j/4)、40(n-2)(j/4) 第(n−1)段のメ
モリ回路の状態番号“j/4−1”の記憶要素回路 40(n-3)(j/4+2∧(k-3))、40(n-2)(j/4+2∧(k-3))
第(n−1)段のメモリ回路の状態番号“j/4+2
k-3−1”の記憶要素回路 40(n-3)(j/4+2∧(k-2))、40(n-2)(j/4+2∧(k-2))
第(n−1)段のメモリ回路の状態番号“j/4+2
k-2−1”の記憶要素回路 40(n-3)(j/4+2∧(k-2)+2∧(k-3))、40
(n-2)(j/4+2∧(k-2)+2∧(k-3)) 第(n−1)段のメモ
リ回路の状態番号“j/4+2k-2+2k-3−1”の記憶
要素回路 41(n-1)j、41nj 4−1SEL 42(n-1)j、42nj、45j、46j FF 43j 状態“j”のパスセレクト信号生成回路 44j パスセレクト信号 47j 2−1SEL

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拘束長kによって定められる複数の状態
    ごとに第(m−1)段(mは2以上の自然数)の第(j
    /4)の状態(jは2k-1以下の自然数。ただし、除算
    結果は小数点切り上げとする。)、第(j/4+
    k-2)の状態、第(j/4+2k-3)の状態および第
    (j/4+2k-2+2k-3)の状態それぞれの記憶要素回
    路によって保持されたデータのうちから1つのデータを
    所定の選択信号にしたがって択一的に選択する選択手段
    と、この選択手段によって選択されたデータを所定のク
    ロック信号に同期して保持する保持手段とを備える第m
    段の第jの状態の記憶要素回路が互いに複数接続された
    第1および第2のメモリ回路と、 これら第1および第2のメモリ回路の最終段の記憶要素
    回路に前記状態ごとに保持されたデータを交互に選択出
    力する交互選択出力手段と、 前記クロック信号の半分の周期を単位とした1時刻前の
    第(j/2)および第(j/2+2k-2)の状態のパス
    セレクト信号を保持する第1および第2の保持手段と、 現時刻における第jの状態のパスセレクト信号に応じて
    これら第1および第2の保持手段に保持されたデータの
    うちいずれか一方を選択して前記選択信号を生成する選
    択信号生成手段とを具備することを特徴とするパスメモ
    リ回路。
  2. 【請求項2】 前記所定のクロック信号に同期して出力
    信号を反転する反転出力手段を備え、前記交互選択出力
    手段はこの反転出力手段によって反転された出力信号に
    基づいて前記状態ごとに保持されたデータを交互に選択
    出力することを特徴とする請求項1記載のパスメモリ回
    路。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記第1および第2のメモリ
    回路と、前記第1および第2の保持回路は、相補型金属
    酸化膜半導体によって構成されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のパスメモリ回路。
  4. 【請求項4】 受信データと想定される送信データとの
    ハミング距離に対応したブランチメトリック値を生成す
    るブランチメトリック値生成手段と、 このブランチメトリック値生成手段によって生成された
    ブランチメトリック値と第1のブランチメトリック値に
    第2のブランチメトリック値を生成し、これに基づいて
    拘束長によって定まる状態ごとに生き残りパスを選択す
    るパスセレクト信号を生成するパスセレクト信号生成手
    段と、 前記パスセレクト信号生成手段によって生成された第2
    のブランチメトリック値を一旦保持し、前記第1のブラ
    ンチメトリック値として前記パスセレクト信号生成手段
    に供給するブランチメトリック値記憶手段と、 拘束長kによって定められる複数の状態ごとに第(m−
    1)段(mは2以上の自然数)の第(j/4)の状態
    (jは2k-1以下の自然数。ただし、除算結果は小数点
    切り上げとする。)、第(j/4+2k-2)の状態、第
    (j/4+2k-3)の状態および第(j/4+2k-2+2
    k-3)の状態それぞれの記憶要素回路によって保持され
    たデータのうちから1つのデータを所定の選択信号にし
    たがって択一的に選択する選択手段と、この選択手段に
    よって選択されたデータを所定のクロック信号に同期し
    て保持する保持手段とを備える第m段の第jの状態の記
    憶要素回路が互いに複数接続された第1および第2のメ
    モリ回路と、 これら第1および第2のメモリ回路の最終段の記憶要素
    回路に前記状態ごとに保持されたデータを交互に選択出
    力する交互選択出力手段と、 前記クロック信号の半分の周期を単位とした1時刻前の
    第(j/2)および第(j/2+2k-2)の状態のパス
    セレクト信号を保持する第1および第2の保持手段と、 現時刻における第jの状態のパスセレクト信号に応じて
    これら第1および第2の保持手段に保持されたデータの
    うちいずれか一方を選択して前記選択信号を生成する選
    択信号生成手段とを具備することを特徴とするビタビ復
    号回路。
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