JP3351414B2 - ビタビ復号装置 - Google Patents

ビタビ復号装置

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JP3351414B2 JP2000075328A JP2000075328A JP3351414B2 JP 3351414 B2 JP3351414 B2 JP 3351414B2 JP 2000075328 A JP2000075328 A JP 2000075328A JP 2000075328 A JP2000075328 A JP 2000075328A JP 3351414 B2 JP3351414 B2 JP 3351414B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畳み込み符号の最
尤復号に用いられるビタビ復号装置に関し、特にパケッ
トデータ等の断続データの復号に際し、断続データを連
続して復号可能であり、また復号すべき断続データの繁
閑に即応して消費電力の軽減の図れるビタビ復号装置に
関する。
【従来の技術】
【0002】移動体通信、衛星通信等におけるディジタ
ル伝送の符号誤りの制御方式として、畳み込み符号とビ
タビ復号を用いた誤り制御方式がある。
【0003】符号化率R=1/2、拘束長K=3の畳み
込み符号をRE(Register Exchange)法により復号する
場合を例にとって従来のビタビ復号装置について説明す
る。
【0004】先ず、送信側で畳み込み符号を行う符号器
について説明する。図3は、符号化率R=1/2、拘束
長K=3の畳み込み符号器40を説明する概念図であ
り、拘束長Kと同じ段数(本例では3段)を有するシフ
トレジスタ42と、排他的論理和ゲート43、44とを
備えている。符号化データの各ビットは入力端子41か
ら順次シフトレジスタ42に入力され、排他的論理和ゲ
ート43はシフトレジスタ42の第1、第2及び第3段
の全てのビット論理の排他的論理和をPデータとして出
力端子45から、また排他的論理和ゲート44はシフト
レジスタ42の第1と第3段のビット論理の排他的論理
和をQデータとして出力端子46から出力する。
【0005】シフトレジスタ42の第1段及び第2段は
パケットデータの最初のビットの入力に先立って‘0’
に初期化され、また、パケットデータの最後のビットに
(拘束長K−1)個、本例では2個の‘0’(以下、特
定信号という。)を付加して畳み込み符号を行う。従っ
て、符号化するパケットデータのビット長をnとし、ビ
ット列をI1、I2、・・・、Inとするとき、入力端
子41より入力データ列I1、I2、・・・、In、
0、0がシンボル時刻毎に順次シフトレジスタ42に入
力され、出力端子45からPデータP1、P2、・・
・、Pn、P(n+1)、P(n+2)、また出力端子
46からQデータQ1、Q2、・・・、Qn、Q(n+
1)、Q(n+2)が出力される。
【0006】図6は、畳み込み符号器40による畳み込
み符号の生成規則をトレリス表現した図である。左上の
a、bはそれぞれシフトレジスタ42の第2、第1段の
ビット論理を表す。ビット論理のそれぞれの値{0、
0}、{0、1}、{1、0}、{1、1}の右側の矢
印の横の値は2a+bを10進数で表示した値であり、
以下この値を状態番号という。図6では、各シンボル時
刻m、m+1、・・・に○で示される各状態にある畳み
込み符号器40に‘0’が入力された場合の状態遷移が
実線矢印で、また‘1’が入力された場合の状態遷移が
破線矢印で表され、この時のPデータ、Qデータの出力
値が各矢印に付されている。例えば、状態番号0にある
畳み込み符号器40に‘0’が入力されるとP、Qデー
タ{0、0}を出力して状態番号0に遷移し、‘1’が
入力されるとP、Qデータ{1、1}を出力して状態番
号1に遷移する。
【0007】この畳み込み符号器40の出力Pデータ、
Qデータは送信信号に変調されて伝送され、受信側で復
調されてビタビ復号装置に入力される。ビタビ復号装置
は上記図6にトレリス表現される生成規則に従って復号
処理を行う。ビタビ復号にはトレースバック法とRE法
の2通りの方法があるが、復号遅延を短くしたい場合に
はRE方が優れている。図4はRE法による従来のビタ
ビ復号装置の構成例を示すブロック図であり、ブランチ
メトリック生成器12、ACS回路13、パスメモリ2
1、パスメトリックレジスタ15、最尤パス状態番号検
出器16、セレクタ17及びこれらを制御する制御回路
22を備えている。
【0008】送信側の畳み込み符号器40から出力され
るPデータ、Qデータは上記例では‘0’または‘1’
の2値データであるが、受信復調信号にはこれに様々な
伝送路雑音が付加されている。従って、Pデータ、Qデ
ータが伝送路雑音によりどのように変化しているかをビ
タビ復号装置に伝えるために、受信復調信号は一般に伝
送路雑音を一部含んだ軟判定データとして表現されブラ
ンチメトリック生成器12に入力される。図8はこの軟
判定データの一例で、本例では、‘0’または‘1’の
2値データの何れかであるべき値が、最も‘0’らしい
‘000’から最も‘1’らしい‘111’までの3ビ
ット幅、8段階の軟判定データとして表現されている。
【0009】ブランチメトリック生成器12は、入力端
子10、11から入力されるこの{軟判定Pデータ,軟
判定Qデータ}の組合わせに対して、対応する送信デー
タ{Pデータ,Qデータ}の組合わせが、{0、0}、
{0、1}、{1、0}及び{1、1}であったとした
場合の尤もらしさを表す値を、それぞれ(図4の例では
pビットの)ブランチメトリックλ0、λ1、λ2及び
λ3として算出し、ACS回路13に出力する。
【0010】パスメトリックレジスタ15は、畳み込み
符号器40の各状態番号に対応して、各シンボル時刻m
において、それぞれの状態番号に至る状態遷移の累積で
ある生き残りパスの尤もらしさを表すパスメトリックΓ
0(m)〜Γ3(m)の(図4の例ではqビットの)値
を保持する。
【0011】ACS回路13は、ブランチメトリック生
成器12の出力するブランチメトリックλ0、λ1、λ
2及びλ3と、パスメトリックレジスタ15に記憶され
ている1シンボル時刻前、例えば時刻mにおける畳み込
み符号器40の各状態番号にそれぞれ対応する各パスメ
トリックΓ0(m)、Γ1(m)、Γ2(m)及びΓ3
(m)から、当該時刻m+1における各パスメトリック
Γ0(m+1)、Γ1(m+1)、Γ2(m+1)及び
Γ3(m+1)を以下に述べるように算出し、パスメト
リックレジスタ15の内容を更新すると共に、その時点
でのパス選択信号S0、S1、S2及びS3をパスメモ
リ21に出力する。
【0012】図7はパスメトリックΓ0(m+1)、Γ
1(m+1)、Γ2(m+1)及びΓ3(m+1)の算
出過程をトレリス表現した図である。時刻m+1に状態
番号0に合流しているのは時刻mの状態番号0もしくは
状態番号2からの遷移である。状態番号0からの遷移で
ある場合の畳み込み符号器40の出力するPデータ、Q
データは{0、0}で、そのときのブランチメトリック
はλ0であり、状態番号2からの遷移である場合の畳み
込み符号器40の出力するPデータ、Qデータは{1、
1}で、ブランチメトリックはλ3である。時刻mの状
態番号0及び2のパスメトリックはそれぞれΓ0
(m)、Γ2(m)であるので、ACS回路13は、下
式のように、これらパスメトリックに、それぞれの遷移
に対応するブランチメトリックを加算(Add)し、比較
(Compare)し、より尤もらしい値を選択(Select)する
ことにより、時刻m+1の状態番号0に対応するパスメ
トリックΓ0(m+1)を得る。 Γ0(m+1)=max(Γ0(m)+λ0,Γ2
(m)+λ3) 但し、max(A,B)は、A、Bの大きい方を示す。
同様にして時刻m+1の状態番号1、2及び3に対応す
るパスメトリック Γ1(m+1)=max(Γ0(m)+λ3,Γ2(m)+λ0) Γ2(m+1)=max(Γ1(m)+λ1,Γ3(m)+λ2) Γ3(m+1)=max(Γ1(m)+λ2,Γ3(m)+λ1) を算出する。
【0013】また同時に、ACS回路13は状態番号0
〜3のそれぞれについて、そこに至るために選択された
パス遷移を示す枝値、すなわち、状態番号0または1か
らの遷移が選択された場合は‘0’、状態番号2または
3からの遷移が選択された場合は‘1’を、パス選択信
号S0、S1、S2またはS3としてパスメモリ21に
出力する。例えば、図7において時刻m+1の状態番号
3に合流するのは時刻mの状態番号1または3からの遷
移であり、状態番号1からの遷移が選択された場合、す
なわちΓ1(m)+λ1≧Γ3(m)+λ2の場合はS
3=0となり、状態番号3からの遷移が選択された場
合、すなわちΓ1(m)+λ1<Γ3(m)+λ2の場
合はS3=1となる。
【0014】図5は図4の従来のビタビ復号装置のパス
メモリ21の構成例を示すブロック図である。バスメモ
リ21は、Lを適宜の正整数とするとき、それぞれがパ
ス選択信号S0により制御されるセレクタ30とフリッ
プフロップ34とを有するL段の単位メモリからなり状
態番号0に対応する第1のメモリ群と、それぞれがパス
選択信号S1により制御されるセレクタ31とフリップ
フロップ35とを有する同じくL段の単位メモリからな
り状態番号1に対応する第2のメモリ群と、それぞれが
パス選択信号S2により制御されるセレクタ32とフリ
ップフロップ36とを有する同じくL段の単位メモリか
らなり状態番号2に対応する第3のメモリ群と、それぞ
れがパス選択信号S3により制御されるセレクタ33と
フリップフロップ37とを有する同じくL段の単位メモ
リからなり状態番号3に対応する第4のメモリ群とを備
えている。
【0015】第1〜第4の各メモリ群の第1段の単位メ
モリのセレクタ30、31、32、33は、対応するパ
ス選択信号S0、S1、S2、S3のそれぞれの論理レ
ベルに従って、‘0’または‘1’の論理レベルの何れ
かを選択し、第1段の単位メモリのフリップフロップ3
4、35、36、37は対応するセレクタの選択出力を
ラッチする。すなわちパス選択信号S0、S1、S2、
S3の論理レベルが‘0’のとき、対応するメモリ群の
第1段の単位メモリには論理レベル‘0’がラッチさ
れ、パス選択信号S0、S1、S2、S3の論理レベル
が‘1’のとき、対応するメモリ群の第1段の単位メモ
リには論理レベル‘1’がラッチされる。
【0016】また、kを2〜Lの任意の整数とすると
き、第1、第2の各メモリ群の第k段の単位メモリのセ
レクタ30、31は、対応するパス選択信号S0、S1
のそれぞれの論理レベルに従って、第1または第3のメ
モリ群の前段(k−1段)の単位メモリのフリップフロ
ップ34または36の何れかの出力を選択出力し、第k
段の単位メモリのフリップフロップ34、35は対応す
るセレクタ30、31の出力をそれぞれラッチする。す
なわちパス選択信号S0、S1の論理レベルが‘0’の
とき、対応する第1、第2のメモリ群のそれぞれの第k
段の単位メモリには前段の第1のメモリ群の単位メモリ
の出力がラッチされ、パス選択信号S0、S1の論理レ
ベルが‘1’のとき、対応する第1、第2のメモリ群の
第k段の単位メモリには前段の第3のメモリ群の単位メ
モリの出力がラッチされる。
【0017】同様に、第3、第4の各メモリ群の第k段
の単位メモリのセレクタ32、33は、対応するパス選
択信号S2、S3のそれぞれの論理レベルに従って、第
2または第4のメモリ群の前段(k−1段)の単位メモ
リのフリップフロップ35または37の何れかの出力を
選択し、第k段の単位メモリのフリップフロップ36、
37は対応するセレクタ32、33の出力をラッチす
る。すなわちパス選択信号S2、S3の論理レベルが
‘0’のとき、対応する第3、第4のメモリ群の第k段
の単位メモリには第2のメモリ群の前段の単位メモリの
出力がラッチされ、パス選択信号S2、S3の論理レベ
ルが‘1’のとき、対応する第3、第4のメモリ群の第
k段の単位メモリには第4のメモリ群の前段の単位メモ
リ出力がラッチされる。
【0018】従って、j番目(j=1〜n)のパケット
データIjの符号化データPj、Qjに対応する{軟判
定Pjデータ,軟判定Qjデータ}が図4のビタビ復号
装置に入力され、ACS回路13からパスメトリックΓ
0(j)〜Γ3(j)及びパス選択信号S0〜S3が出
力され、パスメモリ21の各メモリ群の各段の単位メモ
リにおいてセレクタ30〜33の選択出力がフリップフ
ロップ34〜37にラッチされた時点では、第1〜第4
のそれぞれのメモリ群の第1段から第k段の単位メモリ
には、対応する状態番号が最尤パスによる遷移の結果で
あると仮定した場合の2シンボル時刻前からk+1シン
ボル時刻前までのパケットデータI(j−2)〜I(j
−k−1)の推定値がラッチされる。
【0019】厳密な意味での最尤復号を行うには符号化
データ列の全てのメトリックを反映して最尤パスを決定
する必要があるが、このためには、符号化データ列の最
初のビットの複合データを得るために符号化データ列が
終了するまでビタビ復号を続ける必要があり、またパス
メモリ21の各メモリ群には符号化データ列長と同じ段
数の単位メモリを用意する必要がある。しかし、符号系
列長として拘束長Kの5〜6倍を確保すれば厳密な意味
での最尤復号に極めて近い復号が可能であり、このため
通常、パスメモリ21の段数Lは、例えばL=K×6=
18に設定される。
【0020】図4に戻り、パスメモリ21の第1〜第4
の各メモリ群の最終段の単位メモリのフリップフロップ
34〜37の出力はセレクタ17に出力される。最尤パ
ス状態番号検出器16はACS回路13より出力される
各シンボル時刻mにおけるパスメトリックΓ0(m)〜
Γ3(m)より、シンボル時刻毎の最尤パスに対応する
状態番号を検出し、セレクタ17に出力する。セレクタ
17は、最尤パス状態番号検出器16の出力に従って、
パスメモリ21の4出力の内から、最尤パスに対応する
メモリ群の出力を選択し、復号データ20として出力す
る。
【0021】従来のビタビ復号装置は以上のように構成
され、パケットデータI1〜Inおよび付加される特定
信号‘00’に対応する{軟判定Pjデータ,軟判定Q
jデータ}(j=1〜n+2)をブランチメトリック生
成器12に順次入力することにより、パケットデータの
最初のビットI1に対応する{軟判定P1データ,軟判
定Q1データ}の入力の後パスメモリの段数L+2シン
ボル時刻後からパケットデータI1、I2、・・・の最
尤復号データがセレクタ17から順次出力される。ま
た、{軟判定P(n+2)データ,軟判定Q(n+2)
データ}が入力された時点ではパケットデータI(n−
L+1)〜Inの最尤復号データが、パスメモリ21の
第1のメモリ群にラッチされている。従って符号化デー
タの最後のビットの受信軟判定データである{軟判定P
(n+2)データ,軟判定Q(n+2)データ}の入力
後、パスメモリの段数Lと同数組のダミー軟判定データ
{‘000’、‘000’}を入力しビタビ復号を続け
ることによりパケットデータ(n−L+1)〜Inの最
尤復号データを得ることができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べたように、従来のビタビ復号装置は符号化データ列の
最後のビットの受信軟判定データを入力後、パスメモリ
21の段数(L)分のダミー軟判定データを入力しビタ
ビ復号を続ける必要があった。このため、パケットデー
タのような断続データの復号に際し、先のパケットデー
タの符号化データ列の最後のビットの受信軟判定データ
を入力後Lシンボル時間以降でなければ次のパケットデ
ータの復号に着手できないという問題点があった。ま
た、符号化データ列の最後のビットの受信軟判定データ
を入力後、次の符号化データの復号を必要としない場合
であっても、ブランチメトリック生成器12、ACS回
路13、パスメモリ21、パスメトリックレジスタ1
5、最尤状態番号検出器16等をLシンボル時間動作さ
せL組のダミー軟判定データの復号を続ける必要があっ
た。
【0023】本発明は、これらの問題点を改善し、パケ
ットデータのような断続データの符号化データ列の復号
を連続して実行することができ、また、復号すべき断続
データの繁閑に即応して消費電力の軽減の図れるビタビ
復号装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るビタビ復号装置では、末尾に‘00’
等の特定信号を付加されたパケットデータ等伝送信号系
列から生成される符号化データ列の最後のビットに対応
する受信軟判定データである{軟判定P(n+2)デー
タ,軟判定Q(n+2)データ}が入力されパスメモリ
の更新がなされた時点で、パスメモリの、この特定信号
に対応するメモリ群のラッチ内容をシフトレジスタに並
列に取り込み、順次直列に出力することとした。
【0025】すなわち、本発明に係るビタビ復号装置
は、Kを3以上の整数とするとき、拘束長Kの畳み込み
符号器により、末尾にK−1ビットの特定信号を付加し
た伝送信号系列から生成される畳み込み符号を順次受信
し復号するビタビ復号装置であって、シンボル時刻ごと
の受信データから前記畳み込み符号器の取り得た複数の
状態遷移のそれぞれの尤もらしさを表すブランチメトリ
ックを算出するブランチメトリック生成器と、前記畳み
込み符号器の取り得る2K-1の状態のそれぞれについ
て、各シンボル時刻において当該状態に至る状態遷移の
累積である生き残りパスの尤もらしさを表すパスメトリ
ックの値を保持するパスメトリックレジスタと、前記2
K-1の状態のそれぞれについて、前記パスメトリックレ
ジスタに保持する1シンボル時刻前のパスメトリックの
値に、対応するブランチメトリックを加算し比較して、
より尤もらしい状態遷移を選択することにより、パスメ
トリックのそれぞれの値を更新し当該シンボル時刻のパ
スメトリックの値とすると共に、このより尤もらしい状
態遷移の選択情報をパス選択信号として出力するACS
回路と、Lを適宜の正整数とするとき、それぞれがL段
の単位メモリを備え、前記パス選択信号のそれぞれによ
って制御され、前記2K-1の状態のそれぞれに対応する
伝送信号系列の推定値をシンボル時刻ごとに順次シフト
しながら記憶する2K-1組のメモリ群と、外部から制御
され、この2K-1組のメモリ群の内の前記特定信号に対
応する1つのメモリ群の各段の単位メモリの記憶内容を
並列に取り込み順次出力するシフトレジスタとを有する
パスメモリと、前記2K-1の状態の内から、前記ACS
回路の更新するパスメトリックの値の最大値を与える1
つの状態を検出し出力する最尤パス状態番号検出器と、
前記パスメモリの2K-1組のメモリ群の内から、前記最
尤パス状態番号検出器の出力に対応する1つのメモリ群
を選択し、その最終段の単位メモリの記憶内容を出力す
る第1のセレクタと、外部から制御され、前記パスメモ
リのシフトレジスタの出力と、前記第1のセレクタの出
力の何れかを選択して復号信号として出力する第2のセ
レクタと、伝送信号系列の最初のビットに対応するパス
選択信号により前記パスメモリが制御された時点のL+
K−1シンボル時刻後から前記特定信号の最終ビットに
対応するパス選択信号により前記パスメモリが制御され
るシンボル時刻の間は、前記第1のセレクタの出力を選
択するよう前記第2のセレクタを制御し、前記特定信号
の最終ビットに対応するパス選択信号により前記パスメ
モリが制御された時点で前記パスメモリの前記特定信号
に対応する1つのメモリ群の記憶内容を取り込むよう前
記シフトレジスタを制御すると共に、以降Lシンボル時
刻の間、前記シフトレジスタの出力を選択するよう前記
第2のセレクタを制御する制御回路とを備えたことを特
徴とする。
【0026】また、拘束長3の畳み込み符号器により、
末尾に2ビットの特定信号‘00’を付加した伝送信号
系列から生成される畳み込み符号を順次受信し当該伝送
信号系列に復号するビタビ復号装置においては、シンボ
ル時刻ごとの受信データから前記畳み込み符号器の取り
得た4通りの状態遷移のそれぞれの尤もらしさを表すブ
ランチメトリックλ0、λ1、λ2、λ3を算出するブ
ランチメトリック生成器と、伝送信号の部分系列‘0
0’、‘01’、‘10’、‘11’のそれぞれが入力
された場合の前記畳み込み符号器の状態番号をそれぞれ
0、1、2、3とするとき、任意のシンボル時刻mにお
いて状態番号0〜3のそれぞれに至る状態遷移の累積で
ある生き残りパスのそれぞれの尤もらしさを表すパスメ
トリックΓ0(m)、Γ1(m)、Γ2(m)、Γ3
(m)の値を保持するパスメトリックレジスタと、状態
番号0〜3のそれぞれについて、前記パスメトリックレ
ジスタに保持する1シンボル時刻前のパスメトリックの
値Γ0(m)〜Γ3(m)と当該シンボル時刻m+1の
受信データのブランチメトリックλ0、λ1、λ2、λ
3から下式に従って当該シンボル時刻m+1のブランチ
メトリックの値Γ0(m+1)〜Γ3(m+1)を算
出、更新すると共に、 Γ0(m+1)=max(Γ0(m)+λ0,Γ2(m)+λ3) Γ1(m+1)=max(Γ0(m)+λ3,Γ2(m)+λ0) Γ2(m+1)=max(Γ1(m)+λ1,Γ3(m)+λ2) Γ3(m+1)=max(Γ1(m)+λ2,Γ3(m)+λ1) それぞれ下式条件、 Γ0(m)+λ0≧Γ2(m)+λ3 Γ0(m)+λ3≧Γ2(m)+λ0 Γ1(m)+λ1≧Γ3(m)+λ2 Γ1(m)+λ2≧Γ3(m)+λ1 が真の場合‘0’となり、否の場合‘1’となるパス選
択信号S0、S1、S2、S3を出力するACS回路
と、Lを適宜の正整数とするとき、それぞれがL段の単
位メモリを備え、前記状態番号0〜3のそれぞれに対応
し、前記パス選択信号S0〜S3のそれぞれによって制
御される第1、第2、第3および第4のメモリ群であっ
て、それぞれ対応するパス選択信号が‘0’のとき
‘0’をラッチし対応するパス選択信号が‘1’のとき
‘1’をラッチする初段単位メモリと対応するパス選択
信号が‘0’のとき第1のメモリ群の前段の単位メモリ
のラッチ内容をラッチし対応するパス選択信号が‘1’
のとき第3のメモリ群の前段の単位メモリのラッチ内容
をラッチする第2〜第L段の単位メモリを備えた第1お
よび第2のメモリ群と、対応するパス選択信号が‘0’
のとき‘0’をラッチし対応するパス選択信号が‘1’
のとき‘1’をラッチする初段単位メモリと対応するパ
ス選択信号が‘0’のとき第2のメモリ群の前段の単位
メモリのラッチ内容をラッチし対応するパス選択信号が
‘1’のとき第4のメモリ群の前段の単位メモリのラッ
チ内容をラッチする第2段〜第L段の単位メモリを備え
た第3および第4のメモリ群を有すると共に、外部から
制御され、前記第1のメモリ群の各段の単位メモリの記
憶内容を並列に取り込み順次出力するシフトレジスタを
有するパスメモリと、前記状態番号0〜3の内から、前
記ACS回路の算出、更新するパスメトリックの値の最
大値を与える状態番号を検出し出力する最尤パス状態番
号検出器と、前記パスメモリの第1〜第4のメモリ群の
内から、前記最尤パス状態番号検出器の出力に対応する
1つのメモリ群を選択し、その最終段の単位メモリのラ
ッチ内容を出力する第1のセレクタと、外部から制御さ
れ、前記パスメモリのシフトレジスタの出力と、前記第
1のセレクタの出力の何れかを選択して復号信号として
出力する第2のセレクタと、伝送信号系列の最初のビッ
トに対応するパス選択信号により前記パスメモリが制御
された時点のL+2シンボル時刻後から前記特定信号の
最終ビットに対応するパス選択信号により前記パスメモ
リが制御されるシンボル時刻の間は、前記第1のセレク
タの出力を選択するよう前記第2のセレクタを制御し、
前記特定信号の最終ビットに対応するパス選択信号によ
り前記パスメモリが制御された時点で前記第1のメモリ
群の記憶内容を取り込むよう前記シフトレジスタを制御
すると共に、以降Lシンボル時刻の間、前記シフトレジ
スタの出力を選択するよう前記第2のセレクタを制御す
る制御回路とを備えたことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
ビタビ復号装置の構成例を示すブロック図であり、図4
の従来のビタビ復号装置の構成と同様符号化率R=1/
2、拘束長K=3の畳み込み符号のビタビ復号を行う場
合の例を示す。図4の従来のビタビ復号装置の構成に比
べて、パスメモリ21、制御回路22がそれぞれパスメ
モリ14、制御回路19に置き替わっている他、第2の
セレクタ18を備えている。
【0028】図2は図1のパスメモリ14の構成例を示
すブロック図で、それぞれL段の第1〜第4のメモリ群
からなる図5のパスメモリ21の構成に加えて、制御回
路19から出力されるロード信号により制御され、第1
のメモリ群の各単位メモリのフリップフロップ34のラ
ッチ内容を並列に取り込み順次シリアルに出力するシフ
トレジスタ38を備えている。
【0029】以下、図1、図2を参照して本実施形態に
係るビタビ復号装置の動作について説明する。
【0030】図4の従来のビタビ復号装置におけると同
様に、ブランチメトリック生成器12は、入力端子1
0、11から入力される{軟判定Pデータ,軟判定Qデ
ータ}の組合わせに対して、対応する送信データ{Pデ
ータ,Qデータ}の組合わせが、{0、0}、{0、
1}、{1、0}及び{1、1}であったとした場合の
尤もらしさを表す値を、それぞれpビットのブランチメ
トリックλ0、λ1、λ2及びλ3として算出し、AC
S回路13に出力する。
【0031】パスメトリックレジスタ15は、送信側の
畳み込み符号器の各状態番号に対応して、各シンボル時
刻mにおいて、それぞれの状態番号に至る状態遷移の累
積である生き残りパスの尤もらしさを表すパスメトリッ
クΓ0(m)〜Γ3(m)の値を保持する。
【0032】ACS回路13は、ブランチメトリック生
成器12の出力するブランチメトリックλ0、λ1、λ
2及びλ3と、パスメトリックレジスタ15に記憶され
ている1シンボル時刻前、例えば時刻mにおける畳み込
み符号器40の各状態番号にそれぞれ対応する各パスメ
トリックΓ0(m)、Γ1(m)、Γ2(m)及びΓ3
(m)から、当該時刻m+1における各パスメトリック
Γ0(m+1)、Γ1(m+1)、Γ2(m+1)及び
Γ3(m+1)を図4のACS回路13と同様に算出
し、パスメトリックレジスタ15の内容を更新すると共
に、その時点でのパス選択信号S0、S1、S2及びS
3をパスメモリ14に出力する。
【0033】また、パスメモリ14の第1〜第4のメモ
リ群は、それぞれパス選択信号S0〜S1により、図4
のパスメモリ21の第1〜第4のメモリ群と同様に制御
される。すなわちパス選択信号S0、S1、S2、S3
の論理レベルが‘0’のとき、対応するメモリ群の第1
段の単位メモリには論理レベル‘0’がラッチされ、パ
ス選択信号S0、S1、S2、S3の論理レベルが
‘1’のとき、対応するメモリ群の第1段の単位メモリ
には論理レベル‘1’がラッチされる。
【0034】また、kを2〜Lの任意の整数とすると
き、パス選択信号S0、S1の論理レベルが‘0’のと
き、対応する第1、第2のメモリ群のそれぞれの第k段
の単位メモリには前段の第1のメモリ群の単位メモリの
出力がラッチされ、パス選択信号S0、S1の論理レベ
ルが‘1’のとき、対応する第1、第2のメモリ群の第
k段の単位メモリには前段の第3のメモリ群の単位メモ
リの出力がラッチされる。
【0035】同様に、パス選択信号S2、S3の論理レ
ベルが‘0’のとき、対応する第3、第4のメモリ群の
第k段の単位メモリには第2のメモリ群の前段の単位メ
モリの出力がラッチされ、パス選択信号S2、S3の論
理レベルが‘1’のとき、対応する第3、第4のメモリ
群の第k段の単位メモリには第4のメモリ群の前段の単
位メモリ出力がラッチされる。
【0036】図1に戻り、パスメモリ14の第1〜第4
の各メモリ群の最終段の単位メモリのラッチ内容はセレ
クタ17に出力される。最尤パス状態番号検出器16は
ACS回路13より出力される各シンボル時刻mにおけ
るパスメトリックΓ0(m)〜Γ3(m)より、シンボ
ル時刻毎の最尤パスに対応する状態番号を検出し、セレ
クタ17に出力する。セレクタ17は、最尤パス状態番
号検出器16の出力に従って、パスメモリ21の4出力
の内から、最尤パスに対応するメモリ群の出力を選択
し、復号データ20として出力する。
【0037】制御回路19は、パケットデータI1〜I
nおよび付加される特定信号‘00’に対応する{軟判
定Pjデータ,軟判定Qjデータ}(j=1〜n+2)
がブランチメトリック生成器12に順次入力されている
間、セレクタ17の出力を選択するよう第2のセレクタ
18を制御する。
【0038】従って、図4の従来のビタビ復号装置と同
様に、パケットデータの最初のビットI1に対応する
{軟判定P1データ,軟判定Q1データ}の入力の後パ
スメモリの段数L+2シンボル時刻後からパケットデー
タI1、I2、・・・の最尤復号データが第2のセレク
タ18から順次出力される。また、符号化データ列の最
後のビットの受信軟判定データである{軟判定P(n+
2)データ,軟判定Q(n+2)データ}が入力され、
対応するパスメモリ14の更新が完了した時点ではパケ
ットデータI(n−L+1)〜Inの最尤復号データ
が、特定信号‘00’、すなわち状態番号0に対応する
パスメモリ14の第1のメモリ群のL段の各単位メモリ
にラッチされている。
【0039】図1の本実施形態に係る制御回路19は、
この時点でロード信号をオンとし、パスメモリ14の第
1のメモリ群のL段の各単位メモリのラッチ内容を並列
に取り込むようシフトレジスタ38を制御し、また、こ
の時点以降Lシンボル時刻の間シフトレジスタ38の出
力を復号データ20として選択するよう第2のセレクタ
18を制御する。このことによりダミー軟判定データを
入力しビタビ復号を続けることなくパケットデータ(n
−L+1)〜Inの最尤復号データを得ることができ
る。
【0040】従って、符号化データ列の最後のビットの
受信軟判定データである{軟判定P(n+2)データ,
軟判定Q(n+2)データ}を入力した後、直に次の符
号化データ列の最初のビットの受信軟判定データが入力
されても、第1〜第4のメモリ群を用いてビタビ複合処
理を開始することができる。また、次の符号化データ列
が受信されない場合には、直にブランチメトリック生成
器12、ACS回路13、パスメトリックレジスタ1
5、最尤パス状態番号検出器16、さらにはパスメモリ
14の第1〜第4のメモリ群の動作を停止することがで
き、消費電力の低減を図ることができる。
【0041】以上、特定信号‘00’を付加して得られ
る拘束長3の畳み込み符号の復号を例として本発明の一
実施形態について述べたが、本発明の範囲は本実施形態
に限られるものではなく、例えば、末尾に特定信号‘1
1’を付加して畳み込み符号化を行い、パスメモリ14
のシフトレジスタ38は、状態番号3に対応する第4の
メモリ群の各単位メモリの内容を取り込む構成としても
良い。また、拘束長K>3の場合は、畳み込み符号器の
取り得る2K-1の状態に対応してパスメモリに2K-1のメ
モリ群を設け、シフトレジスタ38は、末尾に付加する
K−1ビットの特定信号により定義される状態番号に対
応する一つのメモリ群のラッチ内容を並列に取り込むこ
ととすればよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るビタ
ビ復号装置によれば、パスメモリ14にシフトレジスタ
38を設け、符号化データ列の最後のビットに対応する
メモリ群の更新が完了した時点で最尤パスに対応するメ
モリ群の復号内容をシフトレジスタ38に取り込み、セ
レクタ18によって、メモリ群の出力とシフトレジスタ
38の出力とを切替えて復号データを得ることとしたの
で、パケットデータのような断続データの符号化データ
列の復号を連続して実行することができ、また、復号す
べき断続データの繁閑に即応して消費電力の軽減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るビタビ復号装置の構
成例を示すブロック図である。
【図2】図1のパスメモリ14の構成例を示すブロック
図である。
【図3】符号化率R=1/2、拘束長K=3の畳み込み
符号器40を説明する概念図である。
【図4】RE法による従来のビタビ復号装置の構成例を
示すブロック図である。
【図5】図4の従来のビタビ復号装置のパスメモリ21
の構成例を示すブロック図である。
【図6】畳み込み符号器40による畳み込み符号の生成
規則をトレリス表現した図である。
【図7】パスメトリックΓ0(m+1)、Γ1(m+
1)、Γ2(m+1)及びΓ3(m+1)の算出過程を
トレリス表現した図である。
【図8】軟判定データの一例を示す図である。
【符号の説明】
10、11、41 入力端子 12 ブランチメトリック生成器 13 ACS回路 14、21 パスメモリ 15 パスメトリックレジスタ 16 最尤パス状態番号検出器 17、18、30、31、32、33 セレクタ 19、22 制御回路 20 復号データ 34、35、36、37 フリップフロップ 38、42 シフトレジスタ 40 畳み込み符号器 43、44 排他的論理和ゲート 45、46 出力端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Kを3以上の整数とするとき、拘束長K
    の畳み込み符号器により、末尾にK−1ビットの特定信
    号を付加した伝送信号系列から生成される畳み込み符号
    を順次受信し復号するビタビ復号装置において、 シンボル時刻ごとの受信データから前記畳み込み符号器
    の取り得た複数の状態遷移のそれぞれの尤もらしさを表
    すブランチメトリックを算出するブランチメトリック生
    成器と、 前記畳み込み符号器の取り得る2K-1の状態のそれぞれ
    について、各シンボル時刻において当該状態に至る状態
    遷移の累積である生き残りパスの尤もらしさを表すパス
    メトリックの値を保持するパスメトリックレジスタと、 前記2K-1の状態のそれぞれについて、前記パスメトリ
    ックレジスタに保持する1シンボル時刻前のパスメトリ
    ックの値に、対応するブランチメトリックを加算し比較
    して、より尤もらしい状態遷移を選択することにより、
    パスメトリックのそれぞれの値を更新し当該シンボル時
    刻のパスメトリックの値とすると共に、このより尤もら
    しい状態遷移の選択情報をパス選択信号として出力する
    ACS回路と、 Lを適宜の正整数とするとき、それぞれがL段の単位メ
    モリを備え、前記パス選択信号のそれぞれによって制御
    され、前記2K-1の状態のそれぞれに対応する伝送信号
    系列の推定値をシンボル時刻ごとに順次シフトしながら
    記憶する2K-1組のメモリ群と、外部から制御され、こ
    の2K-1組のメモリ群の内の前記特定信号に対応する1
    つのメモリ群の各段の単位メモリの記憶内容を並列に取
    り込み順次出力するシフトレジスタとを有するパスメモ
    リと、 前記2K-1の状態の内から、前記ACS回路の更新する
    パスメトリックの値の最大値を与える1つの状態を検出
    し出力する最尤パス状態番号検出器と、 前記パスメモリの2K-1組のメモリ群の内から、前記最
    尤パス状態番号検出器の出力に対応する1つのメモリ群
    を選択し、その最終段の単位メモリの記憶内容を出力す
    る第1のセレクタと、 外部から制御され、前記パスメモリのシフトレジスタの
    出力と、前記第1のセレクタの出力の何れかを選択して
    復号信号として出力する第2のセレクタと、 伝送信号系列の最初のビットに対応するパス選択信号に
    より前記パスメモリが制御された時点のL+K−1シン
    ボル時刻後から前記特定信号の最終ビットに対応するパ
    ス選択信号により前記パスメモリが制御されるシンボル
    時刻の間は、前記第1のセレクタの出力を選択するよう
    前記第2のセレクタを制御し、前記特定信号の最終ビッ
    トに対応するパス選択信号により前記パスメモリが制御
    された時点で前記パスメモリの前記特定信号に対応する
    1つのメモリ群の記憶内容を取り込むよう前記シフトレ
    ジスタを制御すると共に、以降Lシンボル時刻の間、前
    記シフトレジスタの出力を選択するよう前記第2のセレ
    クタを制御する制御回路とを備えたことを特徴とするビ
    タビ復号装置。
  2. 【請求項2】 拘束長3の畳み込み符号器により、末尾
    に2ビットの特定信号‘00’を付加した伝送信号系列
    から生成される畳み込み符号を順次受信し当該伝送信号
    系列に復号するビタビ復号装置において、 シンボル時刻ごとの受信データから前記畳み込み符号器
    の取り得た4通りの状態遷移のそれぞれの尤もらしさを
    表すブランチメトリックλ0、λ1、λ2、λ3を算出
    するブランチメトリック生成器と、 伝送信号の部分系列‘00’、‘01’、‘10’、
    ‘11’のそれぞれが入力された場合の前記畳み込み符
    号器の状態番号をそれぞれ0、1、2、3とするとき、
    任意のシンボル時刻mにおいて状態番号0〜3のそれぞ
    れに至る状態遷移の累積である生き残りパスのそれぞれ
    の尤もらしさを表すパスメトリックΓ0(m)、Γ1
    (m)、Γ2(m)、Γ3(m)の値を保持するパスメ
    トリックレジスタと、 状態番号0〜3のそれぞれについて、前記パスメトリッ
    クレジスタに保持する1シンボル時刻前のパスメトリッ
    クの値Γ0(m)〜Γ3(m)と当該シンボル時刻m+
    1の受信データのブランチメトリックλ0、λ1、λ
    2、λ3から下式、 Γ0(m+1)=max(Γ0(m)+λ0,Γ2(m)+λ3) Γ1(m+1)=max(Γ0(m)+λ3,Γ2(m)+λ0) Γ2(m+1)=max(Γ1(m)+λ1,Γ3(m)+λ2) Γ3(m+1)=max(Γ1(m)+λ2,Γ3(m)+λ1) に従って当該シンボル時刻m+1のブランチメトリック
    の値Γ0(m+1)〜Γ3(m+1)を算出、更新する
    と共に、それぞれ下式条件、 Γ0(m)+λ0≧Γ2(m)+λ3 Γ0(m)+λ3≧Γ2(m)+λ0 Γ1(m)+λ1≧Γ3(m)+λ2 Γ1(m)+λ2≧Γ3(m)+λ1 が真の場合‘0’となり、否の場合‘1’となるパス選
    択信号S0、S1、S2、S3を出力するACS回路
    と、 Lを適宜の正整数とするとき、それぞれがL段の単位メ
    モリを備え、前記状態番号0〜3のそれぞれに対応し、
    前記パス選択信号S0〜S3のそれぞれによって制御さ
    れる第1、第2、第3および第4のメモリ群であって、
    それぞれ対応するパス選択信号が‘0’のとき‘0’を
    ラッチし対応するパス選択信号が‘1’のとき‘1’を
    ラッチする初段単位メモリと対応するパス選択信号が
    ‘0’のとき第1のメモリ群の前段の単位メモリのラッ
    チ内容をラッチし対応するパス選択信号が‘1’のとき
    第3のメモリ群の前段の単位メモリのラッチ内容をラッ
    チする第2〜第L段の単位メモリを備えた第1および第
    2のメモリ群と、それぞれ対応するパス選択信号が
    ‘0’のとき‘0’をラッチし対応するパス選択信号が
    ‘1’のとき‘1’をラッチする初段単位メモリと対応
    するパス選択信号が‘0’のとき第2のメモリ群の前段
    の単位メモリのラッチ内容をラッチし対応するパス選択
    信号が‘1’のとき第4のメモリ群の前段の単位メモリ
    のラッチ内容をラッチする第2段〜第L段の単位メモリ
    を備えた第3および第4のメモリ群を有すると共に、外
    部から制御され、前記第1のメモリ群の各段の単位メモ
    リの記憶内容を並列に取り込み順次出力するシフトレジ
    スタを有するパスメモリと、 前記状態番号0〜3の内から、前記ACS回路の算出、
    更新するパスメトリックの値の最大値を与える状態番号
    を検出し出力する最尤パス状態番号検出器と、 前記パスメモリの第1〜第4のメモリ群の内から、前記
    最尤パス状態番号検出器の出力に対応する1つのメモリ
    群を選択し、その最終段の単位メモリのラッチ内容を出
    力する第1のセレクタと、 外部から制御され、前記パスメモリのシフトレジスタの
    出力と、前記第1のセレクタの出力の何れかを選択して
    復号信号として出力する第2のセレクタと、 伝送信号系列の最初のビットに対応するパス選択信号に
    より前記パスメモリが制御された時点のL+2シンボル
    時刻後から前記特定信号の最終ビットに対応するパス選
    択信号により前記パスメモリが制御されるシンボル時刻
    の間は、前記第1のセレクタの出力を選択するよう前記
    第2のセレクタを制御し、前記特定信号の最終ビットに
    対応するパス選択信号により前記パスメモリが制御され
    た時点で前記第1のメモリ群の記憶内容を取り込むよう
    前記シフトレジスタを制御すると共に、以降Lシンボル
    時刻の間、前記シフトレジスタの出力を選択するよう前
    記第2のセレクタを制御する制御回路とを備えたことを
    特徴とするビタビ復号装置。
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